JPH042486Y2 - - Google Patents

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JPH042486Y2
JPH042486Y2 JP19789886U JP19789886U JPH042486Y2 JP H042486 Y2 JPH042486 Y2 JP H042486Y2 JP 19789886 U JP19789886 U JP 19789886U JP 19789886 U JP19789886 U JP 19789886U JP H042486 Y2 JPH042486 Y2 JP H042486Y2
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coil
antenna
connecting fitting
capacitive element
rod
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコードレステレホンや自動車電話等の
双方向通信において使用される送信周波数と受信
周波数とが互いに異なり、これを1本のアンテナ
で給電するようにしたマルチバンドホイツプアン
テナに関する。
〔従来の技術〕
従来この種のマルチバンドアンテナとしては、
第3図に示す様なものがある。
図において、アンテナ10は接栓11の信号接
続導体12にコイルエレメント13の基端が固定
され、このエレメント13の中心軸上に絶縁被覆
された棒状導体14が配設され、その基端が信号
接続導体12に固定されている。そして、エレメ
ント13の外周は絶縁物からなるチユーブ15が
被せられ、更に上端に絶縁キヤツプ16が被せら
れている。なお、コイルエレメント13と棒状導
体14及びチユーブ15は弾性を有し、アンテナ
全体は弾性変形可能に構成されている。かかる構
成において、コイルエレメント13と棒状導体1
4は、それぞれ異なる共振周波数を備えており、
2つの共振周波数、即ちマルチバンドアンテナを
構成している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、コードレステレホンや自動車電話用
では、送信周波数と受信周波数とが、わずかに相
違して設定される必要があるが、従来のアンテナ
ではこの設定が難しい。
即ち、通常はコイルエレメント13の長さl1
棒状導体14の長さl2とはl1≧l2に設定されてい
る。そして、一方のコイルエレメント13が螺旋
状であるのに対して、他方の棒状導体14は直線
状であり、双方の電気長は大巾に相違する。この
結果、例えばコイルエレメント13を144MHzの
共振周波数に設定した場合、棒状導体14は
430MHzの共振周波数となり、2つの周波数を接
近して設定することが出来ない。従つて、コード
レステレホンや自動車電話用としては適していな
かつた。また、従来のアンテナの棒状導体14の
上端部は、自由端であつてコイルエレメント13
に固定されていない。このため、アンテナに外力
が加わるとエレメントは弾性変形し、棒状導体1
4はコイルエレメント13の中心軸上からずれ、
棒状導体14とコイルエレメント13間に存在す
る浮遊容量が変化する。従つて、共振周波数が変
動し易く、不安定であつた。又、アンテナ全体が
同軸導体から成つているので全体に太く構成せざ
るを得ず、ハンデイ機器用のアンテナなどに対し
ては、アンテナのみ太く強調され見苦しく、かつ
使いにくい点がある。
よつてアンテナ自体はよりスリムなものが望ま
しく、またフレキシブル性を有しないアンテナ、
例えば過に公知のロツドアンテナのスリムな形状
であつて前記問題点が解決された製品であれば、
取付ける機器によつては、要望されるという多様
性も必要である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上気した問題点に鑑み成されたもので
あり、近接した送信周波数及び受信周波数に対し
ても容量変化等が生じることなく電気的に安定し
た動作が得られ、また必要周波数に対して高精度
で製造できるマルチバンドホイツプアンテナを提
供するものである。
本考案のマルチバンドホイツプアンテナは、ア
ンテナエレメントの先端に嵌合する筒状の導電性
接続金具と、該接続金具に中心導体が電気的に接
続され、該中心導体の周囲を弾性絶縁体で被覆し
た棒状の容量素子部材と、該容量素子部材の周囲
に同軸的に配設しその下部が前記接続金具と電気
的に接続するコイルと、該コイルを保持する螺旋
溝を内面に形成し基部が前記接続金具と嵌合して
保持される絶縁性キヤツプとを備え、前記容量素
子部材とコイルによるトラツプ回路を絶縁性キヤ
ツプ内に構成したものである。
〔作用〕
上記手段において、容量素子部材は接続金具を
介してアンテナエレメントに直列接続される。ま
たコイルも前記接続金具を介してアンテナエレメ
ントに直列接続され、容量素子部材とコイルの並
列回路によるトラツプ回路が構成される。前記コ
イルは絶縁性キヤツプの螺旋溝に嵌合し、所定ピ
ツチで保持される。
〔考案の実施例〕
以下本考案の実施例を図面と共に説明する。
第1図において、アンテナエレメント1は導電
性の金属パイプを従来公知の伸縮手段により構成
されている。ただし、不使用時にアンテナエレメ
ントを短縮する必要がなければ単一の金属パイプ
でもよい。導電性の接続金具2は中間の径大部2
a、その上下に径小部2b,2cを有し、中心に
貫通孔2dを設けている。下方の径小部2cはア
ンテナエレメント1の上側から嵌合されている。
容量素子部材3は棒状の同軸ケーブルの外周の編
素線を取り除き、中心導体3aとその周囲に被覆
した太径の弾性絶縁体3bとで構成され、弾性絶
縁体3b内の中心導体3aは突出した下方が接続
金具2の貫通孔2dに嵌挿され、接続金具2の下
側の径小部2cに突出して該接続金具体2と半田
付される。コイル4はその下部が接続金具2の上
側径小部2bの周囲に巻回され、半田付により接
続金具2と固定及び電気的接続を行う。キヤツプ
5はABS等の絶縁性樹脂から構成され、その内
面は下端を除いて一定ピツチで螺旋溝5aが穿設
されている。該キヤツプ5は上端が閉塞され、下
端が開放された筒体であり、下端が接続金具2の
径大部2a及びアンテナエレメント1に嵌合さ
れ、螺旋溝5aのピツチにコイル4が螺合してコ
イル4を所定ピツチで保持している。
以上より、第2図等価回路に示す如く、容量素
子部材3とコイル4とは各々アンテナエレメント
1に直列接続され、各々は並列回路となつてトラ
ツプ回路6を構成している。該トラツプ回路6の
コイル4によりアンテナの共振波長を電気的に長
くし、容量素子部材3により共振波長を電気的に
短くする。この各々の共振波長を送受の周波数に
対応させることにより、互いに異なる送受周波数
を給電することができ、マルチバンド化が図れ
る。
次に上記構成において、製造工程について説明
する。
まず、接続金具2に容量素子3を立て、中心導
体3aを貫通孔2dに通してその突出部を半田等
で接続金具2に接続する。
次に、あらかじめスペース巻きされたコイル4
の下端の密着巻部を接続金具2の上側径小部2b
に挿入し、半田等で固定し、前記容量素子3の周
囲にこのコイル4を同軸的に配置する。その状態
で接続金具2の下側径小部2cをアンテナエレメ
ント1のパイプに挿通し、両側からカシメ等の手
段で嵌合する。その後、摘みに当る樹脂キヤツプ
5の螺旋溝5aをコイル4にネジ込んでゆく。所
定位置までネジ込んだら、樹脂キヤツプ5下端内
面と接続金具2の外周面とを接着その他の固定手
段で結合する。
そして、キヤツプ5の内面に所定のピツチ及び
深さで形成されている螺旋溝5aに、あらかじめ
巻かれているとはいえそのピツチは部分的に不均
一であり、かつ左右にたわんでいるコイル4が螺
合することにより正確なピツチ、直進度が矯正さ
れてネジ込まれ所定位置に配置されると同時に、
この挿入時に容量素子部材3も素子側の弾性がキ
ヤツプ5の螺旋溝5aの山部に支持され、直進度
が保障され正確なピツチ及び直進度の保持によ
り、所定の周波数マツチングが得られ、かつ外部
影響も引出したりする摘みによつて保護され、使
用時にコイルピツチの変化が生じることなく、イ
ンダクタンスのバラツキがない。また容量素子部
材3も前記理由によりコイル4との間隙が一定で
かつ安定するので浮遊容量のバラツキがなく、性
能の安定が図られる。しかも、下方は従来のロツ
ドアンテナと同様のアンテナエレメントであつ
て、いわばロツドアンテナの先端部に通常施され
ている飾り玉としての摘みキヤツプ5内に前記容
量素子とコイルとを装填したので、従来公知のロ
ツドアンテナの感覚で2つの周波数の送受信を行
なうことができる。
〔考案の効果〕
以上の如く本考案によれば、使用時におけるコ
イル自立性及び容量素子部材とコイル間の安定化
が図れ、特に近接した2つの周波数で送受信を行
なう場合に安定した性能が得られる。
また、外観上は従来のホイツプアンテナと変ら
ないため、ホイツプアンテナのスリムな感覚及び
使用感が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るマルチバンドホイツプア
ンテナの構成を示す断面図、第2図は第1図にお
ける等価回路を示す図、第3図は従来のマルチバ
ンドホイツプアンテナを示す図である。 1……アンテナエレメント、2……接続金具、
2a……径大部、2b,2c……径小部、2d…
…貫通孔、3……容量素子部材、3a……中心導
体、3b……弾性絶縁体、4……コイル、5……
絶縁性キヤツプ、5a……螺旋溝、6……トラツ
プ回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アンテナエレメントの先端に嵌合する筒状の導
    電性接続金具と、該接続金具に中心導体が電気的
    に接続され、該導体の周囲を弾性絶縁体で被覆し
    た棒状の容量素子部材と、該容量素子部材の周囲
    に同軸的に配設しその下部が前記接続金具と電気
    的に接続するコイルと、該コイルを保持する螺旋
    溝を内面に形成し基部が前記接続金具と嵌合して
    保持される絶縁性キヤツプとを備え、前記容量素
    子部材とコイルによるトラツプ回路を絶縁性キヤ
    ツプ内に構成したことを特徴とするマルチバンド
    ホイツプアンテナ。
JP19789886U 1986-12-23 1986-12-23 Expired JPH042486Y2 (ja)

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JP19789886U JPH042486Y2 (ja) 1986-12-23 1986-12-23

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JPS63102309U JPS63102309U (ja) 1988-07-04
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