JPH04245562A - フーリエ変換装置 - Google Patents

フーリエ変換装置

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JPH04245562A
JPH04245562A JP3031928A JP3192891A JPH04245562A JP H04245562 A JPH04245562 A JP H04245562A JP 3031928 A JP3031928 A JP 3031928A JP 3192891 A JP3192891 A JP 3192891A JP H04245562 A JPH04245562 A JP H04245562A
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Toshiro Nakazuru
敏朗 中水流
Shigeaki Okuya
茂明 奥谷
Shinichi Kubo
慎一 久保
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は離散フーリエ変換を高速
に行う高速フーリエ変換装置に関する。高速フーリエ変
換装置には、フーリエ変換の対象のN個のデータを多点
並列に入力し変換する方法と、基数2フーリエ変換パイ
プライン(基数2FFTパイプライン)により変換を行
う方法がある。
【0002】前者はフーリエ変換点数(FFT点数)が
大きくなると並列に入力する並列度も高くなり多数のハ
ードウェアが必要になる。またそのようなハードウェア
を用意しておいても、入力データによっては速い変換を
必要としない場合もあり、並列度の高いフーリエ変換回
路(FFT)を用意しておくことはハードウェアの無駄
となる場合がある。
【0003】また後者はハードウェア量は前者より少な
いが並列度が低いためデータの入力速度が速い場合には
十分対応しきれない場合がある。本発明は、FFT点数
と、必要とする処理速度に応じて、ハードウェアに無駄
を生じないように柔軟に並列度を定めることのできる高
速フーリエ変換装置を提供することを目的とする。
【0004】
【従来の技術】図4は従来の多点並列に入力したデータ
をフーリエ変換する場合の構成を示す。  図はFFT
点数N=m×n(但しm,nは正整数)をm点づつ並列
に入力して変換する場合の構成を示す。N個のデータに
ついてフーリエ変換する場合,先ずN=m×n(m,n
は正整数)のm点についてm点フーリエ変換を行う。次
に、得られたm個のデータについて捻り係数を乗算する
。以上の処理をn回行い、得られたN点のデータを並べ
変える。そして、そのN点のデータについて、m=n×
k(n,kは正整数)としてn個づつのデータをk個並
列のn点FFTにおいて変換する。その処理をn回行う
ことにより,N個のフーリエ変換結果を得る。
【0005】図において、31はデータの並び変え回路
であって、時系列データを並列に並び変える回路である
。32はm点のデータを並列に入力して、m点を高速フ
ーリエ変換するm点FFT回路である。33はm点のF
FTの出力に捻り係数乗算を行う捻り係数乗算部、34
はm点フーリエ変換をn回行ったN個の結果のデータ並
び変え回路、35〜36はn点フーリエ変換回路(n点
FFT回路)である。時系列の直列データ(N=m×n
)はデータ並び変え回路31において並列データに並び
変えられ、m点づつ並列にm点FFT回路32に入力さ
れる。
【0006】m点FFT回路32により得られたデータ
は捻り係数乗算部33において係数を乗算する。m個づ
つの並列データをm点FFTによりn回行うことにより
得られたN個のデータはデータ並び変え回路34におい
てデータの並び変えを行って、k個のn点FFT回路3
5〜36に入力され、フーリエ変換する。その処理をn
回行うことによりN個の変換結果を得る。
【0007】入力点数がm=2s で表される場合には
基数2のフーリエ変換をs回くり返すことにより変換結
果を得ることができる。図5〜図13により16点を処
理する場合の基数2FFTパイプラインを説明する。図
5は、基数2FFTパイプラインにおいて使用するバタ
フライ回路を示す。図のバタフライ回路38の動作は2
つの入力AとBに対して出力としてA+WS ×BとA
−WS ×Bを得るものである(但しW=exp(−2
π×j/N),sは整数)。
【0008】図6は16点基数2のFFTパイプライン
における処理の流れを示す。図において、40〜41は
それぞれ16点の入力データを8点ずつ格納するレジス
タである(SR1A,SR1Bについては後述する)。 50はバタフライ回路(BUT1)であって、W=ex
p(−2πj/16),s=0であるものである。
【0009】42〜43はバタフライ回路50で変換さ
れたデータを格納するレジスタである(SR2A,SR
2Bについては後述する)。図の意味は次の通りである
。16点の入力データはレジスタ40,41に入力され
る。そしてレジスタ40と41の点0と点8のデータが
バタフライ回路50に入力され、和がレジスタ42の点
0に格納される。また差のデータはレジスタ43の点0
に格納される。それぞれの処理を1C0、1D0で表わ
す。
【0010】同様に、レジスタ40の点1とレジスタ4
1の点9についてバタフライ回路50において演算処理
し、和をレジスタ42の点1に格納し、差をレジスタ4
3の点1に格納する。それぞれの処理を1C1,1D1
とする。同様の処理をレジスタ0の点2〜7,レジスタ
41の点10〜15について行いレジスタ42の点2〜
7,レジスタ43の点2〜7に格納する。それぞれの処
理を1C2〜1C7,1D2〜1D7とする。
【0011】図7は図6における処理に続く部分を示す
。図において42,43はレジスタであって、図6にお
けるレジスタ42,43を示す。44,45はレジスタ
でレジスタ42と43の各点のデータをバタフライ回路
で演算した結果を格納するものである(SR3A,SR
3Bについては後述)。51はバタフライ回路である(
W=exp(−2πj/16),s=0もしくは4)。 レジスタ42の点0のデータと,レジスタ42の点4の
データにW0 を掛けた値の和と差を取り、和をレジス
タ44の点0に格納し、差をレジスタ44の点4に格納
する。同様の処理をレジスタ42の点1〜3,レジスタ
42の点5〜6について行い、和をレジスタ44の点1
〜3,差をレジスタ44の点5〜7に格納する。それぞ
れの和についての処理を2C0〜2C3,差についての
処理を2D0〜2D3とする。
【0012】レジスタ43の各点についての処理では、
バタフライ回路51において点0〜3のデータと,レジ
スタ43の点4〜7のデータにはW4 を掛けた値につ
いて和と差を取ることにより行い、演算結果の和をレジ
スタ45の点0〜3に格納し、差を点4〜7に格納する
。 各処理において和の処理を2C4〜2C7,差の処理を
2D4〜2D7とする。
【0013】図8は図7の結果に続く処理を表わす。4
4,45は図7におけるレジスタ44と45を示す。4
6、47はレジスタ44と45の格納データをバタフラ
イ回路で演算処理した結果を格納するレジスタである(
SR4A,SR4Bについては後述)。52はバタフラ
イ回路である。レジスタ44の点0のデータと,レジス
タ44の点2のデータにW0 を掛けた値の和と差をレ
ジスタ46の点0と点2に格納する。同様にレジスタ4
4の点1のデータと,レジスタ44の点3にW0 を掛
けた値をバタフライ回路52において和と差を取りレジ
スタ46の点1と点3に格納する。それぞれの処理を3
C0〜3C1,3D0〜3D1とする。
【0014】レジスタ44の点4〜点7においては、点
6〜7にW4 を掛けてバタフライ回路52に置いて同
様の処理を行い和および差の演算結果をレジスタ46の
点4〜7に格納する。それぞれの処理を3C2〜3C3
,3D2〜3D3とする。レジスタ45の点0〜点3の
処理においては、点2〜3にW2 を掛け、バタフライ
回路52に置いて同様の処理を行い和および差の演算結
果をレジスタ47の点0〜3に格納する。それぞれの処
理を3C4〜3C5,3D4〜3D5とする。レジスタ
45の点4〜点7においては、点6〜7のデータの値に
W6 を掛け、バタフライ回路52に置いて同様の処理
を行い和および差の演算結果をレジスタ47の点4〜7
に格納する。それぞれの処理を3C6〜3C7,3D6
〜3D7とする。
【0015】図9は図8における処理の続きを示す。図
において、48、49はレジスタであって、図8におけ
るレジスタ46と47を示す(SR4A,SR4Bにつ
いては後述する)。50,51はバタフライ回路におけ
る演算結果を格納するレシスタである。53はバタフラ
イ回路である。レジスタ48の点0のデータと,点1の
データにW0 を掛けた値の和と差をバタフライ回路に
より演算し、結果をそれぞれレジスタ50の点0と点1
に格納する。その結果、レジスタ50の点0にはフーリ
エ変換した結果のX(n)がn=0に対応する結果が得
られる。同様に、点1にはn=8に対応する結果が得ら
れる。
【0016】レジスタ48,49の他の点についても、
それぞれの処理において定められている図示のsについ
てのWs を掛け、バタフライ回路53において和およ
び差を取り、レジスタ50に格納する。レジスタ50に
おける各点に各nに対応するフーリエ変換結果X(n)
が得られる。
【0017】図10〜図11に、16点基数2FFTパ
イプラインの装置構成を示す。図10において、801
は直列ビットの入力データ、801’はそれぞれ16点
の入力データをレジスタSR1AとレジスタSR1Bに
振り分けるデマルチプレクサ(DMX)である。802
,803はそれぞれ16点のデータの上位半分と下位半
分を格納するレジスタ(SR1A)、804,805は
それぞれ16点のデータの上位半分と下位半分のデータ
を格納するレジスタ(SR1B)である。レジスタSR
1AとSR1Bにはそれぞれ格納サイクル毎に交互に1
6個のデータが格納される。
【0018】806はバタフライ回路(BUT1)に入
力するデータをレジスタSR1AもしくはSR1Bから
のデータに切り換えるスイッチ(SW)である。807
,808はマルチプレクサ(MPX)であって、それぞ
れバタフライ回路に入力するデータをレジスタSR1A
もしくはSR1Bからのデータに切り換えるものである
。809はバタフライ回路  (BUT1)であって、
入力Aのデータと,入力Bに捻り係数W0 を掛けたデ
ータについて和と差を取る回路である。810は入力デ
ータに乗算する捻り係数である。
【0019】811はバタフライ回路809の差の演算
結果を格納するレジスタ(SR2B)である。812は
選択するデータを切り換えるための切り換えスイッチ、
813,814は切り換えスイッチのマルチプレクサ(
MPX)である。815はMPX813が選択した側の
データを格納するレジスタ(SR2A),816はバタ
フライ回路(BUT2)であって、レジスタSR2Aの
データとマルチプレクサ814の選択するデータ(入力
B)を入力し、入力Bに捻り係数(W0 ,W4 )を
掛け、入力AとBの和と差の演算を行うものである。8
17は入力Bの乗捻係数(W0 ,W4 )を定めるも
のであって、例えば、パイプラインの処理クロックサイ
クルにおける4サイクルについてはW0 を掛け、続く
4サイクルにおいてはW4 を掛けるように循環するも
のである。
【0020】図11において、901はレジスタ(SR
3B)、902はデータを選択する切り換えスイッチ(
SW)、903,904はデータを選択するマルチプレ
クサ(MPX)である。905はシフトレジスタ(SR
3A)、906は入力Aのデータと, 入力Bに捻り係
数を掛けたデータについて和と差をとるバタフライ回路
である。906’は入力Bの捻り係数(W0 ,W4 
,W2 ,W6 )を定めるものであって、パイプライ
ンのクロックに従って上記の順番に循環するものである
【0021】907はシフトレジスタ(SR4A)であ
る。908はデータを選択する切り換えスイッチ(SW
)、909,910はデータを選択するマチプレクサ(
MPX)である。911はシフトレジスタ(SR4B)
、912は入力Aのデータと, と入力Bに捻り係数を
掛けた結果について和と差をとるバタフライ回路である
。913は入力Bの捻り係数(W0 ,W4 ,W2 
,W6 ,W1 ,W5 ,W3 ,W7 )を定める
ものであって、パイプラインのクロックに従って上記の
順番に循環するものである。
【0022】図12と図13により図10と図11の2
点基数FFTパイプラインの動作を説明する。図12は
パイプラインにおける第1サイクル、図13は第2サイ
クルを示す。
【0023】図12と図13において、SR1AW、S
R2AW、SR3AWはそれぞれレジスタSR1A,S
R2A,SR3Aの書き込みを表わす。SR1BW,S
R2BW、SR3BWはそれぞれSR1B,SR2B,
SR3Bの書き込みを表わす。SR1AR、SR2AR
、SR3ARはそれぞれレジスタSR1A,SR2A,
SR3Aの読み出しを表わす。SR1BR,SR2BR
、SR3BRはそれぞれSR1B,SR2B,SR3B
の読み出しを表わす。
【0024】BUT1out,BUT2out,BUT
3outはそれぞれバタフライ回路BUT1,BUT2
,BUT3の出力を表わす。第1サイクル(1st)に
おけるクロックサイクル1〜2において、SR1Bは0
番目(0点データ)と8番目(8点データ)を読み出す
(それぞれ前の処理サイクルおいてSR1Bに格納され
ている)。そしてそれぞれのデータをバタフライ回路(
BUT1)に入力しクロックサイクル3〜4において演
算(1C0,1D0)を行いクロックサイクル4〜5に
おいて結果をSR2A,SR2Bに格納する。同様の処
理をクロックCまで行い、各演算結果をSR2A,SR
2Bに各データを格納する。
【0025】第1サイクルにおけるクロックD,Eにお
いて、SR2Aに格納された処理1C0におけるデータ
とBUT1により出力される処理1C4のデータはそれ
ぞれBUT2(816)に入力される(1C4のデータ
はマルチプレクサ814を介してBUT2の端子Bに入
力され、SR2AのデータはBUT2入力端子Aに入力
される)。そして、第1サイクルのクロックF〜第2サ
イクルのクロック0において処理2C0,2D0がなさ
れ、第2サイクルのクロック1〜2においてそれぞれレ
ジスタSR3A,SR3Bに格納される。
【0026】第1サイクルのクロックD〜EにおいてS
R2Bに書き込まれたデータはSR2Aに転送され、第
2サイクルのクロック5〜6においてSR2Aに格納さ
れたデータ(1D0)がBUT2の入力Aに入力され、
同時にSR2Bのデータ(1D4)がBUT2に入力さ
れる。そして、第2サイクルのクロック5,6において
読み出されクロック7,8において演算処理され、結果
がクロック9〜AにおいてSR3AとSR3Bに格納さ
れる。同様の処理が各クロックサイクルにおいて順次行
われ、最終演算結果がBUT4より出力される。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、大き
い並列度のハードウェアを構成することは、処理速度は
速くできるが、多量のハードウェアを必要とし、またデ
ータの入力速度が速い場合には基数2FFTパイプライ
ンでは十分対応しきれない場合が生じることがある。本
発明は、FFT点数と必要とする処理速度に応じて、ハ
ードウェアに無駄が生じないように必要とする並列度を
柔軟に定めることのできる高速フーリエ変換装置を提供
することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、フーリエ変換
すべき入力データが最初に入力される前段部に基数2F
FTパイプラインを複数並列配置して並列処理し、後段
部に,前段部において並列配置した基数2FFTパイプ
ラインの数に等しい点数の並列FFTを2個配置し、比
較的少ないハードウェアで高速処理できるようにした。
【0029】図1は本発明の基本構成図を示す。図はm
点基数2FFTパイプラインをa個並列に配置してN=
m×a個のデータをフーリエ変換する場合の構成を示す
。入力データ点数、並列度はこの例に限られるものでは
ない。
【0030】図において、1はフーリエ変換する入力デ
ータであってN=m×aであるものである。2は基数2
FFTパイプラインをa個並列配置した前段部である。 3は乗算部であって、前段部から並列に出力されるデー
タに捻り係数を乗算する乗算部である。4は前段部にお
いて並列配置した基数2FFTパイプラインの数に等し
い処理点数(a点)の並列FFTを2個配置したもので
ある。5−0〜5−(a−1)は基数2FFTパイプラ
インである。7〜8はa点FFT回路である。
【0031】
【作用】N点のフーリエ変換、
【数1】  ・・・・・・・・・・・■(但し、n=0
〜N−1,k=0〜N−1の整数)において、変換すべ
きN個の点をm×aに分解する(m,aは整数)。 そして、  n=m×ni+nj,k=a×ki+kj
(但し、ni=0〜(a−1),nj=0〜(m−1)
,ki=0〜(m−1),kj=0〜(a−1))とす
ると、式■は
【0032】X(n) =X(ni,nj)=
【数2】 ・・・・・・・■と表わす事ができる(但し、WN =
exp(−2πj/N ),W m=exp−2πj/
m), W a=exp( −2πj/a ))。 上記式において
【数4】・・・・・・■
【数5】・・・・・・■
【数6】・・・・・・■となる。
【0033】上式■は、a組のm点のフーリエ変換を表
しており,m=2s で表せるように定めれば、X1は
基数2FFTパイプラインにより処理することが可能で
ある。そこで、本発明の前段部に、m点基数2のFFT
パイプラインをa個複数並列配置することにより上式■
を処理する。
【0034】次に前段部の基数2のFFTパイプライン
の出力を並列に入力し、捻り係数をかけることにより式
■は処理することができる(捻り係数乗算処理)。次に
、上記式■は、a点FFTを意味するので捻り係数の乗
算部から出力される2a個の並列データを2個のa点並
列FFTにより演算処理することが可能である。
【0035】即ち、前段部でa個のm点基数2のFFT
パイプラインを用いた場合には、2a個の並列出力が得
られ、その2a個のデータに捻り係数を乗算し、2個の
a点並列FFTに入力することにより最終結果を得るこ
とができる。
【0036】
【実施例】16点FFTを行う場合の実施例構成を図2
に示す。16点FFTを並列度4ワイドで処理するとす
る。基数2のFFTパイプラインの並列度は2ワイドで
あるから,基数2FFTパイプラインが2台並列必要と
なる。16個のデータは2分割されるから基数2FFT
パイプラインの点数は8点となる。従って、後段の2つ
の並列FFTの点数は2となる。以上の16点処理をす
るための構成を図2に示す。
【0037】図において、20は16点の入力データ、
21は16点の入力データを並列度4で処理する前段部
、22は4並列に並列処理する捻り係数乗算部、23は
4並列のデータより16点の最終結果を得るための後段
部である。24,25はそれぞれ8点基数2のFFTパ
イプラインである。26〜29は4つの並列に入力され
るデータに捻り係数を掛算するもの、30〜33は捻り
係数を循環的に移動して入力データに順次捻り係数を乗
算させるものである。34,35は2個の2点FFTで
ある。36は16点の最終演算結果である。16点FF
Tを8×2に分解すると以下のようになる。
【0038】
【数7】 ・・・・・・・・・・■において(但し、n=0〜7 
,k=0〜1の整数,W=exp(−2π×j/16)
)n=8×ni+nj,k=2×ki+kj(但し、n
i=0〜1,nj=0〜7,ki=0〜7,kj=0〜
1)とすると、X(n)=
【数8】 =
【数9】 上式において、
【数10】 ・・・・・・・・・・■
【数5】    ・・・・・・・・・・■
【数11】 ・・・・・・・・・・■
【0039】前段部において、
【数10】の変換処理をし、捻り係数乗算部において、
【数5】の変換処理を行なう。後段部において、
【数1
1】の変換処理を行なう。
【0040】前段部において、〔X1(nj,0)〕は
8点基数2FFTパイプライン(0)において得られる
。また、〔X1(nj,1)〕は8点基数2FFTパイ
プライン(1)において得られる。
【0041】図3に本発明の実施例の前段部の入力処理
を示す。図において37は16点の入力データ、37−
0,37−1はそれぞれ8点基数2FFTパイプライン
であって、37−0はkj=0の点のデータを入力し、
37−1はkj=1の点のデータを入力する。
【0042】〔X1(nj,0)〕は、前段部における
8点基数2FFTパイプライン37−0により、〔X1
(0,0),X1(4,0)〕の組,〔X1(2,0)
,X1(6,0)〕の組,〔X1(1,0),X1(5
,0)〕の組,〔X1(3,0),X1(7,0)〕の
組の順で得られる。
【0043】〔X1(nj,1)〕は、前段部における
8点基数2FFTパイプライン37−1により、〔X1
(0,1),X1(4,1)〕の組,〔X1(2,1)
,X1(6,1)〕の組,〔X1(1,1),X1(5
,1)〕の組,〔X1(3,1),X1(7,1)〕の
組の順で得られる。前段部出力における上記の各組のデ
ータを入力することにより、捻り係数乗算部において、
上記式■が処理できる。
【0044】即ち、4並列に上記出力結果がそのまま入
力され、次のような順で出力が得られる。 〔X2(0,0),X2(4,0),X2(0,1),
X2(4,1)〕の組 〔X2(2,0),X2(6,0),X2(2,1),
X2(6,1)〕の組 〔X2(1,0),X2(5,0),X2(1,1),
X2(5,1)〕の組 〔X2(3,0),X2(7,0),X2(3,1),
X2(7,1)〕の組 上記の捻り係数乗算部の4並列のデータは後段部に入力
され、次の順序で出力され、演算結果を得る。
【0045】即ち、2点FFT回路(a)において、〔
X2(0,0),X2(0,1)〕の組,〔X2(2,
0),X2(2,1)〕の組,〔X2(1,0),X2
(1,1)〕,〔X2(3.0),(3,1)〕の組が
順に入力され、〔X3(0,0),X3(0,1)〕の
組,〔X3(2,0),X3(2,1)〕の組,〔X3
(1,0),X3(1,1)〕,〔X3(3,0),X
3(3,1)〕の組が順に出力される。
【0046】2点FFT回路(b)において、〔X2(
4,0),X2(4,1)〕の組,〔X2(6,0),
X2(6,1)〕の組,〔X2(5,0),X2(5,
1)〕,〔X2(7,0),(7,1)〕の組が順に入
力され、〔X3(4,0),X3(4,1)〕の組,〔
X3(6,0),X3(6,1)〕の組,〔X3(5,
0),X3(5,1)〕,〔X3(7,0),X3(7
,1)〕の組が順に出力される。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、フーリエ変換を行う並
列度をFFT点数と必要とする処理速度の関係により柔
軟に並列度を定めることが可能になる。そのため、FF
T点数Nの大きいフーリエ変換において、並列度として
N1/2 の程度は必要とはしないが並列度2では対応
しきれないようなデータを処理する場合に無駄のない装
置構成を設定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例を示す図である。
【図3】本発明の前段部における入力処理を示す。
【図4】従来の多点並列FFTの構成を示す図である。
【図5】バタフライ回路を示す図である。
【図6】16点基数2FFTパイプラインの流れ図(1
)である。
【図7】16点基数2FFTパイプラインの流れ図(2
)である。
【図8】16点基数2FFTパイプラインの流れ図(3
)である。
【図9】16点基数2FFTパイプラインの流れ図(4
)である。
【図10】基数2FFTパイプラインの構成(1)を示
す図である。
【図11】基数2FFTパイプラインの構成(2)を示
す図である。
【図12】基数2FFTパイプラインの動作説明図(1
)である。
【図13】基数2FFTパイプラインの動作説明図(2
)である。
【符号の説明】
1  入力データ 2  前段部 3  乗算部 4  後段部 5−0〜5−(a−1)  m点基数2FFTパイプラ
イン 7〜8  a点FFT回路 9  最終演算結果。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基数2高速フーリエ変換パイプライン
    装置(5−0〜5−(a−1))を複数個備え、入力デ
    ータ(1)を並列に入力する前段部(2)と、前段部(
    2)から並列に出力される各データに捻り係数を乗算す
    る乗算部(3)と、前段部(2)における基数2高速フ
    ーリエ変換パイプライン装置(5−0〜5−(a−1)
    )の個数に等しいフーリエ変換点数の並列高速フーリエ
    変換装置(7,8)を2つ備え、乗算部から並列に出力
    されるデータを並列に入力する後段部(4)とを備えた
    ことを特徴とする高速フーリエ変換装置。
  2. 【請求項2】  N点の入力データに対するk番目の点
    の関数値をx(k)として離散フーリエ変換【数1】 (但し、n=0〜N−1,k=0〜N−1の整数を)に
    対する高速フーリエ変換において、N=m×a(m,a
    は正整数)として、前段部(2)はa個のm点基数2高
    速フーリエ変換パイプライン装置(5−0〜5−(a−
    1))を備え、N点の変換データを2a個づつ並列に入
    力してフーリエ変換処理し、乗算部は、前段部から出力
    される2a個のデータを並列に入力し2a個のデータに
    捻り係数を乗算し、後段部(4)はa点並列高速フーリ
    エ変換装置(7〜8)を2個並列に備え、乗算部(3)
    から並列に出力される2a個のデータを並列に入力し、
    フーリエ変換を行うことにより最終演算結果(9)を得
    ることを特徴とする請求項1に記載の高速フーリエ変換
    装置。
  3. 【請求項3】  請求項における高速フーリエ変換にお
    いて、 n=m×ni+nj,k=a×ki+kj(但し、ni
    =0〜(a−1),nj=0〜(m−1),ki=0〜
    (m−1),kj=0〜(a−1)として変換対象のフ
    ーリエ変換式を 【数3】 と表し、上記式において 【数4】 【数5】 【数6】 (但し、W=exp(−2πj/N),Wm =exp
    (−2πj/m),Wa =exp(−2πj/a))
    としたとき、前段部(2)において、 【数4】の変換処理を行い、乗算部(3)において、【
    数5】の変換処理を行い、後段部(4)において、【数
    6】の変換を行うことを特徴とする請求項2に記載の高
    速フーリエ変換装置。
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