JPH04245496A - 多層セラミック基板の積層方法 - Google Patents

多層セラミック基板の積層方法

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JPH04245496A
JPH04245496A JP2951991A JP2951991A JPH04245496A JP H04245496 A JPH04245496 A JP H04245496A JP 2951991 A JP2951991 A JP 2951991A JP 2951991 A JP2951991 A JP 2951991A JP H04245496 A JPH04245496 A JP H04245496A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheets
multilayer ceramic
green sheets
green sheet
ceramic substrate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2951991A
Other languages
English (en)
Inventor
Mineo Nakayama
中山 峰雄
Takeshi Hashimoto
毅 橋本
Tadaharu Fumikura
文蔵 忠治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
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Publication of JPH04245496A publication Critical patent/JPH04245496A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層セラミック基板の
積層方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多層セラミック基板の製造工程に
おいて、各層のグリーンシートを一体化するために所定
の大きさの凹部を持った金型に複数枚のグリーンシート
をセットし、グリーンシートのバインダーが軟化する適
当な温度まで金型及びグリーンシートを加熱し、上下よ
り油圧や電気モータを動力とした平板プレス機で圧力を
加えていた。
【0003】しかしこの方法では、金型やプレス機平板
の加工調整不良、経時変化及び熱変形等により、その平
行度や平面度が不十分な場合、グリーンシートにかかる
圧力が一様とならず、一体化した多層グリーンシートは
圧力ムラに応じて密度が不均一となり、焼成収縮率にム
ラが生じ、所定の寸法精度が得られない問題があった。
【0004】この問題を解決するために、図4に示すよ
うな圧力タンク9内で加熱された圧力媒体たる液体8を
介してグリーンシートを加熱・加圧して一体化する方法
が特開昭61−159718号公報、特開昭61−22
7043号公報に提案されている。
【0005】この方法においては、グリーンシートが圧
力媒体と直接接触することを防ぐために、複数枚に重ね
られたグリーンシートをビニール袋にて真空パックを行
っていたが、これが適切でないと積層焼成後の多層セラ
ミック基板にデラミネーション、反り、寸法精度不足等
の問題を生ずる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術が有していた前述の欠点を解消しようとするもので
あり、従来知られていなかった多層セラミック基板の積
層方法を新規に提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、複数枚のセラミックの
グリーンシートを重ね合せ、周囲を気密状に保護し、所
定圧力の液中で加圧圧着させる多層セラミック基板の積
層方法において、上記複数枚重ね合わされたグリーンシ
ートが剛状体上に重ねられ、上記液中で加圧圧着される
ことを特徴とする多層セラミック基板の積層方法等を提
供するものである。
【0008】
【実施例】以下、図面に従って実施例を例にとって、本
発明を詳細に説明する。図1は、実施例にかかるセラミ
ックのグリーンシートの積層体等の正面図である。図1
において、1は複数枚に重ね合わされたグリーンシート
、2はポリエチレンの包装袋、2aは可曲性を有するポ
リエチレンフィルム、3は剛状体たるガラス基板である
。図4は、本実施例に使用した水圧プレス装置の基本的
構成図である。図4において、5はヒーター、6は加圧
ポンプ、7は加熱タンク、8は水、9は加圧タンクであ
る。
【0009】最初に、アルミナ粉末、ガラスフリット等
からなるセラミックス粉末に有機バインダーたるアクリ
ル樹脂、可塑剤たるフタル酸ジブチル、溶剤たるアルコ
ールを添加し、混練してスラリーを作成した。該スラリ
ーをシート状に成形して厚さ200μm、100mmの
正方形のいわゆるグリーンシートを作成した。
【0010】該グリーンシートにビアホール用等の穴を
開け、表面に銅ペーストを所定の回路に印刷した。次に
これらの印刷されたグリーンシートを5枚重ね合わせた
。この5枚重ねられたグリーンシート1を、厚さ200
μmのポリエチレンのフィルム2aを間に介在させるよ
うにしてガラス基板3に重ね合わせ、これを包装袋2の
中に入れて包装袋2の中を真空とし、シールして真空パ
ックされたものとした。これは、空気の泡によるグリー
ンシートへの影響を排除するためである。
【0011】次に、上記真空パックを加圧タンク9内に
入れて加圧ポンプ6により、100kg/cm2に加圧
し、2分間放置して圧着した。なお、水8の水温はヒー
ター5、加熱タンク7により85℃に維持されていた。
【0012】ここで、圧着するための圧力は数kg〜数
百kg/cm2、水温は50〜100℃、放置時間は数
秒〜数十分、適宜グリーンシート等の状態に合わせて通
常選択される。その後、圧着されたグリーンシート1を
包装袋2から取り出し、必要に応じ、銅ペーストを印刷
した後、焼成した。
【0013】このようにして作成した多層セラミック基
板の横方向(平面に平行な方向)の寸法は、ガラス基板
3を使用しない従来の方法を比較すると2mm縮小して
いないものであった。
【0014】ポリエチレンの包装袋2、又はポリエチレ
ンフィルム2aは可曲性を有する材質のものなら、ポリ
エチレンに限定されずに使用でき、ゴム、ビニール、金
属箔等のものであってもよい。可曲性を有するフィルム
たるポリエチレンフィルム2aはなくとも使用できるが
、グリーンシート1とガラス基板3の分離を容易にする
ためには、介在することが望ましい。ポリエチレンフィ
ルム2aの代りにグリーンシート2をポリエチレン等の
包装袋に入れてもよいし、セラミック、ガラス等の粉状
の絶縁性無機物質を使用してもよい。なお、可曲性とは
、自由に曲がる性質を有することをいい、たとえば、ポ
リエチレン、ゴム、ビニール等の場合は厚さ3mm以下
のものをいう。
【0015】また、ガラス基板3は、剛状体ならどんな
ものでも代用できるが、圧着後のグリーンシートの寸法
精度向上のためには熱膨張係数100×10−7/℃以
下の低熱膨張の材料が望ましい。ガラス基板以外の使用
できる剛状体の材質は、セラミック、プラスチック、ア
クリル樹脂、鉄板等のものである。ガラス基板は、これ
らの材質の中で最も低熱膨張のために実施例に使用した
ものである。なお、剛状体とは、たとえば可曲性を有し
ないものをいう。
【0016】また、グリーンシート1は、実施例におい
て使用した原料、製造方法に限定されず、セラミックの
グリーンシートならどんなものにも本発明は使用できる
。水8の代りに、油その他の液体が使用できるが、グリ
ーンシート1への影響を考慮すると水が望ましい。
【0017】実施例にかかる図1では、剛状体たるガラ
ス基板3の片面にグリーンシート1を重ねたが、両面に
重ねてもよく、その場合は片面の場合よりも生産性がよ
い。図2は、実施例とは別の応用例を示すグリーンシー
ト等の正面図である。図2において4はゴム、ビニール
等の弾性を有する軟状体である。この軟状体4の硬度を
選択することにより、グリーンシート1表面に印刷等に
より形成された導体のグリーンシートへの埋め込み量を
コントロールすることができる。図2には示していない
が、軟状体4を、グリーンシート1と剛状体3との間に
介在させてもよいし、グリーンシート1の両面に重ねて
もよい。
【0018】更に図3は、別の応用例を示すグリーンシ
ート等の正面図である。表面に凹凸を有するグリーンシ
ート1aの圧着方法について、図3にかかるグリーンシ
ート1a等の正面図を示す。グリーンシート1aの形状
に合致した凹凸を有するゴム、ビニール等の弾性を有す
る軟状体4aを使用することによって、グリーンシート
1aの凹凸部を均一な圧力で圧着することができる。
【0019】図3では、図示されていないがグリーンシ
ート下面に凹凸がある場合には、グリーンシート1aと
剛状体3との間に軟状体4aを介在させてもよいし、必
要に応じて両面に介在させてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は、剛状体上に複数枚のグリーン
シートを重ね合わせ、かつ液中で加圧するために、変形
なく均一な密度で複数枚のグリーンシートを圧着するこ
とができる。特に横方向への縮小がほとんどない。その
結果、焼成後に縮小のバラツキがなく、寸法精度に優れ
た多層セラミック基板を得ることができる。グリーンシ
ートと剛状体の間に可曲性を有するフィルム、粉状の無
機物質等を介在させた場合には、液中加圧圧着後、グリ
ーンシートと剛状体との分離が容易となる。  また、
グリーンシート上に弾性を有する軟状体を重ね合わせる
ことによって、グリーンシート表面に形成された導体の
埋込み量をコントロールすることができる。グリーンシ
ートの表面が凹凸を有する場合には、この凹凸の形状に
合致した軟状体の使用によって、均一な加圧圧着が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるセラミックのグリーン
シート等の正面図。
【図2】実施例とは別の応用例を示すグリーンシート等
の正面図。
【図3】図2とは別の応用例を示すグリーンシート等の
正面図。
【図4】実施例に使用した水圧プレス装置の基本的構成
図。
【符号の説明】
1    複数枚に重ね合わされたグリーンシート2 
   包装袋 2a  ポリエチレンフィルム 3    ガラス基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のセラミックのグリーンシートを重
    ね合せ、周囲を気密状に保護し、所定圧力の液中で加圧
    圧着させる多層セラミック基板の積層方法において、上
    記複数枚重ね合わされたグリーンシートが剛状体上に重
    ねられ、上記液中で加圧圧着されることを特徴とする多
    層セラミック基板の積層方法。
  2. 【請求項2】複数枚重ね合わされたグリーンシートと剛
    状体との間に、可曲性を有するフィルムが介在している
    ことを特徴とする請求項1の多層セラミック基板の積層
    方法。
  3. 【請求項3】複数枚重ね合わされたグリーンシートと剛
    状体との間に、粉状の絶縁性無機物質が介在しているこ
    とを特徴とする請求項1の多層セラミック基板の積層方
    法。
  4. 【請求項4】複数枚重ね合わされたグリーンシートの少
    なくとも一方の面に、弾性を有する軟状体を重ね合わせ
    たことを特徴とする請求項1、2又は3の多層セラミッ
    ク基板の積層方法。
  5. 【請求項5】複数枚重ね合わされたグリーンシートとし
    て、表面が凹凸状になっているグリーンシートを用い、
    軟状体としてグリーンシートの該凹凸に合致した凹凸を
    有する軟状体を用いることを特徴とする請求項4の多層
    セラミック基板の積層方法。
JP2951991A 1991-01-30 1991-01-30 多層セラミック基板の積層方法 Withdrawn JPH04245496A (ja)

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