JPH04240709A - 電解コンデンサの駆動用電解液 - Google Patents
電解コンデンサの駆動用電解液Info
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- JPH04240709A JPH04240709A JP2420991A JP2420991A JPH04240709A JP H04240709 A JPH04240709 A JP H04240709A JP 2420991 A JP2420991 A JP 2420991A JP 2420991 A JP2420991 A JP 2420991A JP H04240709 A JPH04240709 A JP H04240709A
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Links
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- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、低損失アルミニウム電
解コンデンサの製作を可能とする電解コンデンサの駆動
用電解液（以下電解液という）に関するものである。
解コンデンサの製作を可能とする電解コンデンサの駆動
用電解液（以下電解液という）に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より低圧用電解コンデンサの電解液
としては、エチレングリコ−ルを主溶媒として、アジピ
ン酸塩を溶解した電解液が多用されていたが、近年、電
解コンデンサの低インピ−ダンス化、高信頼化への対応
に伴い、γ−ブチロラクトンを主溶媒として、フタル酸
あるいはマレイン酸のテトラアルキルアンモニウム塩を
溶解した電解液が一般的に使用されている。
としては、エチレングリコ−ルを主溶媒として、アジピ
ン酸塩を溶解した電解液が多用されていたが、近年、電
解コンデンサの低インピ−ダンス化、高信頼化への対応
に伴い、γ−ブチロラクトンを主溶媒として、フタル酸
あるいはマレイン酸のテトラアルキルアンモニウム塩を
溶解した電解液が一般的に使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】電解コンデンサの電解
液として、γ−ブチロラクトンにフタル酸のテトラメチ
ルアンモニウム塩を溶解したものは、高温雰囲気中にお
ける信頼性が非常に高いものの、溶解度の限界より比抵
抗値としては ８０ Ω・ｃｍ が限度であった。一方
、マレイン酸のテトラメチルアンモニウム塩を溶解した
ものは、比抵抗値としては ６０ Ω・ｃｍ が
可能な反面、マレイン酸の転位、脱水などにより、高温
雰囲気中における信頼性が非常に低いという欠点を有し
ていた。この欠点はカチオンをテトラエチルアンモニウ
ムにすることで若干改善されるものの、比抵抗の上昇と
ともに、エチレンガス発生による外観異常が顕著に現わ
れるため、適用範囲が限定されており、根本的な改善が
望まれている。
液として、γ−ブチロラクトンにフタル酸のテトラメチ
ルアンモニウム塩を溶解したものは、高温雰囲気中にお
ける信頼性が非常に高いものの、溶解度の限界より比抵
抗値としては ８０ Ω・ｃｍ が限度であった。一方
、マレイン酸のテトラメチルアンモニウム塩を溶解した
ものは、比抵抗値としては ６０ Ω・ｃｍ が
可能な反面、マレイン酸の転位、脱水などにより、高温
雰囲気中における信頼性が非常に低いという欠点を有し
ていた。この欠点はカチオンをテトラエチルアンモニウ
ムにすることで若干改善されるものの、比抵抗の上昇と
ともに、エチレンガス発生による外観異常が顕著に現わ
れるため、適用範囲が限定されており、根本的な改善が
望まれている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するもので、低比抵抗でかつ高温雰囲気中における信
頼性も確保できるものである。すなわち、γ−ブチロラ
クトンを主溶媒として、アセチレンジカルボン酸のテト
ラアルキルアンモニウム塩あるいはテトラアルキルホス
ホニウム塩を溶解したことを特徴とする電解液である。 なお、上記アセチレンジカルボン酸のテトラアルキルア
ンモニウム塩あるいはテトラアルキルホスホニウム塩は
、混合溶媒１００ｇに対し５〜３０ｇ存在することが望
ましい。
決するもので、低比抵抗でかつ高温雰囲気中における信
頼性も確保できるものである。すなわち、γ−ブチロラ
クトンを主溶媒として、アセチレンジカルボン酸のテト
ラアルキルアンモニウム塩あるいはテトラアルキルホス
ホニウム塩を溶解したことを特徴とする電解液である。 なお、上記アセチレンジカルボン酸のテトラアルキルア
ンモニウム塩あるいはテトラアルキルホスホニウム塩は
、混合溶媒１００ｇに対し５〜３０ｇ存在することが望
ましい。
【０００５】
【作用】本発明の電解液は、溶質の転位、脱水が起こり
にくいためテトラメチルアンモニウム塩あるいはテトラ
メチルホスホニウム塩の使用が可能であり、高温度雰囲
気中での信頼性も十分に確保することができる。また、
マレイン酸に比べイオン半径の小さな溶質を使用するた
め、電解液の低比抵抗化が可能となる。
にくいためテトラメチルアンモニウム塩あるいはテトラ
メチルホスホニウム塩の使用が可能であり、高温度雰囲
気中での信頼性も十分に確保することができる。また、
マレイン酸に比べイオン半径の小さな溶質を使用するた
め、電解液の低比抵抗化が可能となる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。表
１は、溶質量 ２５重量％ の際の本発明の電解液と従
来の電解液の組成、比抵抗および火花発生電圧について
の比較例を示す。表１中電解液試料記号Ａ，Ｂ，Ｃは従
来例、Ｄ，Ｅ，Ｆ，Ｇは本発明例である。なお、電解液
試料記号Ｄにはアセチレンジカルボン酸モノテトラメチ
ルアンモニウムを、電解液試料記号Ｅにはアセチレンジ
カルボン酸モノテトラメチルホスホニウムを、電解液試
料記号Ｆへはアセチレンジカルボン酸モノテトラエチル
ホスホニウムを使用した。なお表１中の記号Ｇ、Ｂ、Ｌ
はγ−ブチロラクトンを示す。上記電解液資料記号Ｄ、
Ｅ、Ｆに用いた添加剤の一般式は次の通りである。
１は、溶質量 ２５重量％ の際の本発明の電解液と従
来の電解液の組成、比抵抗および火花発生電圧について
の比較例を示す。表１中電解液試料記号Ａ，Ｂ，Ｃは従
来例、Ｄ，Ｅ，Ｆ，Ｇは本発明例である。なお、電解液
試料記号Ｄにはアセチレンジカルボン酸モノテトラメチ
ルアンモニウムを、電解液試料記号Ｅにはアセチレンジ
カルボン酸モノテトラメチルホスホニウムを、電解液試
料記号Ｆへはアセチレンジカルボン酸モノテトラエチル
ホスホニウムを使用した。なお表１中の記号Ｇ、Ｂ、Ｌ
はγ−ブチロラクトンを示す。上記電解液資料記号Ｄ、
Ｅ、Ｆに用いた添加剤の一般式は次の通りである。
【０００７】
【化１】
【０００８】
【表１】
【０００９】表１から明らかなように、本発明に係る試
料記号Ｄ，Ｅ，Ｆの電解液は従来の電解液に比べ、大幅
な低比抵抗化が可能である。表２は、表１に示す電解液
を用いて試作した定格 ２５ Ｖ ３３００μＦの
アルミニウム電解コンデンサによる、１０５ ℃ ２０
００ 時間 高温負荷試験を行なった結果を示す。
料記号Ｄ，Ｅ，Ｆの電解液は従来の電解液に比べ、大幅
な低比抵抗化が可能である。表２は、表１に示す電解液
を用いて試作した定格 ２５ Ｖ ３３００μＦの
アルミニウム電解コンデンサによる、１０５ ℃ ２０
００ 時間 高温負荷試験を行なった結果を示す。
【００１０】
【表２】
【００１１】表２から明らかなように、本発明に係る試
料記号Ｄ，Ｅ，Ｆの電解液を用いた電解コンデンサは、
長時間の高温雰囲気中における試験においても全ての特
性に問題がない。また、これら実施例以外にも４級塩の
アルキル基がプロピル基，ブチル基などで構成されたも
の、あるいは、各種アルキル基の混成によって構成され
たものなどについても評価を行なったが、同様な結果が
得られた。なお、今回の実施例では示さなかったが、他
の溶質との混合も可能であるため、飽和濃度を超えない
範囲であれば配合量は任意であるが、混合溶媒 １００
ｇ に対し本発明に係る添加剤が５ ｇ 未満では電
解液の低比抵抗化が不可能であり、また、３０ ｇ を
超えた場合は溶質の析出がみられる。
料記号Ｄ，Ｅ，Ｆの電解液を用いた電解コンデンサは、
長時間の高温雰囲気中における試験においても全ての特
性に問題がない。また、これら実施例以外にも４級塩の
アルキル基がプロピル基，ブチル基などで構成されたも
の、あるいは、各種アルキル基の混成によって構成され
たものなどについても評価を行なったが、同様な結果が
得られた。なお、今回の実施例では示さなかったが、他
の溶質との混合も可能であるため、飽和濃度を超えない
範囲であれば配合量は任意であるが、混合溶媒 １００
ｇ に対し本発明に係る添加剤が５ ｇ 未満では電
解液の低比抵抗化が不可能であり、また、３０ ｇ を
超えた場合は溶質の析出がみられる。
【００１２】
【発明の効果】以上のように、本発明のγ−ブチロラク
トンを主溶媒として、アセチレンジカルボン酸のテトラ
アルキルアンモニウム塩あるいはテトラアルキルホスホ
ニウム塩を溶解したことを特徴とする電解液を用いたア
ルミニウム電解コンデンサは低損失でかつ広温度範囲に
おいて優れた特性を示し、工業的ならびに実用的価値の
大なるものである。
トンを主溶媒として、アセチレンジカルボン酸のテトラ
アルキルアンモニウム塩あるいはテトラアルキルホスホ
ニウム塩を溶解したことを特徴とする電解液を用いたア
ルミニウム電解コンデンサは低損失でかつ広温度範囲に
おいて優れた特性を示し、工業的ならびに実用的価値の
大なるものである。
Claims (2)
- 【請求項１】γ−ブチロラクトンを主溶媒として、アセ
チレンジカルボン酸のテトラアルキルアンモニウム塩あ
るいはテトラアルキルホスホニウム塩を溶解したことを
特徴とする電解コンデンサの駆動用電解液。 - 【請求項２】上記アセチレンジカルボン酸のテトラアル
キルアンモニウム塩あるいはテトラアルキルホスホニウ
ム塩は、混合溶媒 １００ ｇ に対し ５ 〜 ３０
ｇ 存在することを特徴とする請求項１の電解コンデン
サの駆動用電解液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2420991A JPH04240709A (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2420991A JPH04240709A (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04240709A true JPH04240709A (ja) | 1992-08-28 |
Family
ID=12131915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2420991A Pending JPH04240709A (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04240709A (ja) |
-
1991
- 1991-01-24 JP JP2420991A patent/JPH04240709A/ja active Pending
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