JPH04238317A - 光ビーム走査装置 - Google Patents

光ビーム走査装置

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JPH04238317A
JPH04238317A JP3005625A JP562591A JPH04238317A JP H04238317 A JPH04238317 A JP H04238317A JP 3005625 A JP3005625 A JP 3005625A JP 562591 A JP562591 A JP 562591A JP H04238317 A JPH04238317 A JP H04238317A
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JP
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light
scanning
aom
laser beam
signal
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JP3005625A
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English (en)
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Hidetoshi Shinada
英俊 品田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ビーム走査装置にか
かり、特に、光ビームを走査光学系により主走査及び副
走査を行って2次元の平面走査を行う光ビーム走査装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、マルチ周波数音響光学素子(
AOM)を備えた光学変調装置を用いて複数本のレーザ
ビームにより安定かつ高速に読取り或いは記録を行う光
ビーム走査装置が提案されている(特公昭63−574
1号公報、特開昭54−5455号公報、特開昭57−
41618公報、特公昭53−9856号公報等)。
【0003】かかる光ビーム走査装置では、音響光学素
子に異なる周波数の複数の信号を入力して、音響光学素
子に入射されたレーザビームを複数に分割すると共に、
レーザビームを回転多面鏡(ポリゴンミラー)及びガル
バノミラー等で構成される走査光学系により、主走査及
び副走査を行って、この複数レーザビームを同時に感光
面へ照射し、2次元の平面走査を行っている。
【0004】上記光ビーム走査装置では、主走査記録位
置を一定にするため、走査用光ビームの他に同期信号形
成のための光ビームが必要となる。この同期信号の入力
時又はこの入力時から所定時間経過した時を主走査記録
時期として定めることにより、各主走査線の同期をとる
ことができる。
【0005】このような同期信号生成のために、従来は
走査用光ビームを発振するレーザの他に、同期信号用光
ビームを発振するレーザを用いたものがある。この場合
、同期信号用光ビームは、走査光学系以前で走査用光ビ
ームと光路が一致するように合成され、その後、同期信
号用光ビームを分離して同期信号発生用のエンコーダへ
入射する必要がある。この合成と分離とを色分解プリズ
ム(ミラー)を用いて行うため、同期信号用光ビームと
走査用光ビームとは波長が異なるレーザが必要となる。
【0006】しかしながら、上記同期信号用光ビームを
用いたものの構成では、波長の異なるレーザを2個設置
する必要があり、これらのレーザを駆動するための駆動
源も複数必要となるため、部品点数が多く、組付作業性
も悪い。特に現在では、1個のレーザを音響光学素子に
よって入力される光ビームを複数に分割し、複数本の主
走査を同時に行うことができるレーザ記録装置が開発さ
れており、同期信号を得るためのみに別のレーザを配設
することは好ましくない。
【0007】また、上記問題点を解決するために、記録
用に使用されていない、音響光学素子を通過する0次光
を同期信号として適用したものが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記光
ビーム走査装置は、音響光学素子に入力される同一の光
ビームを複数に分割して使用している。このとき、同時
に複数本の光ビームを使用して感光面を照射するときと
、全く光ビームを使用せず感光面を照射しないとき等と
では、音響光学素子を通過する光ビームの0次光の光量
が変動する。この音響光学素子を通過した記録に使用さ
れない0次光を同期信号に用いると、光量が変動するこ
とにより、検出信号の検出レベルが変動する。このため
、同期ズレによるジッタ等により、適正な画像が得られ
ないことがある。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、同期ズレによ
るジッタ等を生ぜずに適正な画像の得られる光ビーム走
査装置を提供することが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、入射される光ビームを複数本に分
割する音響光学素子を備え、光ビームを走査光学系によ
り主走査及び副走査を行って2次元走査を行う光ビーム
走査装置であって、前記音響光学素子により分割された
光ビームの1本を用いて前記2次元走査の同期信号を発
生させる同期信号発生手段を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、入力された信号の周波
数に応じた複数の方向に光ビームを複数に分割すると共
に入力された信号の振幅に応じた強度に光変調を行う音
響光学素子を備え、光ビームを走査光学系により主走査
及び副走査を行って2次元走査を行う光ビーム走査装置
であって、前記音響光学素子により分割された光ビーム
の1本を用いて前記2次元走査の同期信号を発生させる
同期信号発生手段と、前記音響光学素子により分割され
た光ビームの各々の強度が所定値になるように前記信号
の振幅を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0012】
【作用】請求項1の発明の光ビーム走査装置は、光ビー
ムを走査光学系により主走査及び副走査を行って2次元
走査を行う。また、光ビーム走査装置は、入射される光
ビームを複数本に分割する音響光学素子を備えている。 同期信号発生手段は、前記音響光学素子により複数本に
分割される光ビームの内、前記音響光学素子により分割
された光ビームの1本を用いて、前記2次元走査の同期
信号を発生させている。
【0013】請求項2の発明の光ビーム走査装置は、光
ビームを走査光学系により主走査及び副走査を行って2
次元走査を行う。また、光ビーム走査装置は、入力され
た信号の周波数に応じた複数の方向に光ビームを複数に
分割すると共に入力された信号の振幅に応じた強度に光
変調を行う音響光学素子を備えている。同期信号発生手
段は、前記音響光学素子により複数本に分割される光ビ
ームの内、前記音響光学素子により分割された光ビーム
の1本を用いて、前記2次元走査の同期信号を発生させ
ている。制御手段は、前記音響光学素子により分割され
た光ビームの各々の強度が所定値になるように前記信号
の振幅を制御する。
【0014】これにより、前記音響光学素子により得ら
れる所定の強度の光ビームを用いて、安定した同期信号
を発生させることができる。
【0015】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図2は、本発明の実施例が適用されたレーザ
ビーム走査装置10を示すものである。このレーザビー
ム走査装置10は、ベース定盤62を備えており、ベー
ス定盤62の上面には図示しない電源に接続されたHe
−Neレーザ12が配設されている。このHe−Neレ
ーザ12に代えて他の気体レーザ或いは半導体レーザ等
を用いてもよい。He−Neレーザ12のレーザビーム
射出側には、AOM入射レンズ14、反射ミラー16が
順に配列されている。He−Neレーザ12から射出さ
れたレーザビームはAOM入射レンズ14を介して反射
ミラー16に照射され、反射ミラー16により水平方向
に光軸方向と略直角の角度で反射される。
【0016】反射ミラー16のレーザビーム射出側には
AOM(音響光学光変調素子)18、AOM射出レンズ
20、反射ミラー22、リレーレンズ24が順に配列さ
れている。AOM18は、AOMドライバ72(図3)
によって制御され、AOMドライバ72には制御回路7
4が接続されている。この制御回路74は、AOMドラ
イバ72を制御して、AOM18による光変調の強度を
変更しており、構成については後述する。本実施例では
、AOM18により変調されて回折光として射出される
8本のレーザビームを用いる。
【0017】また、図1に示すように、AOM18から
は、上記8本のレーザビームの他、走査用として適用し
ないレーザビームが出力される。このレーザビームは、
AOM18によって回折されない0次光であり、直線的
にAOM18を通過する。AOM18を通過した0次光
は、その光路延長上に配設された遮光板56により遮光
される。一方、AOM18により変調された8次光は、
その光路延長上に配設された1/2λ板80へ入射され
る。この1/2λ板80では、8次光の偏光面が90°
回転される。1/2λ板80を通過した8次光は、ミラ
ー82を介して偏光ビームスプリツタ84へ照射されて
いる。偏光ビームスプリツタ84は、前記AOM18か
ら射出される走査用レーザビームの光路上に配設されて
おり、この結果8次光はこの走査用レーザビーム(1次
光から7次光)と合成されて反射ミラー22へ照射され
る。
【0018】反射ミラー22に照射されたレーザビーム
は、水平方向へ略直角に反射され、リレーレンズ24に
照射される。
【0019】なお、AOM射出レンズ20と偏光ビーム
スプリツタ84との間には、非記録時(例えば、あるコ
マから他のコマへ記録を変更するとき、あるフィッシュ
から他のフィッシュへ記録を変更するとき等)にAOM
により回折されたレーザビームが入射されてレーザビー
ムの強度がモニタできるように光電変換器58が移動可
能に取り付けられている。
【0020】リレーレンズ24のレーザビーム射出側に
は、反射ミラー26、第1シリンドリカルレンズ28、
反射プリズム30が順に配置されている。リレーレンズ
24から射出されたレーザビームは、反射ミラー26に
より垂直方向へ略直角に反射され、面倒れ補正のための
第1シリンドリカルレンズ28を介して反射プリズム3
0に照射される。
【0021】反射プリズム30のレーザビーム射出側に
は反射ミラー32、ポリゴンミラー34が順に配置され
ている。反射ミラー32は反射プリズム30から射出さ
れたレーザビームをポリゴンミラー34に入射させるよ
うに光軸と略45°の角度を成す方向へ反射させる。ポ
リゴンミラー34には、ポリゴンミラー34を高速回転
させる図示しないポリゴンミラードライバが接続されて
おり、反射ミラー32から照射されたレーザビームは、
このポリゴンミラー34に主走査方向に偏向された後、
ポリゴンミラー34の反射側に配置された走査レンズ3
6に照射される。
【0022】走査レンズ36のレーザビーム射出側には
偏向ビームスプリッタ86、第2シリンドリカルレンズ
42、長尺ミラー44が順に配置されており、偏向ビー
ムスプリッタ86の反射側にはリニアエンコーダ40、
光電変換器60が配置されている。なお、第2シリンド
リカルレンズ42へ入射されたレーザビームは前記偏光
ビームスプリッタ86を直線的に通過した走査用レーザ
ビームであり、前記8次光は、偏光ビームスプリッタ8
6により、直角に偏向される。すなわち、8次光はその
偏光面が1/2λ板80によって回転されているので、
偏光ビームスプリッタ86により走査用レーザビームと
は分離される。
【0023】走査レンズ36から射出された8次光は偏
光ビームスプリッタ86において反射され、リニアエン
コーダ40に照射される。リニヤエンコーダ40は、透
明部と不透明部とが主走査方向に一定ピッチで交互に多
数縞状に配置された平面板で構成され、偏光ビームスプ
リッタ86で反射された8次光がリニヤエンコーダ40
上を走査すると、前記8次光が透明部を透過するため光
電変換器60からパルス信号が出力される。この光電変
換器60からのパルス信号は、同期信号として用いられ
ると共にガルバノミラー48の角度を制御する図示しな
いガルバノミラードライバに入力されている。また、こ
の同期信号を用いて感光材料54へ記録するタイミング
が取られる。一方、偏光ビームスプリッタ86を透過し
た1次から7次光である記録用レーザビームは、面倒れ
補正のための第2シリンドリカルレンズ42を介して長
尺ミラー44に照射される。第2シリンドリカルレンズ
42から射出されたレーザビームは長尺ミラー44で水
平方向に光軸と略直角の角度に反射される。
【0024】長尺ミラー44のレーザビーム反射側には
リレーレンズ46、ガルバノミラー48が順に配設され
ている。ガルバノミラー48は、前記図示しないガルバ
ノミラードライバによって、その反射面が副走査方向へ
移動可能になっており、リレーレンズ46から射出され
たレーザビームは、ガルバノミラー48で副走査方向に
副走査が行われると共に垂直方向に反射される。
【0025】ガルバノミラー48の反射側にはターレッ
ト52に取り付けられた記録レンズ50、マイクロフィ
ルム等の感光材料54が順に配置されている。ガルバノ
ミラー48で反射されたレーザビームは、記録レンズ5
0を介して感光材料54に照射され、感光材料54へ画
像を記録する。この感光材料54の長手方向両端部は、
各々図示しないリールに層状に巻付けられており、1画
像の露光が終了すると、一方のリールから他方のリール
へ移動される。
【0026】図4に示すように、AOM18のレーザビ
ーム射出側の上記で説明した位置に配置されかつ受光し
たレーザビームのパワーに応じた大きさの電圧を出力す
る光電変換器60は、発振回路(図3)から出力される
信号の各々の振幅を制御するための信号を出力する信号
発生回路70に接続されている。信号発生回路70はA
OMドライバ72に接続されている。
【0027】制御回路74は、画像データを一時的に記
憶するレジスタ90とレジスタ90に接続されたデータ
変換器92を備えている。この画像データは8ビットの
パラレル信号で与えられている。なお、この画像データ
の1つには、同期信号用のデータ信号が含まれている。 データ変換器92は、レジスタ90から入力される8ビ
ットの信号のオンの個数に応じた4ビットのパラレル信
号を出力する。データ変換器92にはDAC94が接続
されている。DAC94は、データ変換器92から出力
される4ビットのパラレル信号を、アナログ信号に変換
してAOMドライバ72に出力する。このアナログ信号
のレベルは、図6に示すように、信号のオンの数が多く
なるに従って高くなる。また、画像データは遅延回路9
6で所定時間遅延された後AOMドライバ72に入力さ
れる。
【0028】AOMドライバ72は、図3に示すように
、各々周波数がf1〜f8の発振回路62A〜62H、
ローカルレベル制御回路64A〜64H、スイッチ回路
66A〜66Hを備えている。ローカルレベル制御回路
64A〜64Hの各々は発振回路62A〜62Hの出力
端の各々に接続され、ローカルレベル制御回路64A〜
64Hの出力端にはスイッチ回路66A〜66Hが各々
接続されている。ローカルレベル制御回路としては、ダ
ブルバランスドミキサーやピンダイオードアッテネータ
を使用することができる。また、ローカルレベル制御回
路64A〜64Hのレベル制御端の各々には、信号発生
回路70が接続されている。そして、スイッチ回路66
A〜66Hの制御端の各々には、遅延回路96から出力
される画像データの各々が入力されるように接続されて
いる。
【0029】スイッチ回路66A、66Bの各出力端は
、2つの信号を1:1の割合で混合するコンバイナ68
ABの入力端に各々接続されている。同様に、スイッチ
回路66C、66Dの各出力端はコンバイナ68CDの
入力端に接続され、スイッチ回路66E、66Fの各出
力端はコンバイナ68EFの入力端に接続され、スイッ
チ回路66G、66Hの各出力端はコンバイナ68GH
の入力端に接続されている。
【0030】コンバイナ68ABの出力端はトータルレ
ベル制御回路70ABを介して増幅回路72ABに接続
されている。同様に、コンバイナ68CDの出力端はト
ータルレベル制御回路70CDを介して増幅回路72C
Dに接続され、コンバイナ68EFの出力端はトータル
レベル制御回路70EFを介して増幅回路72EFに接
続され、コンバイナGHの出力端はトータルレベル制御
回路70GHを介して増幅回路72GHに接続されてい
る。増幅回路72AB、72CDの各出力端はコンバイ
ナ74の入力端に接続され、増幅回路72EF、72G
Hの各出力端はコンバイナ76の入力端に接続されてい
る。コンバイナ74、76の出力端はコンバイナ78に
接続され、コンバイナ78の出力端はトランスデューサ
17に接続されている。トータルレベル制御回路は、ロ
ーカルレベル制御回路と同様にダブルバランスドミキサ
ーやピンダイオードアッテネータで構成され、各々のレ
ベル制御端には制御回路74のDAC94の出力端が接
続されている。
【0031】以下、本実施例の作用を説明する。He−
Neレーザ12から出力されたレーザビームは、AOM
入射レンズ14、反射ミラー16を介してAOM18へ
照射され、このAOM18によって複数(本実施例では
8本)のレーザビームに副走査方向へ分割される。分割
されたレーザビームは、AOM射出レンズ20、偏光ビ
ームスプリツタ84、反射ミラー22、リレーレンズ2
4及び反射ミラー30、32を介してポリゴンミラー3
4へ照射され、このポリゴンミラー34の回転により、
反射方向が変更されレーザビームは主走査される。
【0032】ポリゴンミラー28の反射面で反射された
レーザビームは走査レンズ36、偏光ビームスプリッタ
86、第2シリンドリカルレンズ42、長尺ミラー44
、リレーレンズ46を介してガルバノミラー48へと入
射される。ガルバノミラー48では、その反射面がレー
ザビームの1主走査毎に副走査方向へ傾倒される。
【0033】ガルバノミラー48で反射されたレーザビ
ームは記録レンズ50を介して感光材料54へ照射され
、画像が記録される。
【0034】この記録される画像のデータは図示しない
ホストコンピューター等から供給され、画像データは、
レジスタ90と遅延回路96に供給される。なお、この
画像データは、同期信号用のデータを含んでいる。デー
タ変換器92は、レジスタ90から入力された信号のオ
ンの個数に応じたデジタル信号を出力し、DAC94は
このデジタル信号に応じた図6に示すアナログ信号を出
力する。このアナログ信号は、トータルレベル制御回路
70AB〜70GHの制御端の各々に入力される。また
、遅延回路96によって所定時間遅延された画像データ
は、AOMドライバ72のスイッチ回路66A〜66H
の各々に入力される。
【0035】各発振回路62A〜62Hから出力された
信号は、ローカルレベル制御回路64A〜64Hによっ
て振幅が調節された後スイッチ回路66A〜66H、コ
ンバイナ68AB〜68GH、トータルレベル制御回路
70AB〜70GH、増幅回路72AB〜72GH、コ
ンバイナ74、76、コンバイナ78を介してAOM1
8のトランスデューサ17に供給される。トランスデュ
ーサ17は、入力された信号を入力された信号の周波数
及び振幅に応じた超音波信号に変換する。この超音波信
号は、音響光学媒質21を伝播して吸音体19に吸音さ
れる。このとき、He−Neレーザ12からレーザビー
ムが発振されていると、このレーザビームは、音響光学
媒質21によって超音波信号の振幅に応じた強度かつ周
波数に応じた方向に分割される。AOM18で分割され
たマルチレーザビームは、ポリゴンミラー28によって
主走査方向に走査され、ガルバノメータミラー36によ
って副走査方向に走査される。
【0036】図8は、ガルバノメータミラー36のミラ
ーの角度を経過時間に応じて示したものである。第n齣
の記録が開始される前の非記録期間において、第n齣の
画像データが準備されると共に記録材料が1齣分搬送さ
れて記録材料の位置決めが行われる。なお、記録が開始
されると、ガルバノメータミラー36のミラー角度が記
録終了角度になるまでに第n齣のデータが転送されて第
n齣の画像記録が行われる。また、この非記録期間のう
ちのチェック期間においては、光電変換器58がAOM
から射出されたレーザビームの光路上に挿入され、各発
振回路62A〜62Hから出力される信号の振幅調整、
すなわちレベル調整が行われる。
【0037】このレベル調整においては、トータルレベ
ル制御回路70AB〜70GHのレベル制御端へ一定の
電圧を印加し、各発振回路62A〜62H毎にレベル調
整が行われる。すなわち、発振回路62A〜62Hから
信号を出力した状態で、スイッチ回路66Aだけオン状
態とする。発振回路62Aから出力された信号は、ロー
カルレベル制御回路64A、スイッチ回路66A、コン
バイナ68AB、トータルレベル制御回路70AB、増
幅回路72AB等を介してトランスデューサ17に供給
される。これにより、AOM18からは、発振回路62
Aから出力された信号の振幅がローカルレベル制御回路
64Aに入力された信号発生回路70の出力レベルで制
御され、ローカルレベル制御回路64Aからの出力の振
幅に応じた強度のレーザビームが射出される。AOM1
8から射出されたレーザビームは、光電変換器58で受
光され、光電変換器58から受光したレーザビームの強
度に応じた電圧が出力される。信号発生回路70は、予
め設定された基準値と光電変換器58から入力された信
号のレベルとを比較する。
【0038】信号発生回路70は、入力された信号のレ
ベルが基準値より大きいときはローカルレベル制御回路
64Aの制御端に印加する電圧を低下して信号の振幅が
小さくなるように制御し、入力された信号のレベルが基
準値より小さいときはローカルレベル制御回路64Aの
制御端に印加する電圧を上昇させて信号の振幅が大きく
なるように制御する。この結果、AOMから射出された
1つのレーザビームの強度が目標値に調整される。
【0039】そして、スイッチ回路66B〜66Hを順
にオンして上記と同様にして、発振回路62B、・・・
62Hについてレベル調整が行われ、このチェック期間
では発振回路62A〜62Hの全てについてのレベル調
整が個々に行われる。画像記録中は、信号発生回路70
に上記のように調整された電圧値を保持する。
【0040】また、第n齣のデータを記録しているとき
には、レジスタ90、データ変換器92及びDAC94
によってトータルレベル制御回路70AB、70CD、
70EF、70GHの各々に、図6に示す画像データの
オンの数に比例したアナログ信号が供給され、トータル
レベル制御回路はこのアナログ信号に応じてコンバイナ
68AB〜68GHから出力された信号の振幅を制御す
る。これにより、AOM18から出力されるレーザビー
ムの各々の強度は図7に示すように信号のオンの数に拘
らず一定になり、画像データのオンの個数による画像濃
度むらが防止される。なお、信号のオンの個数によって
振幅を制御しないときは、AOMから射出される1つの
レーザビームの強度は、同時に射出されるレーザビーム
の個数、即ち画像データのオンの個数に応じて図5に示
すように変化する。
【0041】ここで、本実施例のレーザビーム記録装置
10では、主走査の記録時期を定める同期信号としてA
OM18から出力される8次光を用いている。すなわち
、AOM18から出力された8次光は、まず、1/2λ
板80によって偏光面が90°回転され、次いで、ミラ
ー82によって反射されて、偏光ビームスプリツタ84
へ照射される。偏光ビームスプリツタ84では、AOM
18によって回折された走査用レーザビームと8次光と
が合成され、この結果、8次光は前記走査用レーザビー
ムと同一の光路をを通って、走査レンズ36から出力さ
れる。
【0042】走査レンズ36を出力した8次光は、偏光
ビームスプリツタ86で直角方向へ偏向され、走査用レ
ーザビームとは分離される。これは、8次光の偏光面が
走査用レーザビームの偏光面とは90°回転されている
ためであり、同一波長のレーザビームであっても容易に
分離することができる。
【0043】偏光ビームスプリツタ86によって分離さ
れた8次光は、リニヤエンコーダ40を通過することに
より、その裏面にはパルス光が出力される。パルス光は
、光電検出器60へ照射され、この光電検出器60でそ
の光が検出され、同期信号として適用される。光電検出
器60では、入力された光量を電流値に変換し、この電
流値が所定のしきい値を超えた時点で出力することによ
り、走査用レーザビームによる主走査記録時期を制御す
ることができる。
【0044】さらに、所謂光の奪い合いによる光の強度
の変動が防止されると共に各々のレーザビームの強度の
変動も防止され、常時一定の光量が維持できる。このた
め、主走査による光量変動も少なくすることができ、検
出信号のS/N比も向上することができる。したがって
、同期信号は一定のレベルで検出され、検出されるレベ
ルの変動がないことにより、ジッタ等の発生しない良好
な画像が得られる。
【0045】このように、本実施例ではAOM18から
出力される8次光を偏光方向を変えて同期信号作成用と
して適用したので、波長の異なるレーザを別途設ける必
要がなく、部品点数を削減することができる。また、1
/2λ板80を用い、8次光の偏光面を走査用レーザビ
ームに対して90°回転させたので、偏光ビームスプリ
ツタ84、86を用いることにより、容易に走査用レー
ザビームと8次光とを合成及び分離することができる。
【0046】また、本実施例では、1/2λ板80を用
いて8次光の偏光面を90°回転したが、ミラーの入射
側と反射側とにそれぞれ1/4λ板を設け、円偏光に一
度変換した後、偏光面を90°回転するようにしてもよ
い。
【0047】なお、リニヤエンコーダ40を通過した光
を直接光電変換器60へと案内したが、リニヤエンコー
ダ40を通過した光をミラーで反射させて光電変換器6
0へと案内してもよく、また、ミラーに代えてアクリル
製又はガラス製の箱体を配置してもよい。
【0048】上記の実施例では、同期信号用のレーザビ
ームを偏光させて合波、分離して同期信号を得た例につ
いて説明したが、他の実施例として、同期信号用のレー
ザビームを偏光させて合波、分離せずに同期信号を得る
ものを説明する。本実施例では、上記偏光ビームスプリ
ッタ84、86が必要なく。上記偏光ビームスプリッタ
86の代わりに、AOMにより回折された8次光のみを
反射する位置に反射ミラーを配設する。これにより、A
OMにより回折されたレーザビームの全てはポリゴンミ
ラー34において偏向されて、8次光のみが反射ミラー
に照射され、リニヤエンコーダ40に照射される。この
ため、リニヤエンコーダ40を通過した8次光は、光電
変換器60に照射され、同期信号が得られる。他の制御
は上記実施例と同様である。このように、同期信号用の
レーザビームの偏光角を回転させてレーザビームを偏光
ビームスプリッタにより合波、分離することなく、同期
信号用を検出することもできる。
【0049】以上説明したように上記実施例によれば、
複数のレーザビームで感光面に露光する場合に、音響光
学素子の特性が異なっていてもレーザビームの強度を所
定値にすることができると共に、経時による光ビームの
強度変動を少なくでき、複数レーザビーム各々の強度の
変化が防止されることにより、同期信号は一定のレベル
で検出され、検出されるレベルの変動がないことにより
、ジッタ等の発生しない良好な画像が得られる、という
効果が得られる。
【0050】なお上記では、2つの信号を混合するコン
バイナ68AB〜68GHの後段にトータルレベル制御
回路を接続した例について説明したが、コンバイナ74
、76の後段またはコンバイナ78の後段にトータルレ
ベル制御回路を接続してもよい。また、上記では光変調
器として音響光学素子を用いた例について説明したが、
光導波路形変調器を用いてもよい。
【0051】また、上記実施例では、ローカルレベル制
御回路およびトータルレベル制御回路により信号の振幅
を制御して、レーザビームの強度を一定にする例につい
て説明したが、ピークホールド回路等を用いてゲインを
制御し、同期信号としてのレーザビームの強度を一定に
してもよい。また、上記では、レーザビームのレベル調
整をする際に、スイッチ回路をオンオフさせているが、
同期信号としてのレーザビームは常時オンにして強度調
整のみを行ってもよい。
【0052】上記実施例では、レーザビームの強度検出
を行うセンサーをレーザビームの記録走査光路上に設け
た例について説明したが、AOMの下流側に透過率の低
いミラーを配置し、このミラーの裏側にセンサーを配置
してもよい。また、シャッター上に反射ミラーを設け、
その反射光を受光可能な位置にセンサーを設けてレーザ
ビームの強度を検出してもよい。
【0053】上記実施例では、また、光ビームとしてレ
ーザビームを用いた光ビーム走査装置の例について説明
したが、LEDの光を光ビームとして用いる走査装置で
もよく、また、他の光源を用いて光ビームにしてもよい
【0054】なお、上記実施例では、レーザビームの強
度の補正を1齣毎の非記録時に行う例について説明した
が、少なくとも1以上の主走査毎、少なくとも1以上の
画像毎または少なくとも1以上のフィッシュ毎に行って
もよく、またこれらの組合せた時期に行ってもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光ビ
ーム走査装置は、音響光学素子により得られる回折光を
同期信号用の光源として適用したので、得られる回折光
の各々には、所謂光の奪い合いによる光の強度の変動が
防止され、常時、一定の光量が維持できる。このため、
主走査による光量変動も少なくすることができ、検出信
号のS/N比も向上することができ、さらに、同期信号
として検出されるレベルの変動がないことにより同期の
タイミング変動がなくなるために画質の向上が図れる、
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る走査光学系の概略構成図
である。
【図2】本発明が適用されたレーザビーム走査装置を示
す概略斜視図である。
【図3】本発明の実施例に係るAOMドライバーを示す
ブロツク図である。
【図4】AOMの制御回路を示すブロック図である。
【図5】画像データのオンの数とレーザビームのパワー
との関係を示す線図である。
【図6】画像データのオンの数とDACから出力される
アナログ信号のレベルとの関係を示す線図である。
【図7】画像データのオンの数とレーザビームのパワー
との関係を示す線図である。
【図8】ガルバノミラーの角度に対するチェック期間、
非記録期間及び記録期間の関係を示す線図である。
【符号の説明】
10  レーザビーム記録装置 12  He−Neレーザ 18  AOM 34  ポリゴンミラー 48  ガルバノミラー 70  信号発生回路 72  AOMドライバ 74  制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入射される光ビームを複数本に分割す
    る音響光学素子を備え、光ビームを走査光学系により主
    走査及び副走査を行って2次元走査を行う光ビーム走査
    装置であって、前記音響光学素子により分割された光ビ
    ームの1本を用いて前記2次元走査の同期信号を発生さ
    せる同期信号発生手段を設けたことを特徴とする光ビー
    ム走査装置。
  2. 【請求項2】  入力された信号の周波数に応じた複数
    の方向に光ビームを複数に分割すると共に入力された信
    号の振幅に応じた強度に光変調を行う音響光学素子を備
    え、光ビームを走査光学系により主走査及び副走査を行
    って2次元走査を行う光ビーム走査装置であって、前記
    音響光学素子により分割された光ビームの1本を用いて
    前記2次元走査の同期信号を発生させる同期信号発生手
    段と、前記音響光学素子により分割された光ビームの各
    々の強度が所定値になるように前記信号の振幅を制御す
    る制御手段と、を備えたことを特徴とする光ビーム走査
    装置。
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