JPH0423661Y2 - - Google Patents

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JPH0423661Y2
JPH0423661Y2 JP1984154634U JP15463484U JPH0423661Y2 JP H0423661 Y2 JPH0423661 Y2 JP H0423661Y2 JP 1984154634 U JP1984154634 U JP 1984154634U JP 15463484 U JP15463484 U JP 15463484U JP H0423661 Y2 JPH0423661 Y2 JP H0423661Y2
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ink ribbon
thermal head
platen roller
thermal
cassette
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JP1984154634U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、インクリボンをインクリボンパンケ
ーキからリボン巻取コアへと巻取るように構成さ
れた熱転写式プリンタ用カセツトに関する。
(従来技術) 熱転写式プリンタは、例えば第12図及び第1
3図に示す如くサーマルヘツド1を保持部材2を
介して横軸3廻りに前後揺動自在に設け、ソレノ
イドの作動片4の押圧によりバネ板5を介してサ
ーマルヘツド1を横軸3廻りに前方揺動させ、該
ヘツド1により熱転写式プリンタ用カセツト6の
インクリボン7をプラテンローラ8側に押圧する
ように構成されている。一方、従来の熱転写式プ
リンタ用カセツト6は、巻取コア9の回動に伴な
つてインクリボン7をインクリボンパンケーキ1
0からガイドピン11,12を通つて巻取コア9
へと巻取られるように構成されている。そして、
記録プロセスとして、サーマルヘツド1とプラテ
ンローラ8間に普通紙13をインクリボン7とを
重ね、プラテンローラ8とサーマルヘツド1とで
適当な圧力を加えた状態でカセツト6及びサーマ
ルヘツド1を矢印a方向に走行させ、この時イン
クリボン7はサーマルヘツド1で押圧されながら
印字毎に巻取コア8の回動によりインクリボンパ
ンケーキ9から巻取コア8へと巻取られ、リボン
7に塗つた固体インクが外部電気信号に応じてサ
ーマルヘツド1とプラテンローラ8間の圧力によ
り、被転写紙である普通紙13に転写されるので
ある。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、従来カセツト6を用いて記録させる場
合次のような問題があつた。即ち、インクリボン
9はガイドピン11,12に沿うのでガイドピン
11,12に平行して走行するが、印字中にはサ
ーマルヘツドが第13図に鎖線で示す如く横軸3
を支点に前方揺動して前上り方向に傾斜し、イン
クリボン7はサーマルヘツド1によつて傾斜状態
で圧着される。つまりインクリボン7は、サーマ
ルヘツド1側では斜め状態でガイドピン11,1
2側では垂直状態になつており、サーマルヘツド
1を中心にしてガイドピン11,12側から見た
インクリボン7の状態はV字形にねじれている。
従つてこの状態でインクリボン7にテンシヨンを
加えながら走行させると、インクリボン7はV字
形から直線状に張ろうとして、上方へズレるよう
になる。しかもプリンタ部品のバラツキ、製造バ
ラツキ、組立バラツキ等によつて、プラテンロー
ラ8とサーマルヘツド1の平行性、インクリボン
7とサーマルヘツド1の平行性や加圧ムラが発生
すると、この現象は大きくなり、インクリボン7
はエントロピーの高い方から低い方へとズレるの
で、サーマルヘツド1面を蛇行し、やがてサーマ
ルヘツド1より飛出す不都合を生じていた。
そこで、このような不都合を解消する為に、例
えばカセツト6のガイドピン11を斜めにしてイ
ンクリボン7のねじれを打ち消す効果を持たせる
ようにすることが考えられる。しかしこの方法で
はヘツド1の傾斜角度が変化すると、ガイドピン
11の傾斜角も変化させる必要があり、汎用性に
乏しいものであつた。
本考案は上記問題点に鑑み、転写の際にインク
リボンがサーマルヘツド面を蛇行するのを極力防
止し、インクリボンがサーマルヘツド面から飛出
す惧れがないようにすることを目的とする。
(問題を解決するための手段) この技術的課題を解決する本考案の技術的手段
は転写の際に熱転写式プリンタ17のサーマルヘ
ツド33によりプラテンローラ21側に押圧され
るインクリボン63を、インクリボンパンケーキ
64から巻取コア74へと巻取るように構成され
た熱転写式プリンタ用カセツトにおいて、 左右一対のガイド部材78が、サーマルヘツド
33の左右両側に設けられ、該左右一対のガイド
部材78の前端間に、インクリボン63がサーマ
ルヘツド33の前側を通るように架け渡され、前
記各ガイド部材78は、前方に向けて次第に大き
く離間するようにハの字状に前方突出されると共
に、インクリボン63のテンシヨンにより弾性変
形するように弾性を有することを特徴とする。
(実施例) 以下、本考案を図示の実施例に従つて説明する
と、第2図及び第4図において、17は熱転写式
プリンタで、左右一対の側板18,19に軸心廻
り回動自在に保持された支持軸20に外嵌固着さ
れたプラテンローラ21と、側板18,19間に
設けた案内軸22にブラケツト23を介して摺動
自在に内嵌保持されかつ側板18,19間に連結
した支持板24上に左右方向摺動自在に載置され
たキヤリツジ25と、側板18,19間にプリテ
ンローラ21の後方に位置して連結された案内板
26とを備える。キヤリツジ25には、プーリ2
7,28間に巻回されたタイミングベルト29の
中途部が連結固定されており、ベルト29はキヤ
リツジ駆動用モータ30によりプーリ27を介し
て矢印c,d方向に正逆回転され、これによりキ
ヤリツジ25は左右方向に往復移動されるように
なつている。
33はキヤリツジ25に設けたサーマルヘツド
で、第7図に示す如く保持部材34を介して横軸
35廻りに前後揺動自在に取付けられている。こ
のサーマルヘツド33はコイルバネにより後方揺
動するように付勢されている。37はキヤリツジ
25に設けたソレノイドで、作動によりその作動
片37aが前方突出して、第7図に示す如く保持
部材34に取付けた板バネ38を介してサーマル
ヘツド33を前方へ押圧するように構成されてい
る。39はキヤリツジ25に上方突設した回動軸
で、この回動軸39は、ソレノイド37が作動し
てその作動片37aが前方突出したときに、支持
板34に形成したラツク40に噛合するピニオン
41と回動軸39に係脱自在に噛合するギヤ42
とによりキヤリツジ25の移動に対応して回動さ
れるようになつている。43はキヤリツジ25の
上蓋で、この上蓋43はキヤリツジ本体44にそ
の上端開口を塞ぐように着脱自在に取付けられ、
上蓋43には第6図に示す如く、回動軸39を上
方突出状に挿通せしめる貫通孔45が形成される
と共に、上方突出した係止片46,47が形成さ
れている。
49は紙送り用のモータで、ギヤ50,51,
52を介してプラテンローラ21を支持軸20と
共に回転駆動する。53は被転写紙である普通紙
で、プラテンローラ21と案内板26との間及び
サーマルヘツド33とプラテンローラ21との間
を通るようにプラテンローラ21に巻回される。
56は熱転写式プリンタ用のカセツトで、下端
が開口したプラスチツク製のケース本体57と、
ケース本体57の下端開口を塞ぐプラスチツク製
の底板58とを備え、ケース本体57及び底板5
8の前部側の中央には後方に没入した凹欠部5
9,60が設けられている。このカセツト56に
は、ケース本体57の支持筒61に回動自在に内
嵌した回動筒62にインクリボン63を繰出自在
に巻回して成るインクリボンパンケーキ64が設
けられると共に、該インクリボンパンケーキ64
からインクリボン63を巻取る巻取コア74が縦
方向の軸心廻りに回動自在に保持されている。ま
たカセツト56にはガイドローラ65,66がケ
ース本体57に突設の縦軸67,68廻りに回動
自在に設けられると共に、ガイドピン69がケー
ス本体57に突設され、ケース本体57には凹欠
部59の両側に位置して左右一対の突壁70,7
1が設けられると共に、左右一対の開口窓72,
73が形成されている。インクリボン63はパン
ケーキ64からガイドピン69、ガイドローラ6
5を経て開口窓72から凹欠部59前方に引出さ
れた後、開口窓73からケース本体57内に挿入
され、ガイドローラ66を経て巻取コア74に巻
回されており、インクリボン63は巻取コア74
の矢印e方向への回動によりパンケーキ64から
巻取コア74へ巻取られるようになつている。そ
してカセツト56は、係合爪75,76の係止片
46,47への係合により、キヤリツジ25の上
蓋43上に着脱自在に載置固定され、このとき凹
欠部59の前方にサーマルヘツド33が位置する
と共に、キヤリツジ25の回動軸39が巻取コア
74に相対回動不能に内嵌するようになつてい
る。
78は左右一対のガイド部材で、該各ガイド部
材78は弾性を有するプラスチツク等により、突
壁70,71間に嵌合されたコ字状の取付部材7
9と共に一体に形成され、取付部材79の前部両
端からハの字状に前方突出している。而して開口
窓72から引出されたインクリボン63を、サー
マルヘツド33の前側を通るようにガイド部材7
8間に架け渡すと、サーマルヘツド33の後方揺
動時には、インクリボン63のテンシヨンにより
第1図に実線で示す如くガイド部材78がサーマ
ルヘツド33の後方揺動に対応して左右方向外方
に弾性変形し、インクリボン63をプリテンロー
ラ21から後方へ離間せしめる。またサーマルヘ
ツド33が前方揺動した場合、サーマルヘツド3
3がインクリボン63をプラテンローラ21側に
押圧すると共に、サーマルヘツド33の前方揺動
によるインクリボン63のテンシヨン変化によ
り、第1図に鎖線で示す如くガイド部材78が左
右方向内方に折曲して、インクリボン63が長い
範囲に亘つてプラテンローラ21の軸方向と略平
行になるようにインクリボン63をプラテンロー
ラ21側に付勢するようになつている。
上記実施例の構成によれば、転写の際には、タ
イミングベルト29がモータ30の駆動により矢
印c方向に回転駆動され、キヤリツジ25が矢印
b方向に移動し、印字毎にソレノイド37が作動
してその作動片37aがサーマルヘツド33を押
圧し、サーマルヘツド33を前方揺動する。サー
マルヘツド33の前方揺動により、キヤリツジ2
5の移動に対応して回動軸39が矢印e方向に回
動し、その結果キヤリツジ25の矢印b方向への
移動にも拘らず普通紙53への相対移動が無くな
るようにインクリボン63がインクリボンパンケ
ーキ64から巻取コア74へと巻取られる。この
ときインクリボン63のテンシヨン変化により、
サーマルヘツド33の前方揺動に対応してガイド
部材78が第1図に鎖線で示す如く左右方向内方
に変形して、インクリボン63が長い範囲に亘つ
てプラテンローラ21の軸方向と略平行になる。
従つて転写の際にはインクリボン63はサーマル
ヘツド33によつてプラテンローラ21側に傾斜
状態で圧着されるが、サーマルヘツド33に傾斜
によるインクリボン63のねじれは緩やかにな
り、インクリボン63がサーマルヘツド33面を
上下に蛇行することが少なくなり、インクリボン
63がサーマルヘツド33から飛出す惧れもなく
なる。
また、サーマルヘツド33の後方揺動時には、
第1図に実線で示す如くガイド部材78が左右方
向外方に弾性変形し、インクリボン63をプラテ
ンローラ21から後方へ離間せしめるので、キヤ
リツジ25の移動によりインクリボン63が普通
紙53と擦れて、該普通紙53を汚すこともな
い。
(考案の効果) 本考案によれば、左右一対のガイド部材78
が、サーマルヘツド33の左右両側に設けられ、
該左右一対のガイド部材78の前端間に、インク
リボン63がサーマルヘツド33の前側を通るよ
うに架け渡され、前記各ガイド部材78は、前方
に向けて次第に大きく離間するようにハの字状に
前方突出されると共に、インクリボン63のテン
シヨンにより弾性変形するように弾性を有するの
で、サーマルヘツド33が前方揺動した場合、サ
ーマルヘツド33の前方揺動によるインクリボン
63のテンシヨン変化により、ガイド部材78が
左右方向内方に弾性変形し、インクリボン63
が、長い範囲に亘りプラテンローラ21に接近し
て該プラテンローラ21の軸方向と略平行にな
る。従つて転写の際にはインクリボン63はサー
マルヘツド33によつてプラテンローラ21側に
傾斜状態で圧着されるが、サーマルヘツド33の
傾斜によるインクリボン63のねじれは非常に緩
やかになり、インクリボン63がサーマルヘツド
33面を上下に蛇行することが極力少なくなり、
インクリボン63がサーマルヘツド33から飛出
す惧れもなくなる。
また、サーマルヘツド33の後方揺動時には、
ガイド部材78が左右方向外方に弾性変形し、イ
ンクリボン63をプラテンローラ21から後方へ
離間せしめるので、キヤリツジ25の移動により
インクリボン63が被転写紙と擦れて、該被転写
紙を汚すこともなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部の拡大平
断面図、第2図は同平面図、第3図は同側面図、
第4図は同平断面図、第5図は同カセツトのケー
ス本体の底面図、第6図は同キヤリツジ上蓋の平
面図、第7図は同サーマルヘツド部分の拡大側断
面図、第8図は従来例を示す平面図、第9図は同
側断面図である。 17……熱転写プリンタ、21……プラテンロ
ーラ、33……サーマルヘツド、63……インク
リボン、64……インクリボンパンケーキ、74
……巻取コア、78……ガイド部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 転写の際に熱転写式プリンタ17のサーマルヘ
    ツド33によりプラテンローラ21側に押圧され
    るインクリボン63を、インクリボンパンケーキ
    64から巻取コア74へと巻取るように構成され
    た熱転写式プリンタ用カセツトにおいて、 左右一対のガイド部材78が、サーマルヘツド
    33の左右両側に設けられ、該左右一対のガイド
    部材78の前端間に、インクリボン63がサーマ
    ルヘツド33の前側を通るように架け渡され、前
    記各ガイド部材78は、前方に向けて次第に大き
    く離間するようにハの字状に前方突出されると共
    に、インクリボン63のテンシヨンにより弾性変
    形するように弾性を有することを特徴とする熱転
    写式プリンタ用カセツト。
JP1984154634U 1984-10-12 1984-10-12 Expired JPH0423661Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984154634U JPH0423661Y2 (ja) 1984-10-12 1984-10-12

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JP1984154634U JPH0423661Y2 (ja) 1984-10-12 1984-10-12

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Publication Number Publication Date
JPS6170059U JPS6170059U (ja) 1986-05-13
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JP1984154634U Expired JPH0423661Y2 (ja) 1984-10-12 1984-10-12

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0528049Y2 (ja) * 1986-01-08 1993-07-19

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5738181A (en) * 1980-08-21 1982-03-02 Canon Inc Printer

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58171368U (ja) * 1982-05-10 1983-11-16 シャープ株式会社 転写型サ−マルプリンタにおけるカ−トリツジ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5738181A (en) * 1980-08-21 1982-03-02 Canon Inc Printer

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JPS6170059U (ja) 1986-05-13

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