JPH0423531Y2 - - Google Patents

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JPH0423531Y2
JPH0423531Y2 JP1987048461U JP4846187U JPH0423531Y2 JP H0423531 Y2 JPH0423531 Y2 JP H0423531Y2 JP 1987048461 U JP1987048461 U JP 1987048461U JP 4846187 U JP4846187 U JP 4846187U JP H0423531 Y2 JPH0423531 Y2 JP H0423531Y2
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JP
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head
bone mineral
tomographic
dimensional image
constructing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はCT用頭部固定装置に関し、より詳し
くは被写体のCT撮影における複数の断層像をよ
り多く利用するCT用頭部固定装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、CT撮影時における頭部の固定は、ヘツ
ドレスト上にマジツクバンドで頭部を固定するこ
とによつて行われていた。
また、CT撮影とその撮影したものによる立体
像の構築は、基準となるものが無く、手術をする
医師の経験と感覚に頼る部分が多いものであつ
た。
さらに、頭頚部の骨の組成情況を示すための骨
塩量の測定については従来は適当な方法がなく測
定不可能であつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記従来の、CT撮影時におけるヘツドレスト
上にマジツクバンドで額部を固定するのみの頭部
固定方法は、その撮影の度に断層部位がずれてし
まう欠点があり、手術前と手術後との比較がうま
くできないので病態の進行状況が正確に判別でき
ないという問題点があつた。
また、前記従来の立体像の構築は、医師の経験
と感覚に頼るいわゆる熟練を要する部分が多いこ
とから、総ての術者が正確を期すことは困難であ
るという問題点があつた。
さらに、前記頭頚部の骨の組成状況を調べるた
めの骨塩量の測定は、従来正確に測定できる良い
方法が無かつたので、骨の生長老化のメカニズム
などがよく分からないという問題点があつた。
本考案はこのような問題点を解決することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は次のような
CT用頭部固定装置を提供する。すなわち本考案
は、被検者の頭部に装着する頭部装着部と、CT
用寝台のヘツドレストに固定され、且つこの頭部
装着部を前記ヘツドレストに固定する頭部装着部
固定具とを備えたCT用頭部固定装置であつて、
前記頭部装着部は、二つの基準軸が基準連結部を
介して傾斜状に且つスライド可能に連結され、こ
の基準連結部には連結可動部が連結され、生体の
複数の平面的断層像を重ね合わせて立体像を構築
する基準となる立体像構築用基準軸手段と、前記
複数の断層像を得るためのCT撮影の位置ぎめを
する断層位置決定軸手段と、頭頸部のCT撮影時
に既知の骨塩量を有する骨塩等価物質を同時に
CT撮影することにより頭頸部の骨塩量を比較算
出できる骨塩定量分析手段とを有することを特徴
とするCT用頭部固定装置である。
〔作用〕
上記構成において頭部装着部固定具は、CT用
寝台のヘツドレスト側にあつて前記頭部装着部を
固定することによつて被検者の頭部をヘツドレス
トに固定し、CT撮影で複数の断層像を得る間の
時間的推移に伴う被写体の位置変動を防止する作
用がある。
また、前記頭部装着部の立体像構築用基本軸手
段は、CTによつて得られた平面的なフイルムに
おける平面状の断層像図形を積み重ね、生体の立
体像を構築する場合に、その積み重ね方向位置を
特定する基準となる機能を有するもので、立体像
構築時にはこの軸機能によつて前記複数の断層像
の積み重ねが行われる。
さらに、前記頭部装着部の断層位置決定軸手段
は、複数の平面状の断層像を得るための位置決め
をする機能を有するので、この機能により、複数
の各断層像撮影位置が明確に決定され、その決定
による位置で各断層像が撮影され、CT撮影の度
に同一関係位置で断層像を視認することができ
る。
前記立体像構築用基本軸手段とこの断層位置決
定軸手段との両者は像を立体的に再現し、正確な
立体像を構築することができるとともに、同一関
係位置で断層像を視認することができる。
その上、骨塩定量分析手段は、既知のものと未
知の被検部とを同一画面上に同時にCT撮影して
あらわすので、撮影時の環境条件を同一にして比
較判断の誤差要因を排除することによつて、骨塩
量を正確に比較算出可能とする。
〔実施例〕
本考案の実施例について、以下図面にしたがつ
て本考案の構成が実際上どのように具体化される
かをその作用とともに説明する。
第1図は本考案の一実施例の概要説明図で、図
中、1はCT用寝台、2はこのCT用寝台の上のヘ
ツドレストで、このヘツドレスト2には頭部装着
固定具3が取り付けられている。
また、前記CT用寝台上には、被検者Mが頭部
Hを前記ヘツドレスト2内に収め、上向きに横臥
している。
この被検者の頭部Hには、頭部装着部4がヘツ
ドバンド5によつて取り付けられ、下顎Uは、こ
のヘツドバンド5に取り付けられたゴム紐6で牽
引されるカツプ7でその動きを固定さる。
この頭部装着部4は、被検者Mの耳Eの位置で
頭部Hとの位置決めが行われ、頭部装着部4は頭
部装着部固定具3に前記位置決めされた耳Eの位
置で、相互に連結される。
第2図は、本考案の一実施例の斜視図で、頭部
装着部4は、立体像構築用基準軸手段8と、断層
位置決定軸手段9と、骨塩定量分析手段10とを
備えており、頭部装着部固定具3によりヘツドレ
スト2に装着されている。
この頭部装着部4の立体像構築用基準軸手段8
は、金属の目盛り8aを有する二つの基準軸8
b,8bが基準軸連結部8cを介して傾斜状に、
かつ、スライド可能に連結され、この基準軸連結
部8cには連結可動部8dが装着されている。
前記基準軸8b,8dの金属の目盛り8aは、
X線のCT撮影時における頭部の断層位置が明確
に読めるようにしたものである。
また前記基準軸連結部8cは目盛り8eを有
し、左右の位置が確認出来るようになつている。
連結可動部8dは下部がヘツドバンド5に着脱
できるようになつていて頭部Hと立体像構築用基
準軸手段8とを固定している。
その立体像構築用基準軸手段8には断層位置決
定軸手段9がとりつけられている。
この断層位置決定軸手段9は上部目盛り9aと
側部目盛り9bを有し、且つ下端9cは小さな凸
状(図示せず)部分が耳Eに装着されて頭部との
位置を確定し、その外側から頭部装着部固定具3
で連結されることによつて、断層位置決定軸手段
9はヘツドレスト2に固定されている。
また立体像構築用基準手段8には、下顎U附近
に骨塩定量分析手段10をスライド可能にとりつ
けている。
この骨塩定量分析手段10は、濃度の異なる既
知の骨塩をそれぞれ収納した複数の容器10aに
よつて構成され、頭頚部分CT撮影時に同時に撮
影することによつて頭頚部の骨塩量を正しく比較
できるようになつている。
第3図は、本考案の頭部装着部固定具3の斜視
図で、基板3aに取り付けられた下部固定板3b
はヘツドレストの下部に固定されるものであり、
基板3aの上部にとりつけられた下部固定板3b
はヘツドレストの下部に固定されるものであり、
基板3aの上部にとりつけられた左右にコの字状
に屈折させたものは側部固定板3cで、これらヘ
ツドレストの左右の側部に固定されるものであ
る。
また、基板3aには、左右に屈折した装着アー
ム3d,3dが可動回転板3eによつて連結部材
3f,3fを介して左右に可動可能に取り付けら
れ、その先端3gは、断層位置決定軸手段9の先
端9cを外側から連結固定する。
以上のようにして、頭部Hはヘツドレスト2に
固定され、頭部Hの耳Eの位置を基本として位置
決めされた断層位置決定軸手段9により、前記固
定された頭部Hの複数の断層位置を目盛りを利用
し数値的に特定して、正確にCT撮影を行い、こ
れを立体像に復元する際は、前記立体像構築用基
準軸手段8により、その複数のCT撮影による平
面的な断層像を正確な位置に重ね合わせてもとの
立体像を再現的に構築することができる。
また、前記立体像構築用基本軸手段8の下顎U
附近には、スライド可能な異なる濃度の既知の骨
塩を複数個配して同時に撮影することにより、頭
頚部の骨塩量を既知のものと比較して、正確に測
定出来るようにしたものである。
〔考案の効果〕
以上本考案によれば、被検者の頭部に装着する
頭部装着部とこの頭部装着部をヘツドレストに固
定する頭部装着部固定具とを備えたので、頭部を
固定することにより、CT撮影時における被写体
位置の時間的変動を抑えることができる。したが
つて手術前と手術後との比較が明確になり、患部
の術後の治癒状況などが正確に判断できるように
なつた。
また、生体の複数の平面的な断層像を重ね合わ
せて立体像を構築する基準となる立体像構築用基
準軸手段を有するので、CT撮影で得られた複数
の断層像を積み重ねる基準点が明確になり、立体
像を容易に正確に構築することができる。
この立体像を容易に正確に構築することができ
ること、即ち画像の三次元再構築を正確にできる
ことにより、被検者の頭部の病体の把握、病巣の
位置及び大きさを診断及び治療の時に、正確に把
握でき適切な治療がなされる。同時に頭部におけ
る他の臓器の相互位置関係が明確に把握でき、手
術方法が決定できる。
さらに、前記複数の断層象を得るためのCT撮
影の位置決めをする断層位置決定軸手段を有する
ので、各断層撮影が明確に決定され、その検定に
よる位置で各断層像が撮影され、CT撮影の度に
同一関係位置で、断層像を視認することができ
る。
そのうえ、濃度の異なる骨塩等価物質を同時に
撮影することにより頭頚部の骨塩量を正確に比較
算出できる骨塩定量分析手段を有するので、被写
体の頭頚部と骨塩量の既知の骨塩等価物質とを同
時にCT撮影することにより、撮影の環境条件を
同一にして撮影による誤差を排除し、骨塩量の比
較判断を容易かつ正確に行うことができ、骨の生
長老化のメカニズムの解明に役立つ、などの効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例概要説明図、第2図
は同実施例の斜視図、第3図は同実施例の頭部装
着部固定部の斜視図である。 4……頭部装着部、8……立体像構築用基準軸
手段、8b……基準軸、8c……基準軸連結部、
8d……連結可動部、9……断層位置決定軸手
段、10……骨塩定量分析手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被検者の頭部に装着する頭部装着部と、CT用
    寝台のヘツドレストに固定され、且つこの頭部装
    着部を前記ヘツドレストに固定する頭部装着部固
    定具とを備えたCT用頭部固定装置であつて、前
    記頭部装着部は、二つの基準軸が基準連結部を介
    して傾斜状に且つスライド可能に連結され、この
    基準連結部には連結可動部が連結され、生体の複
    数の平面的断層像を重ね合わせて立体像を構築す
    る基準となる立体像構築用基準軸手段と、前記複
    数の断層像を得るためのCT撮影の位置ぎめをす
    る断層位置決定軸手段と、頭頸部のCT撮影時に
    既知の骨塩量を有する骨塩等価物質を同時にCT
    撮影することにより頭頸部の骨塩量を比較算出で
    きる骨塩定量分析手段とを有することを特徴とす
    る、CT用頭部固定装置。
JP1987048461U 1987-03-31 1987-03-31 Expired JPH0423531Y2 (ja)

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JPS63156608U JPS63156608U (ja) 1988-10-14
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55141235A (en) * 1979-04-13 1980-11-05 Pfizer Thigmotactic surgical method and thigmotactic surgical device
US4233507A (en) * 1979-05-07 1980-11-11 General Electric Company Computer tomography table containing calibration and correlation samples
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