JPH0354726Y2 - - Google Patents

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JPH0354726Y2
JPH0354726Y2 JP1984158179U JP15817984U JPH0354726Y2 JP H0354726 Y2 JPH0354726 Y2 JP H0354726Y2 JP 1984158179 U JP1984158179 U JP 1984158179U JP 15817984 U JP15817984 U JP 15817984U JP H0354726 Y2 JPH0354726 Y2 JP H0354726Y2
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measuring
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lesion
rod
puncture needle
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はCTスキヤナを用いた定位脳手術用病
変部測定器に関する。
〔従来技術〕
CT(computed tomography)スキヤナを用い
た定位脳手術装置はベツド上に仰臥した患者の頭
部をベツド上の頭部固定装置に固定させ、CTス
キヤナにより頭部の輪切り状X線断層撮影を行つ
て病変部即ち標的の位置を計測し、対いで頭部固
定装置に穿刺針支持装置を取付けこの穿刺針の先
端が正しく標的に達するよう針調節機構を上記計
測値に応じた調節量をもつて調節し、これによつ
て穿刺針の先端が標的に一致するはずであるがこ
の位置決めを再度断層撮影によつて確認してから
穿刺針により脳内の例えば血腫を吸引除去する装
置である。
この装置において標的計測には測定器が用いら
れる。この測定器は枠状の測定棒を有していて、
これを取付けた状態で断層撮影されるためマーク
点として標的と共に画像に表われ、標的との相対
位置データを与える。穿刺針支持装置は穿刺針を
X,Y,Z軸方向へ移動調節できるように支持す
る構成になつていてその調節量は上記相対位置デ
ータに従つて決められる。
〔従来技術の問題点〕
従来の測定器の測定棒は金属例えばステンレス
材により形成されているため、標的計測のための
CTスキヤナによる断層撮影時にX線に対して妨
害物、勿論妨害物となつて画像にマーク点として
表われることが必要であるが、それが過度な妨害
物となり画像が不鮮明になることがある。
〔考案の目的〕
本考案は上記の欠点を除去し、病変部の位置計
測のためのCTスキヤナにによる断層撮影時にX
線撮影を妨害してしまうことを防止できる定位脳
手術用病変部測定器を提供することを目的とす
る。
〔考案の要約〕
測定棒をカーボン或いはセラミツクにより直径
2〜mmの丸棒状に形成し、この測定棒を頭部固定
装置に取付けられる台座に患者の頭頂方向に延び
且つ三角形の二辺を構成するように設けたことを
特徴とするもので、これにより測定棒がX線に対
して過度な妨害物とならず、鮮明な画像を得るこ
とができると共に、その画像に測定棒を鮮明なマ
ーク点として表わすことができるようにしたもの
である。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例について図面を参照しな
がら説明する。固定装置1は第1図に示すように
ベツドに仰臥した患者の頭部を固定するためのも
のであり、ベツドに固定されHz本体フレーム2か
らなる。この本体フレーム2は第3図に示すよう
に内側が円形で外側が略四角形の枠状をなしたア
ルミ製のもので、その下辺には後頭部を仮支えす
るアクリル製の頭受板3が設けられ、また四隅部
分に予め形成してある各ロツド固着部4には頭部
固定部材5の棒状脚部6が挿入され、これをねじ
締手段4aによつて適宜の挿入量位置に固定でき
るようになつている。また本体フレーム2の上辺
及び右辺には4個の病変部測定器7が着脱可能に
取付けられるようになつている。この測定器7
は、第2図に示すように、台座8に二本の測定棒
9及び10を患者の頭頂方向に延び且つ二等辺三
角形の二つの等辺を構成するように取着してい
る。尚、二等辺三角形の高さHは底辺の長さLの
2倍に設定されている。また台座8には測定棒9
及び10が構成する二等辺三角形の中心線を通る
中心棒11を取着すると共に、この中心棒11と
平行で且つ二等辺三角形の底辺の両端を通る線に
一致するようにして二本の平行棒12及び13を
取着している。尚、平行棒12及び13の間隔寸
法は10cmに設定されている。そして、測定棒9及
び10、中心棒11、平行棒12及び13の各先
端部を一本の連結棒14に取着している。更に台
座8には本体フレーム2に固着したピン15に嵌
合によつて固定される取付キヤツプ16が設けら
れている。斯様な測定器7は、取付キヤツプ16
をピン15に嵌着することによつて本体フレーム
2の上辺及び右辺に取付けたとき、各測定器7に
おいて測定棒9,10及び中心棒11の交点Mが
本体フレーム2中央の基準点Gを通るX軸上及び
Y軸上に位置するように構成されている。そし
て、以上の構成において、測定棒9,10、中心
棒11及び平行棒12,13はカーボンフアイバ
ーにより形成され、またX線の散乱を少なくする
と共に画像上に直径0.5〜1mmのマーク点として
表われるように外径2〜3mmの丸棒状に形成して
いる。
一方、第3図において、17は穿刺針支持装置
であり、コ字状の可動枠18と摺動装置19とを
回動部20にて第3図中矢印21方向に回動調節
可能に連結して成る。一方、22は摺動装置19
の第1の摺動部材であり、これは前記本体フレー
ム2の両側に設けたレール部材23に沿いY軸方
向即ち上下動自在であり、その所望の高さ位置に
摘みねじ手段24によつて固定化できるようにな
つている。尚、25は図示を省略しているが摺動
部材22を上下動調節させるためにレール部材2
3に形成されたラツクに噛合するラツクピニオン
に直結された回動操作摘みである。この摺動部材
22の上面にはレール溝26が設けられ、このレ
ール溝26に前記回動部20を支持した脚部材2
7の下端が患者体軸方向であるZ軸方向に摺動自
在に嵌合され、その適宜の摺動位置に摘みねじ手
段28によつて固定化されるようになつている。
29は穿刺針ホルダーであり、これは円弧状レー
ル部材30に円弧移動可能に且つ適宜の位置に固
定化できるように設けられ、またその円弧状レー
ル部材30はコ字状の可動枠18の共通辺に体軸
に対して直角な左右方向、即ちX軸方向に移動可
能で且つ適宜の位置に固定化可能な第2の摺動部
材31に設けられている。
次に上記構成の作用について説明する。穿刺針
支持装置17は穿刺針ホルダー29に保持された
穿刺針32(第3図に2点鎖線で図示)を所定量
進出させるとその先端が脳内の標的に正しく達す
るようにするために用いられる。これは回動部2
0の回動中心に設けられたマーク部材20a,2
0a間を結ぶ直線(目視によつて確認)と穿刺針
32の先端とが交差する点(以下これを単に仮想
標点と称す)を脳内標点とに一致させるようにし
ておけば、穿刺針32を仮想標点形成時に得られ
た設定量進出させるのみでその先端が自ずと標点
(病変部)に達せられる原理のものである。仮想
標点のX,Y,Z座標は測定器7を本体フレーム
2に装着して行うCTスキヤナによる断層撮影画
像を実測することによつて与えられる。
即ち、本体フレーム2の上辺及び右辺に測定器
7を取付けて断層撮影を行なうと、その画像には
測定棒9,10、中心棒11、平行棒12,13
が直径0.5〜1mmの小さなマーク点として表われ
る。第4図は病変部Tが表われた断層撮影画像を
示すものであるが、この撮影画像から病変部Tの
X,Y,Z座標を求めるには、まず平行棒12,
13のマーク点12′,13′間の距離Aを実測し
てこの画像の縮尺率を求める。仮にAが5cmであ
つたとすると、平行棒12,13間の距離の実寸
法は10cmであるから、本画像の縮尺率は1/2と
いうことなる。次に左右両側の中心棒11のマー
ク点11′間を結ぶ直線Bと上下両側の中心棒1
1のマーク点11′間を結ぶ直線Cとの交点Dは
Z軸上に存在するから、各直線B,Cから病変部
Tまでの距離x,yを実測し、その実測値を縮尺
率で除けば、その値が基準点Gから病変部Tまで
のX,Y軸方向の実距離となる。また、基準点G
から病変部Zまでの軸方向の実距離を求めるに
は、まず例えば右側の両測定棒9,10のマーク
点9′,10′間の距離Eを実測する。この距離E
は両測定棒9,10が構成する三角形と相似形の
三角形の底辺の長さに相当し、その三角形の高さ
は本実施例では底辺の2倍に設定されているか
ら、Eを2倍すればその値が基準点Gから病変部
TまでのZ軸方向の実距離となる。
このようにして病変部TのX,Y,Z軸上の位
置を求めた後、測定器7を取外して穿刺針支持装
置17を本位フレーム2に装着し、そして求めら
れた座標計測値に従い、まず第1の摺動装置22
によつてY軸方向位置を定めると共に、脚部材2
7によつてZ軸方向位置を定める。この状態で再
確認のためのCTスキヤナによる断層撮影を行い、
マーク部材20aの点状画像が病変部Tの画像内
に位置していることを確認し、この後に前記座標
計測値によつて第2の摺動部材31を摺動して穿
刺針ホルダー29のX軸方向位置を定め、この後
穿刺針32を前記設定量進出させればその先端が
脳内の病変部Tに正確に達することになる。尚、
可動枠18が回動部20にて回動できるように、
及び穿刺針ホルダー29が円弧状レール部材30
上で円弧移動できるようにしている理由は穿刺針
32の脳内への侵入角度を選択できるようにする
ためである。
以上のように構成した測定器7によれば、CT
スキヤナによる断層撮影時において、X線の通過
路中に介在する各棒9乃至13をX線にとつて妨
害作用のほとんどないカーボンフアイバーにより
形成し、しかもX線を散乱させる角部のない丸棒
状にしているので鮮明な画像が得られると共に、
各棒9乃至13の直径を2〜3mmに定めているの
で、これらが画像上に0.5〜1mmの鮮明なマーク
点として表われるようになり、また各棒9乃至1
3はカーボンフアイバー製で強度的に強いから撓
みの問題がなく、総じて病変部Tの位置をより容
易に且つより正確に測定できる。ちなみにカーボ
フアイバーとステンレスとについて対比すると、
比強度は前者が140〜200Kg/mm2に対して後者が20
〜32Kg/mm2、以下同様の順で弾性率は24000〜
35000Kg/mm2に対して19000Kg/mm2、比弾性率は
13600〜19500Kg/mm2に対して2400Kg/mm2、比重は
1.7〜1.8に対して7.9である。
また本実施例のように、中心棒11を設けてお
けば、線B,Cを簡単に求めることができ、更に
平行棒12,13を設けておけば画像の縮尺率が
簡単に求まるし、画像の歪のチエツクができる。
尚、二本の測定棒9,10の中点を求めること
で線B,Cが求まるので、中心棒11はなくとも
よく、また画像の縮尺率が予め分つておれば、平
行棒12,13はなくともよい。更に測定棒9,
10で構成する三角形は二等辺三角形に限られ
ず、またセラミツクはカーボンと同様にX線に対
する妨害作用が少ないから、各棒9乃至13をセ
ラミツク製としてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上説明したように、病変部の位置計
測のためのCTスキヤナによる断層撮影時に測定
棒がX線の過度な妨害物となることを防止して鮮
明な画像を得ることができると共に、測定棒が測
定に適した大きさのマーク点となつて画像に表わ
れるから、病変部の位置を容易且つ正確に測定で
きるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は使用状態の斜視図、第2図は拡大側面図、第3
図は分解斜視図、第4図は断層撮影画像図であ
る。 図中、1は頭部固定装置、7は病変部測定器、
8は台座、9,10は測定棒、11は中心棒、1
2,13は平行棒、17は穿刺針支持装置であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベツド上に仰臥した患者の頭部をベツド上の頭
    部固定装置に固定し、頭部の輪切り状X線断層撮
    影を行つて病変部の位置を計測するものにおい
    て、前記頭部固定装置に取付けられる台座と、こ
    の台座に患者の頭頂方向に延び且つ三角形の二辺
    を構成するように設けられた測定棒とから成り、
    前記測定棒をカーボン或いはセラミツクにより直
    径2〜3mmの丸棒状に形成したことを特徴とする
    定位脳手術用病変部測定器。
JP1984158179U 1984-10-19 1984-10-19 Expired JPH0354726Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984158179U JPH0354726Y2 (ja) 1984-10-19 1984-10-19

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JP1984158179U JPH0354726Y2 (ja) 1984-10-19 1984-10-19

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Publication Number Publication Date
JPS6173305U JPS6173305U (ja) 1986-05-19
JPH0354726Y2 true JPH0354726Y2 (ja) 1991-12-04

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JP1984158179U Expired JPH0354726Y2 (ja) 1984-10-19 1984-10-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005137489A (ja) * 2003-11-05 2005-06-02 Foundation For Biomedical Research & Innovation 脳手術用頭部固定装置

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US4991579A (en) * 1987-11-10 1991-02-12 Allen George S Method and apparatus for providing related images over time of a portion of the anatomy using fiducial implants
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JPS6194639A (ja) * 1984-10-15 1986-05-13 ラウリ ライテイネン アダプタ

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