JPH04233473A - 少なくとも３つの入力接続部を持つマルチメーター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は請求項１の前段に記載し
た型のマルチメーターに関する。

【０００２】

【従来の技術及びその課題】マルチメーターは測定器の
中で万能的なものであり、研究室及び工場で又更に素人
研究者の間でも、多面的に利用することが出来るために
、一般的に非常に珍重されている。多数の測定器によっ
てカバーされる測定可能の特性値の範囲は、一例を挙げ
れば、電流、抵抗及びレベルを介した電圧から周波数に
及ぶ。異なった測定可能の特性値を検出するために必要
とする測定回路の多くは非常に異なる。これは、異なっ
た測定可能の特性値のためには、全く違った測定用入力
回路を必要とすることを意味する。

【０００３】然し、その汎用性のためのマルチメーター
は、又、幾つかの危険性を持っている。従って、測定前
にその都度、測定しようとする特性値に用いる正しい入
力回路に接続することが重要である。例えば、若しも主
電圧を測定しようとしたとき、偶然、電流測定用の入力
回路のスイッチが入った儘になっていたとすると、マル
チメーターに重大な影響を与え、万一メインヒューズが
迅速に切れなかったならば、測定者にとっても重大事故
となることがある。一般的に、マルチメーターに内蔵し
ているヒューズは、これが切れるときに発生するアーク
によって内蔵ヒューズがブリッジするので、マルチメー
ターを高圧電源から遮断するには不十分なものである。

【０００４】別の組合わせによって、測定可能の特性値
が間違った入力回路に用いられた場合においても、同じ
ような問題及び危険が被試験体、マルチメーター及び作
業者に発生する。作業者の誤操作によって直接的危険な
結果とならない場合でも、間接的危険が常に発生する。 例えば、入力回路がたまたま測定システムに接続されて
いなかったために、マルチメーターのディスプレーが試
験すべき電圧の無いことを示した場合である。電圧の掛
かっていないと言う表示を過信して、オペレーターが危
険な操作をすることがままある。

【０００５】マルチメーターでこの様な誤操作が起きな
いようにするために注意すべき事はその装置の構造によ
って異なる。多くのマルチメーターにおいて、各入力回
路が、全ての入力回路に共通の第１の入力接続部と、特
定の測定回路に割り振られる測定可能のそれぞれの特性
値に対応する第２の入力接続部と、を持っている。一般
的に、各測定可能の特性値に対して複数の測定範囲が設
けられ、例えば、測定可能の特性値“電圧”に対して測
定範囲１，３，１０，３０Ｖ等が設けられる。この場合
は、入力回路が１つの電圧デバイダーを持ち、これによ
って、全ての電圧がいくつかの値に分割され、又は増幅
によって増幅され、その測定システムに適した値が使え
るようにする。

【０００６】測定範囲スイッチを用いて、電圧デバイダ
ーを所望の電圧測定範囲に切り替え、又はシャント即ち
分路を所望の電流測定範囲に切り替える。測定器を操作
する場合、測定範囲スイッチが、測定しようとする測定
可能の特性値にセットされるように注意しなければなら
ない。これと同時に、マルチメーターの入力側で、測定
用導体が正しい入力接続部に、従って正しい入力回路に
確実に接続されるようにする必要がある。

【０００７】余り注意深く作業が行われていない場合、
特に未熟練の人によって操作される場合、２つの操作動
作の内の１が忘れられ、従って、間違った入力回路が接
続されたり、間違った測定範囲のスイッチが入れられた
りすることが往々にしてある。

【０００８】勿論、別に安全装置をつけて、誤操作によ
る危険を限界内に押さえる試みが成されて来ている。使
用する保護回路に、受動及び能動のリレースイッチ、ト
ランジスター及びサイリスタを伴う制御された半導体ス
イッチ、及び特殊な構造を持った可溶性のリンクが用い
られた。時には非常に高い研究費を掛けているにも拘ら
ず、従来技術においては、最近のマルチメーターのごと
く非常に狭い内部空間の中で間違いがあった場合、高圧
電源スイッチを安全に切ることは絶対に出来ない。従っ
てこの危険を無くすためには実質的に誤操作を無くす以
外に方法が無い。

【０００９】測定用導体の位置変えを、入力回路を切り
替えることによって置き換え、この問題を解決しようと
する試みが成されている。これによって測定器の操作が
若干楽になったが、問題が無くなった訳ではない。従っ
て、入力回路の切替えは、補助入力回路スイッチによっ
て行うか、又は更に測定範囲スイッチに肩代わりさせる
ことによって行われる。補助入力回路スイッチは問題を
只単に別の所に移したのに過ぎず、依然として、同じよ
うに注意深く、入力回路スイッチ及び測定範囲スイッチ
を調査しようとする測定可能の特性値にセットしなけれ
ばならない。一方、全てのスイッチ機能を測定範囲スイ
ッチに持たせることは、これが非常に小いさな電力のみ
ならず大電力の切り替えを行うことが出来なければなら
ないことを意味し、結局この部品の費用が相当に増加す
ることになる。更に、結果として得られた操作部品の数
の減少は、必ずしも、操作を実質的に安全にするとは限
らないことに注目しなければならない。これは、たとえ
１つのスイッチでも間違って設定すれば、必ず、間違っ
た入力回路に繋がり、それなりの結果が生ずるからであ
る。この意味において、２つの操作部品を正確に設定す
る必要があると言うことは、より一層注意深い操作を必
要とすることに繋がる。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明の目的は、請求項
１の前段に記載したマルチメーターにおいて、ごく僅か
な力を測定システムに伝えることによって切り替えるこ
との出来る１つの測定範囲スイッチを用い、操作者が間
違って、当てがわれた入力回路が、測定範囲スイッチで
設定されていない測定可能の特性値に接続することがな
いようにした、マルチメーターを提供することである。 この目的が請求項１の特徴部分によって達成される。本
発明の主題の好ましい細部、及び改善がサブクレームに
記載されている。

【００１１】本発明により、１つの割込み禁止デバイス
が測定範囲スイッチの各スイッチ設定と組み合わされて
いるので、いずれの場合においても、１つの特定の入力
接続部にのみ接続が行われるごとくにして、試験信号を
受け取る接点を作ることに関して入力接続部を割込み禁
止すことが出来る。上記入力接続部に当てがわれた測定
可能の特性値が、組み合わせの結果、測定範囲スイッチ
でセットされた測定可能の特性値に対応する。測定範囲
スイッチへの組み合わせは、機械的に又は電気的に行う
ことが出来る。いずれの場合においても、使用者は、測
定範囲スイッチで選ばれたもの以外の１つの測定可能の
特性値のための１つの入力回路に間違って切替えること
に対して保護されている。この事によって、測定器の使
用上の安全性が実質的に増加する。

【００１２】非常に簡単な構造の割込み禁止デバイスを
機械的手段で達成することが出来る。即ち、測定範囲ス
イッチに接続された１つの割込み禁止リンクを設け、測
定範囲スイッチを操作すると、その位置が入力接続部に
対して変わり、これにより、測定用導体の好ましくはプ
ラグとして作られた接触部品によって特定の入力接続部
に接続が行われないようにする。測定範囲スイッチと割
込み禁止リンクとの間を剛体接続することによって、こ
の点での安全性に対する実質的利益が得られる。これは
、測定用導体が接続されると、差し込まれたプラグが割
込み禁止リンクをその位置に固定し、従って、測定範囲
スイッチも又この結合部品によって偶然の切り替えから
守られるからである。従って、使用者は、別の測定可能
の特性値に切り替える前にプラグを必ず外さなければな
らず、従って、割込み禁止デバイスを解除することにな
る。入力回路を開くことによって、電圧の掛かっていな
い状態においてのみ確実に切替えが行われ、従って、ス
イッチの接点を危険に晒す電流が流れることがない。 切替えを行った後、初めて、入力接続部への接続が行わ
れる。測定範囲スイッチで選択された測定可能の特性値
が当てがわれる。

【００１３】この割込み禁止リンクが絶縁性のプラスチ
ックで作られており、ソケットの接点として、差し込み
方向に対して横方向に作られた少なくとも１つの入力接
続部の受け入れチャンネルをブロック出来るようにして
置かれる。機械的に作用する割込み禁止デバイスの設計
の細部については、多数の変形があり、これらをここに
全て挙げることは出来ない。割込み禁止リンクは常にそ
の測定範囲スイッチの型及び構造に対応しているべきで
、従って好ましくは、回転又は摺動リンクが用いられる
。測定範囲スイッチのスイッチ設定に対応して位置決め
された切抜き部が割込み禁止リンクに設けられ、この切
抜き部が、測定範囲スイッチで設定されたその測定可能
の特性値に割り振られた入力接続部の受け入れ溝を常に
解放するごとくにする。

【００１４】更に、ハウジングのカバー壁の中にリンク
を受入れ且つ装着するために設けられた１つの凹部の中
で、このリンクが入力接続部の区域の中を移動出来るよ
うに設けられている。この様な状態の中で、測定範囲ス
イッチの作動部分を手で動かし、入力接続部に対応する
位置にその位置を変えることによって、割込み禁止リン
クに作用することが出来る。

【００１５】測定範囲スイッチと割込み禁止リンクとが
適宜の方法で組み合わさる、即ち、測定範囲スイッチの
作動部分が、回転可能の部品として作られた割込み禁止
リンクと同一平面上か、又は、平行面上に設けられ、そ
れらを結合部分によって確実に結合するようにする。適
宜の手段により、切替え部品によって行われる回転動作
の一部区域においてのみ割込み禁止リンクとのこの強制
的結合が行われるようにすることが出来る。

【００１６】割込み禁止リンクへのしっかりした結合が
測定範囲スイッチの回転区域全体に亘っては行われない
ようにする目的は、割込み禁止リンクの位置を何等変え
ること無く、同じ測定可能の特性値を別の測定範囲に切
り替えることが出来るようにすることである。

【００１７】作動部分に設けられた１つのスイッチ車が
少なくとも１つの歯を持ち、これが、回転可能の割込み
禁止リンクに設けられた別の歯に、好ましくは、ジュネ
ーブ動作（Ｇｅｎｅｖａ　　ｍｏｖｅｍｅｎｔ）のごと
くに、二股フォークの溝の中に、結合する。

【００１８】入力接続部を解除するために、割込み禁止
リンクに設けられる切抜き部は、この切抜き部がスイッ
チを入れようとする入力接続部のそれに対応する位置に
設けられねばならない。回転可能のディスクとして設計
された割込み禁止リンクにおいては、入力接続部が円弧
状に設けられている場合、この切抜き部を丸い孔にする
ことが出来る。一方、この入力接続部が、一般的に見ら
れるごとく、１直線上に配置されている場合は、この切
抜き部を細長い穴とし、回転によって生ずる位置のずれ
を相殺するようにする。

【００１９】適宜の切抜き部を持った一体物の割込み禁
止リンクを、複数の割込み禁止スライドから組み立てら
れて、１つの割込み禁止リンクとすることが出来る。こ
の場合は、これら割込み禁止スライドがそれぞれ次のご
とくにして装着される、即ち、測定範囲スイッチによっ
て動かされるカム形のスライドによって、一方のスライ
ドを休止位置に保持しているバネの力に逆らってこの一
方のスライドをを移動させ、入力接続部を割込み禁止の
位置に移動させる。測定範囲スイッチの作動部分が、移
動又は回転によってカム形のスライドに作用するように
することが出来る。

【００２０】電気的に作動する割込み禁止デバイスは次
のごとくに構成される、即ち、好ましくはソケット接点
として作られた入力接続部の少なくとも１つが、電磁的
に作動し且つ接触を禁止する割込み禁止位置をとること
が出来るように設けらた１つの割込み禁止部品を持つ。 例えば、その測定範囲スイッチにセットされた測定可能
の特性値が、入力接続部に当てがわれた測定可能の特性
値と一致しない場合、ソケット接点の受入れ溝がブロッ
クされる。この場合も、電磁的に作動する割込み禁止部
品を測定範囲スイッチに組み合わす必要があり、これが
、測定範囲スイッチのスイッチ部分を介して発信するス
イッチ回路を設けることによって達成される。

【００２１】

【実施例】測定範囲スイッチを機械的に作用する割込み
禁止デバイスに接続する手段は各種あるが、そのうちの
第１の実施例が図１及び２に詳細に示されている。マル
チメーターのハウジング２０のカバープレート２１ａ　
の区域に、ディスプレー２８、複数の操作部品２９、測
定範囲スイッチＳ及び入力接続部１，２ａ〜２ｃが示さ
れている。測定範囲スイッチＳに組み合わされた割込み
禁止リンクＳＫが図１に破線で示されているのは、これ
が凹部２２の中に入っていて、カバープレート２１ａ　
の中にあり、外から見えないからである。

【００２２】測定範囲スイッチＳの、更に正確に言うと
、その作動部分５　の詳細が図３から６の部品図に示さ
れており、この部分は割込み禁止リンクＳＫと相互作用
する重要な部分である。測定範囲スイッチＳの作動部分
５　が環状のスイッチ車５ａ、スイッチツイストノブ５
ｂ、スタッドとして作られた第１のカプリング部５ｃ、
及びスイッチブレード５ｄとを含み、このブレードが測
定範囲スイッチの接触キャリヤープレート（図示無し）
の駆動部の働きをする。このスイッチブレード５ｄが、
***部として操作に用いられるスイッチツイストノブ５
ｂによってスイッチ車５ａに接続されている。スイッチ
車５ａ上に形成されたスタッド状の第１のカプリング部
５ｃによって、割込み禁止リンクＳＫに設けられた第２
のカプリング部２５との結合が行われる。

【００２３】このカプリングデバイスが一腕のジュネー
ブ型動作方式で機能し、二股フォーク２５ａ，２５ｂ　
を持ち、このフォークがタッド型の第１のカプリング部
５ｃを受け入れる案内溝２５ｃ　を形成している。スイ
ッチ車５　を回転させている間に若しも選択する角度を
越えてしまったならば、スタッド状の第１のカプリング
部５ｃが案内溝２５ｃ　から外れて、２つの部品間の結
合が解かれる。この区域においては、測定範囲スイッチ
Ｓを更に回して、普通同じ測定可能の特性値を持つ別の
測定範囲にセットし、一方、割込み禁止リンクＳＫが最
終位置に残るようにすることが出来る。スイッチ車５ａ
を単に逆に回すだけで、第１のカプリング部５ｃを戻し
て第２のカプリング部２５に結合させ、割込み禁止リン
クＳＫを次のスイッチ設定位置に少なくとも動かすこと
が出来る。

【００２４】図１の実施例においては、測定器が、各々
測定可能の特性値Ａ，Ｂ，Ｃに振当てられる入力接続部
２ａ，２ｂ，２ｃと、全ての３つの入力接続部のための
共通の接点１とを持っている。割込み禁止リンクＳＫが
１つの切抜き部３　を持ち、これが、測定範囲スイッチ
Ｓのスイッチ設定に従って、入力接続部２ａ又は２ｂ又
は２ｃを選択的に解除する。測定範囲スイッチＳが測定
可能の特性値Ｂに設定されているとすると、この位置で
、割込み禁止リンクＳＫは入力接続部２ｂのみを解放す
る。測定範囲スイッチＳが更に時計回りに回されて、測
定可能の特性値Ａになったとすると、割込み禁止リンク
ＳＫがこれに対応して回転し、入力接続部２ａを解放す
る。この切抜き部３　は細長い孔の形をしており、割込
み禁止リンクＳＫの回転の際に、一直線上に設けられた
入力接続部２ａから２ｃに対して発生する位置のずれを
相殺する。入力接続部２ａ〜２ｃが、割込み禁止リンク
ＳＫの装着点に対して円弧状に設けられていれば、適宜
の直径の円形の切抜き部で良い。

【００２５】割込み禁止リンクＳＫが装着スタッド２４
によって装着される。このスタッドがカバープレート２
１ａ　の内側に設けられ、割込み禁止リンクＳＫの装着
孔３３に係合する。又、作動部分５　がカバープレート
２１ａ　に装着され、但し外側から取り付けられる。割
込み禁止リンクＳＫが、カプリング部５ｃ，２５　の位
置する面から出発して、割込み禁止プレート２６に延び
、その中の切抜き部３　が、ソケット接点４　として作
られた入力接続部２ａ，２ｂ，２ｃの上を摺動し、特定
の受入れ溝４ａのみを常に解放するごとくに設けられて
いる。ハウジングの内側では、割込み禁止リンクＳＫが
、更に、凹部２２を覆うカバー２７によって保護されて
いる。この凹部２２の寸法は割込み禁止リンクＳＫの寸
法及びその回転角度によって決定される。

【００２６】図７から９に示すごとく、測定範囲スイッ
チＳに組み合わされる割込み禁止リンクＳＫが、測定用
導体の接触結合に対して、特定の入力接続部２ａ〜２ｃ
を禁止又は解放する方法については多くの解決策を考え
ることが出来る。図７においては、割込み禁止リンクＳ
Ｋが３つの割込み禁止スライドＳＳ１からＳＳ３の助け
を借りて構成され、その各々がバネＦＥの助けを借りて
割込み禁止位置に保持され、この位置からは、カム型の
スライドＮＳによってのみ移動し、解放位置に達するこ
とが出来る。この図においては、カム型のスライドＮＳ
によって、割込み禁止スライドＳＳ２　の切抜き部３　
が入力接続部２ｂを解放している。この入力接続部２ｂ
は測定範囲スイッチＳの測定可能の特性値Ｂに振当てら
れている。

【００２７】図８の割込み禁止リンクの作用の仕方は図
７のそれと同じで、カム型のスライドＮＳが、スライデ
ィングスイッチとして設けられた直線的に移動する測定
範囲スイッチＳのみによって駆動され、図７におけるご
とく、回転可能の測定範囲スイッチＳによって駆動され
るものではない。

【００２８】図９に示す例においては、測定範囲スイッ
チＳと組み合わされる作動部分が測定器のハウジングの
操作面に取り付けられず、その側面に付けられている。 この場合は、特に簡単な形の割込み禁止リンクが用いら
れる。これは、その直線移動が入力接続部２ａ〜２ｃの
直線配置にそのまま該当するからである。

【００２９】図１０及び１１に示す実施例においては、
特定の入力接続部２ａ，２ｂ　の割込み禁止が電磁的に
作動する安全キャッチＲの助けを借りて行われる。図１
０は、測定範囲スイッチＳと２つの補助回路Ｈ１，Ｈ２
との接続を示し、これらの回路にそれぞれ磁気的ポジシ
ョナーＭ１，Ｍ２が設けられ、これらのポジショナーが
、安全キャッチＲ１，Ｒ２によって、測定導体Ｌ２をプ
ラグＳＴ２に接触接続することに対して、対応する入力
接続部２ａ，２ｂ　を禁止することが出来る。この図に
おいては、測定範囲スイッチＳが１つの補助スイッチセ
クションＳ１を持ち、測定範囲スイッチＳによって行わ
れる選択に従って、これが測定可能の特性値Ｂに振当て
られると同時に、入力接続部２ａに振当てられ、補助回
路Ｈ１を電圧ソースＵに接続し、従って、磁気ポジショ
ナーＭ１を作動させ、入力接続部２ａを安全キャッチＲ
１で禁止する。電圧ソースとして示す被試験体Ｑから出
発し、プラグＳＴ１，ＳＴ２を持つ測定導体Ｌ１，Ｌ２
が共通入力接続部１　及び測定可能の特性値Ｂ１に当て
がわれた入力接続部２ｂと接触し、従って入力回路ｂ　
を閉ざすことが出来る。 測定範囲スイッチＳに接続され、形及び構造の点で特定
の測定可能の特性値に適合した測定範囲ネットワークＮ
を介して、試験信号が測定システムＺに達し、試験信号
の評価及び表示を行う。測定範囲スイッチＳを測定可能
の特性値Ａに切り替えた後、磁気ポジショナーＭ１が対
応する安全キャッチＲ１を出発位置に引き戻し、測定可
能の特性値Ａのための入力接続部を解放し、一方、第２
の磁気ポジショナーＭ２が作動し、第２の安全キャッチ
Ｒ２によって入力接続部２ｂを禁止する。

【００３０】図１１は、安全キャッチＲを持つソケット
キャッチ４　として作られた入力接続部２ａ，２ｂ　を
示し、この安全キャッチが、磁気ポジショナーＭによっ
て作動し、ソケット接点４　の受入れ溝４ａを、作られ
る１つの接点に対して閉ざす。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明の１つの実施例による回転可能の
割込み禁止リンクを持つマルチメーターの平面図、

【図
２】図２は図１の線Ｉ−Ｉに沿う断面図、

【図３】図３
は図１からスイッチ部品を取り出して示す平面図、

【図４】図４は図３の線ＩＩＩ−ＩＩＩに沿う断面図、

【図５】図５は図１の回転可能の割込み禁止リンクを示
す平面図、

【図６】図６は図５の側面図、

【図７】図７は本発明の別の実施例による、個々に別れ
た割込み禁止スライドを持つ割込み禁止リンクの作動機
構を示す平面図、

【図８】図８は本発明の更に別の実施例による、割込み
禁止リンクとして複数の割込み禁止スライドを持つ、ス
ライドスイッチとしての測定範囲スイッチの平面図、

【
図９】図９は本発明の更に別の実施例による、１つの割
込み禁止リンクを持つスライドスイッチとしての測定範
囲スイッチの平面図、

【図１０】図１０は電磁的割込み禁止デバイスを持つ測
定範囲スイッチの配線図系統図、

【図１１】図１１は電磁的に作動する安全キャッチを持
つソケット接点を示す模式図、である。

【符号の説明】

１，２ａ〜２ｃ…入力接続部、３…切抜き部、４…ソケ
ット接点、５…作動部分、５ａ…スイッチ車、５ｂ…ス
イッチツイストノブ、５ｃ…第１のカプリング部、５ｄ
…スイッチブレード、２０…ハウジング、２１ａ…カバ
ープレート、２２…凹部、２４…装着スタッド、２５…
第２のカプリング部、２５ａ，ｂ…細長いフォーク、２
５ｃ…案内溝、２６…割込み禁止プレート、２９…操作
部品、３３…装着孔、Ａ，Ａ１，Ａ２…測定範囲、Ａ，
Ｂ，Ｃ，Ｄ…測定可能の特性値、ＦＥ…バネ、Ｈ１，Ｈ
２…補助回路、Ｌ１，Ｌ２…測定用導体、Ｍ１，Ｍ２…
磁気ポジショナー、Ｎ…測定範囲ネットワーク、ＮＳ…
カム型スライド、Ｑ…被試験体、Ｒ…割込み禁止デバイ
ス、Ｒ１，Ｒ２…安全キャッチ、Ｓ…測定範囲スイッチ
、Ｓ１…補助スイッチセクション、ＳＫ…割込み禁止リ
ンク、又はスイッチリンク、ＳＳ１〜３…割込み禁止ス
ライド、ＳＴ１，ＳＴ２…プラグ、Ｕ…電圧ソース、Ｚ
…測定システム、ｂ…入力回路。

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　２つの測定用導体（Ｌ１，Ｌ２　）を
   繋ぐため好ましくはソケット接点として作られた少なく
   とも３つの入力接続部（１，２ａ〜２ｃ）で、１つの測
   定可能の特性値（Ａ〜Ｃ）を変えて測定を行うとき、上
   記導体の少なくとも一方が、この新しい測定可能の特性
   値（Ａ〜Ｃ）に充当された別の１つの入力接続部（１，
   ２ａ〜２ｃ）に接続される、ものを持ち、又、選択され
   た上記測定可能の特性値（Ａ〜Ｃ）に充当される１つの
   スイッチ設定位置に移動することの出来る測定範囲スイ
   ッチ（Ｓ）を持つ、マルチメーターにおいて、上記測定
   範囲スイッチ（Ｓ）と組み合わされた１つの電気的に及
   び又は機械的に作動する割込み禁止装置（Ｒ，ＳＫ）が
   あり、これにより、測定用導体（Ｌ１，Ｌ２　）を介し
   て１つの試験信号を受け取るために、測定範囲スイッチ
   （Ｓ）により設定した測定可能の特性値（Ａ〜Ｃ）に該
   当する測定可能の特性値（Ａ〜Ｄ）が当てがわれている
   入力接続部（１，２ａ〜２ｃ）にのみ接続可能とするご
   とくに、特定の入力接続部（１，２ａ〜２ｃ）の割込み
   禁止を行う、ことを特徴とする、少なくとも３つの入力
   接続部を持つマルチメーター。
2. 【請求項２】　　上記割込み禁止装置（Ｒ，ＳＫ）が割
   込み禁止リンク（ＳＫ）として作られ、上記測定範囲ス
   イッチ（Ｓ）に接続され、上記測定範囲スイッチ（Ｓ）
   を操作したとき上記入力接続部（１，２ａ〜２ｃ）に対
   してその位置が変り、これにより、上記測定用導体（Ｌ
   １，Ｌ２　）の、好ましくは、プラグ（ＳＴ１，ＳＴ２
   ）として作られた接触部品による、特定の入力接続部（
   １，２ａ〜２ｃ）への接続が行われないようにし、又、
   測定用導体（Ｌ１，Ｌ２　）が接続された状態で、上記
   測定範囲スイッチ（Ｓ）を別の測定可能の特性値（Ａ〜
   Ｃ）の測定範囲に切替えることが出来ないようにする、
   ことを特徴とする請求項１記載のマルチメーター。
3. 【請求項３】　　上記割込み禁止リンク（ＳＫ）が絶縁
   材料からなり、ソケット接点（４　）として作られた少
   なくとも１つの上記入力接続部（１，２ａ〜２ｃ）の受
   入れ溝（４ａ）を、プラグの差込み方向に対して横方向
   から遮断し、上記割込み禁止リンク（ＳＫ）が対応する
   入力接続部（２ａ〜２ｄ）に対して割込み禁止位置にあ
   る限り、プラグ（ＳＴ１，ＳＴ２）をその入力接続部に
   接触差込みすることが出来ないごとくにする、ことを特
   徴とする請求項２記載のマルチメーター。
4. 【請求項４】　　上記割込み禁止リンク（ＳＫ）が上記
   測定範囲スイッチ（Ｓ）の形及び構造に応じて設けられ
   、好ましくは、１つの回転又は摺動リンクが用いられ、
   上記割込み禁止リンク（ＳＫ）の中に少なくとも１つの
   切抜き部（３　）が設けられ、その位置が測定範囲スイ
   ッチのスイッチ設定位置に該当し、その位置で、上記切
   抜き部（３　）がソケット接点（４　）として作られた
   上記入力接続部（１，２ａ〜２ｃ）の１つの受入れ溝（
   ４ａ）のみを解放し、これが上記測定範囲スイッチ（Ｓ
   ）で設定された測定可能の特性値（Ａ〜Ｃ）に対応する
   ごとくにする、ことを特徴とする請求項１から３のいず
   れか１つに記載のマルチメーター。
5. 【請求項５】　　上記割込み禁止リンク（ＳＫ）が、ハ
   ウジングの壁（２１）好ましくはハウジング（２０）の
   カバープレート（２１ａ　）のこれを受入れ装着するた
   めに設けられた１つの凹部（２２）の中の入力接続部（
   １，２ａ〜２ｃ）の区域に移動可能に設けられ、上記測
   定範囲スイッチ（Ｓ）の手動の作動部分（５　）、好ま
   しくは組み合わされた１つのスイッチ車（５ａ）　、が
   上記割込み禁止リンク（ＳＫ）に作用し、このリンクが
   入力接続部（１，２ａ〜２ｃ）に対応してその位置を変
   える、ことを特徴とする請求項１から４のいずれか１つ
   に記載のマルチメーター。
6. 【請求項６】　　上記測定範囲スイッチ（Ｓ）の作動部
   分（５　）が、回転部品として作られた割込み禁止リン
   ク（ＳＫ）と同一平面上に、又は平行にずれた面上に設
   けられ、これらの相互結合が上記作動部分（５　）及び
   割込み禁止リンク（ＳＫ）にそれぞれ設けられたカプリ
   ング部（５ｃ，２５　）によって行われ、この割込み禁
   止リンク（ＳＫ）の強制結合が、作動部分（５　）の回
   転動作の少なくとも１部分区域で行われる、ことを特徴
   とする請求項１から５のいずれか１つに記載のマルチメ
   ーター。
7. 【請求項７】　　上記スイッチ車（５ａ）が第１のカプ
   リング部（５ｃ）、好ましくは少なくとも１つのスタッ
   ド、を持ち、これと、回転可能の割込み禁止リンク（Ｓ
   Ｋ）の少なくとも１つの第２のカプリング部（２５）と
   、好ましくはジュネーブ動作を行うその二股フォークと
   を、結合することが出来る、ことを特徴とする請求項１
   から６のいずれか１つに記載のマルチメーター。
8. 【請求項８】　　上記スイッチ車（５ａ）の上記スタッ
   ド（５ｃ）が上記フォーク（２５）の案内溝（２５ｃ　
   ）の中に滑り込み、この溝から再び反対の回転方向に滑
   り出すことが出来るごとくに、上記フォーク（２５）が
   作られている、ことを特徴とする請求項１から７のいず
   れか１つに記載のマルチメーター。
9. 【請求項９】　　この強制的結合が上記スイッチ車（５
   ａ）の回転範囲の１部分みで行われ、上記スタッド（５
   ｃ）が上記案内溝（２５ｃ　）から外れたならば、上記
   回転車（５ａ）が更に回転範囲を限定する１つの停止位
   置まで自由回転することが出来、一方、割込み禁止リン
   ク（ＳＫ）はそのまま休止位置に残るごとくにする、こ
   とを特徴とする請求項１から８のいずれか１つに記載の
   マルチメーター。
10. 【請求項１０】　　、複数の測定範囲（Ａ，Ａ１，Ａ２
    ）が同一の入力接続部（２ａ）に振当てられている点に
    、常に、上記割込み禁止リンク（ＳＫ）に対する上記ス
    イッチ車（５ａ）の上記自由回転する部分が設けられる
    、ことを特徴とする請求項１から９のいずれか１つに記
    載のマルチメーター。
11. 【請求項１１】　　上記割込み禁止リンク（ＳＫ）が細
    長い孔として作られた１つの切抜き部（３　）を持ち、
    これによって、１直線上に並ぶ入力接続部（２ａ〜２ｃ
    ）に対して回転中に生じる位置のずれを相殺し、いずれ
    の接続部に置かれても、その入力接続部（２ａ〜２ｃ）
    を必ず解放する、ことを特徴とする請求項１から１０の
    いずれか１つに記載のマルチメーター。
12. 【請求項１２】　　割込み禁止リンク（ＳＫ）が個々の
    割込み禁止スライド（ＳＳ１〜ＳＳ３）で構成され、測
    定範囲スイッチ（Ｓ）によって作動する１つのカム型ス
    ライド（ＮＳ）によって、これを休止位置に保持するバ
    ネ（ＦＥ）の力に逆らって移動させることによって、入
    力接続部（２ａ〜２ｃ）の割込みを禁止する位置にこれ
    を移動させることが出来る、ことを特徴とする請求項１
    から１１のいずれか１つに記載のマルチメーター。
13. 【請求項１３】　　好ましくはソケット接点（４　）と
    して作られた入力接続部（１，２ａ〜２ｄ）の少なくと
    も１つが、好ましくは電磁的に作動する１つの割込み禁
    止部品（Ｒ１，Ｒ２）を持ち、これが、測定範囲スイッ
    チ（Ｓ）で設定された測定可能の特性値が入力接続部（
    ２ａ〜２ｄ）に割り当てられた測定可能の特性値（Ａ〜
    Ｄ）と一致しない場合、好ましくは受入れ溝（４ａ）を
    ブロックすることによって、接触の行われることを防ぐ
    割込み禁止位置をとる、ごとくに設けられ、上記割込み
    禁止部品（Ｒ１，Ｒ２）の磁気的作動が、測定範囲スイ
    ッチ（Ｓ）の少なくとも１つのスイッチセクション（Ｓ
    １）によって命令される、ことを特徴とする請求項１か
    ら１２のいずれか１つに記載のマルチメーター。