JPH04230382A - クエン酸ノベラスチン及びその製法 - Google Patents

クエン酸ノベラスチン及びその製法

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JPH04230382A
JPH04230382A JP3185901A JP18590191A JPH04230382A JP H04230382 A JPH04230382 A JP H04230382A JP 3185901 A JP3185901 A JP 3185901A JP 18590191 A JP18590191 A JP 18590191A JP H04230382 A JPH04230382 A JP H04230382A
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JP
Japan
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novelastin
citrate
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methyl
solvent
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Application number
JP3185901A
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English (en)
Inventor
Knaep Alfons Gaston Maria De
アルフオンス・ガストン・マリア・デ・クネプ
Tonny Franciscus Johanna Nelen
トニイ・フランシスクス・ヨハンナ・ネレン
Frans Eduard Janssens
フランス・エドウアルト・ヤンセンス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Janssen Pharmaceutica NV
Original Assignee
Janssen Pharmaceutica NV
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/08Antiallergic agents

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
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  • Furan Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】US−4,888,426 には、化合
物 3−[(5−メチル−2−フラニル)−メチル]−
N−(4−ピペリジニル)−3H−イミダゾ[4,5−
b]ピリジン−2−アミンが抗アレルギー性化合物の製
造に有用な中間体として記載され、特許請求されている
。上記の中間体および組成物の薬学的性質、特に抗アレ
ルギー活性、およびその使用は、US−    4,8
35,161 に記載されている。ここに特許請求する
新規な塩形状は、従前公知の塩基および塩形状を超える
改良された生理化学的安定性を有する。
【0002】
【発明の記述】本発明は、式
【0003】
【化1】
【0004】により表され得る新規な塩 2−ヒドロキ
シ−1,2,3−プロパントリカルボン酸 3−  [
(5−メチル−2−フラニル)−メチル]−N−(4−
ピペリジニル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン−2−アミン(1:1)に関するものである。
【0005】式(I)の塩に対応する遊離の塩基は一般
にノベラスチンとして知られているので、本件明細書中
では今後式(I)の新規な塩形状をクエン酸ノベラスチ
ンと呼ぶ。
【0006】上記の遊離の塩基、ならびに二硝酸塩、二
塩酸塩半水和物および(Z)−2−ブテン二酸(1:2
)塩は US−4,835,161 に記載されている
。不幸なことに、これらの従前公知の塩および塩基は全
て、実際に満足すべき薬学的安定性を持たないという欠
点を有している。上記の従前公知の塩および塩基の貯蔵
または配合に際しては進行的な分解、ならびに付随して
不純物の量および数の増加が観測される。明らかに、こ
の問題は過重な環境条件、たとえば光、熱、湿度、酸性
度、塩基性度および酸素の下でさらに悪化する。
【0007】ノベラスチンの遊離塩基は光感受性であり
、光照射すると有意に分解する。この黄色い化合物を 
60 ないし 90 %の相対湿度で貯蔵すると暗黄色
に変色し、水を吸収する。その結果、この化合物は部分
的に潮解して粘着性の固体の塊を形成する。
【0008】二硝酸塩および二塩酸塩半水和物は水性媒
体中で有意に分解するという欠点を有しており、したが
って、標準的な配合剤、特に実質的に液体の配合剤には
関与させることができない。二塩酸塩半水和物塩は吸湿
性であり、明るい黄色から暗い黄色に、実質的には褐色
に変化する。(Z)−2−ブテン酸塩(1:2)または
二マレイン酸塩は室温においても分解し、この分解は光
または上昇した温度により有意に加速される。この関連
での有力な観察は、常に少なくとも 2 種の不純物が
形成されるので、この塩の試料の将来の使用のための貯
蔵が不可能であることが文献上で証明されたという発見
である。
【0009】上記のことから、従前公知の塩および塩基
のいずれも通常の配合剤にも薬学的使用にも好適ではな
いことが結論できる。
【0010】予期し得なかったことであるが、ノベラス
チンのクエン酸塩形状を使用することにより上記の問題
を全く回避し得るか、または無視し得る程度にまで減少
させ得ることがここに見いだされたのである。この新規
な塩は光感受性でなく、室温においても高温においても
、高い相対湿度においても、水性媒体中でも従前公知の
塩および塩基よりはるかに安定である。
【0011】クエン酸ノベラスチンは一般に、ノベラス
チンを適当な溶媒に溶解させ、この溶液を加熱し、十分
な量のクエン酸を添加し、この反応混合物を冷却し結晶
性物質を回収して製造することができる。このようにし
て得たクエン酸ノベラスチンは、再結晶によりさらに精
製することができる。
【0012】本件明細書中で述べる遊離塩基のノベラス
チン、より特定的にはクエン酸塩の製造用の出発物質と
して言及するものは、US−4,888,426 の記
載と同様にして幸便に製造することができる。
【0013】本件明細書中でクエン酸ノベラスチンの製
造に関連して使用する適当な溶媒の語は、ノベラスチン
が溶解する全ての低級アルコール溶媒またはケトン溶媒
を示し、1ないし 6 個の炭素原子を有する第1、第
 2 および 第 3 アルコール、ならびに対応する
ケトンが含まれる。適当な低級アルコール溶媒にはメタ
ノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノ
ール、1−ブタノール、2−ブタノール、2−メチル−
1−プロパノール、1,1−ジメチルエタノール、シク
ロヘキサノール等が含まれる。適当なケトン溶媒はアセ
トン、ブタノン、4−メチル−2−ペンタノン、シクロ
ヘキサノン等である。2 種または 3 種以上の上記
の溶媒の混合物も上記の溶媒またはその混合物と水との
溶液も、クエン酸ノベラスチンの製造に有効に使用する
ことができる。特に、この水は上記の溶液の約 25 
体積%ないし 35 体積%までを占めることができる
。使用する溶媒は好ましくは低級アルコール、特にメタ
ノールまたはエタノールである。メタノールが最も好ま
しい溶媒である。ノベラスチンを上記の溶媒に溶解させ
た溶液は高度に濃縮されており、典型的にはノベラスチ
ンの溶媒に対する量対体積比は 0.3 モル/l な
いし 1.2 モル/l の、好ましくは 0.5 モ
ル/l ないし1モル/l の範囲が可能である。この
溶液は、各成分を環境温度で撹拌することにより幸便に
製造される。一般には、この時点でノベラスチンの 5
 重量%の活性炭で溶液を処理するのが妥当である。活
性炭を含有する型の溶液と含有しない型の溶液との双方
とも、1時間以内ならばいかなる時間でも、好ましくは
約半時間撹拌し、ついで、好ましくは前もって溶媒で湿
らせておいたケイ藻土で濾過することができる。上記の
濾過はある場合には困難であろうが、余分の量のケイ藻
土を溶液に添加することにより、かなり容易にすること
ができる。 残留物を少量の、一般的には最初の溶媒使用量の約  
25 %までの溶媒で洗浄することができる。濾液を集
めて、ほぼ溶液の還流温度までの温度で、好ましくは 
45℃ ないし 65℃ の範囲の温度で、特に約 5
0℃ ないし 約 60℃ の温度で加熱する。この加
熱した濃厚溶液にクエン酸を固体で、または少量の水に
溶解させて少量ずつ添加する。この酸は、溶液の温度が
容易に一定に保たれるような速度で添加する。使用する
クエン酸は無水物の形状でも一水和物でも同様に良好で
ある。クエン酸のノベラスチンに対するモル比は約 0
.9ないし約 2 の、好ましくは約 0.95 ない
し約 1.5 の、特に約 1.0 ないし約  1.
1 の範囲が可能である。溶液の撹拌は、55 ないし
 65℃ の範囲の温度で約1時間以内のいずれかの時
間、好ましくは半時間継続する。ついで、この溶液を環
境温度にまで徐々に冷却させる。この緩徐な冷却は、熱
源を切り、任意に上記の熱源を取り外して環境との熱交
換を容易にすることにより、効果的に行うことができる
。反応容器の容積対表面積の比が極めて大きい場合には
、自動冷却では時間がかかり過ぎるので、当業界で公知
のいずれかの冷却手段により冷却を加速してもよい。 反応混合物を冷却したのちに、沈澱した結晶を濾過によ
り集める前に任意に熟成させることもできる。クエン酸
ノベラスチンの結晶熟成は、室温に達した後も混合物の
撹拌を継続することにより達成し得る。熟成は約1日以
内のいずれかの時間、好ましくは約 0 ないし 4 
時間進行させることができ、多くの場合、全く放置して
おいてもよい。沈澱したクエン酸ノベラスチンを濾過し
、余分の溶媒で、好ましくは少量の***媒で洗浄するこ
とができる。ついで、生成物を手段で、たとえば真空下
に上昇させた温度で、特に約 40℃ ないし約 60
℃ で、好ましくは約 50℃ で乾燥させる。このよ
うにして得たクエン酸ノベラスチンの収率は 80 な
いし 95 %の範囲であり、メタノール中では特に高
く、再現性良く約 93 %ないし約 94 %を与え
る。クエン酸塩の量は、溶媒の選択により影響を受ける
とは考えられない。
【0014】このようにして得られるクエン酸ノベラス
チンは、適当な溶媒中での再結晶により、さらに精製す
ることができる。ここでクエン酸ノベラスチンの再結晶
との関連で使用する適当な溶媒の語は、上記の低級アル
カノール溶媒およびこの種の低級アルカノール溶媒と水
との混合物を示す。特に水が溶液の 30 体積%まで
を占める混合物を使用し得る。再結晶用の特定の低級ア
ルカノール溶媒にはメタノール、エタノール、1−プロ
パノール、2−プロパノール等が含まれる。再結晶用の
クエン酸ノベラスチンの溶液は高度に濃縮されていてそ
の溶媒中での溶質の飽和点に近く、この塩の上記の低級
アルカノール溶媒中での過飽和溶液から幸便に製造され
る。好ましくはメタノールまたはエタノールを低級アル
カノール溶媒として使用し、たとえばこの工程の後の方
の段階で十分な量の水を添加する。たとえばメタノール
はこの種の溶媒であり、クエン酸ノベラスチンのメタノ
ールに対する重量対体積比は 0.3 g/ml ない
し 0.7 g/ml、特に 0.4 g/ml ない
し 0.6 g/ml、好ましくは 0.45 g/m
l ないし 0.55 g/ml の範囲が可能である
。上記の低級アルカノール溶媒中の溶液を撹拌し、ほぼ
還流温度にまで加熱する。クエン酸塩を完全に溶解させ
るために、この加熱した不均一な混合物に水を滴々添加
する。この水は、好ましくは反応混合物の温度をその還
流温度に維持し得るような速度で添加する。加熱したク
エン酸ノベラスチン溶液の一定温度の維持は、好ましく
はほぼ塩溶液の還流温度の温度を有する予熱した水を添
加することにより、より容易に達成することができる。 水の添加が完了したのちに、1時間以内のいずれかの時
間、好ましくは約半時間、得られる溶液を撹拌し、還流
温度に加熱する。この反応混合物を自然に室温まで冷却
させると、約 45℃ において結晶化が始まる。1日
以内のいずれかの時間、好ましくは約 0 ないし約 
10時間、結晶を室温で熟成させる。沈澱を濾別し、少
量の、典型的には約1ml/g の低級アルカノール溶
媒で洗浄する。この結晶を真空下、上昇させた温度、好
ましくは約  40℃ ないし約 60℃ で、通常の
手段で乾燥させる。
【0015】ある場合には、再結晶工程中に活性炭を用
いる付加的な精製段階を組み入れるのが有利であり得る
。たとえば、上記の工程中の水の添加が完了したのちに
、クエン酸塩の 5 重量%の活性炭を添加しさらに撹
拌し、1時間以内のいずれかの時間、特に約半時間加熱
することができる。この加熱した溶液を、好ましくは前
もって予備加熱した溶媒混合物で湿らせておいたケイ藻
土で濾過する。残留物を同様に予備加熱した溶媒混合物
で洗浄し、濾液を集めてさらに室温まで自然に冷却させ
る。ついで、得られる結晶を集めて上に記述したように
して乾燥する。
【0016】本件化合物クエン酸ノベラスチンは、抗ア
レルギー剤として有用な抗ヒスタミン性の、かつ抗セロ
トニン性の化合物である。上記の新規な塩は、上に挙げ
た生理化学的安定性以外に、それ自体において良好な溶
解性を有するという性質と(Z)−2−ブテン二酸塩(
1:2)と生物学的に同等であるという性質とを結合さ
せている。従来公知の遊離の塩基および塩と同様に、ク
エン酸塩も、急速な発現と適当な作用持続とを結合させ
た好ましい薬物動力学的な様相を有しているクエン酸ノ
ベラスチンは、好ましくは適当な医薬組成物、たとえば
経口固体調合剤たとえば丸薬、錠剤、粉末、カプセル等
;経口液体形状、たとえば溶液、懸濁液、シロップ、エ
リキシル等に配合して投与する。上記の、および類似の
業界公知の組成物は、活性成分クエン酸ノベラスチンを
1種または 2 種以上の適当な担体および/またはア
ジェバントと緊密に混合し、このようにして得られる混
合物を投与に適した形状に転化させて製造することがで
きる。
【0017】投与の容易さと投与量の均一性とのために
、上記の医薬組成物を投与量単位形状に配合するのが特
に有利である。この種の投与量形状の例は錠剤、丸薬、
粉末パック、ウェーファー、注射可能な溶液、懸濁液、
ティースプーン量、テーブルスプーン量等、およびこれ
らの分離した倍量である。
【0018】クエン酸ノベラスチンの適当な投与日量は
、体重1kg あたり約 0.01 mg ないし約 
10 mg の、特に体重1kg あたり 0.05 
mg ないし 5 mg の、好ましくは体重1kg 
あたり 0.1 ないし 2 mg の範囲であると考
えられる。
【0019】本発明の他の態様においては、アレルギー
性の疾患または障害、たとえばアレルギー性鼻炎、アレ
ルギー性結膜炎、慢性蕁麻疹、アレルギー性喘息等に癧
患しているヒトを処置するための医薬の製造用の、クエ
ン酸ノベラスチンの使用が提供されている。
【0020】本発明のその他の態様は、アレルギー性の
疾患または障害に癧患しているヒトに抗アレルギー的に
有効な量のクエン酸ノベラスチンを投与することによる
、上記のヒトを処置する方法に関するものである。
【0021】以下の実施例は本発明の範囲を説明するこ
とを意図したものであって、限定することを意図したも
のではない。これと異なる言及のない限り、実施例中の
全ての部は重量部である。
【0022】
【実験的部分】
【0023】
【実施例1】60.73 部の 3−[(5−メチル−
2−フラニル)−メチル]−N−(4−ピペリジニル)
−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−アミン
(ノベラスチン)を 195 ml のメタノールに入
れた混合物に 3.3 部の活性炭(ノリット A ス
ープラ(Norit A SupraR))と 9.1
 部のケイ藻土とを添加した。この反応混合物を 20
℃ で 1/2 時間撹拌し、ケイ藻土で濾過し、つい
で、これを 40 ml のメタノールで洗浄した。濾
液を集めて 50℃ で加熱し、41 部のクエン酸一
水和物を添加した。この混合物を約60℃ ないし 6
5℃ で 1/2 時間撹拌し、ついで室温まで自然に
冷却させた。この混合物を一晩撹拌し、濾別した。沈澱
を 80 ml のメタノールで洗浄し、真空中、50
℃ で乾燥して 91.2 部(92.9 %)の 2
−ヒドロキシ−1,2,3−プロパントリカルボン酸 
3−[(5−メチル−2−フラニル)−メチル]−N−
(4−ピペリジニル)−3H−イミダゾ[4,5−b]
ピリジン−2−アミン(1:1)(クエン酸ノベラスチ
ン)を得た;融点192.0℃。
【0024】
【実施例2】40 部のクエン酸ノベラスチン(実施例
1で製造したもの)を 80 ml のメタノールに入
れて撹拌した混合物を還流温度に加熱した。約 25 
ml の水を添加し、還流温度での撹拌を 1/2 時
間継続した。この溶液を室温(20℃)にまで自然に冷
却させ、さらに一晩撹拌した。結晶性の沈澱を濾別し、
メタノールで洗浄し、真空中、50℃ で乾燥して 3
7.4 部(94 %)のクエン酸ノベラスチンを得た
【0025】
【実施例3】40 部のクエン酸ノベラスチン(実施例
1で製造したもの)を 80 ml のメタノールに入
れて撹拌した混合物を還流温度に加熱した。約 25 
ml の水と 2 部の活性炭とを添加し、還流温度で
の撹拌を 1/2 時間継続した。この溶液をケイ藻土
で濾過し、これを 16 ml のメタノールと 5 
ml の水との予熱した混合物で洗浄した。濾液を集め
て室温にまで自然に冷却させ、さらに一晩撹拌した。結
晶性の沈澱を集めてメタノールで洗浄し、真空中、50
℃ で乾燥して 34.7 部(87 %)のクエン酸
ノベラスチンを得た;融点 191.8℃。
【0026】
【実施例4】:光安定性 150 mg ずつのノベラスチン塩基、二マレイン酸
ノベラスチンおよびクエン酸ノベラスチンを秤量してガ
ラス製の容器に入れた。この容器を光キャビネット中で
、16 個の冷白色蛍光管(シルバニア(Sylvan
ia)F 12 T 12/D 昼光 −  6500
 K)により 7 日間照射した。光強度 17000
 ルクスであり、キャビネット内の平均温度は約 40
℃ であった。照射開始の 3 日および 7 日後に
、それぞれ50 mg ずつの試料を 10 ml の
メタノール−水(2:3,v/v)に溶解させてHPL
C で分析した。
【0027】カラム:12.5 cm のスーパースフ
ァー(Superspher)RP セレクト−B(4
 μm)流速:1.5 ml/分 溶離溶媒:  A:0.75 %酢酸アンモニウム水溶
液B:アセトニトリル C:テトラヒドロフラン     溶離様式:線形勾配         時間(分)        0   
    4      12      15    
      %A           91    
  85      60      30     
     %B            9     
 15      20      45      
    %C            0      
 0      20      25     検出:U.V.(220 nm)以下の表は相
対保持時間(RRT;ノベラスチンに対する値)および
分析した試料中に ≧ 0.1%の濃度で検出された各
分解生成物の濃度(%)を示す。
【0028】 ノベラスチン   RRT 0.25 0.61 0.
72 1.23 1.26 1.43 1.45 1.
59 1.70 1.73塩基           
 3 日   0.2  0.2       0.3
  0.1  0.2  0.2          
  0.1                7 日 
  0.3  0.3       0.4  0.2
  0.3  0.2  0.2  0.1  0.1
二マレイン酸    3 日        0.8 
 0.5  エステル      7 日      
  1.2  0.8               
                    クエン酸 
       3 日 エステル        7 日          
                         
               ノベラスチンの塩基と
二マレイン酸エステルとは昼光による照射で有意に分解
したが、クエン酸ノベラスチンは研究した条件下で貯蔵
しても安定に留まり、変色も分解も観測されなかった。
【0029】
【組成物実施例】以下の配合剤は、温血動物への全身投
与または局所投与に適した、典型的な投与量単位形状の
本発明記載の医薬組成物を例示するものである。
【0030】これらの実施例を通じて使用する“活性成
分”の語は、クエン酸ノベラスチンを呼ぶものである。
【0031】
【実施例5】:経口滴剤 活性成分 500 g を 60 − 80℃ で 0
.5l の 2−ヒドロキシプロパン酸および1.5 
l のポリエチレングリコールに溶解させる。30 −
 40℃ に冷却したのちに35 l のポリエチレン
グリコールを添加し、この混合物を十分に撹拌する。つ
いで、これに、サッカリンナトリウム 1750 g 
を 2.5l の精製水に溶解させた溶液を添加し、撹
拌しながら 2.5 l のココアフレーバーと全量を
 50 l にする残量のポリエチレングリコールとを
添加し、10 mg/ml の活性成分を含有する経口
滴剤溶液を得る。得られる溶液を適当な容器に充填する
【0032】
【実施例6】:経口溶液 4−ヒドロキシ安息香酸メチル 9 g と 4−ヒド
ロキシ安息香酸プロピル1g とを4 l の沸騰精製
水に溶解させる。 3 lのこの溶液にまず 2,3−ジヒドロキシブタン
二酸 10 g を、その後に活性成分 20 g を
溶解させる。後者の溶液を残余の部分の前者の溶液と合
わせ、これに 12 l の 1,2,3−プロパント
リオールと 3 l の70 %ソルビトール溶液とを
添加する。サッカリンナトリウム 40 g を 0.
5 l の水に溶解させ、2 ml のラズベリーエッ
センスと 2 ml のグーズベリーエッセンスとを添
加する。後者の溶液を前者の溶液と合わせ、水を添加し
て全量を 20 l とし、ティースプーン量(5 m
l)あたりに 5 mg の活性成分を含有する経口溶
液を得る。得られる溶液を適当な容器に充填する。
【0033】
【実施例7】:カプセル 活性成分 20 g、ラウリル硫酸ナトリウム 6 g
、澱粉 56g、乳糖 56 g、コロイド状二酸化ケ
イ素 0.8 g およびステアリン酸マグネシウム 
1.2 g をともに激しく撹拌する。続いて、得られ
る混合物を 1000 個の適当な硬化ゼラチンカプセ
ルに、それぞれ 20 mg の活性成分を含有するよ
うに充填する。
【0034】
【実施例8】:フィルム被覆錠剤 錠剤芯剤の製造 活性成分 100 g、乳糖 570 g および澱粉
 200 gの混合物を十分に混合し、その後、ドデシ
ル硫酸ナトリウム 5 g とポリビニルピロリドン(
コリドン(Kollidon)−K 90R)10 g
 とを約 200 ml の水に溶解させた溶液で湿ら
せる。この湿った粉末混合物をふるい分けし、乾燥して
再度ふるい分けする。ついで、これに微結晶性セルロー
ズ(アビセル(AvicelR))100 g と水素
化植物油(ステロテックス(SterotexR))1
5 g とを添加する。 全体を十分に混合し、錠剤に圧縮して、それぞれ 10
 mg の活性成分を含有する 10,000 個の錠
剤を得る。
【0035】被覆 10 g のメチルセルローズ(メトセル(Metho
cel)60HGR)を 75 ml の変性エタノー
ルに溶解させた溶液に 5 g のエチルセルローズ(
エトセル(Ethocel)22 cpsR)を 15
0 ml のジクロロメタンに溶解させた溶液を添加す
る。ついで、これに 75 ml のジクロロメタンと
 2.5 ml の 1,2,3−プロパントリオール
とを添加する。ポリエチレングリコール 10 g を
融解し、75 ml のジクロロメタンに溶解させる。 後者の溶液を前者の溶液に添加し、ついで、これにオク
タデカン酸マグネシウム 2.5 g、ポリビニルピロ
リドン 5 g および濃縮色素懸濁液(オパスプレー
(Opaspray)K−1−2109R)30 ml
 を添加し、全体を均質化した。このようにして得た混
合物を用い、上記の錠剤芯剤を被覆装置中で被覆する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  化合物 2−ヒドロキシ−1,2,3
    −プロパントリカルボン酸 3−[(5−メチル−2−
    フラニル)メチル]−N−(4−ピペリジニル)−3H
    −イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−アミン(1:
    1)。
  2. 【請求項2】  不活性担体と活性成分としての抗アレ
    ルギー的に有効な量の化合物クエン酸ノベラスチンとよ
    りなる医薬組成物。
  3. 【請求項3】  アレルギー性の疾患または障害に癧患
    しているヒトに抗アレルギー的に有効な量のクエン酸ノ
    ベラスチンを投与することによる、上記のヒトの処置方
    法。
  4. 【請求項4】  ノベラスチンを溶媒に溶解させ、この
    溶液をほぼ還流温度にまで加熱し、十分量のクエン酸を
    添加し、この反応混合物を冷却し、結晶性のクエン酸ノ
    ベラスチンを回収し、所望ならばこのようにして得たク
    エン酸ノベラスチンを再結晶によりさらに精製すること
    よりなるクエン酸ノベラスチンの製造方法。
JP3185901A 1990-07-06 1991-07-01 クエン酸ノベラスチン及びその製法 Pending JPH04230382A (ja)

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