JPH04229526A - ヒューズ - Google Patents

ヒューズ

Info

Publication number
JPH04229526A
JPH04229526A JP3194684A JP19468491A JPH04229526A JP H04229526 A JPH04229526 A JP H04229526A JP 3194684 A JP3194684 A JP 3194684A JP 19468491 A JP19468491 A JP 19468491A JP H04229526 A JPH04229526 A JP H04229526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuse
conductor
temperature
substrate
track
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3194684A
Other languages
English (en)
Inventor
Jacques Vermot-Gaud
ジャック ベルモット−ゴード
Georges Melet
ジョルジュ ムレ
Bogdan Zega
ボドガン ゼガ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Battelle Memorial Institute Inc
Original Assignee
Battelle Memorial Institute Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Battelle Memorial Institute Inc filed Critical Battelle Memorial Institute Inc
Publication of JPH04229526A publication Critical patent/JPH04229526A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H85/00Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
    • H01H85/02Details
    • H01H85/04Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges
    • H01H85/041Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges characterised by the type
    • H01H85/046Fuses formed as printed circuits
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/58Electric connections to or between contacts; Terminals
    • H01H2001/5888Terminals of surface mounted devices [SMD]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49107Fuse making

Landscapes

  • Fuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、細長い電気的絶縁基板
の表面上に、デポジットされた薄膜状の細長い電気的導
体から成るヒューズに関する。
【0002】
【従来の技術】導体及び半導体接合の低い熱容量を考え
ると、電子回路を保護するヒューズは、非常に高速でな
ければならず、しかも通過するエネルギはわずかしか許
されない。この目的のために、通常のヒューズ、ガラス
管の中に装着された導線を具備し、超小型ハイブリッド
回路に適さない通常のヒューズを表面装着構成技術に適
合し、電気導体素子が基板にデポジットされたトラック
を備えるヒューズに代えることは既に提案されている。 この種の解決策は、「ハイブリッド回路」(Hybri
d  Curcuits)、1989年1月号、NO9
,P15−P17、の論文“高速トラック厚薄ヒューズ
”(High  Speed  Thick  Fil
m  Fuse)A.J  Marriage,B.M
cIntosh、によって記述されている。
【0003】ヒューズ製造に、厚膜技術を利用すること
の不都合は多い。ヒューズの厚さは、規定上重要であり
、またヒューズのデポジット幅は0.15〜0.2mm
以下の精度にすることはできない。デポジット層の規則
性及び再現性は、絶対値に対して許容精度を保障しない
。厚膜フィルムは、特に電子回路分野において全ての要
求に対応する電流範囲、代表的には10mAから10A
までの範囲を網羅できない。さらに、この技術は非金属
、つまり抵抗性の層しか形成することができない。以上
、全ての理由により、シルクスクリーンを用いて得られ
たヒューズは、電子回路の保護に関する不都合な問題に
対処できない。それは、電子回路に使われる全ての電流
範囲を網羅するヒューズを作り出すことに適さないから
である。
【0004】シリコンまたはアルミナの基板上のヒュー
ズ動作をシュミレートして、ヒューズの異なる動作時の
温度分布を測定することは、IEEE会誌1985年6
月号,VOL.132,PT.1,NO.2の143ペ
ージから146ページ、“基板上の薄形フィルムの温度
測定”(Temperature  measurem
ents  of  thin  filmson  
substrates)の論文に記載されている。この
論文は、特に、溶融温度を得るために与えられたエネル
ギに対する基板の時定数の影響を研究したもので、アル
ミナの温度上昇に対する熱伝導性の低下を考慮すると、
アルミナの他のセラミックに対する優位性を示し、これ
により、溶融に必要なエネルギを減らし、ヒューズの速
度を増すことを証明している。
【0005】米国特許第4,272,753号は集積回
路用ヒューズに関するもので、このヒューズは、導体ト
ラックが基板にデポジットされ、ヒューズ動作に対する
基板の影響を抑止するために、ヒューズをその導体トラ
ックの中間部分の下に取り除く。このようなヒューズを
作ることは、複雑な技術的問題につきあたり、この種の
製品の非常に少ない限られた価格コストを考慮すると、
ヒューズの生産は、たとえば顧客がトランジスタの価格
でヒューズを買おうと思っていないので、経済的見地の
点からは不都合な解決となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の解決策に関する不都合を少なくとも部分的に補うこと
である。
【0007】この目的のために、本発明の主題は、細長
い電気的絶縁基板の表面上にデポジットされる薄膜形の
細長い電気的導体から成るヒューズである。
【0008】本発明の主題であるヒューズの利点は多い
。このヒューズは表面装着型の電子構成部品に全て適合
する。薄膜デポジット技術はそれ自身特に大規模生産に
適合する。細い薄膜の使用は、溶融する金属の量を非常
に少なくする。導体膜がデポジットされる基材の存在は
、多くの定格電流に対し、断線速度に害を及ぼすことな
く、定格電流時、膜の冷却に貢献する。この解決策は、
同じ技術を用いて、電子回路において直面する全ての電
流に適合するヒューズ定格、代表的には10mAから1
0Aまで間を作り出すことができ、ヒューズ自身は構造
の制限を必要としない。
【0009】
【課題を解決するための手段】特に電子回路の保護のた
めに設計された非常に高速な小型ヒューズを生産するた
めに、消費電力及び電圧降下は、電子回路的見地からで
きる限り低くなければならない。これは、抵抗値及び消
費電力が、定格電流INの機能である限界値よりも少な
いことを示す。次の表1は、通常の小型ヒューズの代表
的な値を示す。
【0010】技術的レベルにおいて、ヒューズは、定格
電流INの1.4倍か、それ以下の電流に対して導体の
溶融温度以下の温度、つまり、その性能が低下すると思
われる温度に維持しなければならない。
【0011】導体の溶融温度は、2倍の定格電流のとき
は1秒以下で、4倍の定格電流のときは10msで達し
なければならない。
【0012】これは、定格電流の1.4倍のとき、平衡
状態が放熱と消費電力との間で確立されていることを示
し、明らかにそれは消費熱が、外側に向いた導体膜の基
板である基材を経由して熱伝導により取り除かれている
と推測される。消費エネルギは、無限の期間では無限大
となるに違いない。
【0013】ダイナミック状態、つまり、定格電流の2
倍及び4倍のとき、消費エネルギは一定でなければなら
ない。この消費エネルギは、冷却エネルギを加えた金属
膜の熱エネルギ及び基板の熱エネルギに相当する。
【0014】金属膜の熱エネルギ及び基板の熱エネルギ
が減れば減るほど、一定の消費エネルギはより速く得ら
れる。これは一方において、溶融する材料の量を低減し
たこと及び、十分小さい比重と比熱とを有する基板材料
の選択したことを意味し、また一方において、伝導によ
って放熱される消費エネルギが成す平衡状態と相対する
外部への熱伝導の減少を意味する。
【0015】ヒューズに関し、ダイナミック状態の条件
及び、平衡状態の条件を満足するために、ヒューズ及び
ヒューズ基板を構成する金属膜は細く伸ばされ、この熱
伝導は細長い基板の両端を通じて進み、両端の温度は一
定値に保たれなければならない。この目的のために、外
気温と支持体のいずれか一端との間の温度抵抗は、20
0℃/Wより少なくなければならず、また、気温と支持
体の中間部分との間の温度抵抗は500℃/Wより大き
くなければならない。これらの状態において、また、放
射及び対流によって損失する熱が十分少ないときにおい
て、導体膜に沿った熱分布が放物線分布をたどり、図3
において曲線aに示されるように、細長い導体の温度は
中央でより高くなる。ΔTmaxの値は十分高い値に選
ばれ、これにより平衡状態が電流の遮断速度と関して後
述の要件に対応する方法によって崩れるようになる。
【0016】細長い導体膜の中央で、熱の集中の効果を
上げるために、くびれ部分は中央に配置される。1秒よ
り少ない時間に対して、温度分布は、図3において曲線
Cに示されるように、くびれ部分を反映する。1秒より
少ない時間に対して、この温度分布は、基板の存在のた
めに再び放物線状となる。
【0017】
【実施例】図2は、上述のように設定された原理によっ
て作られたヒューズを示す。この図において、細長い基
板は1で示される電気的絶縁材料から作られ、2つの支
持体2,3上の止め部分の両端が平衡状態時に発熱を外
気に逃がすように設計される。この基板は、中央にくび
れ部分5を有する導電金属トラック4を支え、この中央
部のくびれ部分は、溶融する金属の量をできるだけ多く
減らしてトラックの中央部の熱効率を上げるために、ダ
イナミック状態においてくびれ部分に大部分の断熱特性
を与える。トラックの幅を減らすことによって、導体ト
ラックの横断面積が減るため、この基板の熱交換面積も
同様に減り、少なくともダイナミック状態において減少
する。このようにくびれ部分5のダイナミック的断線が
得られる。代表的には、図4に示すように、通常温度に
比べ4倍及び10倍の範囲で最大温度が上昇する。この
ように、およそ1msより少ない時間のときは定格電流
の4倍、200msから600msまでの時間のときは
定格電流の2倍の電流において溶融温度に到達する。特
に、電子回路保護用に設計された超高速型ヒューズ(F
F)を得るための主な選択について検討したので、次に
ヒューズの寸法の検討をする。
【0018】面積Sは、金属トラック4の幅が全てwの
場合の断面積である。ρthは温度抵抗、Sは電気的絶
縁基板1の断面積、ρ′thは基板1の温度抵抗を示す
【0019】平衡状態(図3)において温度の放物線分
布は、基板1と、放熱や対流によって起こりうるくびれ
と、電気抵抗の温度係数ρ′eとを考慮せずに示すと次
のようになる。ΔT=T−Ta  T=Ta+ρthρ
eIN2(b2−X2)/2S2  Ta:外気の温度
ρth:金属の温度抵抗S  :くびれ部分を持たない
導体トラック4の断面積IN:定格電流値b  :導体
トラック4の長方向の長さの半分の値X=0のとき、T
max−Ta=ΔTmax=ρe・ρth・IN2b2
/2S2  ΔTmaxのある値に対しては、断面積が
Sであり、且つ温度抵抗がρ′thである基板が与えら
れたとき、それぞれ次の式に示す金属の温度抵抗ρ″t
hがあるように起こる。 S2を与える関係式(2)は次のに示す
【0020】ρ
′thはSの関数なので、関係式は実際、Sの2次方程
式であり、それは定格電流に対し、等式が金属の断面積
を与える解答の1つである。
【0021】10A以下の定格電流値において、導体の
断面積Sと基板の断面積との間の関係は近似的に次式に
示す。S=ρ′th・ρe・b2・IN2/2S′・Δ
Tmax  例1.トラック  :2b=9×10−3
m基板      :S′=0.6mm2  ガラス 
   :ρ′th=0.7℃m/Wセラミック:ρ′t
h=0.07℃m/Wガラス  セラミック(アルミナ
焼結物)
【0022】非常に長い時間の測定値を調査し
た場合、電流が定格電流の4倍(4IN)になる非常に
短い時間に起こる影響を調査することが重要である。
【0023】後者に示すように、非常に短時間の測定は
導体の断面積と、基板とともに熱交換部分に影響するト
ラックの幅とに依存し、それは、導体トラックと基板全
体との間の温度抵抗作用のためである。このトラックの
厚さを一定にすると、最初の面積のくびれ部分、つまり
単位長さ当り熱の集中を起こす場所が、必然的にトラッ
クの幅の減少を起こし、結果的にそれは、発熱の最高温
度地点において熱交換部分の減少となる。
【0024】次に、導体トラックに沿って、くびれの与
える影響を示す。金属膜と基板全体との間の温度抵抗は
、次式の助けをかりて近似手段を説明する。 es:基板の厚さWr:くびれ地点のトラック幅1r:
くびれの長さ金属膜と基板との間の温度の違いは次式で
示す。ΔT=Rth・PPは導体トラックのくびれ部分
における発熱量である。この温度は、アルミニウムの溶
融温度(600℃よりも高温)に到達しなければならな
い。この条件において、発熱量Pは、この温度のアルミ
ニウムの抵抗率に依存して考えられる。 このρeは600℃の導電率で、srはくびれの断面積
である。
【0025】(例2)アルミニウムにおいて温度が60
0℃以下のとき、T=600℃のときρe〜3×10−
8(1+4×10−3,600)=1.02(温度係数
α  アルミニウムの場合4×10−3/℃)ガラスの
ρ′th      :0.7℃m/Wセラミックのρ
′th  :0.07℃m/Wes      :0.
3×10−3m例2のデータを使用すると、上記関係式
(3)において、ガラス及びセラミックの場合、次の表
現を借りてWrを決定することができる。ガラス   
 :Ln(es/wr)=1.275×109・sr/
IN2  セラミック:Ln(es/wr)=1.27
5×1010・Sr/IN2  結果、S′rの値を一
定、つまり、ガラスの場合、低定格においてs/1.5
に対するくびれ部分の断面積であり、セラミックの場合
、高定格において、s/3に対するくびれ部分の断面積
の値を一定にすることにより、Wrに関する限界値が得
られる。 トラックの幅wの近似値は、前記トラックがくびれ部分
を持たないときより小さく与えられる。
【0026】これにより、くびれ部分の存在は、導体ト
ラックの最大限許された幅で効果を有し、電流が増えれ
ばそれだけ効果を有し、それはたとえ基板が温度抵抗を
有していても効果がある。しかしながらくびれ部分なし
の電流において、90マイクロメータの最大幅に対し、
厚さが1mmより大きくなることが示され、これはシル
クスクリーンにおいてでは考えられない。反対に、くび
れ部分がある場合、4.1マイクロメータの厚さは、1
0Aの電流に対し越えず、0.04Aから10Aまでの
全て及びそれ以上のヒューズが薄膜デポジットの同方法
で作れることを表わす。
【0027】くびれ部分は、電流の流れの断面積が少な
いという事柄により、ある範囲の発熱を集中することが
示される。熱の集中は溶融温度に達して、熱自身十分大
きくなる。それは、基板と導体トラックとの間の低い温
度抵抗を得られるためで、その結果、前記導体トラック
全体に関する主要な幅は、くびれ部分を持たないトラッ
クが与えることに関係する。比較例が示すように、本発
明の特徴とする事柄は、少なくとも0.5Aより上で基
本的になり、基板上で高速ヒューズ及び超高速ヒューズ
を0.5Aから10Aまで及びそれさえも越えた電流定
格で作る可能性を及ぼし、それは、10Aが本発明の適
用分野の限界を作らずしかも同じ製造方法によるもので
ある。
【0028】寸法に関する上述の情報について考慮し、
定格電流の4倍と同じ電流において加熱時間について説
明する。アルミニウムの場合、導体トラック間で、どれ
も必ず600℃に達するように起こり、その基板は、公
式(4)で定義される熱容量Cthがある。Cth=K
th・D・Sr・lr            (4)
Kthは金属の比熱であり、Dは比重である。Rth・
Cthはヒューズの時定数と一致し、公式(2)と(4
)を用いて次のように与えられる。
【0029】例3ρth=4.6×10−3℃m/wa
tt;(アルミニウム)Kth=945ジュール/kg
;  D=2700kg/m3  Ln(es/wr)
=5,  RthCth=18.7×10−3Sr  
例2の一覧表によると、ガラス基板に関し0.04Aの
時定数が1.9×10−8、0.4Aの時定数が1.9
×10−6また、アルミナに関し、0.4Aで9×10
−8、4Aで9×10−6、10Aで5.8×10−5
である。加熱時間が10RthCthで等しいと考える
と、最長時間はおよそ0.6msで、つまり、10Aの
定格電流の4倍に対して十分1ms以下の値である。
【0030】試験は、上記に与えられた事柄により測定
されたヒューズを用いて実行された。これらの試験は、
定格の2倍の電流に関して以前示したように、切断はお
よそ200msから600msの時間で起き、しかも、
1秒より十分小さい値である。結果的に、特に電子回路
に使われる全ての電流を網羅するヒューズの範囲を十分
広げて作ることができる。そして、技術適合により超高
速ヒューズ(FF)の基準を満足している。つまり、こ
の技術適合は表面装着構成部品と十分適合しており、一
般的にSMCとして知られる。超高速ヒューズに関し厚
膜デポジット方法によって既に普及している範囲以上に
満足させる要求を可能とする条件は、一方で、細長い基
板上の細長いトラックを成形する事柄と、基板の両端を
経由して基板を冷却する事柄で、また一方では、少なく
とも0.5A以上で断面のくびれ部分の存在、つまりそ
の層は厚形になっており、幅が狭められて表わされるこ
とである。
【0031】技術的課題とその解決策を検討すると、次
のように示される。基板上に薄い層として形成される導
体トラックに関して使用される金属の選択は、次の部類
により影響される。それらは、低い抵抗率、高い温度係
数α、良好な酸化安定性、600℃から1500℃まで
の範囲の融点、基板への良好な密着性そして、通常手法
による接続可能性である。
【0032】これらの部類の範囲から、密着性は明らか
に、基本的条件であるので優先される。合金はより大き
い抵抗率を有していることが与えられ、単一金属より温
度関数の点で抵抗率を増加する温度係数は小さく、後者
は好ましいことである。
【0033】次の表2は、導体トラックとして多くの可
能な金属の特性を示す。 無機物材料であるガラスまたはセラミックの基板に関し
、選択部類は、密着性、低くなければならない価格、ヒ
ューズの簡単な電気構成である。表面粗滑度は十分小さ
くなければならない。そして破断し易く、切断し易い、
つまり各基板からヒューズを切り離すために基板を切断
加工し易くなければならないからである。薄さは0.3
mmとなるように薄くし、熱伝導性は可能な限り小さく
しなければならず、とりわけ、0.5A以上のヒューズ
に関しては必要である。セラミック基板の場合、セラミ
ックは表面粗滑度を減らすため有利にガラス状にされる
【0034】実施例に示されるように、好ましい材料は
ガラス若しくはセラミックの基板上のアルミニウムであ
る。実際、アルミニウムが最良の候補として示され、銀
は選択された基板上へ筋状に密着し、デポジット方法に
よって使用される。アルミニウムヒューズの接続の問題
を解決するために、各種の溶解法がある。この接続が錫
結合物によって作る必要があるとき、図1に示されるよ
うに、まず、基板の各端にニッケルパッド6が配置され
、そこをアルミニウムの環状層7で覆われ、導体トラッ
ク4の2つの端に配置され、そのアルミニウム環状層は
ニッケルパッド6の直径より小さい内径であるが、外径
はニッケルパッド6の直径より大きい。それは、アルミ
ニウム7の環状層がニッケルパッド6の密着性を保障し
、錫結合物によりヒューズ結合を完成することを可能に
するために用いられニッケルパッド6上の環状層中央で
素子結合をハンダづけによって行なわれる。
【0035】錫ハンダ結合の場合、ヒューズがプリント
回路またはハイブリッド回路上に取り付けられるときの
錫について、1つにComatel  Issy−le
s−Moulineaux(フランス)社のクリップ8
と接続して作ることが考えられ、それは基板1を挟む2
つのアームで、クリップ8の上方のアーム8aは錫9に
よってニッケルパッド6と結合されている。ヒューズが
回路に固定される時、たとえばクリップ8の固定ブラケ
ット8bの下面をハンダ付けすることによって、錫の再
結合はクリップ8のハンダ剥離の原因とならない、後者
は機械的に支えて、アーム8a周囲の溶融金属の表面張
力によって、ハンダはアーム8aの周囲で保持される。
【0036】クリップと同じタイプの方法を用いてアル
ミニウム同志の超音波溶着を実行することも可能である
。この場合、クリップ8のブラケット8aは、アルミニ
ウムの層7と固定されるように、アルミニウムで覆われ
、クリップ8のブラケット8bの定着は、回路上で固定
されるように錫メッキされる。トラック4が少なくとも
10μmの厚さのとき、トラックの両端は、ニッケルで
なく、アルミニウムで補強される。
【0037】導体トラックと導体パッドを得ることは、
真空状態で実行される物理的気相デポジション工程の結
果であり、好ましくは、金属をターゲットとする陰極線
スパッタ方法が良く、沈着は上記金属ターゲットと反対
面の基板で形成される。熱蒸着も可能で、ジュール効果
により加熱された適当な容器内で溶融された金属、若し
くは、電子銃により送出されるビームによって溶融され
た金属(この場合、金属は、冷却されたるつぼ鋼内に収
容される)のいずれかの方法で可能である。
【0038】パッド6のデポジットについては、開口を
有するマスクで基板を覆うことで十分であり、パッドに
要求される形、つまりこの種のマスクは多数の開口を備
えており、これにより、全部のパッドが同時に基板上で
デポジットできる。
【0039】導体層のデポジットは、一方で、基板面全
体に施され、特に、パッド6を覆う。すなわち、この層
は、更に導体層上に塗られた感光性塗料(以後ホトレジ
スト)の薄い層内で開口窓を作る通常の方法でホトエッ
チングされ、その後、ウェットエッチング、つまり、導
体基板上の選択的なエッチングをもたらし、ホトレジス
トによって保護されている部分はエッチングされない。 この結果、エッチング終了後、導体トラックは、ホトエ
ッチングマスク上に作られた高精密設計に基づいて存在
する。これはヒューズの幾何学的図形を決定する。ホト
レジストの残りは、その後、専用の溶剤内で溶解され容
易に取り除かれる。
【0040】真空内で薄い層を形成する方法及び、湿式
法によって薄い層をホトエッチングする方法は、公知で
あり、ここでは詳述しない。
【0041】同時にデポジットされた多数のパッド、同
時にエッチングされた多くの導体トラック、デポジット
された薄さ、及び、平面マグネトロンによってターゲッ
ト面で形成される磁界を使うことでデポジット工程を加
速する可能性を考慮するとデポジット速度は、経済的及
び商業的にも魅力的価格でのヒューズの生産に十分適合
される。
【0042】
【発明の効果】本発明の優れた効果の1つは次のように
列記される。論理的予測と反対であって、基板の存在は
性能を少しもおとさず、基板を改善することを示す。使
用したデポジット方法は優れた精度を可能にし、従って
、規則正しい薄さの層が達成され、この結果、このよう
に得られたヒューズは優れた再現性を持つ。実際におい
て、図1に示すように、接続クリップ8は、定格電流I
Nの1.4倍を越える作用状態で、放熱のためにも有効
に使われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に関する一部切り欠いた斜視図
である。
【図2】ヒューズの動作部分を大きく拡大した斜視図で
ある。
【図3】ヒューズの長方向に沿った温度分布図である。
【図4】ヒューズの長方向に沿ったもう1つの温度分布
図である。
【符号の説明】
1…基板2,3…支持4…導体トラック5…くびれ部分
6…パッド7…環状層8…クリップ8a,8b…ブラケ
ット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  細長い電気的絶縁性基板材料の表面に
    デポジットされた薄膜形の細長い電気導体を具備するヒ
    ューズにおいて、INで表される定格電流と、ΔTma
    xで表される最大温度変化と、2bで表される電気導体
    の長さに関し、熱平衡は、前記電気導体の断面積Sと前
    記基板材料の断面積S′との関係、S=ρ′thρeb
    2IN2/2S′ΔTmax  但し、ρ′thは基板
    材料の熱抵抗であり、ρeは電気導体の電気抵抗を示す
    、  を近似的に満足するときに得られ、また、周囲温
    度と基板材料との間の熱抵抗が200℃/W未満であり
    、周囲温度と前記基板材料の中央部との間の熱抵抗は5
    00℃/Wより大きく、電流が定格電流の2倍に達した
    とき、前記平衡状態が1秒未満で崩れるように導体温度
    と外気温度の最大温度差ΔTmaxの値が十分高く選択
    されることを特徴とするヒューズ。
  2. 【請求項2】  断面のくびれ部分は、細長い電気導体
    を成形する膜に沿って配置され、該膜の幅の減少の後の
    導体温度と外気温度の差がΔTmaxのときに、前記く
    びれ部分の断面積が、定格電流INの1.4倍以下の電
    流が無期限に印加され近似的に放物線温度分布を、これ
    より大きい電流に対してはほとんど断熱状態を得るよう
    に選択されることを特徴とする請求項1に記載のヒュー
    ズ。
  3. 【請求項3】前記くびれ部分のくびれの度合は、一定厚
    さの膜に対し30%から70%までであることを特徴と
    する請求項2に記載のヒューズ。
  4. 【請求項4】前記薄膜形の電気導体はアルミニウムによ
    り作られることを特徴とする請求項1に記載のヒューズ
  5. 【請求項5】前記基板はガラスより作られることを特徴
    とする請求項1に記載のヒューズ。
  6. 【請求項6】前記基板は酸化アルミニウム(Al2O3
    )をガラス状に焼結したものから作られることを特徴と
    する請求項1に記載のヒューズ。
  7. 【請求項7】  前記電気導体の各両端は、部分的によ
    り薄い金属パッドを覆う部分を具備することを特徴とす
    る請求項4に記載のヒューズ。
  8. 【請求項8】  前記金属パッドはニッケルより作られ
    ることを特徴とする請求項7に記載のヒューズ。
  9. 【請求項9】  前記金属パッドはアルミニウムより作
    られることを特徴とする請求項7に記載のヒューズ。
JP3194684A 1990-05-04 1991-05-02 ヒューズ Pending JPH04229526A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH01519/90-9 1990-05-04
CH1519/90A CH682959A5 (fr) 1990-05-04 1990-05-04 Fusible.

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04229526A true JPH04229526A (ja) 1992-08-19

Family

ID=4212339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3194684A Pending JPH04229526A (ja) 1990-05-04 1991-05-02 ヒューズ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5140295A (ja)
JP (1) JPH04229526A (ja)
CH (1) CH682959A5 (ja)
DE (1) DE4114495A1 (ja)
FR (1) FR2661777B1 (ja)
GB (1) GB2246485B (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2255455A (en) * 1991-04-22 1992-11-04 Electronic Components Ltd Fuse
DE4223621C1 (de) * 1992-07-17 1993-10-21 Siemens Ag Hochfrequenz-Schmelzsicherung
US5363082A (en) * 1993-10-27 1994-11-08 Rapid Development Services, Inc. Flip chip microfuse
US5552757A (en) * 1994-05-27 1996-09-03 Littelfuse, Inc. Surface-mounted fuse device
US5974661A (en) * 1994-05-27 1999-11-02 Littelfuse, Inc. Method of manufacturing a surface-mountable device for protection against electrostatic damage to electronic components
US6191928B1 (en) 1994-05-27 2001-02-20 Littelfuse, Inc. Surface-mountable device for protection against electrostatic damage to electronic components
US5790008A (en) * 1994-05-27 1998-08-04 Littlefuse, Inc. Surface-mounted fuse device with conductive terminal pad layers and groove on side surfaces
US5929741A (en) * 1994-11-30 1999-07-27 Hitachi Chemical Company, Ltd. Current protector
US5914648A (en) * 1995-03-07 1999-06-22 Caddock Electronics, Inc. Fault current fusing resistor and method
US5699032A (en) * 1996-06-07 1997-12-16 Littelfuse, Inc. Surface-mount fuse having a substrate with surfaces and a metal strip attached to the substrate using layer of adhesive material
US5977860A (en) * 1996-06-07 1999-11-02 Littelfuse, Inc. Surface-mount fuse and the manufacture thereof
DE19704097A1 (de) * 1997-02-04 1998-08-06 Wickmann Werke Gmbh Elektrisches Sicherungselement
JP3562696B2 (ja) * 1997-12-16 2004-09-08 矢崎総業株式会社 ヒューズエレメントの製造方法
JP4396787B2 (ja) * 1998-06-11 2010-01-13 内橋エステック株式会社 薄型温度ヒュ−ズ及び薄型温度ヒュ−ズの製造方法
DE60234813D1 (de) * 2001-02-20 2010-02-04 Panasonic Corp Thermische sicherung
US7034652B2 (en) * 2001-07-10 2006-04-25 Littlefuse, Inc. Electrostatic discharge multifunction resistor
US7035072B2 (en) * 2001-07-10 2006-04-25 Littlefuse, Inc. Electrostatic discharge apparatus for network devices
US6878004B2 (en) * 2002-03-04 2005-04-12 Littelfuse, Inc. Multi-element fuse array
CN100350606C (zh) 2002-04-08 2007-11-21 力特保险丝有限公司 使用压变材料的装置
US7183891B2 (en) 2002-04-08 2007-02-27 Littelfuse, Inc. Direct application voltage variable material, devices employing same and methods of manufacturing such devices
US7132922B2 (en) 2002-04-08 2006-11-07 Littelfuse, Inc. Direct application voltage variable material, components thereof and devices employing same
WO2004002202A1 (de) * 2002-06-21 2003-12-31 Continental Teves Ag & Co. Ohg Leiterplatte für elektronische kraftfahrzeugsteuergeräte
GB0307306D0 (en) * 2003-03-29 2003-05-07 Goodrich Control Sys Ltd Fuse arrangement
DE112004002301T5 (de) * 2003-11-26 2006-09-28 Littelfuse, Inc., Des Plaines Elektrische Schutzeinrichtung für ein Fahrzeug und System, das diese einsetzt
US7477130B2 (en) * 2005-01-28 2009-01-13 Littelfuse, Inc. Dual fuse link thin film fuse
WO2006091938A2 (en) * 2005-02-25 2006-08-31 Spectrum Control, Inc. Fusible device and method
US7983024B2 (en) 2007-04-24 2011-07-19 Littelfuse, Inc. Fuse card system for automotive circuit protection
JP2008311161A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Sony Chemical & Information Device Corp 保護素子
EP2567658A1 (en) 2011-09-06 2013-03-13 Koninklijke Philips Electronics N.V. Interventional or non-interventional instrument for use in an MRI apparatus

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DD45156A (ja) *
GB847530A (en) * 1957-08-15 1960-09-07 Ti Group Services Ltd Electrical circuit element, and its applications
US3445798A (en) * 1967-08-04 1969-05-20 Dieter R Lohrmann Short-time melting fuse
US4272753A (en) * 1978-08-16 1981-06-09 Harris Corporation Integrated circuit fuse
US5027101A (en) * 1987-01-22 1991-06-25 Morrill Jr Vaughan Sub-miniature fuse
US4749980A (en) * 1987-01-22 1988-06-07 Morrill Glasstek, Inc. Sub-miniature fuse
US4873506A (en) * 1988-03-09 1989-10-10 Cooper Industries, Inc. Metallo-organic film fractional ampere fuses and method of making
US5097246A (en) * 1990-04-16 1992-03-17 Cooper Industries, Inc. Low amperage microfuse

Also Published As

Publication number Publication date
GB2246485B (en) 1994-11-23
DE4114495A1 (de) 1991-11-07
FR2661777A1 (fr) 1991-11-08
US5140295A (en) 1992-08-18
GB2246485A (en) 1992-01-29
CH682959A5 (fr) 1993-12-15
GB9109523D0 (en) 1991-06-26
FR2661777B1 (fr) 1994-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04229526A (ja) ヒューズ
US5148141A (en) Fuse with thin film fusible element supported on a substrate
JPS6248339B2 (ja)
JPH0750128A (ja) 超小型ヒューズ
KR20050077728A (ko) 저저항 폴리머 매트릭스 퓨즈장치 및 방법
BR112012017608B1 (pt) Painel com um elemento de conexão elétrica, método para produzir um painel com um elemento de conexão elétrica, e, uso de um painel com um elemento de conexão elétrica
KR930007117B1 (ko) 저항 온도 센서
JP3774871B2 (ja) 遅延型薄膜ヒューズ
JP2002140975A (ja) ヒューズ素子及びその製造方法
JP2004319168A (ja) チップヒューズ及びその製造方法
JPH1050184A (ja) チップヒューズ素子
JPH0963454A (ja) チップヒューズ
JPH07122406A (ja) チップ状ヒューズ抵抗器とその製造方法
JPH09129115A (ja) チップヒューズ
US3194925A (en) Electrical fuses immersed in a dielectric fluid
US3505632A (en) Indirectly heated thermistor
JPH02305409A (ja) 過負荷溶断形抵抗器
JPH08102244A (ja) チップヒューズ
JPH0896694A (ja) チップ形電流ヒューズ
JPH11126556A (ja) チップ型ヒューズ及びその製造方法
JP2608031B2 (ja) チップ型ヒューズ抵抗器
JP2688921B2 (ja) ヒューズ
RU2166812C1 (ru) Пленочный предохранитель
JP2599458B2 (ja) ホ−ロ回路基板
JPS5943570A (ja) 薄膜配線