JPH0422567A - 再使用タンディッシュの加熱方法 - Google Patents
再使用タンディッシュの加熱方法Info
- Publication number
- JPH0422567A JPH0422567A JP12765190A JP12765190A JPH0422567A JP H0422567 A JPH0422567 A JP H0422567A JP 12765190 A JP12765190 A JP 12765190A JP 12765190 A JP12765190 A JP 12765190A JP H0422567 A JPH0422567 A JP H0422567A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tundish
- amount
- reused
- air
- steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 title claims description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 8
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 claims abstract description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 abstract description 30
- 239000010959 steel Substances 0.000 abstract description 30
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 abstract description 6
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 abstract description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 abstract description 4
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract description 3
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 20
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 239000000571 coke Substances 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 2
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910001208 Crucible steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 239000002893 slag Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、連続鋳造用タンディツシュを再使用する際に
、このタンディツシュをガスバーナによって予備加熱す
る方法に関する。
、このタンディツシュをガスバーナによって予備加熱す
る方法に関する。
(従来の技術)
連続鋳造用タンディツシュは、−度使用して鋼を鋳造し
た後にも再使用されるが、初めて使用する場合にも再使
用の場合にも、使用前にはガスバーナで予備加熱される
。
た後にも再使用されるが、初めて使用する場合にも再使
用の場合にも、使用前にはガスバーナで予備加熱される
。
従来は、初めて使用されるタンディツシュも再使用され
るタンディツシュも同じように加熱していた。すなわち
、いずれのタンディツシュについても、ガスバーナに供
給する空気量を、供給ガス量に対する理論必要空気量の
約1.2倍、すなわち120%にして燃焼加熱していた
。ここで「理論必要空気量」とは、燃料を燃焼させるの
に理論上必要とされる空気の量であり、コークスガスの
場合、コークスガス量に4.714を乗じて求められる
。本願明細書においては、こうして求められた理論必要
空気量に対する実際の空気量の比を「空気比」とする。
るタンディツシュも同じように加熱していた。すなわち
、いずれのタンディツシュについても、ガスバーナに供
給する空気量を、供給ガス量に対する理論必要空気量の
約1.2倍、すなわち120%にして燃焼加熱していた
。ここで「理論必要空気量」とは、燃料を燃焼させるの
に理論上必要とされる空気の量であり、コークスガスの
場合、コークスガス量に4.714を乗じて求められる
。本願明細書においては、こうして求められた理論必要
空気量に対する実際の空気量の比を「空気比」とする。
(発明が解決しようとする課題)
鋳込終了後の連続鋳造用タンディツシュ内の底部には「
残鋼」が存在する。この残鋼は、モールド内にスラグが
流れ込むのを防ぐために意識的に溶鋼をタンディツシュ
内に残すことによって、あるいは、タンディツシュ底部
の凹部内に溶鋼が捕らえられて流出しないままになって
しまうことによって生ずる。この残鋼は、タンディツシ
ュを鋳込時の位置から移動する際に、または移動後に凝
固する。凝固した残鋼は、表面は酸化しているが、内部
は酸化していないことが多い。
残鋼」が存在する。この残鋼は、モールド内にスラグが
流れ込むのを防ぐために意識的に溶鋼をタンディツシュ
内に残すことによって、あるいは、タンディツシュ底部
の凹部内に溶鋼が捕らえられて流出しないままになって
しまうことによって生ずる。この残鋼は、タンディツシ
ュを鋳込時の位置から移動する際に、または移動後に凝
固する。凝固した残鋼は、表面は酸化しているが、内部
は酸化していないことが多い。
再使用のため、残鋼の存在するタンディツシュをガスバ
ーナで加熱すると、タンディツシュ内の雰囲気温度は1
000°C以上になるため、従来のように空気比が約1
.2と高く、したがって雰囲気内酸素濃度が高いと、残
鋼の酸化が著しく進行する。
ーナで加熱すると、タンディツシュ内の雰囲気温度は1
000°C以上になるため、従来のように空気比が約1
.2と高く、したがって雰囲気内酸素濃度が高いと、残
鋼の酸化が著しく進行する。
酸化した残鋼は固くて除去しにくく、また、タンディツ
シュ内に新たに溶鋼を注入したとき、酸化した残鋼が新
しい溶鋼中に混入することによって、新しい溶鋼の品質
を著しく低下させるという問題が生じていた。
シュ内に新たに溶鋼を注入したとき、酸化した残鋼が新
しい溶鋼中に混入することによって、新しい溶鋼の品質
を著しく低下させるという問題が生じていた。
そこで本発明の課題は、このような従来の問題点を解消
すべく、再使用タンディツシュを加熱する際に残鋼の酸
化を抑制することにある。
すべく、再使用タンディツシュを加熱する際に残鋼の酸
化を抑制することにある。
(課題を解決するt;めの手段)
本発明によれば、連続鋳造用タンディツシュを再使用す
る際に該タンディツシュをガスバーナによって予備加熱
する方法において、該ガスバーナに供給する空気量を、
供給ガス量に対する理論必要空気量の70%ないし10
0%とすることを特徴とする再使用タンディツシュの加
熱方法が提供される。
る際に該タンディツシュをガスバーナによって予備加熱
する方法において、該ガスバーナに供給する空気量を、
供給ガス量に対する理論必要空気量の70%ないし10
0%とすることを特徴とする再使用タンディツシュの加
熱方法が提供される。
(作 用)
本発明の加熱方法によれば、ガスバーナに供給される空
気量が理論必要空気量以下とされるため、再使用される
タンディツシュ内の雰囲気における酸素濃度は従来に比
して低くなり、したがって残鋼の酸化も従来より抑制さ
れる。また、供給空気量の下限が、理論必要空気量の7
0%とされているため、排ガス中のCo濃度が著しく高
くなるということもなく、必要以上に加熱にガスを消費
することもない。
気量が理論必要空気量以下とされるため、再使用される
タンディツシュ内の雰囲気における酸素濃度は従来に比
して低くなり、したがって残鋼の酸化も従来より抑制さ
れる。また、供給空気量の下限が、理論必要空気量の7
0%とされているため、排ガス中のCo濃度が著しく高
くなるということもなく、必要以上に加熱にガスを消費
することもない。
(実施例)
次の表は、再使用されるタンディツシュ、すなわち残鋼
の存在するタンディツシュを予備加熱する際に、ガスバ
ーナにおける空気比を種々変更した場合における、排ガ
ス中のCo濃度を比較したものである。
の存在するタンディツシュを予備加熱する際に、ガスバ
ーナにおける空気比を種々変更した場合における、排ガ
ス中のCo濃度を比較したものである。
表
この表から分かるように、空気比を1,0以下にするこ
とにより排ガス中のCo濃度が9%以上となり、タンデ
ィツシュ内における酸化作用が抑制されることが推定さ
れる。しかしながら、空気比を0.7未満とすると、不
完全燃焼によりCOガス濃度が高くなり、危険かつ不経
済である。したがって、空気比の下限を0.7とする。
とにより排ガス中のCo濃度が9%以上となり、タンデ
ィツシュ内における酸化作用が抑制されることが推定さ
れる。しかしながら、空気比を0.7未満とすると、不
完全燃焼によりCOガス濃度が高くなり、危険かつ不経
済である。したがって、空気比の下限を0.7とする。
第1図は、再使用されたタンディツシュによって作られ
た鋼の品質の良・不良が、予熱加熱時の空気比いかんに
よってどのように変化するかを示したグラフである。縦
軸における「0」は、新品のタンディツシュを使用した
場合の鋼の品質を示し、「十」は品質の改善、「−」は
品質の劣化を示す。
た鋼の品質の良・不良が、予熱加熱時の空気比いかんに
よってどのように変化するかを示したグラフである。縦
軸における「0」は、新品のタンディツシュを使用した
場合の鋼の品質を示し、「十」は品質の改善、「−」は
品質の劣化を示す。
第1図から分かるように、空気比が1.0以下だと、作
られる鋼の品質は、新品のタンデイ・ンシュを使用した
場合とほとんど変わりない。しかしながら、空気比が1
.0を越えると、品質は著しく劣化する。
られる鋼の品質は、新品のタンデイ・ンシュを使用した
場合とほとんど変わりない。しかしながら、空気比が1
.0を越えると、品質は著しく劣化する。
このように、製造される鋼の品質を維持することと、排
ガス中のCo濃度に関する安全性・経済性の観点から、
再使用されるタンディツシュの予備加熱時の空気比を0
.7ないし1.0(70%ないしioo%)とする。
ガス中のCo濃度に関する安全性・経済性の観点から、
再使用されるタンディツシュの予備加熱時の空気比を0
.7ないし1.0(70%ないしioo%)とする。
(発明の効果)
本発明の再使用タンディツシュの加熱方法によれば、ガ
スバーナに供給する空気量を理論必要空気量よりも低く
抑えることにより、再使用タンディツシュ内の残鋼の酸
化を抑制することができる。
スバーナに供給する空気量を理論必要空気量よりも低く
抑えることにより、再使用タンディツシュ内の残鋼の酸
化を抑制することができる。
したがって、再使用タンディツシュ内に新たに溶鋼を注
入したとき、酸化した残鋼が新しい溶鋼中に混入するこ
とによって新しい溶鋼の品質を著しく低下させるという
問題を解消することができる。
入したとき、酸化した残鋼が新しい溶鋼中に混入するこ
とによって新しい溶鋼の品質を著しく低下させるという
問題を解消することができる。
また、空気比の下限を70%としたことにより、排ガス
中のCO濃度をある程度の値に抑えることができるので
、安全性および経済性に関して著しい不利益を伴うこと
もない。
中のCO濃度をある程度の値に抑えることができるので
、安全性および経済性に関して著しい不利益を伴うこと
もない。
第1図は、再使用されたタンディツシュによって作られ
た鋼の品質の良・不良が、予熱加熱時の空気比いかんに
よってどのように変化するかを示したグラフである。縦
軸における「0」は、新品のタンディツシュを使用した
場合の鋼の品質を示し、「+]は品質の改善、「−」は
品質の劣化を示す。 特許出願人 住友金属工業株式会社 代 理 人 弁理士 、、よ S !耳4第 図 q 1.0 7.2 堂 気 比
た鋼の品質の良・不良が、予熱加熱時の空気比いかんに
よってどのように変化するかを示したグラフである。縦
軸における「0」は、新品のタンディツシュを使用した
場合の鋼の品質を示し、「+]は品質の改善、「−」は
品質の劣化を示す。 特許出願人 住友金属工業株式会社 代 理 人 弁理士 、、よ S !耳4第 図 q 1.0 7.2 堂 気 比
Claims (1)
- 連続鋳造用タンディッシュを再使用する際に該タンディ
ッシュをガスバーナによって予備加熱する方法において
、該ガスバーナに供給する空気量を、供給ガス量に対す
る理論必要空気量の70%ないし100%とすることを
特徴とする再使用タンディッシュの加熱方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12765190A JPH0422567A (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 再使用タンディッシュの加熱方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12765190A JPH0422567A (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 再使用タンディッシュの加熱方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0422567A true JPH0422567A (ja) | 1992-01-27 |
Family
ID=14965367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12765190A Pending JPH0422567A (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 再使用タンディッシュの加熱方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0422567A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0677691U (ja) * | 1993-04-21 | 1994-11-01 | 株式会社ネピア | 衛生用紙収納箱 |
US5700420A (en) * | 1994-12-02 | 1997-12-23 | Kawasaki Steel Corporation | Non-oxidizing heating method and apparatus |
JPWO2021106484A1 (ja) * | 2019-11-29 | 2021-12-02 | Jfeスチール株式会社 | 溶鋼の鋳造方法、連続鋳造鋳片の製造方法及び軸受用鋼材の製造方法 |
-
1990
- 1990-05-17 JP JP12765190A patent/JPH0422567A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0677691U (ja) * | 1993-04-21 | 1994-11-01 | 株式会社ネピア | 衛生用紙収納箱 |
US5700420A (en) * | 1994-12-02 | 1997-12-23 | Kawasaki Steel Corporation | Non-oxidizing heating method and apparatus |
JPWO2021106484A1 (ja) * | 2019-11-29 | 2021-12-02 | Jfeスチール株式会社 | 溶鋼の鋳造方法、連続鋳造鋳片の製造方法及び軸受用鋼材の製造方法 |
CN114746195A (zh) * | 2019-11-29 | 2022-07-12 | 杰富意钢铁株式会社 | 钢水的铸造方法、连续铸造铸片的制造方法以及轴承用钢材的制造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105316558B (zh) | 一种防止铸坯角裂含硼钢的制备方法 | |
JPH0422567A (ja) | 再使用タンディッシュの加熱方法 | |
CN113263133A (zh) | 一种易溃散覆膜砂及其制备方法 | |
JP5326201B2 (ja) | アルミキルド鋼の溶製方法 | |
US1888132A (en) | Method of casting steel ingots | |
JP3395706B2 (ja) | 連続鋳造方法 | |
JPH05111742A (ja) | タンデイツシユにおける湯溜め自然開孔方法 | |
JP2013006188A (ja) | 高Mn鋼の連続鋳造用モールドフラックス及び連続鋳造方法 | |
KR20090062151A (ko) | 티타늄이 함유된 스테인리스강의 제조방법 | |
JPH01210157A (ja) | 連続鋳造スラブの表面縦割れ防止方法 | |
JP4484680B2 (ja) | 異鋼種連々鋳造方法 | |
JP2000334548A (ja) | 同一タンディッシュ内溶鋼混合連々鋳による連続鋳造法 | |
JP4022993B2 (ja) | 異鋼種の連続鋳造方法 | |
JP2786814B2 (ja) | 鋼の連続鋳造におけるタンディッシュの再使用方法 | |
JP2019515797A (ja) | モールドフラックス及びこれを利用した鋳造方法 | |
JP3681292B2 (ja) | るつぼ形誘導炉のガスバブリング方法 | |
SU1366285A1 (ru) | Способ изготовлени изложницы | |
JPS6076253A (ja) | 造塊用鋳型のクレ−ジング補修方法 | |
JPH04238656A (ja) | 連続鋳造用タンディッシュの再使用方法 | |
SU979518A1 (ru) | Способ получени высоколегированных сплавов на основе хрома | |
JP2923477B2 (ja) | 連続鋳造法 | |
JPH07299548A (ja) | タンディッシュの予熱方法 | |
RU2451091C1 (ru) | Способ выплавки стали в дуговых печах | |
JP2000158101A (ja) | タンディッシュの予熱方法 | |
JPH0669609B2 (ja) | 溶鋼容器の昇熱方法 |