JPH04224421A - 車両用プロペラシャフトの支持装置 - Google Patents

車両用プロペラシャフトの支持装置

Info

Publication number
JPH04224421A
JPH04224421A JP41302490A JP41302490A JPH04224421A JP H04224421 A JPH04224421 A JP H04224421A JP 41302490 A JP41302490 A JP 41302490A JP 41302490 A JP41302490 A JP 41302490A JP H04224421 A JPH04224421 A JP H04224421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cushion
propeller shaft
rubber
spring constant
rolling bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP41302490A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Matsuo
透 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP41302490A priority Critical patent/JPH04224421A/ja
Publication of JPH04224421A publication Critical patent/JPH04224421A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用のプロペラシャフ
トの支持装置に関し、特に、プロペラシャフトが、複数
のシャフトと、隣り合って位置するシャフトを相互に連
結する自在継手とからなる場合に適する支持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プロペラシャフトが、複数のシャフトと
、隣り合って位置するシャフトを相互に連結する自在継
手とからなる場合、ころがり軸受を含む支持装置でプロ
ペラシャフトを支持するが、この支持装置をはさんで前
方に位置するシャフトと後方に位置するシャフトとがな
すジョイント角が、車両発進時の駆動トルクによって変
化し、二次偶力が生ずる。この二次偶力により、10〜
15Hzの振動が発生する。他方、車両走行時に、プロ
ペラシャフトの回転のアンバランスにより、45〜50
0Hzの振動が発生する。
【0003】前記周波数の異なる2種類の振動を低減す
るため、中空のクッション内に収容した液体の流動抵抗
を、車両の発進時と走行時とで変化させるようにした支
持装置(実開平2−18723号公報)、その他の支持
装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】いずれの支持装置も、
構造の複雑化または大型化を招く上、周波数の異なる2
種類の振動の低減効果は必ずしも十分ではない。
【0005】ところで、発進時の二次偶力に起因する振
動の発生を抑えるには、クッションのばね定数を高くし
、ジョイント角の変化を少なくすればよく、他方、走行
時の振動の発生を抑えるには、クッションのばね定数を
低くすればよい。発進時のばね定数は、いわば静ばね定
数であり、走行時のばね定数は動ばね定数であるが、ク
ッションの動ばね定数と静ばね定数との比である動倍率
は、クッションが通常のゴムからなる場合、高い値とな
り、前記要求を満たすことができなかった。
【0006】本発明の目的は、構造を複雑にまたは大型
にすることなく、発進時に発生する振動と走行時に発生
する振動の低減効果を高めることの可能な車両用プロペ
ラシャフトの支持装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両用プロ
ペラシャフトの支持装置は、プロペラシャフトを回転可
能に支持するころがり軸受と、該ころがり軸受の半径方
向の外方に配置された短繊維強化ゴムからなる環状のク
ッションと、該クッションの半径方向の外方に配置され
、車体に取り付けられる支持部材とを備える。
【0008】
【作用および効果】短繊維強化ゴムからなるクッション
では、動倍率が低いことが発明者らによって確認された
。この事実によれば、クッションの静ばね定数を大きな
値に定めても、動ばね定数は小さな値に保たれることと
なる。これにより、発進時の二次偶力によるジョイント
角の変化に起因する振動を低減できると共に、走行時の
プロペラシャフトの回転アンバランスによる振動を低減
できる。
【0009】支持装置が、ころがり軸受と、クッション
と、支持部材とからなり、クッションに流体室などを設
けることを要しないため、全体の構造が簡単であり、ま
た小型化が可能である。
【0010】
【実施例】車両用プロペラシャフトの支持装置は、図1
および図2に示すように、ころがり軸受10と、クッシ
ョン12と、支持部材14とを備える。
【0011】ころがり軸受10は、図示の実施例では、
内輪16と、外輪18と、両輪間に配置された複数のボ
ール20と、ケース22とを備える。プロペラシャフト
24が内輪16に固定され、ボール20によって回転可
能に支持されている。外輪18はケース22に嵌合され
ている。
【0012】クッション12は環状に形成され、ころが
り軸受10の半径方向の外方に配置されるもので、短繊
維強化ゴムからなる。短繊維26は、たとえば、平均径
が0.3μm以下、長さが1〜数μmのナイロン6であ
り、ゴムは、硬度が30ないし50Hsである天然ゴム
である。
【0013】クッション12は、図1および図2に示す
実施例では、短繊維26を半径方向に配列して形成され
ている。短繊維26のこの配列により、クッション12
は半径方向では硬く、軸線方向では軟らかとなる。クッ
ション12のばね定数は、硬くなるほど大きくなる傾向
があることから、半径方向のばね定数が軸線方向のばね
定数より大きい。この実施例の場合、短繊維量は、ゴム
の5〜10重量%でよい。
【0014】図3および図4に示す実施例では、短繊維
26は軸線方向に配列されており、図5および図6に示
す実施例では、短繊維26は円周方向に配列されている
。これら実施例の場合、短繊維量は、ゴムの10〜20
重量%とする。
【0015】ゴムに短繊維を混合し、十分に分散させた
後、押し出し成形または射出成形すると、ゴムが一方向
へ流動するが、短繊維はゴムの流動方向に配列する傾向
がある。この性質を利用して短繊維に方向性をもたせる
ことができる。
【0016】クッション12を、短繊維26に所要の方
向性をもたせて環状に成形した後、その内周面でケース
22に、また外周面で支持部材14に接着する。
【0017】支持部材14は円筒形であって、クッショ
ン12の半径方向の外方に配置され、車体(図示せず)
に取り付けられる。
【0018】周波数がゼロ付近の単位振幅あたりの荷重
の大きさを静ばね定数といい、これに対して、ある周波
数の単位振幅あたりの荷重の大きさを動ばね定数という
。そして、動ばね定数は、図7のようになるゴムのクッ
ションのモデルに示すように、共に周波数に依存する、
貯蔵ばね定数をKd、減衰係数をCとし、さらに周波数
をfとすると、次式で与えられる絶対ばね定数と等しい
。なお、これらの関係については、「防振ゴム」(社団
法人  日本鉄道車両工業会発行)55頁以下に記載さ
れている。
【0019】
【数1】
【0020】従来のゴムだけで形成したクッションの場
合、その静ばね定数は6.40kgf/mmであったが
、図1および図2に示すように、短繊維26を半径方向
に配列して得た強化ゴムのクッション12の静ばね定数
は11.57kgf/mm となった。クッション12
の絶対ばね定数の周波数特性は、図8の実線となり、そ
のときの動倍率は破線となった。これに対して、従来の
ゴムだけのクッションの絶対ばね定数の周波数特性は図
9の実線となり、そのときの動倍率は破線となった。
【0021】図8の短繊維強化ゴムのクッションでは、
動倍率は高々2であるが、図9のゴムだけのクッション
では、動倍率は4.6となっている。したがって、短繊
維強化ゴムのクッションでは、絶対ばね定数ないし動ば
ね定数は、23.14kgf/mm となるのに対し、
ゴムだけのクッションでは、29.44kgf/mm 
となる。すなわち、本発明の場合、クッションの静ばね
定数が大きいにもかかわらず、動ばね定数が小さくなっ
ており、発進時の二次偶力に起因する振動も、また走行
時のプロペラシャフトの回転アンバランスに起因する振
動も低減できることが分る。
【0022】なお、前記実施例において、クッション1
2がころがり軸受10に対して偏心して位置する。これ
により、次のような効果が得られる。すなわち、支持装
置を車両に組み付けたとき、ころがり軸受10の内輪1
6にプロペラシャフトの重量がかかってクッション12
がたわみ、クッション12の中心と内輪16の中心とを
一致させることができる。その結果、クッション12内
の短繊維の配列方向を対称にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用プロペラシャフトの支持装
置の断面図である。
【図2】支持装置の右側面図で、左半分を示す。
【図3】支持装置の別の実施例の断面図である。
【図4】支持装置の別の実施例の右側面図で、左半分を
示す。
【図5】支持装置のさらに別の実施例の断面図である。
【図6】支持装置のさらに別の実施例の右側面図で、左
半分を示す。
【図7】ゴムのクッションの振動モデル図である。
【図8】短繊維強化ゴムからなるクッションの絶対ばね
定数の周波数特性図である。
【図9】ゴムだけのクッションの絶対ばね定数の周波数
特性図である。
【符号の説明】
10  ころがり軸受 12  クッション 14  支持部材 26  短繊維

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  プロペラシャフトを回転可能に支持す
    るころがり軸受と、該ころがり軸受の半径方向の外方に
    配置された短繊維強化ゴムからなる環状のクッションと
    、該クッションの半径方向の外方に配置され、車体に取
    り付けられる支持部材とを備える、車両用プロペラシャ
    フトの支持装置。
JP41302490A 1990-12-25 1990-12-25 車両用プロペラシャフトの支持装置 Pending JPH04224421A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41302490A JPH04224421A (ja) 1990-12-25 1990-12-25 車両用プロペラシャフトの支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41302490A JPH04224421A (ja) 1990-12-25 1990-12-25 車両用プロペラシャフトの支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04224421A true JPH04224421A (ja) 1992-08-13

Family

ID=18521739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP41302490A Pending JPH04224421A (ja) 1990-12-25 1990-12-25 車両用プロペラシャフトの支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04224421A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007040484A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Nsk Ltd 軟質ゴム巻き軸受
EP2960534A1 (en) 2014-06-25 2015-12-30 Tirsan Kardan Sanayi Ve Ticaret Anonim Sirketi Cord fabric reinforced center bearing diaphragm

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007040484A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Nsk Ltd 軟質ゴム巻き軸受
EP2960534A1 (en) 2014-06-25 2015-12-30 Tirsan Kardan Sanayi Ve Ticaret Anonim Sirketi Cord fabric reinforced center bearing diaphragm

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4516955A (en) Installation for damping vibrations in the drive train of a motor vehicle
SE462235B (sv) Vibrationsdaempare foer daempning av roterande massor
US4921229A (en) Fluid-filled elastic center bearing mount
US6241617B1 (en) Propeller shaft assembly for a motor vehicle especially a passenger car
JPH04357320A (ja) 縦軸の弾性中央軸受
US20020081050A1 (en) Shaft bearing assembly
US20020117788A1 (en) Hydraulic bearing
GB2211271A (en) Rubber sleeve spring
US4655728A (en) Flexible coupling for absorbing axial and rotational impact
JPH04224421A (ja) 車両用プロペラシャフトの支持装置
US5123633A (en) Fluid-filled elastic rotational coupling having two fluid chambers on each side of wing members
JPH0138983B2 (ja)
JP3962905B2 (ja) ダイナミックダンパー
JP2003028155A (ja) 軸 受
JPH0529560Y2 (ja)
JPH0467054B2 (ja)
GB2193553A (en) Vibration absorbing mountings
JPH0642117Y2 (ja) トーショナルダンパ
JPS63176843A (ja) 流体入り防振支持装置
JPH05155263A (ja) 車両用プロペラシャフトのセンターベアリングサポート
JPH03181638A (ja) 車両用プロペラシャフト
JP3627769B2 (ja) ダンパ
JPS6098235A (ja) サスペンシヨン装置
JPH0366968A (ja) ダンパープーリ
JPH0537058Y2 (ja)