JPH04223894A - 切断用ストリング - Google Patents

切断用ストリング

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JPH04223894A
JPH04223894A JP3070262A JP7026291A JPH04223894A JP H04223894 A JPH04223894 A JP H04223894A JP 3070262 A JP3070262 A JP 3070262A JP 7026291 A JP7026291 A JP 7026291A JP H04223894 A JPH04223894 A JP H04223894A
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JP
Japan
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cutting
string
cutting string
adhesive
cross
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JP3070262A
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English (en)
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Volker Beckord
フオルカー・ベツコルト
Paul Dr Rohrer
パウル・ローラー
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Dow Automotive AG
Original Assignee
Gurit Essex AG
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Publication date
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Publication of JPH04223894A publication Critical patent/JPH04223894A/ja
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    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B27/00Hand cutting tools not provided for in the preceding groups, e.g. finger rings for cutting string, devices for cutting by means of wires
    • B26B27/002Tools using wires as cutting means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D7/00Details of apparatus for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D1/00Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor
    • B26D1/01Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work
    • B26D1/547Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a wire-like cutting member
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J1/00Windows; Windscreens; Accessories therefor
    • B60J1/02Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at the vehicle front, e.g. structure of the glazing, mounting of the glazing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D1/00Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor
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    • B26D2001/0053Cutting members therefor having a special cutting edge section or blade section
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、永久弾性接着剤層を切
断するための切断用ストリングに係わる。この切断用ス
トリングは、切断されるべきビード状の接着剤を貫いて
その長手方向軸に対して横断方向で引張られ、それによ
って接着剤ビードを長さ方向で切断する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】切断用ストリングは比
較的単純な切断ツールであり、フレームに永久弾性接着
剤によって接着されている窓、例えば車両の窓、特に自
動車のフロントウインド及びリヤウインドを取り外すた
めに多く使用されている。
【0003】このような切断用ストリングは、必要であ
れば使用される修理ツールとなり得る。その場合にこの
切断用ストリングは、まずビード状の接着剤を貫いて横
断方向に突き通され、次いでその両端部に引き手が備え
られ、切断用ストリングは接着剤ビードに沿ってウイン
ドの内側表面及び外側表面において人手によって引張ら
れる。
【0004】別の提案、即ち特許DE−A2−32,1
5,892号の教示によれば、切断用ストリングは接着
剤ビードに沿って接着されたウインドの周囲に与えられ
ており、次いで引き綱のように人手によってまたは機械
的に動作される。この方法の変形においては、例えばウ
インドを接着剤ビードの縁もしくはその中にまたは隣接
するゴム異形材の中に埋め込むことにより、ウインドを
フレームに挿入する前に使用の準備として生産過程で、
切断用ストリングをウインドに取り付ける。ウインドを
取り外した後には、接着剤ビードのフレーム上に残って
いる部分はそこにそのまま残り、替わりのウインドを接
着するためのベースとして使用することができる。
【0005】例えば前記特許DE−A2−32,15,
892号に記載されているような通常の切断用ストリン
グは円形横断面を有している。通常の永久弾性接着剤、
例えばポリウレタンベースの接着剤の比較的高い凝集抵
抗(cohesive  resistance)を鑑
みれば、比較的小さい切断力で優れた切断効果を生むた
めには、切断用ストリングの直径は出来る限り小さく、
引張り強さ(引裂き抵抗)は出来る限り大きくすべきで
ある。しかしながら実際には、引張り強さの高い市販の
ストリング材料でできたこのような切断用ストリングは
鈍いナイフにも例えられる。これは、引張り強さが限定
されているが故にストリングの直径は比較的大きく製造
されることを意味する。しかしながらストリングの直径
を大きくすると、切断抵抗が増大するが故に与えるべき
引張り力を増大する必要が生じる。これによって人手に
よる切断はより困難になる。更にストリングの直径が大
きくなった場合には、切断抵抗及びそれに伴って与えら
れるべき引張り力は、ストリングの直径よりも大きな割
合で増大される。これは、ストリングの直径を大きくし
たときに切断用ストリングに加えられるべき引張り力は
、引裂き強さに近付くことを意味する。「引裂き強さ」
なる表現は、切断用ストリングを破断するのに必要な引
張り力を意味し、「引張り強さ」なる表現は、引張り方
をストリングの断面積で割り算したものであると理解さ
れたい。
【0006】円形横断面を有する切断用ストリングの他
の欠点は、高い切断抵抗に起因して切断用ストリングが
昇温することである。この昇温によって引張り強さは小
さくなる。更に、円形断面を有する切断用ストリングの
直径は切断されるべき接着剤の構造エレメントと比較し
て相対的に大きいので、この切断用ストリングを用いて
は接着剤のきれいな切断が行われなず、むしろくずれや
すい切断面が形成される。この切断面は、切断面が不均
一であり小さすぎるので、新たな接着剤と組合わされる
ベースとしては適さない。切断の過程で切断用ストリン
グが過度に昇温すると、切断面は不可逆的な化学変性を
受け、これは、接着剤ビードのフレーム上に残った部分
の接着剤特性を更に劣化させることになる。切断用スト
リングを加熱することにより切断力を小さくすることが
行われた場合には、同様の望ましくない作用が生じる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、前述の
従来技術の欠点を解消することと、前述の欠点を生じる
ことなしにより低い引張り力を与えることができ、再使
用する際には新たな接着剤層のためのベースに適したき
れいで平滑な切断縁を形成する切断用ストリングを提供
することである。
【0008】本発明の他の目的は、永久弾性接着剤層、
特にポリウレタンでできた永久弾性接着剤層を切断する
為の方法であって、前述の欠点を生じず且つ前述の長所
を提供する方法を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、それらの縁に沿って
フレーム内にビード状の接着剤によって接着されている
ウインド、特にフランジ内に接着されている自動車のウ
インドを取り外す方法を提供することである。
【0010】上記目的及びその他の目的を果たすために
本発明は、角付きの断面を有し且つ好ましくは最低でも
1000N/mm2の引張り強さを有する強靭な材料、
特に1700〜2000N/mm2の引張り強さを有す
るV2Aステンレススチール合金でできた切断用ストリ
ングを使用する。
【0011】好ましくは、規則的な形態で出来る限り縁
が少ない断面、例えば正方形断面を使用する。驚くべき
ことにこのような断面を有する切断用ストリングは、切
断作業を開始する際に所定の圧力を加えると、自ら縁の
1つが切断方向を向く位置を取ることが判った。このこ
とから本発明の切断用ストリングは、同じ断面積を有す
る円形の切断用ストリングよりもナイフとしてずっと高
度に作用し、従って切断に必要な力はより小さくてよく
、しかもはるかにきれいな切断縁を形成する。断面の縁
の数が多くなるとこの好ましい効果は次第に小さくなり
、円形断面を有する切断用ストリングのものに近付く。
【0012】それぞれ円形断面及び正方形断面を有する
切断用ストリングの比較実験は、切断過程における切断
力の変遷に関して顕著な相異を示した。円形断面を有す
る切断用ストリングの切断力の変遷は不均等であり、切
断用ストリングがぐいと引張られる動作に対応する局所
的な力のピークを示す。これに対して正方形断面を有す
る切断用ストリングの切断力の変遷は規則的であり、即
ち力のピークはない。この効果は前述の自己配向及び切
断縁の先行に起因するものである。このことにより破断
の危険性は多いに軽減される。
【0013】三角形及び六角形の断面を用いても同様の
良い結果が得られる。しかしながら実際には、三角形断
面を有する切断用ストリングが実際にはより優れた切断
を特性を有しており、また六角形断面を有する切断用ス
トリングは同じ外接円(circumcircle)を
有する断面においてはより大きい断面積を有しているが
、正方形断面は三角形または六角形断面よりもはるかに
低い価格で製造することができるので、四角形断面が好
ましい。即ち、正方形断面を選択することが最適な中道
である。
【0014】ロープまたはコードの形態の公知の切断用
ストリングは円形断面から逸脱していることがあり、原
則として可撓性は高いほうである。しかしながらこれら
のストリングは、複数の糸をより合わせることによって
得られる断面の縁の曲げ半径は、少数の糸を使用すれば
大きすぎるし、多数の糸を使用すれば相互に近付き過ぎ
るので、角付きの切断用ストリングを用いて得られる切
断効果には遠く及ばない。いずれの場合も、円形断面を
有する切断用ストリングとほとんど同様に作用する。
【0015】円形断面を有する切断用ストリングと比較
し、本発明に従って断面形成された切断用ストリングを
使用することにより意図される向上は、最低でも100
0N/mm2の引張り強さを有するストリング材料を使
用した場合に得ることができる。好ましくは1200〜
2500N/mm2の範囲のより高い引張り強さを有す
るストリング材料を使用するならば、更なる向上を得る
ことができる。このことにより断面の外接円の直径を小
さくすることができ、従って切断処理の際のストリング
の転向が大きいときでさえも、十分な安全性が確保され
る。
【0016】有利には、高合金鋼(highly  a
lloyed  steel)、例えばV2Aステンレ
ススチール合金をストリング材料として使用する。これ
によって1700〜2000N/mm2以上の引張り強
さが得られ、そうするとストリングの横断面を小さくす
ることができ、切断力も更に小さくすることができる。 ストリングの横断面が小さいほど、切断用ストリングの
可撓性は高くなる。これは、ウインドを取り外す際のス
トリングの事前取付け及び取り扱いをより容易にするば
かりでなく、より高い曲げ荷重を可能とする。
【0017】金属ストリングに代えて、必要であればフ
ァイバで強化された前述の特性を有するプラスチック製
の切断用ストリングを使用することもできる。
【0018】勿論小さい切断力は、切断用ストリングに
かけられるべき引張りに対する投入力が小さくてよいこ
とを意味する。引張り力が明らかにより小さいという長
所は、特にウインドの隅の領域において切断が人手によ
って行われる場合には特に重要である。かかる領域にお
いては塗料に損傷を与える危険性が特に大きい。なぜな
らば、もし激しい作用が加わった場合、特に切断用スト
リングを補助的に移動させることにより切断効果を向上
することが更に行われた場合には、切断用ストリングの
案内が十分に制御され得ないからである。
【0019】切断力が小さくなったことは、切断用スト
リングの取扱いをより容易にするだけでなく、平滑な切
断縁をも賦与する。更に、接着剤の表面構造は過熱され
ず、通常の円形断面の切断用ストリングによって形成さ
れる切断縁よリも、新たな接着剤のビードを直接塗布す
るのにはるかに適している。
【0020】前記切断用ストリングを適用する通常の接
着剤及び通常の形態においては、切断用ストリングの断
面の外接円の直径は1mmより大きいべきではない。同
じ直径の断面外接円に対しては、正方形断面形のほうが
三角形断面形より大きい断面積を有する。更に正方形断
面の切断用ストリングを製造するほうが安価である。こ
れに対して、三角形断面の切断用ストリングはより優れ
た切断効果を示し、より小さい動作圧力で切断処理に望
ましい位置をとる。
【0021】本発明の切断用ストリングの幾つかの実施
態様とその動作方法とを添付の図面に模式的に示す。
【0022】
【実施例】本発明の好ましい実施態様を添付の図面を参
照して説明する。
【0023】図1では、自動車のウインド1がそのへり
領域でカーボデーのウインドフレーム4のフランジ3に
ビード状の接着剤2によって非永久的に接着されている
。接着剤2の部分は例えばポリウレタンベースの永久弾
性接着剤でできている。この実施態様においては切断装
置は、長さが例えば0.5mの切断用ストリング5であ
る。切断用ストリング5はまず接着剤ビードを貫いて横
断方向に突き通され、次いでその両端部にそれぞれ引き
手6が備えられる。引き手6の一方はウインド1及びカ
ーボデーの外側に位置しており且つ他方は内側に位置し
ている。切断用ストリング5が切断処理に所望の位置に
回転することができるように切断用ストリング5を引き
手6に締付けるために、自由に回転可能なチャック7が
備えられている。
【0024】引き手6によって切断用ストリング5は接
着剤ビード2を通る長手方向軸に対して横断方向に引張
られ、それによって接着剤ビード2を長さ方向に切断す
る。図2に示したように、切断用ストリング5は交互に
、一方の引き手6によって保持され且つ他方の引き手6
によって引張られる。実線で示した切断装置の位置から
切断用ストリング5の引張りが下方の引き手6によって
開始され、上方の引き手6は、切断装置が破線で示した
位置に達するまで保持されたままである。それから切断
用ストリング5はその下方端部で保持され、その上方端
部で引張られる。
【0025】接着剤ビード2の経路に従って、切断用ス
トリング5をその両端部で同時に引張ったり、または、
例えば自動車のウインド1の隅では小さな鋸引き動作を
行なうのが適当となり得る。このような場合には切断用
ストリングの常に同じ部分を作用させる。
【0026】図3及び図4に示した実施態様においては
同じ自動車のウインドを取り外すために、数メートルの
長さを有する切断用ストリング5を接着剤ビード2の外
側リムに適用する。切断用ストリング5の2つの端部は
、図に示した態様においてはウインド1の下方長辺に位
置している接着剤ビード2の部位8のところで横断方向
に引張られ、且つ転向滑車9を介して巻取り装置10に
接続されている。巻取り装置10は横木11に固定され
ており、横木11は、図4に示したように吸着盤12に
よってウインド1の内側に固定されている。更に、各転
向滑車9はウインド1に吸着盤13によって固定されて
いる。巻取り装置10には、図示してはいないが通常の
方法で、反対方向に駆動され得て且つ交互に固定され得
る2つの巻取りドラムが備えられている。各巻取りドラ
ムは、切断用ストリング5の2つの端部セクション14
及び15の1つを含んでいる。巻取り装置10を動作さ
せるためにはクランクハンドルまたは駆動モータが備え
られている。かかる手段は公知であるので図示していな
い。
【0027】切断工程の最初には、切断用ストリング5
の端部セクションの一方、例えば端部セクション14は
巻取り装置10によって保持され、一方で、他方の端部
セクション15は巻取られ、それによって部位8から出
発して、接着剤ビード2を貫いて横断方向に切断用スト
リング5を引張る。転向滑車9は好ましい切断角度を調
節する。「切断角度」なる用語は、切断箇所16から始
まる2つのストリングセクション17及び18の間の角
度αを意味する。可能であれば、この角度は90°より
大きくすべきではない。一般にこれは、ウインド下方の
2つの隅に転向滑車9をそれぞれ1つずつ置くことによ
って達成することができる。前述の切断工程によってウ
インドの一方の半分が切断されたなら直ちに、切断用ス
トリング5の巻き取られた端部セクション15は保持さ
れ、それまで保持されていた他方の端部セクション14
が、ウインドの他方の半分を同様に切断するために巻き
取られる。
【0028】図5は図4の切断箇所16の拡大図を示し
ている。切断処理によって形成された切断縁を参照番号
19で示してある。ストリングセクション17及び18
に作用する引張り力P1及びP2は、切断用ストリング
5が片側だけ引張られるときには等しくない。即ち、巻
取り装置10によってストリングセクション17にかけ
られる引張り力P1はP2よりも大きく、従って切断用
ストリング5の安定性の限界に最初に達する。他方で、
切断用ストリング5によって切断箇所16のところで接
着剤2に加えられる切断力Sは、引張り力P1及びP2
と比較して切断角度αが大きくなると切断力Sは減少す
るという意味で、切断角度αに依存する。これは、一定
の切断力Sを生成するためには、切断角度を大きくする
なら引張り力P1及びP2を増大せねばならないことを
意味する。その他の点では勿論、切断速度も力の値に影
響する。
【0029】例えば正方形断面を有する切断用ストリン
グ5の切断位置への回転は、図6に示したように切断用
ストリング5が矢印の方向に作用する切断力Sの作用下
に接着剤ビード2内に侵入すると直ちに、この図に示し
た動作過程に従って自己達成される。最初は、切断用ス
トリング5はその平坦な側部の1つを接着剤ビード2の
表面に置く(図6のa)。加えられる圧力が増大すると
ストリングの断面は不安定な平衡のために、一方の側に
傾斜し始め(図6のb,c)、前縁20が切断方向を向
く位置(図6のd)にまで達する。切断用ストリング5
が接着剤ビード2内に更に侵入すると(図6のe,f)
、ストリング断面はその位置を維持し、その前縁20は
ナイフのように接着剤ビード2を長手方向に切断する。
【0030】図7及び図8に従う試験装置は、試験され
るべき切断用ストリングが、自動車のウインドを取り外
すのと同様の方法でビード状の接着剤を切断するために
使用される切断装置を示している。こうして種々の切断
用ストリングを、同一の条件下のみでなく、同時に実際
に即した適用方法で試験することができる。
【0031】図に示した装置は実質的に、ビード状の接
着剤23に合わせて接着されている2つの金属棒22か
らなる試験片と、接着剤ビード23を貫いて横断方向に
切断用ストリング5を引張るための牽引ギヤ24とを含
んでいる。金属棒22は例えばアルミニウムでできてお
り、長さ280mm、幅25mm及び厚さ4mmを有す
る。例えば自動車のウインドを接着するのに使用される
ような接着剤からなる接着剤ビード23は、長さ260
mm、幅15mm及び厚さは同じく4mmである。試験
片21が締付けられ得るL字形スタンド26が、試験片
を21を保持するために備えられている。締付けは、ス
タンド26に固定されているねじボルト27と、2つの
締付けクリップ28と、つまみ29とによってなされる
【0032】切断用ストリング25の一方の端部セクシ
ョン30は、ここでは締付けねじ32を有する単純な締
付けプレート31として表わされているチャック内に固
定され、且つ切断用ストリング25の他方の端部セクシ
ョン33は牽引ギヤ24に締付けられている。端部セク
ション30と33との間にある切断場所34のところで
切断用ストリング25は、試験片21の接着剤ビード2
3を貫いて横断方向で且つシャフト37及び38の周り
で回転し得るようにスタンド26上に取付けられた転向
滑車35及び36の一方を通して引張られる。試験され
るべき切断用ストリング25は全部で約700mmの長
さを有する。
【0033】牽引ギヤ24は、この牽引ギヤ24を図7
に示した位置から上向きに規則正しく動かす駆動装置(
図示なし)に連結させて垂直方向に運動可能に設置され
ている。この動きは、牽引ギヤ24を担持しているクロ
スヘッド40が滑動可能に取付けられている2つの垂直
方向案内棒(drag  rods)39に沿って行わ
れる。案内棒39とスタンド26とは共通のベース41
(図8にのみ示されている)に固定されている。
【0034】試験方法は、牽引ギア24を一定の後退速
度500mm/分で持ち上げ、駆動装置によってかけら
れる引張り力Fを、牽引ギア24が移動した距離Lの関
数として測定するというものである。切断角度α及び切
断力は、これらのデータと試験装置の形状的構成とから
容易に計算することができる。その他の点について言え
ば、試験は切断用ストリング25が破断するまで継続し
、かかる破断に要した引張り力F、即ち引裂力を測定し
た。
【0035】同じ動作条件下でそれぞれ正方形及び円形
の断面を有する切断用ストリングを用いて得られた試験
結果を図9及び図10に示す。正方形断面を有する切断
用ストリングはV2Aステンレススチール合金製で、引
張り強さ1700〜2000N/mm2を有しており、
断面の縁の長さは0.60mmであった。円形断面を有
する切断用ストリングは直径0.60mm及び(DIN
2076に従えば)引張り強さ2400〜2700N/
mm2を有するばね鋼C製でできていた。
【0036】距離Lの選択範囲100〜300mmにお
いては平均引張り力は、切断角度αの変化とは無関係に
実質的に一定であることが判った。このことから種々の
切断用ストリングは単純に比較することができる。この
ために、前記距離における引張り力の平均値を力のピー
クから計算した。この平均値は、正方形断面を有する切
断用ストリングでは244.2N、及び円形断面を有す
る切断用ストリングでは304.3Nであった。更に引
裂力については、正方形断面を有する切断用ストリング
では602.8N、及び円形断面を有する切断用ストリ
ングでは620.9Nが測定された。これらの値から引
裂力に対する引張り力の割合は、正方形断面を有する切
断用ストリングでは約40%、及び円形断面を有する切
断用ストリングでは約49%であることが判る。これは
、円形断面の切断用ストリングに比較して正方形断面を
有する切断用ストリングにおいて必要な引張り力は、そ
れが持つ引裂力からははるかに遠いことを意味する。 従ってストリングの破断の危険性はより小さくなる。
【0037】更に、図9及び図10のグラフは切断工程
における異なる力の変遷を示している。正方形断面を有
する切断用ストリングにおける引張り力の変遷はかなり
一定であるのに対して、円形断面を有する切断用ストリ
ングの引張り力は、比較的激しい変化を受けている。従
って、切断写真には顕著な相異が認められた。正方形断
面を有する切断用ストリングが極めて整った平滑な切断
縁を形成したのに対して、円形断面を有する切断用スト
リングによって形成された切断縁は、図11に模式的に
示したように粗くてくずれやすかった。この図は、接着
剤ビードの残留部分42を示した図である。突出部分4
3は、円形断面の切断用ストリングを使用した切断処理
によって表面に形成されたものである。これらの突出部
分は、新たで一般には粘性の接着剤44(破線)が、中
間に更に一部は下側にある表面部分に到達する妨げとな
る。この結果、新たな接着剤層に対して不十分な接着域
しか得ることができない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は自動車のウインドとそのフレームとの間
の接着剤層を手作業で切断する場合を説明するための断
面図である。
【図2】図2は自動車のウインドとそのフレームとの間
の接着剤層の手作業で切断する場合を説明するための図
である。
【図3】図3は自動車のウインドとそのフレームとの間
の接着剤層を機械的に切断する場合を説明するための断
面図である。
【図4】図4は自動車のウインドとそのフレームとの間
の接着剤層の機械的に切断する場合を説明するための図
である。
【図5】図5は、図4に示した接着剤のビードにおける
切断箇所の拡大図である。
【図6】図6のa〜fは、正方形断面を有する切断用ス
トリングが接着剤ビードへ侵入する種々の相を示す図で
ある。
【図7】図7は切断用ストリングのための試験装置の図
である。
【図8】図8は図7に示した線分VII−VIIに沿っ
た断面図である。
【図9】図9は、図7及び図8に示した試験装置におい
て実施した切断処理において正方形断面を有する切断用
ストリングにおける力の変遷を示すグラフである。
【図10】図9は、図7及び図8に示した試験装置にお
いて実施した切断処理において円形断面を有する切断用
ストリングにおける力の変遷を示すグラフである。
【図11】図11は、円形断面の切断用ストリングによ
って切断して得られた切断縁の表面構造を示す接着剤ビ
ードの長手方向部分拡大図である。
【符号の説明】
1  ウインド 2  接着剤ビード 3  フレーム 5  切断用ストリング P1,P2  引張り力 S  切断力

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  切断用ストリングを、切断されるべき
    ビード状の接着剤を貫いてその長手方向軸に対して横断
    方向で引張り、それによって該接着剤ビードを切断する
    、永久弾性接着剤層を切断するための切断用ストリング
    であって、強靭な材料でできており且つ角付きの横断面
    形状を有することを特徴とする切断用ストリング。
  2. 【請求項2】  前記切断用ストリングが規則的な横断
    面形を有することを特徴とする請求項1に記載の切断用
    ストリング。
  3. 【請求項3】  前記切断用ストリングが正方形の横断
    面形を有することを特徴とする請求項2に記載の切断用
    ストリング。
  4. 【請求項4】  前記切断用ストリングが三角形の横断
    面形を有することを特徴とする請求項2に記載の切断用
    ストリング。
  5. 【請求項5】  前記切断用ストリングが六角形の横断
    面形を有することを特徴とする請求項2に記載の切断用
    ストリング。
  6. 【請求項6】  前記切断用ストリングの材料が最低で
    も1000N/mm2の引張り強さを有することを特徴
    とする請求項1に記載の切断用ストリング。
  7. 【請求項7】  前記切断用ストリングの材料が120
    0〜2500N/mm2の引張り強さを有することを特
    徴とする請求項6に記載の切断用ストリング。
  8. 【請求項8】  前記切断用ストリングの材料が170
    0〜2000N/mm2の引張り強さを有することを特
    徴とする請求項7に記載の切断用ストリング。
  9. 【請求項9】  前記切断用ストリングの材料が高合金
    鋼であることを特徴とする請求項6から8のいずれか一
    項に記載の切断用ストリング。
  10. 【請求項10】  前記高合金鋼がV2Aステンレスス
    チール合金であることを特徴とする請求項9に記載の切
    断用ストリング。
  11. 【請求項11】  前記横断面形の外接円が最高で1m
    mの直径を有することを特徴とする請求項1に記載の切
    断用ストリング。
  12. 【請求項12】  永久弾性接着剤層を切断する方法で
    あって、角付きの横断面形状を有し且つ最低でも100
    0N/mm2の引張り強さを有する材料でできた切断用
    ストリングを、切断されるべき接着剤ビードを通る長手
    方向軸に対して横断方向で引張り、それによって該接着
    剤ビードを長さ方向で切断するステップを含む方法。
  13. 【請求項13】  ビード状の接着剤によってその縁に
    沿ってフレームに接着されているウインドを取り外す方
    法であって、角付きの横断面形状を有し且つ最低でも1
    000N/mm2の引張り強さを有する材料でできた切
    断用ストリングを、切断されるべき接着剤ビードを通る
    長手方向軸に対して横断方向で引張り、それによって該
    接着剤ビードを長さ方向で切断するステップを含む方法
  14. 【請求項14】  フランジに接着されている自動車の
    ウインドを取り外す請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】  ポリウレタンでできている永久弾性
    接着剤層を切断する方法であって、角付きの横断面形状
    を有し且つ最低でも1000N/mm2の引張り強さを
    有する材料でできた切断用ストリングを、切断されるべ
    き接着剤ビードを通る長手方向軸に対して横断方向で引
    張り、それによって該接着剤ビードを長さ方向で切断す
    るステップを含む方法。
JP3070262A 1990-01-15 1991-01-14 切断用ストリング Pending JPH04223894A (ja)

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