JPH0422303Y2 - - Google Patents

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JPH0422303Y2
JPH0422303Y2 JP1985188780U JP18878085U JPH0422303Y2 JP H0422303 Y2 JPH0422303 Y2 JP H0422303Y2 JP 1985188780 U JP1985188780 U JP 1985188780U JP 18878085 U JP18878085 U JP 18878085U JP H0422303 Y2 JPH0422303 Y2 JP H0422303Y2
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JP
Japan
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gear
differential
differential case
pulse
rotates
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JP1985188780U
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JPS6296576U (ja
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  • Retarders (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばリミテツドスリツプデフ等で
代表される差動装置において、左右の駆動輪の回
転差を検出するための装置に関するものである。
(従来の技術) 従来より、この種の回転差検出装置としては例
えば実公昭57−52658号公報で示されているよう
に、デフケース内のサイドギヤに対して回転伝達
可能に結合された車軸及びこのデフケースの一部
にそれぞれパルスギヤを設け、これらの各パルス
ギヤに近接させてピツクアツプ装置を取付けた構
成のものがすでに提案されている。この構成によ
れば、上記のピツクアツプ装置からデフケースと
上記車軸とのそれぞれの回転速度に比例した信号
を発信することができ、この信号から左右の車軸
の回転速度を割出すことが可能となる。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した従来の検出装置において、左右の車軸
の回転数に比較して検出しようとする回転差は非
常に小さい。したがつて、これを電気信号として
検出するには精度的に問題が生じ、正確な検出は
困難である。また、上記の検出装置ではデフケー
スと車軸とにそれぞれパルスギヤを設ける必要が
あり、かつこれらの各パルスギヤに近接させた状
態で上記ピツクアツプ装置を設けなければなら
ず、その構成が複雑となる問題も生じる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、第1図に示すように差動装置におけ
る左右のサイドギヤ4,5のうちのいずれか一方
に、これと共に回転する平歯車10を設けてい
る。そして、デフケース1には平歯車10の回転
伝達を受けて増速回転するパルスギヤ11を回転
可能に軸支している。しかも、このデフケース1
の一部には、上記パルスギヤ11の外周に近接さ
せて電磁ピツクアツプ15を設け、パルスギヤ1
1の回転によつてこの電磁ピツクアツプ15から
出力される電気信号を所定の検出回路へ導くよう
に構成している。
(作用) 上記の構成によれば、左右の駆動輪に回転差が
生じたとき、これに基づいてデフケース1と各サ
イドギヤ4,5とは相対回転を始める。このとき
の一方のサイドギヤ5の回転を、これと共に回転
する上記平歯車10から増速させて前記パルスギ
ヤ11に伝達する。このパルスギヤ11の回転に
伴い、前記の電磁ピツクアツプ15から出力され
る電気信号をカウントすることにより、左右の駆
動輪の回転差を検出することができる。
また、上記パルスギヤ11は増速回転するた
め、左右の駆動輪の回転差の大小を問わず、精度
の高い検出が可能となる。なお、上記のパルスギ
ヤ11及び電磁ピツクアツプ15はデフケース1
側に組込んでいるため、回転差検出装置としての
構造は非常に簡素化される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。
デフケース1の内部には左右一対のサイドギヤ
4,5がそれぞれこのデフケース1に対して相対
回転可能に組込まれている。また、この両サイド
ギヤ4,5に常時噛合つた複数個のピニオン2
は、デフケース1に対してその端部を支持された
ピニオンシヤフト3の軸上に回転可能に組付けら
れている。なお、両サイドギヤ4,5にはそれぞ
れ左右の駆動輪に回転力を伝えるアクスルシヤフ
ト(いずれも図示しない)が回転伝達可能に結合
されるのである。
なお、上記デフケース1は図示しないデフアレ
ンシヤルキヤリアに対して上記の各サイドギヤ
4.5の回転軸心と同軸上において回転可能に組
付けられ、かつこのデフケース1の外周にはリン
グギヤ6が固定されている。このリングギヤ6は
図示しないドライブピニオンシヤフト及びそのド
ライブピニオンとの噛合いを通じてエンジンから
の回転が伝達されるのである。そして、このリン
グギヤ6を通じてデフケース1に伝えられた回転
は、上記ピニオンシヤフト3及びピニオン2を通
じて左右のサイドギヤ4,5に伝えられ、さらに
両サイドギヤ4,5からアクスルシヤフトを通じ
て左右の駆動輪に回転伝達される。なお、左右の
駆動輪に回転差が生じたときには各サイドギヤ
4,5は上記デフケース1に対して相対的に回転
することとなる。
上記の各サイドギヤ4,5の背面と、これに対
向するデフケース1の内面との間には、デフケー
ス1側に回り止めされた摩擦板7と各サイドギヤ
4,5側に回り止めされた摩擦板8とが交互に複
数枚にわたつて組込まれ、これによつて多板クラ
ツチ9が構成されている。いま、任意の手段によ
つて各サイドギヤ4,5を左右方向に関して互い
に離反させるように作用力を加えると、上記多板
クラツチ9を構成する各摩擦板7,8の間の摩擦
力が増大する。この結果は、上述した左右の駆動
輪に回転差が生じたときの各サイドギヤ4,5と
デフケース1との相対的な回転が制限され、もつ
て差動装置の差動が制限されるのである。
上記の各サイドギヤ4,5のうちの一方のサイ
ドギヤ5には、その外周において平歯車10が一
体に形成されている。一方、デフケース1の窓1
aの部分にはパルスギヤ11が組付けられ、この
パルスギヤ11のシヤフト11a両端はデフケー
ス1に対して回転自在に支持されている。また、
パルスギヤ11のシヤフト11a軸上には上記サ
イドギヤ5の平歯車10と常時噛合つた小平歯車
12がパルスギヤ11と共に回転するように設け
られている。
一方、上記デフケース1の一部には上記パルス
ギヤ11の外周に対して例えば0.5mm〜1.0mmの間
隔を隔てて近接した電磁ピツクアツプ15が固定
されている。この電磁ピツクアツプ15はデフケ
ース1の外周に環状の絶縁体18を介在して組付
けられた同じく環状の各端子17に対し、コード
16によつて電気的に接続されている。そして、
各端子17には図示しないデフアレンシヤルキヤ
リアに固定されたブラシ19がそれぞれ接触して
いる。なお、各端子17とブラシ19との接触箇
所において、ブラシ19の接触端部にデフアレン
シヤルキヤリア内の潤滑油の油膜を切るための装
置を設け、これら各端子17とブラシ19との通
電を良好に保つように配慮している。
上記のように構成した回転差検出装置におい
て、図示しない左右の駆動輪に回転差が生じたと
き、各サイドギヤ4,5はデフケース1の内部に
おいてこのデフケース1と相対的に比較的低速で
回転することなる。このとき、一方のサイドギヤ
5の回転は、これと一体に形成された前記平歯車
10の回転及びこれに噛合う前記小平歯車12の
回転を通じてパルスギヤ11を増速回転させるこ
ととなる。なお、これら平歯車10と小平歯車1
2とのギヤ比は40〜50に設定している。
さて、パルスギヤ11の回転により、前記電磁
ピツクアツプ15から出力される電気信号はパル
ス状るあいは正弦波状となる。しかも、この信号
はパルスギヤ11の回転を増速させていることか
ら、単位時間当りのパルス波形が密になり、かつ
パルス電圧が高くなる。そして、この電磁ピツク
アツプ15から出力される電気信号は、上記のコ
ード16及び環状の端子17を通じてブラシ19
から図示しないデフアレンシヤルキヤリアの外部
に取出される。この電気信号は、所定のカウンタ
を通じて例えば回転差演算回路に送られ、もつて
左右の駆動輪の回転差が割出される。
このようにして得られた回転差が一定の数値を
越えたときには、例えばリミテツドスリツプデフ
の制御回路に電気信号が送られ、前述した多板ク
ラツチ9の摩擦力を増大させるように操作力を与
え、差動装置の差動を制限する。なお、このよう
にして得られる電気信号は、差動制限機構を備え
ていない一般のデフにも利用できる。また、上記
の演算回路から例えばブレーキアンチスキツト制
御回路に電気信号を送つた場合には、通常よく知
られているように左右の駆動輪のうちの例えばス
リツプ回転している駆動輪にブレーキ力を与える
といつた手段にも利用できる。
(考案の効果) 以上のように本考案は、左右の駆動輪に回転差
が生じたときに、これに基づいてデフケースと相
対回転をするサイドギヤによつてパルスギヤを増
速回転させ、このパルスギヤの回転によつて電磁
ピツクアツプから出力される電気信号により、左
右駆動輪の回転差を割出すように構成したので、
左右駆動輪の回転差の大小を問わず、上記パルス
ギヤは高速で回転することとなり、これによつて
上記ピツクアツプから出力されるパルス状の電気
信号はパルス波形が密になり、かつ信号電圧が高
くなつて左右駆動輪の回転差を高精度で検出する
ことができる。しかも、本考案では回転差検出の
ためのパルスギヤ及び電磁ピツクアツプなどはそ
れぞれ一個でよく、またこれらの構成部品は全て
デフケースに組込んでいるため、その構造が簡単
となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示したリミテツドスリ
ツプデフにおけるデフケースの部分断面図であ
る。 1……デフケース、4,5……サイドギヤ、1
0……サイドギヤの平歯車、11……パルスギ
ヤ、15……電磁ピツクアツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デフケース内でピニオンギヤと噛合つて回転す
    るように組込まれ、かつ左右の駆動輪に回転力を
    配分する一対のサイドギヤを備え、左右の駆動輪
    に回転差が生じたときにサイドギヤがデフケース
    に対して相対的に回転する差動装置において、前
    記サイドギヤの一方にこれと共に回転する平歯車
    を設け、デフケースにはこの平歯車の回転伝達を
    受けて増速回転するパルスギヤを軸支し、かつこ
    のパルスギヤの外周に近接するデフケースの一部
    に電磁ピツクアツプを設け、パルスギヤの回転に
    よつて電磁ピツクアツプから出力される電気信号
    を所定の検出回路へ導くように構成してなる差動
    装置の回転差検出装置。
JP1985188780U 1985-12-06 1985-12-06 Expired JPH0422303Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985188780U JPH0422303Y2 (ja) 1985-12-06 1985-12-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985188780U JPH0422303Y2 (ja) 1985-12-06 1985-12-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6296576U JPS6296576U (ja) 1987-06-19
JPH0422303Y2 true JPH0422303Y2 (ja) 1992-05-21

Family

ID=31140461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985188780U Expired JPH0422303Y2 (ja) 1985-12-06 1985-12-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017046619A (ja) * 2015-09-01 2017-03-09 株式会社クボタ コンバイン

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Publication number Publication date
JPS6296576U (ja) 1987-06-19

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