JPH04221923A - 偏光無依存型光アイソレータ - Google Patents

偏光無依存型光アイソレータ

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Publication number
JPH04221923A
JPH04221923A JP41366990A JP41366990A JPH04221923A JP H04221923 A JPH04221923 A JP H04221923A JP 41366990 A JP41366990 A JP 41366990A JP 41366990 A JP41366990 A JP 41366990A JP H04221923 A JPH04221923 A JP H04221923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
optical
polarization
light
thickness
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP41366990A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Konno
良博 今野
Hiroshi Kume
久米 浩
Masato Tadenuma
蓼沼 正人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Namiki Precision Jewel Co Ltd
Original Assignee
Namiki Precision Jewel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Namiki Precision Jewel Co Ltd filed Critical Namiki Precision Jewel Co Ltd
Priority to JP41366990A priority Critical patent/JPH04221923A/ja
Publication of JPH04221923A publication Critical patent/JPH04221923A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ通信等にお
ける反射戻り光の遮断機能を有する光学部品であり、光
の偏光方向に影響を受けない偏光無依存型光アイソレー
タの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザを信号光源とする光通信,
光計測技術等の進歩に伴い、これまでは不可能であった
数百メガヘルツを越える高速高密度な伝送信号が、光フ
ァイバを経路として可能になってきたが、同時に結合レ
ンズ,光コネクタ,その他の光学部品から回帰する反射
戻り光が半導体レーザの発振モードに影響を及ぼすこと
もわかり、反射戻り光を遮断する各種の光アイソレータ
が提案された。
【0003】一般的な光アイソレータは、半導体レーザ
光を光ファイバへ結合するモジュール部分に配置される
が、近年の光増幅技術の急速な進歩に伴って、ファイバ
間に挿入する光アイソレータの必要性が高まってきた。 ファイバ間を伝送されてくる光は偏光方向が一定ではな
いため、偏光方向に無関係な光アイソレータが必要であ
り、これまで各種の提案があった。
【0004】例えば、図2はファラデー回転子と3個の
複屈折結晶板を用いた構造(特公昭60−51690号
公報参照)であり、図3はファラデー回転子のほか、2
個の複屈折結晶板と1個の旋光子を用いた構成(特公昭
58−28561号公報参照)である。これらの光学部
品が1個または2個のレンズを介してファイバに結合さ
れる。前者において複屈折結晶板1’は1に対して1/
√2の厚さである。後者において1’と1は同厚である
が、1’は1に対しz軸を光線進行方向としたとき、z
軸のまわりに180゜ 回転した構造であり、それらの
間にファラデー回転子2,旋光子3を配置した構成であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図2の構成は、入射光
線が3個目の複屈折結晶板を透過後に光線軸上から外れ
た位置に出射するため、光学部品の組立工程で光線の探
索が必要となる。図3の構成は旋光子を必要とするが、
工業規模で生産されている代表的な旋光物質の水晶を用
いると、45゜ 偏光面を回転するには1.3μm帯で
約4゜/mmの旋光能であるから11.25mm 程度
必要とし、ファイバ間の光学結合損失が大きくなる欠点
があり、小型構成には向かない。
【0006】図4は現在市販化されている代表的な偏光
無依存型光アイソレータの構造を示す。この構造はレン
ズ間にテーパ状の一対の複屈折結晶板4を配し、常光,
異常光が逆方向ではテーパ角度に起因するある角度で出
射されるため、単純,小型な構造で高い消光特性が得ら
れる。しかしテーパ状複屈折結晶板を加工する煩雑さ、
複雑な光線経路を追跡しながら調芯して組立てる微妙な
組立技術を要する等の量産面の欠点があり、低価格化が
困難とされている。
【0007】本発明は以上に説明したように従来構成の
欠点を補い、かつ小型,調整の簡素化,単純構造および
経済的な低価格化を同時に実現するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の構成要素
を示すものである。結晶光軸が表面に対して傾いた複屈
折結晶板P1および偏光面を45゜回転するためのファ
ラデー回転子Fと、P1より厚みが1/√2倍で、光線
軸の回りに45゜回転して配置される複屈折結晶板P2
、光線軸に対して傾いて配置される光学的に等方性な平
行平板GPおよびP2と同じ厚みをもち、光線軸の回り
にさらに90゜回転して配置される複屈折結晶板P3か
ら構成される。本発明ではGPの効果により、光アイソ
レータ組立において順方向からきた入射光線は、常光か
異常光のいずれか一方は必ず軸上を伝搬するため光線追
跡が容易に判断でき、量産に適した構成となる。
【0009】図5は、本発明の動作原理を偏光方向の追
跡から説明するものであり、(a) は順方向、(b)
 は逆方向から光線を導入したときの偏光状態である。 ■から■の番号は図1に示されるように、順方向光線の
通過順番を意味する。従って逆方向からきた光は■から
■へ進行する。
【0010】順方向光線の偏光挙動は図5(a) に示
すように、■に入射した光線はP1の厚みに比例した分
離幅:d(P1の厚みをDとすれば、一般的な複屈折物
質の方解石やルチルではd=D/10程度)だけ異常光
がずれ。便宜上入射位置を原点にとり、水平方向をx軸
、垂直方向をy軸とおけば、■面では異常光の中心が座
標点(0,d)にずれ、常光は原点(0,0)にとどま
っている。ファラデー回転子を透過すると同じ位置で偏
光方向が45゜回転しP2へ向かう。P2を透過したと
き、異常光だけ(−d/2,d/2)点に移動する。し
かしGPは光線軸に対して適当な傾きを与え、厚みを調
整することから■面に見られるように、異常光は原点(
0,0) に移動し、常光は点(d/2,−d/2)へ
平行移動する。P3はP2に対して結晶光軸がz軸の回
りに90゜回転した配置をとるので、常光,異常光の関
係が逆転し、これまで常光であった成分が原点に戻る。
【0011】次に、逆方向光線は(b) で示されるよ
うに■面中心から入射し、■面まではまったく順方向の
光線動作を追跡するが、Fを透過した時点で常光,異常
光が逆転するため、■面で点(0,d) に位置した異
常光は常光となり、■面をそのまま透過し、原点にあっ
た常光は異常光となり、最終的に点(0,−d)から出
射される。従って原点に回帰する光線成分は消光される
【0012】
【実施例】光源は、本構成のほぼ中間点でビームウェィ
ストを有するファイバコリメータから導入し、その出射
点の光束は約100μm、ビームウェィスト点における
ビーム径は約80μm、波長は1310nmである。複
屈折結晶板P1は断面2mm×2mm厚さ2mmで、P
2およびP3は断面2mm×2mm、厚さ1.41mm
のルチル単結晶を用いた。結晶光軸は断面に対して約4
5゜の方位になるよう切出した。平行平板GPはSF1
1、屈折率n=1.78のフリントガラスを採用した。
【0013】GPによる平行移動幅は0.2/√2mm
であり、約141μmである。このときGPの厚みtと
傾斜させることにより、必要なz軸方向の実空間sは当
然傾斜角に依存し、図6はこの関係を算出した図である
。傾斜角を12゜に固定するとt=1.5mmのガラス
板が必要で、そのときの実空間(スペース=s)は2m
m となる。この実施例では傾斜角を9゜とした。従っ
てGPの厚みtは2mm、スペースsは約2.4mmを
必要とする。ファラデー回転子はLPE成長によるBi
RFe系ガーネツト膜(2mm×2mm、厚み約200
μm)を用い、Sm−Co磁石で飽和磁化した。
【0014】最初に、無調整でP1とFを入射側コリメ
ータと一体化し、出射側コリメータは入射光線軸上、即
ちz軸上に適当な距離をとり、z軸上だけ自由度を与え
て置く。次にP2,GPおよびP3をz軸の回りに回転
し、光強度を光パワーメータで探索しながら回転位置を
調整する。最後に出射側コリメータのz軸を固定し、組
立てた。以上の組立操作はx,y軸方向はほとんど無調
整で、z軸の回転調整だけ考慮すればよい。
【0015】光アイソレータの特性は、ピッグテイル−
ファィバ間の挿入損失は2.8dB であり、逆挿入損
失は38dBであった。挿入損失はほとんどがファイバ
コリメータ間の結合損失で約2.2dB あり、さらに
結合系を調整すれば向上する。入射光の偏光方向を36
0゜回転して偏波依存度を測定したところ、回転角度に
対して±5%以下の光強度分布となっており、ほぼ偏光
性に無関係な動作が確認できた。
【0016】
【発明の効果】本発明は、特別な形状や特殊な部品を含
まないで低価格な構成を実現するため、一般的な複屈折
結晶板を複数個用い、かつ比較的簡単な構造の偏光無依
存型光アイソレータ提供することができる。すなわち、
本発明に基づく偏光無依存型光アイソレータは、これま
で組立てる場合最も煩雑な操作を要した光軸調整がほと
んど省け、再現性の高い構造から構成され、今後発展が
期待されている光増幅技術、特にErドープファイバ光
増幅を用いた光伝送等に適用される偏光無依存型光アイ
ソレータを、低価格で安定に量産できるため、これまで
課題となっていた光増幅システムの普及に多大な貢献が
期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏光無依存型光アイソレータの構成図
である。
【図2】従来の偏光無依存型光アイソレータの構成図で
ある。
【図3】従来の偏光無依存型光アイソレータの構成図で
ある。
【図4】従来の偏光無依存型光アイソレータの構成図で
ある。
【図5】本発明における順方向(a)、逆方向(b)の
各光学素子間の常光,異常光の偏光方向の変化を示す図
である。
【図6】本発明における平行平板の傾き角に対する厚み
および必要な空間距離の計算値を図示したものである。
【符号の説明】
1  複屈折結晶板 1’ 複屈折結晶板 2  ファラデー回転子 3  旋光子 4  複屈折結晶板 P1  複屈折結晶板 P2  複屈折結晶板 F  ファラデー回転子 GP  平行平板 P3  複屈折結晶板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  結晶光軸が表面に対して傾いた第一の
    複屈折結晶板,偏光面を45゜回転するためのファラデ
    ー回転子,第一の複屈折結晶板の1/√2倍の厚みをも
    ち、光線軸を回転軸として45゜回転して配置された第
    二の複屈折結晶板,光線軸に対して傾いて配置される光
    学的に等方性な平行平板および第二の複屈折結晶板と同
    一な厚みをもち、第二の複屈折結晶板に対して光線軸を
    回転軸としてさらに90゜回転した第三の複屈折結晶板
    で構成することを特徴とした偏光無依存型光アイソレー
    タ。
JP41366990A 1990-12-25 1990-12-25 偏光無依存型光アイソレータ Withdrawn JPH04221923A (ja)

Priority Applications (1)

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JP41366990A JPH04221923A (ja) 1990-12-25 1990-12-25 偏光無依存型光アイソレータ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41366990A JPH04221923A (ja) 1990-12-25 1990-12-25 偏光無依存型光アイソレータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04221923A true JPH04221923A (ja) 1992-08-12

Family

ID=18522256

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP41366990A Withdrawn JPH04221923A (ja) 1990-12-25 1990-12-25 偏光無依存型光アイソレータ

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JP (1) JPH04221923A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5835270A (en) * 1992-01-22 1998-11-10 Nec Corporation Optical isolator device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5835270A (en) * 1992-01-22 1998-11-10 Nec Corporation Optical isolator device

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980312