JPH04220463A - 透明な破片飛散防止性シリコ―ンコ―ティング - Google Patents

透明な破片飛散防止性シリコ―ンコ―ティング

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JPH04220463A
JPH04220463A JP3070328A JP7032891A JPH04220463A JP H04220463 A JPH04220463 A JP H04220463A JP 3070328 A JP3070328 A JP 3070328A JP 7032891 A JP7032891 A JP 7032891A JP H04220463 A JPH04220463 A JP H04220463A
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JP
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Application number
JP3070328A
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English (en)
Inventor
Thomas F Maguire
トーマス・フランシス・マギール
George Fredric Medford
ジョージ・フレデリック・メドフォード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
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Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D183/00Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D183/04Polysiloxanes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリコ―ンエラストマ―
性コ―ティングに係る。特に本発明は、ガラス、磁器お
よびセラミック材料が壊れた際に破片を保持してその飛
散を防止するのに有用な透明で破片飛散防止性(sha
tter−resistant)のシリコ―ンエラスト
マ―性コ―ティングに係る。
【0002】
【従来の技術】ガラス、磁器およびセラミック材料が壊
れると鋭い破片が飛散ったり、中味がこぼれたり、そし
て危険な破片が残されたりするといった問題が生じる。 この包装上の欠陥に対処する現状の手段としては、ガラ
スやセラミックの表面上に設けられる有機質のコ―ティ
ング、金属製の容器、そして針金のかご(ワイヤ―ケ―
ジ)がある。
【0003】しかし、有機コ―ティングはガラスやセラ
ミック材料と比べてその使用が低温に限られる。すなわ
ち、そのようなコ―ティングは350〜400°Fより
高い温度で熱分解する傾向があるからである。
【0004】また、金属製容器は、透明でも半透明でも
なく、壊れやすい物体を目で見ることができず、さらに
は電球の容器としてみると光を透過できないので、一般
には望ましくない。
【0005】一方、ワイヤ―ケ―ジは壊れやすい物体を
眺めることが可能であり、発光した光を外へ透過させる
が、その収容保持能力は連続フィルムよりかなり劣る。 加えて、美的感覚からいってワイヤ―ケ―ジは決して望
ましいものではない。
【0006】粉砕した破片の飛散を防止するためにシリ
コ―ンコ―ティングを使用することも業界では公知であ
る。たとえば、オデッセ(Audesse)らの米国特
許第3,715,232号には2つのシリコ―ン層を有
する白熱電球が開示されている。ひとつの層は電球の表
面にあり、破片飛散防止性の透明なシリコ―ンゴムであ
る。この特許に開示されているように、この層は、破壊
時の細片の散乱を低減または排除するのに有効ではある
が、柔らかくて粘着質なためにちりやほこりが集まり、
強く接着するので除去できなくなってしまうであろう。 そこで第二の層を使用して、ちりやほこりが容易にはく
っつかず、しかもついてしまったちりやほこりを容易に
取除くことができる堅くて非粘着質な表面を、第一の層
の表面上に設ける。オデッセ(Audesse)らの特
許の第2欄、第57〜60行には、硬化時間が175〜
185℃で30分であることが明示されている。
【0007】このように、オデッセ(Audesse)
らは、2つの保護層を使用して白熱電球を破片飛散防止
性にすると共に非粘着質な表面を設けることを教示して
いる。しかしながら、破片飛散防止性であると同時に実
質的に粘着性をもたない(指触乾燥した)単一(単層)
のシリコ―ンエラストマ―性コ―ティングを提供するこ
とが望ましい。さらに、より硬化速度の速い破片飛散防
止性コ―ティングを提供することが望まれる。
【0008】トマス(Thomas)らの米国特許第3
,621,323号には、白熱電球上に単一の破片飛散
防止性シリコ―ンエラストマ―コ―ティングを使用する
ことが開示されている。このコ―ティングは炭化水素系
溶剤中にオルガノポリシロキサンを含有している。特定
のオルガノポリシロキサンはケイ素に結合したヒドロキ
シ基を末端に有するメチルポリシロキサンであり、これ
はジブチルスズジラウレ―トおよびジブチルスズジアセ
テ―トの中から選択される金属塩で硬化させられる。こ
のコ―ティングは、600°Fに近い温度でも強度また
は弾性を失うことなく1000時間以上耐えることがで
きる。 またこのコ―ティングは、ランプのガラス球に強く接着
しており、その使用可能な寿命を通じて実質的に半透明
である。
【0009】このように、トマス(Thomas)らは
、耐熱性で実質的に半透明のシリコ―ンエラストマ―性
コ―ティングを教示している。しかしながら、電球のフ
ィラメントから発してコ―ティングを通過していく光の
量が最大になるように、半透明よりむしろ透明な破片飛
散防止性のシリコ―ンエラストマ―コ―ティングを提供
することができれば望ましいであろう。
【0010】ラモロ―(Lamoreaux)の米国特
許第3,529,035号には白熱電球用の破片飛散防
止性コ―ティングとして有用なシリコ―ンエラストマ―
性組成物が開示されている。この組成物はR1 2 単
位、SiO2 単位、および−O−[−SiOR2 −
]n −単位からなっている(nは少なくとも1000
の値を有する)。このコ―ティングは透明かつ強靭であ
り、硬化時間は50〜150℃で1〜4時間である。
【0011】ラモロ―(Lamoreaux)により教
示されている破片飛散防止性のコ―ティングは透明では
あるが、同時に硬化速度がより速い透明な破片飛散防止
性コ―ティングを提供することが望ましいであろう。
【0012】ペリグリニ(Pelligrini)らの
米国特許第4,860,906号では、衝撃、破壊およ
び粉砕に対する抵抗性が改良された実質的に耐熱性のエ
ラストマ―性シリコ―ンコ―ティングを有するガラス容
器が提供されている。このコ―ティングは、シリコ―ン
エラストマ―を充填材および加硫剤と配合することによ
って作成されたシリコ―ンゴムが好ましい。またこのコ
―ティングは透明でもあり、しかも高温での変色に対し
て抵抗性である。さらに、このコ―ティングはゴム様の
滑らない表面をもたらす。しかしペリグリニ(Pell
igrini)らの特許にはこのコ―ティングの硬化時
間が記載されてない。
【0013】ペリグリニ(Pelligrini)らは
、シリコ―ンエラストマ―性コ―ティングが一般にガラ
ス製品用の破片飛散防止性コ―ティングとして使用する
ことができると教示しているが、必ずしもすべてのシリ
コ―ンエラストマ―性コ―ティングが破片飛散防止性で
あるとは限らないことが判明した。さらに、透明性と硬
化時間がシリコ―ンエラストマ―性組成物によって変化
することも判明した。したがって、透明で速硬化性の破
片飛散防止性シリコ―ンエラストマ―コ―ティングを提
供することが相変わらず望まれているのである。
【0014】本発明の基礎となった発見は、R3 Si
O1/2 単位とSiO4/2 単位からなる樹脂状コ
ポリマ―(MQ樹脂)をビニル含有ポリジオルガノシロ
キサン、オルガノ水素ポリシロキサンおよび白金含有触
媒と組合せて臨界量で含有するシリコ―ンエラストマ―
性組成物によって、ガラス、セラミックまたは磁器でで
きた物品用の、透明で、速硬化性であり、しかも高温で
安定な、単一(単層)の破片飛散防止性コ―ティングが
得られるということである。
【0015】本発明で使用する成分の組合せは業界で公
知である。たとえば、モディック(Modic)の米国
特許第4,528,314号には、この組合せがシリコ
―ンで被覆された膜構造体上に使用する防塵性シリコ―
ンコ―ティングとして開示されている。このコ―ティン
グは充填材のないときに透明である。
【0016】ムラカミ(Murakami)らの米国特
許第4,774,297号およびハ―ン(Hahn)ら
の米国特許第3,983,298号ならびに1989年
4月17日付けで出願され本出願の譲受人に譲渡されて
いる同時係属中の米国特許出願第339,041号には
、本発明の組成物中に存在する成分を含有する感圧接着
剤が開示されている。
【0017】以上の文献には、本発明で使用する成分の
組合せが開示されているとはいうものの、透明で速硬化
性の破片飛散防止性コ―ティングを形成するための本発
明の組成物の硬化にとって臨界的な量で樹脂状コポリマ
―を含有する成分の組合せは教示されてない。
【0018】
【発明の概要】本発明は、ガラス、セラミックおよび磁
器製の物品上で使用するのに適した透明で速硬化性の破
片飛散防止性コ―ティングを提供する。このコ―ティン
グは、 (A)少なくとも約62〜約71重量部の、R3 Si
O1/2 単位とSiO4/2 単位とで本質的に構成
される固体のベンゼン可溶性樹脂コポリマ―[ただし、
各Rはそれぞれ独立して、6個以下の炭素原子を含有す
る一価の炭化水素基であり、SiO4/2 単位1個に
付き0.6〜0.9個のR3 SiO1/2 単位が存
在し、(A)中の全R基の少なくとも95%はメチルで
あり、(A)中でオレフィン性不飽和を有するR基の総
数は(A)中の全R基の0〜0.5%である]、 (B)約29〜約38重量部の、本質的に環状物を含ま
ない、平均式
【0019】
【化5】 のポリジオルガノシロキサン[ただし、各R1 はそれ
ぞれ独立して、メチル、エチル、プロピルおよびフェニ
ルより成る群の中から選択される基であり、全R1 基
の少なくとも95%はメチルであり、各R2はそれぞれ
独立して、ビニル基または上記で定義したR1 のいず
れかであるが、少なくとも2個のR2 基はビニルでな
ければならず、m+nはこのポリジオルガノシロキサン
(B)の粘度が25℃で約500〜約1,000,00
0センチポイズの値をもつような平均値を有し、(A)
+(B)の合計は100重量部である]、 (C)ある量の、(A)と(B)の混合物と相容性があ
り、平均単位式
【0020】
【化6】 を有するオルガノポリシロキサン[ただし、各R3 は
それぞれ独立して、上記で定義したR1 基のいずれか
であり、aは1.00以上で2.00未満の値を有し、
bは0.05から1.00までの値を有し、a+bの和
は1.10以上で3.00未満であり、ケイ素に結合し
た水素原子が(C)1分子当たり平均して2.0個より
多く、ケイ素に結合した水素原子を1個より多く担持す
るケイ素原子は存在せず、(C)の存在量は、ケイ素に
結合した水素原子が(A)+(B)全体の中のオレフィ
ン性不飽和基1個に付き1.0〜30.0個となるのに
充分な量である]、 (D)(A)、(B)および(C)の合計重量の百万重
量部当たり少なくとも0.1重量部の白金を提供するの
に充分な量の白金含有触媒、からなる。
【0021】また本発明は、上記組成物を含有するコ―
ティングを表面に有するガラス、セラミックおよび磁器
製の製品にも関する。特に本発明は、表面に本発明の組
成物のコ―ティングを有する白熱電球にも関する。
【0022】本発明のシリコ―ンエラストマ―性組成物
は、塗布されたガラスやセラミックの表面に対して良好
な密着性を有しており、しかも可視光およびほとんどの
赤外・紫外スペクトルの波長に対して透明である。この
コ―ティングはこれによって被覆されている物体の破壊
時にその破片を100%保持し、しかも、この破壊時の
破片保持能はほとんどの有機質コ―ティングが機能して
いる温度より高い高温に長時間暴露された後でも保たれ
る。本発明のコ―ティングは硬化が速く、すなわち硬化
時間が160〜170℃で約2〜約6分であり、また、
狭いMQ濃度範囲、すなわち約66〜約71重量部のと
き、硬化したコ―ティングは実質的に粘着性をもたず、
約100g/cm2 未満である。
【0023】
【発明の詳細】成分AはR3 SiO1/2 単位(M
単位)とSiO4/2 単位(Q単位)とで構成される
固体で樹脂状のポリオルガノシロキサンである。このM
単位中のR基は同じであっても異なっていてもよく、6
個以下の炭素原子を含有する一価の炭化水素基、たとえ
ば、アルキル基(たとえばメチル、エチルおよびイソプ
ロピルなど)、脂環式基(たとえばシクロペンチルおよ
びシクロヘキセニルなど)、オレフィン性の基(たとえ
ばビニルおよびアリルなど)、ならびにフェニル基など
である。 典型的なM単位は次式のものである。
【0024】
【化7】 なお、Phは本明細書中を通じてフェニル基のことであ
る。成分Aのコポリマ―中のすべてのR基のうちの少な
くとも95%がメチルであり、ほぼすべての基がオレフ
ィン性の不飽和をもっていないのが好ましい。コポリマ
―中でR基全体のうちの0.5%までがオレフィン性の
不飽和、たとえばビニルであることができる。さらに好
ましくは、不飽和のR基の数はコポリマ―中のR基全体
の0〜0.2%の範囲であることができる。
【0025】成分Aのコポリマ―中のQ単位はほとんど
すべてが、ケイ素に結合した炭素原子を含有しないシロ
キサン単位であり、ダウト(Daudt)とタイラ―(
Tyler)の好ましい方法でシリカヒドロゾルから直
接誘導される。本発明で使用できる樹脂コポリマ―は、
Q単位のケイ素原子に直接結合したヒドロキシル基を、
このコポリマ―の全重量を基準にして3〜4重量%も有
していることが多く、このヒドロキシル基の実際の量は
この樹脂コポリマ―の製法に依存するものと理解された
い。
【0026】本発明で使用できる樹脂コポリマ―はベン
ゼン、トルエン、キシレンなどのような芳香族の溶媒に
可溶であり、M単位とQ単位の比は0.6:1.0から
0.9:1.0までである。コポリマ―中のM/Q比は
、元素分析、赤外分光、核磁気共鳴スペクトルなどのよ
うな1種以上の標準的な分析技術によって決定すること
ができる。たとえば、トリメチルシロキサン単位とシリ
カ単位しかもたない樹脂コポリマ―の場合、成分Aの樹
脂コポリマ―中の炭素の重量%を知ればそのM/Q比を
確定するのに充分である。
【0027】成分Aの樹脂コポリマ―は、本質的に次式
【0028】
【化8】 の単位とSiO4/2 単位とを上記比で含んで成る。 微量のジオルガノシロキサン単位およびモノオルガノシ
ロキサン単位は成分Aの樹脂コポリマ―中の成分として
本発明の範囲内であると理解されたい。
【0029】本発明の成分Aとして有用な樹脂状コポリ
マ―は、このような樹脂を製造するための公知の方法の
いずれによっても製造することができる。たとえば、次
式R3 SiX  および  SiX4 のシランの各
々をそれぞれ適当な量で同時に加水分解して樹脂コポリ
マ―中に望まれるM/Q比のM単位とQ単位を得る技術
は、Xが加水分解可能な基(たとえばアルコキシ)の場
合使用することができる。成分Aの樹脂コポリマ―は、
ダウト(Daudt)とタイラ―(Tyler)の米国
特許第2,676,182号の方法によって製造するの
が好ましい。この特許は、製造法と得ることができる組
成物とを示すために、ここで引用したことにより本明細
書中に含まれているものとする。簡単にいうと、ダウト
(Daudt)とタイラ―(Tyler)の方法では、
酸性条件下で、シリカヒドロゾルをオルガノ置換シロキ
サン(たとえば、ヘキサメチルジシロキサン)または加
水分解可能なオルガノ置換シラン(たとえば、トリメチ
ルクロロシラン)またはこれらの混合物と反応させ、M
単位とQ単位とを有しており芳香族の溶媒に可溶な樹脂
コポリマ―を回収する。
【0030】製造法がいずれであっても、本発明で使用
する樹脂コポリマ―およびこの樹脂コポリマ―中のM単
位とQ単位との比は、その樹脂コポリマ―の非揮発性部
分を基準にする。樹脂コポリマ―の非揮発性部分を測定
するには、製造したままの既知重量の樹脂コポリマ―を
、好ましくはトルエンやキシレンなどのような揮発性の
溶剤に溶かしてから、45分間150℃に加熱して非揮
発性の残渣を得る。樹脂コポリマ―の非揮発性部分の量
は、その樹脂コポリマ―の有機溶剤溶液の重量を基準に
することが多く、「固形分%」と表わされる。
【0031】本発明においては、成分Aが、本発明の組
成物中に、成分AとBの合計重量を基準にして約62〜
約71重量部の範囲の量で存在することが不可欠である
。成分Aの量が約62重量部未満であると、コ―ティン
グは粘着性に過ぎて物品の破壊時に破片を100%保持
することができない。成分Aの量が約71重量部より多
いと、コ―ティングは脆性に過ぎてその破片飛散防止特
性を失う。
【0032】本発明の好ましい態様においては、コ―テ
ィングは破片飛散防止性である上に実質的に粘着性をも
たない。これらの特性を両方とも達成するには、本発明
の組成物中で成分Aは、成分AとBの100部を基準に
して約66〜約71重量部存在しなければならず、約6
9.5〜約71重量部が好ましい。
【0033】成分Bはビニル官能性のポリジオルガノシ
ロキサンであり、平均式
【0034】
【化9】 の線状ポリシロキサンのいずれでもよい。ここで、R1
 とR2 は上記した意味を有するが、少なくとも2個
のR2 基はビニルでなければならず、m+nの和はこ
のポリシロキサンが25℃で500〜1,000,00
0センチポイズの粘度をもつような値を有する。
【0035】成分Bのポリジオルガノシロキサンとして
特に好ましいのは、平均式
【0036】
【化10】 で表わされる周知のビニルで末端がブロックされたシロ
キサンである。ここで、R1 は上記の通りであり、p
はこのポリシロキサンが25℃で500〜1,000,
000センチポイズの粘度をもつような値を有する。
【0037】成分Bのポリジオルガノシロキサンは、ト
リオルガノシロキサンで末端が停止したポリジオルガノ
シロキサンの通常の製法のいずれによっても製造するこ
とができる。たとえば、加水分解可能な適当なシラン(
たとえば、ビニルジメチルクロロシランおよびジメチル
ジクロロシラン)を正確な割合で同時に加水分解して縮
合させてもよいし、あるいは、目的とするポリジオルガ
ノシロキサンの末端基を提供する適当な1,3‐ジビニ
ルジメチルジフェニルジシロキサンを、酸性か塩基性の
触媒の存在下で適当なジオルガノポリシロキサン(たと
えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン)と共に平
衡化してもよい。ポリジオルガノシロキサンの製法にか
かわらず、通常、揮発性の環状ポリジオルガノシロキサ
ンがいろいろな量で同時に生成する。本発明の目的から
みて、ポリジオルガノシロキサンの使用量、その平均式
、そしてその粘度は、ポリジオルガノシロキサンの、環
状物をほとんど含まない部分に関していう。この環状物
をほとんど含まない部分は、ポリジオルガノシロキサン
を150℃で3時間ストリッピングして残渣を得ること
によって製造することができる。この残渣は、大気圧中
150℃で非揮発性の巨大環状ポリジオルガノシロキサ
ンが微量に存在することを除いて、環状物質をほとんど
含まない。これらのポリジオルガノシロキサンの多くは
市販されている。さらに、成分Bは上記平均式のホモポ
リマ―でもコポリマ―でもよい。
【0038】成分Bの好ましい形の末端単位は、有機基
のひとつが、末端単位のケイ素原子に直接結合している
ビニル基であるようなトリオルガノシロキサン単位であ
る。この成分Bの各末端単位中の2つのR2 基は上で
定義したR1 基のいずれかであるが、メチルとフェニ
ルより成る群の中から選択されたものが好ましい。成分
Bの好ましい末端単位はビニルジメチルシロキシ単位で
ある。
【0039】成分Bのポリジオルガノシロキサンの末端
単位を除いたポリマ―鎖の好ましい形態は、すべてが同
一であることもまたはR1 基の混合物であることもで
きるR1 基を含有するジオルガノシロキサン単位で構
成される。成分B中には、微量のR1 3 SiO1/
2 単位、R1 SiO3/2 単位およびSiO4/
2 単位の存在が許容される。R1 はメチル、エチル
、プロピルおよびフェニルより成る群の中から選択され
るが、成分Bのポリジオルガノシロキサン中のすべての
R1 のうち少なくとも95%、好ましくは100%は
メチル基である。
【0040】nの値は、成分Bの粘度が、25℃で測定
したときに500〜1,000,000センチポイズと
なるようなものである。nの可能な平均値は、成分B中
のR1 基のタイプによって変化する。
【0041】成分Cは、ケイ素に結合した水素原子を有
する平均単位式
【0042】
【化11】 のオルガノポリシロキサンであり、この水素原子は白金
触媒の存在下で、ケイ素に結合したビニル基に対して反
応性である。R3 は上記定義のR1 基のいずれかで
あることができるが、R3 がメチルかフェニルである
と好ましい。本発明にとって有効であるためには、成分
Cが成分AとBの混合物に対して相容性でなければなら
ず、好ましくはその混合物に可溶性でなければならない
。「相容性」とは、所要量のオルガノポリシロキサンC
が成分AとBの混合物に少なくとも部分的に可溶性であ
り、しかも硬化が起こるまで、本発明の組成物中で均一
に分散した状態で存在して、硬化反応に関与することを
意味する。
【0043】成分Cに対する上記式で、aは1.00か
ら2.00未満までの値を有し、bは0.05から1.
00までの値を有し、a+bの和は1.10から3.0
0未満までの値を有する。さらに、成分Cは、ケイ素に
結合した水素原子を、分子当たり平均して2個より多く
、たとえば2.1個、2.5個、3.5個、10個、ま
たはそれ以上、好ましくは少なくとも3個もっていなけ
ればならず、またケイ素に結合した水素原子を1個より
多くもつケイ素原子はない。
【0044】成分Cの存在量は、ケイ素に結合した水素
原子が、成分A+Bの全体中のオレフィン性不飽和1個
に対して1.0〜30.0個、好ましくは約4.0〜約
10個となるのに充分な量である。成分AとB中のオレ
フィン性不飽和基の数と、所定量の成分C中のケイ素に
結合した水素原子の数は、有機ケイ素化学分野で標準的
な分析技術によって決定することができる。
【0045】本発明で使用できる成分Cの具体例は、流
体ポリジオルガノシロキサン、たとえば、Me3 Si
O(Me2 SiO)3 (MeHSiO)5 SiM
e3 、Me3 SiO(MeHSiO)10SiMe
3 、(MeHSiO)3,4,5 およびこれらのい
くつかの混合物、たとえばこれらとケイ素に結合した水
素原子を分子当たり3個未満で有する他のオルガノポリ
シロキサンとの混合物、またSiO4/2 単位と、M
e3 SiO1/2 単位と、Me2 HSiO1/2
 、MeHSiO2/2 およびMe2 SiO2/2
 などのような単位とからなる流体シロキサンコポリマ
―樹脂、さらに米国特許第3,627,851号に記載
されている流体ポリオルガノシロキサンと流体シロキサ
ンコポリマ―樹脂との混合物である。これらの後者の組
成物(MH Q樹脂といわれる)は、ジメチル水素シロ
キシ単位(MH 単位)、トリメチルシロキシ単位(M
単位)およびSiO2 単位(Q単位)からなり、ジメ
チル水素シロキシ単位(MH 単位)対Q単位の比は0
.4:1.0から1.2:1.0までであり、M単位対
Q単位の比は1.5:1.0から2.2:1.0までで
あり、MH 単位およびM単位対Q単位の比は2.4:
1.0から3.0:1.0までである。反応性の水素原
子を担持しているケイ素原子に結合したR3 基、好ま
しくはメチル基を少なくとも1個有するオルガノポリシ
ロキサンCが好ましい。成分Cは単一の化合物とするこ
ともできるし、平均単位式が上に示したようになり、し
かも上記のような相容性が得られるのであれば化合物の
混合物とすることもできるものと理解されたい。
【0046】成分Dは、ケイ素に結合した水素原子とケ
イ素に結合したビニル基との反応を触媒するのに有効で
あることが知られている任意の白金触媒である。適切な
触媒の例としては、微細に分割された金属白金、微細に
分割された担体(アルミナなど)上に担持された白金、
クロロ白金酸などのような白金の化合物、および白金化
合物の錯体がある。
【0047】適した白金触媒としては、アシュビ(As
hby)の米国特許第3,159,601号および第3
,159,662号に記載されている白金炭化水素錯体
、ラモロ―(Lamoreaux)の米国特許第3,2
20,970号に記載されている白金アルコラ―ト触媒
、ならびにカ―ルシュテット(Karstedt)の米
国特許第3,814,730号の白金触媒がある。また
、モディック(Modic)の米国特許第3,516,
946号に記載されている塩化白金‐オレフィン錯体も
本発明に有用である。ここに挙げた米国特許はすべて引
用したことにより本出願の開示内容中に含まれているも
のとする。成分A+B+Cの混合物に可溶性の触媒が好
ましく、特に光学的透明性が望まれる場合にはそのよう
な可溶性の触媒が好ましい。
【0048】白金触媒は、成分A、BおよびCの合計重
量の百万重量部に対して少なくとも0.1重量部の白金
が提供されるのに充分な量で存在する。このような少量
の触媒は組成物中の微量の不純物によって不活化される
ことが多いので、この白金触媒は少なくとも1.0pp
m の白金を提供するような量で使用するのが有利であ
る。
【0049】本発明の組成物の成分はバルクでも有機溶
媒中でも混合することができる。樹脂コポリマ―Aは固
体であって、有機溶媒中で調製し取扱うのが便利である
ので、本発明の組成物を調製するには有機溶媒を使用す
るのが好ましく、少なくともAとBの混合には有機溶媒
を使用するのが好ましい。この有機溶媒は、オルガノシ
ロキサンと共に従来から使用されていておよそ250℃
以下の沸点を有する溶媒のいずれとすることもでき、た
とえば、ベンゼン、トルエンおよびキシレンなどのよう
な芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタンおよびシクロヘ
キサンなどのような脂肪族炭化水素、トリクロロエタン
やクロロホルムなどのようなハロゲン化された炭化水素
溶媒、石油エ―テル、ナフサVMおよびナフサPなどの
ようなナフサ、ナフサライト(Naphthalite
)66/3などのような改質ナフサ、炭化水素エ―テル
(たとえばテトラヒドロフランやエチレングリコ―ルジ
メチルエ―テルなど)、ケトン(たとえばメチルイソブ
チルケトンなど)およびエステル(たとえば酢酸エチル
など)のような酸素含有溶媒、などがある。これらの有
機溶媒の混合物も使用することができる。成分を混合す
るには、ミル、ブレンド、攪拌など、ポリマ―業界で公
知の技術のいずれかを使用して、バッチ式でも連続式で
も実施することができる。
【0050】本発明の組成物は、成分A、B、Cおよび
Dを前述の割合で互いに混合しさえすれば得られる。成
分の混合順序は重要であり、成分AとBは常に、成分C
とDを加える前に充分に混合しておかなければならない
。成分CとDはその組成物を使用する状態になるまでは
成分AおよびBに添加してはならない。というのは、成
分CおよびDが存在するとA、B、CおよびDの混合物
のゲル化が早期に起こるからである。
【0051】本発明の組成物を調製する最良の方法は、
樹脂コポリマ―(これは混合を容易にするためにほぼ等
重量の有機溶媒に溶解しておいてもよい)をポリジオル
ガノシロキサンと混合することである。この方法では、
環状物をほとんど含まないポリジオルガノシロキサンB
が所望の重量で含まれるように、充分な量のポリジオル
ガノシロキサン(環状物をほとんど含まない部分の含量
はあらかじめ決定しておく)を使用する。もちろん、非
揮発性の樹脂コポリマ―Aおよび/または環状物をほと
んど含まないポリジオルガノシロキサンBは、溶媒を使
用したりしなかったりして、別個に調製してから混合す
ることができる。固形分が少なくとも70%、好ましく
は約90%である組成物を得るには、粉砕破片を封じ込
める特性を最適にするために大気中150℃で3時間加
熱するという条件に等しい条件下で樹脂コポリマ―とポ
リジオルガノシロキサンの揮発分を除去すべきである。 明らかに、成分AとBまたはそれらの混合物から揮発分
を除去するときに高過ぎる温度は避けるべきである。2
00℃、好ましくは150℃の温度を越えるべきではな
い。
【0052】A、Bおよび溶媒の混合物から揮発分を除
くには、薄い膜状にして150℃で約8mmHgの圧力
で行なうと便利である。AとBの揮発分を除いて冷却し
た混合物を所望の粘度にするために溶媒を追加して加え
てもよい。揮発分を除いたAとBの混合物にオルガノポ
リシロキサンCと触媒Dを加えて組成物を完成すると、
後述の白金触媒阻害剤を添加しておかない限り組成物の
硬化が始まる。白金触媒阻害剤を加える場合には、Aと
Bの揮発分を除いて冷却した混合物に加えるのが最良で
ある。
【0053】所望により、本発明の組成物に少量の追加
成分を加えてもよい。たとえば、酸化防止剤、顔料、安
定剤、充填材などは、これらの組成物の粉砕破片を封じ
込める特性または透明性を実質的に損わない限り組成物
に加えることができる。揮発性の添加剤は、あらゆる溶
媒の除去工程が完了してから加えるのが好ましい。
【0054】本発明の組成物は室温で硬化させることも
加熱して硬化させることもできる。加熱して硬化させる
場合、約70〜約200℃、好ましくは約160〜約1
70℃の範囲の温度を使用する。約160℃〜約170
℃の範囲の温度での硬化時間は約2〜約6分である。
【0055】好ましくは本発明の未硬化組成物は調製後
数時間以内に使用するべきであるが、この調製から使用
までの時間間隔(「貯蔵寿命」といわれる)は混合物を
室温に維持することによって数日に延長することができ
、あるいは−20℃以下の温度に混合物を冷却すること
によってさらに長く延長することができる。同程度また
はさらに長い「貯蔵寿命」は、硬化性混合物に白金触媒
阻害剤を混合することによって達成することができる。
【0056】本発明の組成物に有用であり、本発明の組
成物中でいろいろな長さの硬化時間抑制を示す白金触媒
阻害剤は、米国特許第3,188,299号、第3,1
88,300号、第3,192,181号、第3,34
4,111号、第3,383,356号、第3,44,
420号、第3,453,233号、第3,453,2
34号、第3,532,649号、第4,340,71
0号(これらはすべて引用したことにより本明細書に含
まれているものとする)に記載されているものである。
【0057】白金触媒阻害剤の有効性はその化学組成、
物理的性質、濃度などのような多くの要因に依存する。 特定の白金触媒阻害剤の本発明の目的にとって有効な量
は通常の簡単な実験で決定することができる。白金触媒
阻害剤の多くは比較的に揮発性であるから、これらを本
発明の組成物に添加するのは調製プロセスの加熱および
/または真空の工程がすべて完了してからが好ましい。 しかしながら、有効性を最大にするには、白金触媒阻害
剤を本発明の組成物に加えるのは、成分CとDの混合と
少なくとも同時、好ましくはそれより前にするべきであ
る。
【0058】本発明の組成物が白金触媒阻害剤を含有し
ている場合、この組成物は、たとえば室温以上の温度で
蒸発させて、阻害剤を除去することによって硬化させる
ことができる。硬化もまた、ほとんどの場合、70〜1
20℃、好ましくは100〜150℃の温度に組成物を
加熱することによって実施することができる。
【0059】本発明の好ましい形態は、熱で硬化させる
ことができ、およそ70℃以下の温度で白金含有触媒の
触媒作用を抑制するのに有効な量で白金触媒阻害剤を有
するA、B、CおよびDの混合物である。
【0060】本発明の未硬化組成物は上記した有機溶媒
の1種以上に溶解した溶液として使用することができる
し、あるいはこの組成物は溶媒を存在させないで使用す
ることもできる。当業者は、ポリマ―の粘度および所望
のコ―ティング粘度に応じて溶媒含量を変更するであろ
う。有機溶媒を50%以上もの量で使用することが可能
であるが、本発明の組成物の適用(塗布)を容易にする
ために上記した有機溶媒の1種以上を、本発明の組成物
の全重量を基準にして10重量%以下で使用すれば通常
充分で好ましく、約5重量%もの少量で使用することが
しばしばある。これは、単に、本発明の組成物の調製時
に使用した溶媒をすべては除去してしまわないという簡
単な方法で最も容易に実施することができる。あるいは
、本発明の組成物の調製時に使用した溶媒はすべて除去
し、その後同じ溶媒か違う溶媒を望みの量だけ添加する
ことができる。当業者には明らかなように、本発明の組
成物の適用を容易にするために使用する溶媒がその組成
物の調製時に使用した溶媒より高い沸点をもっている場
合、必要な溶媒交換は上記したような2つのステップで
達成することができるし、あるいは低沸点溶媒の除去の
間混合物中に高沸点溶媒を存在させるという一段階プロ
セスで達成することもできる。本発明の組成物の調製の
間、溶媒をすべて除去するのであれば、特にこの溶媒を
除去するのに熱および/または真空を使用するのであれ
ば、この溶媒の除去は他の揮発性成分または成分Cの添
加前に行なうのが好ましい。この溶媒の除去を行なうに
は、たとえば不活性ガス流の利用、蒸発、蒸溜、薄膜ス
トリッピングなどといった公知の技術のいずれも使用す
ることができ、これを適当な温度および圧力と組合せて
使用することができる。ただし、温度はほぼ200℃を
越えてはならず、好ましくはほぼ150℃を越えない。
【0061】本発明の組成物はガラス、磁器およびセラ
ミック製の基体の粉砕破片封じ込め用コ―ティングとし
て有用である。このコ―ティングはガラス、磁器または
セラミックの表面に容易に粘着し、ロ―ラコ―ティング
、スプレッド塗装、浸漬塗装、スプレ―塗装などのよう
な適切な手段のいずれかによって前記のごとき表面に塗
布することができる。
【0062】本発明の組成物は白熱電球の破片飛散防止
性コ―ティングとして優れた結果をもたらす。白熱電球
に関連して本発明を説明するが、当業者には理解できる
ように、本発明は、実験室や家庭環境を始めとして安全
被覆を有するガラス、セラミックまたは磁器の製品が望
まれる用途にも適用できる。
【0063】白熱電球に関しては、これを点けておくと
熱くなり、ガラス製電球の表面温度は500°Fを越え
ることが多く、さらにその外にも高い弾性、強靭性、光
の透過をできるだけ損わないこと、そして良好な密着性
といった特性が要求されるため、本発明の組成物を電球
の外表面に用いるとコ―ティングとして優れた結果が得
られる。
【0064】本発明の組成物で電球を被覆するには、本
発明の組成物を電球の上に噴霧したり流したり、または
本発明の組成物中に電球を浸漬したりする。電球は、コ
―ティングを設ける前に洗浄してその表面に付着してい
る異物を取除かなければならない。電球を洗浄するひと
つの方法は、最初にトルエンで拭いた後イソプロピルア
ルコ―ルで拭いて、電球の表面に付着していることのあ
る大気中の湿気を完全に除くことである。しかし、電球
の表面上に残渣や膜が残されることがない限り、いかな
る洗浄方法でも使用できる。
【0065】白熱電球の表面上に本発明のコ―ティング
を設ける際に好ましい方法は浸漬塗装工程である。すな
わち、ガラス製の電球と金属製のソケットの一部をコ―
ティング浴中に漬けた後引出して約10分間水気を切る
。次に、被覆された電球を95℃で約2〜5分間乾燥さ
せ、約2〜4分間160〜170℃の硬化用オ―ブンに
通す。
【0066】粉砕破片の飛散防止特性を得るためには、
厚みが約0.001〜約0.010インチで、平均の厚
みが0.003インチのコ―ティングが必要であること
が分かる。
【0067】
【実施例の記載】当業者が本発明をより容易に実施する
ことができるように、限定ではなく例示のために以下の
実施例を挙げる。
【0068】実    験   以下の実施例で、本発明の方法と組成物がガラスや
セラミック材料の破壊時に破片の飛散を抑えるのに有効
であることを例示する。
【0069】以下の実施例で破片の封じ込めを測定する
には、電球を実施例中に示す距離だけ離れたところから
コンクリ―トまたは大理石の表面に落とすかまたは投げ
つけた。電球はその金属製のネジ付き口金と共に落とし
、そのガラスの表面が最初にコンクリ―トの表面に当た
るようにした。
【0070】以下の実施例で使用した材料は、特に明記
したものを除き次の通り。
【0071】「MQ樹脂」は、ほぼ米国特許第2,67
6,182号(引用により本明細書中に含まれるものと
する)に教示されているようにしてトリメチルシリルク
ロライドを水性シリカゾルと共に縮合することによって
調製した樹脂の60重量%トルエン溶液である。
【0072】「MDHDM流体」は、ほぼ米国特許第3
,627,851号(引用により本明細書中に含まれる
ものとする)に教示されているようにしてジメチルシリ
ルクロライドを水性シリカゾルと共に縮合することによ
って調製した0.25モル%の水素を含有する流体であ
る。
【0073】「MDVDM流体」は、約0.0002〜
0.2モル%のビニルを含有し、環状物をほとんど含ま
ない、ビニルジメチルシロキシで末端が停止したポリジ
メチルシロキサンである。
【0074】「触媒」は、ほぼ米国特許第3,220,
970号(引用により本明細書中に含まれるものとする
)に教示されているようにして調製した、約3.5重量
%の白金を含有する白金触媒である。 比較例A   白熱電球を被覆しないままにした。比較例Aの被覆
してない電球の破片保持または封じ込め特性を、この電
球を18インチの距離のところから大理石の床に落とし
て試験した。この被覆してない電球はこなごなに壊れて
飛散した。 実施例1〜5   MDVDM流体、MQ樹脂(トルエン中60%)お
よびMDHDM流体を混合し、この混合物を全固形分1
0g当たり1.0μlの触媒で触媒することによって、
実施例1〜5の組成物を調製した。
【0075】実施例1〜5のMDVDM流体の粘度は2
5℃で3829センチポイズであり、ビニル含量はMD
VDM流体100g当たり0.006モルであった。実
施例1、2、4および5で使用したMQ樹脂の固形分は
62.0%であった。実施例3のMQ樹脂は固形分が6
0.8%であった。実施例1〜5で使用したMDHDM
流体の水素含量はMDHDM流体100g当たり0.2
〜0.3モルであった。
【0076】実施例1〜5の組成物中に存在するMQ樹
脂の量は下記表1に示したように変化していた。表1中
のMQ樹脂の量は、MQ樹脂とMDVDM流体との合計
重量を基準にした重量%として表わしてある。表1には
MDHDM流体の量も示した。
【0077】上記実施例1〜5で調製した組成物を、平
均寿命が750時間の100ワット白熱電球上に約3ミ
ルの厚さで塗布した。コ―ティングを90℃のオ―ブン
で4分間乾かした後、被覆された電球を165℃のオ―
ブンに移して2分間硬化させた。次に、この被覆された
電球を取出し、冷却し、コ―ティングの破片保持(飛散
防止)能と粘着性を試験した。結果を下記表1に示す。
【0078】表1〜3で、破片保持能を表わす記号「o
k」は、特定の被覆電球が、そのガラス球は普通に壊れ
たがコ―ティングは粉砕はされなかったという意味で衝
撃試験に合格したことを示す。「不合格」とは、その電
球がコンクリ―ト表面に衝突した際にこなごなに壊れて
飛散したことを意味している。下記表中の粘着性は、コ
―ティングに指で触れた際の感触に基づく定性評価であ
る。粘着性に関して、「ok」は、触った時にコ―ティ
ングの表面が乾燥していたことを意味し、「やや粘着」
とは、触った時その表面が多少粘着質であったことを意
味している。
【0079】
【表1】                          
 表    1:実施例1〜5        実施例
  MQ固体  MDHDM        番  号
  (g)    流体(g)  MQ(%)  保持
能  粘着性            1      
7.3  0.64    67.4      − 
     −          2    12.4
  0.57    67.4    ok    や
や粘着          3    13.4  0
.54    69.0    ok    やや粘着
          4    13.8  0.62
    69.6    ok      ok   
       5    16.8  0.61   
 73.6    不合格    ok   実施例6〜10   75gのMDVDM流体と250gのMQ樹脂(ト
ルエン中60%)とを混合し、6.1gのMDHDM流
体中で混合し、全固形分10g当たり1.0μlの触媒
で混合物を触媒することによって初期組成物を調製した
。 この組成物から試料を取り、塗布する前に表2に示す追
加の材料を混合した。これとは別に、実施例8では、7
5gのMDVDM流体と274.6gのMQ樹脂(トル
エン中60%)とを混合し、6.06gのMDHDM流
体中で混合し、16.7μlの触媒溶液で触媒すること
によって作成した。これらのコ―ティング組成物を浸漬
塗装によって電球に塗布した。実施例6〜10でも実施
例1〜5の手順を繰返した。実施例6〜10で使用した
組成物は実施例1〜5で使用した組成物とほぼ同じであ
ったが、MDVDM流体の粘度は25℃で86,000
センチポイズであり、ビニル含量はMDVDM流体10
0g当たり0.002モルであった。さらに、実施例6
、7、9および10のMQ樹脂は固形分が62.0%で
あり、実施例8のMQ樹脂の固形分は60.8%であっ
た。
【0080】実施例6〜10に関するデ―タを表2に示
す。
【0081】
【表2】                         表
    2:実施例6〜10        実施例 
 初期組成物  追加MQ        番  号 
   (g)    (g)    MQ(%)  保
持能  粘着性            6    1
5.4      −*     62.9    o
k    粘着質          7    25
.0      −      67.4    ok
    やや粘着          8      
  −        −      69.0   
 ok    やや粘着          9   
 24.5    1.8    69.7    o
k      ok        10    33
.3    5.1    71.3    ok  
    ok          * 3829cps
 のMDVDM流体を0.8g追加した。 実施例11〜16   実施例6〜10で使用した手順を実施例11〜16
でも繰返した。実施例11〜16で使用した組成物は実
施例6〜10で使用した組成物とほぼ同じであったが、
MDVDM流体の粘度は25℃で94,000センチポ
イズであり、ビニル含量は0.002モル%であった。 さらに、実施例11〜16のMQ樹脂は固形分が66.
2%であり、MDHDM流体の水素含量は0.2〜0.
3モル%であった。実施例15で調製した組成物はさら
に、固形分64.6%のMQ樹脂も10g含有していた
【0082】実施例11〜16に関するデ―タを表3に
示す。
【0083】
【表3】                         表
    3:実施例11〜16           
       実施例番号  MQ(%)  保持能 
 粘着性                     
 11      66.9    ok    やや
粘着                    12 
     68.3    ok      ok  
                  13     
 69.6    ok      ok      
              14      70.
8    ok      ok          
          15      71.5   
 不合格    ok               
       16      73.9    不合
格    ok   実施例17および18   実施例7と8で使用した手順をそれぞれ実施例17
と18でも繰返した。実施例17と18で使用した組成
物は実施例7と8で使用した組成物とほぼ同じであった
が、MDVDM流体の粘度は25℃で104,000セ
ンチポイズであり、ビニル含量は0.002モル%であ
った。さらに、実施例17と18のMQ樹脂は固形分が
60.8%であり、MDHDM流体の水素含量は0.2
〜0.3モル%であった。
【0084】実施例17と18に関するデ―タを表4に
示す。
【0085】
【表4】                       表  
  4:実施例17および18        実施例
  初期組成物  追加MQ        番  号
    (g)    (g)    MQ(%)  
保持能  粘着性          17     
 254      −      70.9    
ok    ok          18     
 250    42.6  76.7    不合格
  ok   実施例19   実施例15を繰返した。ただし、MQ樹脂は72.
9重量%で存在させ、60℃を越える温度で電球を落と
した。電球は壊れたが、こなごなになって飛散すること
はなく、コンクリ―ト表面に多少付着した。
【0086】さらに、これらの実施例のいくつかでは、
1ミルのマイラ(Mylar)上に塗布した厚み2〜4
ミルの硬化した、しかし接着してないコ―ティングに対
して粘着力も測定した。これには、テスティング・マシ
ンズ社(Testing Machines Inco
rporated)製のポリケン・プロ―ブ・タック・
テスタ(Polyken Probe Tack Te
ster)を用いた。これは0.5cmのプロ―ブを備
えており、操作条件は、閉鎖速度(closure r
ate)が1cm/秒、保圧時間が1秒であり、プロ―
ブに抗する重量は下記表5に示す通りである。表5で、
「H/Viモル比」とは、ケイ素に結合した水素原子と
ビニル基とのモル比を示す。
【0087】
【表5】                          
 表    5:粘着力の測定        実施例
  プロ―ブに抗  粘着力        番  号
  する重量  g  g/cm2   MQ(%) 
 H/Viモル比          6      
  20      290  62.9      
  6.0          1        2
0        40  67.4        
4.4          1        40 
     125  67.4        4.4
          1      100     
 325  67.4        4.4    
      2        40        
45  67.4        3.9      
    4        20          
−  69.6        4.3       
   4        40          0
  69.6        4.3        
  4      100        45  6
9.6        4.3          5
        20          −  73
.6        4.2          5 
       40          0  73.
6        4.2          5  
    100          0  73.6 
       4.2          7    
    20        50  67.4   
   10.0          7       
 40      130  67.4      1
0.0          7      100  
    320  67.4      10.0  
        9        20      
    −  69.7      10.0    
      9        40        
  0  69.7      10.0      
    9      100          0
  69.7      10.0        1
0        20          0  7
1.3      10.0        10  
      40        10  71.3 
     10.0        10      
100        30  71.3      
10.0     表1〜5に挙げたデ―タは、浴中のMQ樹脂濃度が低い
とコ―ティングが粘着質になり、MQ樹脂の濃度が高い
とコ―ティングは脆性に過ぎることを示している。上記
表のデ―タが示しているように、本発明の範囲内の量で
MQ樹脂を使用すると、電球のガラス破片の飛散を有効
に防止するコ―ティングが得られる。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (A)R3 SiO1/2 単位およ
    びSiO4/2 単位から本質的に構成される固体のベ
    ンゼン可溶性樹脂コポリマ―62〜71重量部[ただし
    、各Rはそれぞれ独立して、6個以下の炭素原子を含有
    する一価の炭化水素基であり、SiO4/2 単位1個
    に付き0.6〜0.9個のR3 SiO1/2 単位が
    存在し、(A)中の基全体の少なくとも95%はメチル
    であり、(A)中でオレフィン性不飽和を有するR基の
    総数は(A)中の全R基の0〜0.5%である]、 (B)本質的に環状物を含まない平均式【化1】 のポリジオルガノシロキサン約29〜約38重量部[た
    だし、各R1 はそれぞれ独立して、メチル、エチル、
    プロピルおよびフェニルより成る群の中から選択される
    基であり、全R1 基の少なくとも95%はメチルであ
    り、各R2 はそれぞれ独立して、ビニル基または上記
    定義のR1 のいずれかであるが、少なくとも2個のR
    2 基はビニルでなければならず、m+nはこのポリジ
    オルガノシロキサン(B)の粘度が25℃で約500〜
    約1,000,000センチポイズの値をもつような平
    均値を有し、(A)+(B)の合計は100重量部であ
    る]、(C)(A)と(B)の混合物と相容性で平均単
    位式【化2】 を有するオルガノポリシロキサン[ただし、各R3 は
    それぞれ独立して、上記定義のR1 基のいずれかであ
    り、aは1.00以上で2.00未満の値を有し、bは
    0.05から1.00までの値を有し、a+bの和は1
    .10以上で3.00未満であり、ケイ素に結合した水
    素原子が(C)1分子当たり平均して2個より多く、ケ
    イ素に結合した水素原子を1個より多く担持するケイ素
    原子は存在せず、(C)の存在量は、ケイ素に結合した
    水素原子が(A)+(B)全体の中のオレフィン性不飽
    和基1個に付き1.0〜30.0個となるのに充分であ
    る]、(D)(A)、(B)および(C)の合計重量の
    百万重量部当たり少なくとも0.1重量部の白金を提供
    するのに充分な量の白金含有触媒、からなる、ガラス、
    磁器またはセラミックの表面上で破片飛散防止性コ―テ
    ィングとして使用するのに適した透明な速硬化性組成物
  2. 【請求項2】  成分(A)が、成分(A)+(B)の
    100部を基準にして約66〜約71重量部の範囲の量
    で存在する、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】  成分(A)が、成分(A)+(B)の
    100部を基準にして約69.5〜約71重量部の範囲
    の量で存在する、請求項2記載の組成物。
  4. 【請求項4】  成分(A)中のR基の実質的に全部が
    メチルである、請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】  成分(B)がビニルジメチルオルガノ
    シロキシで末端が停止したポリジメチルシロキサンであ
    る、請求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】  成分(C)が、少なくとも2個のメチ
    ル水素シロキシ基を含有する線状の液体ポリシロキサン
    からなる、請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】  成分(C)が、ケイ素に結合した水素
    原子が(A)+(B)全体の中のオレフィン性不飽和基
    1個に付き約4〜約10個となるのに充分な量で存在す
    る、請求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】  請求項1記載の組成物の硬化した反応
    生成物からなる透明で速硬化性の破片飛散防止性組成物
  9. 【請求項9】  請求項1記載の硬化した組成物を表面
    に有する、ガラス、セラミックまたは磁器の製品。
  10. 【請求項10】  製品が白熱電球である、請求項9記
    載の製品。
  11. 【請求項11】  (A)R3 SiO1/2 単位お
    よびSiO4/2 単位から本質的に構成される固体の
    ベンゼン可溶性樹脂コポリマ―66〜71重量部[ただ
    し、各Rはそれぞれ独立して、6個以下の炭素原子を含
    有する一価の炭化水素基であり、SiO4/2 単位1
    個に付き0.6〜0.9個のR3 SiO1/2 単位
    が存在し、(A)中の基全体の少なくとも95%はメチ
    ルであり、(A)中でオレフィン性不飽和を有するR基
    の総数は(A)中の全R基の0〜0.5%である]、 (B)本質的に環状物を含まない平均式【化3】 のポリジオルガノシロキサン約29〜約34重量部[た
    だし、各R1 はそれぞれ独立して、メチル、エチル、
    プロピルおよびフェニルより成る群の中から選択される
    基であり、全R1 基の少なくとも95%はメチルであ
    り、各R2 はそれぞれ独立して、ビニル基または上記
    定義のR1 のいずれかであるが、少なくとも2個のR
    2 基はビニルでなければならず、m+nはこのポリジ
    オルガノシロキサン(B)の粘度が25℃で約500〜
    約1,000,000センチポイズの値をもつような平
    均値を有し、(A)+(B)の合計は100重量部であ
    る]、(C)(A)と(B)の混合物と相容性で平均単
    位式【化4】 を有するオルガノポリシロキサン[ただし、各R3 は
    それぞれ独立して、上記定義のR1 基のいずれかであ
    り、aは1.00以上で2.00未満の値を有し、bは
    0.05から1.00までの値を有し、a+bの和は1
    .10以上で3.00未満であり、ケイ素に結合した水
    素原子が(C)1分子当たり平均して2個より多く、ケ
    イ素に結合した水素原子を1個より多く担持するケイ素
    原子は存在せず、(C)の存在量は、ケイ素に結合した
    水素原子が(A)+(B)全体の中のオレフィン性不飽
    和基1個に付き1.0〜30.0個となるのに充分であ
    る]、(D)(A)、(B)および(C)の合計重量の
    百万重量部当たり少なくとも0.1重量部の白金を提供
    するのに充分な量の白金含有触媒、からなる組成物の硬
    化した反応生成物からなる、実質的に粘着性をもたない
    透明で速硬化性の破片飛散防止性組成物。
  12. 【請求項12】  請求項11記載の硬化した組成物を
    表面に有する、ガラス、セラミックまたは磁器の製品。
  13. 【請求項13】  製品が白熱電球である、請求項12
    記載の製品。
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