JPH0421681A - ピロロピリジン誘導体 - Google Patents

ピロロピリジン誘導体

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JPH0421681A
JPH0421681A JP12490390A JP12490390A JPH0421681A JP H0421681 A JPH0421681 A JP H0421681A JP 12490390 A JP12490390 A JP 12490390A JP 12490390 A JP12490390 A JP 12490390A JP H0421681 A JPH0421681 A JP H0421681A
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JP
Japan
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acid
methyl
groups
reaction
azabicyclo
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Application number
JP12490390A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kato
真行 加藤
Kiyotaka Ito
清隆 伊藤
Shigetaka Nishino
西野 重孝
Hisashi Takasugi
高杉 寿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は新規なピロロピリジン誘導体に関し、さらに
具体的には、5−ヒドロキシトリプタミン(5−HT)
拮抗作用などの薬理活性を有する新規なピロロピリジン
誘導体、ならびに医薬として許容されるその塩に関する
ものである。
[発明の目的] この発明の目的は、5−HT受容体の強力な選択的拮抗
剤として有用な新規ピロロピリジン誘導体および医薬と
して許容されるその塩を提供することにある。
更に詳しくは、人および動物における精神病(例えば精
神***病、膿病等)、不安およびうつ病などの中枢神経
系(CNS)障害、頭痛(例えば片頭痛、群発性頭痛、
血管性頭痛等)および神経痛(例えば三叉神経痛等)な
どの痛み、消化不良、消化性潰瘍、逆流性食道炎および
鼓腸などに伴tjう胃腸機能障害症状および過敏性腸症
候群(IBS)などの胃腸障害、癌治療に伴なう悪心ま
たは嘔吐、動揺病など、特に悪心および嘔吐の治療また
は予防に有用な5−HT拮抗剤の有効成分として使用す
ることのできるピロロピリジン誘導体および医薬として
許容されるその塩を提供することにある。
[従来の技術] この技術分野においては、例えば下記の化合物が公知で
ある。
[発明の構成] この発明の発明者らは、上記化合物に劣らない強い薬理
活性を有する新規化合物ならびに医薬として許容される
その塩を得る目的で鋭意研究した結果、強い薬理活性を
有するピロロピリジン話導体ならびに医薬として許容さ
れるその塩を得ることに成功した。
この発明のピロロピリジン話導体は新規であり、下記−
最大(1)によって表わすことができる。
(式中R1は適当な置換基を有していてもよい低級アル
キル基 R2は低級アルキル基で置換されていてもよいアザビシ
クロ(Cs  C+□)アルキル基 を意味する) [発明の詳細な説明] この発明の目的物質(I)における記号R2で示される
「低級アルキル基で置換されていてもよいアザビシクロ
(C5Cl2)アルキル基」はビシクロ化合物の存在に
よってエンド配置およびエキソ配置の2つの立体配置を
とることが可能である。従ってこれらいずれの場合もこ
の発明の技術的範囲に含まれるが、より強い薬理活性を
示すのはエンド配置であることが多い。
目的物X(I)の医薬として許容される塩とは、非毒性
であって医薬として許容される汎用の塩であり、例えば
塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機酸との
塩;例えば蛾酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレ
イン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンス
ルホン酸塩、P−トルエンスルホン酸塩等の有機カルボ
ン酸もしくはスルホン酸との塩;例えばアルギニンとの
塩、アスパラギン酸との塩、グルタミン酸との塩等の塩
基性もしくは酸性アミノ酸との塩;等で例示される様な
酸との塩が好適なものとして挙げられる。
この明細書における前記または後記の各定義に関し、こ
の発明の技術範囲に包含されるものを例示すれば下記の
通りである。
「低級」の用語は、他に特別の規定を置かない限り、炭
素数1〜6を意味し、好ましくは炭素数1〜4である。
好適な「低級アルキル基」とは、炭素数1〜6の直鎖状
または分岐状のものを含み、例えばメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、第3級ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル等が挙げられる。これらのうちもつとも好
ましいのはメチルである。
これらの低級アルキル基は適当な置換基を有するもので
あっても良く、この様な置換基としては低級アルキリデ
ン基、シクロアルキル基、アリール基、ハロゲン、ヒド
ロキシ基、保護されたヒドロキシ基、アミノ基、モノま
たはジ低級アルキルアミノ基、複素環式基等が挙げられ
る。
これらのうち、まず低級アルキリデン基としては、メチ
レン、エチリデン、インプロピリデン等が例示される。
シクロアルキル基としては、シクロプロピル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロへブチル、シクロオク
チル等が例示される。
アリール基としては、フェニル、ナフチル等が例示され
る。
ハロゲンとしては弗素、塩素、臭素、沃素が挙げられる
保護されたヒドロキシ基における保護基としては、例え
ばベンジル、ベンズヒドリル、トリチル等の千ノーまた
はジーまたはトリフェニル(低級)アルキルのようなア
ル(低級)アルキル基、例えばメトキシメチル、エトキ
シメチル、第3級ブトキシメチル、メトキシエトキシメ
チル、エトキシメトキシエチル等のアルコキシ(低級)
アルキル基、ならびに後述する様なアシル基が示される
アシル基としては、脂肪族アシル基、芳香族アシル基、
複素環式アシル基、更には芳香族基または複素環式基で
置換された脂肪族アシル基等が挙げられる。
脂肪族アシル基としては、カルバモイル基、例えばホル
ミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリ
ル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイ
ル等の低級アルカノイル基、例えばメシル、エタンスル
ホニル、プロパンスルホニル等の低級アルカンスルホニ
ル基、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル
、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、第3級
ブトキシカルボニル等の低級アルコキシカルボニル基、
例えばアクリロイル、メタクリロイル、クロトノイル等
の低級アルケノイル基、例えばシクロヘキサンカルボニ
ル等の(C3−cy )シクロアルカンカルボニル基、
アミジノ基、例えばメトキサリル、エトキサリル、第3
級ブトキサリル等の低級アルカノイル基のような保護さ
れたカルボキシカルボニル基等のような、飽和または不
飽和の非環式または環式アシル基が挙げられる。
芳香族アシル基としては、例えばベンゾイル、トルオイ
ル、キシロイル等のアロイル基、例えばベンゼンスルホ
ニル、トシル等のアレーンスルホニル基等が挙げられる
複素環式アシル基としては、例えばフロイル、テノイル
、ニコチノイル、イソニコチノイル、チアゾリルカルボ
ニル、チアジアゾリルカルボニル、テトラゾリルカルボ
ニル、モルホリノカルボニル等の複素環式カルボニル基
等が挙げられる。
芳香族基で置換された脂肪族アシル基としては、例えば
フェニルアセチル、フェニルプロピオニル、フェニルヘ
キサノイル等のフェニル(低級)アルカノイル基のよう
なアル(低級)アルカノイル基、例えばベンジルオキシ
カルボニル、フェネチルオキシカルボニル等のフェニル
(低級)アルコキシカルボニル基のようなアル(低級)
アルコキシカルボニル基、例えばフェノキシアセチル、
フェノキシプロピオニル等のフェノキシ(低級)アルカ
ノイル基等が挙げられる。
複素環式基で置換された脂肪族アシル基としては、チエ
ニルアセチル、イミダゾリルアセチル−フリルアセチル
、テトラゾリルアセチル、チアソリルアセチル、チアジ
アゾリルアセチル、チエニルプロピオニル、チアジアゾ
リルプロピオニル等が挙げられる。
これらのアシル基はさらに、例えばメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル等
の低級アルキル基、例えば塩素、臭素、沃素、弗素のよ
うなハロゲン、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキ
シルオキシ等の低級アルコキシ基、例えばメチルチオ、
エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチル
チオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ等の低級アルキルチ
オ基、ニトロ基等のような適当な置換基1個以上で置換
されていてもよく、そのような置換基を有する好ましい
アシル基としては、例えばクロロアセチル、ブロモアセ
チル、ジクロロアセチル、トリフルオロアセチル等のモ
ノ(またはジまたはトリ)八口アルカノイル基、例えば
クロロメトキシカルボニル、ジクロロメトキシカルボこ
ル、2,2.2−1−ジクロロエトキシカルボニル等の
モノ(またはジまたはトリ)ハロアルコキシカルボニル
基、例えばニトロヘンシルオキシカルボニル、クロロヘ
ンシルオキシカルボニル、メトキシヘンシルオキシカル
ボニル等のニトロ(またはハロまたは低級アルコキシ)
アラルコキシカルボニル基、例えばフルオロメチルスル
ホニル、ジフルオロメチルスルホニル、トリフルオロメ
チルスルホニル、トリクロロメチルスルホニル等のモノ
(またはジまたはトリ)へ口低級アルキルスルホニル基
等が挙げられる。
モノまたはジ低級アルキルアミノ基とは前記した樺な低
級アルキル基の1つまたは2つによって置換されたアミ
ノ基を示し、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、プロ
ピルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、メチル
エチルアミノ等が挙げられる。
また複素環式基とは、少なくとも1つの複素原子、例え
ば酸素原子、硫黄原子、窒素原子を含む単環式または多
環式の複素環式基を意味し、例・えばイミダゾリル、ピ
ラゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダ
ジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、キノリル、イン
キノリル、イミダゾリル、オキサシリル、イソオキサシ
リル、ベンゾオキサシリル、チアゾリル、ベンゾチアゾ
リル等が挙げられる。
アザビシクロ(Cs−C+2)アルキル基としては、例
えばアザビシクロ[3,2,l]オクチル、アザビシク
ロ[2,2,2]オクチル、アザビシクロ[3,3,1
] ノニル等が挙げられ、これらは上述の低級アルキル
基(例えばメチル、エチル等)で置換されていてもよい
。尚より好ましいのはアザビシクロ(Cy  C+。)
アルキル、更に好ましいのはアザビシクロ(ca −c
o )アルキルであり、最も好ましいものは8−メチル
−8−アザビシクロ[3,2,1]オクチル、1−アザ
ビシクロ[3,2,1]オクチル、9−メチル−9−ア
ザビシクロ[3,3,1]ノニルであり、これらは上述
の低級アルキル基(例えばメチル、エチル等)で置換さ
れていても良い。尚より好ましいのはアザビシクロ(c
y −C1゜)アルキリデン(低級)アルキル、更に好
ましいのはアザビシクロ(Ca −Co )アルキリデ
ン(低級)アルキルであり、最も好ましいのは(8−メ
チル−8−アザビシクロ[3,2,1]オクチリデン)
メチル、(1−アザビシクロ[2,2,2]オクチリデ
ン)メチルである。
次にこの発明の目的物質を製造する方法について説明す
る。
プロセス1 またはカルボキシ基における その反応性誘導体もしくは それらの塩 ■ またはその塩 プロセス2 (I  a) またはその塩 (I b) またはその塩 (上記各式において、Rl 、 R2は前と同じ意味R
1,は保護されたヒドロキシ(低級)アルキル基、RL
ヒドロキシ(低級)アルキル基を夫々意味する) プロセス1の説明 この発明の目的化合物(I)またはその塩は原料化合物
(II)またはカルボキシ基におけるその反応性誘導体
もしくはそれらの塩に化合物(nr )またはアミノ基
におけるその反応性誘導体もしくはそれらの塩を反応さ
せることによって得られる。
カルボキシ基における反応性誘導体としては、酸ハロゲ
ン化物、酸無水物、活性化アミド、活性化エステル等が
挙げられる。それらの好適な例としては、酸塩化物;酸
アジド:例えばジアルキル燐酸、フェニル燐酸、ジフェ
ニル燐酸、ジベンジル燐酸、ハロゲン化燐酸等の置換さ
れた燐酸゛、ジアルキル亜燐酸、亜硫酸、例えばメタン
スルホン酸、エタンスルホン酸等のアルカンスルホン酸
、チオ硫酸、硫酸、アルキル炭酸、例えばピバリン酸、
ペンタン酸、イソペンタン酸、2−エチ/I/U酸、酢
酸またはトリクロロ酢酸等の脂肪族カルボン酸または例
えば安息香酸等の芳香族カルボン酸のような酸との混合
酸無水物:対称酸無水物;イミダゾール、ジメチルピラ
ゾール、トリアゾールまたはテトラゾールとの活性化ア
ミド;または活性化エステル例えばシアノメチルエステ
ル、メトキシメチルエステル、ジメチルイミノメチル[
(CH3)J”−CH−]エステル、ビニルエステル、
フロパルギルエステル、p−ニトロフェニルエステル、
2.4−ジニトロフェニルエステル、トリクロロフェニ
ルエステル、ペンタクロロフェニルエステル、メシルフ
ェニルエステル、フェニルアゾフェニルエステル、フェ
ニルチオエステル、p−ニトロフェニルチオエステル、
p−タレジルチオエステル、カルボキシメチルチオエス
テル、ピラニルエステル、ピリジルエステル、ピペリジ
ルエステル、8−キノリルチオエステル、またはN、N
−ジメチルヒドロキシルアミン、1−ヒドロキシ−2−
(IH)−ピリドン、N−ヒドロキシスクシンイミド、
N−ヒドロキシフタルイミドまたは1−ヒドロキシ−6
−クロロ−IH−ベンゾトリアゾールとのエステル等が
挙げられる。これらの反応性誘導体は使用すべき化合物
(II)の種類によって、それらの中から任意に選択す
ることができる。
化合物(Ill )のアミノ基における好適な反応性誘
導体としては、アミドに使用される慣用の反応性誘導体
、例えば、化合物(HI )とカルボニル化合物との反
応によって生成するシッフの塩基型イミノまたはそのエ
ナミン型互変異性体:化合物(Ill )とビス(トリ
メチルシリル)アセトアミド、トリメチルシリルアセト
アミド等のようなシリル化合物との反応によって生成す
るシリル訊導体;化合物(III ’Iと三塩化燐また
はホスゲンとの反応によって生成する誘導体等が挙げら
れる。
反応は通常、水、アセトン、ジオキサン、アセトニトリ
ル、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチレン、テト
ラヒドロフラン、酢酸エチル、N、N−ジメチルホルム
アミド、ピリジンのような慣用の溶媒中で行なわれるが
、反応に悪影響を及ぼさない溶媒であればその他のいか
なる溶媒中でも行なうことができる。これらの溶媒中、
親水性溶媒は水と混合して使用してもよい。
化合物(II)を遊離酸の形またはその塩の形で反応に
使用する場合、N、N’−ジシクロへキシルカルボジイ
ミド;N−シクロへキシル−Nモルホリノエチルカルボ
ジイミト:N−シクロへキシル−N’−(4−ジエチル
アミノシクロヘキシル)カルボジイミド:N、N’−ジ
エチルカルボジイミド;N、N“−ジイソブロピルカル
ボジイミト;N−エチル−N −(3−ジメチルアミノ
プロピル)カルボジイミド、N、N−カルボニルビス(
2−メチルイミダゾール);ペンタメチレンケテン−N
−シクロヘキシルイミン;ジフェニルケテン−N−シク
ロヘキシルイミン;エトキシアセチレン;ポリ燐酸エチ
ル;ポリ燐酸イソプロピル;ホスホロクロリジン酸ジエ
チル;オキシ塩化燐;三塩化燐;五塩化燐:塩化チオニ
ル:塩化オキサリル:トリフェニルホスフィン;N−エ
チル−7−ヒトロキシベンズイソオキサゾリウムフルオ
ロホウ酸塩:N−エチル−5−フェニルイソオキサゾリ
ウム−3゛−スルホナート;1−(p−クロロベンゼン
スルホニルオキシ)−6−クロロ−IH−ベンゾトリア
ゾール;例えばジメチルホルムアミドと塩化チオニルま
たはホスゲンとの反応によって生成する(クロロメチレ
ン)ジメチルアンモニウムクロリド、ジメチルホルムア
ミドとオキシ塩化燐との反応によって生成する化合物等
のいわゆるビルスマイヤー試薬等のような慣用の縮合剤
の存在下に反応を行なうのが好ましい。
この反応はまた、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属
炭酸水素塩、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属酢酸塩
、トリ(低級)アルキルアミン、ピリジン、N−(低級
)アルキルモルホリン、N、N−ジ(低級)アルキルベ
ンジルアミン、N、N−ジ(低級)アルキルアニリン等
のような無機塩基または有機塩基の存在下に行なっても
よい。塩基または縮合剤が液体である場合には、これら
を溶媒として使用することもできる。反応温度は特に限
定されず、通常は冷却下または常温で行なわれる。
プロセス2の説明 この発明の目的化合物(Ib)はまたはその塩は化合物
(Ia)またはその塩をヒドロキシ保護基の脱離反応に
付すことによって得られる。
この反応は、例えば加水分解、還元といった常法に従っ
て行なう。
(イ)加水分解: 加水分解は塩基もしくは酸の存在下に行うのが好ましい
。好適な塩基としては、水酸化アルカリ金属(例えは水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)、水酸化アルカリ
土類金属(例えば水酸化マグネシウム、水酸化カルシウ
ム等)、水素化アルカリ金属(例えば水素化ナトリウム
、水素化カリウム等)、水素化アルカリ土類金属(例え
ば水素化カルシウム等)、アルカリ金属アルコキシド(
例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、
カリウム第3級ブトキシド等)、炭酸アルカリ金属(例
えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)、炭酸アルカリ
土類金属(例えば炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等
)、炭酸水素アルカリ金属(例えば炭酸水素ナトリウム
、炭酸水素カリウム等)等が含まれる。
好適な酸としては、有機酸(例えば嵯酸、酢酸、プロピ
オン酸、トリフルオロ酢酸、ベンゼンスルホン酸、p−
トルエンスルホン酸等)および無機酸(例えば塩酸、臭
化水素酸、硫酸、燐酸等)が含まれる。これらのうちト
リフルオロ酢酸を使用する酸性条件下の加水分解は一般
にカチオン補足剤(例えばフェノール、アニソール等)
の添加によって促進される。
この反応は、反応の進行に悪影響を与えない慣用の溶媒
、例えば水、塩化メチレン、アルコール(例えばメタノ
ール、エタノール等)、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、アセトン、またはこれらの混合溶媒中で行なうのが
好ましい。塩基および酸のうち液状のものは溶媒を兼ね
て用いることができる。
反応温度は特に限定されるのではなく、一般に冷却乃至
加熱下に行なわれる。
(ロ)還元 この脱離反応に適用される還元方法としては、例えば金
属(例えば亜鉛、亜鉛アマルガム等)またCr化合物(
例えば塩化第1クロム、酢酸クロム等)と有機もしくは
無機酸(例えば酢酸、プロピオン酸、塩酸、硫酸等)を
組合わせて用いる還元方法:例えばパラジウム触媒(例
えばスポンジパラジウム、パラジウム黒、酸化パラジウ
ム、パラジウム−炭素、コロイドパラジウム、パラジウ
ム−硫酸バリウム、パラジウム−炭酸バリウム、水酸化
パラジウム−炭素等)、ニッケル触媒(例えば還元ニッ
ケル、酸化ニッケル、ラネーニッケル等)、白金触媒(
例えば白金板、スポンジ白金、白金黒、コロイド白金、
酸化白金、白金線等)等の慣用の金属触媒の存在下に行
う一般的な接触還元等が挙げられる。
接触還元法が採用される場合には、反応は中性付近の条
件で行うのが好ましい。
この反応は反応の進行に悪影響を与えない慣用の溶媒、
例えば水、アルコール(例えばメタノール、エタノール
、プロパツール等)、ジオキサン、テトラヒドロフラン
、酢酸、N衝液(例えば燐酸塩緩衝液、酢酸塩緩衝液等
、或はこれらの混合溶媒中で行なうのが好ましい。
反応温度は特に限定されるものではなく、一般に冷却乃
至加温下に行なわれる。
カルボキシ保護基がアリル基である場合には、パラジウ
ム化合物を用いて加水分解から保護することもできる。
この反応で用いられる好適なパラジウム化合物としては
、パラジウム−炭素、水酸化パラジウム−炭素、塩化パ
ラジウム、例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン
)パラジウム(0)、ビス(ジベンジリデンアセトン)
パラジウム(0)、ジ[1,2−ビス(ジフェニルホス
フィノ)エタンコバラジウム(0)  テトラキス(亜
燐酸トリフェニル)パラジウム(0)、テトラキス(亜
燐酸トリエチル)パラジウム(0)等の様なパラジウム
配位子錯体等が挙げられる。
反応は、例えばアミン(例えばモルホリン、N−メチル
アニリン等)、活性メチレン化合物(例えばジメドン、
酢酸ベンゾイル、2−メチル3−オキソバレリアン酸等
)、シアノヒドリン化合物(例えばシアン化α−テトラ
ヒドロピラニルオキシベンジル等)、(低級)アルカン
酸またはその塩(例えば蟻酸、酢酸、蟻酸アンモニウム
、酢酸ナトリウム等)のような、反応中で発生するアリ
ル基の捕集剤の存在下に行なうのが好ましい。
この反応は低級アルキルアミン(例えばブチルアミン、
トリエチルアミン等)、ピリジン等のような塩基の存在
下に行なうことができる。
パラジウム配位子錯体をこの反応に使用する場合には、
例えばトリフェニルホスフィン、亜燐酸トリフェニル、
亜燐酸トリエチル等の対応する配位子の存在下に反応を
行なうのが好ましい。
この反応は通常、水、メタノール、エタノール、プロパ
ツール、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アセトニト
リル、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン
、酢酸エチル等、この反応の進行に悪影響を及ぼさない
慣用の溶媒中、またはそれらの混合溶媒中で行なわれる
脱離反応は脱離されるべきヒドロキシ保護基の種類によ
って選択することができる。
この発明の目的化合物(I)は新規であり、5−HT拮
抗作用、特に5−HT3拮抗作用などの薬理活性を有す
るので、精神病(例えば精神***病、跪病等)、不安お
よびうつ病などの中枢神経系(CNS)障害、頭痛(例
えば片頭痛、群発性頭痛、血管性頭痛等)および神経痛
(例えば三叉神経痛等)などの痛み、消化不良、消化性
潰瘍、逆流性食道炎および鼓腸などに伴なう胃腸機能障
害症状および過敏性腸症候群(IBS)などの胃腸障害
、癌治療に伴う悪心または嘔吐、動揺病などの治療また
は予防に有用である。
さらに、この発明の目的化合物(1)は肥満症、肺塞栓
症、不整脈、乱用薬物ないし物質に対する中毒から生し
る禁断症状、ストレス性精神障害、鼻炎およびセロトニ
ン起因の鼻障害などの治療および/または予防に有用で
あると考えられる。
目的物質(1)の有用性を明らかにする為に、この発明
の代表的化合物を取りあげて薬理的活性を示せば下記の
通りである。
ヘツオルトーヤーリッシュ(Bezold−Jaris
ch)反射の抑制 試験方法 体重260−350gの雄性スブラーグードーリー系ラ
ットを1.25g/kgのウレタンで腹腔的麻酔を施し
た。
圧トランスジューサーを用いて左総頚動脈で血圧と心拍
数を連続モニターした。右大脚静脈に挿管して薬物の静
脈内注射(iv)を行なった。呼吸をしやすくするため
気管にも挿管した。
ラットに2−メチル−5−ヒドロキシトリプタミン(3
2μg/kg、fv )を急速注射して対照徐脈反応を
設定した。−旦心拍数が基礎値に戻ったら、ラットに試
験化合物を投与しくiv)、5分間間隔をおいてもう一
度2−メチルー5−ヒドロキシトリプタミン(32μg
/kg、iv)を急速注射した。
試験化合物: 1−エチル−N−(8−メチル−8−アザビシクロ[3
,2,1]オクト−3−イル)−1H−ピロロ[2,3
−b]コピリジン3−カルボン酸アミド・2塩酸塩 試験結果: この発明の目的化合物 (■ をン台療目的に用い るに当たっては、経口投与、非経口投与および外用投与
に適した有機もしくは無機固体状もしくは液状賦形剤の
ような、医薬として許容される担体と混合し前記化合物
を有効成分として含有する常用の医薬製剤の形として使
用される。
医薬製剤は錠剤、顆粒、粉剤、カプセルのような固体状
であってもよく、また溶液、懸濁液、シロップ、エマル
ジョン、レモネード等のような液状であってもよい。
必要に応じて上記製剤中に助剤、安定剤、湿潤剤および
その他、乳糖、クエン酸、酒石酸、ステアリン酸、ステ
アリン酸マグルシウム、白土声しよ糖、コーンスターチ
、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、落花生油、オリ
ーブ油、カカオ脂、エチレングリコール等のような通常
使用される添加剤が含まれていてもよい。
化合物(I)の投与量は患者の年齢、条件および疾患の
種類や状態、使用する化合物(1)の種類等によって変
化する。−数的には1日当り0.01mgと約500m
gとの間の量もしくはそれ以上を患者に投与すればよい
、この発明の目的化合物(I)は平均1回投与量約0.
05mg、0.25mg、0.5mg、 1B 、 1
0mg、 20mg、50mg、100mgを投与すれ
ばよい。
以下製造例および実施例に従ってこの発明をさらに詳細
に説明する。
k遣里ユ IH−ピロロ[2,3−bコピリジン(1,77g )
のN、N−ジメチルホルムアミド(t5ml)i液に水
素化ナトリウム(60%、鉱油中、660mg)を0℃
で少量ずつ5分を要して添加した。5℃で20分攪拌し
た後、臭化アリル(2,0g)のN、N−ジメチルホル
ムアミド(5ml)溶液を同温度で添加した。得られた
混合物を、0℃で1時間、続いて室温で1時間夫々攪拌
した。反応混合物を冷水で希釈し、塩化メチレン(30
ml)で3回抽出した。有機溶媒層を合して水およびブ
ラインで順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、減圧下に溶媒を留去した。残留物をシリカゲル充填
のカラムクロマトグラフィに展開し塩化メチレンで溶出
すると、油状の1−(2−プロペニル)−1H−ピロロ
[2,3−blピリジン(2,1g)が得られた。
NMR(CDCI、  δ):4.8−5.3 (4)
1.m) 、5.9−8.2 (IH,ID) 。
6.47 (IH,d、J−3,51Hz) 、7.0
−7.1(1)1.m) 7.21 (IH,d、J−
3,518Z) 、7.90(IH,d、d、J−1,
55,8,0IH2) 、8.33(l)1.d、d、
J”1.55,4.79Hz)製造例2 N、N−ジメチルホルムアミド(10ml)をオキシ塩
化m (2,36g )で5℃、5分間処理した。
この混合物を5℃で5分、次いで室温で1℃分夫々攪拌
した。この中へ1−(2−プロペニル)−1H−ピロロ
[2,3−b]コピリジン2.21g )のN、N−ジ
メチルホルムアミド(1o ml) m:tiを0〜5
℃で10分間に亘って加えた。同温度で30分、更に室
温で1時間の攪拌を行なフた後、50℃で30分加熱し
た。反応液を冷水で希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液
を加えてアルカリ性とした後、クロロホルムで3回抽出
した。クロロホルム層を合し、水洗を3回行った後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、50℃で減圧下に溶媒を
留去すると、1−(2−プロペニル)−1H−ピロロ[
2,3−b]コピリジン3=カルバルデヒドの結晶(1
,76g)が得られた。
mp:49−53℃ IR(Nujol) :  1670.1590.15
65 cm−’NMR(CDCIs、  δ) :4.
9−5.4 (48,m) 、5.9−6.2 (1)
1.m) 。
7.27 (IH,d、d、J=4.76.7.04)
1z)、7.89(1)1.s) 、8.43 (IH
,d、d、J−1,62゜4.76Hz) 、8.56
 (IH,d、d、J−1,62゜7.04Hz) 、
9.98(IH,s)製造例3 シアン化ナトリウム(236mg)、二酸化マンガン(
1,8g) 、酢酸(c+4mg)およびメタノール(
5+nl)からなる混合物に、室温下1−(2−プロペ
ニル)−1H−ピロロ[2,3−b]コピリジン3−カ
ルバルデヒド(186,2mg )を加えた。
得られた混合物を室温で6時間攪拌した後、不溶物を濾
去し、濾液を減圧濃縮した。残漬をクロロホルムに溶解
し、水およびブラインで洗浄した後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去すると、結晶状の1−
(2−プロペニル)−1H−ピロロ[2,3−b]コピ
リジン3−カルボン酸メチルが得られ、これは更に精製
することなく、そのまま次工程(製造例4)の原料物質
とした。
mp:56〜59℃ IR(Nujol) : 1700.1635.159
5 cm−’NMR(CDC13,δ) :3.92 
(3H,s) 、4.9−5.4 (4)1.a+) 
5.9−6.2(1)1.m)、7.2−7.3(1B
、m)。
7.96 (IH,s) 、8.3−8.5 (2H,
m))Mass  (m/e) : 216  M”製
造例4 l−(2−プロペニル)−1H−ピロロ[2,3−b]
コピリジン3−カルボン酸メチル(1,568)  I
 N水酸化ナトリウム水溶液(17,28m1 )およ
びエタノール(15ml)からなる溶液を60℃で3時
間攪拌した。反応混合物にIN塩酸を加えて中和し、こ
こに析出した結晶を濾取して水洗すると、1−(2−プ
ロペニル)−1H−ピロロ[2,3−b]コピリジン3
−カルボン酸(1,34g )が得られた。
rnp : 169−171℃ IR(Nujol) : 1690.1635.159
5.1570 cl’NMR(DMSO−da) :4
.9−5.3 (4)1.m) 、6.0−6.2 (
IH,m) 。
7.2−7.4 (IH,m) 、8.23 (IH,
s) 。
8.3−8.4 (2H,111) 、12.32 (
IH,s)製j口吐旦 臭化アリルの代りに酢酸(2−ブロモエチル)エステル
を用いた他は製造例1と実質的に同様の操作を行うこと
により、油状の1−(2−アセトキシエチル)−1H−
ピロロ[2,3−b]コピリジン得た。
TR(film)  : 2900.1735.159
0,1565 cm−’NMR(CDC13,δ) :
2.Ol、(3H,s) 、4.3−4.6 (4H,
m) 。
6.46 (1)1.d、J−3,52)IZ) 、7
.06 (IH,d、d。
J−4,72,7,83)1z) 、7.23 (IH
,d。
J−3,52Hz) 、7.90(IH,d、d、J−
1,557,83Hz) 、8.31 (IH,d、d
、J−1,56゜4.72Hz) 製造例6 原料物質として1−(2−アセトキシエチル)−IH−
ピロロ[2,3−b]コピリジン用いた他は製造例2と
実質的に同様の操作を行うことにより、油状の1−(2
−アセトキシエチル)IH−ピロロ[2,3−b]コピ
リジン3−カルバルデヒドを得た。
IR(Nujol) : 1735.16B0.159
5.1575 cm−’NMR(CDCIs、  δ)
:2.04(38,s)、4.50(2H,t。
J−4,62Hz) 、4.64 (2)1.t、J−
4,62)IZ) 。
7.28 (1)1.d、d、J−4,74,7,86
)1z) 。
7.92 (IH,s) 、8.42 (1)1.d、
d、J−1,56。
4.74Hz) 、8.56 (IH,d、d、J−1
,56゜7.86Hz) 、10.00 (IH,s)
製造例7 臭化アリルの代りに沃化エチルを用いた他は製造例1と
実質的に同様の操作を行うことにより、油状の1−エチ
ル−IH−ピロロ[2,3−bコピリジンを得た。
NMR (CDCIs。
δ):1.4B(38,t、J−7,26)1z)、4
.35(2H,q、J−7,288x) 、6.44 
(IH,d。
J−3,52Hz)、7.04(IH,d、d、J−4
,71゜7.83)IZ)、7.23(IH,d、J−
3,49Hz)。
7.89 (IH,d、d、J−1,58,7,83H
z) 、8.32(IH,d、d、J=1.56,4.
71)1z)k遺flit 8 原料物質として1−エチル−IH−ピロロ[2,3−b
lピリジンを用いた他は製造例2と実質的に同様の操作
を行うことにより、1−エチル−IH−ピロロ[2,3
−bコピリジン−3−カルバルデヒドを得た。
mp : 56−58℃ IR(Nujol ):l670.1[i40.159
0.1565 cm−’NMR(CDC13,δ) :
1.57 (3o、t、+−7,2aHz) 、4.4
2(2H,q 、J−7,28)IZ) 、7.26 
(IH,d、d 。
J=4.087.84)1z) 、7.90(IH,s
) 、8.43(IH、d、d、J−1,62,4,8
0Hz) 、8.55(IH,d、d、J−1,62,
7,84Hz) 、9.98(IH,S) 製造例9 1−エチル−IH−ピロロ[2,3−b]コピリジン3
−カルバルデヒド(1,4g)のアセトン(50ml)
溶液に、過マンガン酸カリウム(2,52g )の水(
40ml)溶液を25〜30℃で1時間に亘って加えた
。室温で1時間攪拌した後、不溶物を濾去した。濾液を
減圧下に濃縮して得られる結晶状残漬を塩化メチレンで
洗浄した後、水に懸濁させ、酢酸を加えて中和した。析
出物を濾取して水洗すると、1−エチル−IH−ピロロ
[2,3−b]コピリジン3−カルボン酸が得られた。
mp : 209〜210℃ IR(Nujol):1680.1590.1520 
cm−’NMR(DMSO−ds、  δ) :1.4
3 (3H,t、J−7,19)IZ) 、4.37(
2H,q、J−7,19)1z) 、7.28 (1)
1.d、d。
J−4,78,7,79H2) 、8.3−8.4 (
3H,m)12.3 (11(、bs) Mass(m/e)  : 190 M”製造例10 原料物質として1−(2−アセトキシエチル)−1H−
ピロロ[2,3−blピリジン−3−カルバルデヒドを
用いた他は、製造例9と実質的に同様の操作を行うこと
により、1−(2−アセトキシエチル)−1H−ピロロ
[2,3−bコピリジン−3−カルボン酸を得た。
mp : 183−185℃ IR(Nujol) : 2500.1730.169
0.1590 cm−’NMR(DMSO−da、δ)
:1.91(3H,s) 、4.44(2H,t。
J−5,04Hz) 、4.59 (2H,t、J−5
,04Hz) 。
7.29 (11(、d、d、J−4,61,7,78
Hz) 。
8.3−8.4 (31(、+++) 、12.3 (
IHlbs)因】1辻工 1−メチル−IH−ピロロ[2,3−b]コピリジン3
−カルボン酸(600mg)、1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール(460mg)およびl、3−ジシクロへキ
シルカルボジイミド(703mg)をN、N−ジメチル
ホルムアミド(5ml)に加えて得られる混合物を室温
で1.5時間攪拌した。
この混合物を3−アミノ−8−メチル−8−アザビシク
ロ[3,2,1]オクタン(600mg)のNN−ジメ
チルホルムアミド(2ml)i液で処理し、室温で15
時間攪拌した。この混合物にトリエチルアミン(0,3
ml )を加え、50℃で更に5時間の攪拌を継続した
生成した沈殿物を濾去し、減圧下に溶媒を留去した。残
留物を塩化ナトリウム飽和水溶液で希釈し、クロロホル
ムで5回抽出した。有機溶媒層を合し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去した。
残留油状物を中性アルミナ充填のカラムクロマトグラフ
ィに展開しクロロホルムで溶出すると、油状物1.05
gが得られた。米量をエタノール性塩酸で処理し、更に
エタノール/エーテル混液で結晶化させると、N−(8
−メチル−8−アザビシクロ[3,2,1]オクト−3
−イル)−1−メチル−IH−ピロロ[2,3−b]コ
ピリジン3−カルボン酸アミド・2塩酸塩(963mg
)が得られた。
mp : 207−215℃ JR(Nujol): 3250.1640. ]55
0.1520 cl’NMR (DMSO−da) δ:2.0O−2.60(8H,a+)、2.86(3
)1.S)。
4.00(3H,s)、3.80−3.33(3H,m
)。
7.60 (IH,t、J−8Hz)、8.13 (I
H,s)。
8.43 (IH,d、J−5Hz) 、8.7B (
1)1.d。
J=6Hz) K五■ス 1−メチル−IH−ピロロ[2,3−blピリジン−3
−カルボン酸(204B)、1−ヒドロキシベンゾトリ
アゾール(157mg)および1−エチル−3−(3−
ジメチルアミノプロピルカルボジイミド塩酸塩(338
mg)をN、N−ジメチルホルムアミド(3ml)に加
えて得られる混合物を室温で1.5時間攪拌した。
この混合物に3−アミノ−9−メチル−9−アザビシク
ロ[3,3,1コノナン(180mg)とトリエチルア
ミン(1t7mg)を加え、同温度で更に2時間攪拌し
た。反応混合物を減圧濃縮した後、残留物をシリカゲル
(10g )充填のカラムクロマトグラフィに展開し、
10%メタノール/クロロホルムで溶出した。目的物質
を含む分画を集めて濃縮した。残留した結晶状物をメタ
ノール/酢酸エチルで再結晶すると、N−(9−メチル
−9−アザビシクロ[3,3,1”Jノナン−3−イル
)−1−メチル−IH−ピロロ[2,3−b]コピリジ
ン3−カルボン酸アミドが得られた。
mp : 280℃く IR(Nujol) : 3240.1B40.159
0.1540.1520cl’NMR(DMSO−d6
.δ) :1.3−1.9 (5H,誼) 、2.0−
2.6(5H,m) 、2.8 (3H,s) 、3.
34 (4H,+n) 。
3.5−3.7 (2H,m) 、4.58 (2)1
.bs)7.22 (11(、d、d、J−4,66H
z、7.88Hz) 。
8.08 (IH,d、J−7,3Hz) 、8.29
 (IH,s) 。
8.3−8.4 (IH,n) 、8.43 (1)1
.d。
J−7,88Hz) 。
Mass(m/e)  : 312 M”実施例3 l−(2−アセトキシエチル)−1H−ピロロ[2,3
−blピリジン−3−カルボン酸(606mg)、1−
ヒドロキシベンゾトリアゾール(405mg)および1
−エチル−3〜(3−ジエチルアミノプロピル)−3−
カルボジイミド塩酸塩(574mg)をN、N−ジメチ
ルホルムアミド(10ml)に加えて得られる混合物を
室温で2時間攪拌した。得られた溶液に3−アミノ−8
−メチル−8−アザビシクロ[3,2,1]オクタン(
560mg)を加え、室温で更に3時間攪拌した。
溶媒を留去した後、残留物を10%メタノール/クロロ
ホルムで希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した
。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に溶媒を
留去し、残漬をシリカゲル充填カラムクロマトグラフィ
に展開し、15%メタノール/クロロホルムで溶出する
と油状物が得られた。これを酢酸エチル/エーテルでf
i理して結晶化させると、1−(2−アセトキシエチル
)−N−(8−メチル−8−アザビシクロ[3,2,1
]]オクトー3−イル−1H−ピロロ[2,:+−b]
ピリジンー3−カルボン酸アミドが得られた(560m
g)。
mp + 145−146℃ IR(Nujol) : 3220. 1730. 1
625. 1590 cm−’NMR(DMSO−d6
.  δ) :1.5−2.3 (8)1.m) 、1
.90 (3H,s) 。
2.13 (31(、s) 、3.03 (2H,bs
) 、3.7−4.1(IH,m) 、4.2−4.7
 (4H,m) 、7.19(IH,d、d、J−4,
95,8,91Hz) 、7.41(lH,d、J−4
,95Hz) 、8.27 (18,s) 。
8.40(IH,d、J−8,91Hz)Mass(m
/e)  : 370  M”天】lI4 1−エチル−IH−ピロロ[2,3−bコピリジン−3
−カルボン酸(285mg)、1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール(202,5mg )および1−メチル−3
−(3−ジエチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸
塩(286B)をN、N−ジメチルホルムアミド(5m
l)に加えて得られる混合物を室温で2時間攪拌した。
得られた溶液に3−アミノ−8−メチル−8−アザビシ
クロ[3,2,1]オクタン(280mg)を加え、同
温度で更に1時間攪拌した後、トリエチルアミン(20
2mg)を加え、室温で更に1時間の攪拌を行った。反
応混金物から溶媒を減圧留去し、残留物をシリカゲル充
填のカラムクロマトグラフィに展開し、10%メタノー
ル/クロロホルムで展開すると、油状物が得られた。こ
の油状物を12N塩酸/エタノール(1ml)で処理し
た後、減圧濃縮した。
残留物にエーテルを加えて粉末化し、エタノールと酢酸
エチルの混液で再結晶すると、1−エチル−N−(8−
メチル−8−アザビシクロ[3,2,1]]オクトー3
−イル−1H−ピロロ[2,3−blピリジン−3−カ
ルボン酸アミド・2塩酸塩が得られた(260II1g
)。
mp : 124−127℃(分解) IR(Nujol) : 3200.2500.163
5.1540 cm−’NMR(DMso−aa、δ)
 +1.45 (3H,t、J−7,078Z) 。
2.0−2.8 (8H,m) j、7−4.1 (3
H,m) 。
4.37 (2)1.q、J−7,07Hz) 、5.
33(3Lbs) 、7.26 (IH,d、d、J−
4,77゜7.86)1z) 、8.02 (IH,s
) 、8.34(IH,d、J−4,77)1z) 、
8.52 (IH,d。
J−7,85Hz) 、8.60(IH,s) 、10
.70(IH,bs) Mass  (M/e) : 312  M″東直Jl
l 5 m料物Xとして1−(2−プロペニル)IH−ピロロ[
2,3−bコピリジン−3−カルボン酸を用いた他は実
施例3と同様の方法を実施することにより、N−(8−
メチル−8−アザビシクロ[3,2,1]]オクトー3
−イル−1(2−プロペニル)−1H−ピロロ[2,3
−bコピリジン−3−カルボン酸アミドが得られた(1
60m3)。
mp : 142−143℃ IR(Nujol) : 3350.1615 cmす
NMR(DMSO−dIl、δ) :1.5−1.2 
(8H,m) 、2.16 (3H,s) 。
2.4−2.6 (IH,m) 、3.1 (2H,b
s) 。
4.8−5.3 (4H,m) 、5.8−6.4 (
l)I、m) 。
7.1−7.6 (21(、m) 、8.22 (IH
,s)8.2−8.5 (2H,+n) Mass (m/e) : 324 M”裏底916 l−(2−アセトキシエチル)−N−(8−メチル−8
−アザビシクロ[3,2,1]]オクトー3−イル−1
H−ピロロ[2,3−b]コピリジン3−カルボン酸ア
ミド(560a+g)およびIN水酸化ナトリウム水溶
液(3,5ml )をエタノール(3ml)に加えて得
られる溶液を室温で2時間攪拌した。IN塩酸(3,5
ml )で中和した後、減圧下に溶媒を留去し、残渣を
10%メタノール/クロロホルムで3回抽出した。
有機溶媒層を合して無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶
媒を減圧留去した。残留物をシリカゲル充填のカラムク
ロマトグラフィに展開し、1%メチルアミン/クロロホ
ルムで溶出すると、1−(2−とドロキシエチル)−N
−(8−メチル−8−アザビシクロ[3,2,1コオク
ト−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]コピリジ
ン3−カルボン酸アミドが得られた(t67mg)。
mp : 77−79℃ IR(Nujol) : 3270.1620 cm−
’NMR(DMSO−(16,δ) :1.6−2.2
 (8H,+a) 、2.17 (3H,s) 。
Mass (z/e) : 3.05(2H,s)、3.97(2H,t、J−5,
47Hz)、3.9−4.1 (18,m)、4.33
(2H,t、J−5,47H2) 、5.0 (IH,
bs) 。
7.20(1)1.d、d、J−4,66,7,89H
1)。
7.46(IH,d、J−4,54Hz)、8.28(
IH,s) 、8.29 (1)1.d、d、J−1,
55゜4.61iHz) 、8.40(IH,d、d、
J−1,55゜7.89H2) 328 M″

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1は適当な置換基を有していてもよい低級ア
    ルキル基 R^2は低級アルキル基で置換されていて もよいアザビシクロ(C_5−C_1_2)アルキル基 を意味する) で示されるピロロピリジン誘導体または医薬として許容
    されるその塩。
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