JPH04216399A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH04216399A
JPH04216399A JP2403381A JP40338190A JPH04216399A JP H04216399 A JPH04216399 A JP H04216399A JP 2403381 A JP2403381 A JP 2403381A JP 40338190 A JP40338190 A JP 40338190A JP H04216399 A JPH04216399 A JP H04216399A
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signal
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洋一 飛田
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    • GPHYSICS
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    • G11C29/04Detection or location of defective memory elements, e.g. cell constructio details, timing of test signals
    • G11C29/08Functional testing, e.g. testing during refresh, power-on self testing [POST] or distributed testing
    • G11C29/12Built-in arrangements for testing, e.g. built-in self testing [BIST] or interconnection details
    • G11C29/18Address generation devices; Devices for accessing memories, e.g. details of addressing circuits
    • G11C29/30Accessing single arrays
    • G11C29/34Accessing multiple bits simultaneously

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  • Dram (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体記憶装置に関し
、特に、そのテスト時間を短縮するための構成に関する
【0002】
【従来の技術】半導体技術の発展に伴なって半導体記憶
装置の記憶容量は大幅に増大してきている。その記憶容
量の増大は急激であり、約3年ごとに記憶容量が4倍に
増大している。このような半導体記憶装置は、品質保証
の観点から、その製造後正常に動作するか否かを試験す
る必要がある。この試験に要する時間(テスト時間)は
半導体記憶装置の記憶容量の増大に伴なって大幅に(指
数関数的に)増大してきている。テスト時間の増大は、
半導体記憶装置単体のコストのみならず、それを利用す
るシステムのコストの上昇をもたらす。このためテスト
時間短縮技術の導入が必須となる。このようなテスト時
間短縮技術の1つに、複数ビットのメモリセルを同時に
テストする複数ビット並列テスト方式がある。
【0003】図18は、従来の複数ビット並列テスト機
能を備えた半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す
図である。図18において、従来の半導体記憶装置は、
行および列からなるマトリクス状に配列された複数のメ
モリセルを含むメモリセルアレイ100と、外部から与
えられるアドレスA0〜Anを受け内部アドレスを発生
するアドレスバッファ102と、アドレスバッファ10
2からの内部行アドレスに従ってメモリセルアレイ10
0の対応の行を選択する行デコーダ104と、アドレス
バッファ102からの内部列アドレスに応答してメモリ
セルアレイ100の対応の列を選択する信号を発生する
列デコーダ106と、この列デコーダ106からの列選
択信号に応答して、メモリセルアレイ100内の選択さ
れた列を共通データバス108へ接続するI・Oゲート
110を含む。
【0004】メモリセルアレイ100は4つのブロック
MB1、MB2、MB3およびMB4に分割される。こ
のメモリセルブロックMB1〜MB4から1ビットずつ
合計4ビットのメモリセルが同時に選択され共通データ
バス108に接続される。したがって、行デコーダ10
4は各メモリセルブロックMB1〜MB4から1行を選
択し、かつ列デコーダ106はこのメモリセルブロック
MB1〜MB4からそれぞれ1列ずつを選択する列選択
信号を発生する。共通データバス108は、4ビットの
データを並列に伝達するように、4本のデータバス線1
08a、108b、108cおよび108dを含む。
【0005】この半導体記憶装置はさらに、データ書込
時に、内部書込指示信号Wに応答して活性化され、外部
からの書込データDinを受けて内部書込データを発生
する書込回路112と、アドレスバッファ102からの
ブロック指定信号をデコードし、メモリセルブロックM
B1〜MB4のうちの1つのブロックを選択するブロッ
クデコーダ114と、このブロックデコーダ114によ
り選択されたメモリセルブロックからの読出データを受
け外部読出データDoutを発生する読出回路116と
、この共通データバス108上に読出された4ビットの
メモリセルデータを同時に受けて所定の演算処理をほど
こして、この4ビットのメモリセルが正常であるか否か
を示す信号を発生するテスト回路118を含む。テスト
回路118はテストモード指示信号Tに応答して活性化
され、共通データバス108上の4ビットのデータに対
し所定の演算処理を行なう。読出回路116は、テスト
モード指示信号の反転信号/Tに応答して、このテスト
モード時には出力ハイインピーダンス状態に設定される
。ブロックデコーダ114は、テストモード時において
データ書込を示す内部書込指示信号Wとテストモード指
示信号Tとの論理積信号W・Tに応答して、内部データ
バス120を4本の共通データバス線108a〜108
dへ接続する。それにより、テストモード時のデータ書
込は4ビット並列に行なわれる。この半導体記憶装置は
データの入出力が1ビット単位で行なわれる×1ビット
構成の半導体記憶装置である。次に動作について説明す
る。
【0006】まず通常モード時の動作について説明する
。外部からのアドレスA0〜Anに応答して、アドレス
バッファ102は内部行アドレスおよび内部列アドレス
を発生する。行デコーダ104はこの内部行アドレスを
デコードし、メモリセルアレイ100の各メモリセルブ
ロックMB1〜MB4から1行を選択する。列デコーダ
106はこの内部列アドレスのうちたとえば最下位2ビ
ットを除く内部列アドレスを受けてデコードし、各メモ
リセルブロックMB1〜MB4から1列を選択する信号
を発生する。I・Oゲート110は、この列デコーダ1
06からの列選択信号に応答して、各メモリセルブロッ
クMB1〜MB4からの1列をそれぞれ共通データバス
線108a〜108dへ接続する。これにより行デコー
ダ104と列デコーダ106により選択されたメモリセ
ル4ビットのメモリセルが共通データバス線108a〜
108dへ接続される。
【0007】データ書込時においては、内部書込指示信
号Wに応答して書込回路112が活性化されて外部から
の書込データDinから内部書込データを生成し内部デ
ータバス120上へ伝達する。ブロックデコーダ114
はアドレスバッファ102からの内部列アドレスのうち
たとえば最下位2ビットからなるブロックアドレスをデ
コードし、このデータバス線108a〜108dのうち
の1本を内部データバス120へ接続する。これにより
、同時に選択された4ビットのメモリセルのうち、ブロ
ックデコーダ114が指定するブロックのメモリセルへ
のデータの書込が行なわれる。
【0008】データ読出時においては、内部書込指示信
号Wは不活性状態にあり、書込回路112は出力ハイイ
ンピーダンス状態となる。読出回路116は、このブロ
ックデコーダ114により選択された1本の共通データ
バス線から伝達された読出データを増幅し外部読出デー
タDoutを生成する。これにより1ビットのメモリセ
ルのデータの読出が完了する。この読出回路116はデ
ータ書込時において動作してもよく、またデータ書込時
においては出力ディスエーブル状態またはハイインピー
ダンス状態に設定される構成のいずれであってもよい。 また、テスト回路118は、このとき通常動作モード時
においては、テストモード指示信号Tは不活性状態にあ
り、その出力はハイインピーダンス状態に設定されてい
る。
【0009】次にテストモード時の動作について説明す
る。このテストモード時においては予め定められた論理
値(“1”または“0”)の外部書込データDinが与
えられる。このテストモード時において書込回路112
から発生された内部書込データ120はブロックデコー
ダ114へ与えられる。ブロックデコーダ114は活性
状態の信号W・Tに応答して、この内部データバス12
0上のデータを4本の共通データバス線108a〜10
8d上へ伝達する。これにより、通常動作モード時と同
様にして選択されていた4ビットのメモリセルへ同時に
同一のデータが書込まれる。この動作をメモリセルアレ
イ100内のすべてのメモリセルに対して実行すること
により、このメモリセルアレイ100内のメモリセルに
はすべて同一のデータが書込まれる。
【0010】この半導体記憶装置の機能テストでは、メ
モリセルアレイ100内の各メモリセルが与えられたデ
ータを正確に保持しているか否かをテストする。
【0011】メモリセルアレイ100内のすべてのメモ
リセルへの同一のデータの書込が完了した後、通常動作
モード時と同様にして、各メモリセルブロックMB1〜
MB4から4ビットのメモリセルのデータが読出され、
4本の共通データバス線108a〜108d上へ伝達さ
れる。テスト回路118はテストモード指示信号Tに応
答して活性化され、この共通データバス線108a〜1
08d上の4ビットのメモリセルデータに対し所定の演
算処理を施し、該演算結果を示す信号を出力する。この
テスト回路118からの出力は外部データDoutとし
て出力される。この外部データDoutを外部でモニタ
することにより、この半導体記憶装置における不良ビッ
ト(たとえば記憶データの反転)などを検出する。
【0012】テストモード時においては、読出回路11
6は反転信号/Tに応答して出力ハイインピーダンス状
態に設定される。この図18に示す構成において、テス
ト回路118と読出回路116との出力を受け、そのい
ずれか一方をテストモード指示信号Tに応答して選択的
に通過させて外部データDoutを出力するマルチプレ
クサが設けられる構成もある。テスト回路118が行な
う演算機能としては種々のものが提案されている。
【0013】図19は「1/0/Hi−Z」方式のテス
ト機能を実現するテスト回路118の構成を概略的に示
す図である。図19において、テスト回路118は、共
通データバス108上の4ビットのデータD0〜D3を
受けかつテストモード指示信号Tを受けるAND型のゲ
ート回路G1と、テストモード指示信号Tを反転するイ
ンバータ回路G2と、共通データバス108上の4ビッ
トのデータD0〜D3とインバータ回路G2の出力を受
けるNOR型のゲート回路G3と、ゲート回路G1の出
力をそのゲートに受ける第1の出力トランジスタOT1
と、ゲート回路G3の出力をそのゲートに受ける第2の
出力トランジスタOT2を含む。
【0014】ゲート回路G1は、その与えられた信号が
すべて“H”のとき、“H”の信号を出力する。ゲート
回路G3は与えられた信号がすべて“L”のときに“H
”の信号を出力する。出力トランジスタOT1およびO
T2はそのゲートに与えられる信号が“H”となったと
きオン状態となる。第1の出力トランジスタOT1はオ
ン状態となったとき、出力ノードNAを動作電源電位V
ccレベルの“H”に充電する。第2の出力トランジス
タOT2はオン状態となったときにこの出力ノードNA
をたとえば接地電位である電位Vssレベルの“L”レ
ベルに放電する。この電位“H”を論理“1”に、電位
“L”を論理“0”に対応させる。次にこの図19に示
すテスト回路118の動作について説明する。
【0015】テストモード時においては、テストモード
指示信号Tは“H”に設定され、インバータ回路G2の
出力が“L”となる。4ビットの読出データD0〜D3
がすべて論理“1”のとき、ゲート回路G1の出力電位
は“H”となり、ゲート回路G3の出力電位は“L”と
なる。第1の出力トランジスタOT1がオン状態、第2
の出力トランジスタOT2がオフ状態となり、出力ノー
ドNAは電位“H”に充電される。これにより論理“1
”の出力データDoutが得られる。
【0016】4ビットの読出データD0〜D3がすべて
論理“0”の場合、ゲート回路G1の出力電位は“L”
、ゲート回路G3の出力電位は“H”となる。これによ
り、第1の出力トランジスタOT1がオフ状態、第2の
出力トランジスタOT2がON状態となり、出力ノード
NAが電位Vssレベルの“L”に放電され、論理“0
”の出力データDoutが発生される。
【0017】4ビットのメモリセルデータD0〜D3が
論理“0”と“1”両者を混在させている場合には、ゲ
ート回路G1およびG3の出力電位はともに“L”とな
る。この場合、出力トランジスタOT1およびOT2は
ともにオフ状態となり、出力ノードNAはハイインピー
ダンス状態となる。メモリセルアレイ100内のメモリ
セルにはすべて同一のデータが書込まれている。したが
って、この同時に選択された4ビットのメモリセルに不
良ビットが存在する場合には、出力データDoutはハ
イインピーダンス状態となる。この4ビットのメモリセ
ルデータD0〜D3の論理値がすべて一致している場合
には、このメモリセルデータと同じ論理値の出力データ
Doutが得られる。この同時に選択された4ビットの
メモリセルのデータD0〜D3がすべて書込データと論
理が反転している場合においても、出力データDout
は、期待値(読出されるべきデータ)と逆の論理値とな
り、不良を検出することができる。
【0018】図20は「一致/不一致」方式に従ったテ
スト機能を備えるテスト回路の概略構成を示す図である
。図20において、テスト回路118は、4ビットの読
出データD0〜D3を受ける一致検出回路G4と、テス
トモード指示信号Tに応答してオン状態となり、一致検
出回路G4の出力を通過させるトランスミッションゲー
トTMを含む。この図20に示すテスト回路118の構
成においては4ビットの読出データD0〜D3の論理値
がすべて一致していれば一致検出回路G4からは論理“
1”が出力される。この4ビットの読出データD0〜D
3に論理“1”と“0”が混在する場合には一致検出回
路G4からは論理“0”が出力される。
【0019】メモリセルアレイ100においてはすべて
のメモリセルに対し同一の論理のデータが書込まれてい
る。したがって出力データDoutが論理“0”となる
場合は、この半導体記憶装置の誤動作を意味する。
【0020】半導体記憶装置のテスト時間を短縮するた
めの構成の具体例は、たとえばクマノヤ等による「テス
トモード付90ナノ秒1MビットDRAM」、1985
アイ・イー・イー・イー、アイ・エス・エス・シー・シ
ー、ダイジェスト・オブ・テクニカルペーパーズの第2
40頁に示されている(M.Kymanoya  “A
90  ns  1  Mb  DRAM  with
  multi−bit  testmode”,19
85  IEEE、ISSCC、Digest  of
  Technical  Papers、p240)
。このクマノヤの文献は、1M(メガ)ワード×1ビッ
ト構成のアドレス多重化方式のダイナミック型ランダム
・アクセス・メモリ(DRAM)において4ビットのメ
モリセルを同時に試験する方法を開示している。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述の先行技術の説明
においては4ビットのメモリセルの並列テストが示され
ているが、この方法は、原理的には、より多くのメモリ
セルを同時に試験する方法へ拡張することができる。し
かし、この拡張のためには、同時にテストされるメモリ
セルと同数の共通データバス線を設ける必要がある。ま
た、この共通データバス線には通常、信号電位を増幅す
るプリアンプなどの増幅回路が設けられている。このた
め、テスト時間の短縮のためにより多くのメモリセルを
同時にテストするためには、共通データバス線および増
幅回路の増設を必要とし、チップ面積および消費電力が
増大するという問題が生じる。
【0022】この問題は、データの入出力が共通データ
バス線を介して行なわれる半導体記憶装置のみならず、
データ読出を高速で行なうためにデータ書込バスとデー
タ読出バスとが別々に設けられている半導体記憶装置に
おいても、データ読出バスには読出データ増幅回路が設
けられており、上で説明した場合と同様の問題が生じる
【0023】このテスト時間とチップ面積および消費電
力との両者を考慮して、実際においては、1Mビットの
DRAMにおいては4ビット、4MビットのDRAMに
おいては8ビット、16MビットのDRAMにおいては
16ビットのメモリセルを同時に試験することが一般に
行なわれている。この半導体記憶装置の記憶容量と同時
にテストされるメモリセルのビット数との関係を見れば
わかるように、記憶容量の増大に直線的に対応させて同
時に試験するメモリセルの数を増大させることは実際に
は困難であり、記憶容量の増大に伴なってテスト時間が
大幅に増大することが問題となってきている。たとえば
、1MビットのDRAMと16MビットのDRAMにお
いては記憶容量は16倍になっているが、同時にテスト
することのできるメモリセルの数は4倍にしか増えてい
ない。したがって、単純計算すれば、16MビットのD
RAMのテスト時間は1MビットのDRAMのそれの約
4倍となる。
【0024】それゆえに、この発明の目的は、テスト時
間を短縮することのできる半導体記憶装置を提供するこ
とである。
【0025】この発明の他の目的は、チップ面積および
消費電力の増大を伴なうことなく数多くのメモリセルを
同時にテストすることのできる半導体記憶装置を提供す
ることである。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体記
憶装置は、行および列からなるマトリクス状に配列され
た複数のメモリセルからなるメモリセルアレイと、メモ
リセルアレイ内の選択されたメモリセルへの書込データ
を伝達するための書込データ伝達線と、この書込データ
伝達線と別に設けられ、メモリセルアレイ内の選択され
たメモリセルから読出されたデータを伝達するための読
出データ伝達線とを含む。
【0027】この発明に係る半導体記憶装置はさらに、
通常モードでの動作時には、外部アドレスに応答してメ
モリセルアレイから1個のメモリセルを選択し、該読出
された1個のメモリセルのデータを読出データ伝達線へ
伝達する第1の読出手段と、読出データ伝達線上の信号
電位を増幅して出力する増幅手段と、テストモードでの
動作時にはアドレスに応答してメモリセルアレイから複
数のメモリセルを選択し、該選択された複数のメモリセ
ルのデータを同時に読出データ伝達線へ伝達する第2の
読出手段と、基準電位を発生するための手段と、基準電
位と読出データ伝達線上の信号電位とに応答して、上記
同時に選択された複数のメモリセルに不良ビットが存在
するか否かを判定する判定手段と、テストモード指示信
号に応答して、この増幅手段の出力と判定手段の出力の
いずれか一方を選択的に通過させる選択手段を含む。
【0028】この選択手段はテストモードでの動作時に
は判定手段の出力を通過させ、通常モードでの動作時に
は増幅手段の出力を通過させる。
【0029】
【作用】テストモード時には、複数のメモリセルのデー
タが同時に読出データ伝達線上へ伝達される。この読出
データ伝達線上の信号電位は同時に選択された複数のメ
モリセルの記憶データに応じて変化する。判定手段は基
準電位とこの読出データ伝達線上の信号電位両者の関係
に応じて、この同時に選択された複数のメモリセルに不
良ビットがあるか否かを判定する。
【0030】通常モード時においては、メモリセルアレ
イから1ビットのメモリセルが選択され、この選択され
た1個のメモリセルのデータが読出データ伝達線へ伝達
される。これにより、読出データ伝達線を増設すること
なく、複数のメモリセルの良/不良を同時に判定するこ
とができる。
【0031】また、このテストモード時に同時に選択さ
れるメモリセルの数は、通常モード時とテストモード時
とで切換えることにより、テストモード時に任意の数の
メモリセルを同時に選択することができ、容易に一度に
テストされるメモリセルの数を増加させることができる
【0032】
【発明の実施例】図1はこの発明の一実施例である半導
体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。図1
において、半導体記憶装置200は、行および列からな
るマトリクス状に配列された複数のメモリセルからなる
メモリセルアレイ1と、外部からのアドレスA0〜An
を受けて内部アドレスを発生するアドレスバッファ2と
、アドレスバッファ2からの内部行アドレスをデコード
してメモリセルアレイ1の1行を選択する行デコーダ3
と、テストモード指示信号Tに応答して、アドレスバッ
ファ2からの内部列アドレスをブロック指示アドレスと
列指定アドレスとに切換えるアドレス切換回路4と、ア
ドレス切換回路4からのアドレスをデコードし、メモリ
セルアレイ1の1列または複数列を選択する信号を発生
する列デコーダ5を含む。この半導体記憶装置は1ビッ
ト単位でのデータの入出力を行なう×1ビット構成が示
されているが、複数ビット単位でデータの入出力を行な
う半導体記憶装置に対しても本発明は適用可能である。 複数ビット単位でのデータの入出力を行なう構成の場合
、メモリセルアレイ1を1つのブロックとし、このブロ
ックが複数個設けられておりこの各ブロックに対して並
列にアクセスする構成を付加すれば容易に、この複数ビ
ット単位でのデータの入出力を行なう半導体記憶装置の
構成は得られる。
【0033】アドレス切換回路4は、テストモード指示
信号Tが活性状態にありテストモード動作を示している
場合には、アドレスバッファ2からの列アドレスのうち
、所定の下位ビットをすべて選択状態の値に変換して列
デコーダ5へ与える。したがって、このときアドレス切
換回路4からのアドレス信号は、メモリセルアレイ1に
おける1つのブロックを示す信号となる。このテストモ
ード指示信号Tが不活性状態にあり通常モード動作を示
している場合には、アドレス切換回路4は、アドレスバ
ッファ2からの内部列アドレスをそのまま列デコーダ5
へ伝達する。したがって、この場合列デコーダ5は、メ
モリセルアレイ1の1列を選択する信号を発生する。
【0034】テストモード指示信号Tは半導体記憶装置
200の外部からピン端子を介して与える構成であって
もよく、また通常のDRAMにおいて用いられている制
御信号たとえば/RAS、/CAS、および/WEの所
定のタイミングの組合せにより発生してもよい。この制
御信号/RAS、/CASおよび/WEのタイミング設
定によりテストモード指示信号Tを発生する構成はたと
えばWCBR(WEおよびCASビフォーRAS)方式
として従来から知られている。
【0035】上述の構成において、通常動作モード時に
おいては、アドレスバッファ2からのアドレスにより、
行デコーダ3および列デコーダ5によりメモリセルアレ
イ1の1ビットのメモリセルが選択される。したがって
、このアドレスバッファ2、行デコーダ3および列デコ
ーダ5が第1の読出手段を形成する。テストモード動作
時においては、アドレス切換回路4の機能により、列デ
コーダ5が複数列を同時に選択する。したがって、アド
レスバッファ2、行デコーダ3、アドレス切換回路4お
よび列デコーダ5が第2の読出手段を構成する。
【0036】アドレスバッファ2は、外部アドレスA0
〜Anから内部行アドレスおよび内部列アドレスを生成
するが、このタイミングは、従来からのアドレスマルチ
プレクス方式のDRAMと同様ローアドレスストローブ
信号/RASおよびコラムアドレスストローブ信号/C
ASにより与える構成であってもよく、またアドレスノ
ンマルチプレクス方式のDRAMのようにチップイネー
ブル信号/CEまたはチップセレクト信号/CSを用い
て同時に内部行アドレスおよび内部列アドレスを発生す
る構成であってもよい。また、テストモード時のアドレ
スは、装置内部でたとえばカウンタなどにより順次発生
されてもよく、外部から与えられてもよい。
【0037】この半導体記憶装置はさらに、メモリセル
アレイ1内の、行デコーダ3により選択された1行のメ
モリセルのデータを検知し増幅するセンスアンプ回路6
と、スタンバイ時にメモリセルアレイ1内の各列(ビッ
ト線対)を所定の電位にプリチャージするプリチャージ
回路7と、内部書込指示信号Wに応答して活性化され、
メモリセルアレイ1内の、列デコーダ5により選択され
た列上へ書込回路9からの内部書込データを伝達する入
力ブロック8とを含む。書込回路9は、ノードNDへ与
えられた書込データDinから内部書込データを生成す
る。ノードNDは直接外部入力端子に接続されてもよく
、また入力バッファを介して外部入力端子に接続されて
もよい。入力ブロック8の構成については後に詳述する
【0038】この半導体記憶装置200はさらに、列デ
コーダ5からの列(またはブロック)選択信号に応答し
て、メモリセルアレイ1内の対応の列上のメモリセルの
データを読出して読出データ伝達線15へ伝達する出力
ブロック10と、この読出データ伝達線15上の内部読
出データを増幅して出力する読出回路16と、読出デー
タ伝達線15上の内部読出データと基準電位(図1には
示さず)とに基づいて、メモリセルアレイ1内の同時に
選択された複数のメモリセルの良/不良を判定する信号
を発生するテスト回路17と、テストモード指示信号T
に応答して、読出回路16の出力とテスト回路17の出
力のいずれか一方を選択的に通過させてノードNQへ与
える選択回路18を含む。このノードNQは、直接外部
出力端子に接続される構成であってもよく、またさらに
出力バッファを介して外部出力端子へ接続される構成で
あってもよい。またこの出力データDoutと書込デー
タDinは同一の外部ピン端子を介して入出力される構
成であってもよく、また別々のピン端子を介して入出力
される構成であってもよい。
【0039】出力ブロック10は、通常モード動作時に
おいては、列デコーダ5からの列選択信号に応答して、
メモリセルアレイ1内の1個のメモリセルのデータを読
出データ伝達線へ伝達する。テストモード動作時におい
ては、出力ブロック10は、列デコーダ5からのブロッ
ク選択信号に従って、複数のメモリセルのデータを同時
にこの読出データ伝達線15上へ伝達する。次に各回路
の具体的構成について説明する。
【0040】図2は図1に示す半導体記憶装置の要部の
構成を示す図である。図2において、メモリセルアレイ
1は、各々に1行のメモリセルが接続される複数のワー
ド線WL1〜WLnと、各々に1列のメモリセルが接続
されるビット線対BL,/BLを含む。ビット線BLと
ビット線/BLとは対をなして配設され、互いに相補な
信号が伝達される。この図2においては、2本のワード
線WL1およびWLnと、4対のビット線BL1,/B
L1、BL2,/BL2、BL3,/BL3およびBL
4,/BL4が代表的に示される。
【0041】ワード線WL1には1行のメモリセル1a
n、1bn、1cn、…1dnが接続される。ワード線
WL1にはメモリセル1a1、1b1、1c1、…1d
1が接続される。ビット線対BL1,/BL1にはメモ
リセル1a1〜1anが接続される。ビット線対BL2
,/BL2にはメモリセル1b1〜1bnが接続される
。ビット線対BL3,/BL3には1列のメモリセル1
c1〜1cnが接続される。ビット線対BL4,/BL
4には1列のメモリセル1d1〜1dnが接続される。 1対のビット線BL,/BLと1本のワード線WLとの
交点に1個のメモリセルが配置される。したがって、1
対のビット線BL,/BLにおいては、一方のビット線
にメモリセルのデータが伝達され、かつ他方は基準電位
に維持される。
【0042】センスアンプ回路6は、各ビット線対BL
1,/BL1〜BL4,/BL4に対して設けられるセ
ンスアンプ60a,60b,60cおよび60dを含む
。このセンスアンプ60a〜60dはセンスアンプ活性
化信号SNおよびSPに応答して活性化され、対応のビ
ット線対の信号電位を差動的に増幅する。
【0043】入力ブロック8は、各ビット線対BL1,
/BL1〜BL4,/BL4それぞれに対応して設けら
れ、列デコーダ5(図2には示さず)からの列選択信号
Yj(j=1〜4)と信号線21を介して伝達される内
部書込指示信号Wとに応答してオン状態となり、書込デ
ータ伝達線20aおよび20b上のデータを対応のビッ
ト線上へ伝達する入力ゲート(Iゲート)80a,80
b,80cおよび80dを含む。この書込データ伝達線
20aおよび20b上には図1に示す書込回路9からの
互いに相補な内部書込データILおよび/ILが伝達さ
れる。
【0044】プリチャージ回路7は、ビット線対BL1
,/BL1〜BL4,/BL4それぞれに対応して設け
られ、プリチャージ・イコライズ指示信号φEQに応答
して対応のビット線対を所定のプリチャージ電位VBL
へプリチャージするプリチャージ・イコライズ回路70
a、70b、70cおよび70dを含む。このプリチャ
ージ電位VBLは、動作電源電位Vccの1/2に設定
されるのが一般的である。
【0045】出力ブロック10は、ビット線対BL1,
/BL1〜BL4,/BL4それぞれに対応して設けら
れ、列デコーダ5(図1参照)からの列選択信号Yjに
応答してオン状態となり、対応のビット線対上の電位を
増幅して読出データ伝達線15aおよび15b上へ伝達
する出力ゲート(Oゲート)50a、50b、50cお
よび50dを含む。この読出データ伝達線15aと読出
データ伝達線15bは対をなして配設され、互いに相補
な読出データを伝達する。この出力ブロック10はさら
に、出力プリチャージ指示信号OLEQに応答して活性
化され、読出データ伝達線15aおよび15bをたとえ
ば動作電源電位Vccであるプリチャージ電位にプリチ
ャージしかつこの読出データ伝達信号線15aおよび1
5bの電位をイコライズする第2のプリチャージ・イコ
ライズ回路55を含む。
【0046】テスト回路17は、列選択信号Yjと同様
のタイミングで発生される制御信号Yに応答し所定の基
準電位Vrefを発生して基準電位伝達線17c上へ伝
達する基準電位発生回路(Vref発生回路)17aと
、読出データ伝達線15aおよび15b上の信号電位と
基準電位伝達信号線17c上の電位とを受け、この受け
た信号電位の関係に応じ、同時に選択された複数のメモ
リセルに不良が存在するか否かを判定する判定回路17
bを含む。この第2のプリチャージ・イコライズ回路5
5はまた、出力プリチャージ指示信号OLEQに応答し
て、この基準電位伝達線17cを読出データ伝達線15
aおよび15bと同一電位にプリチャージしかつイコラ
イズする回路部分を含んでいる。したがって、図2にお
いては、この第2のプリチャージ・イコライズ回路55
は出力ブロック10とテスト回路17に共用されるよう
に示されている。
【0047】図3は図2に示す1対のビット線BLj,
/BLj(j=1〜4)に関連する回路の構成をより具
体的に示す図である。図3において、入力ゲート(Iゲ
ート)80は、内部書込指示信号Wに応答してオン状態
となり、書込データ伝達線20aおよび20b上の内部
書込データILおよび/ILをそれぞれノードN3およ
びN4へ伝達するnチャネルMOSトランジスタ(絶縁
ゲート型電界効果トランジスタ)Q12およびQ13と
、列デコーダ5(図1参照)からの列選択信号Yjに応
答してオン状態となり、ノードN3およびN4上の信号
電位をそれぞれビット線BLjおよび/BLj上へ伝達
するnチャネルMOSトランジスタQ10およびQ11
を含む。したがって、この入力ゲート80は、内部書込
指示信号Wと列選択信号Wjがともに“H”の活性状態
となったときにのみ書込データ伝達線20aおよび20
b上の内部書込データILおよび/ILを対応のビット
線BLjおよび/BLj上へ伝達する。なお入力ゲート
80は、入力ゲート80a〜80dを総称的に表わして
おり、以下の説明においても、各回路部分に対する添字
は省略して説明する。
【0048】センスアンプ60は、第1のセンスアンプ
活性化信号SNに応答して活性化され、対応のビット線
BLjおよび/BLjのうち低電位側のビット線を電位
Vssレベルの“L”へ放電するためのnチャネルMO
SトランジスタQ1およびQ2と、第2のセンスアンプ
活性化信号SPに応答して活性化され、対応のビット線
BLjおよび/BLjのうち高電位側のビット線の電位
を動作電源電位Vccレベルまで昇圧するためのpチャ
ネルMOSトランジスタQ3およびQ4を含む。トラン
ジスタQ1はそのゲートがビット線BLjに接続され、
そのドレインが相補ビット線/BLjに接続され、その
ソースが第1のセンスアンプ活性化信号SNを受ける。 トランジスタQ2は、そのゲートが相補ビット線/BL
jに接続され、そのドレインがビット線BLjに接続さ
れ、そのソースが第1のセンスアンプ活性化信号SNを
受ける。トランジスタQ3はそのゲートがビット線BL
jに接続され、そのソースが相補ビット線/BLjに接
続され、そのドレインに第2のセンスアンプ活性化信号
SPを受ける。トランジスタQ4はそのゲートが相補ビ
ット線/BLjに接続され、そのソースがビット線BL
jに接続され、そのドレインに第2のセンスアンプ活性
化信号SPが与えられる。センスアンプ60の動作時に
おいては、第1のセンスアンプ活性化信号SNが“L”
に立下がり、第2のセンスアンプ活性化信号SPが“H
”に立上がる。この第1および第2のセンスアンプ活性
化信号SNおよびSPは不活性時には本実施例において
はビット線プリチャージ電位と同様のVcc/2のレベ
ルに保持される。
【0049】メモリセル1inおよび1i1はともに1
トランジスタ1キャパシタ型の構成を有しており、情報
を電荷の形で記憶するメモリキャパシタC0と、対応の
ワード線上の信号電位に応答してオン状態となりこのメ
モリキャパシタC0を対応のビット線へ接続するトラン
スファゲートトランジスタQ0を含む。メモリセル1i
nはワード線WLnが選択された場合にその記憶データ
を相補ビット線/BLj上へ伝達する。メモリセル1i
1はワード線WL1が選択されたときに、その記憶デー
タをビット線BLj上へ伝達する。
【0050】ビット線用のプリチャージ回路70は、ビ
ット線プリチャージ指示信号φEQに応答してオン状態
となり、ビット線BLjとビット線/BLjとを電気的
に短絡するnチャネルMOSトランジスタQ7と、ビッ
ト線プリチャージ指示信号φEQに応答して、所定のプ
リチャージ電位VBLをビット線BLjおよび/BLj
上へそれぞれ伝達するnチャネルMOSトランジスタQ
8およびQ9を含む。このビット線用プリチャージ・イ
コライズ回路70により、各ビット線対BLjおよび/
BLjはスタンバイ時には所定の基準電位VBLにプリ
チャージされかつこの両者の電位が平衡化される。
【0051】出力ゲート(Oゲート)50は、ビットB
Ljおよび/BLj上の信号電位を反転増幅してノード
N7およびN8へそれぞれ伝達するnチャネルMOSト
ランジスタQ16およびQ17と、列デコーダ5(図1
参照)からの列選択信号Yjに応答してオン状態となり
、ノードN7およびN8上の信号電位を読出データ伝達
信号線15bおよび15a上へそれぞれ伝達するnチャ
ネルMOSトランジスタQ18およびQ19を含む。 トランジスタQ16およびQ17の一方導通端子はそれ
ぞれ“L”レベルの電位Vssに接続され、そのゲート
がそれぞれビット線BLjおよび/BLjに接続される
。したがって、ビット線BLjの電位が“H”となると
、トランジスタQ16を介して“L”の信号電位がノー
ドN7へ伝達される。このとき、相補ビット線/BLj
は“L”レベルであるため、トランジスタQ17はオフ
状態であり、ノードN8はフローティング状態となる。 列選択信号Yjが“H”に立上がると、このノードN7
が読出データ伝達線15bに接続され、この読出データ
伝達線15bのプリチャージ電位を電位Vssレベルへ
放電する。一方、トランジスタQ19はオン状態となっ
ても、この読出データ伝達線15aの電位はプリチャー
ジ電位(Vccレベル)に保持される。
【0052】図4は、データ出力に関連する部分の回路
の構成をより詳細に示す図である。図4において、読出
回路16は、読出制御信号φ0に応答して活性化され、
読出データ伝達線15aおよび15b上の読出データO
Lおよび/OLを差動的に増幅して出力データONを導
出する差動増幅回路を備える。この制御信号φ0はデー
タの出力タイミングを与える内部制御信号である。
【0053】基準電位発生回路17aは、動作電源電位
Vccをそのゲートに受け、その一方導通端子が電位V
ssに接続されるnチャネルMOSトランジスタQ22
と、基準電位発生指示信号Yをそのゲートに受け、その
一方導通端子が基準電位伝達線17cに接続され、その
他方導通端子がMOSトランジスタQ22の他方導通端
子に接続されるnチャネルMOSトランジスタQ21を
含む。このトランジスタQ21およびQ22のチャネル
幅(またはゲート幅)は出力ゲート50に含まれるトラ
ンジスタのそれよりも小さくされている。これにより、
この基準電位発生回路17aの電流駆動能力は出力ゲー
ト50のそれよりも小さくされており、この基準電位伝
達線17cの放電速度は、読出データ伝達線15aおよ
び15bに1個のメモリセルが接続された場合のときの
それよりもさらに遅くされる。
【0054】第2のプリチャージ・イコライズ回路55
は、出力部プリチャージ指示信号OLEQに応答してオ
ン状態となり、読出データ伝達線15aと読出データ伝
達線15bを電気的に短絡するnチャネルMOSトラン
ジスタQ23と、この出力部プリチャージ指示信号OL
EQに応答してオン状態となり、この読出データ伝達線
15aおよび15bをそれぞれ動作電源電位Vccに充
電するnチャネルMOSトランジスタQ24およびQ2
5と、この出力部プリチャージ指示信号OLEQに応答
してオン状態となり、読出データ伝達線15aと基準電
位伝達線17cとを電気的に短絡するnチャネルMOS
トランジスタQ26を含む。
【0055】判定回路17bは、読出データ伝達線15
a上の信号電位と基準電位伝達線17c上の信号電位を
差動的に増幅して出力する差動増幅器170と、読出デ
ータ伝達線15b上の信号電位と基準電位伝達線17c
上の基準電位とを差動的に増幅して出力する第2の差動
増幅器175を含む。この差動増幅器170および17
5は、読出回路16と同様内部制御信号φ0に応答して
活性化される。この判定回路17bはさらに、差動増幅
器170からの出力OTと差動増幅器175からの出力
/OTとを受ける不一致検出回路177を含む。この不
一致検出回路177は差動増幅器170および175か
らの出力信号OTおよび/OTがともに同一の論理値を
示しているときに“L”の信号を出力し、この両者の論
理値が異なっている場合には“H”の信号を出力する。
【0056】選択回路18は、テストモード指示信号T
に応答してオン状態となり、不一致検出回路177の出
力をノードN15へ伝達する第1の選択ゲートQ31と
、テストモード指示信号の反転信号/Tに応答してオン
状態となり、読出回路16からの出力ONをノードN1
5へ伝達する第2の選択ゲートQ32を含む。この選択
ゲートQ31およびQ32はともにnチャネルMOSト
ランジスタにより構成される。
【0057】読出回路16および判定回路17bは読出
データ伝達線15aおよび15bと基準電位伝達線17
cの一方端側に設けられ、出力部プリチャージ・イコラ
イズ回路55および基準電位発生回路17aはこの基準
電位伝達線17cおよび読出データ伝達線15aおよび
15bの他方端に設けられる。この出力部プリチャージ
・イコライズ回路55および基準電位発生回路17aを
同一の位置に配置することにより、この読出回路16お
よび判定回路17bに対する読出データ伝達線15aお
よび15bと基準電位伝達線17cの容量分布を同一と
することができ、かつこの信号線15a、15bおよび
17c上の電気特性を同一とし、これによりこれらの信
号線15aおよび15bならびに17c上の信号変化特
性を所望の値に設定することができる。また、この基準
電位伝達線15aおよび15bと基準電位伝達線17c
は互いに平行に配置される。次に動作について説明する
【0058】まず通常モード動作時においてワード線W
L1を選択し、かつメモリセル1a1に論理“1”のデ
ータを書込む場合について説明する。
【0059】内部アドレスA0〜Anによりアドレスバ
ッファ2から内部行アドレスおよび内部列アドレスが発
生される。アドレス切換回路4は、通常モード動作時で
あるため、この与えられた内部列アドレスをそのまま列
デコーダ5へ与える。行デコーダ3はこのアドレスバッ
ファ2からの内部行アドレスに応答してワード線WL1
を選択状態の“H”に立上げる。列デコーダ5はこのア
ドレスバッファ2からの内部列アドレスに応答して、列
選択信号Y1のみを“H”に立上げる。データ書込時に
おいては、外部から与えられる書込指示信号(図示せず
)により内部書込指示信号Wが“H”に設定される。 書込回路9からは、内部書込データDinが論理“1”
であるため、論理“1”のデータILを書込データ伝達
線20a上へ伝達し、論理“0”のデータ/ILを書込
データ伝達線20b上へ伝達する。
【0060】メモリセルアレイ1においては、選択ワー
ド線WL1の電位が“H”になった後、センスアンプ回
路6が動作し、このワード線WL1に接続される1行の
メモリセル1a1〜1d1のデータが対応のビット線上
に伝達され、この各ビット線対BL1,/BL1〜BL
4,/BL4上の信号電位を増幅しラッチする。
【0061】この状態において、列デコーダ5からの列
選択信号YIが活性状態となり、書込データ伝達線20
aおよび20b上に伝達された内部書込データILおよ
び/ILがこのビット線BL1および/BL1上へ伝達
される。ビット線BL1上には論理“1”のデータが伝
達され、相補ビット線/BL1上には論理“0”のデー
タが伝達される。このビット線BL1上の論理“1”の
データはメモリセル1a1の転送ゲートトランジスタQ
0を介してそのメモリセルキャパシタC0へ書込まれる
。この後にワード線WL1の電位が“L”に立上り、セ
ンスアンプ回路6が不活性状態となり、データの書込が
完了する。
【0062】論理“0”のデータをメモリセル1a1に
書込む場合には、内部書込データILおよび/ILが論
理“0”および論理“1”となる。選択ワード線WL1
に接続されるメモリセル1a1〜1d1のうち非選択メ
モリセル1b1〜1d1に対してはデータの書込は行な
われず単にその記憶データのリフレッシュが行なわれて
いる。
【0063】次にこのメモリセル1a1に書込まれた論
理“1”のデータを読出す場合の動作をその動作波形図
である図5を参照して説明する。半導体記憶装置200
がスタンバイ状態にある間ビット線プリチャージ指示信
号φEQは動作電源電圧Vccレベルの“H”レベルに
あり、また出力部のプリチャージ指示信号OLEQも動
作電源電位Vccレベルの“H”にある。この場合図3
に示すように、ビット線プリチャージ回路70に含まれ
るトランジスタQ7〜Q9はすべてオン状態にあり、各
ビット線対BLj,/BLj(j=1〜4)は所定のプ
リチャージ電位VBLにプリチャージされかつイコライ
ズされている。図5においては、このプリチャージ電位
VBLが動作電源電位Vccの1/2の場合が示されて
いる。
【0064】また出力部のプリチャージ・イコライズ回
路55においてはトランジスタQ23〜Q26がすべて
オン状態にあり、読出データ伝達線15aおよび15b
ならびに基準電位伝達線17cをVcc−Vthの“H
”のレベルにプリチャージしている。ここでVthはト
ランジスタQ24およびQ25のしきい値電圧である。 またこのスタンバイ状態においては第1のセンスアンプ
活性化信号SNはVcc/2のプリチャージ電位レベル
にあり、また第2のセンスアンプ活性化信号SPもVc
c/2のプリチャージ電位レベルにある。同様に読出回
路16の出力ONもVcc/2のプリチャージ電位レベ
ルにある。
【0065】時刻t0においてこの半導体基板装置20
0がメモリサイクルに入ると、このビット線イコライズ
指示信号φEQが“H”から“L”へ立下がる。これに
よりビット線プリチャージ回路70の各トランジスタQ
7〜Q9がすべてオフ状態となり、ビット線対BLj,
/BLjがそのプリチャージ電位Vcc/2でフローテ
ィング状態となる。
【0066】次いでアドレスバッファ2からの内部行ア
ドレスに従って行デコーダ3が行選択動作を行ない、ワ
ード線WL1の電位を時刻t1において“H”に立上げ
る。この選択ワード線WL1の“H”の電位レベルはV
cc+Vthよりも高いレベルに設定される。ここでV
thはメモリセルに含まれる転送ゲートトランジスタQ
0のしきい値電圧である。このようにワード線WL1の
電位を動作電源電位Vcc以上に昇圧するのは、通常、
大記憶容量の半導体記憶装置においては、この動作電源
電圧Vccとしては3.3Vなどの電圧が用いられるた
め、メモリキャパシタC0に記憶された電荷をすべて損
失なく対応のビット線に読出すためである。このワード
線WL1の電位が“H”に立上がると、この選択ワード
線WL1に接続されるメモリセルのデータが対応のビッ
ト線BLj(または/BLj)上へ伝達される。ビット
線BL1は、メモリセル1a1が論理“1”のデータを
記憶しているため、その電位がVcc/2よりも上昇し
、時刻t2において、そのビット線BL1の上昇電位量
はΔVとなる。一方、相補ビット線/BLの電位はVc
c/2のプリチャージ電位のままである。
【0067】このワード線WL1の電位が“H”に立上
がり、各ビット線対BLj,/BLjにおいて必要最小
限の電位差ΔVが生じたとき、時刻t3において第1の
センスアンプ活性化信号SNが“L”に立下がる。これ
により、図3に示すトランジスタQ1およびQ2からな
るセンスアンプが動作し、低電位のビット線/BL1の
電位がVcc/2から“L”レベルへ降下する。このト
ランジスタQ1およびQ2による放電動作が高速で行な
われ、その相補ビット線/BL1の電位はほぼ時刻t3
において“L”にまで放電される。このとき、まだ高電
位側のビット線BL1の電位はそのメモリセルデータが
伝達された状態とほぼ同様の電位レベルを保持している
【0068】時刻t4において第2のセンスアンプ活性
化信号SPが“H”に立上がると、図3に示すトランジ
スタQ4およびQ4からなるセンスアンプが動作しこの
高電位側のビット線BL1の電位Vcc/2+ΔVを動
作電源電位レベルの“H”まで高速で上昇させる。これ
により、ビット線BL1および/BL1の電位レベルが
それぞれ動作電源電位Vccおよび接地電位レベルの0
となり、センスアンプ60によるセンスおよび増幅動作
が完了する。
【0069】一方、出力側においては、このセンス動作
と並行して、時刻t5において出力プリチャージ指示信
号OLEQが“H”から“L”に立下がる。これにより
、読出データ伝達信号線15aおよび15bはVcc−
Vthレベルのフローティング状態となる。
【0070】このプリチャージ指示信号OLEQが“L
”に立下がった後時刻t6において、列デコーダ5から
の列選択信号Y1が“H”へ立上がる。これにより図3
に示す出力ゲート50に含まれるトランジスタQ18お
よびQ19がオン状態となる。トランジスタQ16およ
びQ17はそのゲートにビット線BL1および/BL1
の信号電位を受けている。今、ビット線BL1の電位が
“H”、および相補ビット線/BL1の信号電位が“L
”にあり、トランジスタQ16がオン状態、トランジス
タQ17がオフ状態となる。したがって、このオン状態
のトランジスタQ18およびQ16を介して読出データ
伝達信号線15bのプリチャージ電位Vcc−Vthは
接地電位レベルの0V程度にまで放電され、一方、読出
データ伝達信号線15aは、そのプリチャージ電位Vc
c−Vthを維持する。
【0071】この列選択信号Y1が立上がった後すぐに
データ読出指示信号φ0が時刻t7において“H”に立
上がり、読出回路16が活性状態とされ、この読出デー
タ伝達信号線15aおよび15b上の信号電位を差動的
に増幅して出力データONを生成する。時刻t8におい
て、この読出回路16からは論理“1”のデータが出力
される。この出力データONはオン状態のトランジスタ
Q32を介して出力される。この上述の動作により、論
理“1”のデータが読出される。
【0072】論理“0”のデータの読出の場合には、ビ
ット線BL1および/BL1の電位レベルが上の論理“
1”の読出時と逆となり、同一の動作が行なわれる。 この場合、読出回路16からは論理“0”のデータが出
力される。ここで読出回路16は、読出データ伝達信号
線15a上の信号電位が読出データ伝達信号線15bの
信号電位よりも高いときに論理“1”のデータを出力す
るように構成されている。
【0073】次いでテストモード時の動作について説明
する。今、図2においてワード線WL1に接続される4
ビットのメモリセル1a1、1b1、1c1および1d
1へ同時に同一のデータ(論理“1”または“0”)を
書込み、かつ同時に4ビットのメモリセル1a1、1b
1、1c1および1d1から同時に読出す場合を考える
。ここで、一度に選択されるメモリセルの数を4ビット
に設定しているが、この同時に選択されるメモリセルの
数は任意であり、同時に選択されるメモリセルの数はア
ドレス切換回路4により2個、8個、この1行に接続さ
れるすべてのメモリセル等任意の数に設定することがで
きる。まず論理“1”のデータの書込みの場合について
説明する。
【0074】テストモード動作時においてはテストモー
ド指示信号Tは“H”の活性状態に設定される。アドレ
ス切換回路4は、この活性状態のテストモード指示信号
Tに応答して、アドレスバッファ2から与えられる内部
列アドレスのうち下位2ビットを変換し、同時に4ビッ
トのメモリセルが選択されるように変換した後列デコー
ダ5へ与える。列デコーダ5は、このアドレス切換回路
4からの変換された内部列アドレスをデコードしメモリ
セルアレイ1から4ビットのメモリセルを選択するため
に列選択信号Y1、Y2、Y3およびY4を同時に“H
”に立上げる。
【0075】すなわち、このテストモード動作時におい
ては、メモリセルアレイ1は4ビット単位のブロックに
分割され、列デコーダ5はこのブロックを選択するブロ
ックデコーダとして機能している。データ書込時におい
ては通常モード動作時と同様、内部書込データILが論
理“1”、内部書込データ/ILが論理“0”、内部書
込指示信号Wが“H”の活性状態、また列選択信号Y1
、Y2、Y3およびY4が同時に“H”となる。また、
この状態において、すでにワード線WL1は選択状態の
“H”に立上がっている。これにより入力ゲート80a
、80b、80cおよび80dが同時にオン状態となり
、この内部書込データILおよび/IOLをそれぞれビ
ット線BL1,/BL1〜BL4,/BL4上へ伝達す
る。これにより、4ビットのメモリセル1a1、1b1
、1c1および1d1へ論理“1”のデータが書込まれ
る。
【0076】この4ビットのメモリセル1a1〜1d1
から論理“1”のデータを同時に読出してそのメモリセ
ル1a1〜1d1の良/不良を判定するための動作につ
いてその動作波形図である図6を参照して説明する。こ
こで図6においては、図5と同一部分の動作波形は省略
して示している。図5に示す場合と同様にして、センス
アンプ回路6(図1参照)によるセンス動作が完了する
と、時刻t5(図5参照)においてビット線BL1、B
L2、BL3およびBL4の信号電位がVccレベルの
“H”に、相補ビット線/BL1、/BL2、/BL3
および/BL4の電位が接地電位レベルの“L”となっ
ている。この状態により、出力ゲート50a、50b、
50cおよび50dにおいては、ビット線BL1、BL
2、BL3およびBL4の信号電位をゲートに受けるト
ランジスタQ16がオン状態となり、一方トランジスタ
Q17はオフ状態となる。したがって、ノードN7の電
位は“L”、ノードN8はフローティング状態にある。
【0077】この状態において、時刻t6(図5参照)
において、列デコーダ5からの列選択信号Y1、Y2、
Y3およびY4が同時に“H”に立上がると、この出力
ゲート50a、50b、50cおよび50dに含まれる
トランジスタQ18およびQ19がオン状態となり、読
出データ伝達信号線15bの電位が“L”へと下降する
。今、4つの出力ゲート50a、50b、50cおよび
50dが同時にオン状態となるためこの読出データ伝達
信号線15bの電位降下速度は、通常モード時の1個の
出力ゲートによる放電速度に比べて速くなる。
【0078】一方、この列選択信号Y1〜Y4の“H”
への立上がりとほぼ同一のタイミングで基準電位発生指
示信号Yが“H”に立上がる。この基準電位発生指示信
号Yは、列デコーダ5に含まれるテストモード時におい
てのみ活性状態とされるダミーデコーダから発生される
構成であってもよく、また出力プリチャージ指示信号O
LEQの反転遅延信号を用いて発生する構成であっても
よい。この基準電位発生指示信号Yに応答して、トラン
ジスタQ21がオン状態となる。トランジスタQ22の
ゲートへは動作電源電位Vccが与えられており常時オ
ン状態である。これにより、基準電位伝達信号線17c
のプリチャージ電位は“L”のレベルへと放電される。 ここで、前述のごとく、トランジスタQ21およびQ2
2のトランジスタ幅(チャネル幅またはゲート幅)は出
力ゲートに含まれるトランジスタQ16およびQ18(
またはQ17およびQ19)のそれよりも小さくたとえ
ば1/2に設定されており、この基準電位伝達信号線1
7cにおける基準電位Vrefの降下速度は基準電位読
出データ伝達信号線17bのそれに比べてはるかに緩や
かとなる。
【0079】時刻t7において、内部読出指示信号φ0
が“H”に立上がる。この時刻t7においては、すでに
書込データ伝達信号線15aおよび15bと基準電位伝
達信号線17c上の基準電位Vrefとはすでに差が生
じており、差動増幅回路170および175は高速でこ
の対応の信号線対の電位差を差動的に増幅する。差動増
幅器170は、基準電位伝達信号線17c上の基準電位
Vrefが読出データ伝達信号線15a上の信号電位O
Lよりも低いときに“1”の信号を出力し、差動増幅回
路175は、この基準電位Vrefが読出データ/OL
よりも小さいときに“1”の出力を導出する。したがっ
て、この差動増幅回路170からの出力信号OTがその
プリチャージ電位レベルVcc/2から電源電位Vcc
レベルの論理“1”へ上昇し、一方差動増幅回路175
からの出力信号/OTはそのプリチャージレベルVcc
/2から接地電位レベルの“L”(論理0)へ降下する
【0080】不一致検出回路177は、この出力信号O
Tと出力信号/OTの論理が不一致の場合に論理“1”
の信号を出力する。したがって、この場合では、不一致
検出回路177の出力は論理“1”となり、時刻t8に
おいて、オン状態のトランジスタQ31を介してこの出
力はノードN15へ伝達される。この判定回路17bか
らの出力信号の論理値が“1”である場合には、同時に
選択される4個のメモリセル1a1〜1d1の記憶デー
タはすべて論理が一致していることを示しており、この
半導体記憶装置200が正常に動作していることを示し
ている。
【0081】4個のメモリセル1a1〜1d1が論理“
0”のデータを記憶している場合には、この読出データ
伝達信号線15aおよび15b上に伝達される読出デー
タOLおよび/OLは論理“0”および“1”となる。 この場合、差動増幅回路170からの出力OTが論理“
0となり、一方差動増幅回路175からの出力信号/O
Tが論理“1”となる。この場合においても、不一致検
出回路177の出力は論理“1”となり、同時に選択さ
れた4ビットのメモリセル1a1〜1d1の記憶データ
がすべて同一論理であることを示しており、この場合に
おいても半導体記憶装置200が正常に動作しているこ
とを意味している。次にこの半導体記憶装置が誤動作を
起こした場合についてその動作波形図である図7を参照
して説明する。
【0082】この半導体メモリセルが誤動作している場
合は、同時に選択された4ビットのメモリセル1a1〜
1d1からの読出データが論理“1”と論理“0”を含
んでいる場合である。今、4ビットのメモリセル1a1
、1b1、1c1、1d1に論理“1”を書込み、この
4ビットのメモリセル1a1〜1d1からデータを読出
す場合、メモリセル1a1のみが誤動作をし論理“0”
を出力した場合を考える。この場合、メモリセル1a1
からの論理“0”の読出データにより、ビット線BL1
の信号電位は論理“0”となり、相補ビット線/BL1
上の信号電位は論理“1”となる。これにより、出力ゲ
ート50に含まれるトランジスタQ17がオン状態とな
り、列選択信号Y1〜Y4発生時において、読出データ
伝達信号線15aのプリチャージ電位Vcc−Vthの
放電が行なわれ、その電位が降下する。
【0083】一方、残りのメモリセル1b1、1c1お
よび1d1においては、ビット線BL2、BL3および
BL4上の信号電位が論理“1”となり、読出データ伝
達信号線15bの放電が行なわれ、この上の読出データ
/OLが降下する。
【0084】また、この基準電位伝達信号線17c上の
基準電位Vrefはこの同時に選択されたメモリセル1
a1〜1d1の読出したデータに無関係に、一定の速度
で降下する。この状態における読出データOL、/OL
と基準電位Vrefの関係と判定回路17bからの出力
の関係を図7に拡大して示す。前述のごとく、基準電位
発生回路17aに含まれるトランジスタQ21およびQ
22のトランジスタ幅(チャネル幅またはゲート幅)は
この出力ゲートに含まれるトランジスタQ16〜Q19
のそれよりも小さくされている。したがって、この基準
電位伝達信号線17C上の基準電位Vrefの電位降下
速度は読出データ伝達信号線15aおよび15bの電位
降下速度よりも遅い。
【0085】したがって、時刻t7において内部読出指
示信号φ0が“H”へ立上がり、差動増幅回路170お
よび175の増幅動作が行なわれる場合に、この読出デ
ータ伝達信号線15aおよび15b上の信号OLおよび
/OLの電位は基準電位Vrefよりも小さくなってい
る。したがって、この場合、差動増幅回路170および
175からの出力OTおよび/OTはともに“0”とな
り、同一の論理値となる。したがって、不一致検出回路
177の出力(ノードN16の電位)は論理“0”とな
る。
【0086】時刻t8において、ノードN15の電位が
確定すると、トランジスタQ31を介してノードN16
の信号電位がノードN15へ伝達されるため“0”のデ
ータが出力される。したがって、テストモード時におい
て、論理“0”のデータが出力された場合には、この4
ビットのメモリセル1a1〜1d1のうちのいずれかに
不良が発生したと判定することができる。
【0087】上述の説明においては、メモリセル1a1
のみがその記憶データを反転して論理“0”のデータを
出力する場合について説明したが、この不良メモリセル
の数は2個、3個になった場合においても、この図7に
示す出力OLおよび/OLの電位降下の勾配が変化する
だけであり、同様に論理“0”の不良ビット存在を示す
信号が出力される。
【0088】以上のようにこの発明によれば、同時に選
択された複数のメモリセルからの読出データの論理が一
致(すべて論理“0”または“1”)の場合には、この
出力Doutが論理“1”となり、同時に選択されたメ
モリセルからの読出データが“0”と“1”を混在させ
ている場合にはこの出力Doutを論理“0”とするこ
とができ、このメモリセルアレイにおいて不良ビットが
存在するか否かをこの出力Doutの論理値を識別する
ことにより判定することができる。
【0089】なお、上記実施例においては、テストモー
ド指示信号Tは外部からの入力端子を介して与えられる
構成でもよく、またはWCBR方式のように外部クロッ
ク信号のタイミング条件を特定の組合せに設定して発生
してもよいとして説明したが、これはまたさらに任意の
入出力端子(たとえばテストモード動作時において不用
となるアドレスピン等)に通常使用範囲外の電圧を与え
て発生する構成としてもよく、またこの電圧条件とタイ
ミング条件とを組合わせて記憶装置内部で発生させる構
成であってもよい。
【0090】また上記実施例においては半導体記憶装置
としてダイナミック型のランダム・アクセス・メモリに
ついて説明したが、スタティック型メモリ(SRAM)
のように、メモリセルから相補性の信号が読出される半
導体記憶装置であっても上記実施例と同様の効果を得る
ことができる。このSRAMの場合、ビット線用のセン
スアンプ回路6、ビット線用のプリチャージ回路7は特
に設ける必要はない。
【0091】また、上記実施例において、テストモード
時において同時に選択された複数のメモリセルから読出
されたデータの論理値が一致した場合に出力の論理値を
“0”、その読出データの論理値に“0”と“1”が混
在する場合に出力を論理“1”としても同様の効果を得
ることができる。
【0092】また、この判別回路17bは内部書込読出
指示信号φ0に応答して活性化されているが、これはテ
ストモード指示信号Tと内部読出指示信号φ0との論理
積の信号を与える構成としてもよい。
【0093】次に、通常モード動作時においては1ビッ
トのメモリセルを選択し、テストモード時においては複
数ビットのメモリセルを同時に選択するための構成につ
いて説明する。今、図8に示すように、列デコーダ5は
NOR型のデコーダである場合を考える。この図8にお
いては、単位列デコーダが示されている。この単位列デ
コーダNRへは、アドレスバッファ2からの内部列アド
レスA0,/A0〜An/Anのうちの任意の組合せの
内部列アドレスか与えられる。列デコーダNRはこの与
えられた内部列アドレスがすべて“L”のときにその列
選択信号Yiを“H”に立上げる。
【0094】図9はこのNOR型デコーダ構成を用いた
図1に示すアドレス切換回路4および列デコーダ5の具
体的構成を示す図である。列デコーダ5は、複数のブロ
ックに分割される。図9においては、1つのブロックB
Siのみが代表的に示される。デコーダブロックBSi
は、4つのNOR回路NR1、NR2、NR3およびN
R4を含む。NOR回路NR1〜MR4から列選択信号
Y1〜Y4がそれぞれ発生される。このブロックBSi
に含まれるNOR回路NR1〜NR4に対しては、上位
列アドレスA2〜Anの同一の組合せが同様に与えられ
るが、図面を簡略化するためにこの上位列アドレスビッ
トは省略している。この上位列アドレスビットA2〜A
nがブロック選択信号として利用される。
【0095】アドレス切換回路4は、2つのNOR回路
401および402を含む。NOR回路401はその一
方入力に列アドレスビットA1を受け、その他方入力に
テストモード指示信号Tを受ける。第2のNOR回路4
02はその一方入力に列アドレスビットA0を受け、そ
の他方入力にテストモード指示信号Tを受ける。
【0096】再び列デコーダ5の構成にもどって、NO
R回路NR1は、NOR回路401の出力とNOR回路
402の出力とを受ける。NOR回路NR2は列アドレ
スビットA0とNOR回路401の出力とを受ける。N
OR回路NR3は列アドレスビットA1とNOR回路4
02の出力とを受ける。NOR回路NR4は列アドレス
ビットA0およびA1を受ける。次に動作について簡単
に説明する。
【0097】通常動作モード時においては、テストモー
ド指示信号Tは“L”に設定される。NOR回路401
および402は、したがって、インバータとして機能す
る。デコーダブロックBSiが選択された場合において
、列アドレスビットA0およびA1がともに“L”の場
合を考える。NOR回路401および402の出力は“
H”となる。したがって、このNOR回路401および
/または402の出力を受けるNOR回路NR1〜NR
3からの列選択信号Y1〜Y3は“L”となる。一方、
NOR回路NR4はその両入力がともに“L”となるた
め、列選択信号Y4は“H”に立上がる。
【0098】列アドレスビットA0が“L”、列アドレ
スビットA1が“H”の場合:この場合、NOR回路4
01の出力が“L”、NOR回路402の出力が“H”
となる。このときには、列アドレスビットA0とNOR
回路401の出力とを受けるNOR回路NR2からの列
選択信号Y2のみが“H”となり、残りの列選択信号Y
1、Y3およびY4は“L”となる。
【0099】列アドレスビットA0が“H”、列アドレ
スビットA1が“L”の場合:この場合、NOR回路4
01の出力が“H”、NOR回路402の出力が“L”
となる。列アドレスビットA1とNOR回路402の出
力とを受けるNOR回路NR3からの列選択信号Y3の
みが“H”に立上がり、残りの列選択信号Y1、Y2お
よびY4は“L”となる。
【0100】列アドレスビットA0およびA1がともに
“H”の場合:NOR回路401および402の出力が
ともに“L”となる。このNOR回路401および40
2の両出力を受けるNOR回路NR1からの列選択信号
Y1のみが“H”に立上がり、残りの列選択信号Y2〜
Y4はすべて“L”となる。
【0101】この上述の構成により、アドレス切換回路
4は、列アドレスビットA0およびA1を反転させて出
力するため、列アドレスビットA2〜Anにより選択さ
れたブロックBSiのうちこの下位2ビットの列アドレ
スA0およびA1が指定する列が選択され、1ビットの
メモリセル選択が実現される。
【0102】テストモード動作時においては、テストモ
ード指示信号Tが“H”となる。NOR回路401およ
び402の出力はともに“L”となる。このとき、下位
2ビットの列アドレスA0およびA1がともに“L”に
あれば、このデコーダブロックBSiに含まれる4つの
NOR回路NR1〜NR4はすべてその両入力に“L”
の信号を受ける。これにより、列選択信号Y1〜Y4は
すべて“H”に立上がる。これにより4ビットのメモリ
セルの同時選択が可能になる。
【0103】すなわち、テストモード動作時において、
下位2ビットの列アドレスA0およびA1を“L”に設
定し、残りの上位列アドレスビットA2〜Anを順次変
化させることにより、4ビット単位でのテストを行なう
ことができる。
【0104】図10はアドレス切換回路4の他の構成を
示す図である。図10において、アドレス切換回路4は
、列アドレスビットA1とテストモード指示信号Tを受
けるNOR回路401と、列アドレスビットA0を受け
るインバータ回路404を含む。列デコーダ5は図9に
示すものと同様の構成を有している。次に動作について
簡単に説明する。
【0105】通常モード動作時においてはテストモード
指示信号Tは“L”にあり、NOR回路401はインバ
ータ回路として動作する。したがってこの場合は図9に
示す構成と同様に、この2ビットの列アドレスA1およ
びA0の組合せにより、NOR回路NR1〜NR4のい
ずれかが選択される。
【0106】テストモード動作時においては、テストモ
ード指示信号Tが“H”となり、NOR回路401の出
力は“L”となる。列アドレスビットA1およびA0が
ともに“L”の場合、NOR回路NR2およびNR4が
選択される。すなわち、列選択信号Y2およびY4が“
H”に立上がる。残りの2つの列選択信号Y1およびY
3はともに“L”になる。列アドレスビットA0が“H
”、列アドレスビットA1が“L”の場合、NOR回路
NR1およびNR3が選択され、列選択信号Y1および
Y3が“H”となる。
【0107】したがって、この場合列アドレスビットA
1〜Anをブロック選択信号としてみなせば、列デコー
ダ5は1つのブロックが2つのNOR回路からなる複数
のブロックに分割され、このブロックにおける列選択が
最下位列アドレスビットA0により行なわれる。したが
って、この場合2ビット単位でメモリセルのテストを行
なうことができる。
【0108】この図9および図10に示す構成は単なる
一例であり、この構成は容易に複数ビットのメモリセル
を同時に選択するアドレス切換回路および列デコーダ回
路の構成へ拡張することができる。また、この列デコー
ダの構成はNOR型のデコーダ回路の構成でなく、NA
ND型の単位デコーダ回路を用いても上記実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0109】図11は、このアドレス切換回路4および
列デコーダ5の他の構成例を概略的に示す図である。図
11において、この列選択信号発生系は、アドレスバッ
ファ2からのブロック選択信号(たとえば内部列アドレ
スのうちの所定の上位内部列アドレスビット)をデコー
ドし、メモリセルアレイ内の対応のブロックを選択する
信号を発生するブロック選択回路452と、アドレスバ
ッファ2からのブロック列アドレス(残りの下位列アド
レスビット)を受け、このブロック内の列を選択する信
号を発生するブロック列選択回路454と、このブロッ
ク選択回路452からのブロック選択信号とブロック列
選択回路454からのブロック列選択信号とに応答して
メモリセルアレイ内の列を選択する列選択信号Yiを発
生する列選択回路456を含む。
【0110】ブロック列選択回路454は、テストモー
ド指示信号Tが活性状態の“H”の場合には、このブロ
ック内のすべての列を選択状態とする信号を発生する。 通常モード動作時においては、ブロック列選択回路45
4はこのアドレスバッファ2からの内部列アドレスビッ
トをデコードし、ブロック列を指定する信号を発生する
。ブロック選択回路452は、通常モード動作時および
テストモード動作時いずれにおいてもアドレスバッファ
2からのブロック指定アドレスをデコードし、対応のブ
ロックを選択する信号を発生する。列選択回路456は
このブロック選択回路452からのブロック選択信号と
ブロック列選択回路454からのブロック列選択信号と
のたとえば論理積をとり、対応の列を選択状態とする列
選択信号Yiを発生する。
【0111】この図11に示すような構成によっても、
一度に1つのブロックに含まれる複数のメモリセルを同
時に選択状態とすることができ、複数ビット単位でメモ
リセルのテストを行なうことができる。このブロック選
択回路452、ブロック列選択回路454および列選択
回路456からなる列選択回路の階層構造は、たとえば
大容量のDRAMなどにおいて用いられている列アドレ
スプリデコード方式を採用することができる。
【0112】図12は、この発明の他の実施例である列
アドレス選択信号発生系の構成を示す図である。図12
においては列デコーダ5の出力にアドレス切換回路40
0が設けられる。アドレス切換回路400から列選択信
号Y0〜Ynが出力される。列デコーダ5は、それぞれ
が予め定められた組合せの内部列アドレスA0,/A0
、An,/Anを受けるm個のNOR回路NR1〜NR
mを含む。この列デコーダ5の構成は図8ないし10に
示すものと同様である。
【0113】アドレス切換回路400は、列デコーダ5
のNOR回路NR1〜NRmそれぞれに対応して設けら
れるOR回路OR1〜ORmを含む。OR回路OR1〜
ORmのそれぞれは対応のNOR回路NR1〜NRmの
出力とテストモード指示信号Tとを受ける。このOR回
路OR1〜ORmから列選択信号Y1〜Ymが出力され
る。この図12に示す構成においては、テストモード動
作時においては、アドレス切換回路400からの列選択
信号Y1〜Ymはすべて“H”となる。通常モード動作
時においては、列デコーダ5により選択された1つの列
選択信号Yi(i=1〜m)のみが“H”に立上がる。 この構成によれば、1行に接続されるメモリセルをすべ
て同時にテストすることができる。
【0114】図13は、出力ゲート回路50の他の構成
を示す図である。図13において、出力ゲート回路50
は、4つのnチャネルMOSトランジスタQ50、Q5
1、Q52およびQ53を含む。トランジスタQ50は
そのゲートがビット線BLに接続され、その一方導通端
子が読出データ伝達信号線15aに接続される。トラン
ジスタQ51はそのゲートが相補ビット線/BLに接続
され、その一方導通端子が読出データ伝達信号線15b
に接続される。
【0115】トランジスタQ52はそのゲートに列選択
信号Yiを受け、オン状態となり、トランジスタQ50
の他方導通端子をたとえば接地電位である電位Vssに
接続する。トランジスタQ53は、同様に列選択信号Y
iに応答してオン状態となり、トランジスタQ51の他
方導通端子を電位Vssに接続する。この図13に示す
ような出力ゲート回路50を用いても、図3に示す出力
ゲート回路50と同様に、ビット線対BLおよび/BL
上の信号電位を増幅して読出データ伝達信号線15aお
よび15b上へ伝達することができる。この動作は図3
に示す出力ゲート回路50と同様である。
【0116】図14はこの出力ゲート回路のさらに他の
構成を示す図である。図14において、出力ゲート回路
50は、3個のnチャネルMOSトランジスタQ55、
Q56およびQ57を含む。トランジスタQ55はその
ゲートがビット線BLに接続され、その一方導通端子が
読出データ伝達信号線15bに接続される。トランジス
タQ56はそのゲートが相補ビット線/BLに接続され
、その一方導通端子が読出データ伝達信号線15aに接
続される。トランジスタQ57は列選択信号Yiに応答
してオン状態となり、トランジスタQ55およびQ56
の他方導通端子を接地電位Vssに接続する。この構成
においても、図3および図13に示す出力ゲート回路の
構成と同様の効果を得ることができる。
【0117】図15は、図2および図4に示す基準電位
発生回路17aの他の構成例を示す図である。図15に
おいて、基準電位発生回路17aは、そのゲートおよび
一方導通端子に動作電源電位Vccを受けるnチャネル
MOSトランジスタQ60と、トランジスタQ60の他
方導通端子と接地電位Vssとの間に直列に接続される
抵抗素子Z1およびZ2とを含む。この抵抗素子Z1と
抵抗素子Z2の接続ノードNZから基準電位Vrefが
発生される。この図15に示す構成においては、トラン
ジスタQ60はそのゲートと一方導通端子とが動作電源
電位Vccに結合されているため、このトランジスタQ
60の他方導通端子にはVcc−Vthの電位が伝達さ
れる。ここでVthはトランジスタQ60のしきい値電
圧である。抵抗素子Z1および抵抗素子Z2は同一の抵
抗値Rを有している。したがって、基準電位Vrefは
(Vcc−Vth)/2の一定電位となる。この図15
に示す基準電位発生回路17aを用いた際の読出データ
OL,/OLと基準電位Vrefとの関係を図16に示
す。
【0118】図16において、内部読出データOL,/
OLはその論理値に応じて直線■または直線■に従って
その電位が降下する。ここで、直線■は読出データ伝達
信号線15aまたは15bにおける最遅ケースでの電位
降下速度を示し、直線■はこの最速の場合の電位降下を
示す。したがって、この直線■の基準電位Vrefとの
交点の時刻T以後のある時点において読出回路16また
は判定回路17bを駆動すれば、確実に内部読出データ
の増幅および同時に選択された複数のメモリセルにおけ
る不良ビットの存在の有無を判定することができる。
【0119】図17は、図2および図3に示す入力ゲー
ト回路80の他の構成例を示す図である。図17におい
て、入力ゲート回路80は、列選択信号Yiと内部書込
指示信号Wとを受けるAND回路850と、このAND
回路850の出力に応答してオン状態となり、書込デー
タ伝達信号線20aおよび20bをそれぞれビット線B
Lおよび/BLへ接続するnチャネルMOSトランジス
タQ12およびQ13を含む。このAND回路850は
その両入力がともに“H”のときのみ“H”の信号を出
力する。したがって、データ読出時においては、内部書
込指示信号Wは“L”となるため、AND回路850を
不能動状態とすることができ、誤ったデータの書込を防
止することができる。
【0120】なお、データ出力系において、データ書込
時においてこのデータ出力系(読出回路16およびテス
ト回路17、ならびに選択回路18)が動作するか否か
は任意である。データ書込時においてこの出力データの
装置外部への出力を防止するためには、図1に示すノー
ドNQと選択回路18との出力との間にデータ書込に応
答してノードNQをハイインピーダンス状態に設定する
バッファ回路を設ければよい。また、このときにテスト
回路17および読出回路16をこの内部書込指示信号に
応答して不能動状態とする構成を用いてもよい。
【0121】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、書込デ
ータ伝達線と読出データ伝達線とを別々に設け、テスト
モード時においては複数のメモリセルの記憶データを同
時に読出データ伝達線へ伝達し、この読出データ伝達線
上の信号電位と基準電位との関係により不良メモリセル
の有無の判定を行なうように構成したので、チップ面積
および消費電力の増大を伴なうことなく任意の数のメモ
リセルを同時にテストすることのできる半導体記憶装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である半導体記憶装置の全
体の構成を示す図である。
【図2】図1に示す半導体記憶装置の要部の構成を示す
図である。
【図3】図2に示す1対のビット線に関連する回路の構
成を具体的に示す図である。
【図4】図2に示す第2のプリチャージ・イコライズ回
路、テスト回路、読出回路および選択回路の構成を具体
的に示す図である。
【図5】図1ないし図4に示す半導体記憶装置の通常モ
ード動作時におけるデータ読出動作を示す信号波形図で
ある。
【図6】図1ないし図4に示す半導体記憶装置のテスト
モード動作時における不良ビット判定時において不良ビ
ットが存在しない場合の動作を示す信号波形図である。
【図7】テストモード動作時において不良ビットが存在
した場合の判定動作を示す信号波形図である。
【図8】列デコーダに含まれる単位列デコーダ回路の構
成を示す図である。
【図9】図1に示すアドレス切換回路および列デコーダ
の具体的構成の一例を示す図である。
【図10】図1に示すアドレス切換回路および列デコー
ダの他の構成例を示す図である。
【図11】この発明による半導体記憶装置における列選
択信号発生系の他の構成例を示す図である。
【図12】この発明による半導体記憶装置における列選
択信号発生回路の他の構成例を示す図である。
【図13】図2に示す出力ゲート回路の他の構成例を示
す図である。
【図14】図2に示す出力ゲート回路のさらに他の構成
例を示す図である。
【図15】図2および図4に示す基準電位発生回路の他
の構成例を示す図である。
【図16】図15に示す基準電位発生回路を用いた場合
の読出データ伝達信号線の信号電位と基準電位との関係
を示す図である。
【図17】図2に示す入力ゲート回路の他の構成例を示
す図である。
【図18】従来の半導体記憶装置の全体の構成を概略的
に示す図である。
【図19】従来の半導体記憶装置において用いられるテ
スト回路の構成例を示す図である。
【図20】従来の半導体記憶装置において用いられるテ
スト回路の他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1:メモリセルアレイ 2:アドレスバッファ 3:行デコーダ 4:アドレス切換回路 5:列デコーダ 6:ビット線用センスアンプ回路 7:ビット線用プリチャージ回路 8:入力ブロック 9:書込回路 10:出力ブロック 15:読出データ伝達線 16:読出回路 17:テスト回路 17a:基準電位発生回路 17b:判定回路 18:選択回路 170,175:差動増幅回路 177:不一致検出回路 400:アドレス切換回路 452:ブロック選択回路 454:ブロック列選択回路 456:列選択回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  通常動作モードとテスト動作モードと
    で動作可能な半導体記憶装置であって、行および列から
    なるマトリクス状に配列された複数のメモリセルからな
    るメモリセルアレイ、前記メモリセルアレイ内の選択さ
    れたメモリセルへの書込データを伝達するための書込デ
    ータ伝達線、前記書込データ伝達線と別に設けられ、前
    記メモリセルアレイ内の選択されたメモリセルからの読
    出データを伝達するための読出データ伝達線、前記通常
    動作モード時には、外部アドレスに応答して前記メモリ
    セルアレイから1個のメモリセルを選択し、該選択され
    た1個のメモリセルの記憶データを前記読出データ伝達
    線に伝達する第1の読出手段、前記読出データ伝達線上
    の信号を増幅する増幅手段、前記テストモード時には、
    アドレスに応答して複数のメモリセルを前記メモリセル
    アレイから選択し、該選択された複数のメモリセルの記
    憶データを同時に前記読出データ伝達線上へ伝達する第
    2の読出手段、基準電位を発生するための基準電位発生
    手段、前記基準電位と前記読出データ伝達線上の信号電
    位とに応答して該複数のメモリセルに不良ビットが存在
    するか否かを判定する判定手段、および前記増幅手段の
    出力と前記判定手段の出力の一方を選択的に通過させて
    出力する選択手段を備え、前記選択手段は前記通常動作
    モード時には前記増幅手段の出力を選択し、かつ前記テ
    スト動作モード時には前記比較手段の出力を選択する、
    半導体記憶装置。
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