JPH04214360A - インクジェット記録装置,該装置用インクタンクカートリッジ、および該カートリッジの製造方法 - Google Patents

インクジェット記録装置,該装置用インクタンクカートリッジ、および該カートリッジの製造方法

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JPH04214360A
JPH04214360A JP2409958A JP40995890A JPH04214360A JP H04214360 A JPH04214360 A JP H04214360A JP 2409958 A JP2409958 A JP 2409958A JP 40995890 A JP40995890 A JP 40995890A JP H04214360 A JPH04214360 A JP H04214360A
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ink
flow path
ink tank
recording
tank cartridge
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Toshihiko Ujita
敏彦 氏田
Haruyuki Matsumoto
治行 松本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置,該装置用インクタンクカートリッジ、および該カー
トリッジの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙、OHP用シートなどの記録媒
体(以下記録用紙または単に紙ともいう)に対して記録
を行う記録装置は、種々の記録方式による記録ヘッドを
搭載した形態で提案されている。この記録ヘッドには、
ワイヤードット方式,感熱方式,熱転写方式,インクジ
ェット方式によるものなどがある。
【0003】特にインクジェット方式は、記録用紙に直
接インクを吐出するものであるので、ランニングコスト
が安く、静かな記録方法として注目されている。
【0004】かかるインクジェット方式による記録装置
としては、記録によるインク消費に伴うインク補給を容
易にするために、インク供給源をなすインクタンクを装
置本体に着脱自在なカートリッジとし、これを操作者の
手で取換えて使用できるようにしたものがある。
【0005】かかる形態のインクタンクは、例えばイン
クに対する光の照射等によるインク変質の防止,環境に
対するインクおよび空気のシール,インク供給系内圧の
バランス等を考慮して、アルミラミネート等でなる袋に
インクを収容し、さらにカートリッジとしての取扱いの
容易化を考慮してかかるインク袋を箱形状の筐体に収納
した形態を採る場合がある。そして、インク袋にはゴム
等でなる栓が取付けられ、その栓にインクジェット記録
装置本体のインク供給系に設けられた中空針部材を貫通
させることによりインク供給が行われるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、インクタンク内にインクの逆流が生じ、イン
クジェット記録装置の使用に好ましくない事態が生じる
ことがあった。
【0007】詳しくは本発明の実施例との対比において
詳細に説明するが、例えば記録ヘッドがメインテナンス
のために取外されたような場合、インク供給系の記録ヘ
ッドとの接続部が大気開放されるので、インクがインク
タンク側に逆流するとともに空気がインク供給系内に大
量に取込まれてしまうことがある。
【0008】また、同じく後述するが、記録ヘッドの吐
出回復処理を行うに際して、吐出口内方に空気を積極的
に押込み、後に吐出口から吸引を行うことによって押込
まれた空気とともにヘッドの共通液室付近に滞留してい
る気泡や塵埃,増粘インク等の吐出不良発生要因を一気
に排出させる場合がある。このような場合に、インクタ
ンク側に容易にインクの逆流が生じるような構成である
と、空気が必要以上にインク供給系内に取込まれるおそ
れがある。
【0009】それらのようなインク供給系内への空気の
取込み(以下「インク落ち」という)が生じると、例え
ば吸引力の作用による吐出回復処理を余裕をもって過大
なものとせざるを得ず、従って吸引されるインク量も大
量なものとなり、多量のインク消費が生じることになる
【0010】本発明は、インクタンク側へのインクの逆
流を適切に阻止してインク落ちが生じないようになし、
以てインク浪費が生じないようにすることを目的とする
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
記録媒体に対しインクを吐出することにより記録を行う
記録ヘッドに対して前記インクの供給源をなし、記録装
置本体に対して着脱可能なインクタンクカートリッジに
おいて、前記記録装置本体側の連通手段を受容する部位
に設けられ、前記インクの収納部内への逆流を阻止する
手段を具えたことを特徴とする。
【0012】本発明の好適な一実施例では、前記逆流阻
止手段は、弁体と、該弁体が移動可能な流路部分と、該
流路部分より前記収納部側に位置し前記弁体によって閉
塞可能な第2流路部分とを有するものとすることができ
る。
【0013】ここで、前記流路部分の開口部を覆い、前
記連通手段の侵入を受容する栓を設けることができる。
【0014】そして、当該インクタンクカートリッジの
製造方法としては、前記収納部にインクを充填する工程
と、前記流路部分に前記弁体を装着する工程と、前記栓
を装着する工程と、前記栓を介して吸引を行い、前記収
納部から空気を排出する工程を含む。
【0015】また、本発明は、前記弁体が存在する領域
より前記開口側の前記流路部分に、前記弁体の前記開口
側への移動を阻止するとともに前記インクの通過は許容
する突出部分を設ける。
【0016】ここで、前記突出部分より前記開口側の前
記流路部分に、前記突出部分と同様の第2突出部分が設
けられ、前記突出部分を前記第2突出部分との間の空間
は前記弁体を収容可能な大きさを有するものとすること
ができる。
【0017】かかる形態のインクタンクカートリッジの
製造方法としては、前記空間に前記弁体を押込んで当該
空間内に前記弁体を仮取付けする工程と、前記栓を装着
する工程と、前記栓を介して前記収納部にインクを充填
するとともに前記収納部から空気を排出する工程と、前
記栓を介して前記弁体を前記突出部分より前記収納部側
の空間に押込む工程とを含む。
【0018】また、上記実施例の変形としては、前記第
2流路部分とは反対側に、前記流路部分と連続して、前
記弁体によって閉塞可能な第3流路部分が形成された漏
洩防止手段を設けることもできる。
【0019】さらに、本発明インクジェット記録装置は
、以上のようなインクタンクカートリッジと、該インク
タンクカートリッジを着脱自在に保持する保持手段と、
前記インクタンクカートリッジから供給系を介して供給
されたインクを用いて記録を行う記録ヘッドと、該記録
ヘッドを着脱自在に保持するヘッド保持手段と、前記記
録ヘッドのインク吐出状態を良好にするための処理を行
う回復処理手段とを具える。
【0020】ここで、前記回復処理手段は、前記処理に
先立って前記記録ヘッドのインク吐出口内方に空気を導
入可能とすることもできる。
【0021】
【作用】本発明によれば、インク収納部へのインク逆流
を阻止するようにしたので、記録ヘッド取外し時や、吐
出口内方への空気押込みを先行して行う吐出回復処理時
に、インク供給系への空気の取込みが抑制され、インク
供給系ないし記録ヘッドにインクをリフィルするための
吐出回復処理において消費されるインク量を低減できる
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0023】(第1実施例) 図1は、本発明の一実施例に係るインクジェット記録装
置の斜視図であり、装置カバーをはずした状態を示して
いる。また、図2は記録ヘッドおよびキャップ部材の構
成説明図である。
【0024】図1において、1はチップ形態の記録ヘッ
ド、2は記録ヘッド1を搭載し記録ヘッド1による走査
のための移動を可能にするキャリッジである。キャリッ
ジ2上には、記録ヘッド1を着脱自在に搭載するための
支持部材、および記録ヘッド1の一部をなしヘッド駆動
回路等がプリントされた基板を保護するためのカバー部
材(図中、一点鎖線)が設けられている。
【0025】記録ヘッド1は、図2に示すように、その
前端部に64個の吐出口101を配設し(図2では簡略
のために3個としてある)、これら吐出口101の各々
には吐出口101に連通するインク液路103が設けら
れる。さらに、インク液路103が配設される部位の後
方には、これら液路103にインクを供給するための共
通液室105が設けられる。64個の吐出口101の各
々に対応するインク液路には、これら吐出口からインク
滴を吐出するために利用されるエネルギとして、インク
に膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換
素子107やこれに電力を供給するための電極配線が設
けられている。また、共通液室105には供給チューブ
109を介してインクが導入される。
【0026】これら電気熱変換素子107や電極配線は
、シリコン等からなる基板111上に成膜技術によって
形成され、さらに、この基板上に樹脂,ガラス材よりな
る隔壁形成部材113,天板115等を積層することに
よって、上記吐出口101,インク液路103,共通液
室105が構成される。記録ヘッド1における上記構成
のさらに後方には、上記電気熱変換素子を記録信号に基
づいて駆動するための駆動回路が、プリント基板形態で
設けられている。
【0027】キャリッジ2において、以上説明した記録
ヘッド1の後方には、コネクタ9を介してコネクタ基板
12が配設される。コネクタ基板12には、記録ヘッド
1との接続のためのコネクタ9および装置本体制御回路
からのフレキシブルケーブル接続のためのコネクタが配
設されている。また、コネクタ基板12には、コンデン
サ,抵抗等が取付けられ、これらにより、フレキシブル
ケーブルを介して供給される電源電圧の降下や信号に対
するノイズ混入が補償される。さらに、コネクタ基板1
2は、後述されるようにスライド部材上に支持され、上
記カバー部材の開閉動作に伴なってスライドし記録ヘッ
ド1の端子に対してコネクタ9が接続するよう構成され
ている。
【0028】キャリッジ2は、その係合部2aを介して
ガイド軸3と摺動および回動が可能に係合し、ガイド軸
3は、記録紙等の記録媒体が搬送される方向と直交する
よう、記録紙の幅より長い領域にわたって設けられる。 また、キャリッジ2はガイド軸3と平行に張設された不
図示のベルトの一部と接続し、このベルトが不図示のキ
ャリッジモータによって駆動されることにより、キャリ
ッジ2のガイド軸3に沿った移動、すなわち、記録ヘッ
ド1の走査移動が可能となる。また、キャリッジ2およ
び記録ヘッド1はガイド軸3の廻りに回動する力をこれ
らの自重によって得、この力を付勢力として、キャリッ
ジ2に設けられ紙押え板上を摺動するための摺動部材を
介して後述される紙押え板8を付勢する。これにより記
録ヘッド1は用いる記録紙の紙厚に応じて記録紙と所定
の間隔をとることが可能となる。
【0029】不図示の給紙カセットまたは手指しによっ
て給紙される記録紙6は、ペーパー上ガイド7aおよび
ペーパー下ガイド7bによって構成される給紙口を介し
て装置本体に給紙される。ペーパー上ガイド7aには、
これの延長上に曲率を有した紙押え板8が連続する。紙
押え板8は、記録紙を紙送りローラ5に対して押圧する
ように配設され、この押圧において記録紙との間に生ず
る摩擦力が、紙送りローラ5と記録紙との間に生ずるそ
れよりも小さなものとなるような材料によって形成され
ている。また、ペーパー下ガイド7bは紙押え板8と平
行に紙送りローラ5が配設される部位まで延在する。
【0030】これにより、給紙口から給紙された記録紙
6は紙送りローラの回転に伴なって、装置上方に向かい
1ライン分づつ搬送される。このとき、記録紙6は紙押
え板8とプラテン7とによって記録ヘッド1との間隔を
所定の大きさに規制されながら板状のプラテン7上を摺
動する。
【0031】記録ヘッド1は、その走査移動に伴なって
対向する記録紙6の記録領域にインク滴を吐出すること
によって1ライン分の記録を行ない、この記録と上記1
ライン分の記録紙搬送とにより順次1ライン毎の記録が
行なわれ、文字,画像等が形成される。記録のなされた
記録紙6は、その搬送に伴なって記録紙搬送経路の上方
に設けられた排紙ローラ4と拍車40A,40Bとによ
って不図示の排紙トレイ上へ排紙される。一対の拍車4
0A,40Bは、排紙ローラ4に対応して5対設けられ
、それぞれの拍車対においてはこれら拍車間に拍車クリ
ーナが間挿される。なお、これら拍車および拍車クリー
ナを支持する部材は第1図において省略されている。 また、拍車40Aは排紙ローラ4に記録紙を介して押圧
力を作用し、拍車40Bはプラテン7との間で記録紙の
搬送経路を規制するように構成されている。排紙ローラ
4は、紙送りローラ5より大きな周速となるよう回転駆
動され、これにより、記録領域を構成する部分の記録紙
6は上方に引張られる状態となり、記録紙6がプラテン
7から浮き上がる等の記録領域の不良を回避することが
できる。
【0032】記録ヘッド1の走査領域に連続する領域の
ホームポジション近傍には、吐出回復処理のための一連
の構成が設けられる。すなわち、吐出口が配設される吐
出口面のインク滴(ミスト),塵埃等をそのワイピング
動作によって除去するためのブレード26,同様に吐出
口面のインク滴等を主に吸収することによって除去する
ための吸収部材25,および吐出口面の密閉,空吐出,
インク吸引のためのキャッピングを行うキャップ13が
設けられる。これら各部材は、一体に移動支持部材14
に支持されながら記録ヘッド1の移動領域に対して図2
に示すように進退移動できるように構成されており、そ
れぞれ適切なタイミングで各動作を行う。また、キャッ
プ13におけるインク吸引は、チューブ131を介して
キャップ13と連通するポンプ24によって行なわれる
。キャップ13によるキャッピングの際には、キャップ
13の保持部材の側面に取付けられたキャップアーム1
7に形成された穴とキャリッジ2に設けられた突起部と
が係合することにより記録ヘッド1が後方へ回動するの
を阻止し、キャップ13の吐出口面に対するキャッピン
グを確実なものとする。また、キャップ13はゴム等の
弾性部材で形成されており、その弾性を利用して、記録
ヘッド1との接合による吐出口内方への空気押込みを効
果的に行うことができる。
【0033】紙送りローラ5および排紙ローラ4のそれ
ぞれの回転,吐出回復機構における動作,すなわち、キ
ャップ13,ブレード26および吸収部材25一体の進
退移動,ポンプ24による吸引動作は、フィードモータ
21の回転駆動力を利用して行なわれる。すなわち、装
置本体フレームの一部に取付けられたフィードモータ2
1の回転駆動力は、まず伝達切換ギア列19に伝達され
る。このギア列19では、キャリッジ2の動作、すなわ
ち、記録ヘッド1による走査移動、ホームポジションや
吐出回復装置への移動およびこれら位置における停止等
の諸動作に連動した選択ギア(不図示)の移動によって
各ギアの選択切換が行なわれる。これにより、ギア列1
9における各ギアの回転は、紙送りロ−ラ5および排紙
ローラ4へフィード中間ギア20を介して伝達され、ま
た、一体のキャップ13等へ最終的にカム16を介して
伝達され、さらに、ポンプ24へポンプギア22および
ポンプカム23を介して伝達される。
【0034】記録ヘッド1へのインク供給は、記録装置
本体に装着されるインクカートリッジ27から、その栓
を貫通してインク袋内に侵入する中空針314、および
キャリッジ2の動作に追随可能な可撓性のチューブを介
して行なわれる。また、キャリッジ2の移動位置は、キ
ャリッジ2に設けられたホームポジションセンサ11と
、キャリッジ2による移動領域の端部近傍に設けられた
ホームポジション検出用フラグとの係合位置を基準とし
て、キャリッジモータのステップ数を計数することによ
って検知される。
【0035】図3はインクカートリッジ27と本体側と
の相互結合を行う各部を示した説明図である。ここで、
271はカートリッジ筐体、340はその筐体内部に収
容され、供給用インクを収納しているインク袋であり、
例えばゴム製の栓342が設けられている。この栓34
2に針314が挿通され、さらに内方に侵入することに
よりインク連通がなされる。344は上述の吐出回復機
構による処理によって生じた廃インクを廃インクパイプ
318を介して受容するインク吸収体であり、さらにイ
ンク袋下部に設けたインク吸収体に連続している。
【0036】346はインクカートリッジ27上面に設
けた配線パターンであり、この配線パターン346を介
した接点306A−306B間の導通/非導通に応じて
本体制御部はインクカートリッジの装着の有無を検知す
ることができる。また、このパターンを収容しているイ
ンクの色や濃度等に応じて定めた抵抗値を有する抵抗パ
ターンとすることにより、本体制御部はその情報を読取
ることもできる。
【0037】320はインクカートリッジ27の留め具
としてのクリックであり、装置本体のカートリッジ受容
部の両側に各1個設けられる。このクリック320は、
カートリッジ27の挿入時または取外し時にその側面と
の係合に伴って弾性でたわむことによりカートリッジ2
7の挿入または取外し動作を受容し、カートリッジ27
の凹部332に位置したときに元の形状に復帰すること
によりカートリッジ27をその位置に保持するものであ
る。
【0038】図4は本例に係るインクカートリッジ27
のインク連通部の構成例を示す。ここで、351はイン
ク袋340に設けた流路352の形成部材であり、流路
352は断面円形の流路部分353と、これより直径の
小さい流路部分355と、これらを連続させる流路部分
357とから成っている。361は弁体として機能する
例えばポリ弗化エチレン系樹脂でなるボールであり、そ
の直径は流路部分353の直径より小さく、流路部分3
55の直径よりは大となっている。ゴム等で形成された
栓342は、流路形成部材351の突出部分であってそ
こから流路部分353が形成されている突起351Aに
被せられ、さらに押え部材344によってインク袋34
0に保持されている。なお、栓342の内側底面と突起
351Aの上面との距離tはボール361の直径以下で
ある。
【0039】かかる構成において、通常記録および吐出
回復処理に際してのインク供給時には、図5(a)に示
すように、インク袋内部からのインク供給により生じる
力、例えばインクの流れによってボール361は一点鎖
線で示す位置から供給方向に移動する。そして図中実線
で示すように針314の先端に突当たるが、その先端部
はテーパ314Aを有しているので、インクの流れは阻
害されず、矢印で示すようにインク供給系へと導出され
てゆく。
【0040】一方、記録ヘッド1を取外した場合やキャ
ップ13による空気押込みを行う場合には、一時的にイ
ンク袋内へのインク逆流が生じるが、図5(b)に示す
ように、その逆流により生じる力によってボール361
は一点鎖線で示す位置から逆流方向に移動する。すると
ボール361は図中実線で示すように流路部分355を
閉塞する部位に至り、インクから受ける力によってこの
部位に保持されるので、インク袋340内へのインク逆
流が阻止される。
【0041】なお、針314の先端位置は、針314の
進入によってボール361を押込み、流路を閉塞するこ
とのない位置とするべきであり、このためには上記クリ
ック位置において図5のような位置関係となるように針
の寸法,取付位置等を定めればよい。
【0042】以上のような本例の効果を吐出回復時の処
理について例示する。
【0043】図6および図7は、それぞれ、吐出回復に
際しての空気押込み時および吸引時におけるインク供給
系の動作説明を行うための模式図である。これら図にお
いて、281はカートリッジ27の底面に設けられるイ
ンク吸収体である。121はインク供給系に混入する気
泡のトラップ、およびキャリッジ走行等に伴う供給系内
の圧力変動の記録ヘッドへの伝播防止を行うためのサブ
タンクである。123はインクカートリッジ27とサブ
タンク121とを連通するチューブ、125はサブタン
ク121から共通液室105に導入されるインクから塵
埃や微細気泡等を除去するためのフィルタである。12
7はサブタンク121とポンプ24とを連通するチュー
ブであり、サブタンク液面の調整を行うときにこれを介
して吸引がなされる。また、その途中には弁129が設
けられ、適宜開閉される。
【0044】回復処理に際しては、図6に示すように、
弁129を閉とし、弾性部材であるキャップ13と記録
ヘッド1との(1回もしくは複数回の)当接あるいは加
圧ポンプを使用しての加圧によって吐出口内方に空気が
押込まれる。この空気は共通液室105にまで取込まれ
るが、インクカートリッジ27においてボール361が
流路352を閉塞するためのインクがンク袋340内に
逆流することはなく、従って圧力のバランスによりイン
ク落ちが生じることはない。
【0045】次に、図7に示すように、弁129を閉と
してポンプ24を作動させ、吸引処理を行う。このとき
、ボール361は流路を開放するので、インクは供給系
に流出し、キャップ13ないしポンプ24には押込んで
いた空気およびインクが吸引され、インクがリフレッシ
ュされてゆく。また、このときサブタンク121からの
吸引処理も行われる。本例では、図6のようにインク落
ちが生じていないため、気泡がインク内に混入するおそ
れが防止され吸引処理において消費されるインク量は少
なくてすむことになる。
【0046】以上のような本例に対して、図8および図
9に示すように、インク袋340′内への逆流を防止す
る弁体を設けないカートリッジ27にあっては、記録ヘ
ッド1の取外し、または吐出回復に際しての空気押込み
によって、インクタンク側とインク供給路側との圧力の
バランスがくずれ、容易にインク落ちが生じ、従って続
く吸引処理に際して消費されるインク量も多大なものと
なる。
【0047】なお、以上のようなインク落ちを防止する
ための構成は、インク供給系の途中に設けることも考え
られるが、弁体を効果的にかつ円滑に動作させるために
はインクによって受ける力が大である部位である程、す
なわちヘッドとの水頭差が最大となるほどよいので、本
例のようにインクカートリッジ27に配設するのが好ま
しい。また、そのような弁体を有効に動作させるにはそ
の部位に空気は存在しないのが望ましく、供給系の管壁
を通して、もしくは上記押込みによっても空気が侵入し
ない本例のような部位に設けるのが好ましい。さらに、
本例装置は所謂シリアルプリンタであり、記録ヘッドの
スキャンに追従すべくインク供給系の一部はフレキシブ
ルチューブとされるが、本例ではその追従動作に伴うイ
ンクの揺れの影響をほとんど受けず、弁体の誤作動が生
じにくいのである。
【0048】図10は本例に係るカートリッジ27の製
造工程の説明図である。
【0049】まず、インク袋340に対し工程STP1
にてインクを充填した後、工程STP3にて流路352
にボール361を組込み、これに工程STP5にてゴム
栓342を被せる。その後、カートリッジ筐体の本体に
インク袋を収納し、蓋を取付けて組立が完了する(工程
STP7)。そして、工程TP9にて中空針等を挿通し
て適宜の吸引を行ってインク袋内の気泡を除去し、次工
程(検査,梱包)に移行する。なお、本例では押え部材
344は筐体本体と蓋とに一体に設けられている。
【0050】なお、工程STP9の吸引処理によってイ
ンク袋内は負圧となるので、ボール361は流路部分3
55に密着し、従って流通過程等におけるインク漏洩が
有効に防止される。
【0051】(第2実施例) 図11は本発明の他の実施例に係るインクカートリッジ
27のインク連通部の構成例を示し、図4と同様に構成
できる部分については対応箇所に同一符号を付してある
【0052】図において、371はインク袋340に配
設した流路372の形成部材である。流路372が断面
円形の流路部分373と、これより直径の小さい流路部
分375と、これらを連続する部分とを有しているのは
上例と同様である。しかし本例では、流路部分373に
内方に突出した突出部379A,379Bを設けてあり
、製造工程においてはこれらの間にボール361が仮保
持されるようになっている。このために、突出部379
A,379Bの内径寸法はボール361の直径より小と
するが、当該仮保持位置へのボール361の仮組込み,
インク充填,図示の位置へのボール361の組込み、お
よび使用時のインク供給のためには、突出部379A,
379Bはこれらを連続した環状のものとするのではな
く、図12に示すように、流路部分373の周に沿って
複数の分割された部分からなるのが望ましい。その突出
部分を通過させてボールを落し込み易く、かつ分割され
た突出部分間にインク充填時の流路が形成されるからで
ある。
【0053】図11のような構成を採用する本例におい
ても、上例と同様な動作によってインク逆流が防止され
てインク落ちを生じないものとし、かつインク供給は阻
害されないものとすることができる。また、針314の
先端位置はボール361を流路部分375に至るまで押
込むこのない位置とするのも上例と同様であるが、その
先端位置を突出部分379Bより上方の位置とし、ボー
ル361と針先端とが接触しないようにすれば、両者の
接触によるボール361または針314の損傷を防止で
きる。また、栓342の内側底面と、栓342が被せら
れる流路形成部材371の突起部分371Aの上面との
距離tは、本例の場合ボール361の脱落が生じないこ
とから、特に考慮されなくてもよい。
【0054】図13は本例に係るカートリッジ27の製
造工程を示す。
【0055】まず、工程STP11にて、インク袋34
0に配設した流路形成部材371の上下突出部379A
,379B間にボール361を押込んだ後、工程STP
13にてゴム栓342を被せる。その後、カートリッジ
筐体の本体にインク袋340を収納し、蓋を取付けてカ
ートリッジ27を組立てる(工程STP15)。
【0056】次に、工程STP17にて適宜の中空針部
材Nをゴム栓342に挿通し、インクを充填および空気
排出を行う。このときのインクおよび空気の流れは分割
形成された突出部379A,379Bの間隙部分を介し
てのものである。このようにインク充填等が完了すると
、工程STP19にて適宜の押込み棒B(針Nをそのま
ま用いてもよい)によりボール361を突出部379B
の下側に落し込み、検査,梱包等の次工程に移行する。
【0057】なお、上側突出部379Aは、インクカー
トリッジとしての機能に関しては必要なものではないが
、工程STP11からSTP13に移行する際にボール
361が脱落するのを防止する上で、さらに工程STP
11においてインク注入によるボール361の躍りを規
制して針Nとボール361との接触による損傷を防止す
る上で、効果的なものである。
【0058】また、本例では、ボール361を突出部3
79A,379Bの間に位置した状態で販売されてもよ
い。この場合には、装置にカートリッジを装着すること
でインク供給針により、ボール361を押し込む位置関
係とすることで弁構成が形成される。
【0059】(第3実施例) 図14は第1実施例の変形例としての本発明の第3実施
例を示し、ボール361より小さい内径寸法を有する流
路部分385を形成した流路形成部材381を流路形成
部材351の流出口側に取付けた以外は図4とほぼ同様
の構成を採っている。
【0060】通常のインク供給時には、針314先端が
流路部分385を外れた部分に位置するようにすれば、
インク供給は阻害されない。
【0061】本例においてもインク逆流防止の動作は上
例と同様であるが、本例ではさらに使用後等に取外され
たインクカートリッジ27からのインク漏洩も有効に防
止できる。すなわち、装置本体から取外されたカートリ
ッジの取扱いに際して、栓342が経時変化によって劣
化していたような場合には針314が貫通されていた穴
が完全には閉塞されず、この部分からインク漏洩が生じ
るおそれがあるが、本例によれば、当該インク流出動作
によって生じる力が、ボール361を出口側に変位させ
、流路部分385を閉塞した状態で保持するので、イン
ク漏洩を防止できるのである。
【0062】なお、本例のような流路は、図10におけ
る工程STP3とSTP5との間に、部材381を接着
等によって取付ける工程を介挿することにより形成する
ことができる。また、本例においても、第2実施例と同
様、間隙tは特に考慮しなくてもよい。
【0063】(その他) なお、本発明は、特にインクジェット記録方式の中でも
、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギとし
て熱エネルギを発生する手段(例えば電気熱変換体やレ
ーザ光等)を備え、前記熱エネルギによりインクの状態
変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録装置において
優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば
記録の高密度化,高精細化が達成できるからである。
【0064】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長
,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出
させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号
をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行
われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出
が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号
としては、米国特許第4463359号明細書,同第4
345262号明細書に記載されているようなものが適
している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発
明の米国特許第4313124号明細書に記載されてい
る条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことがで
きる。
【0065】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0066】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0067】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0068】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので、好ましいものである。これらを具体的に挙げれば
、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニン
グ手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは
別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なう
ことも安定した記録を行なうために有効である。
【0069】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本
発明は極めて有効である。
【0070】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクタンクへのインク逆流を阻止するようにしたので
、記録ヘッド取外し時や、吐出口内方への空気押込みを
先行して行う吐出回復処理時に、インク供給系への空気
の取込みが抑制され、インク供給系ないし記録ヘッドに
インクをリフィルするための吐出回復処理において消費
されるンク量を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なインクジェット記録装置の
斜視図である。
【図2】図1における記録ヘッドおよびキャップの説明
図である。
【図3】図1におけるインクカートリッジ取付付部の斜
視図である。
【図4】第1実施例に係るインクカートリッジのインク
連通部の断面図である。
【図5】図4の(a)および(b)は第1実施例の動作
説明図である。
【図6】第1実施例に係るインク供給系の吐出回復処理
に先立つ空気押込み時の動作説明図である。
【図7】第1実施例に係るインク供給系の吐出回復処理
時の動作説明図である。
【図8】従来のインク供給系の記録ヘッド取外し時の動
作説明図である。
【図9】従来のインク供給系の空気押込み時の動作説明
図である。
【図10】第1実施例に係るインクカートリッジの製造
工程説明図である。
【図11】第2実施例に係るインクカートリッジのイン
ク連通部の断面図である。
【図12】図11における突出部の形状の説明図である
【図13】第2実施例に係るインクカートリッジの製造
工程説明図である。
【図14】第3実施例に係るインクカートリッジのイン
ク連通部の断面図である。
【符号の説明】
1  記録ヘッド 2  キャリッジ 13  キャップ 27  インクカートリッジ 101  吐出口 109,123,127  チューブ 314  針 340  インク袋 342  栓 351,371,381  流路形成部材352,37
2  インク流路 361  ボール

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  記録媒体に対しインクを吐出すること
    により記録を行う記録ヘッドに対して前記インクの供給
    源をなし、記録装置本体に対して着脱可能なインクタン
    クカートリッジにおいて、前記記録装置本体側の連通手
    段を受容する部位に設けられ、前記インクの収納部内へ
    の逆流を阻止する手段を具えたことを特徴とするインク
    タンクカートリッジ。
  2. 【請求項2】  前記逆流阻止手段は、弁体と、該弁体
    が移動可能な流路部分と、該流路部分より前記収納部側
    に位置し前記弁体によって閉塞可能な第2流路部分とを
    有することを特徴とする請求項1に記載のインクタンク
    カートリッジ。
  3. 【請求項3】  前記流路部分の開口部を覆い、前記連
    通手段の侵入を受容する栓を具えたことを特徴とする請
    求項2に記載のインクタンクカートリッジ。
  4. 【請求項4】  前記収納部にインクを充填する工程と
    、前記流路部分に前記弁体を装着する工程と、前記栓を
    装着する工程と、前記栓を介して吸引を行い、前記収納
    部から空気を排出する工程とを具えたことを特徴とする
    請求項3に記載のインクタンクカートリッジの製造方法
  5. 【請求項5】  前記弁体が存在する領域より前記開口
    側の前記流路部分に、前記弁体の前記開口側への移動を
    阻止するとともに前記インクの通過は許容する突出部分
    を設けたことを特徴とする請求項3に記載のインクタン
    クカートリッジ。
  6. 【請求項6】  前記突出部分より前記開口側の前記流
    路部分に、前記突出部分と同様の第2突出部分が設けら
    れ、前記突出部分を前記第2突出部分との間の空間は前
    記弁体を収容可能な大きさを有することを特徴とする請
    求項5に記載のインクタンクカートリッジ。
  7. 【請求項7】  前記空間に前記弁体を押込んで当該空
    間内に前記弁体を仮取付けする工程と、前記栓を装着す
    る工程と、前記栓を介して前記収納部にインクを充填す
    るとともに前記収納部から空気を排出する工程と、前記
    栓を介して前記弁体を前記突出部分より前記収納部側の
    空間に押込む工程とを具えたことを特徴とする請求項6
    に記載のインクタンクカートリッジの製造方法。
  8. 【請求項8】  前記第2流路部分とは反対側に、前記
    流路部分と連続して、前記弁体によって閉塞可能な第3
    流路部分が形成された漏洩防止手段と具えたことを特徴
    とする請求項2に記載のインクタンクカートリッジ。
  9. 【請求項9】  前記第3流路部分の開口部を覆い、前
    記連通手段の侵入を受容する栓を具えたことを特徴とす
    る請求項8に記載のインクタンクカートリッジ。
  10. 【請求項10】  請求項1,2,3,5,6,8また
    は9に記載のインクタンクカートリッジと、該インクタ
    ンクカートリッジを着脱自在に保持する保持手段と、前
    記インクタンクカートリッジから供給系を介して供給さ
    れたインクを用いて記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘ
    ッドを着脱自在に保持するヘッド保持手段と、前記記録
    ヘッドのインク吐出状態を良好にするための処理を行う
    回復処理手段とを具えたことを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  11. 【請求項11】  前記回復処理手段は、前記処理に先
    立って前記記録ヘッドのインク吐出口内方に空気を導入
    可能であることを特徴とする請求項10に記載のインク
    ジェット記録装置。
  12. 【請求項12】  前記記録ヘッドは、前記インク吐出
    のために利用されるエネルギとして前記インクに膜沸騰
    を生じさせる熱エネルギを発生する手段を有することを
    特徴とする請求項10または11に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
JP2409958A 1990-12-10 1990-12-10 インクジェット記録装置,該装置用インクタンクカートリッジ、および該カートリッジの製造方法 Pending JPH04214360A (ja)

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