JPH04210203A - 濾過布 - Google Patents
濾過布Info
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- JPH04210203A JPH04210203A JP40633090A JP40633090A JPH04210203A JP H04210203 A JPH04210203 A JP H04210203A JP 40633090 A JP40633090 A JP 40633090A JP 40633090 A JP40633090 A JP 40633090A JP H04210203 A JPH04210203 A JP H04210203A
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Landscapes
- Filtering Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
【産業上の利用分野】本発明は、特にフィルタープレス
用やバグフィルタ−用に好適な濾過布に関するものであ
る。 [0002]
用やバグフィルタ−用に好適な濾過布に関するものであ
る。 [0002]
【従来の技術】従来の織物による濾過布、例えばフィル
タープレス用やバグフィルタ−用の濾過布としては、経
糸および緯糸にマルチフィラメントを用いたもの、経糸
および緯糸に紡績糸の撚糸を用いたものが汎用され、通
常濾過布の汚泥あるいはダストの供給側(以下表面側と
いう)の大部分が経糸によって覆われるように織成され
ている。とりわけ紡績糸の撚糸で織成された濾過布は、
比較的廉価であり柔軟性に富みかつ濾過精度に優れてい
ることからフィルタープレス用として好んで使用されて
いる。 [0003]
タープレス用やバグフィルタ−用の濾過布としては、経
糸および緯糸にマルチフィラメントを用いたもの、経糸
および緯糸に紡績糸の撚糸を用いたものが汎用され、通
常濾過布の汚泥あるいはダストの供給側(以下表面側と
いう)の大部分が経糸によって覆われるように織成され
ている。とりわけ紡績糸の撚糸で織成された濾過布は、
比較的廉価であり柔軟性に富みかつ濾過精度に優れてい
ることからフィルタープレス用として好んで使用されて
いる。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】ところが紡績糸の撚糸
によって構成された濾過布あるいは基布の表面に不織布
を積層してなる濾過布は、濾過精度に優れているがマル
チフィラメント糸による濾過布に比べてケーキの剥離性
が悪く、使用中に濾過速度が早期に低下するという不都
合を有している。 [0004]またケーキの剥離性については例えば実開
昭60−17223号公報に記載されているように、不
織布の表層に鎖成分が低融点の芯−鞘型複合繊維の不織
布を重ね合わせ、表面側を加熱押圧して低融点成分を溶
融せしめて平滑化することによって改善することができ
るが、反面において表面側に樹脂膜のようなものが形成
されて濾過速度が大幅に低下するという問題点が生じる
。 [00051本発明は上記不都合や問題点が改善された
濾過布を提供するものである。 [0006]
によって構成された濾過布あるいは基布の表面に不織布
を積層してなる濾過布は、濾過精度に優れているがマル
チフィラメント糸による濾過布に比べてケーキの剥離性
が悪く、使用中に濾過速度が早期に低下するという不都
合を有している。 [0004]またケーキの剥離性については例えば実開
昭60−17223号公報に記載されているように、不
織布の表層に鎖成分が低融点の芯−鞘型複合繊維の不織
布を重ね合わせ、表面側を加熱押圧して低融点成分を溶
融せしめて平滑化することによって改善することができ
るが、反面において表面側に樹脂膜のようなものが形成
されて濾過速度が大幅に低下するという問題点が生じる
。 [00051本発明は上記不都合や問題点が改善された
濾過布を提供するものである。 [0006]
【課題を解決するための手段】本発明は、濾過布の少な
くとも表面側に低融点成分と高融点成分とからなる分割
型複合繊維が分割された極細繊維が存在し、その表面側
から熱カレンダーでもって押圧加熱処理されてなる。即
ち、本発明における濾過布は、低融点成分と高融点成分
とからなる分割型複合繊維が分割された0、5デニール
以下の極細繊維が少なくとも汚泥あるいはダストの供給
側の面の一部に存在し、その面に熱カレンダー加工が施
されて上記低融点成分が斑点状に溶融樹脂化されている
ことを特徴としている。 [0007]上記した特徴を具備した濾過布は、低融点
成分と高融点成分とからり、分割後の太さが0.5デニ
ル以下の分割型複合繊維でもって糸条となしてその糸条
を少なくとも表面経糸に配して織成し、その織物を高圧
水流処理して該分割型複合繊維を分割し、乾燥後該織物
の表面に熱カレンダー加工を施して上記低融点成分を溶
融樹脂化することによって得ることができる。 [0008]また他の手段として、上記分割型複合繊維
からなる低融点成分と高融点成分とからなる分割型複合
繊維のカードウェブを形成し、このウェブを高圧水流処
理して極細繊維に分割するとともに交絡させて不織布と
なし、次いでこの不織布を任意の濾過重用織物基布の表
面に重ね合わせてニードリングして一体化し、しかるの
ちその不織布面に熱カレンダー加工を施して上記分割繊
維の低融点成分を溶融樹脂化することによって得ること
ができる。 [00091本発明に適用される分割型複合繊維として
は、融点の異なる2成分からなる剥離型複合繊維が好ま
しい。そしてその構成成分としては、溶融紡糸可能な重
合体もしくは共重合体、例えばポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリメチルペンテン、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリ
オレフィン系やポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロン6、
ナイロン66、ナイロン12等のポリアミド系、ポリ塩
化ビニル等の重合体もしくは共重合体の中から、融点の
異なる2成分以上を適宜選択するとよいが、とりわけ2
0℃以上の融点差を有する2成分で形成するとよい。 [00101分割型複合繊維の断面形状は種々なものが
考えられ特に限定を要するものではないが、中でも放射
繊状型が好ましく、かかる繊維を分割することによって
太さが0.5デニール以下の熱融着性の極細繊維を含む
糸条や不織布を得ることができる。そして0.5デニー
ル以下の低融点成分の極細繊維を含む糸条や不織布を表
面側に配し、熱カレンダー加工を施すことによって本発
明の濾過布が得られる。 [00111カレンダー加工の条件としては、低融点成
分の極細繊維の融点をt℃とすると、ロール温度T℃が
t−10≦T≦t+20の範囲にある熱ロールと常温の
ロールとの2本のカレンダーロールを用い、濾過布の表
面側を熱ロール側となして線圧50〜100 kg/’
cm 、速度3〜71でもって処理するとよい。 [0012] このような条件でカレンダー加工処理を
行うと濾過布の表面側の表層部の極細繊維の低融点成分
のみが溶融し$を脂化して平滑性が良好となるとともに
高融点成分の極細繊維が溶融せずに残留しているため、
濾過速度に大きな影響を与えることなくケーキ剥離性を
向上させることができる。 [0013]
くとも表面側に低融点成分と高融点成分とからなる分割
型複合繊維が分割された極細繊維が存在し、その表面側
から熱カレンダーでもって押圧加熱処理されてなる。即
ち、本発明における濾過布は、低融点成分と高融点成分
とからなる分割型複合繊維が分割された0、5デニール
以下の極細繊維が少なくとも汚泥あるいはダストの供給
側の面の一部に存在し、その面に熱カレンダー加工が施
されて上記低融点成分が斑点状に溶融樹脂化されている
ことを特徴としている。 [0007]上記した特徴を具備した濾過布は、低融点
成分と高融点成分とからり、分割後の太さが0.5デニ
ル以下の分割型複合繊維でもって糸条となしてその糸条
を少なくとも表面経糸に配して織成し、その織物を高圧
水流処理して該分割型複合繊維を分割し、乾燥後該織物
の表面に熱カレンダー加工を施して上記低融点成分を溶
融樹脂化することによって得ることができる。 [0008]また他の手段として、上記分割型複合繊維
からなる低融点成分と高融点成分とからなる分割型複合
繊維のカードウェブを形成し、このウェブを高圧水流処
理して極細繊維に分割するとともに交絡させて不織布と
なし、次いでこの不織布を任意の濾過重用織物基布の表
面に重ね合わせてニードリングして一体化し、しかるの
ちその不織布面に熱カレンダー加工を施して上記分割繊
維の低融点成分を溶融樹脂化することによって得ること
ができる。 [00091本発明に適用される分割型複合繊維として
は、融点の異なる2成分からなる剥離型複合繊維が好ま
しい。そしてその構成成分としては、溶融紡糸可能な重
合体もしくは共重合体、例えばポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリメチルペンテン、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリ
オレフィン系やポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロン6、
ナイロン66、ナイロン12等のポリアミド系、ポリ塩
化ビニル等の重合体もしくは共重合体の中から、融点の
異なる2成分以上を適宜選択するとよいが、とりわけ2
0℃以上の融点差を有する2成分で形成するとよい。 [00101分割型複合繊維の断面形状は種々なものが
考えられ特に限定を要するものではないが、中でも放射
繊状型が好ましく、かかる繊維を分割することによって
太さが0.5デニール以下の熱融着性の極細繊維を含む
糸条や不織布を得ることができる。そして0.5デニー
ル以下の低融点成分の極細繊維を含む糸条や不織布を表
面側に配し、熱カレンダー加工を施すことによって本発
明の濾過布が得られる。 [00111カレンダー加工の条件としては、低融点成
分の極細繊維の融点をt℃とすると、ロール温度T℃が
t−10≦T≦t+20の範囲にある熱ロールと常温の
ロールとの2本のカレンダーロールを用い、濾過布の表
面側を熱ロール側となして線圧50〜100 kg/’
cm 、速度3〜71でもって処理するとよい。 [0012] このような条件でカレンダー加工処理を
行うと濾過布の表面側の表層部の極細繊維の低融点成分
のみが溶融し$を脂化して平滑性が良好となるとともに
高融点成分の極細繊維が溶融せずに残留しているため、
濾過速度に大きな影響を与えることなくケーキ剥離性を
向上させることができる。 [0013]
【作用】濾過布の表面側の表層部に現れている低融点成
分の極細繊維のみが樹脂化されているため所定の濾過速
度を維持するとともに濾過作用時に付着したケーキを従
来よりも円滑に剥離できて濾過効率を向上させ、さらに
極細繊維の存在によって濾過精度を高める。 [0014]
分の極細繊維のみが樹脂化されているため所定の濾過速
度を維持するとともに濾過作用時に付着したケーキを従
来よりも円滑に剥離できて濾過効率を向上させ、さらに
極細繊維の存在によって濾過精度を高める。 [0014]
【実施例】実施例1・低融点成分(A)としてポリプロ
ピレン、高融点成分(B)としてポリエステルを用い、
両成分の複合比A:B=11とし、図3(イ)に示すよ
うな16分割の放射線型の分割型複合繊維を紡糸温度2
95℃で溶融押出紡糸を行い、80℃の温水中で3倍延
伸をし、カッターで切断して太さ3デニール、長さ51
111mの分割型複合繊維(1)を得た。 [0015]次いでこの分割型複合繊維(1)を100
重量%用いて目付が約150g/1II2のカードウェ
ブとし、吐水水圧150kg/cm”、速度3m/mi
nで表裏かく2回水流処理を行い、乾燥して不織布シー
ト(2)となした。この処理により複合繊維(1)はA
成分繊維とB成分繊維とに分割され1両者共に太さ0.
19デニールの極細繊維となっていた。 (0016]上記不織布(2)を基布(3)の上に重ね
てニードルパンチングを行い、両者を一体化したのち不
織布シート(2)側を温度170℃の熱ローラ、裏面(
基布側)が常温のローラとなして線圧60kg/cm
、速度5m/minでもってカレンダー加工を行い、表
層の低融点成分繊維を溶融樹脂化(4)シて濾過布とな
した。なお基布(3)には太さ2デニール、長さ51m
mのポリプロピレン繊維の24番手紡績糸(撚数5T/
1nch)による経糸密度50本/1nch、緯糸密度
41本/1nchの綾織物を使用した。 [0017]実施例2・実施例1の分割型複合繊維10
0重量%を用いてリング紡績機により綿番手245の紡
績糸となし、この紡績系5本を撚加工機により合撚して
撚数0、5T、; 1nchの撚糸とした。そしてこの
撚糸を経糸(5)および緯糸(6)に用い経糸密度33
本/1nch 、緯糸密度33本/1nchの図2に示
したような表裏が経綾織の織物を織成した。 [0018]この織物の表面を占める経糸(3)の割合
は約75%であった。次いでこの織物を吐出水圧150
kg’cIn2、速度3 m[+1 i nで表裏各2
回水流処理を行い分割型複合繊維を分割した。該繊維の
A成分およびB成分は分割されてそれぞれ太さ0.19
デニールの極細繊維となっていた。 しかるのちこの
表面側を上記熱ロール側として、ロール温度170℃、
線圧100kg/cm、速度’D my’m I Hの
条件でカレンダー加工を施し、該撚糸経糸(5)の表層
部分を溶融樹脂化(4)シて濾過布となした。 [0019”]実施例3・ 実施例1の分割型複合繊維
(1)を50重量%と太さ2デニール、繊維長51mm
のポリプロピレンの繊維50重量%との混紡糸(綿番手
24S)を紡績し、この混紡糸を5本撚合わせて経糸と
緯糸に用い、実施例2と同様に綾織物を織成しのち水流
処理を行い、その表面側に熱カレンダー加工を施して濾
過布となした。 [00201実施例4・実施例1の分割型複合繊維(1
)100重量%のカードウェブをプレパンチングにより
目付130g/m2の不織布を作り、これを太さ2デニ
一ル繊維長51mm、目付400g/m2のポリエステ
ル二−ドル不織布の上に重ね合わせてニードルパンチン
グにより仮接合し、次いで分割型複合繊維不織布側から
、吐出水圧180kg/cm2にて2回水流処理して分
割型複合繊維を分割処理し、しかるのち上記同様に分割
繊維不織布側に熱カレンダー加工をおこなって濾過布と
なした。この濾過布の通気度は5ml/cm2/see
であった。 [00211比較例1・実施例3における混紡糸の混紡
比を分割型複合繊維(1)を20重量%、ポリプロピレ
ン繊維を80重量%となし、この混紡糸を5本撚り合わ
せて経糸および緯糸に用いて実施例3と同じ綾織物を織
成し、同様に水流処理および熱カレンダー加工を施して
濾過布となした。 [0022]比較例2・太さ2デニール、長さ41mm
のポリエステル繊維用いて目付が約500g/1l12
の二−ドルパンチング不織布を作り、表面側ロール温度
270℃、線圧60kg/cm、速度5 m/minの
条件でカレンダー加工を施して濾過布となした。この濾
過布の通気度は10m1/cm2/seeであった。 [0023]上記実施例1〜3および比較例1の濾過布
をフィルタープレス用に用いて湿式濾過性能と湿式ケー
キ剥離性のテストを行った際の評価結果を
ピレン、高融点成分(B)としてポリエステルを用い、
両成分の複合比A:B=11とし、図3(イ)に示すよ
うな16分割の放射線型の分割型複合繊維を紡糸温度2
95℃で溶融押出紡糸を行い、80℃の温水中で3倍延
伸をし、カッターで切断して太さ3デニール、長さ51
111mの分割型複合繊維(1)を得た。 [0015]次いでこの分割型複合繊維(1)を100
重量%用いて目付が約150g/1II2のカードウェ
ブとし、吐水水圧150kg/cm”、速度3m/mi
nで表裏かく2回水流処理を行い、乾燥して不織布シー
ト(2)となした。この処理により複合繊維(1)はA
成分繊維とB成分繊維とに分割され1両者共に太さ0.
19デニールの極細繊維となっていた。 (0016]上記不織布(2)を基布(3)の上に重ね
てニードルパンチングを行い、両者を一体化したのち不
織布シート(2)側を温度170℃の熱ローラ、裏面(
基布側)が常温のローラとなして線圧60kg/cm
、速度5m/minでもってカレンダー加工を行い、表
層の低融点成分繊維を溶融樹脂化(4)シて濾過布とな
した。なお基布(3)には太さ2デニール、長さ51m
mのポリプロピレン繊維の24番手紡績糸(撚数5T/
1nch)による経糸密度50本/1nch、緯糸密度
41本/1nchの綾織物を使用した。 [0017]実施例2・実施例1の分割型複合繊維10
0重量%を用いてリング紡績機により綿番手245の紡
績糸となし、この紡績系5本を撚加工機により合撚して
撚数0、5T、; 1nchの撚糸とした。そしてこの
撚糸を経糸(5)および緯糸(6)に用い経糸密度33
本/1nch 、緯糸密度33本/1nchの図2に示
したような表裏が経綾織の織物を織成した。 [0018]この織物の表面を占める経糸(3)の割合
は約75%であった。次いでこの織物を吐出水圧150
kg’cIn2、速度3 m[+1 i nで表裏各2
回水流処理を行い分割型複合繊維を分割した。該繊維の
A成分およびB成分は分割されてそれぞれ太さ0.19
デニールの極細繊維となっていた。 しかるのちこの
表面側を上記熱ロール側として、ロール温度170℃、
線圧100kg/cm、速度’D my’m I Hの
条件でカレンダー加工を施し、該撚糸経糸(5)の表層
部分を溶融樹脂化(4)シて濾過布となした。 [0019”]実施例3・ 実施例1の分割型複合繊維
(1)を50重量%と太さ2デニール、繊維長51mm
のポリプロピレンの繊維50重量%との混紡糸(綿番手
24S)を紡績し、この混紡糸を5本撚合わせて経糸と
緯糸に用い、実施例2と同様に綾織物を織成しのち水流
処理を行い、その表面側に熱カレンダー加工を施して濾
過布となした。 [00201実施例4・実施例1の分割型複合繊維(1
)100重量%のカードウェブをプレパンチングにより
目付130g/m2の不織布を作り、これを太さ2デニ
一ル繊維長51mm、目付400g/m2のポリエステ
ル二−ドル不織布の上に重ね合わせてニードルパンチン
グにより仮接合し、次いで分割型複合繊維不織布側から
、吐出水圧180kg/cm2にて2回水流処理して分
割型複合繊維を分割処理し、しかるのち上記同様に分割
繊維不織布側に熱カレンダー加工をおこなって濾過布と
なした。この濾過布の通気度は5ml/cm2/see
であった。 [00211比較例1・実施例3における混紡糸の混紡
比を分割型複合繊維(1)を20重量%、ポリプロピレ
ン繊維を80重量%となし、この混紡糸を5本撚り合わ
せて経糸および緯糸に用いて実施例3と同じ綾織物を織
成し、同様に水流処理および熱カレンダー加工を施して
濾過布となした。 [0022]比較例2・太さ2デニール、長さ41mm
のポリエステル繊維用いて目付が約500g/1l12
の二−ドルパンチング不織布を作り、表面側ロール温度
270℃、線圧60kg/cm、速度5 m/minの
条件でカレンダー加工を施して濾過布となした。この濾
過布の通気度は10m1/cm2/seeであった。 [0023]上記実施例1〜3および比較例1の濾過布
をフィルタープレス用に用いて湿式濾過性能と湿式ケー
キ剥離性のテストを行った際の評価結果を
【表1】
に示す。 また上記実施例4および比較例2の濾過布を
バグフィルタ−に用いて乾式濾過性能と乾式ケーキ隔離
性のテスト行った際の評価結果を
バグフィルタ−に用いて乾式濾過性能と乾式ケーキ隔離
性のテスト行った際の評価結果を
【表2】
に示す。
ro 024]
【表1】
[0025]
【表2】
[0026]なお湿式濾過性能および湿式ケーキ剥離性
の評価は次のようにして行った。ダスト捕集率(%):
関東ローム第7種を用いて200■/I濃度(A)の液
を作成し、濾過布9.62cm2で濾過を行い、濾過後
の液濃度(B)を測定し、下記の式より算出した。 [0027]ダスト捕集率(%) = (A−B) X
100 /、八 (0028]濾過精度(μm)二上記で得られた濾液(
B)を超遠心式自動粒度分布装置(堀場製作所1製)で
狭雑粒子の径を測定し、その最大粒径とした。濾過速度
(1/min ) :濾過圧5kg/cm2とし、7
分間濾過液を通過させたときの総連過液量(C)を測定
し、下記の式より算出した。 [0029]濾濾過塵(1/m1n) =C/7[0
0301ケーキ剥離性(級):カリオン(関東化学■製
)の10%水溶液を11作成し、20cm2で濾過を行
い乾燥後、剥離させ下記のように評価した。 1級:きれいに剥離する。 2級:剥離するが一部濾過布に残る。 3級:剥離できず殆どあるいは全て濾過布に残る。 [00311また乾式濾過性能および乾式ケーキ剥離性
の評価は次のようにして行った。JIS試験試験用トス
810種用し、パルス型集塵試験機でテストした。該試
験機の条件は次の通り設定した。風量2.5m2、濾過
面積0.66m、濾過速度3.8 m/min 、パル
ス間隔2分、0.1sec/111ルス、パルス圧3k
g/cm2、試験時間7hr、温度(室温)とし、加速
のためと一次付着層を形成するため、濾過布面圧力ΔP
が水柱150mmに達するまでダストを払い落とさずに
行った。 (0032]ダスト洩れ量(g):濾過布を通過したダ
ストを0.1μmまで捕集可能な濾紙で捕集した重量。 3集塵効率(%):ダスト供給機より入口ダスト濃度A
(g/m3)を測定し、濾過布3を通過した風量と上
記タスト洩れ量により出口ダスト濃度B (v’m3)
を計算して下記の式により算出した。 [0033]集塵効率(%)=1−(B/A)X100
[0034]通気性低下度(%):上記試験前の通気度
C(mL’cm2/sec )と試験後の通気度りとを
測定し、下記式により算出した。 [00351通気性低下度(%)=1− (D/C)X
i[0036]圧力損失(水柱mm) :上記試験で
ΔP=150mm(水柱)後の最大値。 乾式ケーキ剥離性(ダスト付着量g、m’) :上記
試験後の濾過布の重量を測定し、試験前の濾過布の重量
を差し引いたタスト重量。 (ダスト重量が少ない程剥
離性がよい。) [0037]
の評価は次のようにして行った。ダスト捕集率(%):
関東ローム第7種を用いて200■/I濃度(A)の液
を作成し、濾過布9.62cm2で濾過を行い、濾過後
の液濃度(B)を測定し、下記の式より算出した。 [0027]ダスト捕集率(%) = (A−B) X
100 /、八 (0028]濾過精度(μm)二上記で得られた濾液(
B)を超遠心式自動粒度分布装置(堀場製作所1製)で
狭雑粒子の径を測定し、その最大粒径とした。濾過速度
(1/min ) :濾過圧5kg/cm2とし、7
分間濾過液を通過させたときの総連過液量(C)を測定
し、下記の式より算出した。 [0029]濾濾過塵(1/m1n) =C/7[0
0301ケーキ剥離性(級):カリオン(関東化学■製
)の10%水溶液を11作成し、20cm2で濾過を行
い乾燥後、剥離させ下記のように評価した。 1級:きれいに剥離する。 2級:剥離するが一部濾過布に残る。 3級:剥離できず殆どあるいは全て濾過布に残る。 [00311また乾式濾過性能および乾式ケーキ剥離性
の評価は次のようにして行った。JIS試験試験用トス
810種用し、パルス型集塵試験機でテストした。該試
験機の条件は次の通り設定した。風量2.5m2、濾過
面積0.66m、濾過速度3.8 m/min 、パル
ス間隔2分、0.1sec/111ルス、パルス圧3k
g/cm2、試験時間7hr、温度(室温)とし、加速
のためと一次付着層を形成するため、濾過布面圧力ΔP
が水柱150mmに達するまでダストを払い落とさずに
行った。 (0032]ダスト洩れ量(g):濾過布を通過したダ
ストを0.1μmまで捕集可能な濾紙で捕集した重量。 3集塵効率(%):ダスト供給機より入口ダスト濃度A
(g/m3)を測定し、濾過布3を通過した風量と上
記タスト洩れ量により出口ダスト濃度B (v’m3)
を計算して下記の式により算出した。 [0033]集塵効率(%)=1−(B/A)X100
[0034]通気性低下度(%):上記試験前の通気度
C(mL’cm2/sec )と試験後の通気度りとを
測定し、下記式により算出した。 [00351通気性低下度(%)=1− (D/C)X
i[0036]圧力損失(水柱mm) :上記試験で
ΔP=150mm(水柱)後の最大値。 乾式ケーキ剥離性(ダスト付着量g、m’) :上記
試験後の濾過布の重量を測定し、試験前の濾過布の重量
を差し引いたタスト重量。 (ダスト重量が少ない程剥
離性がよい。) [0037]
【発明の効果】このように本発明の濾過布は、低融点成
分と高融点成分とからなる分割型複合繊維が分割された
0、5デニール以下の極細繊維が少なくとも汚泥あるい
はダストの供給側の面に50重量%以上存在し、その面
に熱カレンダー加工が施されて上記低融点成分が溶融樹
脂化されて、その樹脂化部分が梨地状となっているから
、濾過精度、濾過速度、ダスト捕集率等を低下させるこ
となくケーキ剥離性が良好となり、ケーキの剥離作業が
円滑となって濾過効率を向上させることができる。
分と高融点成分とからなる分割型複合繊維が分割された
0、5デニール以下の極細繊維が少なくとも汚泥あるい
はダストの供給側の面に50重量%以上存在し、その面
に熱カレンダー加工が施されて上記低融点成分が溶融樹
脂化されて、その樹脂化部分が梨地状となっているから
、濾過精度、濾過速度、ダスト捕集率等を低下させるこ
となくケーキ剥離性が良好となり、ケーキの剥離作業が
円滑となって濾過効率を向上させることができる。
【図1】表面側に不織布シートを配した濾過布の経糸方
向の断面図である。
向の断面図である。
【図2】織物濾過布の経糸方向の断面図である。
【図3】 (イ)図および(ロ)図は分割型複合繊維の
それぞれ拡大断面図である。
それぞれ拡大断面図である。
1 分割型複合繊維
2 不織布シート
3 基布
4 溶融樹脂化
10 濾過布
Claims (3)
- 【請求項1】低融点成分と高融点成分とからなる分割型
複合繊維が分割された0.5デニール以下の極細繊維が
少なくとも汚泥あるいはダストの供給側の面に50重量
%以上存在し、その面に熱カレンダー加工が施されて上
記低融点成分が溶融樹脂化されていることを特徴とする
濾過布。 - 【請求項2】低融点成分と高融点成分とからなる分割型
複合繊維が分割された0.5デニール以下の極細繊維を
50重量%以上含む糸条が少なくとも表面経糸に配して
織成され、その表面に熱カレンダー加工が施されて上記
低融点成分が溶融樹脂化されていることを特徴とする濾
過布。 - 【請求項3】織物基布の表面に、低融点成分と高融点成
分とからなる分割型複合繊維が分割された0.5デニー
ル以下の極細繊維を50重量%以上含む不織布が積層さ
れ、その不織布面に熱カレンダー加工が施されて上記低
融点成分が溶融樹脂化されていることを特徴とする濾過
布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40633090A JPH04210203A (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | 濾過布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40633090A JPH04210203A (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | 濾過布 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04210203A true JPH04210203A (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=18515939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40633090A Pending JPH04210203A (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | 濾過布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04210203A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05192520A (ja) * | 1992-01-22 | 1993-08-03 | Fujikoo:Kk | 捕集効率の高い濾過布及びその製造方法 |
KR100294437B1 (ko) * | 1993-05-14 | 2001-10-24 | 고토 기치 | 원통형필터및이의제조방법 |
DE102010025218A1 (de) * | 2010-06-23 | 2011-12-29 | Hydac Filtertechnik Gmbh | Filtermaterial für Fluide |
-
1990
- 1990-12-05 JP JP40633090A patent/JPH04210203A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05192520A (ja) * | 1992-01-22 | 1993-08-03 | Fujikoo:Kk | 捕集効率の高い濾過布及びその製造方法 |
JPH0716570B2 (ja) * | 1992-01-22 | 1995-03-01 | 株式会社フジコー | 捕集効率の高い濾過布及びその製造方法 |
KR100294437B1 (ko) * | 1993-05-14 | 2001-10-24 | 고토 기치 | 원통형필터및이의제조방법 |
DE102010025218A1 (de) * | 2010-06-23 | 2011-12-29 | Hydac Filtertechnik Gmbh | Filtermaterial für Fluide |
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