JPH0420988Y2 - - Google Patents

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JPH0420988Y2
JPH0420988Y2 JP853385U JP853385U JPH0420988Y2 JP H0420988 Y2 JPH0420988 Y2 JP H0420988Y2 JP 853385 U JP853385 U JP 853385U JP 853385 U JP853385 U JP 853385U JP H0420988 Y2 JPH0420988 Y2 JP H0420988Y2
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intake
control valve
air amount
amount control
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 イ−1 産業上の利用分野 本考案は内燃機関の吸気装置に関する。
イ−2 従来技術 従来、内燃機関の吸気装置として、第5図に示
すように、吸気筒1の吸気通路2を直線的に形成
し、該吸気通路2内に、アイドル時には吸気流に
対してほぼ直交するように閉塞するスロツトルバ
ルブ3を回動開閉するように配置し、該スロツト
ルバルブ3のスロツトルシヤフト4を吸気流に対
して直交的に設けたものが一般的である。また、
第6図に示すように、吸気筒5の吸気通路6を直
線的に形成し、該吸気通路6内を流れる吸気流に
対して直交方向に進退して吸気流量を制御するピ
ストン型の絞り弁7を設けたいわゆるアマル型の
ものもある(例えば実公昭58−56359号公報)。
イ−3 本考案が解決しようとする問題点 前記第5図に示す型式のものにおいては、その
スロツトルシヤフト4がスロツトルバルブ3の中
央を横断するように設けられ、スロツトルバルブ
3に作用する吸気管負圧によつてスロツトルバル
ブが回転モーメントを付与されることなくバラン
スするようになつているため、スロツトルバルブ
3の上下流の差圧によつて生ずるスロツトルバル
ブの下流への引き力が、そのまゝスロツトルシヤ
フト4の軸受部に伝達され、スロツトルシヤフト
4が軸受下面に圧接してその回動時の摩擦抵抗力
を大きくする。この摩擦抵抗力は、スロツトルバ
ルブ3の上下流間の差圧が大きいとき、すなわ
ち、スロツトルバルブがアイドル開度から開き始
める域であるアクセルペダルの踏み込み始め域に
おいて特に大きくなり、スロツトルバルブの作動
性の悪化及びアクセルペタルの踏み力が重くなる
問題がある。また、第6図に示すアマル型におい
ても、吸気流による絞り弁7の上流と下流との差
圧によつて絞り弁7の下流側壁面がシリンダ室8
の下流側内壁面8aに圧接され、該圧接部により
絞り弁の摺動摩擦抵抗力が大きくなり、特に差圧
の大きいアイドル開度時においては、その摺動摩
擦抵抗力が大きくなつて、前記と同様な絞り弁の
作動性の悪化及びアクセル操作力が重くなる問題
がある。
そこで本考案は、吸気量を制御する弁部材を境
とする吸気通路の上流と下流との差圧が大きい場
合でも、前記のような摩擦抵抗力を大きくするこ
となく弁部材を小さな作動力で円滑に作動できる
ようにして前記の問題点を解決することを目的と
するものである。
ロ 考案の構成 ロ−1 問題点を解決するための手段 本考案は前記の問題点を解決するために、吸気
筒9内に吸気通路を直角に折曲してその上流を流
入側吸気通路10とし、下流を流出側吸気通路1
1とし、前記折曲部にはピストン型の吸気量制御
弁14を、流出側吸気通路11の折曲側開口部に
対向して該流出側吸気通路11の軸芯に沿つて進
退するように吸気筒9に摺動可能に設け、前記吸
気量制御弁14の側周部には前記流入側吸気通路
10と連通する圧力バランス室18を設け、吸気
量制御弁14を摺動案内するシリンダ室16と前
記流出側吸気通路11とを連通する連通路を設
け、しかも、前記吸気量制御弁14には、これを
アクセル操作によつて進退させる手段を設け、更
に吸気量制御弁14における流出側吸気通路11
と対向する先端面14cを、流出側吸気通路11
の方向へ突出する傾斜面に形成したことを特徴と
するものである。
ロ−2 作用 機関の運転により流出側吸気通路11内に負圧
が生じ、該通路11内の圧力と、吸気量制御弁1
4を境とする上流側の流入側吸気通路10内の圧
力との間に差圧が生ずる。しかし、流入側吸気通
路10と圧力バランス室18との圧力が同圧にな
ると共に流出側吸気通路11と、これと吸気量制
御弁14を介して対向するシリンダ室16内の圧
力とが同圧になることにより、前記差圧に起因し
て吸気量制御弁14がシリンダ室16の内周面に
圧接して摺動摩擦抵抗力が増大したり、また流出
側吸気通路11方向へ引き寄せられることがな
い。そのため、吸気量制御弁14の作動トルクが
前記差圧に起因して増大することがない。また、
吸気量制御弁14における先端面14cが流出側
吸気通路11の方向へ突出する傾斜面に形成され
ているから、流入側吸気通路10より流出側吸気
通路11へ流入する吸気流は前記傾斜面に誘導さ
れて流入する。
ロ−3 実施例 次に第1図及び第2図に示す本考案の第1実施
例について説明する。
9は吸気筒で、その流入側吸気通路10と流出
側吸気通路11が直角に折曲して形成されてい
る。12は前記流入側吸気通路10と流出側吸気
通路11をバイパス的に連通したアイドル用吸気
通路で、該通路12の途中にアジヤストスクリユ
13が設けられている。14は有底状のピストン
型に形成された吸気量制御弁で、前記両吸気通路
10,11の折曲部において、流出側吸気通路1
1の開口部に対向して該通路11の軸芯に沿つて
進退するように吸気筒9に摺動可能に備えられて
おり、その最進出状態において流出側吸気通路1
1の空気量制御部15を閉塞し、この状態よりの
後退によつて、その後退量に比例して流入側吸気
通路10と流出側吸気通路11との連通面積を増
大し、吸気流量の増量を図るようになつている。
該吸気量制御弁14の後部14aは吸気筒9に形
成したシリンダ室16の内周面16aに常に摺動
可能に接しており、流入側吸気通路10とシリン
ダ室16とが直接連通しないようにしてある。
17は前記吸気量制御弁14を進出方向へ付勢
するスプリングである。18は前記流入側吸気通
路10と同一面上に位置して前記吸気量制御弁1
4の周囲に形成した圧力バランス室で、流入側吸
気通路10と常時連通している。19は吸気量制
御弁14の底壁14bに形成した連通路で、前記
流出側吸気通路11とシリンダ室16とを連通
し、常時シリンダ室16と流出側吸気通路11と
が同圧になるようにしている。前記吸気量制御弁
14の底壁14bにおける先端面14cは、流出
側吸気通路10側に位置する側端部を始点として
下流方向が突出するわん曲面に形成されている。
20はアクセルワイヤで、その先端が吸気量制御
弁14に固着されている。21はシール用パツキ
ンである。
次に本実施例の作用について説明する。アイド
ル状態では第1図に示す如く、吸気量制御弁14
が流出側吸気通路11の空気量制御部15を閉塞
し、アイドル用吸気通路12よりアジヤストスク
リユ13で調量された空気が流出側吸気通路11
へ供給される。このアイドル状態においては、流
入側吸気通路10内と圧力バランス室18とは同
圧になり、流出側吸気通路11とシリンダ室16
とは連通路19によつて同圧になつている。次で
このアイドル状態からアクセルワイヤ20を引い
て加速操作すると、吸気量制御弁14はスプリン
グ17に抗して後退し、流入側吸気通路10と流
出側吸気通路11との連通面積が、アクセルワイ
ヤ20の引き量に比例して増大する。また、アク
セルワイヤ20を戻すことにより、スプリング1
7の荷重によつて吸気量制御弁14は前進し、ア
ンセルワイヤ20の戻し量に比例して前記連通面
積が減少する。この連通面積の増減により空気量
が制御され、機関の運転が制御される。この吸気
量制御弁14の進退時には、吸気量制御弁14を
境とする流入側吸気通路10内の圧力と、これと
反対側の圧力バランス室18内の圧力とが同圧で
あること、及び、吸気量制御弁14の進退方向に
対して該吸気量制御弁14をはさんで対向する流
出側吸気通路11とシリンダ室16とが同圧にな
つていることによつて、流入側吸気通路10内の
圧力と流出側吸気通路11内の圧力とに差圧が生
じても、その差圧に起因して吸気量制御弁14が
シリンダ室16の内周面に圧接して摺動摩擦抵抗
力が増大したり、また流出側吸気通路11の方向
へ引き寄せられることがない。したがつて、吸気
量制御弁14の作動トルクが前記差圧に起因して
増大することがなく、その作動トルクを小さくす
ることができる。
また、吸気量制御弁14の先端面14cが図示
のようなわん曲面に形成されているので、流入側
吸気通路10より流出側吸気通路11へ流入する
吸気流は、そのわん曲面に沿つて流入するので、
吸気量制御弁14部を通過する際の吸気流に対す
る抵抗を小さくすることができる。
尚、前記実施例において、流出側吸気通路11
とシリンダ室16とを連通するには、前記のよう
な連通路19の代りに、図示点線で示すような、
一端が流出側吸気通路11に開口し他端がシリン
ダ室16内に開口するバイパス的な連通路21と
してもよい。
また、前記吸気量制御弁14の先端面14cの
形状は、第3図に示すように直線状のテーパ面に
形成してもよく、また第4図に示す如く、円錘状
面としてもよい。
ハ 考案の効果 以上のように本考案によれば、吸気流によつて
生ずる上下流間の差圧に起因して吸気量制御弁の
摺動摩擦力が増大したり、吸気量制御弁に閉じ力
が生じたりすることがなく、吸気量制御弁の作動
トルクが従来の型式のものに比べて軽減され、吸
入空気量の制御が小さなトルクで円滑に行なえ、
その作動性を向上しかつアクセル操作が軽く運転
が楽になる特長がある。更に、吸気量制御弁14
における流出側吸気通路11と対向する先端面1
4cを、流出側吸気通路11の方向へ突出する傾
斜面に形成したので、吸気制御弁14部を通過す
る際の吸気流に対する抵抗が小さくなり、その吸
気流を乱すことなく効率よく空気を送給すること
ができる。
また、該先端面14cの傾斜形状を所望に設定
することにより、アクセルワイヤのストロークに
対する送給空気量を所望に設定したり、流れ方向
を所望に設定することができる特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す側断面図、
第2図は第1図におけるA−A線断面図、第3図
及び第4図は本考案の第2、第3実施例を示す側
断面図、第5図及び第6図は従来型の2例を示す
略断面図である。 9……吸気筒、10……流入側吸気通路、11
……流出側吸気通路、14……吸気量制御弁、1
4c……先端面、16……シリンダ室、17……
スプリング、18……圧力バランス室、19,2
1……連通路、20……アクセルワイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸気筒9内に吸気通路を直角に折曲してその上
    流を流入側吸気通路10とし、下流を流出側吸気
    通路11とし、前記折曲部にはピストン型の吸気
    量制御弁14を、流出側吸気通路11の折曲側開
    口部に対向して該流出側吸気通路11の軸芯に沿
    つて進退するように吸気筒9に摺動可能に設け、
    前記吸気量制御弁14の側周部には前記流入側吸
    気通路10と連通する圧力バランス室18を設
    け、吸気量制御弁14を摺動案内するシリンダ室
    16と前記流出側吸気通路11とを連通する連通
    路を設け、しかも、前記吸気量制御弁14には、
    これをアクセル操作によつて進退させる手段を設
    け、更に吸気量制御弁14における流出側吸気通
    路11と対向する先端面14cを、流出側吸気通
    路11の方向へ突出する傾斜面に形成したことを
    特徴とする内燃機関の吸気装置。
JP853385U 1985-01-24 1985-01-24 Expired JPH0420988Y2 (ja)

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JP853385U JPH0420988Y2 (ja) 1985-01-24 1985-01-24

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JP853385U JPH0420988Y2 (ja) 1985-01-24 1985-01-24

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JPS61125637U JPS61125637U (ja) 1986-08-07
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GB2552692B (en) * 2016-08-04 2018-08-08 Ford Global Tech Llc A Throttle valve assembly

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JPS61125637U (ja) 1986-08-07

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