JPH0420840B2 - - Google Patents

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JPH0420840B2
JPH0420840B2 JP56049475A JP4947581A JPH0420840B2 JP H0420840 B2 JPH0420840 B2 JP H0420840B2 JP 56049475 A JP56049475 A JP 56049475A JP 4947581 A JP4947581 A JP 4947581A JP H0420840 B2 JPH0420840 B2 JP H0420840B2
Authority
JP
Japan
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arm
arms
rotor
blade
hub
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP56049475A
Other languages
English (en)
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JPS56154396A (en
Inventor
Robeera Buruuno
Panchotei Santeiino
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Agusta SpA
Original Assignee
Agusta SpA
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Filing date
Publication date
Application filed by Agusta SpA filed Critical Agusta SpA
Publication of JPS56154396A publication Critical patent/JPS56154396A/ja
Publication of JPH0420840B2 publication Critical patent/JPH0420840B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C27/00Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
    • B64C27/32Rotors
    • B64C27/322Blade travel limiting devices, e.g. droop stops
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C27/00Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
    • B64C27/32Rotors
    • B64C27/35Rotors having elastomeric joints

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は弾性体継手を備えたヘリコプターのロ
ーターに関する。
殊に本発明は、主ローター・シヤフトから半径
方向外方に延びた多角形平坦部材状のハブを上部
に固着した主ローター・シヤフトを備え、上記ハ
ブは、開口の外部を横方向の橋状腕でふさいだ複
数の貫通開口を備え、上記夫々の開口で該ハブか
らほぼ半径方向外方に延びたブレードを支持する
と共に、夫々の開口を通して延びかつ弾性体継手
を介して上記橋状腕に連結した、二つの腕を有す
る夫々のヨークによつて該ブレードをハブに連結
し、さらに上記夫々のヨークの両腕を互いに連結
すると共に該両腕に対して夫々のブレードの基部
を固着してブレードのピツチを変えるように形成
した両てこ機構と、上記夫々のブレードと夫々の
上記ヨーク間に介設されて夫々のブレードの羽ば
たき運動を制限する羽ばたき運動制限装置とを備
え、夫々の上記ヨークは夫々の上記貫通開口を通
して延びかつその凹面が夫々の上記橋状腕に対面
する中間のわん曲部分を有するほぼU形の一体部
材で形成され、夫々の上記弾性体継手を夫々の上
記ヨークのわん曲部分及び夫々の上記橋状腕に
夫々係合させる第1の係合手段及び第2の係合手
段とを有する弾性体継手を備えたヘリコプターの
ローターに関する。
以下の記述において、上記に定義したローター
を“この形式のローター”なる述語で示すものと
する。
従来のこの形式のローターにあつては、ブレー
ドを主ローター・シヤフトのハブに連結するため
のヨークは通常重ね合わせた2枚の板で構成され
ていて、該2枚の板は一端をヨークとハブ間に配
設した弾性体継手で接続し、又他端をブレードの
内端に連結する。上記の重ね合わせた2枚の板の
間には通常ブレードの羽ばたき運動を制限する装
置が設けられている。この装置は、主ローター・
シヤフトの角速度に応じて、ブレードに固着した
部材に設けた複数の球状座と選択的に係合するよ
うに配列した球状ヘツドを備えるのが普通であ
る。
上述の形式の従来のローターは極めて機能的で
はあるが、そのヨークの構成形式に基因して装置
を余り小型化できぬ欠点があつた。さらにブレー
ドの羽ばたき運動の制限時に互に協同する凹・凸
面は比較的デリケートであり又外部作因によつて
容易に性能が低下する。
又このような凹・凸面があるので、装置の形成
が極めて複雑でかつ加工費が高くつき、従つてロ
ーターの製造費がかなり増大するものであつた。
本発明の目的は上記の欠点が殆んどないヘリコ
プターのローターを提供することである。
上記の目的は、夫々の両てこ機構は、夫々の上
記ヨークの相対向した二つの腕と上記の第2の連
結手段との間に夫々の上記ブレードの羽ばたき運
動を制限する夫々の上記羽ばたき運動制限装置を
収容する室を画定し、上記羽ばたき運動制限装置
は上記両てこ機構で支持されかつブレードの軸線
に直角なほぼ水平状のピンの周りでスパイラルば
ねの付勢作用によつて互いに反対方向に回動可能
の二つの揺れ腕を備え、上記の揺れ腕を、上記第
2の係合手段で担持した傾斜面と上記両てこ機構
で担持した垂直板とに当接するように配設した弾
性体継手を備えたヘリコプターのローターによつ
て達成される。
本発明の其他の特徴及び利益は、それに限定さ
れることのない実施例を示す添付図面についての
以下の説明から明らかになるであろう。
第1図及び第2図は図示せぬ減速歯車箱から垂
直上方に延びたローター1を示し、該減速歯車箱
を図示せぬ駆動装置の出口に連結している。
ローター1はほぼ切頭円錐形の筒状主ロータ
ー・シヤフト2(第2図)を備え、主ローター・
シヤフトの小断面の下端(図示せず)を上記減速
歯車箱のケーシング(図示せず)によつて回転自
在に支持しかつケーシングの出口に対して角度を
つけて係合する。
主ローター・シヤフト2の上端には主ロータ
ー・シヤフト2をハブ5に連結するためのボルト
4が貫通した環状フランジ3を備え、該環状フラ
ンジ3から複数のブレード6を延出する。ブレー
ドのピツチは以下に詳細に述べるように連接杆7
(第2図)によつて制御される。連接杆の一端は
コツプ形ヘツド9を通して半径方向に延びた夫々
の揺れ腕8に連結している。コツプ形ヘツドはボ
ルト4によつてハブ5及び環状フランジ3に連結
した下部環状フランジ10を備えると共に静止状
の筒状シヤフト12が貫通した内部空間部11を
備える。該静止状の環状シヤフトの下端はスプラ
イン継手(図示せず)を介して上記歯車箱のケー
シング(図示せず)に係合されている。
コツプ形ヘツド9の内部で、筒状シヤフト12
は該筒状シヤフトに対して水平な軸の周りに軸線
方向及び角度的に可動な外部回転リング14を備
えたスイベル板組立体13を支持する。該スイベ
ル板組立体の筒状シヤフト12に対する位置及び
傾斜は、ブレード6の総体的ピツチを制御するバ
ー(図示せず)及びブレード6の周期的ピツチを
制御するバー(図示せず)を介して作動する機構
(図示せず)によつて夫々公知の方法で制御する
ことができる。
軸方向に穿孔した筒状ブツシユ15が外部回転
リング14から外方に突出していて(第1図)、
該筒状ブツシユ15は外部回転リング14に固着
されると共に筒状ブツシユ15の水平軸線は外部
回転リング14の外周縁に対してほぼ切線状に配
設されている。
夫々の筒状ブツシユ15は、弾性体の中空球状
スリーブ17からなる弾性体継手16を介して
夫々の揺れ腕8の端部に係合される。該中空球状
スリーブ17の外表面は筒状ブツシユ15の内面
に固着したブツシユ18の凹状球面に係合し、又
中空球状スリーブ17の内表面は球状部材19の
外表面に係合する。上記の球状部材19の軸線方
向の貫通孔20には揺れ腕8の円柱状部分21が
嵌合する。円柱状部分21の螺切端部22にリン
グ・ナツト23を外嵌して、揺れ腕8の円柱状部
分21に球状部材19を固定する。
夫々の揺れ腕8は外部回転リング14から該リ
ングの外周縁に対してほぼ切線方向に延びて、
夫々の円筒状ブツシユ24を通してコツプ形ヘツ
ド9から外方に突出し、この突出部において、揺
れ腕8は外部リング25及び第2の筒状ブツシユ
26を介して支持されている。該第2の筒状ブツ
シユ26は内部に凹状球面を有して弾性体継手2
7の外部部材を構成するものである。上記の弾性
体継手27は、弾性体材料の球状スリーブ29を
介して第2の筒状ブツシユ26の凹状球面に係合
した球状部材28をその内部に備える。球状部材
28は揺れ腕を構成し、かつ螺切されたはめ子形
継手32によつて互に継合した二つの腕30及び
31によつて揺れ腕8に連結する。
球状部材28の中心貫通孔33には腕30の円
筒状部分が嵌合し、又腕30に設けた環状突起3
4に接触するまで腕31が押込まれている。
腕31の自由端にフオーク35を形成し、該フ
オーク35には中央のターンバツクル38によつ
て長さが調節可能の連接杆7の上端をピン36に
よつて螺合する(第2図)。
第1図及び第2図に示すようにハブ5は、その
平面図がほぼ多角形をなしかつ中心軸線上に貫通
孔39を有する箱形部材で構成され(第2図)、
該貫通孔39を通して筒状シヤフト12が延びて
いる。ハブ5の外周縁には複数の貫通開口40が
穿設されていて夫々の貫通開口40は夫々のブレ
ード6に対応した位置に配設され、又ブレード6
に向つた外方に箱形形状の橋状腕41を形成す
る。
ブレード6とハブ5の連結は対応した開口40
を通過して延びたヨーク42によつて行なう。上
記のヨーク42は夫々のブレード6の一端に固着
され、総体的に43で示した弾性体継手によつて
橋状腕41に係合する。
特に第3図に示すように各ヨークは一つのほぼ
U形本体と上下に並んだ二つの腕44とから形成
される。各腕44はほぼ台形状平板をなし、貫通
開口40を通して延びたわん曲部分45によつて
小径部を相互に連結されている。腕44の大径部
の末端に二つの貫通孔46を形成し、又わん曲部
分45のU形部のほぼ垂直面の中央には軸線方向
の孔47を備える。
第1図及び第2図に示すように弾性体継手43
は、横方向を円錐台形面49で形成した弾性体材
料のブロツク48を備える。ブロツク48の大径
部を凸状球形キヤツプ面50で構成し、又ブロツ
ク48の小径部を該面50に対して求心状の凹状
球形キヤツプ面51で構成する。
弾性体継手43は又外部シユー部材52とブロ
ツク48に固着した内部シユー部材53とを備え
る。
殊に外部シユー部材52の一側面には加硫によ
つてブロツク48の凸状球形キヤツプ面50に固
着した凹状球面54を形成し、又外部シユー部材
52の他側面には中央溝56(第1図)を有する
ほぼ円柱状わん曲面55を形成する。外部シユー
部材52の凸状わん曲面が外方に延びて、わん曲
部分45の凹状わん曲内面57と接触する。中央
溝56の凸状面と凹状わん曲面57間を複数のね
じ58によつて確実に連結する。該ねじ58は溝
47を貫通して延びていて、外部シユー部材52
をわん曲板60に連結するために外部シユー部材
52に設けた螺孔59と螺合する。上記のわん曲
板60はわん曲部分45の外部わん曲面に接触状
に配設されるもので、溝47内に延びかつ孔62
が穿設された軸線方向のリブ61を備え、夫々の
ねじ58で外部シユー部材52に取付ける。
内部シユー部材53は板63を備える。板63
の一側面には橋状腕41の内部側縁に係合するほ
ぼ水平の溝64を備え、板63の他側面には加硫
によつてブロツク48の凹状球形キヤツプ面51
に固着した球状ヘツド65を備える。板63と橋
状腕41間の連結は該橋状腕41の外側に設けた
U状のあぶみ金66によつて行ない、ねじ67に
よつて板63に取付ける。あぶみ金66は橋状腕
41の外部横側面に接触状に配設した芯部68
と、ハブ5に対してほぼ半径方向外方に延びた二
つの重なり合つた突起69及び70とを備える。
上記の二つの突起69及び70を互に向き合つた
二つの傾斜面71によつて形成し、かつ互に接続
してブレード6の軸線に対して直角なほぼ水平方
向に延びた角部を有するほぼ直角の二面角を形成
する。
ブレード6の基部とヨーク42との間の結合は
2本のピンによつて行なう。該ピンは貫通孔46
を通して延び又上記基部に形成した貫通孔(図示
せず)に係合しかつ腕44と該基部間に配設した
二つの板73を貫通する。その上で上記ブレード
基部に対向して配設されて板73と協同してU形
のあぶみ金75を構成する垂直板74によつて相
互に結合する。
あぶみ金75は互にほぼ一直線をなした二つの
第1の腕77及び第2の腕78からなる両てこ機
構76(第1図)の中間部分を構成する。上記の
二つの腕77及び78はブレード6に対して傾斜
した位置においてほぼ水平な面上に配設されてい
る。二つの腕のうち第1の腕77の外方に延びた
端部にフオーク79を備え、該フオーク79には
緩衝器の出口ロツド81の端部をピン80を介し
て蝶合し、又コツプ形ヘツド9に固着したあぶみ
金84にピン83を介して緩衝器本体82を蝶合
する。第2の腕78はハブ5に向つて延び、該第
2の腕78の端部にフオーク85を形成し、この
フオーク85に連接杆7の下端をピン86によつ
て蝶合する(第2図)。
垂直板74と第2の腕78を該垂直板74に連
結する部分とでコツプ形部材88の底壁及び側壁
87を夫々形成する。尚コツプ形部材88はブレ
ード6に対し共軸でかつハブ5に対向した凹所を
備える。さらにコツプ形部材88は垂直板74及
び壁87の他に壁87に対向した壁90(第1
図)とほぼ水平の二つの側壁89とを備える。
コツプ形部材88は突起69,70及び該両突
起の傾斜面に対向して配設されて室91を形成す
る。該室内にはブレード6の羽ばたき角を制限す
る羽ばたき角制限装置92を収容する。
第2図及び第4,5図に示すように、羽ばたき
角制限装置92は壁87及び90間のほぼ水平位
置に配設されたピン93を備え、軸受94によつ
て揺れ腕95を回転自在に支持する。上記の揺れ
腕95は、通常垂直板74に対面していて側方が
平坦面98で形成された小寸法の第1の腕97を
形成する板と、傾斜面71によつて形成した二面
角部に向つて延び又二つの面100及び101
(第2図)によつて90°以上の角度の端部を形成し
た第2の腕99とによつて構成される。殊に面1
01部で第2の腕99には横方向のハンマー・ヘ
ツド102が形成されている。該ハンマー・ヘツ
ド102の外部はピン93の軸線に対して直角な
軸線を有する円柱状面103によつて形成され
る。
ピン93上であつて軸受94の両側にはU形の
2重揺れ腕105の二つの軸受104(第5図)
を回転自在に設ける。上記の2重揺れ腕105
は、突起69の傾斜面71に対面し又ピン93の
軸線に対して直角な軸線を有するわん曲面によつ
て外面を形成した横部材106と、わん曲面10
7の対向端部から垂直板74に向つて延び又端面
が平坦面109となつた二つの腕108とを備え
る。2重揺れ腕105の慣性モーメントは揺れ腕
95の慣性モーメントよりも大で、又揺れ腕10
5の長さは横部材106の下方を通過できないよ
うな寸法に形成され、通常はスパイラルばね11
0の推力を受けて2重揺れ腕105は横部材10
6に当接状に配設される。スパイラルばね110
はピン93の周りに巻回され、ばねの中間部を揺
れ腕95の第2の腕99に設けた貫通孔111に
係合し、又ばねの両端部を腕108に設けた貫通
孔112に夫々係合する。
以下に本発明の作動を説明する。主ローター・
シヤフト2が停止していると、揺れ腕95及び2
重揺れ腕105は第2図に示す休止位置において
スパイラルばね110の推力を受けて互に接触状
に配列される。この休止位置において揺れ腕95
及び2重揺れ腕105の平坦面98及び109は
互に同一平面上に配設され、又コツプ形部材88
の垂直板74の内側面に当接している。上記の内
側面は揺れ腕95及び2重揺れ腕105の第1の
ストツパー面の役目をする。ブレード自体の重量
によつて各ブレード6は揺れ腕95がその面10
1を介して突起70の傾斜面71に当接するまで
ブロツク48を撓ませる。このことは第2のスト
ツパー面の役目をしてブレード6が下方に下るの
を拘束する。上記のブレード6の支持はブレード
の角度の如何にかかわらずハンマー・ヘツド10
2によつて行なわれる。該ハンマー・ヘツド10
2の円柱状面103は面101に対して直角方向
に円弧状をなして延びている。
主ローター・シヤフト2が回転し始めてブレー
ド6が回転すると、該ブレードが或る出力を発生
するように適宜配設されていると弾性体継手43
の周りを上方に向つて回転して、面101を突起
70の傾斜面71から引離し、2重揺れ腕105
のわん曲面107を突起69の傾斜面71に当接
させる。このことは2重揺れ腕105の第2のの
ストツパー面の役目をしてブレード6の上向きの
羽ばたき角をゆつくりと所定値にする。
第2図に示すように揺れ腕95及び2重揺れ腕
105の平坦面98及び109が垂直板74に当
接状に配設されている時には、揺れ腕95及び2
重揺れ腕105は閉じた位置にあつて、夫々の平
坦面98及び109から距離をあけた各腕の端部
は垂直板74の外方に向つて延びている。従つて
主ローター・シヤフト2の回転時に生ずる遠心力
の作用によつて両揺れ腕はピン93の周りを回転
し、ばね110の作用に逆らつて第1の揺れ腕は
時計方向に、又第2の揺れ腕は反時計方向に回動
して第2図に破線で示した位置に到達するに至
る。殊に前述したように2重揺れ腕105の慣性
モーメントが揺れ腕95の慣性モーメントよりも
大きいので、ローター・シヤフトの第1の角速度
によつて2重揺れ腕105が反時計方向に向つて
角度的移動を始めて突起69と協同しなくなるが
揺れ腕95は未だ停止している。云い換えると、
ローター・シヤフトの角速度が上記の第1の角速
度を上廻わるとブレード6の上向きの羽ばたきに
対する制限が取除かれ、他方下向きの羽ばたきは
依然として揺れ腕95によつて比較的小さい角度
範囲内に正確に制限される。この場合、揺れ腕9
5の面101は突起70の傾斜面71に対面して
いる。
最終的にローター・シヤフトの角速度が上記の
第1の角速度よりも大きな第2の角速度になる
と、この角速度によつて揺れ腕95も又垂直板7
4に向つて第2図の時計方向に角度的に移動し、
揺れ腕95の面100を突起70の傾斜面71に
対面した位置に向ける。第2図に示すように、ピ
ン93の軸線から面100までの距離はピン93
の軸線から面101までの距離よりも短いので、
上記の第2の角速度が増大すると各ブレード6の
取り得る下向きの羽ばたき角は増大して所定の最
大羽ばたき角となる。
本文のローター・シヤフトの一つの特徴は両て
こ機構76であつて、従来のローターにあつては
通常別個の機械部材によつて行なわれていた多く
の機能がこの一つの機構76によつて行ない得る
ものである。
殊に両てこ機構76はヨーク42の両腕44を
互に接合して、両腕44に対してブレード6の基
部を係止し、第2の腕78を介しブレード6を連
接杆7によつて揺れ腕8に連結することができ
る。このようにしてピツチ制御運動をブレード6
に伝える。
又両てこ機構76はその第1の腕77を介し出
口ロツド81、緩衝器本体82によつてブレード
6をハブ5を連結することができる。
第1の腕77及び第2の腕78とヨーク42内
側間に両てこ機構76はカツプ形部材88を形成
する。上記のカツプ形部材88の側壁は、ブレー
ド6の羽ばたき角の制限装置92を支持すると共
に該装置を外部の作用から保護する。又カツプ形
部材88の底壁は二つの揺れ腕95及び105ス
トツパー面を構成する。
本発明の原理の範囲内において、発明思想の範
囲を外れることなく上述のローター・シヤフトを
種々に変形することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるヘルコプターのロータ
ーを図を明瞭にするために一部を破断または省略
して示した平面図、第2図は第1図の−線に
ついての断面図、第3図は第1図及び第2図の第
1詳細部を示す拡大斜視図、第4図は第1図及び
第2図の第2詳細部を上方から示した拡大断面
図、第5図は第2図のV−V線についての断面図
である。 1……ローター、2……主ローター・シヤフ
ト、5……ハブ、6……ブレード、40……貫通
開口、41……橋状腕、42……ヨーク、43…
…弾性体継手、44……腕、45……中間わん曲
部分、47……溝、48……ブロツク、50……
凸状球形キヤツプ、51……凹状球形キヤツプ、
52……外部シユー部材、53……内部シユー部
材、54……凹状球面、56……凸状わん曲面、
57……凹状わん曲面、58……ねじ、59……
螺孔、60……外部わん曲板、63……板、63
……ヘツド、66……あぶみ金、67……ねじ、
69,70……突起、71……傾斜面、74……
垂直板、76……両てこ機構、87,90……
壁、88……カツプ形部材、91……室、92…
…羽ばたき角制限装置、93……ピン、95,1
05……揺れ腕、99……腕、100,101…
…面、110……スパイラルばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 弾性体継手を備えたヘリコプターのローター
    1であつて、上記ローターは、主ローター・シヤ
    フト2から半径方向外方に延びた多角形平坦部材
    状のハブ5を上部に固着した主ローター・シヤフ
    ト2を備え、上記ハブ5は、開口の外部を横方向
    の橋状腕41でふさいだ複数の貫通開口40を備
    え、上記夫々の開口40で該ハブからほぼ半径方
    向外方に延びたブレード6を支持すると共に、
    夫々の開口40を通して延びかつ弾性体継手43
    を介して上記橋状腕41に連結した、二つの腕4
    4を有する夫々のヨーク42によつて該ブレード
    6をハブ5に連結し、さらに上記夫々のヨーク4
    2の両腕44を互いに連結すると共に該両腕44
    に対して夫々のブレード6の基部を固着してブレ
    ードのピツチを変えるように形成した両てこ機構
    76と、上記夫々のブレード6と夫々の上記ヨー
    ク42間に介設されて夫々のブレードの羽ばたき
    角を制限する羽ばたき角制限装置92とを備え、
    夫々の上記ヨーク42は夫々の上記貫通開口40
    を通して延びかつその凹面が夫々の上記橋状腕に
    対面する中間のわん曲部分45を有するほぼU形
    の一体部材で形成され、夫々の上記弾性体継手4
    3を夫々の上記ヨークのわん曲部分45及び夫々
    の上記橋状腕41に夫々係合させる第1の係合手
    段58〜60及び第2の係合手段66,67とを
    備えたものにおいて、 夫々の両てこ機構76は、夫々の上記ヨーク4
    2の相対向した二つの腕44と上記の第2の係合
    手段66,67との間に夫々の上記ブレード6の
    羽ばたき運動を制限する夫々の上記羽ばたき角制
    限装置92を収容する室91を画定し、上記羽ば
    たき角制限装置92は上記両てこ機構76で支持
    されかつブレード6の軸線に直角なほぼ水平状の
    ピン93の周りでスパイラルばね110の付勢作
    用によつて互いに反対方向に回動可能の二つの揺
    れ腕95,105を備え、上記の揺れ腕95,1
    05を、上記第2の係合手段で担持した傾斜面7
    1と上記両てこ機構で担持した垂直板74とに当
    接するように配設したことを特徴とする弾性体継
    手を備えたヘリコプターのローター。 2 上記弾性体継手43が弾性体からなるほぼ円
    錐台形状のブロツク48を備え、該ブロツク48
    の大径部を凸状球形キヤツプ50状に、又小径部
    を凹状球形キヤツプ51状に形成し、又ほぼ平坦
    な板63の形をした球状ヘツド65を含んで上記
    小径部に固着した内部シユー部材53と、一側面
    には上記大径部に固着した凹状球面54と又他側
    面には上記ヨーク42の中間わん曲部分45の凹
    状わん曲内面57と一致するほぼ円柱状の凸状わ
    ん曲面56とによつて形成されたわん曲板で構成
    した外部シユー部材52とを備えた特許請求の範
    囲第1項記載のローター。 3 上記第1の係合手段が、上記中間わん曲部分
    45の外部凸状わん曲面56に接触状に配設した
    外部わん曲板60と、上記外部わん曲板60及び
    上記外部シユー部材52を通して延び又上記ヨー
    ク42の中間わん曲部分45に設けたほぼ垂直方
    向の溝47を通るねじ58とを備えた特許請求の
    範囲第2項記載のローター。 4 上記第2の係合手段が、上記ハブ5の上記橋
    状腕41の外側から突出し、又上記内部シユー部
    材53の上記板63に対して取外し自在に連結し
    たほぼU形のあぶみ金66を備え、上記あぶみ金
    66は上記ハブ5に対してほぼ半径方向に延びて
    重なり合つた二つの突起69,70を備えて上記
    二つの傾斜面71を担持し、この二つの傾斜面に
    よつて、外方に向いた突部を有するほぼ直角の二
    面角を形成し、又その角部を上記二つの揺れ腕9
    5,105の回動軸線に対してほぼ平行に配設し
    た特許請求の範囲第2項又は第3項記載のロータ
    ー。 5 上記両てこ機構76が上記ブレード6に共軸
    で又上記ハブ5の上記橋状腕41に対面した凹部
    を有するカツプ形部材88を備え、上記カツプ形
    部材88の二つの壁87,90によつて上記二つ
    の揺れ腕95,105を回転自在に支持するピン
    93を支持し、又上記カツプ形部材88の垂直板
    74の内面によつて上記の傾斜面を構成した特許
    請求の範囲第4項記載のローター。 6 夫々の揺れ腕95,105が第1の腕と、該
    第1の腕よりも長さの長い第2の腕を備え、上記
    両揺れ腕を交差状に配設し、かつ第1の腕が垂直
    板74に対面し又第2の腕が傾斜面71に対面す
    る第1の角度的休止位置と、上記の揺れ腕95,
    105の第2の腕が上記の垂直板74に対して横
    向きに接触する第2の角度的作動位置との間に回
    転自在に配設された特許請求の範囲第5項記載の
    ローター。 7 傾斜面71の方向を向いた上記揺れ腕のうち
    の揺れ腕95の第2の腕99が二つの面100,
    101で形成され、上記二面が挟角を90°以上に
    形成し、かつ上記二つの面を上記揺れ腕95の回
    転軸線から互に異つた距離に配設した特許請求の
    範囲第6項記載のローター。 8 上記揺れ腕95の慣性モーメントを他の揺れ
    腕105の慣性モーメントよりも小さくなるよう
    に形成した特許請求の範囲第7項記載のロータ
    ー。
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