JPH0420694Y2 - - Google Patents

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JPH0420694Y2
JPH0420694Y2 JP9841386U JP9841386U JPH0420694Y2 JP H0420694 Y2 JPH0420694 Y2 JP H0420694Y2 JP 9841386 U JP9841386 U JP 9841386U JP 9841386 U JP9841386 U JP 9841386U JP H0420694 Y2 JPH0420694 Y2 JP H0420694Y2
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wiper blade
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wiper
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【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、車両用ワイパーブレード、特に寒冷
地での使用に適した車両用ワイパーブレードに関
する。
《従来の技術》 車両用ワイパー、例えば自動車のフロントウイ
ンドガラス、リヤウインドガラスに付着した水滴
等を払拭するワイパーは、第5図のような構造と
なつている。
第5図に示すワイパー1の構造は、特に寒冷地
に適したワイパーブレード2を使用したものであ
る。そして、このワイパーブレード2はワイパー
アーム3のステー4の先端に脱着可能に取付けら
れるものである。そのワイパーアーム3は、車体
側のワイパーモータ出力軸に固定されるアームヘ
ツド5と、このアームヘツド5にリベツト軸6を
介して回動可能に連結されたリテーナ7と、この
リテーナ7に固定されたステー4等から成る。そ
して、このワイパーアーム3は一端がアームヘツ
ド5に、また他端がステー4にそれぞれ係止され
た状態でリテーナ7内に張設されているコイルス
プリング(不図示)により、ステー4先端が内側
へ変位するように付勢されており、このステー4
の先端に取付けられたワイパーブレード2がガラ
ス面に適度な押圧力で当接されるようにしてい
る。
また、ワイパーブレード2は、例えば降雪地帯
でブレードのエレメントに雪が付着したり、凍結
して機能を阻害するのを防ぐため、ワイパーブレ
ード構造体8(第7図参照)全体をゴムカバー9
で被覆した、いわゆるスノーブレードとして構成
されている。
このワイパーブレード2は、ワイパーブレード
構造体8の上部に、ゴムカバー9を貫通してねじ
込まれる取付ビス10を用いてホルダーベース1
1を固定している。ホルダーベース11はワイパ
ーブレード2に取付ビス10で固定されたベース
部12と、このベース部12の両側からそれぞれ
上方へ折曲起立された一対の立壁壁13とを有し
ている。また、立壁部13には、それぞれこの立
壁部13に形成した貫通孔14,15を貫通して
支持された枢軸をなすリベツト16が取付けられ
ている。このリベツト16にはU字状に折曲形成
された可撓性を有する樹脂製板状スプリング17
が回動可能に枢支されている。そのスプリング1
7はU字の折返し部17Aがリベツト16の外径
とほぼ等しい曲面で形成され、また折返し部17
Aの開放端側が内側へ盛り上がつた肉厚部17B
となつて、肉厚部17B間の寸法がリベツト16
の外径よりも十分小さく形成されている。従つ
て、この板状スプリング17はその開放端側から
リベツト16に押圧させて行くと、肉厚部17B
との当接位置で一度外方へ開きリベツト16の通
過を許容し、リベツト16が折返し部17Aに到
達するとそれ自身の弾性力で内側へ復帰してリベ
ツト16の抜け止めを以後阻止する。この様にし
てリベツト16の回動可能に保持されているスプ
リング17には、ワイパーアーム3のステー4の
先端U字部4Aが脱着可能に取付けられる。すな
わち、ステー4の先端U字部4Aの内面形状は、
無負荷時のスプリング17のU字外径形状よりも
若干小さく形成されている。そして、スプリング
17のU字基部側からステー4の先端U字部4A
内にスプリング17が挿入されるように押し進め
て行くと、スプリング17が内側に撓みながら先
端U字部4A内に収納配置される。従つて、この
状態ではステー4の先端U字部4A内壁間にスプ
リング17がバネチヤージされて配置されるた
め、その弾性力で先端U字部4Aとスプリング1
7とが係合保持されワイパーアーム3にワイパー
ブレード2が装着される。そして、逆にワイパー
アーム3からワイパーブレード2を取り外す場合
には、スプリング17の一側先端部に設けられた
突出片部17Cを上方へ撓み変形させた状態で、
ステー4の先端U字部4Aの開放側へ引き抜くこ
とにより取り外すことができる。
《考案が解決しようとする問題点》 ところで、その様な構造をしたワイパーブレー
ド1は、ホルダーベース11を覆う手段が何んら
設けられていない。そのため、立壁部13とスプ
リング17との間に生じる隙間x(第7図参照)
に降雨及び洗車時等に水が浸入する。この水の浸
入は寒冷地等で夜間凍結した場合、ワイパーアー
ム3に対するワイパーブレード2の動きが拘束さ
れ、窓ガラスの曲面形状に追随せず、払拭不良を
引き起す場合があり、運転者の視界が十分確保で
きないと言う問題があつた。
そこで本考案は、これら従来の問題点に鑑みな
されたもので、ホルダーベースとスプリング間に
水が浸入するのを防止し、寒冷地等で夜間ホルダ
ーベースとスプリングとの間が凍結することのな
いワイパーブレードの構造を提供することを目的
とする。
《問題点を解決するための手段》 以上の目的を達成するために本考案は、ゴムカ
バーで被覆したワイパーブレード構造体の上部
に、そのゴムカバーを介してベース部が固定され
るとともにこのベース部の両側から折曲起立され
た一対の立壁部を有するホルダーベースと、前記
立壁部間に支持された枢軸と、この枢軸に保持さ
れ、且つ、前記ベース部との間に挿入されたワイ
パーアーム先端を脱着可能に保持するスプリング
とを備えた車両用ワイパーブレードであつて、前
記スプリングを前記ホルダーベースの立壁部間を
覆うカバーと一体に成形したことを特徴とする。
《作用》 以上の構成による車両用ワイパーブレードは、
スプリングと一体に形成したカバーでホルダーベ
ースの立壁部間を覆うからホルダーベースとスプ
リング間に水が浸入するのを防止できる。従つ
て、寒冷地で夜間ホルダーベースとスプリングと
の間が凍結するようなことがない。
《実施例》 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は本考案に係るワイパーブレード22
と、このワイパーブレード22が取付け使用され
るワイパーアーム23とを備えたワイパー21の
一部分解斜視図、第2図は第1図のA部における
ワイパーブレード22の拡大斜視図、第3図は第
2図の分解斜視図、第4図は第2図のA−A線矢
視断面図である。
第1図乃至第4図に於いて、ワイパー21の構
造は、特に寒冷地に適したワイパーブレード22
を使用したものである。そして、このワイパーブ
レード22はワイパーアーム23のステー24の
先端に脱着可能に取付けられるものである。その
ワイパーアーム23は、車体側のワイパーモータ
出力軸(不図示)に固定されるアームヘツド25
と、このアームヘツド25にリベツト軸26を介
して回動可能に連結されたリテーナ27と、この
リテーナ27に固定されたステー24等から成
る。そして、このワイパーアーム23は一端がア
ームヘツド25に、また他端がステー24にそれ
ぞれ係止されてリテーナ27内に張設されている
コイルスプリング(不図示)により、ステー24
先端が内側へ変位するように付勢されており、こ
のステー24の先端に取付けられたワイパーブレ
ード22がガラス面に適度な押圧力で当接される
ようにしている。
またワイパーブレード22は、例えば降雪地帯
でブレードのエレメントに雪が付着したり、凍結
して機能を阻害するのを防ぐため、ワイパーブレ
ード構造体28(第4図参照)全体をゴムカバー
29で被覆した、いわゆるスノーブレードとして
構成されている。
このワイパーブレード22は、ワイパーブレー
ド構造体28の上部に、ゴムカバー29を貫通し
てねじ込まれる取付ビス30を用いてホルダーベ
ース31を固定している。ホルダーベース31
は、ワイパーブレード22に取付ビス30で固定
されたベース部32と、このベース部32の両側
からそれぞれ上方へ折曲起立された一対の立壁部
33とを有している。また立壁部33には、それ
ぞれこの立壁部33に形成した貫通孔34,35
を貫通して支持された枢軸をなすリベツト36が
取付けられている。このリベツト36には略U字
状に折曲形成された可撓性を有する樹脂製板状ス
プリング37が枢支されている。そのスプリング
37はU字の折返し片の一片37Eに、外周折返
し部37Dから連続してその一片両側縁に形成さ
れたキヤツプ部37Fが設けられている。このキ
ヤツプ部37Fには、立壁部33を受入れる凹溝
37Gが設けられている。また、スプリング37
はU字の内周折返し部37Aがリベツト36の外
径とほぼ等しい曲面で形成され、また、内周折返
し部37Aの開放端側は幅狭状にリベツト36の
外径寸法よりも十分小さく形成されている。
このスプリング37はホルダーベース31に取
付けるに当つては、先ずキヤツプ部37Fの溝3
7G内に立壁部33が挿入される様にしてホルダ
ーベース31上に仮配置する。次いで、立壁部3
3の貫通孔34の外側からリベツト36を挿入
し、スプリング37の内周折返し部37Aを通つ
て立壁部33の貫通孔35に挿入させ、この貫通
孔35を貫通して外部に突出した先端部をカシメ
ることによつてリベツト36とともにスプリング
37をホルダーベース31に固定している。従つ
て、この様にして取付けられたスプリング37
は、一対の立壁部33間に存在するホルダーベー
ス31をリベツト36とともに覆うカバーを兼
ね、外部から立壁部33とリベツト36との間に
水が浸入するのを阻止する役目を果す。
この様にしてホルダーベース31に取付けられ
たスプリング37は、ワイパーアーム33のステ
ー24の先端U字部24Aが脱着可能に取付けら
れる。
すなわち、ステー24の先端U字部24Aの内
面形状は、無負荷時のスプリング37のU字外径
形状よりも若干小さく形成されている。そして、
スプリング37のU字基部側からステー24の先
端U字部24A内にスプリング37が挿入される
ように押し進めて行くと、U字の折返し可動片3
7Hが内側に撓みながら先端U字部24A内に収
納配置される。従つて、この状態ではステー24
の先端U字部24A内壁間にスプリング37の可
動片37Hがバネチヤージされて配置されるた
め、その弾性力で先端U字部24Aとスプリング
37とが係合保持されワイパーアーム23にワイ
パーブレード22が装着される。そして、逆にワ
イパーアーム23からワイパーブレード22を取
り外す場合には、スプリング37の可動片37H
の先端部に設けられた突出片部37Cを上方へ撓
み変形させた状態で、ステー24の先端U字部2
4Aの開放側へ引き抜くことにより取り外すこと
ができる。
《考案の効果》 以上説明した様に、本考案のワイパーブレード
によれば、スプリングと一体に形成したカバーで
ホルダーベースの立壁部間を覆い、同時に、この
立壁部間に配置された枢軸となるリベツト及びス
プリングの可動片を覆うので、水の浸入を防止す
ることができる。従つて、寒冷地で夜間ホルダー
ベースとスプリングとの間が凍結するようなこと
がなく、常に良好な払拭効果を発揮するので安全
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るワイパーブレードとこの
ワイパーブレードが取付け使用されるワイパーア
ームとを備えたワイパーの一部分解斜視図、第2
図は第1図のA部におけるワイパーブレードの拡
大斜視図、第3図は第2図の分解斜視図、第4図
は第2図のA−A線矢視断面図、第5図は従来の
ワイパーブレードとそのワイパーブレードが取付
け使用されるワイパーアームとを備えたワイパー
の一部分解斜視図、第6図は第5図のB部におけ
るワイパーブレードの拡大斜視図、第7図は第6
図のB−B線矢視断面図である。 24A……ワイパーアーム先端となるステー先
端U字部、28……ワイパーブレード構造体、2
9……ゴムカバー、31……ホルダーベース、3
2……ベース部、33……立壁部、36……枢軸
となるリベツト、37……カバーを兼ねるスプリ
ング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゴムカバーで被覆したワイパーブレード構造体
    の上部に、そのゴムカバーを介してベース部が固
    定されるとともにこのベース部の両側から折曲起
    立された一対の立壁部を有するホルダーベース
    と、前記立壁部間に支持された枢軸と、この枢軸
    に保持され、且つ、前記ベース部との間に挿入さ
    れたワイパーアーム先端を脱着可能に保持するス
    プリングとを備えた車両用ワイパーブレードであ
    つて、前記スプリングを前記ホルダーベースの立
    壁部間を覆うカバーと一体に成形したことを特徴
    とする車両用ワイパーブレード。
JP9841386U 1986-06-28 1986-06-28 Expired JPH0420694Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9841386U JPH0420694Y2 (ja) 1986-06-28 1986-06-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9841386U JPH0420694Y2 (ja) 1986-06-28 1986-06-28

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Publication Number Publication Date
JPS634768U JPS634768U (ja) 1988-01-13
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JP9841386U Expired JPH0420694Y2 (ja) 1986-06-28 1986-06-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2524084Y2 (ja) * 1991-12-27 1997-01-29 市光工業株式会社 車両用ワイパのウインターブレード

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JPS634768U (ja) 1988-01-13

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