JPH0420639A

JPH0420639A - Ｐｃ小梁

Info

Publication number: JPH0420639A
Application number: JP5293190A
Authority: JP
Inventors: Shoji Fukushi; 福士　昭治; Yasuhiro Yamamoto; 康弘山本
Original assignee: Shimizu Construction Co Ltd; Shimizu Corp
Current assignee: Shimizu Construction Co Ltd; Shimizu Corp
Priority date: 1990-03-05
Filing date: 1990-03-05
Publication date: 1992-01-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」本発明は、コンクリート硬化体と、当該コンクリート硬
化体の長手方向に埋設してなる軸方向鉄筋と、所要の腹
鉄筋等を有し、大梁と大梁との間に架設することにより
、床版を設置可能な床の骨組構造を構成するＰＣ（「プ
レキャスト」。以下、同様とする。）小梁に関するもの
である。

［従来の技術り床構築においては、床版を、梁を用いずカラムキャピタ
ル付きの柱により直接支持するフラットスラブ構造や、
柱と柱の間に梁を架設して構造上主要な骨組を造り、そ
の梁と梁の間に床を造る構造型式かある。後者を大梁式
と呼ばれ多数実施されているものである。そして近年、
かかる大梁式において省力化、施工期間の短縮化等の理
由から小梁をＰＣ（「プレキャスト」。以下同様とする
。

）化することがよく行われている。

構造型式に大梁式を採用する場合、柱と柱の間に梁を架
設し、即ち、柱と柱の間に大梁を架設してなる大梁と、
当該大梁と大梁の間に架設してなるＰＣ小梁とを接合す
ることにより構造上主要な骨組構造を造る必要がある。

かかる大梁とＰＣ小梁の接合は、従来、第４図（イ）及
び第４図（ロ）に示すように、ＰＣ小梁２の端面に設け
たりブプレート３と、大’Ｊ？１ノ側面に設けたガゼツ
トプレート４とをボルト締めすることにより行っており
、またかかる接合作業を行なう際、ＰＣ小梁をサポート
により支持することにより行っている。

「発明が解決しようとする課題」しかしながら、従来における接合は、上記の如く行って
いたため、以下に掲げる問題点があった。

即ち、ＰＣ小梁のサポートを設置するためには、相当の
時間及び労力を要していたまた、ＰＣ小梁端面に設けたりブプレートと、大梁側面
に設けたガゼツトプレートとを現場においてボルト締め
するための切欠を設けなければならず、そのため、ＰＣ
小梁の形状が複雑であった。

その結果、型枠構造の複雑化、型枠脱型・運搬・現場取
付時におけるのＰＣ小梁の欠けといった問題点が生じて
いた。

また、大梁として鉄骨造のものがよく用いられているが
、かかる鉄骨には鉄骨製作工場においてガゼツトプレー
トを取り付けるため、かかる取付作業に相当の時間、労
力及び鋼材を要するという問題点があった。

また、現場打コンクリートを打設する際、ＰＣ小梁の前
記切欠を塞くだめの型枠か必要となり、そのためかかる
作業に相当の時間及び労力を要するという問題点かあっ
た。

本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたしのであり、
その目的とするところは、ＰＣ小梁を支持するためのサ
ポートを不要とするとともに、従来技術に比へて、型枠
構造の簡易化、型枠脱型・運搬・現場取付時におけるＰ
Ｃ小梁の欠けの減少、鉄骨製作工場における大梁製作に
要する、時間の短縮、労力及び材料費の軽減、ＰＣ小梁
製作に要する、時間の短縮及び労力の軽減を可能とする
、ＰＣ小梁を提供する点にある。

「課題を解決するための手段」本発明の要旨は、コンクリート硬化体と、当該コンクリ
ート硬化体の長手方向に埋設してなる軸方向鉄筋と、所
要の腹鉄筋等とを有し、大梁と大梁との間に架設するこ
とにより床版を設置可能な床の骨組構造を構成するＰＣ
小梁であって、前記骨組構造を構成してなる大梁に掛止
する掛止部材と、当該掛止部材から突設してなるＰＣ小
梁内に埋設してなるアンカー筋とを端部に備えたことを
特徴とするＰＣ小梁に存する。

「作用」掛止部材は、大梁を構成することとなるＨ鋼に掛けるこ
とができるので、ＰＣ小梁架設の際にＰＣ小梁を支持す
るサポートを不要とする。

また、ＰＣ小梁架設後、現場打コンクリートを打設する
ことにより大梁とＰＣ小梁とを接合することができるの
で、ＰＣ小梁に設けるボルト締め作業用の切欠、及び大
梁に設けるガゼツトプレート、補強材等を不要とする。

また、ＰＣ小梁には前記切欠を要しないのて、現場打コ
ンクリート打設時の、前記切欠を寒くだめの型枠を不要
とする。

「実施例」以下、本発明の一実施例について図面を参照して詳細に
説明する。ただし、本実施例に記載されている構成部品
の数値、寸法、材質、形状、その相対配置なとは、特に
特定的な記載かないかきりは、この発明の範囲をそれら
のみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にす
きない。

まず、本実施例にかかるＰＣ小梁の構成について第１図
を用いて説明する。第１図はＰＣ小梁の側面図、第２図
は掛止部材の側面図である。

当該ＰＣ小梁２０は、第１図に示すように、コンクリー
ト硬化体３０と、当該コンクリート硬化体３０の長手方
向に埋設してなる軸方向鉄筋２３と、スターラップ２５
（腹鉄筋）とを有し、大梁１０．１０の間に架設するこ
とにより床版を設置可能な床の骨組構造を構成するＰＣ
小梁２ｏであって、掛止部材２１と、当該掛止部材２１
に固設してなるアノカー筋２２とをそれぞれ両端部に備
えてなるものである。

前記掛止部材２１は、第１図乃至第２図に示すように、
縦断面り字状をなし、−のフランジ２１ａの現場打コン
クリート打設面２１ｄが上を向くように、他のフランジ
２１ｂの埋設面２１ｃを前記コンクリート硬化体３０内
に埋設してなるものである。さらに詳しくは、大梁当接
面２１１と前記ＰＣ小梁２０の端面２０Ｃとが面一にな
るとともに、−のフランジ２１ａ側の埋設面２１Ｃが僅
かに突出するように、他のフランジ２１ｂを前記コンク
リート硬化体３０内に埋設している。かかる突出長さに
ついては、前記ＰＣ小梁２０の有効高さ、スラブ５０の
厚さ等を考慮して定めれば良い。前記−のフランジ２１
ａの幅Ｂは、前記大梁１０．１０の間に仮設した場合に
おいて、掛止面縁部２１ｅが当該大梁ｌＯを構成してな
るＨ鋼１１の上面に掛止することができる長さとする。

前記アンカー筋２２は、平面視略し字状の鉄筋であり、
枝部２２ｂの軸方向を前記ＰＣ小梁２０の軸方向に一致
するように、他のフランジ２１ｂの埋設面２１ｃに底部
２２ａを爆接することにより固設し、前記コンクリート
硬化体３０内に埋設してなるものである。

さらに本実施例においては前記ＰＣ小梁２０にはその端
面２０Ｃの下端から垂直に突出するように転結２４を設
けている。

次ぎに、以上のように構成してなるＰＣ小梁２０と大梁
１０との接合方法について、第３図（イ）及び第３図（
ロ）を用いて説明する。第３図（イ）はＰＣ小梁２０と
大梁１０との接合状態を示す平面図、第３図（ロ）はＰ
Ｃ小梁２０と大梁１０との接合状態を示す側面図である
。

まず、第３図（イ）及び第３図（ロ）に示すように、予
め工場において製作した、上記のように構成してなるＰ
Ｃ小梁２０を、前記大梁１０を構成することとなるＨｌ
ｌｉｉｌｌに、前記−のフランジ２１ａの掛止面縁部２
１ｅが掛かるように架は渡し、仮止めボルト６０により
固定する。

ついで、前記大梁１０の型枠を組み、当該型枠内に現場
打コンクリート４０を打設すれば、前記ＰＣ小梁２０と
前記大梁１０．．１０とを接合することができるととも
に、スラブ５０を構築することができる。

次ぎに、以上のように構成したＰＣ小梁２０の接合構造
の作用効果について説明する。

前記掛止部材２１は、前記大梁１０を構成することとな
る１−ｆｉｌｌに掛けることかできるので、前記ＰＣ小
梁２０を支持するサポートを要することなく前記ＰＣ小
梁２０を前記大梁１０．１０間に架設することかできる
。

また、前記ＰＣ小梁２０によれば、前記ＰＣ小梁２０に
ボルト締めをするための切欠を要しないので、従来技術
に比べ前記ＰＣ小梁２０を成型するための型枠の構造を
簡易化し、型枠脱型・運搬・現場取付時における前記Ｐ
Ｃ小梁２０の欠けを減少することができる。

また、ガゼツトプレート、補強材等を前記大梁１０に取
り付ける必要がないので、従来技術に比べ、鉄骨製作工
場における前記大梁１ｏの製作に要する、時間を短縮し
、労力及び材料費を軽減することがてきる。

また、前記ＰＣ小梁２０の架設は、単に前記Ｈｗ４１１
に前ｇ己掛止部材２１を掛けることにより行うことがで
き、ボルト締め等を要しないのて、従来技術に比べ、現
場における前記大梁１ｏと前記ＰＣ小梁２０との接合作
業に要する、時間を短縮し労力を軽減することかできる
。

また、前記ＰＣ小梁２０には、ボルト締めをするための
切欠かないので、現場打コンクリート４０の打設時に前
記切欠を寒くだめの型枠を前記ＰＣ小梁２０に仮設する
ことは不要である。その結果、従来技術に比へ、前記Ｐ
Ｃ小梁２０と前記大梁１０１１０の接合作業に要する、
時間を短縮し労力を軽減することができる。

さらに前記ＰＣ小梁２ｏにおいては、転結２４を設けて
いるので、現場打コンクリート４０との接合をより強固
にすることができる。

なお、本実施例においては掛止部材２１として第２図に
示すごとき形状のものを用いているが、本発明の範囲を
それに限定する趣旨ではな（、本発明においては他のも
の、例えば、Ｌ形等、本発明を実施するうえで好適な形
状とすることができる。

また、前記製筒２４を前記ＰＣ小梁２０の端面２０ｃの
下部に設けたが、本発明の範囲をそれに限定する趣旨で
はなく、本発明においては本発明を実施するうえて好適
な位置に設けることかできる。

また、本発明においては第３図（）Ｘ）に示すように、
前記動節２４を設けなくともよい。かかる場合において
は大梁１０へのコンクリートののみ込みΔりのコンクリ
ート部分のンアキー効果により剪断力を伝達する。例え
ば、第３図（）＼）また、前記掛止部材２１を前記Ｈ鋼
１１の上面に固定する方法として仮止めボルト６０用い
たが、本発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、本
発明においては他の方法、例えば、溶接等、本発明を実
施するうえで好適な方法を用いることができる。

また、前記アンカー筋２２の本数を２本としているが、
本発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、本発明に
おいては本発明を実施するうえて好適な本数とすること
ができる。

［発明の効果］本発明は、以上のように構成しているので、以下に記載
するような効果を奏する。

本発明によれば　掛止部材は、大梁を構成することとな
るＨ［に掛かることができるので、前記ＰＣ小梁を支持
するサポートを要することなく前記ＰＣ小梁を架設する
ことかできる。

また、ＰＣ小梁にボルト締め作業用の切欠を要しないの
で、従来技術に比へ、ＰＣ小梁を成型するための型枠の
構造を簡易化し、型枠脱型・運搬・現場取付時における
ＰＣ小梁の欠けを減少することかてきる。

また、ガセットプレート、補強材等を大梁に取り付ける
必要がないのて、従来技術に比べ、鉄骨製作工場におけ
る大梁製作に要する、時間を短縮し、労力及び材料費を
軽減することができる。

また、ＰＣ小梁には、ボルト締め用の切欠かないので、
現場打コンクリート打設時において切欠を寒くだめの型
枠は不要であり、その結果、従来技術に比べ　ＰＣ小梁
と大梁との接合作業に要する、時間を短縮し労力を軽減
することがてきる。

その結果、本発明によれば従来技術に比へ大梁式による
床の構築に要する施工経費を軽減することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図（ロ）は本発明の一実施例を示すもの
であり、第１図はＰＣ小梁の側面図、第２図は掛止部材
の側面図、第３図（イ）はＰＣ小梁と大梁との接合状態
を示す平面図、第３図（ロ）はＰＣ小梁と大梁との接合
状態を示す側面図、第３図（ハ）は本発明の他の実施例
を示す側面図、第４図（イ）及び第４図（ロ）は従来例
である大梁とＰＣ小梁の接合方法を示す斜視図である。１０・・・・・・大梁、１１・・・・・・ＨＭ、２Ｏ−
−ＰＣ小梁、２０ｃ・・・・・・端面、２１・・・・・
掛止部材、２１ａ・・・・・−のフランジ、２１ｂ・・
・・・・他の７ランジ、２１ｃ・・・・埋設面、２１ｄ
・・・・現場打コンクリート打設面、２１ｅ・・・・・
・掛止面縁部、２１ｆ・・・・・・大梁当接面、２２・
・　アンカー筋、２２ａ・・・・−底部、ト硬化体、Ｏ・・・現場打コンクリート、スラブ。

Claims

【特許請求の範囲】

コンクリート硬化体と、当該コンクリート硬化体の長手
方向に埋設してなる軸方向鉄筋と、所要の腹鉄筋等とを
有し、大梁と大梁との間に架設することにより床版を設
置可能な床の骨組構造を構成するＰＣ小梁であって、前
記骨組構造を構成してなる大梁に掛止する掛止部材と、
当該掛止部材から突設してＰＣ小梁内に埋設してなるア
ンカー筋とを端部に備えたことを特徴とするＰＣ小梁。