JP2542279B2 - 壁式ラ―メン工法における主筋の接合方法 - Google Patents
壁式ラ―メン工法における主筋の接合方法Info
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Description
係り、更に詳しくは、壁式ラーメン構造における梁主筋
の接合方法に関する。
ように、例えば一の壁柱15に対して四方から梁16及び壁
付帯梁17が接合される。従って、それらの梁主筋の施工
順序や主筋の位置関係を事前に検討しておく必要があ
る。
て行うものである。
主筋と壁付帯梁17の主筋とが四方から交差するので、多
大な労力と時間をかけて検討,施工しなければならず工
期が長くなり、しかも鉄筋間隔が非常に狭くなった場合
に後のコンクリート打設の時に、コンクリートの流れが
悪くなり緻密に充填されず空隙が発生したりして、構造
物の品質確保に信頼がおけないと言った欠点が存在し
た。
ラーメン構造で施工性が向上し、現場打ちコンクリート
の打設状況も良好で品質の信頼のおける壁式ラーメン構
造における梁主筋の接合方法を提供することを目的とす
る。
法の上記課題を解決し、目的を達成するための要旨は、
鉄筋コンクリート構造物の壁式ラーメン工法における主
筋の接合方法において、梁内から柱部内へ定着される梁
主筋が、その接合用の定着長さを確保し、且つ、柱中心
を越えないで当該柱の上下方向に沿って屈曲されて前記
柱中心を間に対向して配筋され、前記梁主筋の直交方向
に配筋される壁付帯梁の主筋が、前記柱部内で対向配置
にされた梁主筋の間隙に挿通されて、当該壁付帯梁の主
筋と前記梁主筋とが互いに交差しないように配筋され、
コンクリートが打設されて梁,柱,壁付帯梁が一体に接
合されることに存する。
主筋の接合方法によれば、柱に接合される梁と壁付帯梁
との各主筋が、直交方向に配筋されるものの直接的に交
差しないので、配筋施工能率が向上し、鉄筋加工も容易
となり、先組加工もできることになる。
る。第1図は、本発明を実施した場合の平面図であり、
第2図は同じくその縦断面図である。
筋),2b(下端筋),3a(上端筋),3b(下端筋)を配筋
するに、前記梁2端部から柱1内へ定着される梁主筋2
a,2bが、その接合用定着長さ(30〜35d,dは鉄筋径)を
確保して、且つ、柱1の柱中心1aを越えないで該柱1の
上下方向に沿って約90゜屈曲され、前記柱中心1aを間に
対向して配筋される。
は、柱1の上下方向に沿って上端筋2aを下方向に曲げ、
下端筋2bを上方向に曲げた一例を第2図に示したが、こ
れに限られずに、上端筋2aを上方向に曲げて下端筋2bを
下方向に曲げるようにすることを妨げるものではない。
いて、屈曲された前記梁主筋2a,2bが対向配置されてで
きる間隙に挿通して配筋される。
場打ちコンクリートが打設されて前記梁2,柱1,壁付帯梁
3が一体に接合されるものである。
梁の半PC(プレキャストコンクリート)化によっても同
様に適用できる。
図、第5図は、右側面図である。この半PC化による壁式
ラーメン構造を施工するには、半PC梁4に上端筋5を予
め取付けておく。
いで所要コンクリート強度の発現後、型枠を取り外し
て、半PC梁4を架設し、その上端筋5と下端筋6とを、
その接合用定着長さを前述の場合と同様に確保して、且
つ、柱7の柱中心7aを越えないで、該柱7の上下方向に
沿って約90゜屈曲させる。
曲された前記梁4の上端筋5と下端筋6とが対向配置に
されてできた間隙に挿通して配筋される。
上げて該スラブ半PC板11を支持する。
先組みのため落とし込みができないので、左右分割して
それぞれで柱7の主筋に巻回して配筋し、これらの分割
された帯筋9を補強するために、水平補強帯筋10を前記
帯筋9に平行に沿わせるように柱7の主筋に架け渡して
配筋する。
び柱7内と、半PC梁4及び壁付帯梁8の各々の梁上端に
コンクリートを打設して一体化を図る。
における主筋の接合方法を、梁内から柱部内へ定着させ
る梁主筋が、その接合用の定着長さを確保し、且つ、柱
中心を越えないで柱の上下方向に沿って屈曲されて前記
柱中心を間に対向して配筋され、壁付帯梁主筋が、前記
柱部内で屈曲された前記梁主筋が対向配置にされてでき
た間隙に挿通して配筋され、梁,柱,壁付帯梁が一体に
接合されることとしたので、梁と壁付帯梁との主筋が直
接的に交差しないので、コンクリートが緻密に充填され
信頼性が向上するとともに配筋施工能率が向上し、鉄筋
加工も容易となり、配筋に要する工期短縮が可能とな
る。
スト低減ともなる。
力の軽減となりまた安全性も向上することになる。
でコンクリートのかぶりに無駄がなくなる。
図は同じくその縦断面図、第3図は、本発明の他の実施
例に係る平面図、第4図は、同じくその縦断面図、第5
図は、同じくその右側面図、第6図は、従来例に係る壁
式ラーメン構造の平面図、第7図は従来例に係る壁式ラ
ーメン構造の一部を破断して示す斜視図である。 1……柱、1a……柱中心、2……梁、 2a……梁の上端筋、2b……梁の下端筋、 3……壁付帯梁、3a……壁付帯梁の上端筋、3b……壁付
帯梁の下端筋、 4……半PC梁、5……半PC梁の上端筋、6……半PC梁の
下端筋、 7……柱、7a……柱中心、 8……壁付帯梁、8a,8b……主筋、 9……帯梁、10……水平補強帯筋、11……スラブ半PC
板。
Claims (1)
- 【請求項1】鉄筋コンクリート構造物の壁式ラーメン工
法における主筋の接合方法において、梁内から柱部内へ
定着される梁主筋が、その接合用の定着長さを確保し、
且つ、柱中心を越えないで当該柱の上下方向に沿って屈
曲されて前記柱中心を間に対向して配筋され、前記梁主
筋の直交方向に配筋される壁付帯梁の主筋が、前記柱部
内で対向配置にされた梁主筋の間隙に挿通されて、当該
壁付帯梁の主筋と前記梁主筋とが互いに交差しないよう
に配筋され、コンクリートが打設されて梁,柱,壁付帯
梁が一体に接合されることを特徴としてなる壁式ラーメ
ン工法における主筋の接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2184174A JP2542279B2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 壁式ラ―メン工法における主筋の接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2184174A JP2542279B2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 壁式ラ―メン工法における主筋の接合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0473339A JPH0473339A (ja) | 1992-03-09 |
JP2542279B2 true JP2542279B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=16148660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2184174A Expired - Fee Related JP2542279B2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 壁式ラ―メン工法における主筋の接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542279B2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-13 JP JP2184174A patent/JP2542279B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0473339A (ja) | 1992-03-09 |
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