JP2542279B2 - 壁式ラ―メン工法における主筋の接合方法 - Google Patents

壁式ラ―メン工法における主筋の接合方法

Info

Publication number
JP2542279B2
JP2542279B2 JP2184174A JP18417490A JP2542279B2 JP 2542279 B2 JP2542279 B2 JP 2542279B2 JP 2184174 A JP2184174 A JP 2184174A JP 18417490 A JP18417490 A JP 18417490A JP 2542279 B2 JP2542279 B2 JP 2542279B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
main
joining
main bars
pillar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2184174A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0473339A (ja
Inventor
利親 高澤
幸一 向井
信之 和泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toda Corp
Original Assignee
Toda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toda Corp filed Critical Toda Corp
Priority to JP2184174A priority Critical patent/JP2542279B2/ja
Publication of JPH0473339A publication Critical patent/JPH0473339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2542279B2 publication Critical patent/JP2542279B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、鉄筋コンクリート構造における施工方法に
係り、更に詳しくは、壁式ラーメン構造における梁主筋
の接合方法に関する。
(従来の技術) 一般に、壁式ラーメン工法は第6図乃至第7図に示す
ように、例えば一の壁柱15に対して四方から梁16及び壁
付帯梁17が接合される。従って、それらの梁主筋の施工
順序や主筋の位置関係を事前に検討しておく必要があ
る。
そして、配筋終了後に場所打ちコンクリートを打設し
て行うものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述の壁式ラーメン工法では、梁16の
主筋と壁付帯梁17の主筋とが四方から交差するので、多
大な労力と時間をかけて検討,施工しなければならず工
期が長くなり、しかも鉄筋間隔が非常に狭くなった場合
に後のコンクリート打設の時に、コンクリートの流れが
悪くなり緻密に充填されず空隙が発生したりして、構造
物の品質確保に信頼がおけないと言った欠点が存在し
た。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、壁式
ラーメン構造で施工性が向上し、現場打ちコンクリート
の打設状況も良好で品質の信頼のおける壁式ラーメン構
造における梁主筋の接合方法を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本発明に係る壁式ラーメン工法における主筋の接合方
法の上記課題を解決し、目的を達成するための要旨は、
鉄筋コンクリート構造物の壁式ラーメン工法における主
筋の接合方法において、梁内から柱部内へ定着される梁
主筋が、その接合用の定着長さを確保し、且つ、柱中心
を越えないで当該柱の上下方向に沿って屈曲されて前記
柱中心を間に対向して配筋され、前記梁主筋の直交方向
に配筋される壁付帯梁の主筋が、前記柱部内で対向配置
にされた梁主筋の間隙に挿通されて、当該壁付帯梁の主
筋と前記梁主筋とが互いに交差しないように配筋され、
コンクリートが打設されて梁,柱,壁付帯梁が一体に接
合されることに存する。
(作用) このように、本発明に係る壁式ラーメン工法における
主筋の接合方法によれば、柱に接合される梁と壁付帯梁
との各主筋が、直交方向に配筋されるものの直接的に交
差しないので、配筋施工能率が向上し、鉄筋加工も容易
となり、先組加工もできることになる。
また、主筋同士の溶接等の補強作業も不要となる。
(実施例) 以下、添付図面に従って、本発明の一実施例を説明す
る。第1図は、本発明を実施した場合の平面図であり、
第2図は同じくその縦断面図である。
本発明は、柱1に梁2や壁付帯梁3の主筋2a(上端
筋),2b(下端筋),3a(上端筋),3b(下端筋)を配筋
するに、前記梁2端部から柱1内へ定着される梁主筋2
a,2bが、その接合用定着長さ(30〜35d,dは鉄筋径)を
確保して、且つ、柱1の柱中心1aを越えないで該柱1の
上下方向に沿って約90゜屈曲され、前記柱中心1aを間に
対向して配筋される。
この場合に、梁主筋2a,2bを屈曲させる方向として
は、柱1の上下方向に沿って上端筋2aを下方向に曲げ、
下端筋2bを上方向に曲げた一例を第2図に示したが、こ
れに限られずに、上端筋2aを上方向に曲げて下端筋2bを
下方向に曲げるようにすることを妨げるものではない。
そして、壁付帯梁3の主筋3a,3bが、前記柱1内にお
いて、屈曲された前記梁主筋2a,2bが対向配置されてで
きる間隙に挿通して配筋される。
その後、この柱1と梁2及び壁付帯梁3にそれぞれ現
場打ちコンクリートが打設されて前記梁2,柱1,壁付帯梁
3が一体に接合されるものである。
本発明は、第3図乃至第5図に示すように、スラブと
梁の半PC(プレキャストコンクリート)化によっても同
様に適用できる。
ここで、第3図は平面図、第4図は、同じくその断面
図、第5図は、右側面図である。この半PC化による壁式
ラーメン構造を施工するには、半PC梁4に上端筋5を予
め取付けておく。
そして、柱7では梁下までコンクリートを打設し、つ
いで所要コンクリート強度の発現後、型枠を取り外し
て、半PC梁4を架設し、その上端筋5と下端筋6とを、
その接合用定着長さを前述の場合と同様に確保して、且
つ、柱7の柱中心7aを越えないで、該柱7の上下方向に
沿って約90゜屈曲させる。
そして、壁付帯梁8の主筋8a,8bが、前記柱7内で屈
曲された前記梁4の上端筋5と下端筋6とが対向配置に
されてできた間隙に挿通して配筋される。
その後、スラブ半PC板11の下までコンクリートを打ち
上げて該スラブ半PC板11を支持する。
更に、柱7内に帯筋9を、半PC梁4の前記上端筋5が
先組みのため落とし込みができないので、左右分割して
それぞれで柱7の主筋に巻回して配筋し、これらの分割
された帯筋9を補強するために、水平補強帯筋10を前記
帯筋9に平行に沿わせるように柱7の主筋に架け渡して
配筋する。
この後、スラブ上端筋を配筋してこのスラブ上端およ
び柱7内と、半PC梁4及び壁付帯梁8の各々の梁上端に
コンクリートを打設して一体化を図る。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明に係る壁式ラーメン工法
における主筋の接合方法を、梁内から柱部内へ定着させ
る梁主筋が、その接合用の定着長さを確保し、且つ、柱
中心を越えないで柱の上下方向に沿って屈曲されて前記
柱中心を間に対向して配筋され、壁付帯梁主筋が、前記
柱部内で屈曲された前記梁主筋が対向配置にされてでき
た間隙に挿通して配筋され、梁,柱,壁付帯梁が一体に
接合されることとしたので、梁と壁付帯梁との主筋が直
接的に交差しないので、コンクリートが緻密に充填され
信頼性が向上するとともに配筋施工能率が向上し、鉄筋
加工も容易となり、配筋に要する工期短縮が可能とな
る。
先組加工もできることになって、工期短縮とともにコ
スト低減ともなる。
また、主筋同士の溶接等の補強作業も不要となり、労
力の軽減となりまた安全性も向上することになる。
更に、主筋の上下,左右の位置をずらす必要がないの
でコンクリートのかぶりに無駄がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施した場合の平面図であり、第2
図は同じくその縦断面図、第3図は、本発明の他の実施
例に係る平面図、第4図は、同じくその縦断面図、第5
図は、同じくその右側面図、第6図は、従来例に係る壁
式ラーメン構造の平面図、第7図は従来例に係る壁式ラ
ーメン構造の一部を破断して示す斜視図である。 1……柱、1a……柱中心、2……梁、 2a……梁の上端筋、2b……梁の下端筋、 3……壁付帯梁、3a……壁付帯梁の上端筋、3b……壁付
帯梁の下端筋、 4……半PC梁、5……半PC梁の上端筋、6……半PC梁の
下端筋、 7……柱、7a……柱中心、 8……壁付帯梁、8a,8b……主筋、 9……帯梁、10……水平補強帯筋、11……スラブ半PC
板。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄筋コンクリート構造物の壁式ラーメン工
    法における主筋の接合方法において、梁内から柱部内へ
    定着される梁主筋が、その接合用の定着長さを確保し、
    且つ、柱中心を越えないで当該柱の上下方向に沿って屈
    曲されて前記柱中心を間に対向して配筋され、前記梁主
    筋の直交方向に配筋される壁付帯梁の主筋が、前記柱部
    内で対向配置にされた梁主筋の間隙に挿通されて、当該
    壁付帯梁の主筋と前記梁主筋とが互いに交差しないよう
    に配筋され、コンクリートが打設されて梁,柱,壁付帯
    梁が一体に接合されることを特徴としてなる壁式ラーメ
    ン工法における主筋の接合方法。
JP2184174A 1990-07-13 1990-07-13 壁式ラ―メン工法における主筋の接合方法 Expired - Fee Related JP2542279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2184174A JP2542279B2 (ja) 1990-07-13 1990-07-13 壁式ラ―メン工法における主筋の接合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2184174A JP2542279B2 (ja) 1990-07-13 1990-07-13 壁式ラ―メン工法における主筋の接合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0473339A JPH0473339A (ja) 1992-03-09
JP2542279B2 true JP2542279B2 (ja) 1996-10-09

Family

ID=16148660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2184174A Expired - Fee Related JP2542279B2 (ja) 1990-07-13 1990-07-13 壁式ラ―メン工法における主筋の接合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2542279B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0473339A (ja) 1992-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001342679A (ja) 柱梁接合部におけるPCa梁部材の接合方法およびそのためのPCa梁部材
JP4657993B2 (ja) 柱梁接合部構造およびその施工方法
JP2542279B2 (ja) 壁式ラ―メン工法における主筋の接合方法
JP7158996B2 (ja) プレキャストコンクリート梁部材の接合構造および接合方法
JPH0480444A (ja) 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接続ユニット
JPH0452321Y2 (ja)
JPH1025840A (ja) プレキャスト耐震壁を有する建物躯体の構築方法
JPS6312987B2 (ja)
JP2651322B2 (ja) 壁式ラーメン構造物の構築工法
JPH06146439A (ja) プレキャスト壁の接合方法
JP2651321B2 (ja) 壁式ラーメン構造物における梁の定着方法
JPH07252882A (ja) 建築架構の接合構法
JPH0261237A (ja) ハーフプレキャストコンクリート小梁と場所打ちコンクリート大梁との接合方法
JPH026901B2 (ja)
JPH1077614A (ja) 桟橋上部工の構築法
JPH084177A (ja) 梁−スラブの接合方法
JP2715162B2 (ja) 杭体と基礎躯体との結合部分等の配筋方法
JPH03228934A (ja) 柱、梁の接合方法
JPH0588331B2 (ja)
JPH084178A (ja) 梁−スラブの接合方法
JPH11264189A (ja) 鉄骨造と鉄骨コンクリート造の複合建物の構築方法
JPS5952042A (ja) 鉄骨と鉄筋の接合方法
JPH03132544A (ja) プレキャストpc梁の架設方法
JPH09177239A (ja) プレキャスト鉄筋コンクリート梁とその架構方法
JPS61286429A (ja) Pc柱・梁の接合方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070725

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees