JPH041930Y2 - - Google Patents

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JPH041930Y2
JPH041930Y2 JP5502686U JP5502686U JPH041930Y2 JP H041930 Y2 JPH041930 Y2 JP H041930Y2 JP 5502686 U JP5502686 U JP 5502686U JP 5502686 U JP5502686 U JP 5502686U JP H041930 Y2 JPH041930 Y2 JP H041930Y2
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straw tube
straw
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loupe
holding
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、受精卵を封入したストロー管を観
察するルーペに関する。
〔従来の技術〕
近年畜産分野において、家畜の受精卵移植技術
が開発され実用的に利用されており、品種の改
良、生産効率の増進等に役立つている。過剰***
させた雌牛に人工受精を施し、受胎させ複数の卵
子を体外へ取り出し受卵牛に移植するが、透明で
小径のストロー管の中で凍結して保存する方法も
取られ、その後解凍して受卵牛へ移植する方法が
一般的である。このような方法についてさらに詳
しく説明すると、上記ストロー管の線栓部側から
保存液、空気層、保存液、空気層、卵を入れた微
量の耐凍剤、空気層、微量の保存液の順に適量を
吸い込み封じて凍結保存される。
受精卵を受卵牛に移植するときは解凍して移植
するが、耐凍剤は性質上子宮内へ入れる事は不受
胎の原因を作り好ましくないため、ストロー管を
封じた方を上部に向け、垂直を保ち微量の保存液
と耐凍剤、保存液を混ぜ合せると耐凍剤は保存液
より比重が軽く上部へ移行し、反対に受精卵は耐
凍剤を除去しながら徐々に沈澱されてゆく。この
場合に受精卵は、沈澱する過程でその外面に付着
している耐凍剤が保存液によつて徐々に洗浄され
取り除かれる。この後ストロー管の耐凍剤部分が
切り取られ、耐凍剤から分離された受精卵が保存
液と共に受卵牛の子宮内へ移植される。
このように受精卵を凍結保存し、さらに解凍す
る場合には、受精卵が正常な状態を保てずに破壊
されてしまうことがあり、又正常な状態であるか
どうかと観察し確認しなくてはならない。このよ
うなストロー管に保存された受精卵の状態の観察
においては、受卵牛に移植する直前にその状態を
確認する必要があり、このためストロー管を立て
た状態に保ち、受精卵がストロー管中で沈殿して
いく際に観察することが望ましく、したがつて第
4図に示すようなルーペが用いられている。
以下、上記第4図に示すルーペについて説明す
る。
図中符号11はルーペである。ルーペ11は、
凸レンズを有するルーペ本体12とこのルーペ本
体12に取り付けられた円筒状の筒部13とから
なつており、筒部13の前部に被観察物を固定し
てこの被観察物を観察するように構成されてい
る。
このように構成されたルーペ11を用いて上記
のストロー管を観察する場合には、このストロー
管をその内部の耐凍剤層と保存液層とが混ざらな
いように立てた状態で一方の手に持ち、さらに他
方の手にルーペ11を持つてストロー管に焦点を
合わせ観察する。
また、上記のようなストロー管を観察する場合
には、顕微鏡を用いることもある。しかしながら
顕微鏡においては、その構成上ストロー管を立て
た状態で観察することが困難であり、したがつて
ストロー管内の受精卵と耐凍剤とを分離する前に
上記ストロー管を横にした状態のまま観察するこ
とになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記のようなルーペによつて、一方
の手で立てた状態に持つたストロー管を観察する
という作業は、ストロー管を持つ手やルーペを持
つ手が少し動いてもルーペの焦点がずれてしまう
ため、非常に手間がかかつてしまうという問題が
あつた。また、このようにストロー管を手に持つ
て観察すると、手を滑らしてストロー管を落と
し、そのため受精卵が破壊されてしまうという問
題があつた。
また、上記の顕微鏡においては、上記ストロー
管を立てた状態で観察することができず、そのた
め受精卵の状態の確認を受卵牛に移植する直前に
行うことができないという不都合がある。さら
に、顕微鏡においては、これによつて受精卵を観
察するに際して移植現場に運搬しなくてはならな
いため、その運搬に手間がかかるという問題があ
つた。
この考案は、上記の問題を解決してストロー管
を観察する作業を容易にすると共にストロー管の
取り扱いを容易にし、さらに受精卵を受卵牛に移
植する直前に観察することのできるルーペを如何
にして実現するかを問題にしている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案のストロー管観察用ルーペは、凸レン
ズを内蔵した筒状のルーペ本体と、このルーペ本
体の、前記凸レンズの光軸方向の一方に設けられ
た接眼部と、ルーペ本体の、前記接眼部の反対側
に取り付けられ、被観察物を内部に入れたストロ
ー管を保持する保持手段とを具備したものであ
る。
〔実施例〕
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示
す図である。
図中符号1はストロー管観察用ルーペ、2はス
トロー管(2点鎖線で示す)である。ストロー管
観察用ルーペ1は、円筒状のルーペ本体3と円筒
状のストロー管固定部4とから構成されている。
ルーペ本体3の内部には図示しない凸レンズが設
けられている。ここで、該凸レンズは、その光軸
をルーペ本体3の中心軸方向に一致させてルーペ
本体3に内蔵されている。また、ルーペ本体3の
一端面3aには観察窓5(接眼部)が形成されて
いる。この観察窓5は、前記凸レンズの光軸方向
の一方に形成されたものである。また、このルー
ペ本体3には、図示しない焦点微調整部が設けら
れている。ストロー管固定部4は、ルーペ本体3
の、前記観察窓5の反対側に取り付けられたもの
で、第2図に示すようにその内部がルーペ本体3
による観察空間6となつている。また、このスト
ロー管固定部4には、1対の挿入口7,7がそれ
ぞれ軸対称の位置に形成されている。さらに、ス
トロー管固定部4の外周面には、天然ゴム等の弾
性体からなる保持バンド8が挿入口7,7を覆つ
て取り付けられている。この保持バンド8の挿入
口7,7を覆う位置には、それぞれ保持スリツト
9,9が形成されており、これらの保持スリツト
9,9は、同保持スリツト9,9にストロー管2
を挿入した場合、このストロー管2の一部がルー
ペ本体3による観察空間6に臨むように構成され
ている。また、保持スリツト9,9は、第3図に
示すようにストロー管固定部4の軸方向に延在し
ている。
次に、このように構成されたストロー管観察用
ルーペ1によつて、ストロー管2の内部に保存し
た受精卵を観察する手順について説明する。
まず、ストロー管2を第1図に示すように立て
た状態で保持スリツト9,9に挿入する。する
と、保持スリツト9,9は、保持バンド8が弾性
体であるため容易に弾性変形してストロー管2を
受け入れ、さらに一部弾性復帰してこのストロー
管2を保持する。次に、ストロー管2を図中上下
方向に移動しながらルーペ本体3の観察窓5より
覗いてストロー管2の内の受精卵位置を確認す
る。さらに、ストロー管2を保持スリツト9,9
に沿つて図中左右方向に移動しながら観察窓5よ
り覗いて受精卵に焦点を合わせ、またルーペ本体
3の焦点微調整部によつて微調整を行いその後観
察する。
以上に説明したように、このストロー管観察用
ルーペ1は、ストロー管固定部4に巻いた状態に
取り付けられた保持バンド8の保持スリツト9,
9に、ストロー管2を挿入して固定し観察するよ
うに構成されたものであるから、一部受精卵の位
置を確認して焦点を合わせた後は、その焦点がず
れることがないため観察が容易に行なえる。ま
た、このストロー管観察用ルーペ1は、ストロー
管2を上下および前後(図中では左右)に移動し
固定することができるため、受精卵の位置の確認
および焦点合わせが簡単に行なえると共に、一方
の手でストロー管観察用ルーペ1とストロー管2
を支えることができるため、他方の手によつて容
易にルーペ本体3の焦点微調整部を扱うことがで
きる。さらに、このストロー管観察用ルーペ1
は、ストロー管2を観察中などに誤つて落とすこ
とを防ぐことができる。
なお、この実施例では、ストロー管固定部4と
保持バンド8とを個々に設けたが、ストロー管固
定部を弾性体で構成した場合には、保持バンドを
用いずにストロー管固定部に直接保持スリツトを
設け、この保持スリツトにストロー管を挿入して
固定するようにしても良い。また、この場合に保
持スリツトは、第3図に示した保持スリツト9,
9の形状、大きさおよびその位置に限定されるも
のでなく、ストロー管2を保持し、且つ保持した
ストロー管2の一部をルーぺ本体3の観察空間6
に臨ませるものであれば良い。
〔考案の効果〕
この考案のストロー管観察用ルーペによれば、
凸レンズを内蔵した筒状のルーペ本体と、このル
ーペ本体の、前記凸レンズの光軸方向の一方に設
けられた接眼部と、ルーペ本体の、前記接眼部の
反対側に取り付けられ、被観察物を内部に入れた
ストロー管を保持する保持手段とを具備したもの
であるから、この保持手段にストロー管を保持さ
せることによつて容易にストロー管の位置決めが
でき、したがつてこのストロー管の内部に保存さ
れている受精卵を容易に観察することができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示
す図であつて、第1図はストロー管観察用ルーペ
の使用状態を示す斜視図、第2図は第1図−
線視断面図、第3図はストロー管観察用ルーペの
正面図、第4図はルーペの一従来例を示す斜視図
である。 1……ストロー管観察用ルーペ、2……ストロ
ー管、3……ルーペ本体、4……ストロー管固定
部、6……観察空間、7……挿入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 凸レンズを内蔵した筒状のルーペ本体と、この
    ルーペ本体の、前記凸レンズの光軸方向の一方に
    設けられた接眼部と、ルーペ本体の、前記接眼部
    の反対側に取り付けられ、被観察物を内部に入れ
    たストロー管を保持する保持手段とを具備してな
    ることを特徴とするストロー管観察用ルーペ。
JP5502686U 1986-04-12 1986-04-12 Expired JPH041930Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5502686U JPH041930Y2 (ja) 1986-04-12 1986-04-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5502686U JPH041930Y2 (ja) 1986-04-12 1986-04-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62167213U JPS62167213U (ja) 1987-10-23
JPH041930Y2 true JPH041930Y2 (ja) 1992-01-23

Family

ID=30882557

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JP5502686U Expired JPH041930Y2 (ja) 1986-04-12 1986-04-12

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EP1974077A2 (en) 2006-01-20 2008-10-01 BP Corporation North America Inc. Methods and apparatuses for manufacturing monocrystalline cast silicon and monocrystalline cast silicon bodies for photovoltaics

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JPS62167213U (ja) 1987-10-23

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