JPH04191249A - エレベータかご内の空調温度設定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明はエレベータかご内の空調温度設定装置に関する
もので、特に、病人や老人などが乗込んだとき、エレベ
ータかご内に備えられた空気調和機の設定温度を前記特
定の乗客に適する温度に変更するエレベータかご内の空
調温度設定装置に関するものである。

［従来の技術］ 近年、デパートや展望エレベータを始めとしてエレベー
タかご内を適性温度に保って乗客に快適感を与えるため
に空気調和機を備えたエレベータが多くなってきている
。

従来のこの種の空気調和機を備えたエレベータとして、
例えば、実開昭５９−７４９５８号公報に掲載の技術を
挙げることができる。前記公報に掲載の技術はエレベー
タかご内に空気調和機を備え、貯水タンクの排水を運転
効率を低下させることなく行なうようにしたものである
。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、エレベータは不特定多数の乗客が利用するた
め、通常、空気調和機の設定温度は大部分の乗客か満足
できる値に設定される。しかし、病人や老人などにとっ
てはこの温度に合わないことも多く、快適性を損ねたり
、体調を崩したりすることもあった。

そこで、本発明は、病人や老人などが乗込んだときに、
エレベータかご内に備えられた空気調和機の設定温度を
前記特定の乗客に最適な値に変更することができるエレ
ベータかご内の空調温度設定装置の提供を課題とするも
のである。

［課題を解決するための手段］ 本発明にかかるエレベータかご内の空調温度設定装置は
、乗場釦を押した乗客が登録された個人であるかを判別
する乗客判別手段と、前記登録された個人がエレベータ
かご内に乗ったかを検出する乗客乗込み検出手段とを備
え、前記登録された個人が乗場釦を押してエレベータか
ご内に乗ったとき、空気調和機設定温度変更手段により
エレベータかご内の空気調和機の設定温度を変更するよ
うにしたものである。

［作用］ 登録された個人が乗場釦を押すと、乗客判別手段が登録
された個人であることを判別し、空気調和機設定温度変
更手段は空気調和機の設定温度を登録された個人に適す
る値に変更する。そして、乗客乗込み検出手段は呼び階
で前記登録された個人がエレベータかご内に乗込んだの
を検出すると前記変更温度で空気調和機の運転を続行し
、乗込みがないこと、或いは、エレベータかごから降り
たのを確認すると空気調和機設定温度変更手段は設定温
度を初期値に戻す。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を第１図及び第２図に基づいて
説明する。

第１図は本発明の一実施例によるエレベータかご内の空
調温度設定装置の動作を説明する機能ブロック図、第２
図は本発明の一実施例によるエレベータかご内の空調温
度設定装置の構成を示すブロック図である。

図において、（１）は乗場釦、（２）はエレベータかご
を呼び階に呼び寄せるための乗場呼び登録手段、（３）
は乗場釦ランプ、（４）はエレベータかごを昇降させる
エレベータ駆動機構である。

（５）は乗場釦（１）の近辺に設けられ、乗場釦（１）
を操作した乗客の指紋、声紋、個人認識カード等の個人
情報により予め病人や老人等の個人を登録する個人登録
機である。（６）はエレベータかご内負荷や赤外線セン
サ、或いは、ＩＴＶカメラ等を用いて、乗客の乗込みを
検出する乗客乗込みセンサである。（７）はエレベータ
かご内の温度を変更するエレベータかご内温度変更手段
で、通常は初期値（例えば２５［℃］）を出力し、乗場
釦（１）が押され、登録された個人を判別すると、この
個人に対応して予め設定された温度を出力する。また、
前記エレベータかご内温度変更手段（７）はエレベータ
かごが登録された個人が呼び階に停止しても所定時間（
例えば３０［秒］）乗客の乗込みを検出しないと初期値
に復帰させるものである。（８）は空気調和機（９）の
温度を設定する空気調和機温度設定手段である。（１０
）はマイクロコンピュータで、乗場呼び登録手段（２）
、エレベータかご内温度変更手段（７）、空気調和機温
度設定手段（８）における制御を行なうもので、乗場釦
（１）、乗客判別手段（５）、乗客乗込み検出手段（６
）からの信号を人力する入力回路（１０ａ）　、ＣＰＵ
　（１０ｂ）、メモリ（１０ｃ）　、ＣＰＵ　（１０ｂ
）の信号を乗場釦ランプ（３）、エレベータ運転手段（
４）、空気調和機（９）に出力する出力回路（１０ｄ）
が組込まれている。

（１１）はマイクロコンピュータ（１０）に制御されて
エレベータ駆動機構（４）によりエレベータの運転を行
なうエレベータ運転手段、（１２）は個人登録機（５）
の信号をマイクロコンピュータ（１０）に出力して登録
された個人を判別する乗客判別手段、（１３）は乗客乗
込みセンサ（６）の出力信号を入力して乗客の乗込みを
検出する乗客乗込み検出手段である。

次に、−１−記のように構成された本実施例のエレベー
タかご内の空調温度設定装置の動作を第３図に基づいて
説明する。

第３図は第１図の動作を示すフローチャートである。

乗場釦（１）か押されると、図示しないメインプログラ
ムを実行中に、このルーチンがコールされる。　まず、
ステップＳ１で、乗場釦（１）が押されたかを判断し、
押されたときにはステップＳ２に進む。押されていない
ときにはこのルーチンを脱する。ステップＳ２ては乗場
釦（１）を押した乗客が予め病人や老人等の登録された
個人かどうか判断し、登録された個人の場合には、ステ
ップＳ３に進む。ステップＳ３では空気調和機（９）の
設定温度（例えば［２５［’Ｃ］　）を登録された個人
の予め設定されている希望温度（例えば２８　［’Ｃ］
　）に変更する。これにより、空気調和機（９）は直ち
に変更された温度に対応する運転を開始する。なお、ス
テップＳ２で乗場釦（１）を押した乗客が登録された個
人でない場合には、以後の処理は行なわれず、空気調和
機（９）の設定温度は変更されない。

次に、ステップＳ４で、前記呼び階でその乗客がエレベ
ータかこに乗−）だかを乗客乗込み検出手段（６）の検
出信号を読込んで判断し、乗ったならば空気調和機（９
）は前記設定変更後の温度で運転を続行したままエレベ
ータかこは運転される。

そして、ステップＳ５に移行して行先階でその乗客が降
りたならは、ステップＳ６に進み、空気調和機（９）の
設定温度を初期値（例えば２５［’Ｃ］）に戻す。以後
、空気調和機（９）は−船乗客用の設定温度で運転され
る。

一方、ステップＳ４で、エレベータかごが呼び階の乗場
に到着しても乗客の乗込みがないときには、ステップＳ
７に進み、所定時間（例えは３０［秒］）が経過したか
を判断して、所定時間が経過したならば、ステップＳ８
て戸閉指令を行ない、更に、ステップＳ６に進んで空気
調和機（９）の設定温度を初期値に戻す。即ち、登録さ
れた個人の乗込みはなかったと判断して直ちに空気調和
機（９）の設定温度を一般乗客に適する値に戻す。

なお、上記ステップＳ４及びステップＳ５で、乗降する
乗客が登録された個人であるかどうかを判断するには、
例えば、エレベータかご内に乗込んでから行先釦を押し
たときの指紋の判別や専用釦の設置、或いは、ＩＴＶカ
メラや、声紋、個人認識カード等の個人認識手段を設け
ることにより判別は可能となる。但し、この個人確認手
段は、エレベータかこの収容人数がごく少なくて乗降す
る乗客は即ち登録された個人であるとみなせるような場
合には省くことも可能である。

また、ステップＳ７では、戸開してから待機する時間を
例えば３０［秒］間設定しているが、この時間は病人や
老人が乗込むのに必要と思われる任意の時間を設定すれ
ばよい。

このように、上記実施例のエレベータかご内の空調温度
設定装置は、乗場釦（１）を押した乗客が登録された個
人であるかを判別する乗客判別手段（１２）と、前記登
録された個人がエレベータかご内に乗降したかを検出す
る乗客乗込み検出手段（１３）とを備え、前記登録され
た個人か乗場釦（１−）を押してエレベータかご内に乗
降したとき、エレベータかこ内温度変更手段（７）及び
空気調和機温度設定手段（８）からなる空気調和機設定
温度変更手段によりエレベータかこ内の空気調和機（９
）の設定温度を変更するようにしたものである。

したがって、上記実施例によれば、登録された個人が乗
場釦（１）を押すと、乗客判別手段（１２）が登録され
た個人であることを判別し、空気調和機設定温度変更手
段は空気調和機（９）の設定温度を登録された個人に適
する値に変更するので、快適にエレベータを利用するこ
とができ、体調を崩したりすることかなくなる。

また、乗客乗込み検出手段（］３）により呼び階で前記
登録された個人がエレベータかご内に乗込んでいないこ
と、或いは、エレベータかごから降りたのを確認すると
、空気調和機設定温度変更手段によって設定温度は初期
値に戻されるので、一般乗客の快適性を損ねることもな
い。

ところで、上記実施例は、１台のエレベータについて説
明しているが、複数のエレベータかごを管理する群管理
エレベータにおいては、乗場呼びを割当てたエレベータ
かごに対して同様の制御を行なわせることによって同様
の効果を得ることができる。

また、上記実施例のエレベータかご内温度変更手段（７
）は、乗場釦（１）を押した乗客が乗客判別手段（１２
）により登録された個人であると判断されると直ちに空
気調和機（９）の設定温度を変更しているが、本発明を
実施する場合には、これに限定されるものではなく、特
に、高揚呈エレベータでは呼び階に到着するまでに時間
がかかるので、所定階手前になってから変更するように
してもよい。

更に、上記実施例の乗客判別手段（１２）及び乗客乗込
み検出手段（１３）は、上記実施例に記載の各手段を用
いることに限定されるものではなく、同様の作用を期待
てきるものであればいかなるものであってもよい。

［発明の効果コ 以上のように、本発明のエレベータかご内の空調温度設
定装置は、乗場釦を押した乗客が登録された個人である
かを判別する乗客判別手段と、前記登録された個人がエ
レベータかご内に乗降したかを検出する乗客乗込み検出
手段とを備え、前記登録された個人が乗場釦を押してエ
レベータかご内に乗降したとき、空気調和機設定温度変
更手段によりエレベータかご内の空気調和機の設定温度
を変更するようにしたものである。したがって、登録さ
れた個人が乗場釦を押すと、乗客判別手段が登録された
個人であることを判別し、空気調和機設定温度変更手段
は空気調和機の設定温度を登録された個人に適する値に
変更するので、快適にエレベータを利用でき、体調を崩
したりすることがなくなる。また、乗客乗込み検出手段
により呼び階で前記登録された個人がエレベータかご内
に乗込んでいないこと、或いは、エレベータかごから降
りたのを確認すると、空気調和機設定温度変更手段によ
って設定温度は初期値に戻されるので、一般乗客の快適
性を損ねることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるエレベータがご内の空
調温度設定装置の動作を説明する機能ブロック図、第２
図は本発明の一実施例によるエレベータかご内の空調温
度設定装置の構成を示すブロック図、第３図は第１図の
動作を示すフローチャートである。　図において、 に乗場釦 ８：空気調和機温度設定手段 ９：空気調和機 １２：乗客判別手段 １３：乗客乗込み検出手段 である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。 代理人　弁理士　大著　増雄　外２名

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 乗場釦を押した乗客が登録された人であるか判別する乗
   客判別手段と、 前記登録された人がエレベータかご内に乗ったかを検出
   する乗客乗込み検出手段と、 前記登録された人が乗場釦を押してエレベータかご内に
   乗ったときに、エレベータかご内の空気調和機の設定温
   度を変更する空気調和機設定温度変更手段と を具備することを特徴とするエレベータかご内の空調温
   度設定装置。