JPH041911A - 磁気記録再生方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録再生方法に係り、特に回転ヘッドドラ
ムの記録／再生ヘッドによりテープをヘリカル走査し、
記録トラック間にガードバンドを設けたテープフォーマ
ットにて記録し、このテープフォーマットにて配録され
た配録トラックを再生する磁気記録再生方法に関する。

〔従来の技術〕

ホームビデオの映像信号の記録方式は、「傾斜アジアス
記録方式」と「ライン相関を利用したカラー信号処理方
式」の組み合わせにより、ビデオトラック間にガードバ
ンドを設けない高密度記録方式が主流になっている。

即ち、前者によってＦＭ変調された輝度信号の各ビデオ
トラック間のクロストークを除去し、後者によって低域
変換された色信号の各ビデオトラツク間のクロストーク
を除去し、これによりガードバンドのない高密度記録を
可能にしている。

一方、再生時には、回転ヘッドドラムのヘッドがトラッ
クから外れないまうにトラッキングサーボをかけている
が、このトラックずれを検出する方法として、例えば８
　ｍｍ　Ｖ　Ｔ　Ｒ等に用いられているパイロット方式
がある。

このパイロット方式では、記録時に低域変換色信号より
更に低い周波数領域に一定周波数をもった４種のトラッ
キングパイロット信号ｆ、　　　ｆ。

ｆ３ｆ、を各トラックごとに順次ビデオ信号等に重畳し
て記録し、再生時にヘッドのトラックずれがあると再生
しているトラックのパイロット信号とヘッドが近づいた
方の隣接トラックからのクロストークによるパイロット
信号の２つを得る。

そして、この２つのパイロット信号のビート信号出力は
予め一定値になるように設定されており、トラックとの
関係も決まっているので、これによりトラックずれの状
態を検出し、トラッキングサーボをかけるようにしてい
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、上記パイロット方式は、前述したガードバン
ドのない或いは少ないテープフォーマットで記録する記
録方式のみに適用でき、幅の広いガードバンドを設けた
テープフォーマットにて記録されたトラックを再生する
場合、テープの下縁のリニアトラックを用いて、固定ヘ
ッド（コントロールヘッド）にてトラッキングを行うか
、或いはトラッキング専用ヘッドを設けたりしていた。

尚、ガードバンドを有するテープフォーマットは、隣接
トラック間のクロストークがなく、高画質化が実現でき
る利点がある。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ガー
ドバンドを設けつつ、トラッキング専用ヘッドを設ける
ことなく、記録トラックに書き込まれたトラッキング用
のパイロット信号を再生することができる磁気配録再生
方法を提供することを目的とする。

〔課題を解決する為の手段〕

本発明は前記目的を達成するために、回転ヘッドドラム
の記録／再生ヘッドによって一定速度で走行するテープ
をヘリカル走査し、トラッキングパイロット信号を含む
記録トラック間にガードバンド又はトラッキングパイロ
ット信号を含まない記録トラックを設けたテープフォー
マットにて記録し、該テープフォーマットにて記録され
た記録トラックを再生する磁気ｇ己録再生方法において
、前記回転ヘッドドラムにトラッキングパイロット信号
を含む記録トラックの略２トラックピッチ以上のトラッ
ク幅を有する回転消去ヘッドを設けるとともに、記録時
に前記記録／再生ヘッドによって記録信号に重畳して各
記録トラック別のトラッキングパイロット信号を記録し
、再生時に前記回転消去ヘッドを介して前８己トラッキ
ングパイロット信号を検出し、該トラッキングパイロッ
ト信号に基づいてトラッキングサーボを行うことを特徴
としている。

〔作用〕

本発明によれば、記録時に記録／再生ヘッドに先行して
記録トラックの記録信号を消去する回転消去ヘッドを利
用し、再生時にこの回転消去ヘッドを介して記録トラッ
クに記録信号に重畳して書き込まれたトラッキング用の
パイロット信号を再生し、この再生したパイロット信号
に基づいてトラッキングサーボを行うようにしている。

尚、前言己回転消去ヘッドは、略２トラックピッチ以上
のトラック幅を存するように構成されているので、同時
に２種類以上のパイロット信号を再生することができ、
トラックずれを検圧することができる。

〔実施例〕

以下添付図面に従って本発明に係る磁気配録再生方法の
好ましい実施例を詳説する。

第１図は本発明に係る磁気配録再生方法に適用される回
転ヘッドドラムの平面図であり、第２図及び第３図はそ
れぞれ記録状態及び再生状態における各ヘッドと記録ト
ラックとの関係を示す図である。

これらの図面に示すように、回転ヘッドドラム１０には
、磁気テープ１２にＦＭ信号（輝度信号）、低域変換色
信号等の配録信号を記録再生するＡヘッド１４、Ｂヘッ
ド１６と、これらのＡヘッド１４及びＢヘッド１６に先
行して記録時に既に記録されている記録トラックの記録
信号を消去する回転消去ヘッド（以下Ｆ／Ｅヘッドとい
う）１８とが設けられている。尚、このＦ／Ｅヘッド１
８は、消去を行う位１から略ｌ／２トラックピッチ分、
下方に移動できるように構成されている。

上記回転ヘッドドラムｌＯのＡヘッド１４及びＢヘッド
１６は、第２図に示すようにテープ１２をヘリカル走査
し、記録トラック２０に記録信号を記録するとともに、
記録信号中の低域転換色信号より低い周波・数値域に一
定周波数をもった４種のトラッキングパイロット信号ｆ
１ｆｘ　　　ｆｓｆ、をトラックごとに順次書き込む。

また、記録トラック２０間にガードバンド２２を設ける
記録方式を採用している。

一方、Ｆ／Ｅヘッド１８は略２トラツクピツチのトラッ
ク幅を宥し、記録時には、Ａヘッド１４及びＢヘッド１
６に先行して２トラツクづつ各トラックに記録されてい
る記録信号を消去する。

次に、上記のようにして記録されたテープから記録信号
を再生する場合について説明する。

この場合、第３図に示すようにＦ／Ｅヘッド１８を略１
／２トラックピッチ分下げ、このＦ／Ｅヘッド１８によ
り配録トラック２ｏに重畳記録されたトラッキングパイ
ロット信号を再生する。

そして、Ａヘッド１４及びＢヘッド１６が記録トラック
２０を精度良くトレースしている場合（トラックずれか
ない場合）には、Ｆ／Ｅヘッド１８は３つのトラックに
またがり、且つ３つのトラックから得られる３種のパイ
ロット信号のうち、両側のトラックから得られるパイロ
ット信号のレベルは等しくなる。

一方、トラックずれが生じると、Ｆ／Ｅヘッド１８によ
って得られる３種のパイロット信号のうち、両側のトラ
ックから得られるパイロット信号にレベル差が生じるよ
うなり、これによりトラックずれが検出されるとともに
、ずれ方向が検出される。

即ち、再生時には、Ｆ／Ｅヘッド１８から得られる３種
のパイロット信号からトラックずれを検出し、そのトラ
ックずれに基づいてトラッキングサーボを行う。尚、ト
ラッキングサーボには、回転ヘッドドラムは定速駆動し
、テープ送りをコントロールしてトラッキングをとるキ
ャプスタンサーボのほかに、トラッキングをドラムに搭
載されたヘッドの移動で行う方式もある。

尚、本実施例では、Ｆ／Ｅヘッドのトラック幅を略２ト
ラツクピツチとしたが、これに限らず、略２トラックピ
ッチ以上であればよい。また、Ｆ／Ｅへγドによって３
種以上のパイロット信号を検出することができ、且つト
ラックずれに応じたパイロット信号が得られれば、本実
施例のようにＦ／Ｅヘッドを略１／２トラックピッチ分
移動させなくてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係る磁気記録再生方法によ
れば、再生時に通常使用しない既存の回転消去ヘッドを
用いて記録トラックに書き込まれたトラッキングパイロ
ット信号を再生するようにしたため、ガードバンドを設
けたテープフォーマットにて記録信号とともにトラッキ
ングパイロット信号を記録するようにした記録方式にお
いても、トラッキング専用ヘッドを設けることなくトラ
ッキングパイロット信号を再生することができ、トラッ
キングサーボを行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る磁気記録再生方法に適用された回
転ヘッドドラムの平面図、第２図及び第３図はそれぞれ
記録状態及び再生状態における各ヘッドと記録トラック
との関係を示すテープ磁性面側から見た図である。 １０・・・回転ヘッドドラム、１２・・・磁気テープ、
１４°°°Ａ″′ツド、　　　　１６・・・Ｂヘッド、
１８・・・回転消去ヘッド（Ｆ／Ｅヘッド〉、２０・・
・記録トラック、　２２・・・ガードバンド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 回転ヘッドドラムの記録／再生ヘッドによって一定速度
   で走行するテープをヘリカル走査し、トラックングパイ
   ロット信号を含む記録トラック間にガードバンド又はト
   ラッキングパイロット信号を含まない記録トラックを設
   けたテープフォーマットにて記録し、該テープフォーマ
   ットにて記録された記録トラックを再生する磁気記録再
   生方法において、 前記回転ヘッドドラムにトラッキングパイロット信号を
   含む記録トラックの略２トラックピッチ以上のトラック
   幅を有する回転消去ヘッドを設けるとともに、記録時に
   前記記録／再生ヘッドによって記録信号に重畳して各記
   録トラック別のトラッキングパイロット信号を記録し、 再生時に前記回転消去ヘッドを介して前記トラッキング
   パイロット信号を検出し、該トラッキングパイロット信
   号に基づいてトラッキングサーボを行うことを特徴とす
   る磁気記録再生方法。