JPH04190683A - 超音波モータ駆動装置 - Google Patents

超音波モータ駆動装置

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JPH04190683A
JPH04190683A JP2315903A JP31590390A JPH04190683A JP H04190683 A JPH04190683 A JP H04190683A JP 2315903 A JP2315903 A JP 2315903A JP 31590390 A JP31590390 A JP 31590390A JP H04190683 A JPH04190683 A JP H04190683A
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JP
Japan
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frequency
ultrasonic motor
ultrasonic
motors
drive
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JP2315903A
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Inventor
Hideyuki Shibuya
渋谷 秀幸
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、超音波モータを駆動する超音波モータ駆動装
置に関し、特に共振周波数を可変とすることによって、
常に最適な条件で駆動することを容易とするものであり
、さらには1つの制御装置で複数の超音波モータを並列
同時に駆動することをも可能とする超音波モータ駆動装
置に関する。
(従来の技術) 近年、超音波振動により駆動力を得る、いわゆる超音波
モータが種々開発され実用化されるに至っている。
この様な超音波モータは簡易な構成であり、低速回転域
で安定した高いトルクを発生し、応答性及び保持トルク
が高く磁界を発生しない等の種々の利点を有している。
この超音波モータは、単一の板状の圧電セラミックを交
互に反転して分極可能とし、それら圧電セラミックの一
面に弾性体を設け、この弾性体に対して加圧機構により
移動体を押し付け、かつ前記圧電セラミックに駆動電流
を印加して電歪させることにより弾性体表面に振動を与
え、この弾性体表面の振動により、前記移動体を移動さ
せる構造を有している。
このような構造の超音波モータを複数個使用する用途が
あり、これら超音波モータを制御装置により駆動する駆
動装置が種々提案されている。
上記提案の駆動装置としては、例えば二つの超音波モー
タを設け、前記超音波モータを駆動する周波信号を第1
の超音波モータまたは第2の超音波モータのいずれかに
選択的に伝達する切換手段を設けてなるものがある(実
開昭63−131596号)。
また、他の提案の駆動装置としては、例えば複数の超音
波モータを駆動する超音波モータの駆動装置であって、
上記複数個の超音波モータの個々に適した駆動周波数の
交流電圧を発生する発振器と、上記駆動周波数の何れか
を選択する選択手段とから構成したものがある(実開昭
63−156591)。
これら駆動装置は、複数の超音波モータのうちから1つ
の超音波モータを選択して回転させることができる。
(発明が解決しようとする課題) しかしなから、このような従来の超音波モータ駆動装置
にあっては、複数個の超音波モータを、個々の適した駆
動周波数で動かす必要があるため、複数の超音波モータ
の全部を同時に駆動することができない。この結果、上
記駆動装置にあっては、超音波モータを操作する時間が
長くかかる。
また、上記駆動装置において、複数の超音波モータを並
列同時に駆動させるようにすることができるが、この場
合、各超音波モータを最適に駆動させる駆動回路をそれ
ぞれ必要とする。このため、上記装置にあっては、駆動
回路内の部品点数が増すため、コストが高くなり、構造
が大型化し、かつ消費電力が増加してしまう。
加えて、上記装置にあっては、超音波モータを駆動する
トランスの数が増加するので、電磁ノイズレベルが上昇
する。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたも
ので、少ない部品点数で複数の超音波モータを並列同時
に駆動できる超音波モータ駆動装置を提供することを目
的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段)。
上記目的を達成するために、本願節1の発明は弾性体と
圧電体からなるステータを超音波振動させ、該ステータ
に圧接させたロータを移動させる超音波モータを駆動す
る超音波モータ駆動装置において、前記ロータに圧接さ
れるステータの押圧力を当該超音波モータの動作に係る
温度の変化に対応して変更する変更手段を有することを
要旨とする。
また、本願節2の発明は任意の共振周波数の近傍であっ
て、且つ当該共振周波数より高い駆動周波数の電圧を圧
電体に印加し、当該圧電体に生じる超音波振動によって
駆動する複数の超音波モータを駆動する超音波モータ駆
動装置において、前記複数の超音波モータにそれぞれ設
けられ、各超音波モータの共振周波数を一致させる共振
周波数調整手段と、この共振周波数調整手段によって一
致させられた共振周波数より高い所定の周波数から順次
周波数を低くして各々の超音波モータの駆動周波数で、
当該各超音波モータを並列に駆動させる制御手段とを有
することを要旨とする。
(作用) 本願節1の発明における超音波モータ駆動装置において
は、当該超音波モータの動作に係る温度の変化に対応し
て、弾性体と圧電体からなるステータと該ステータに圧
接させたロータとの間の押圧力を変更する変更手段を有
しており、上記温度が変化したときには変更手段によっ
て、押圧力を変更して共振周波数を変えることで、温度
補償を行うようにした。
また、本願節2の発明における超音波モータ駆動装置に
おいては、各々の超音波モータの共振周波数を共振周波
数調整手段により制御可能な範囲内まで一致させる。ま
た、該8超音波モータの共振周波数より高い所定の周波
数から順次周波数を低くしてゆき駆動周波数を決定し、
1つの制御装置で並列に駆動できる。
(実施例) 以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明に係る超音波モータ駆動装置の一実施
例を示すブロック図である。
第1図に示す超音波モータ駆動装置1は、複数の機械負
荷3,3.・・・をそれぞれ駆動する超音波モータ5,
5.・・・と、各超音波モータ5,5.・・・にそれぞ
れ設けられ、かつ各超音波モータ5,5゜・・・の共振
周波数をほぼ同一周波数(以下、単に共振点ともいう)
に一致させる共振周波数調整手段7.7.・・・と、前
記各超音波モータ5,5.・・・を当該共振点近傍の駆
動周皺数で並列かつ同時に駆動させる制御装置9とを備
えている。
なお、ここで所定の駆動周波数、すなわち超音波モータ
を駆動するに際して最適な駆動周波数は任意の第1の共
振周波数よりも僅かに高く且つ***振点の周波数より低
い値、例えば非可聴域の40KHzに設定される。
また、ここで上記超音波モータ5は、単一の板状の圧電
体11を交互に反転して分極可能とし、それら圧電体1
1の一面に弾性体13を固着してなるステータ15に対
してロータ17を加圧機構19により圧接し、前記圧電
体11を電歪させて弾性体13を振動させることにより
ロータ17を回転させるようにしてあり、かつ前記加圧
機構19を共振周波数調整手段7で加圧して共振周波数
を調整できるようになっている。
次に、上記第1図の構成要素の詳細について以下に説明
する。
第2図は上記超音波モータ駆動装置を車両のドアミラー
の開閉駆動源として利用した構成例を示す。
第2図において、自動車等の車両21の前部左右ドア2
3R,23Lにはドアミラー25R,25Lが設けられ
ている。ドアミラー25R,25Lは可倒式に構成され
ており、かつ当該ミラー25R,25Lに内蔵する超音
波モータ5R,5Lにより開閉駆動されるようになって
いる。
第3図(a)、(b)は第2図の構成例のうち左側のド
アミラーを詳細に示すものであり、同図(a)は正面図
、同図(b)は平面図である。
第3図において、ドアミラー25はベース27でドア2
3に取り付けられており、このベース27はドアミラー
本体29を支えている。このベース27にはプレート3
1が螺着されている。この ′プレート31にはセンタ
やシャフト33が圧入されており、プレート31に回り
止め加工されていて、当該シャフト33の回りにトルク
がかかっても、センタ・シャフト33が回ることがない
。また、このセンタ・シャフト33が回転しなければ、
前記プレート31と一体であってもよい。
さらに、ミラーフラッパ35はマウント・ブラケット3
7と一体的に構成されている。このミラーフラッパ35
およびマウント・ブラケット37は別体部品とし、これ
らを螺着してもよい。ジヨイント・シャフト39の一方
の先端部と前記マウント・ブラケット37との間には、
ベアリング41が組み込まれている。これは、ジヨイン
ト・シャフト39とマウント・ブラケット37との間の
摺動抵抗を軽減させるために設けられたものであり、該
摺動部に潤滑効果のあるものであれば何でもよい。さら
に、前記ジヨイント・シャフト39の他方の先端部には
、キャップ43が押圧されており、キャップ43の内部
のボールプランジャ45により押圧力調整が可能となる
。なお、ジヨイント・シャフト39の摺動抵抗を、該ボ
ールプランジャ45によって調整すれば、ドアミラー2
5としてはギア比だけにたよることなく保持トルクも調
整可能となる。
上述したミラーフラッパ35およびマウント・ブラケッ
ト37のアセンブリ部品のセンタ・シャフト透孔部47
に、前記センタ・シャフト33が通され、ている。この
センタ・シャフト33には、リミットスイッチパターン
部49が固定されているセンタ・ギア51も貫通させて
いる。ただし、センタ・ギア51はセンタ・シャフト3
3に対し固定されており、かつ前記センタ・ギア51は
ジヨイント・シャフト39の遊星ギア39Gと、低摩耗
・低接触抵抗・ノンバックラッシュ条件でかみ合うよう
にしている。
また、リミットスイッチ接点部53はマウント・ブラケ
ット37に固定されており、該マウント・ブラケット3
7と同期して動く。そして、リミットスイッチパターン
部49と、リミットスイッチ接点部53とにより、リミ
ッチスイッチLSが構成されている。
超音波モータ5の駆動軸55にはモータ・ギア57が固
定されており、このギア57はジヨイント・ギア59に
、センタ・ギア51およびジヨイント・シャフト39の
遊星ギア39Gと同様な条件にてかみ合うようにしてい
る。
この状態において、超音波モータ5は、マウント・ブラ
ケット37の上面にねじ61により固定されている。
なお、ミラーフラッパ35の孔63にてミラーカバー6
5をねじで固定するが、その際にベース27を除く上記
部品を当該ミラーカバー65の内部に格納する。
上述では左側のドアミラー25Lに関して説明したが、
右側のドアミラー25Hについても左右勝手違いに設計
すればよい。また、ドアミラーの造形条件によっては、
上述してきたギア群のかみ合い位置をずらしてもよい。
第4図は、リミットスイッチの構成を示す図である。
第4図において、リミッチスイッチLSは次のように構
成されている。センタ・シャフト33に固定されたリミ
ットスイッチパターン部49は、第1スイツチパターン
49xと、第2スイツチパターン49yとが形成されて
いる。マウント・ブラケット37に固定され、かつブラ
ケット37とともに可動するリミットスイッチ接点部5
3には、第1接点53xと、第2接点53yとが設けら
れている。また、リミッチスイッチLSは、第1スイツ
チLSxが第1スイツチパターン49xと第1接点53
xとで、第2スイツチLSyが第2スイツチパターン4
9yと第2接点53yとで、構成されている。また、プ
レート31にはストッパ31a、31cが設けられてお
り、マウント・ブラケット37を一定の移動範囲内に規
制するようにしている。
なお、本実施例では、リミットスイッチ接点部53を移
動するようにしていたが、逆にリミットスイッチパター
ン部49が動くようにしてもよい。
また、上記実施例において、リミッチスイッチLSはド
アミラー位置状態を検知ができるものであれば、どんな
ものであってもよい。
第5図は、マウント・ブラケットとプレートの摺動面に
設けたボールクラッチ部の構成を示す説明図である。
上記マウント・ブラケット37内に、コイルばね溝37
aが設けられ、該コイルばね溝37a内にコイルばね3
7bがボール38と当接しなから圧入されている。この
ボール38は、プレート31の上を転勤し、ドアミラー
本体29が起立状態で溝31aに落ち込むようにしであ
る。また、プレート31には、ドアミラー本体29が一
定の場合以外には移動しないように溝31aの他方の面
31bを高くしである。
このようなボールクラッチ機構は、上前マウント・ブラ
ケット37およびプレート31内に複数個設けてもよい
第6図は、上記超音波モータの詳細な構造を示す断面図
である。
第6図において、超音波モータ5は、上側の全体をケー
ス71で保護されるとともに、マウント・ブラケット3
7の第1のアーム37Aに接触する下側は基板73で塞
がれ、水、油、塵等が入りくいように構成されており、
これによりトルク低下の防止、キーキ音の発生防止が行
われている。
超音波モータ5の中央部には前記駆動軸55が設けられ
ており、この駆動軸55の上端部は加圧機構19として
の皿ばね75、ブツシュ77を介して共振周波数調整手
段7であるボールプランジャ79で支持されている。ま
た、駆動軸55の上端部寄りにはロータ17が取り付け
られており、このロータ17の上面のほぼ中央はラバー
81を介して前記器ばね75で支持されている。ロータ
17の周辺部の下側は弾性体13に圧接し、さらに弾性
体13の下側には圧電体11が設けられている。弾性体
13はロータ17と同様に駆動軸55に取り付けられて
いるが、駆動軸55に近い弾性体13の内周部の下側に
はラジアルベアリング83が設けられるとともに、弾性
体13の中程はねじ85によって基板73に固定されて
いる。また、ケース71と基板73との間を介して電気
配線用のコード87が超音波モータ5内に挿入されてお
り、該コードを介して超音波モータ5に動作信号を供給
するようになっている。
第7図は、超音波モ=りの共振周波数が上記ボールプラ
ンジャによる加圧力により調整されることを示す特性図
であり、−横軸に前記加圧力P [kg]を、縦軸に前
記共振周波数f(kHz)をそれぞれとっている。
本実施例の超音波モータ5は、共振周波数調整手段7で
あるボールプランジャ79もって加圧力Pを調整するこ
とにより、規定周波数範囲fO内に容易に設定すること
ができる。このように本実施例の超音波モータ5は、ボ
ールプランジャ79によって、周波数範囲fO中に納め
られるよう構成することにより、調整の作業を容易にし
、かつ二つのモータ5R,5Lの共振周波数fを一致さ
せ、ドアミラー25としての性能の安定化を図ることが
できる。
第8図は、上記超音波モータを駆動する制御装置を示す
ブロック図である。
制御装置9は、第8図に示すように、超音波モータ5R
の圧電体11Rの4つに分割された部分11Ra、 1
1Rb、  11Rs、 11Rgのうち部分11Ra
に正弦波を、部分11Rbに余弦波を供給している。同
様に、制御装置9は、第8図に示すように、超音波モー
タ5Lの圧電体11Lの4つに分割された部分11La
、 11Lb、 11Ls、 11Lgのうち部分11
Laに正弦波を、部分11Lbに余弦波を供給している
。また、制御装置9は、第8図に示すように、超音波モ
ータ5Rの圧電体11Rの接地した部分11Rgと、部
分11Rsとの間から取り出した検出信号を取り込んで
いる。同様に、制御装置9は、第8図に示すように、超
音波モータ5Lの圧電体11Lの接地した部分11Lg
と、部分IILsとの間から取り出した検出信号を取り
込んでいる。そして、該超音波モータ5は、制御装置9
により駆動される。   ” 制御装置9は、トランス89から正弦波駆動信号を、ト
ランス91から前記正弦波駆動信号に対して90度位相
差を有する余弦波信号を、それぞれ出力できる。また、
図示しない操作スイッチを操作すること1こより、各種
の制御処理を実行する処理装置(CPU)93から駆動
・停止信号が出力される。この駆動・停止信号により、
前記トランス89.91から上述した駆動信号とは正・
余弦が入れ代わった駆動信号が、前記超音波モータ5R
内の圧電体11Rの分割部11Ra、 11Rbに、前
記超音波モータ5L内の圧電体11Lの分割部11La
、 11Lbにそれぞれ供給される。これにより、超音
波モータ5R,5Lは、逆回転することになる。
このCPU93には、バッファ95に接続されたアドレ
スバス97を介してROM99、RAM101が接続さ
れており、ROM99またはRAM101の機器選択が
できるようになっている。
また、CPU93には、バッファ103に接続されたデ
ータバス105を介してROM99、RAM101、ア
ナログ/デジタル変換器(A/D変換器)107a、1
07bが接続されている。超音波モータ5R,5Lの圧
電体11R,IILの部分11Rs、IILsから取り
出した検出信号は、整流器109a、109bに入力さ
れて整流されたのちバッファ1lla、1llbを介し
てA/D変換器107a、107bに供給されている。
また、CPU93からの出力は、デジタル/アナログ変
換器(D/A変換器)113でアナログ信号にされたの
ち、電圧/周波数(V/F変換器)115で電圧に応じ
た周波数に変換される。この周波数は、分周器117で
分周されてMOSパワーユニット119を駆動し、トラ
ンス89.91を励起する。分周器117は、CPU9
3により分周率が制御されるようになっている。また、
CPU93は、右ドアミラー25Hのリミッチスイッチ
LSの第1スイッチLSx、第2スイツチLsyからの
位置検出信号SMRが、左ドアミラー25Lのリミッチ
スイッチLSの第1スイッチLSX、第2スイツチLS
Vからの位置検出信号SMLがアンド回路121を介し
て取り込めるようになっている。
次に、上記実施例の作用を説明する。
以下では、[1) ミラーフラッパの機械動作、〔■〕
ミラーのトルクの関係について、(+11)超音波モー
タと制御領域との関係、(IV)制御装置の動作の順で
説明する。
まず、〔夏〕ミラーフラッパ35の機械的動作について
説明する。
まず、ミラーフラッパ35の動作状態について第9図お
よび第10図を参照して説明する。
ここで、第9図(b)はドアミラーが開状態を示し、第
9図(a)は第10図(a) 〜(b)間(閉〜開)を
表し、第9図(c)は第10図(b)〜(C)間(開〜
前方)を表している。
それでは、第10図(b)のドアミラー本体29が開放
している状態から、通常の開成状態に移行する動作につ
いて説明する。このとき、ボールクラッチ部は、第9図
(b)に示すようにプレート31の満31aにボール3
8が落ち込んでいる。
このような開放状態において、図示しない閉スィッチが
操作されると、CPU93はリミッチスイッチLSの第
1スイツチLSxが閉成され、第2スイツチLSyが開
放していることを検知すると、CPU93はD/A変換
器113、V/F変換器115、分−周器117、MO
Sパワーユニット119により閉動作信号を形成し、こ
れをトランス89.91を介して超音波モータ5R,5
Lに供給される。
これにより超音波モータ5の駆動軸55は、第10図(
b)において時計方向に回転する。この回転は駆動軸5
5からモータ・ギア57、ジヨイント・ギア59、ジヨ
イントシャフト39を介して遊星ギア39Gに転達され
る。この遊星ギア39Gは反時計方向に回転しようとす
るが、センタ・ギア51が固定されているため、遊星ギ
ア39Gはセンタ・ギア51を回転することができず、
反力によりセンタ・ギア51の周りを反時計方向に公転
し、この公転により第10図(b)の位置から第10図
(a)の位置に移動し、これによりミラーフラッパ35
およびドアミラー本体29を図示のように閉成する。
また、第10図(a)は閉成状態である。このとき、ボ
ールクラッチ部は、第9図(a)に示すようにプレート
31の上にボール38が位置することになる。
このような状態において、図示しない開スイッチが操作
されると、CPU93はリミッチスイッチLSの第1ス
イツチLSxが開放し、第2スイツチLSyが閉成して
いることを検知すると、CPU93はD/A変換器11
3、V/F変換器115、分周器117、MOSパワー
ユニット119により開動作信号を形成し、これをトラ
ンス89.91を介して超音波モータ5R,5Lに供給
される。
これにより、超音波モータ5の駆動軸55は上記と逆に
反時計方向に回転する。そして、この回転によって遊星
ギア39Gも逆に時計方向に回転しようとするが、固定
されているセンタ番ギア51からの反力によりセンタ・
ギア51の周りを時計方向に公転し、第10図(a)の
位置から第10図(b)の位置に移動し1これによりミ
ラーフラッパ35およびドアミラー本体29が開放され
る。
次に、この電動可倒式ドアミラーのミラーフラッパ35
が、例えば人の腕または他の物体等に当たって、後方ま
たは前方に移動した場合の動作について説明する。
第10図(b)に示すように、ミラーフラッパ35が開
放している状態において、矢印Fで示すように、ミラー
フラッパ35に物体が衝突したとすると、ミラーフラッ
パ35にはセンタ・シャフト33を中心に時計方向に回
る力が作用する。この結果、遊星ギア39Gは反時計方
向に自転しなからセンタ・ギア51の周りを時計方向に
公転し、第10図(C)の位置に移動しようとする。こ
の移動の間、ジヨイント・シャフト39は遊星ギア39
Gの反時計方向の自転とともに反時計方向に回転し、ま
たジヨイント・ギア59も同様に反時計方向に回転する
。ジヨイント・ギア59が反時計方向に回転すると、ジ
ヨイント・ギア59に噛合しているモーターギア57は
時計方向に回転しようとする。この場合、この回転力が
小さいと、モータ・ギア57が駆動軸55を介して連結
されている超音波モータ5内の前記ロータ17および弾
性体13と圧電体11とからなるステータ15は加圧接
触して保持されているためモータ・ギア57は回転しな
いが、モータ・ギア57の回転力が所定値を超えると、
超−音波モータ5のロータ17とステータ15との間の
接触面が滑り、両者間の保持がはずれ、超音波モータ5
のロータ17は回転する。この結果、ミラーフラッパ3
5は第10図(b)の状態から第10図(c)の状態に
なる。
一方、逆に矢印Fと反対方向から物体が衝突した場合に
は、上述と逆の力がかかり、超音波モータ5のロータ1
7は同様に回転する。
このような衝突の結果、ミラーフラッパ35は第10図
(a)のように閉成した状態、あるいは第10図(C)
のように開放した状態になり、リミッチスイッチLSの
第1スイッチLSx、第2スイツチLSyは、第10図
(a)または第10図(c)の状態のように接触する。
したがって、制御装置9のCPU9Bはリミッチスイッ
チLSが第10図(a)または第10図(c)の状態に
あることを検知し、CPU93は開動作信号または閉動
作信号を形成して超音波モータ5R,5Lに与えること
により、第10図(a)の状態からは開放し、第10図
(c)の開き過ぎた状態からは閉成することができる。
上記実施例は電動可倒式ドアミラーの左側のみについて
示しているが、右側でも左右勝手違いに各部品を作成す
ることにより同様に構成することができる。なお、上記
リミッチスイッチLSはドアミラーの位置検出ができる
ものであれば、上記構成に限らずどんなものでもよい。
また、リミッチスイッチLSの第1スイツチ(Sx、第
2スイツチLSyが第10図(a)、(C)に示す位置
にきても、ドアミラーが駆動・停止するが停止位置にき
てもなお停止しないときには、プレート31に設けられ
たストッパ31a131bにより、それ以上移動しない
ようになっている。
上記ミラーは上述のように動作している。
次に、(11)上記動作をさせるためのトルクの関係に
ついて、第10図を参照して説明する。
ドアミラー駆動トルクをTDD、ドアミラー前方方向保
持トルクをTPI(、閉領域のドアミラー前方方向保持
トルクをTCIIA、前方領域のドアミラー前方方向保
持トルクをTCIIB、ボールクラッチ溝前方乗り越え
トルクをT BP、ボールクラッチ溝閉方向乗り越えト
ルクをT BC,ストッパt・ルクT st。
手動格納および衝突可倒トルクTIIAとする。
この場合、開方向のトルク関係は、 TpH< T DD< TBF< T+IA■Tst 
   −(1)となる。
また、閉方向のトルク関係は、 TCIIA  (TCHB )< TBC< TDD<
 TIIA@Tst・・・(2) となる。
ドアミラー駆動トルクTDDは、超音波モータ5の発生
トルクとギア群によるギア比との積で表わすことができ
る。
ここで、ドアミラー前方方向保持トルクTPI+は、第
10図(a)から同図(b)までの閉領域を動くのに必
要なトルクである。
ドアミラー閉方向保持トルクT CHAは第10図(b
)から同図(a)までの閉領域を、ドアミラー閉方向保
持トルクT CHDは、第10図(c)から同図、(b
)までの前方領域を動くのに必要なトルクである。
ボールクラッチ溝前方乗り越えトルクTBPは、第10
図(b)から同図(C)に行くために必要なトルクであ
る。
ボールクラッチ溝閉方向乗り越えトルクTBCは、第1
0図(b)から同図(a)に行くために必要なトルクで
ある。
さらに、モータ非作動時における、手動格納および衝突
による可倒トルクをT H^とし、第10図(a)、(
C)に示したストッパ31c、31aによるストッパト
ルクTSTとすれば、上述してきた各トルク関係は、上
記(1)、(2)式のようになる。
さらに、(+11 )超音波モータと制御領域との関係
を説明する。
第11図は、本実施例の二つの超音波モータのステータ
の振動振幅−周波数特性の設定を説明するための図であ
り、横軸に周波数f(kHz)、縦軸に振動振幅〔μm
〕が上−られている。
各超音波モータ5R,5Lの各ロータ17およびステー
タ15の加圧力調整はボールプランジャ45R,45L
で行い、該ボールプランジャ45R,45Lによって規
定周波数範囲内に調整される(第7図参照)。
このようにボールプランジャ45R,45Lにより調整
されて、各超音波モータ5R,5Lの共振周波数が一致
された状態が、第11図に示す振動振幅−周波数特性図
である。
理想的には複数の超音波モータ5R,5Lの共振ピーク
foは一致することが望ましいが、微視的には本図のよ
うにずれることになる。
超音波モータ5を動作させる際には、まず、共振領域A
foに飛び込まぬように、超音波モータ5R,5Lに供
給する周波数は、正常回転領域Afaから、共振周波数
foの上方より共振周波数f。
に徐々に近づけて行くように制御する必要がある。
このように制御する理由は、共振領域Afoで駆動する
と、超音波モータ5に入力インピーダンスが低インビー
ダンとなり、大電流がモータ内に流入しモータを破損し
てしまい、かつステータ以外のパーツとも共振し、可聴
音を発してしまう、という欠点があるからであること。
また、***振回転領域Af’bによる制御は、共振周波
数foの下方より共振周波数foに近づけるという方法
であるが、この領域の特性のカーブが急激に立ち上がっ
ているため、振動振幅値が激増し、制御しにくいという
欠点があるからである。
したがって、正常回転領域Araにおいて超音波モータ
5を駆動制御にすると、まず第1の超音波モータ5Rの
振動振幅値が振動目標値mに達する。
ついで、第2の超音波モータ5Lも、振幅目標値mに達
する。これにより、複数の超音波モータ5R,5Lが振
幅目標値mを通過したので、CPU93は、これ以上駆
動周波数を下げぬようにし、最後のモーター(この実施
例では、超音波モータ5L)の振幅目標値mを通過した
時点の周波数fmを下限として駆動周波数を決定するよ
うにすればよいことがわかる。
第12図(a)、(b)は複数の超音波モータが制御可
能か否かを説明するための振動振幅−周波数特性図であ
る。
理想的には複数の超音波モータ5R,5Lの共振ピーク
foは一致することが望ましいが、微視的には本図のよ
うにずれることになる。
超音波モータ5を動作させる際には、まず、共振領域A
foに飛び込まぬように、超音波モータ5R,5Lに供
給する周波数は、正常回転領域Araから、共振周波数
foの上方より共振周波数f。
に徐々に近づけて行くように制御する必要がある。
すなわち、共振領域Afoで駆動すると、超音波モータ
5に入力インピーダンスが低インピーダンとなり、大電
流がモータ内に流入しモータを破損する可能性が生じ、
かつステータ以外のパーツとも共振し、可聴音を発して
しまうからである。
また、***振回転領域Afbによる制御は、共振周波数
foの下方より共振周波数foに近づけるという方法で
あるが、この領域の特性のカーブが急激に立ち上がって
いるため、振動振幅値が激増し、制御しにくいからであ
る。
したがって、正常回転領域Afaにおいて超音波モータ
5を駆動制御にすると、まず第1の超音波モータ5Rの
振動振幅値が振動目標値mに達する。
ついで、第2の超音波モータ5Lも、振幅目標値mに達
する。これにより、複数の超音波モータ5R,5Lが振
幅目標値mを通過したので、CPU93は、これ以上駆
動周波数を下げぬようにし、最後のモータ(この実施例
では、超音波モータ5L)の振幅目標値mを通過した時
点の周波数fmを下限として駆動周波数を決定するよう
にすればよいことがわかる。
第12図(a)、(b)は複数の超音波モータが制御可
能か否かを説明するための図である。
第12図(a)において、第1の超音波モータ5Rおよ
び第2の超音波モータ5Lは、加圧機構19によりロー
タ17が加圧力調整されていて複数のモータの共振ピー
クが接近しており、制御可能条件を満たしている。−す
なわち、foを第1の超音波モータ5Rの共振周波数、
fmを第2の超音波モータ5Lの振動口−標値発生周波
数とすれば、fo<fm          ・・・(
3)を満たしているので、制御可能となる。
第12図(b)において、第1の超音波モータ5Rおよ
び第2の超音波モータ5Lは、加圧機構19によりロー
タ17が加圧力調整がされておらず、複数のモータの共
振ピークが離れており、fo>fmなる関係となって、
上記第(3)式の条件を満たしていないことがわかり、
制御不能となる。
すなわち、一般条件として、第1の超音波モータ5の共
振周波数は、他の第2、第3の超音波モータ5の振動目
標発生周波数以下になるように制御してはならない。
以下、具体的動作について、運転者が操作スイッチを作
動した時の作動説明を第13図に基づい説明する。
まず、イグニッションキーをオンすることによって制御
装置9が作動し、第13図のフローチャートが実行され
る(ステップSl)。
ついで、操作スイッチ信号待ちとなる(ステップS2)
。ここで、図示しない操作スイッチがオンされたことを
制御装置9のCPU93が検知すると(ステ゛ツブS2
)、該CPU93は該操作スイッチが開か、または閉か
を判mlする(ステップS3)  。   ・ 仮に操作スイッチ開であると該CPU93が判断すると
(ステップS3)、該CPU93は超音波モータ5を開
方向に回転させるために正常回転領域Afaの周波数帯
の上限から正弦波および余弦波の交流電圧を発生させる
(ステップS4)。これにより、CPU93からの制御
信号は、D/A変換器113、V/F変換器115、分
周器117、MOSパワーユニット119によって開動
作駆動信号になり、超音波モータ5R,5Lに供給する
。すると、二つの超音波モータ5R,5Lは同時に回転
し始める。そして、CPU93は、超音波モータ5R,
5Lの圧電体11の部分11sから入力した検出信号を
取り込み(ステップS5)、この検出信号を基に両超音
波モータ5R,5Lが第11図に示すように振幅目標値
mに到達したか否かを判断しくステップS6)、該CP
U93は振幅目標値mに達していない判断したときには
(ステップS6)、一定の幅で周波数を下げる制御をし
くステップS7)、S5に戻す。該CPU93は、超音
波モータ5が振幅目標値mに達するまで当該動作(ステ
ップ85〜S7)を繰り返す。
つまり、本ステップ85〜S7内では、CPU93は、
振動振幅目標値mに達するまで作動駆動信号の周波数を
下げ続ける。
次に、CPU93は、超音波モータ5が振幅目標値mに
到達したときに(ステップS6)、ドアミラーの設定条
件に応じて、第2の超音波モータ5の振動目標値に達し
た時点より高い駆動周波数領域で超音波モータ5が駆動
できるように駆動周波数を決定する(ステップS8)。
CPU93は、駆動周波数が決定すると(ステップS9
)、その制御信号をD/A変換器113、V/F変換器
115、分周器117、MOSパワーユニット119に
与えて、当該駆動周波数による開動作信号を作り超音波
モータ5R,5Lに供給する。ドアミラー本体29内の
りミッチスイッチLSからのは振幅目標値mに達してい
ない判断したときには(ステップS6)、・一定の幅で
周波数を下げる制御をしくステップS7)、S5に戻す
。該CPU93は、超音波モータ5が振幅目標値mに達
するまで当該動作(ステップS5〜S7)を繰り返す。
つまり、本ステップ85〜S7内では、CPU93は、
振動振幅目標値mに達するまで作動駆動信号の周波数を
下げ続ける。
次に、CPU93は、超音波モータ5が振幅目標値mに
到達したときに(ステップS6)、ドアミラーの設定条
件に応じて、第2の超音波モータ5の振動目標値に達し
た時点より高い駆動周波数領域で超音波モータ5が駆動
できるように駆動周波数を決定する(ステップS8)。
CPU93は、駆動周波数が決定すると(ステップS9
)、その制御信号をD/A変換器113、V/F変換器
115、分周器117、MOSパワーユニット119に
与えて、当該駆動周波数による開動作信号を作り超音波
モータ5R,5Lに供給する。ドアミラー本体29内の
りミッチスイッチLSからの検出信号をCPU93に取
り込み(ステップ510)、該CPU93は前記検出信
号を基にドアミラーの位置が両方完全開(第11図(b
))となるまで、89〜S11の動作を繰り返して超音
波モータ5R,5Lを駆動する。
そして、CPU93は、左右のドアミラー位置が完全開
(第10図(b))になったとき(ステップ511)、
超音波モータ5R,5Lを停止しくステップ512)、
再びS2に戻るようにする。
このようにしてドアミラーは、第10図(a)から第1
0図(b)まで移動し、第10図(b)の位置で停止す
ることになる。
また、第10図(b)の状態で操作スイッチ信号待ちと
なっている(ステップS2)。ここで、図示しない操作
スイッチがオンされたことを制御装置9のCPU93が
検知すると(ステップS2)、該CPU93は該操作ス
イッチが開か、または閉かを判断する(ステップS3)
仮に操作スイッチ閉であると該CP093が判断すると
(ステップS3)、該CPU93は超音波モータ5を閉
方向に回転させるために正常回転領域Araの周波数帯
の上限から正弦波および余弦波の交流電圧を発生させる
(ステップ514)。
これにより、CPU93からの制御信号は、D/A変換
器113、V/F変換器115、分周器117、MOS
パワーユニット119によって閉動作駆動信号になり、
超音波モータ5R,5Lにf些給される。すると、二つ
の超音波モータ5R15Lは同時に回転し始める。
そして、CPU93は、超音波モータ5R15Lの圧電
体11の部分11sから入力した検出信号を取り込み(
ステップ515)、この検出信号を基に両超音波モータ
5R,5Lが第11図に示すように振幅目標値mに到達
したか否かを判断しくステップ516)、該CPU93
は振幅目標値mに達していない判断したときには(ステ
ップ516)、一定の幅で周波数を下げる制御をしくス
テップ517)、S15に戻す。該CPU93は、超音
波モータ5が振幅目標値mに達するまで当該動作(ステ
ップS15〜517)を繰り返す。
つまり、本動作内(ステップ315〜517)では、C
PU93は、振動振幅目標値mに達するまで作動駆動信
号の周波数を下げ続ける。
また、CPU93は、超音波モータ5が振幅目標値mに
到達したときに(ステップ516)、ドアミラーの設定
条件に応じて、第2の超音波モータ5の振動目標値に達
した時点より高い駆動周波数領域で超音波モータ5が駆
動できるように駆動周波数を決定する(ステップ518
)。
CPU93は、駆動周波数が決定すると(ステップ51
9)、その制御信号をD/A変換器113、V/F変換
器115、分周器117、MOSパワーユニット119
に与えて、当該駆動周波数による閉動作信号を作り超音
波モータ5R,5Lに供給する。ドアミラー本体29内
のりミッチスイッチLSからの検出信号をCPU93に
取り込み(ステップ520)、該CPU93は前記検出
信号を基にドアミラーの位置が両方完全閉(第11図(
a))となるまで、819〜S21の動作を繰り返して
超音波モータ5R,5Lを駆動する。
そして、CPU93は、左右のドアミラー位置が完全閉
(第10図(a))になったとき(ステップ521)、
超音波モータ5R,5Lを停止しくステップ512)、
再びS2に戻るようにする。
このようにしてドアミラーは、第10図(b)から第1
0図(a)まで移動し、第10図(a)の状態で停止す
る。
以上説明したように本実施例は、操作スイッチの操作に
応じて、第14図(a)のドアミラー25の開成状態か
ら第14図(b)の開放状態へ、あるいは第14図(b
)の開放状態から第10図(a)の開成状態への開閉動
作が行われる。
左右のドアミラーの回動速度が異なったとしても問題は
ない。仮に、左ドアミラー25Lの方が早く回動してド
アミラー25Lが開くと想定すると、第14図(C)の
ようにドアミラー25Lが開き、ドアミラー25R−が
閉じている状況である。
このとき、上記(2)式から、T DD< T pHよ
り、第10図(b)のように−なるまで、左ドアミラー
は、開状態で保持されそれ以上動くことはなく、超音波
モータ5Lは、ロータ17・ステータ15間ですべって
いる。そのうちに、右側のドアミラーも完全開となるの
で、第14図(b)の状態となる。第14図(b)の状
態となると、リミッチスイッチLSからの位置検知信号
がアンド回路121によりCPU93に人力されること
になり、CPU93は、超音波モータ停止信号を出力す
る。
これらは、例えば、左ドアミラーの方が早く回動し、閉
じる場合も同じである。
また、右側が早く回動する場合も同様である。
さらに、ドアミラーの手動により、第14図(c)のよ
うな状況にあっても、上述してきた状況と同じなので、
操作スイッチにより、第14図(a)あるいは(b)の
ようにすることができる。
ただし、ドアミラーの手動により、第14図(d)のよ
うな状況にあるときは、−旦操作スイッチの閉信号を送
り、第14図(a)のようにしてから操作スイッチ開に
すれば再び第14図(b)のようになるので何ら問題は
ない。
なお、超音波モータ5における共振周波数調整手段7の
構成は第6図にボールプランジャ79として示したが、
この共振周波数調整手段7として、第15図、第1−6
図に示すものもある。
第15図は、共振周波数調整手段7Aの他の構成として
、超音波モータ5Aの凸部131に六角ボルト133が
螺合可能にされており、この六角ボルト133によりス
ラストベアリング135を上部より抑圧可能にしたもの
である。超音波モータ5Aの共振周波数を一致させるた
めには、該六角ボルト133を回すことにより、加圧力
調整をすればよい。
第16図は、共振周波数調整手段7Bのさらに他の構成
として、前記六角ボルト133とスラストベアリング1
35の間に、シム137を入れである。これにより、六
角ボルト133は、雌ねじに対し、最下端までくるよう
にし、シム137の厚みあるいは、枚数によって、結果
的に、加圧力調整し、共振周波数を一致させる。
また、このとき上記シムにアクチュエータ、形状記憶合
金等を用いて押圧力を温度上昇に伴って弱めるようにす
ることによって、当該超音波モータにおける共振周波数
を変更することができる。
これにより、例えば側面から日射される車両の左右のド
アミラーに対する温度補償を行うことができるので、左
右のドアミラーの同時駆動を行うこともできる。
上述してきたように、第6図、第15図および第16図
により、水、油、塵等がさらに入りにくくするため、超
音波モータ凸部131に図示しないキャップを被せるよ
うにすればよい。
以上説明してきたように、本実施例によれば、その構成
を各々超音波モータの共振周波数を制御可能な範囲内ま
で一致させ、かつ駆動周波数を決定し、1つの制御装置
で並列に駆動できるようにしたため、次のような効果が
ある。
モータを同時に駆動でき、操作時間の短縮が図れ、回路
内の部品点数を低減することで、コスト低減・小型化・
消費電力低減を図ることができる。
特にトランスの数が減るので電磁ノイズレベルを低減で
き、また駆動周波数を高い周波数から徐々に低くして超
音波モータに印加しているため、突然共振近傍に飛び込
まず、立ち上がり時の可聴異音を防止できる。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、ステータに
圧接させたロータとの間の押圧力を変更する変更手段を
設けたので、温度が変化したときには変更手段によって
、押圧力を変更して共振周波数を変えることで、温度補
償を行う事ができる。
また、各々の超音波モータの共振周波数を共振周波数調
整手段により制御可能な範囲内まで一致させ、該6超音
波モータの共振周波数より高い所定の周波数から順次周
波数を低くしてゆき駆動周波数を決定するようにしたの
で、1つの制御装置で複数の超音波モータを並列に駆動
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の全体構成を示すブロック図、 第2図は車両のドアミーラーを示す説明図、第3図は同
実施例のドアミラーの構成を示す図、第4図は同実施例
のリミットスイッチの構成を示す図、 第5図は同実施例のボールクラッチ部の構成を示す図、 第6図は同実施例の超音波モータの構成を示す断面図、 第7図は第6図の超音波モータの加圧特性と共振特性と
の関係を示す特性図、 第8図は同実施例の制御装置の構成を示すブロック図、 第9図は同実施例のクラッチの動作を説明するための図
、 第10図はリミッチスイッチの動作状態を説明するため
の図、 第11図は同実施例における超音波モータの周波数−振
動振幅の関係を示す特性図、 第12図は超音波モータの制御可能か、制御不能かの関
係を説明するための図、 第13図は同実施例の動作を説明するためのフローチャ
ート、 第14図はドアミラーの駆動状態を説明するための図、 第15図および第16図は共振周波数調整手段の他の構
成を示す図である。 1・・・超音波モータ駆動装置、 3・・・機械負荷、   5・・・超音波モータ、7・
・・共振周波数調整手段、 9・・・制御装置、   11・・・圧電体、13・・
・弾性体、   15・・・ステータ、17・・・ロー
タ、    19・・・加圧機構。 代理人 弁理士  三 好  秀 和 第1 図 第2 図 第4図 第10図(a) 第1011!J(b) islQ凶 (c) 周波数[kllzコ 第12図(a) @12図(b) @14図(c)第14図(d)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)弾性体と圧電体からなるステータを超音波振動さ
    せ、該ステータに圧接させたロータを移動させる超音波
    モータを駆動する超音波モータ駆動装置において、 前記ロータに圧接されるステータの押圧力を当該超音波
    モータの動作に係る温度の変化に対応して変更する変更
    手段を有することを特徴とする超音波モータ駆動装置。
  2. (2)任意の共振周波数の近傍であって、且つ当該共振
    周波数より高い駆動周波数の電圧を圧電体に印加し、当
    該圧電体に生じる超音波振動によって駆動する複数の超
    音波モータを駆動する超音波モータ駆動装置において、 前記複数の超音波モータにそれぞれ設けられ、各超音波
    モータの共振周波数を一致させる共振周波数調整手段と
    、 この共振周波数調整手段によって一致させられた共振周
    波数より高い所定の周波数から順次周波数を低くして各
    々の超音波モータの駆動周波数で、当該各超音波モータ
    を並列に駆動させる制御手段と を有することを特徴とする超音波モータ駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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