JPH04189881A - 表面処理剤および表面処理充填剤 - Google Patents

表面処理剤および表面処理充填剤

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JPH04189881A
JPH04189881A JP31614990A JP31614990A JPH04189881A JP H04189881 A JPH04189881 A JP H04189881A JP 31614990 A JP31614990 A JP 31614990A JP 31614990 A JP31614990 A JP 31614990A JP H04189881 A JPH04189881 A JP H04189881A
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surface treatment
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filler
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JP31614990A
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Atsushi Mori
森 厚
Yoshiharu Kataoka
片岡 義敏
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Nippon Soda Co Ltd
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Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高分子マトリックス−充填剤複合系において
、充填剤の表面改質に使用される表面処理剤に係り、さ
らに詳しくは、置換基として特定の有機基とTi原子と
キレート環を形成し得るキレート化剤基とを有するアル
コキシチタン誘導体を主成分とする水系で使用可能な表
面処理剤に関する。
また、前記表面処理剤を用いて充填剤を表面処理したア
ルコキシチタン誘導体の部分加水分解物の被回を有する
表面処理充填剤に関する。
本発明の表面処理剤は、高分子マ) IJフックス−填
剤複合系に使用される充填剤、特に無機充填剤の高分子
マトリックスへの分散性を向上させるための充填剤の表
面改質用処理剤として好適であり、また、この表面処理
充填剤は、高分子マ) IJソックスの分散性が優れる
ため、高分子マトリックス−充填剤複合系の製造に好適
に使用することができる。
〔従来の技術〕
高分子マ) IJフックス−填剤複合系、たとえば合成
樹脂成形体、塗料、インキ等に使用される充填剤には、
複合系の物性、加工性等の向上を目的とした表面処理が
一般に施されている。
これら充填剤の表面処理剤として、シランカップリング
剤、チタンカップリング剤、ジルコニウムカップリング
剤等が知られている。
有機シラン化合物からなるシランカップリング剤の溶剤
系は、水または水−アルコール溶液が一般的であるが、
アルコキシチタン誘導体からなるチタンカップリング剤
の溶剤系は、通常、有機溶剤が使用されている。
水系で安定なアルコキシチタン誘導体として、イソブロ
ボキシチタニウムアミノエタノラート、イソプロポキシ
トリ (アミノエタノラード)等のテトラアルコキシチ
タンとアミノアルコールとの反応生成物を、エステル化
触媒として使用することが開示されている(米国特許1
13P 3074818号す細書参照)。また、水に不
溶性のチタンカップリング剤を、アンモニア水、トリエ
チルアミン、ジメチルアミノエタノール、トリエタノー
ルアミン、モルホリン等のアミン化合物を併用すること
により安定化し、水系で使用することが提案されている
(特開昭56−112973号公報参照)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
シランカップリング剤による充填剤の表面処理効果は、
ガラスピーズ等のケイ酸質の充填剤に対しては優れてい
るが、ケイ酸質以外の充填剤に対しては、はとんど効果
を示さない。
一方、チタンカップリング剤は、ケイ酸質以外の充填剤
、たとえば炭酸カルシウム、酸化チタン等に対しても優
れた表面処理効果を示すが、一般に加水分解性が極めて
大きく、水系での使用は困難であり、通常有機溶剤系で
使用される。
しかし、なから、有機溶剤は火災、爆発等の危険がある
ばかりでなく、吸引により中毒を起こす怖れがあり、水
系で使用可能なチタンカップリング剤が要望されている
前記引用した水系で安定なアルコキシチタン誘導体やア
ミノ化合物の併用により水系で安定化したチタンカップ
リング剤の場合、充填剤の表面処理効果が充分ではなく
、一般には充填剤の水系での処理は行われていない。
本発明は、水系で使用可能なチタン系表面処理剤および
高分子マトリックスへの分散性に優れた表面処理充填剤
を提供することをその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発胡者等は、前記目的を達成すべく鋭意研究した結果
、テトラアルコキシチタン、特定の有機酸およびTi原
子とキレート環を形成し得るキレート化剤との反応生成
物からなるアルコキシチタン誘導体が加水分解に対して
極めて安定であり、かつ、この反応生成物を用いて水系
で表面処理を施した充填剤が、高分子マ) IJフック
ス中の分散性に優れることを見出し、本発明を完成した
本発明は、(a)  テトラアルコキシチタンおよび/
または平均縮合度が6以下のテトラアルコキシチタンの
加水分解縮重合物(ポリマー)ω) ケト酸類、アシロ
キシカルボン酸@およびアルコキシ酢酸類よりなる群か
ら選ばれた少なくとも1種 (c)  Ti原子とキレート環を形成し得るキレート
化剤 上記(a)、 (b)および(c)の反応生成物からな
り、Ti:1原子当たり0.1〜20モルの前記(b)
項記載の有機酸基およびTi1l原子当たり0.5モル
以上の前記(c)項に記載のキレート化剤基を有するア
ルコキシチタン誘導体を含有することを特徴とする表面
処理剤である。(第1発明) また前記表面処理剤を用いて充填剤を表面処理して得た
アルコキシチタン誘導体の部分加水分解物の被覆を有す
ることを特徴とする表面処理充填剤である。(第2発1
!I’l) 本発明において、前記(a)項に記載のテトラアルコキ
シチタンは、下記一般式(1) %式%(1) で表され、式中の0Rが、アルコキシ基、好ましくは、
炭素数1〜6のアルコキシ基、たとえば、メトキシ基、
エトキシ基、 n−プロポキシ基、 1−プロポキシ基
、 n−ブトキシ基、 tert−ブトキシ基1ペント
キシ基1n−ヘキソキシ基等の1種または2種以上であ
る有機チタン化合物である。
表面処理剤としての処理効果から、テトライソプロポキ
シチタンおよびテトラノルマルブトキシチタンが、さら
に好ましく使用される。
またテトラアルコキシチタンの加水分解縮重合物(ポリ
マー)は、前記テトラアルコキシチタンの1種または2
種以上を酸またはアルカリ触媒の存在下に等モル以下の
水を用いて加水分解し、縮重合することにより得た平均
縮合度が6以下のポリマーである。ポリマー構造につい
ては、鎖状、環状、網目状等の諸説があるが、その何れ
であってもよい。
前記(b)項に記載のケト酸類は、下記一般式(2)%
式%(2) で表され、式中のR1が炭素数1〜5のアルキル基、R
2が、炭素数1〜5のアルキレン基であるカルボン酸類
である。
一般式(2)で表されるケト酸類として、下記の化合物
等が例示される。
CIl、COCH2C0叶、     CH3C)12
COCI1.[:Do)ICH3COC2H,C0OH
,C3H,C0CH,C0D)IC,fl、COC,t
l、COO1i、   C,LCOC3H6C[)OH
アシロキシカルボン酸類は、下記一般式(3)%式%(
3) で表され、式中のR″が、炭素数1〜5のアルキル基、
R4が炭素数1〜5のアルキレン基であるカルボン酸類
の少なくとも1種である。
一般式(3)で表されるアシロキシカルボン酸類として
、下記 化合物等が挙げられる。
CH3CO0CH,C0OH,C2H5000C,H,
C00HCH3COOC3H6[:OOH,CH3CO
0C3H6COOII[:3H7[:0OCH2COO
)1.      C,H,CDDC2H,C00II
C2H5CODC,H8C0DH,C2H7CDOC5
H,、C[]OHアルコキシ酢酸類は、下記一般式(4
)%式%(4) で表され、式中のR5が、炭素数1〜5のアルキル基、
R6が、メチレン基であるカルボン酸類の少なくとも1
種である。
一般式(4)で表されるカルボン酸類として、下記化合
物等が挙げられる。
CH30CII、CDDH,C,LDCH2COOII
C3)1,0CH2COO)1.        C,
119口[:)12cOOHC6H,0CI1.C0O
H 前記(c)項に記載のTi原子とキレート環を形成し得
るキレート化剤として、下記および(ポリ)アルキレン
グリコール類などが例示される。
[ヒドロキシカルボン酸類] グリコール酸、乳酸、α−オキシ−n−酪酸。
α−オキシイソ吉草酸、2−エチル−2−オキシブタン
酸、とドロアクリル酸、β−オキン酪酸。
α−オキンアクリル酸、タルトロン酸、オキシメチルマ
ロン酸、リンゴ酸、オキシグルタル酸、クエン酸、グリ
セリン酸、酒石酸等、 [β−ジケトン類] アセチルアセトン、3−フェニルアセチルアセトン等、 [α−またはβ−ケト酸類およびその低級アルキルエス
テル類1 アセト酢酸、プロピオニル酪酸等およびそれらのメチル
、エチル1 イソプロピル、ノルマルブチルエステル等 表面処理剤は、前NtE (a)項のテトラアルコキシ
チタンおよび/またはそのポリマーのTi:1原子当た
り、前記ら)項の有機酸の少なくとも1種:0.1〜2
0モルおよび前記キレート化剤・05モル以上を反応さ
せ、テトラアルコキシチタン、またはそのポリマーの有
しているアルコキシ基を、前菖己選択された有機酸基お
よびキレート化剤基でエステル交換したTi:1原子当
たり有機酸基°0.1〜2.0モルおよび前記キレート
化剤基:0.5モル以上を有するアルコキシチタン誘導
体を有効成分とする。
前記アルコキシチタン誘導体は、前記(a)項のテトラ
アルコキシチタンおよび/またはそのポリマー、ら)項
の有機酸類の少なくとも1種およびキレート化剤のそれ
ぞれの所定量を、溶剤の存在下または非存在下において
40〜80℃の温度下に05〜1時間撹拌保持し、つい
で副生ずるアルコールおよび反応溶剤を減圧下に除去す
ることにより容易に合成される。
表面処理剤は、前記アルコキシチタン誘導体を有効成分
として含有する溶液である。溶剤として、前記アルコキ
シチタン誘導体を溶解し得るものが特に制限なく使用で
き、水、低級アルコール類などおよび有機溶剤の水溶液
等が使用され、さらに好ましくは水を使用する。
表面処理の対象となる充填剤として、高分子マトリック
スと複合し、その複合系の緒特性を向上し得るものであ
れば特に制限はない。
これらの充填剤として、下記が例示される。
[充填剤] 炭酸カルシウム、カオリン、クレー、マイカ。
クルク、ケイ酸カルシウム、酸化チタン、炭酸マグ茅シ
ウム、アルミナ1硫酸カルシウム、硫酸バリウム、シリ
が、セオライト、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、グラスファイバー、チタン酸
力υウムファイバー。
カーボンファイバー等 表面処理剤による充填剤の表面処理は、表面処理剤水溶
液に充填剤を浸漬、撹拌して充填剤100重量部に対し
、前記アルコキシチタン誘導体0゜05〜58重量部、
好ましくは0.5〜2重量部を被着させ充填剤表面に前
記アルコキシチタン誘導体の部分加水分解物の被覆を形
成することにより行う。特に、天然物の湿式粉砕によっ
て製造される重質炭酸カルシウム、カオリン、クレー、
マイが、タルク等については、粉砕時に使用する水に前
記表面処理剤を添加することにより、粉砕と表面処理を
同時に行うことが出来る。また、石灰乳と炭酸ガスとの
反応で製造される軽質炭酸カルシウム、合成法により製
造される水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム等の
場合にも、水系の反応液または粉砕媒中に前記表面処理
剤を添加することにより、その製造工程中で表面処理を
行うことができる。
本発明の表面処理充填剤(第2発明)は、前記表面処理
剤による表面処理をして得た、アルコキシチタン誘導体
の加水分解物の被覆を有する充填剤である。
本発明において、アルコキシチタン誘導体の加水分解物
の被覆は、充填剤表面に連続した被膜を形成しているこ
とが好ましいが、特に必須ではない。
本発明の表面処理充填剤は、各種の高分子マトリックス
に配合でき、高分子マトリックス−充填剤複合体とする
ことができる。複合可能な高分子マトリックスとして、
下記が挙げられる。
[高分子マトリックス] ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリスルフォン。
ポリサルファイド、ポリフェニレンオキンド、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル。
アクリル樹脂などが例示でき、特にポリウレタン。
エポキン樹脂、ポリアミド、ポリエーテルポリオールな
どに好適である。
〔作   用〕
本発明の表面処理剤は、前記したように置換基に加水分
解性のアルコキシ基および非加水分解性のケトン酸類、
了シロキシカルボン酸類、アルコキシ酢酸類よりなる群
から選ばれた少なくとも1種の有機酸基およびキレート
化剤基を有するアルコキシチタン誘導体を主成分とする
ことを特徴とする。
このアルコキシチタン誘導体の化学構造について、種々
の提案があるが、確定的なものはなく、また、その作用
機構についても胡らかではない。
アルコキシチタン誘導体が、充填剤の表面処理、剤とし
て作用するためには、その置換基として加水分解性基お
よび非加水分解性を有する必要があり、加水分解性基と
してアルコキシ基が、非加水分解性基として前記有機酸
基の少なくとも1種およびキレート化剤基が選択される
このアルコキシチタン誘導体は、後記実施例に示すよう
に、水系において極めて安定であり、その水溶液を用い
て充填剤の表面処理を行うことができる。この水系にお
ける安定性は、置換基に前記有機酸基の少なくとも1種
およびTi原子とキレート環を形成し得るキレート化剤
基を導入したことにより発現するものと推定される。
また、アルコキシチタン誘導体の水系に対する安定性は
、置換基に前記有機酸基の少なくとも1種を導入するこ
とによってもTi原子とキレート環を形成し得るために
発現するが、その他のキレート化剤基を併せて導入する
ことにより水系に対する安定性がさらに向上する。
Ti:1原子に対する前記有機酸基数が過少な場合、水
系における安定性が低下すると共に充填剤の表面処理効
果も低下し、また過大な場合にも、充填剤の表面処理効
果が低下する。アルコキシチタン誘導体の有機酸基の含
有量は、Ti:1原子に対し01〜20モルの範囲が好
ましい。
また、Ti原子とキレート環を形成し得るキレート化剤
基数が過少な場合には、水系に対する安定性の向上効果
が、充分に発現しない。Ti原子とキレート環を形成し
得るキレート化剤基数は、TI。
l原子に対し0,5モル以上とすることが好ましい。
さらに、アルコキシチタン誘導体の合成原料であるテト
ラアルコキシチタン・ポリマーの平均縮合度が過大な場
合、得られるアルコキシチタン誘導体の分子量が過大と
なり、充填剤への付着率が低下し、その結果、充填剤の
表面処理効果が低下する。したがって、原料テトラアル
コキシチタン・ポリマーの平均縮合度は、6以下が好ま
しい。
本発明の表面処理充填剤は、前記表面処理剤を用いて表
面処理して得たアルコキシチタン誘導体の部分加水分解
物の被覆を有する充填剤である。
したがって、充填剤の表面に高分子マ) IJフックス
の親和性が良好な有機酸基が存在することにより高分子
マ) IJフックスの分散性が極めて優れ、その複合系
の流動性が大幅に改善される。
〔実 施 例〕
本発明を、実施例および比較例により、さらに詳細に説
明する。
ただし、本発明の範囲は、下記実施例により何等限定さ
れるものではない。
なお、以下の例中において、「部」および「%」は、断
りのない限り重量基準である。
(1)表面処理剤の合成 (a)  試料T−1 撹拌機、温度計、水冷冷却器および加熱装置を備えた反
応フラスコに、テトライソプロポキシチタン1モル(2
84部)を仕込み、撹拌下にレブリン酸1モル(116
部)を徐々に添加した。
ついでアセチルアセトン(AcAc)2モル(200部
)を徐々に添加した。反応が徐々に進行し発熱した。6
0℃に1時間撹拌保持して反応を熟成した後、副生じた
イソプロパツールを減圧下に留去し、淡黄色固体試料T
−1:420部を得た。
得られたT  1は、TlO2分析値11.38%(理
論値11.40%)であった。
T−1を、赤外線吸収スペクトル分析(IR分析)によ
り分析した結果、原料のレブリン酸のカルボキシ基に基
づく吸収が消失し、配位したAcAcの−CO基に基づ
く吸収が認められた。以上の結果から、T−1は、テト
ライソプロポキシチタンのイソプロポキシ基1個がし、
プリン酸基でエステル交換し、さらにAcAc 1モル
が配位したアルコキシチタン誘導体の粗製品であると推
定した。
(b)  試料T−2 試料T−1の合成に用いた反応フラスコに、テトライソ
プロポキシチタンの平均縮合度4のポリマー1モル(8
30部)を仕込み、撹拌下にアセトキシ酢酸1モル(1
19部)を徐々に添加した。ついで、グリコール酸(G
A)1モル(76部)およびAc八へ2モル(200部
)を徐々に添加した。反応が徐々に進行し発熱した。6
0℃に1時間撹拌保持して反応を熟成した後、副生じた
イソプロパツールを減圧下に留去し、淡褐色液体試料T
−2を得た。
(c)  試料T”3 試料T−1の合成において、各原料をテトラブトキシチ
タン1モル(340部)、メトキシ酢酸1モル(90i
9)および3−フェニルアセチルアセトン(PhAc)
1モル(176部)に代えた以外には試料T−1の合成
と同一の条件で反応および後処理を行い、橙色液体試料
T−3を得た。
得られたT−3は、Tin、分析値9.92%(理論値
9.866%)であった。
T−3を、赤外線吸収スペクトル分析(IR分析)によ
り分析した結果、原料のメトキン酢酸の−CO叶基に基
づく吸収が消失し、配位したPhACの−C6H5基に
基づく吸収が認められた。以上の結果から、T−1は、
テトラブトキシチタンのブトキシ基1個がメトキン酢酸
基でエステル交換し、さらにPhAc 1モルが配位し
たアルコキシチタン誘導体の粗製品であると推定した。
(d)  試料T−4 試料T−2の合成において、各原料を平均縮合度が6の
テトラブトキシチタン・ポリマー1モル(1,390部
)、エタノイル酢酸1モル(133部)、乳酸(LA)
1モル(90部)およびアセト酢酸メチル(AAMe>
2モル(232部)に代えた以外には試料T−2の合成
と同一の条件で反応および後処理を行い、淡黄色固体試
料T−4を得た。
(e)  試料T−5 試111,1の合成において、レブリン酸1モルに代え
てエトキシ酢酸1モル(104部)を使用した以外には
試料T−1の合成と同一の条件で反応および後処理を行
い、褐色固体試料T−5を得た。
(f)  試料T−6 試料T−2の合成において、各原料を平均縮合度が5の
テトライソプロポキシチタン・ポリマー1モル(1,0
12部)、オキソヘキサン酸1モル(130部)および
酒石酸(TA)1モル(150部)に代えた以外には試
料T−2の合成と同一の条件で反応および後処理を行い
、橙色固体試料T−6を得た。
((イ)比較試料C−1 試料T−1の合成に用いた反応フラスコに、テトラブト
キシチク21モル(340部)を仕込み、撹拌下にトリ
エタノールアミン2モル(298部)を徐々に添加した
。反応が徐々に進行し発熱した。トリエタノールアミン
の添加終了後、60℃にさらに1時間撹拌保持して反応
を熟成した。
ついで、副生じたノルマルブタノールを減圧下に留去し
、淡黄色液体C−1を得た。
得られたC−1は、分子量490、比重1.051であ
り、保存中に徐々に黄変した。
圓 比較試料C−2 試HT−1の合成に用いた反応フラスコに、テトライソ
プロポキシチタン1モル(284部)を仕込み、撹拌下
にレブリン酸3モル(348部)を徐々に添加した。反
応が徐々に進行し発熱した。
レブリン酸の添加終了後、60℃にさらに1時間撹拌保
持して反応を熟成した。ついて、副生しタイツプロパツ
ールを減圧下に留去し、淡黄色液体C−2を得た。
得られたC、2は、分子量452、比重1102であり
、保存中に徐々に黄変した。
(2)  表面処理重質炭酸力ルンウム(a)  重質
炭酸カルシウムの表面処理前記第(1)項で合成した試
料T−1〜T−6,$よび比較試料C−1〜C−2の各
2部を、水98部に溶解し水溶液を調製した。
調製した水溶液50部のそれぞれに、重質炭酸カルシウ
ム(商品名・ホワイトンSSB、白石工業■製)100
部を加え、乳鉢中で良く混合した後、ステンレス製バッ
トに広げ、110℃の熱風乾燈器中で2時間乾燥し、ア
ルコキシチタン誘導体の部分加水分解物の被覆を有する
表面処理重質炭酸カルシウム試料F−1〜F−6および
比較試料H−1ならびにH−2を調製した。
また、試料T−1の2%イソプロパツール溶液を使用し
、前記と同一の条件で重質炭酸カルシウムの表面処理を
行い、表面処理重質炭酸カルシウム試料F−7を、また
30日間室温下に保管した試料T−1の2%水溶液を用
い、前記と同一の条件で重質炭酸カルシウムの表面処理
を行い、表面処理重質炭酸カルシウム試料F−8を調製
した。
ら) ポリエーテルポリオール− 重質炭酸カルシウム複合系の減粘効果 前記第(a)項で調製した表面処理無機充填剤試料F−
1〜F−8および比較試料H−1ならびにH−2の各1
00部を、ポリエーテルポリオール(商品名・Dial
 3000・三井日曹つレタン■製)75部に加え、石
川式襠潰機を用いて30分間混練して混練物を得た。
比較として、前出のポリエーテルポリオール75部に、
前記第(1)項で調製した試料T−1・1部および未処
理の重質炭酸カル/ラム100部を加え、前記と同□−
の条件で混練して混練物を得た。
また、ブランクとして、前出のポリエーテルポリオール
75部に、表面処理を施してない前出の重質炭酸力ルン
ウム100部を加え、前記と同一の条件で混練して混練
物を得た。
得られた混練物の25℃における粘度を、回転式粘度計
(B g R型・東京計器鞠製)を用い、ローターNo
、7.2Or p mの条件で測定した。
粘度の測定結果を、第1表に示す。
なお以下の表中1f−0は、無処理の充填剤を表す。
第  1  表 第1表に示したように、本発明の表面処理剤を高分子マ
トリックス−充填剤複合系に直接添加した系(比較例番
号3#照)においても、ブランク(比較例番号4参照)
に比較して大幅な減粘効果を示すが、表面処理剤の水溶
液またはアルコール系溶媒溶液を用いて予め表面処理を
施した本発明の充填剤を高分子マ) +Jフックス添加
した系(実施例参照)においては、公知のアミノ化合物
で変件したアルコキシチタン化合物を用いた系(比較例
1および2参照)と同等以上のさらに大きな減粘効果が
得られる。
(c)  アクリルエマルジョン− 重質炭酸カルシウム複合系 前記第(1)項で調製した表面処理剤:試料T−1、T
−2、T−6および比較試料:C−1ならびにC−2の
各1gを、前出の重質炭酸カルシウム200gとアクリ
ルエマルジョン(商品名・アルマテックス B−175
、三井東圧側製)250gとの混合系に添加し、石川式
儒潰機を用いて30分間混練し混練物を調製した。
また、比較として、表面処理剤無添加の混練物を調製(
−だ。
調製した混練物の粘度を、前記(a)項と同一の条件で
測定した。
測定結果を、第2表に示す。
第2表 第2表に示したように、表面処理剤を添加した系は極め
て大きな減粘効果が認められる。
(3)表面処理水酸化マグネシウム (a)  水酸化マグネシウムの表面処理前記第(1)
項で調製した試料T−1〜T−4および比較試料C−1
ならびにC−2の各1部を水120部に溶解し、各試料
の水溶液を調製した。
調製した各水溶液に、水酸化マグネシウム(商品名二キ
ョーワスイマグF、協和化学■製)100部を添加して
撹拌混合した後、バットに拡げて大気中において110
℃の温度に2時間保持して乾燥し、アルコキシチタン誘
導体の部分加水分解物の被覆を有する表面処理水酸化マ
グネシウム試料1−9〜F−12および比較試料H−3
ならびにH−4を調製した。
また、前記と同一濃度の試料T−1のインプロパツール
溶液を使用し、前記と同一の条件で水酸化マグネシウム
(前出)の表面処理を行い、表面処理水酸化マグネシウ
ム試料F−13を、また、室温下に30日間保管した前
出の試料T−1の水溶液を用い、前記と同一の条件で水
酸化マグネシウム(前出)の表面処理を行い、表面処理
水酸化マグネシウム試料F−14を調製した。
(b)  ジオクチルフタレート (DOP)−表面処
理水酸化マグネシウム複合系の減粘効果 前記(a)項で調製した表面処理水酸化マグネシウム試
料F−9〜F−14および比較試料H−3ならびにH−
4の各100部を、DOP:240部に加え石川式儒潰
機を用いて30分間混練し混練物を調製した。
また、比較として、DOP : 240部に、試料T−
1:1部および無処理の水酸化マグネシウム(前出)1
00部を加え、前記と同一の条件で混練して混練物を得
た。さらにブランクとして、DOP:240部に、無処
理の水酸化マグネシウム(前出)100部を加え、前記
と同様に混練物を得た。
調製した各混練物について、25℃における粘度を前記
第(2) (b)項と同一の方法で測定した。
粘度の測定結果を第3表に示す。
第  3  表 に優れており、DOP−水酸化マグ不シウム複合系の減
粘効果が大きい。
(4)表面処理シリカ (a)  シリカの表面処理 前記第(1)項で調製した試料T−1〜T−4および比
較試料C−1ならびにC−2の各1部を水100部に溶
解し、それぞれの水溶液を調製した。
調製した水溶液に、シリカ(商品名・クリスタライ)C
MC−1、電食社製)100部を加えて10分間撹拌後
、濾過して110℃で乾燥しアルコキシチタン誘導体の
部分加水分解物の被覆を有する表面処理シリカ試料F−
15〜F−18および比較試mH−5ならびにH−6を
調製した。
また、前記と同一の濃度の試料T−1のイソプロパツー
ル溶液を使用し前記と同一の条件で、シリカ(前出)の
表面処理を行い、表面処理シリカ試料F−19を、また
、室温下に30日間保管した前出の試料T−1の水溶液
を用い、前記と同一条件でシリカ(前出)の表面処理を
行い、表面処理シリカ試料F−20を調製した。
ら) エポキシ樹脂−シリカ系 前記(a)項で調製した表面処理シリカ試料F−15〜
F−20および比較試IfH−5ならびにH−6の各5
0部とビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品名・エピ
コート828、油化シェルエポキシ社製)100部を三
本ロールで良く混合し、得られた混合物の25℃におけ
る粘度を測定した。
また、ブランクとして、前出のビスフェノールA型エポ
キシ樹脂100部に、表面処理をほどこしてない前出の
シリカ50部を加え前記と同一の条件で混練して得た混
練物の粘度も測定した。
次に、前出のビスフェノールA型エポキシ樹脂100部
、硬化剤(商品名・ YHP−201、シェル化学■製
)6部、表面処理シリカ試料F−15〜F−20および
比較試料H−5ならびにH−6=180部を儒漬機で混
練し、硬化条件100℃×16時間および120℃×4
時間で硬化したものにつき耐クラツク性(−45℃から
150℃、30分間を1サイクル)を試験した。
これらの結果を第4表に示した。
〔5)表面処理酸化チタン (a)  酸化チタンの表面処理 前記第(1)項で調製した試料T−1、T−2、T−5
、T−6および比較試料C−1ならびにC−2の各1部
を水100部に溶解し、それぞれの水溶液を調製した。
調製した各水溶液に、酸化チタン(商品名・タイベーク
 R−830、石側産業■製)1001を加えて10分
間撹拌後、濾過して110℃で乾燥しアルコキシチタン
誘導体の部分加水分解物の被覆を有する表面処理酸化チ
タン試料F−21〜F−24および比較試料H−7なら
びにH−8を調製した。
また、前記と同一の濃度の試料T−1のイソプロパツー
ル溶液を使用し前記と同一の条件で、酸化チタン(前出
)の表面処理を行い、表面処理酸化チタン試料F−25
を、また、室温下に30日間保管した前出の試料:T−
1の水溶液を用い、前記と同一条件で酸化チタン(前出
)の表面処理を行い表面処理酸化チタン試料F−26を
調製した。
ら) アクリルエマルジョン−酸化チタン系前記(a)
項で調製した表面処理酸化チタン試料F−21〜F−2
6および比較試料H−7ならびにH−8の各50部とフ
゛クリル樹脂溶液(商品名・アクリデック A166、
大日本インキ■製)100部を良く混合して塗料化し、
得られた塗料の25℃における粘度を測定した。
また、ブランクとして、前出のアクリル樹鮨溶液100
部に表面処理をほどこしていない前出の酸化チタン50
部を加え前記と同一の条件で混練して得た混練物の粘度
も測定した。
次に、鋼板JIS  G3141にこの塗料を塗布し、
120℃で15分間焼きつけ、光沢、鉛筆硬度、密着性
を調べた。なお、密着性については試験片を50℃の水
中に4日間浸漬した後についても測定した。
これらの結果を第5表に示した。
(6)  表面処理充填剤〔VE (a)  タルクの表面処理 前記第(1)項で調製した試料T−3〜T−6および比
較試料C,−1ならびにC−2の各1部を水100部に
溶解し、それぞれの水溶液を調製した。
調製した水溶液に、タルク(白石工業■!り100部を
加えて10分間撹拌後、濾過して110℃で乾燥しアル
コキシチタン誘導体の部分加水分解物の被覆を有する表
面処理タルクF−27〜F=30および比較試料H−9
ならびにH−10を調製した。
また、前記と同一の濃度の試料T−3のイソプロパツー
ル溶液を使用し前記と同一の条件で、タルク(前出)の
表面処理を行い、表面処理タルク試料F−31を、また
、室温下に30日間保管した前出の試料T−3の水溶液
を用い、前記と同一条件でタルク(前出)の表面処理を
行い、表面処理タルク試料F−32を調製した。
(b)HDPE−タルク系 前記(a)項で調製した表面処理タルクF−27〜F−
32及びH−9ならびにH−10の各25部を1(DP
E (商品名・ハイセックス 1300J、三井石油化
学@tm)75部に加え15(1℃に加熱した二本ロー
ルで20分間混練後、冷却、粉砕した。
得られた粉砕物の溶融粘度をメルトインデクサ−により
測定した。
また、得られた粉砕物を熱プレス(180℃、500 
kg/ cat)により5分間圧縮成形して試験片を調
製し、引張り強さ、曲げ強さおよび曲げ弾性率を測定し
た。
なお、曲げ強さについては試験片を50℃の水中に浸漬
した後についても測定した。
これらの結果を第6表に示した。
−〇2 (7)表面処理充填剤CVI] (a)  マイカの表面処理 前記第(1)項で調製した試料T−1〜1,4および比
較試料C−1ならびにC−2の各1部を水100部に溶
解し、それぞれの水溶液を調製した。
調製した各水溶液に、マイカ(商品名・スジライトマイ
カ 325−3 、クラレ■製)100部を加えて10
分間撹拌後、濾過して110℃で乾燥しアルコキシチタ
ン誘導体の部分加水分解物の被覆を有する表面処理マイ
カ試料F−33〜F−36および比較試料H−11なら
びにH−12を調製した。
また、前記と同一の濃度の試料T−1のイソプロパツー
ル溶液を使用し前記と同一の条件で、マイカ(前出)の
表面処理を行い、表面処理マイカ試料F−37を、また
、室温下に30日間保管した前出の試料T−1の水溶液
を用い、前記と同一条件でマイカ(前出)の表面処理を
行い表面処理マイカ試料F−38を調製した。
ω) ボリュチレンテレフタレート樹脂−マイカ系 前記(11)項で調製した表面処理マイカ試料F−33
〜F−38および比較試料H−11ならびにH−12の
各15部とポリエチレンテレフタレート樹脂(分子量9
000)100部とを260℃に加熱した二本ロールで
15分間混練後、玲却、粉砕した。
得られた粉砕物を熱ブレス(260℃、500kg /
 CI+! )により5分間圧縮成形して試験片を作成
し、引張り強さ、曲げ強さおよび伸びを測定した。
なお、引張り強さ、曲げ強さについては、試験片を50
℃の水中に4日間浸漬したものについても測定した。
これらの結果を第7表に示した。
(8)表面処理充填剤〔■〕 (a)  ウオラストナイトの表面処理前記第(1)項
で調製した試料T−1、T−2、T−4、T−5′J6
よび比較試料C−1ならびにC−2の各1部を水100
部に溶解し、それぞれの水溶液を調製した。
調製した各水溶液に、ウオラストナイト (商品名・ケ
イ酸カルシウムNYAD−G、長瀬産業■製)100部
を加えて10分間撹拌後、濾過して110℃で乾燥しア
ルコキシチタン誘導体の部分加水分解物の被覆を有する
表面処理ウオラストナイト試料F−39〜F−42およ
び比較試料H−13ならびにH−14を調製した。
また、前記と同一の濃度の試料T−1のイソプロパツー
ル溶液を使用し前記と同一の条件で、ウオラストナイト
(前出)の表面処理を行い、表面処理ウオラストナイト
試料F−43を、また、室温下に30日間保管した前出
の試料T−1の水溶液を用い、前記と同一条件でウオラ
ストナイト(前出)の表面処理を行い表面処理ウオラス
トナイト試料F−44を調製した。
ら) ナイロン−ウオラストナイト系 前記第(a)項で調製した表面処理ウオラストナイト試
料F−39〜F−44および比較試料H−13ならびに
H−14の各30部をナイロン6 (重合度600)7
0部に加え、250℃に加熱した二本ロールで20分間
混練後、冷却、粉砕した。
得られた粉砕物の溶融粘度をメルトインデクサ−により
測定した。
また、得られた粉砕物を樹脂温度240℃、射出圧12
00 kg/cat、金型温度80℃で射出成形して試
験片を作成し、引張り強さ、曲げ強さおよび曲げ弾性率
を測定した。
なお、引張り強さ、曲げ強さについては、試験片を50
℃の水中に4日間浸漬したものについても測定した。
これらの結果を第8表に示した。
〔発明の効果〕
前記実施例に示したように、本発明の表面処理剤は、充
填剤の表面処理効果が大きく、この表面処理剤を用いて
予め表面処理を施した充填剤を使用した高分子マトリッ
クス−充填剤複合系の減粘効果が極めて優れている。
特に水系で処理した本発明の表面処理充填剤を高分子マ
トリックスに混練した場合の複合系の減粘効果は極めて
大きく、高分子マ)IJフックス中の分散性が極めて優
れている。
本発明の充填剤の表面処理剤を用いて表面処理を施した
表面処理充填剤を用いることにより、充填剤の高分子マ
トリックスへの高充填および複合系の粘度低下に伴う作
業性の改善が可能となる。
また、本発明の充填剤の表面処理剤は、水系において極
めて安定であり、従来のチタン力カップリング剤のよう
に有機溶媒を使用する必要がないことから極めて安全で
ある。
本発明は、水系における安定性の優れた表面処理剤およ
びこの表面処理剤で表面処理を施した高分子マl−IJ
フックスの分散性の優れた表面処理充填剤を提供するも
のであり、その産業的意義は極めて大きい。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)テトラアルコキシチタンおよび/または平
    均縮合度が6以下のテトラアルコキシチタンの加水分解
    縮重合物(ポリマー) (b)ケト酸類、アシロキシカルボン酸類およびアルコ
    キシ酢酸類よりなる群から選ばれた少なくとも1種 (c)Ti原子とキレート環を形成し得るキレート化剤 上記(a)、(b)および(c)の反応生成物からなり
    、Ti:1原子当たり0.1〜2.0モルの前記(b)
    の有機酸基、およびTi:1原子当たり0.5モル以上
    の前記(c)のキレート化剤基を有するアルコキシチタ
    ン誘導体を含有することを特徴とする表面処理剤
  2. (2)請求項第(1)項において、(b)項に記載のケ
    ト酸類が、一般式:R^1COR^2COOH(ここに
    、R^1は炭素数1〜5のアルキル基、R^2は炭素数
    1〜3のアルキレン基を表す)で表される化合物の少な
    くとも1種である表面処理剤
  3. (3)請求項第(1)項において、(b)項に記載のア
    シロキシカルボン酸が、一般式:R^3COOR^4C
    OOH(ここに、R^3は炭素数1〜5のアルキル基、
    R^4は、炭素数1〜5のアルキレン基を表す)で表さ
    れる化合物の少なくとも1種である表面処理剤
  4. (4)請求項第(1)項において、(b)項に記載のア
    ルコキシ酢酸類が、一般式:R^5OCH_2COOH
    (ここに、R^5は、炭素数1〜5のアルキル基を表す
    )で表される化合物の少なくとも1種である表面処理剤
  5. (5)請求項第(1)項において、(c)項に記載のT
    i原子とキレート環を形成し得るキレート化剤が、ヒド
    ロキシカルボン酸類、β−ジケトン類、α−またはβ−
    ケト酸およびその低級アルキルエステル類ならびに(ポ
    リ)アルキレングリコール類よりなる群から選ばれた少
    なくとも1種である表面処理剤
  6. (6)請求項第(1)項に記載の(a)、(b)および
    (c)の反応生成物からなるアルコキシチタン誘導体の
    部分加水分解物の被覆を有することを特徴とする表面処
    理充填剤
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016098244A (ja) * 2014-11-18 2016-05-30 富士電機株式会社 熱硬化性樹脂組成物の製造方法、及びそれにより得られる熱硬化性樹脂組成物
US9580546B2 (en) 2014-10-29 2017-02-28 Resinate Materials Group, Inc. Polymeric plasticizer compositions
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