JPH0418730Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0418730Y2
JPH0418730Y2 JP1986054519U JP5451986U JPH0418730Y2 JP H0418730 Y2 JPH0418730 Y2 JP H0418730Y2 JP 1986054519 U JP1986054519 U JP 1986054519U JP 5451986 U JP5451986 U JP 5451986U JP H0418730 Y2 JPH0418730 Y2 JP H0418730Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
collet
holding member
drive shaft
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986054519U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62165831U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986054519U priority Critical patent/JPH0418730Y2/ja
Publication of JPS62165831U publication Critical patent/JPS62165831U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0418730Y2 publication Critical patent/JPH0418730Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、旋盤、内面研削盤等において、駆動
軸上に被加工物(以下、ワークと称する)を保持
するために用いられる保持装置に関するものであ
る。
(従来技術) 旋盤等において、中実のワークの外面を加工す
るときには、ワークの両端センタを保持しながら
ワーク回転させ、工具をワークに当接させて研削
等の加工を行なうことが良く行なわれる。しかし
ながら、中空のワークの場合、保持するセンタは
空洞で存在しないので、このようなワークの保持
は別の手段によらなければならない。特に、この
ような中空のワークの内面切削や内面研削を行な
う場合、一端側から工具を内径内へ移動させるよ
うにする必要があり、このためワークの保持は一
端側において行なわねばならない。このようなワ
ークの保持手段としては、コレツトチヤツクを用
いるものが良く知られており、このコレツトチヤ
ツクによる保持については、例えば、実開昭56−
156503号に具体例が開示されている。このよう
な、従来から用いられているコレツトチヤツクを
用いた保持装置の一例を第8図に示す。旋盤等の
回転駆動軸は、軸方向には固定され回転運動のみ
を行なう駆動軸本体101と、該駆動軸本体10
1と一体回転し且つ駆動軸本体101に対して軸
方向に摺動自在な駆動主軸102とからなる。駆
動主軸102の先端には、駆動軸本体101内に
軸方向摺動自在に配された固定103がネジによ
り一体結合されている。コレツト103は第9図
の斜視図に示すように複数のスリツト103aが
形成されており、駆動主軸102の摺動によつて
駆動軸本体101のテーパ内面101aとコレツ
ト103のテーパ外面103bとが当接してコレ
ツト先端部が内径方向に収縮されると、コレツト
内径面103cによつてワーク104を挾持する
ようになつている。
このようなコレツトチヤツクを用いれば、ワー
クの保持が行ない易いのであるが、ワーク保持部
の径“D”が異なる場合にはこの径“D”に合わ
せてコレツトチヤツクを交換する必要がある。こ
の交換に際しては、コレツトチヤツク103と駆
動主軸102とのネジ結合をその都度外して交換
する必要があり、交換に時間を要するという問題
がある。さらに、NC旋盤等を用いる場合のよう
に、駆動軸本体101に対するワークの位置決め
に精度が要求されることも多いのであるが、第8
図のコレツトチヤツクではワークの軸方向位置決
めが難しいという問題もある。例えば、第8図に
おける駆動軸本体101の端面からワーク端面ま
での距離“L”を一定にすることが要求されるの
であるが、ワークのコレツト内での軸方向に位置
決めの自由度があり、またたとえこのコレツト内
でのワークの位置決めができるようにしても、駆
動軸本体に対し、コレツトはテーパ部を介して当
接するため、コレツト自体の軸方向位置決めが難
しいという問題がある。
(考案の目的) 本考案は上記問題に鑑み、コレツトチヤツクと
ワークとの間に交換容易な保持部材を配し、ワー
クが異なつた場合でもこの保持部材の交換のみで
対応でき、且つこの保持部材によりワークの軸方
向位置決めも確実に行なうことができるようにし
た被加工物の保持装置を提供することを目的とす
るものである。
(考案の構成) 本考案の保持装置は、テーパ内面を有する中空
円筒状の回転駆動軸本体内部に、テーパ外面を有
するコレツトを、この本体に対し軸方向に移動自
在に配し、一方、上記本体と一体回転する軸方向
移動自在な駆動主軸をコレツトに一体結合させて
なり、駆動主軸を軸方向に移動させて、コレツト
のテーパ外面を本体のテーパ内面に当接させ、コ
レツトを内径側へ撓ませてコレツト内径部により
ワークを挾持せしめるようにしたものであり、 コレツト内径部とワークの間には径方向に収縮
可能な第1保持部材を配して、この第1保持部材
によりワークを挾持せしめ、この第1保持部材と
一体的に連結した第2保持部材には、ワークの端
面に当接する第1端面および上記本体に対する基
準面に当接する第2端面を形成せしめて、第2保
持部材によりワークの本体に対する軸方向位置決
めを行なうことができるようにしたことを特徴と
するものである。
(実施例) 以下、図面により本考案の好ましい実施例につ
いて説明する。
第1図は、本考案に係る保持装置を用いて、研
削盤の駆動軸にワーク5を保持した状態を示す断
面図であり、第2図は上記ワーク5を取り外し
て、この保持装置を示す正面図である。研削盤
は、研削盤本体(図示せず)に対し軸方向に固定
され回転運動のみを行なう回転駆動軸本体1と該
回転駆動軸本体1内に配された回転駆動軸本体1
と同軸で且つ同一回転する駆動主軸2とを有す
る。さらに、この駆動主軸2は回転駆動軸本体1
に対し、軸方向(矢印A方向)に移動自在となつ
ている。この駆動主軸2の先端には雄ネジ2aが
形成されており、この雄ネジ2aは、内径1bに
案内されて回転駆動軸本体1内へ挿入されるコレ
ツト10に形成された11と螺合して、駆動主軸
2にコレツト10を一体結合させることができる
ようになつている。このため、駆動主軸2を軸方
向に移動させるとコレツト10も、ともに移動す
る。なお、このとき、コレツト10はキー3を介
して回転駆動軸本体1と連結されており、このた
め回転駆動軸本体1、駆動主軸2およびコレツト
10は一体回転する。
回転駆動軸本体1の図中右端部の内径にはテー
パ内面1aが形成され、コレツト10の右端部の
外径にはテーパ外面14が形成されており、コレ
ツト10が駆動主軸2と螺合した状態で駆動主軸
2が軸方向に左動されるとテーパ内面1aとテー
パ外面14とが当接するようになつている。この
コレツト10の形状は、第6A図および第6B図
にその断面および正面を示すように、第6A図に
おける右側部分が、幅の広い当て金挿入用スロツ
ト12a,12b,12cと幅の狭い分割用スロ
ツト13a,13b,13cとにより六分割され
てなる挾持部15a〜15fを有してなり、この
挾持部15a〜15fの先端の外径にそれぞれテ
ーパ外面14が形成されている。このため、テー
パ内面1aとテーパ外面14とが当接し、駆動主
軸2によつてコレツト10がさらに左動される
と、このテーパに沿つて挾持部15a〜15fが
内方に撓み、挾持部15a〜15fの先端部内径
16が収縮されるようになつている。また、回転
駆動軸本体1の右側先端には、円周上三等分され
た三本の固定脚21a,21b,21cを有する
当て金20がボルト22により固定されている。
この当て金20は、第7A図および第7B図に示
すように、円筒状のハブ23から三本の固定脚2
1a,21b,21cが延びた形状をしており、
この固定脚21a,21b,21cの先端部が上
記コレツト10の当て金挿入用スロツト12a,
12b,12c内に入り込むように配されるとと
もに、ボルト22により回転駆動軸本体1の先端
に固設される。なお、ハブ23の図中右側端面
は、後述の保持部材の軸方向の位置決めのための
基準面23aとなる。
一方、第1保持部材31、連結部材39および
第2保持部材35により構成される保持部材アセ
ンブリ30が、コレツト10により挾持されると
ともに、当て金20に当接して取り付けられるよ
うになつている。この保持部材アセンブリ30
は、第3図にその断面を示すように、第1保持部
材31と第2保持部材35とを円周上3か所にお
いてウレタンゴム等からなる連結部材39により
一体に連結してなる。第1保持部材31は、第4
A図および第4B図におけるその断面図および正
面図に示されるように、円筒部材に軸方向に伸び
る複数のスリツト32,32……32が形成され
ている。このため、第1保持部材31は外力を内
径方向に加えることによつてその径をある程度収
縮させることができる。なお、円周3か所に切欠
き33が形成されているが、これは、第3図に示
すように、連結部材39により第2保持部材35
と結合されるとき第2保持部材35のフランジ部
36との干渉を避けるためである。一方、第2保
持部材は、第5A図および第5B図にその断面図
および正面図を示すように、ほぼ円筒状部材の右
側に円周上三等分された3つの脚部37を形成
し、この脚部37の先端にフランジ36を形成し
てなるものである。このように構成した保持部材
アセンブリ30を取り付けるには、このアセンブ
リ30を第2保持部材35の方からコレツト内へ
押し込んで、第1保持部材31の外周面31a
が、コレツト10の挾持部の先端部内径16内に
入り込ませる。このときのアセンブリ30の挿入
位置は、第2保持部材35のフランジ36の内側
面である第2端面36bが、当て金20の基準面
23aと当接することによつて定まるようになつ
ている。上記のようにして保持部材アセンブリ3
0が取り付けられると、次いで、ワーク5が、そ
の保持面となる外周面5aを第1保持部材31の
内周面31bに案内されて、ワークの端面5cが
第2保持部材35のフランジ36の外側面である
第1端面36aと当接するまで挿入される。次い
で、駆動主軸2によつてコレツト10が左動さ
れ、テーパ内面1aにテーパ外面14が当接し、
コレツト10の挾持部15a〜15fが内方に撓
み、第1保持部材31を内方に圧縮する。これに
よつて、第1保持部材31も径方向に収縮し、内
周面31b内へ挿入されたワーク5の外周面5a
と上記内周面31bとが当接し、第1保持部材3
1を介してコレツト10によりワーク5が固定保
持される。このとき、ワーク5の左端面5cは第
2保持部材35のフランジ36の第1端面36a
と当接して、ワーク5の軸方向位置も決められて
いる。
以上のように構成すると、保持部材アセンブリ
30を交換するだけで、ワークが異なつてワーク
保持部外径“d”が異なつた場合にも対応できる
ので、コレツトの脱着は不要となり、且つ駆動軸
本体1に対するワーク5の軸方向の位置決めも第
2保持部材によつて正確に行なうことができる。
さらに、保持部材アセンブリ30は、コレツト1
0による圧着保持だけなので、保持部材アセンブ
リ30の取り付け取り外しも容易である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、コレツ
トの内径部に挿入した第1保持部材によりワーク
を挾持せしめ、第1保持部材と一体的に連結され
た第2保持部材により駆動軸本体に対するワーク
の軸方向の位置決めを行なうことができるように
しているので、ワークが異なつてワーク保持部の
径が変わつたときには、上記第1および第2保持
部材からなる保持部材アセンブリを交換するだけ
で対処でき、コレツトの交換が不要となり、且つ
ワークの軸方向位置決めも正確に行なうことがで
きる。なお、保持部材アセンブリは、コレツトに
よる挾持だけで駆動軸に取り付けられているの
で、保持部材アセンブリの交換は容易で段替え作
業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る保持装置を用いて駆動軸
にワークを保持した状態を示す断面図、第2図は
上記ワークを取り外して上記保持装置を示す正面
図、第3図は上記保持装置に使用する保持部材ア
センブリを示す断面図、第4A図および第4B図
は上記保持部材アセンブリを構成する第1保持部
材を示す断面図および正面図、第5A図および第
5B図は上記保持部材アセンブリを構成する第2
保持部材を示す断面図およひ正面図、第6A図お
よび第6B図は上記保持装置に使用するコレツト
を示す断面図および正面図、第7A図および第7
B図は上記保持装置に使用する当て金を示す断面
図および正面図、第8図は従来の保持装置を示す
断面図、第9図は従来の保持装置に使用するコレ
ツトを示す斜視図である。 1……回転駆動軸本体、1a……テーパ内面、
2……駆動主軸、10……コレツト、14……テ
ーパ外面、20……当て金、23a……基準面、
30……保持部材アセンブリ、31……第1保持
部材、35……第2保持部材、36……フラン
ジ、36a……第1端面、36b……第2端面、
39……連結部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内径側にテーパ内面を有する中空円筒状の回転
    駆動軸本体と、上記テーパ内面と当接可能なテー
    パ外面を有し上記回転駆動軸本体内に軸方向に移
    動可能に配されたコレツトと、該コレツトと一体
    結合されるとともに上記駆動軸本体に対し軸方向
    に移動自在で且つ該駆動軸本体と一体回転する駆
    動主軸とからなり、該駆動主軸を上記コレツトと
    ともに軸方向に移動させて上記テーパ内面とテー
    パ外面とを当接させ、上記コレツトを該テーパ外
    面を有する部分において内径側へ撓ませ該コレツ
    トの内径部にワークを挾持せしめるようにした被
    加工物の保持装置において、 上記コレツトの内径部と上記ワークとの間に配
    された径方向に収縮可能な第1保持部材を介して
    上記ワークを挾持せしめるようになし、該第1保
    持部材と一体的に連結され、上記ワークの端面に
    当接する上記駆動主軸の軸と直角な第1端面と、
    上記駆動軸本体に対する軸方向位置を定める基準
    面に当接する上記駆動主軸の軸に直角な第2端面
    とを有する第2保持部材によつて、上記ワークの
    上記駆動軸本体に対する軸方向の位置決めを行な
    うようにしたことを特徴とする被加工物の保持装
    置。
JP1986054519U 1986-04-11 1986-04-11 Expired JPH0418730Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986054519U JPH0418730Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986054519U JPH0418730Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62165831U JPS62165831U (ja) 1987-10-21
JPH0418730Y2 true JPH0418730Y2 (ja) 1992-04-27

Family

ID=30881587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986054519U Expired JPH0418730Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0418730Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58177201A (ja) * 1982-04-02 1983-10-17 Star Seimitsu Kk 数値制御方式主軸摺動型自動旋盤におけるガイドブツシユ、チヤツク自動交換装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58177201A (ja) * 1982-04-02 1983-10-17 Star Seimitsu Kk 数値制御方式主軸摺動型自動旋盤におけるガイドブツシユ、チヤツク自動交換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62165831U (ja) 1987-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5139789B2 (ja) ワークピースをチャック上に正確に位置決めするワークピースキャリア並びにチャック及びワークピースキャリアを有するクランプ装置
JPH071213Y2 (ja) 工作機械のチャック装置
JPH08254214A (ja) チャック連結装置
JPH0585282B2 (ja)
JPH0418730Y2 (ja)
JP4256029B2 (ja) 工作機械の駆動装置
JPS5835804B2 (ja) 内歯歯車を有する工作物のコレツトチヤツク
JPH0632244Y2 (ja) 振れ補正軸
JP2002137152A (ja) 加工装置および加工方法
JPH0938837A (ja) 保持具
US4789169A (en) Attachment means for a work piece
JPH0746408Y2 (ja) コレットチャック
JPH0144243Y2 (ja)
JPH0224569Y2 (ja)
JPH0131365Y2 (ja)
JPH0658277B2 (ja) 釣合試験機のつかみ装置
JPS5852040Y2 (ja) ホルダ−
JPH071214Y2 (ja) ダイヤフラムチャック装置
JPS61103708A (ja) 保持具
JPH0842582A (ja) 軸の締結機構
JPH0426169Y2 (ja)
JPH0524406Y2 (ja)
JP3025097B2 (ja) 円筒状被加工物の保持装置
JPH09155609A (ja) コレットとスリーブとこれらを備える工具ホルダ
JPH0525767Y2 (ja)