JPH04171495A - 電子楽器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動伴奏装置を内蔵した電子楽器１こ関する
ものである。

従来の技術 近年、電子楽器には自動伴奏装置など演奏表現の豊かな
ものが内蔵され、さらに演奏表現力を高めるために、演
奏者が自ら伴奏パターンを作成することのできるコンポ
ーザー機能を持ったものがある。

以下に従来のコンポーザー付き自動伴奏機能をもつ電子
楽器について説明する。

第３図は従来の電子楽器の構成を示すものである。第３
図において、３１は演奏者が楽器の発音を指示する鍵盤
などの入力装置である。３２は一定のタイミング信号を
発生するクロック発生装置である。３３はリズムなどの
パターンを格納する記憶装置である。３４は書き込み制
御装置であリ、入力装置３１からの信号を取り込み、ク
ロック発生装置３２から得られるタイミング信号と共に
記憶装置３３にデータを書き込む。３５は記憶中のタイ
ミングである拍などを演奏者に知らせるＬＥＤやメトロ
ノームなどの拍表示または発音装置である。３６は読み
出し制御装置であり、クロック発生装置３２から得られ
るタイミング信号に同期して記憶装！３３に格納された
データを読み出し、パターンを繰り返し演奏する。

以上のように構成された電子楽器について、以下、その
動作について説明する。

クロック発生装置３２は作成または読み出しするパター
ンの基準となるタイミング信号を発生する。拍表示また
は発音装置３５はクロック発生装置３２からのタイミン
グ信号を受けとり、演奏者に対して拍などのパターン作
成時に必要となるタイミングを知らせる。このタイミン
グに合わせて演奏者が行ったリズムなどの演奏を入力装
置３１が取り込む。書き込み制御装置３４は、入力装置
３１が取り込んだ入力信号を、クロック発生装置３２か
ら得られるタイミング信号と共にパターンデータに変換
し、記憶装置３３に書き込む。読み出し制御装置３６は
、記憶装置３３に書き込まれたパターンデータを、クロ
ック発生装置３２から得られるタイミング信号にしたが
って読み出すことにより、繰り返し自動伴奏のパターン
を演奏する。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、演奏者は拍表示また
は発音装置３５によるメトロノームなどのタイミングに
合わせてパターンを演奏することが必要となり、演奏者
自身のイメージに合わせた早さや長さで簡単にパターン
を作成することができないという欠点を有していた。

本発明は上記従来の課顯を解決するもので、演奏者が面
倒な操作を行うことなくイメージに合わせた早さや長さ
で簡単に演奏するだけで、自動的に演奏者が入力したタ
イミングからパターンの終わりとその間の拍を判断し、
繰り返し演奏可能なデータに変換しこれを読み出すコン
ボーザー付き自動伴奏機能をもつ電子楽器を提供するこ
とを目的とする。

課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の電子楽器は、楽器の
発音を指示する鍵盤などの入力手段と、一定のタイミン
グ信号を発生するクロック発生手段と、リズムなどのパ
ターンを格納する記憶手段と、入力手段からの信号を取
り込み、クロック発生手段から得られるタイミング信号
と共に記憶手段に書き込む書き込み制御手段と、書き込
んだデータからパターンの終了タイミングとその間の拍
を判別し、データを修正するデータ整形制御手段と、入
力手段からの信号を監視し、特定のタイミングでデータ
整形制御手段を起動する起動手段と、クロック発生手段
から得られるタイミング信号に同期して記憶手段に格納
されたデータを読み出し、パターンを繰り返し演奏する
読み出し制御手段との構成を有している。

作用 この構成によって、演奏者が演奏したパターンを記憶装
置に取り込んだ後、自動的に終了タイミングとその間の
拍の判別を行い、繰り返し演奏可能なパターンに変換す
ることができるので、演奏者が自分の好きな早さと長さ
でパターンを演奏すると、すぐさま自動伴奏として繰り
返しパターンの読み出し演奏を行うことができる。

実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。

第１図は本発明の実施例における電子楽器の構成を示す
ものである。第１図において、１１は楽器の発音を指示
するｌ！盤などの入力装置、１２は一定のタイミング信
号を発生するクロック発生装置、１３はリズムなどのパ
ターンを格納する記憶装置である。１４は書き込み制御
装置であり、入力装置ｌｌからの信号を取り込み、クロ
ック発生装置１２から得られるタイミング信号と共に記
憶装置１３にデータを書き込む。１５はデータ整形制御
装置であり、書き込み制御装置１４が書き込んだデータ
からパターンの終了タイミングとその間の拍を判別し、
データを琥り返し読み出し可能なパターンに修正する。

１６は起動装置であり、入力装置からの信号を監視し、
ある特定のタイミングでデータ整形制御装置１５を起動
する。１７は読み出し制御装置であり、クロック発生装
置１２から得られるタイミング信号に同期して記憶装置
１３に格納されたデータを読み出し、パターンを繰り返
し演奏する。

以上のように構成された電子楽器について、以下その動
作について説明する。

クロック発生装置１２は作成または読み出しするパター
ンの基準となるタイミング信号を発生する。演奏者がリ
ズムなどの演奏を開始すると、入力装置１１はこの演奏
を取り込む。書き込み制御装置１４は入力装置１１が取
り込んだ入力信号をクロック発生装置１２から得られる
タイミング信号と共に記憶装置１３に書き込む。この時
のタイミングは演奏者が内部の拍などに合わせて演奏し
たわけではないので、拍と同期していないのでそのまま
では自動伴奏パターンとして読み出すことができない。

起動装置１６は入力装置１１からの信号を監視し、演奏
者が演奏を終えてく入力がなくなって）十分な時間が経
過した後にデータ整形制御装置１５を起動する。データ
整形制御装Ｔｉ１５は以下に挙げる例のような動作を行
う。

例えば、演奏者はカラベルＨとカラベルＬの２種の打楽
器音を使い、あるパターンを入力したものとする。入力
データが第２図（ａ）のような場合、各入力データに付
けられたタイミングデータ（１１３゜１６２．２０９，
２６０・・・・・・）を取り出し、その差Δ（４９，４
７，５１，２４・・・・・・）を計算する。次にこれら
の値を第２図（ｂ）のように度数分布で表わし、これを
微分した時に極大値となる時のΔを抽出すると２５．５
０となる。このような抽出手法は他にもフーリエ変換な
どの数学的手法が数多く知られており、どのような方法
を用いてもよい。もとのデータの第１音目のタイミング
をスタート点く小節始まり）とし、抽出した値の内の最
大公約数である２５を最小音符長さとして各データのタ
イミングにクオンタイズ丸め込みを行うと、第２図（Ｃ
）のようになる。次に小節の終了を求める。第２図（ｄ
）のように最小音符長さの音楽的倍数で１小節となり得
る値を計算すると、１小節の長さの可能性は１００，２
００．４００・・・・・・となるが、第２図（Ｃ）の最
後の音のタイミングである３５０に最小音符長さを加え
た値３７５を超えるかまたは等しい最小の値は４００で
あるので、これを１小節の長さとするとこの場合の最小
音符は１６分音符となる。この最小音符で１小節分のデ
ータを表わすと第２図（ｅ）のようになる。最後に、１
小節あたりの長さを標準の読み出し装置に合わせて例え
ば３８４とし、各データのタイミングを変換すると第２
図げ）のようになる。

また読み出し制御装置１７は、データ整形制御装置１５
に整形変換された記憶装置１３上のパターンデータを、
クロック発生装置１２から得られるタイミング信号に従
って読み出すことにより、繰り返し自動伴奏のパターン
を演奏する。

以上のように本実施例によれば、演奏者が自分自身のイ
メージに合わせた早さや長さで簡単にパターンを作成す
ることができ、面倒な操作を行わなくとも自動的に演奏
者が入力したタイミングからパターンの終わりとその間
の拍を判断し、繰り返し演奏可能なパターンに変換して
自動伴奏の演奏を実現することができる。

なお本実施例では、演奏者の演奏開始は常時可能であり
、いつでも書き込み動作が行われ、またその直後に読み
出し動作が行われるようにしたが、書き込み／読み出し
切り換えスイッチを設け、読み出し中はデータの書き換
えを禁止してデータを保護するようにしても良い。

また、本実施例では音楽１最もよく使う４／４拍子で狛
や小節路わりの長さ判断を行ったが、これに切り換えス
イッチなどを設けることにより他の拍子の判断を行うよ
うにしても良い。

発明の効果 以上のように本発明は、楽器の発音を指示する鍵盤など
の入力手段と、一定のタイミング信号を発生するクロッ
ク発生手段と、リズムなどのパターンを格納する記憶手
段と、前記入力手段からの信号を取り込み、前記クロッ
ク発生手段から得られるタイミング信号と共に前記記憶
手段に書き込む書き込み制御手段と、書き込んだデータ
からパターンの終了タイミングとその間の拍を判別し、
データを修正するデータ整形制御手段と、前記入力手段
からの信号を監視し、特定のタイミングで前記データ整
形制御手段を起動する起動手段と、前記クロック発生手
段から得られるタイミング信号に同期して前記記憶手段
に格納された内容を読み出し、パターンを繰り返し演奏
する読み出し制御手段とを設けることにより、演奏者が
自分自身のイメージに合わせた早さや長さで簡単にパタ
ーンを作成することができ、面倒な操作を行わなくとも
自動的に演奏者が入力したタイミングからパターンの終
わりとその間の拍を判断し、繰り返し演奏可能なデータ
に変換してこれを読み出すコンボーザー付き自動伴奏機
能をもった優れた電子楽器を実現できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における電子楽器の構成を示す
ブロック図、第２図は本発明の実施例におけるタイミン
グ説明図、第３図は従来の電子楽器の構成を示すブロッ
ク図である。 １１．３１・・・・・・入力装置、１２．３２・・・・
・・クロック発生装置、１３．３３・・・・・・記憶装
置、１４゜３４・・・・・・書き込み制御装置、１５・
・・・・・データ整形制御装置、１６・・・・・・起動
装置、１７．３６・・・・・・読み出し制御装置、３５
・・・・・・拍表示または発音装置。 代理人の氏名　弁理士小蝦治明　ほか２名第１図 第２ｆｍ ｔ＄２図 第３図 ３１３２　　　　万

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　楽器の発音を指示する鍵盤などの入力手段と、一定の
   タイミング信号を発生するクロック発生手段と、 リズムなどのパターンを格納する記憶手段と、前記入力
   手段からの信号を取り込み、前記クロック発生手段から
   得られるタイミング信号と共に前記記憶手段に書き込む
   書き込み制御手段と、書き込んだデータからパターンの
   終了タイミングとその間の拍を判別し、データを修正す
   るデータ整形制御手段と、 前記入力手段からの信号を監視し、特定のタイミングで
   前記データ整形制御手段を起動する起動手段と、 前記クロック発生手段から得られるタイミング信号に同
   期して前記記憶手段に格納されたデータを読み出し、パ
   ターンを繰り返し演奏する読み出し制御手段とを備えた
   ことを特徴とする電子楽器。