JPH04171288A - 可変容量ベーンポンプ - Google Patents

可変容量ベーンポンプ

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JPH04171288A
JPH04171288A JP2300656A JP30065690A JPH04171288A JP H04171288 A JPH04171288 A JP H04171288A JP 2300656 A JP2300656 A JP 2300656A JP 30065690 A JP30065690 A JP 30065690A JP H04171288 A JPH04171288 A JP H04171288A
Authority
JP
Japan
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pressure
hydraulic pressure
discharge
hydraulic
relief
Prior art date
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Pending
Application number
JP2300656A
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English (en)
Inventor
Nobuo Goto
後藤 信夫
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH04171288A publication Critical patent/JPH04171288A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C14/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations
    • F04C14/18Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber
    • F04C14/22Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber by changing the eccentricity between cooperating members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、可変容量ベーンポンプに係り、特に、車両の
オートマチックトランスミッション等の油圧回路に油圧
を供給する可変容量ベーンポンプに関する。
(従来の技術) 従来の可変容量ベーンポンプとしては、例えば、本出願
人が先に出願した実願平1−67699号があり、第4
図のように示される。
第4図において、自在に偏心可能なカムリングl内に収
装されたロータ2には放射方向に出没可能な複数のベー
ン3が設けられ、ベーン3がカムリング1の内周面に摺
接して、カムリング1およびロータ2により画成された
作動室4を複数の室に分割している。ロータ2の回転に
応じて作動室4に吸入孔1aから作動油が吸入され、吐
出孔1bから所定の吐出油圧を有する作動油が吐出され
るようになっている。カムリング1は一方でスプリング
5により軸直角方向に付勢され、他方でコントロールピ
ストン6によりスプリング5の付勢方向と反対方向に付
勢されており、コントロールピストン6の作動によりカ
ムリング1およびロータ2の偏心量が変化させられ、ス
プリング5により偏心量が所定値に保持されるようにな
っている。
コントロールピストン6は制御油圧pcに応じて作動し
てカムリング1を変位させるものであり、制御油圧pc
は電磁弁からなる制御油圧供給手段7から供給されよう
になっている。制御油圧供給手段7は電気制御手段8か
らの制御信号に応じて供給圧Psを調圧して制御油圧P
cを生成する。
電気制御手段8は、作動室4から吐出される作動油の吐
出油圧を検出する圧力センサ9、スロットル開度検出セ
ンサ10、車速検出センサ11および油温検出センサ1
2に接続されており、圧力センサ9により検出される吐
出油圧が他の各センサ10.11.12からの検出結果
より算出した目標作動油圧値に近づくように、制御油圧
供給手段7に制御信号を出力する。なお、供給油圧Ps
は制御油圧Pcをばらつくことな(安定させるために常
に一定圧に保持されるようになっている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の可変容量ベーンポンプ
にあっては、コントロールピストン6の作動を制御する
制御油圧Pcを電磁弁からなる制御油圧供給手段7によ
り生成していたため、制御油圧供給手段7のソレノイド
端子が外れたり、各センサ9〜12の検出に誤りが生じ
たりして、電気制御手段8等の電子回路が故障したとき
、コントロールピストン6に作用する油圧がゼロになり
、ベーンポンプは最大偏心状態で駆動される。この結果
、作動油の吐出圧力が過大になり、例えばこの吐出油圧
をライン圧として供給するクラッチパックやブレーキあ
るいはトルクコンバータ部品に過大な応力が働くことに
なり、これら部品の破損を防止するといった観点から見
ると不十分であった。なお、上述のような本出願人が先
に出願したもの以外の従来のオートマチックトランスミ
ッションユニット(以下、A/Tユニットとする)の可
変容量ベーンポンプにおいては、一般的にレギュレータ
弁により作動油の圧力を制御していたため、電子回路の
故障を考慮する必要がなく、作動油圧制御バルブに対し
てポンプ本体部の作動油圧値が異常に高くなるのを防止
する簡単な小流量ボールタイプのリリーフバルブを設け
ていただけであった。
そこで、本発明は、吐出油圧が電磁弁に供給される所定
の供給油圧に応じて設定されるリリーフ圧より大きくな
ったとき、吐出油圧をリリーフバルブによりドレーンさ
せるqとにより、例えば電磁弁を制御する電子回路が故
障した場合でも、吐出油圧が過大になるのを防止して、
この吐出油圧をライン圧として供給するクラッチパック
やブレーキあるいはトルクコンバータ部品の破損を防止
することを課題としている。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するため、作動油を吸入する
吸入孔と、作動油を吐出する吐出孔と、自在に偏心量が
変えられるカムリングと、吸入孔および吐出孔に連通可
能な作動室をカムリングと共に画成するロータと、ロー
タの放射方向に出没することができるようにロータに嵌
挿され、カムリングの内周面に摺接して作動室を複数の
室に分割する複数のベーンと、作動室から吐出孔を通し
て吐出する作動油の吐出油圧を検出する圧力センサと、
所定の供給油圧を圧力センサの検出結果に基づき調圧し
て制御油圧を出力する電磁弁と、を備え、電磁弁から出
力された制御油圧に応じてカムリングの偏心量を変化さ
せる可変容量ベーンポンプにおいて、前記所定の供給油
圧および吐出油圧を導入してピストンを介して互いに対
向させ、吐出油圧が所定の供給油圧に応じて設定される
リリーフ圧より大きくなったとき、ピストンの移動によ
り吐出油圧をドレーンするリリーフバルブを設けたこと
を特徴とするものであり、 また、前記吐出油圧がリリーフバルブにより吸入孔の吸
入口近傍にドレーンされるようにしたことを特徴するも
のであり、 さらに、前記リリーフバルブに接続され、車両の自動変
速機の選択レンジに応じた油圧を前記供給油圧として出
力する可変油圧出力手段を設け、前進レンジ以外のレン
ジ時の出力油圧がリバースレンジ時の出力油圧より小さ
(なるように、可変油圧出力手段が油圧を出力して、リ
バースレンジ時のリリーフ圧が前進レンジ時のリリーフ
圧より高くなるようにしたことを特徴としている。
(作用) 本発明では、例えば、電磁弁の作動を制御する電子回路
が故障し、ベーンボンプが最大偏心状態で駆動されたま
まになり、作動油の吐出圧力が過大になったとき、すな
わち、吐出油圧が所定の供給油圧に応じて設定されるリ
リーフ圧より太き(なったとき、リリーフバルブにより
吐出油圧がドレーンされる。したがって、吐出油圧が過
大になるのが防止され、例えばこの吐出油圧をライン圧
として供給する部品、例えばクラッチパンクやブレーキ
あるいはトルクコンバータ部品の破損が防止される。
また、吐出油圧を吸入孔の吸入口近傍にドレーンさせる
ようにした場合、ポンプの高回転、高吐出量時に吸入孔
の吸入口近傍が負圧になるのが防止され、キャビテーシ
ョンが防止される。したがって、ポンプの耐久性が向上
する。
さらに、可変油圧出力手段を設けて、リバースレンジ時
のリリーフ圧が前進レンジ時のリリーフ圧より高くなる
ようにした場合、例えばドライブレンジのみで作用する
クラッチパックの最大圧力が低減され、クラッチパック
の軽量化および小型化が可能になる。
(実施例) 以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係る可変容量ベーンポンプの第1実施
例を示す図であり、車両の油圧回路に油圧を供給するポ
ンプに適用した例である。
まず、構成を説明する。
第1図において、21はポンプカバーC内に設ケられた
カムリングであり、ポンプハウジングは作動油を吸入す
る吸入孔21aおよび吐出する吐出孔21bを有してい
る。また、カムリング21内にはロータ22が収装され
ており、ロータ22は図示しない駆動源に接続されたイ
ンプットシャフト23に連結されいる。カムリング21
はロータ22に対して所定量偏心し、吸入孔21aおよ
び吐出孔21bに連通可能な作動室24をカムリング2
1と共に画成している。
また、ロータ22にはロータ22の放射方向に出没する
ことができるように複数のベーン25が嵌挿されており
、ベーン25はカムリング21の内周面に摺接して作動
室24を複数の室に分割する。ロータ22の回転により
作動室24内の各室の容積が順次増減するとき、オイル
パンTから吸入孔21aを通して作動室24に作動油が
吸入されるとともに、作動室24から吐出孔21bを通
して吐出油圧Paを有する作動油が吐出される。吐出油
圧Paは油圧通路30を介してライン油圧として車両の
A/Tユニット等の油圧回路に供給されるようになって
おり、作動油の吐出油圧は圧力センサ32により検出さ
れる。
一方、カムリング21はポンプカバーCに固定された支
持部材26によってロータ22との偏心量が変化する軸
直角方向(第1図の上下方向)に揺動自在に支持されて
おり、ポンプカバーCとカムリング21の間に介装され
たスプリング27によって前記偏心量を一定に保つよう
図中上方に付勢されている。28はポンプカバーCとの
間にコントロール室29を画成するコントロールピスト
ンであり、コントロールピストン28はカムリング21
に係合している。コントロールピストン28はコントロ
ール室29に供給される制御油圧Pcを受けてポンプカ
バー〇に保持された支点2B’aを中心に図中下方に揺
動し、カムリング21をスプリング27と反対方向に付
勢することができ、該制御油圧Pcに応じてカムリング
21とロータ22の偏心量を変化させることにより吐出
油圧Paを制御するものである。制御油圧Pcは電磁弁
31から導入され、電磁弁31は、供給油圧Psを圧力
センサ32の検出結果に基づき調圧して制御油圧Pcを
出力する。詳しくは、電磁弁31の作動は圧力センサ3
2の検出結果に基づきコントロールユニット33によっ
て制御され、コントロールユニット33はマイクロコン
ピュータ等ヲ含んで構成され、内部に格納された油圧制
御プログラムを実行し、圧力センサ32の出力信号P、
図示しないスロットルバルブの開度を検出するスロット
ルセンサ34からのスロットル開度信号TVO1車両の
速度を検出する車速センサ35からの車速信号V、作動
油の油温を検出する油温センサ36からの信号Toおよ
び変速指令信号等に基づいて所定の微少時間毎の通電時
間の比率すなわちデユーティ比率を演算し、該デユーテ
ィ比率に対応じた電圧パルスを電磁弁31に出力する。
そして、電磁弁3工はこの電圧パルスによってソレノイ
ドコイル31aを励磁され、ボール31bをリターンス
プリング31cの付勢力に抗して通路31dから離隔さ
せ、通路31dに流入した供給油圧Psを通路31eお
よび通路31fを介してコントロール室29に連通ずる
フィードバック通路37に供給する。また、電磁弁31
はソレノイドコイル31aが励磁されていないときには
リターンスプリング31cによりボールバルブ31bを
閉弁方向に付勢して通路31dと通路31e、31fの
連通を遮断する。一方、フィードバック通路37上には
オリフィス38が設けられており、電磁弁31はこのオ
リフィス38を通し、デユーティ比率に応じた制御油圧
Pcをコントロール室29に供給する。なお、39は変
速時等にフィードバンク通路37内のフィードバンク油
圧(制御油圧Pc)に発生する脈動を吸収するフィード
バックアキュムレータピストンである。
ここで、41はリリーフバルブであり、リリーフバルブ
41はピストン42およびスプリング43を有している
。リリーフバルブ41は供給油圧Psを通路44を介し
て導入するとともに、油圧通路30の吐出油圧Paを通
路45を介して導入し、これらの油圧をピストン42を
介して互いに対向させる。すなわち、吐出油圧Paおよ
び供給油圧Psが互いに対向圧としてピストン42に作
用する。リリーフバルブ41に導入された吐出油圧Pa
のピストン42に作用する力が供給油圧Psおよびスプ
リング43のピストン42に作用する力より大きくなる
と、ピストン42が第1図中右方向に移動し、吐出油圧
Paはポー)41aおよびポート41bを通して通路4
6からオイルパンTにドレーンされる。一方、通路44
はパイロットバルブ47を介して油圧通路30およびリ
ーク用のポート48に連通可能である。パイロットバル
ブ47はピストン49およびスプリング50を有し、ピ
ストン49は供給油圧Psにより第1図中右方向に押圧
され、スプリング50により同図中左方向に押圧される
。ピストン49が右方向に移動すると、通路44と油圧
通路30との連通が遮断されるとともにポート48が連
通して、通路44の圧力が低下する。
一方、ピストン47が左方向に移動すると、通路44と
油圧通路30とが連通ずるとともにポート48との連通
が遮断されて、通路44の圧力が上昇する。したがって
、通路44を介してリリーフバルブ41に導入される供
給油圧Psはスプリング50のスプリング荷重によって
一義的に決る一定油圧に調圧される。すなわち、上述の
リリーフバルブ41によるドレーンのタイミングは、リ
リーフバルブ41に導入される吐出油圧Paが供給油圧
Psに応じて設定、すなわち供給油圧Psとスプリング
43のスプリング荷重により設定されるリリーフ圧より
大きくなったときであり、このリリーフ圧はスプリング
50のスプリング荷重によって決り、コントロールユニ
ット33による制御領域での最大油圧より、0〜4kg
/cm”程度高めに設定する。このように設定すること
により、常用時(正常時)においては、リリーフバルブ
41からのドレーンはなく、ポンプ吐出量および駆動ト
ルクを最小に抑えることができる。
なお、本実施例では、制御油圧Pcをコントロールピス
トン28を介してカムリング21に作用させるようにし
ているが、カムリング21とケーシングを直接シールす
ることにより、制御油圧Pcを直接カムリング21に作
用させるようにしてもよい。
上述のような構成によれば、吐出油圧Paが供給油圧P
sに応じて設定されるリリーフ圧より太き(なったとき
、吐出油圧Paをドレーンするリリーフバルブ41を設
けているので、例えば、電磁弁31の作動を制御するコ
ントロールユニット33の−電子回路が故障してフィー
ドバック通路37内の油圧がOFFになり、ベーンポン
プが最大偏心状態で駆動されて作動油の吐出油圧Paが
過大になったとき、すなわち、吐出油圧Paが上述のリ
リーフ圧より太き(なったとき、リリーフバルブ41に
より吐出油圧Paをドレーンすることができる。
したがって、吐出油圧Paが過大になるのを防止するこ
とができ、例えばこの吐出油圧Paをライン圧として供
給する部品、例えばタラソチパソクやブレーキあるいは
トルクコンバータ部品の破損を防止することができる。
また、電磁弁31に供給される供給油圧Paがパイロッ
トバルブ47により常時一定に調圧されているので、高
精度な制御油圧Pcをコントロール室29に供給するこ
とができ、ポンプの偏心量を高精度に制御することがで
きる。
さらに、リリーフバルブ41に供給されてリリーフ圧を
設定する油圧に、上述のようにパイロットバルブ47に
より常時一定に調圧された供給油圧PSを利用している
ので、リリーフ圧の設定の精度を向上することができる
。この結果、クラッチ等の耐圧性も低く設定することが
できる。
またさらに、吐出油圧Paの対向圧となる油圧が常時一
定に調圧された供給油圧Psであるので、スプリング4
3のスペースを小さくすることができ、小型化を図るこ
とができる。
さらにまた、リリーフバルブ41を設けたことにより、
小さなスペースで大流量のドレーンが可能になる。
第2図は本発明に係る可変容量ベーンポンプの第2実施
例を示す図であり、この第2実施例においては、第1図
のパイロットバルブ47に代えてパイロットバルブ51
を設けている。なお、第2図中、第1図に示す第1実施
例の構成部材と同一の部材には同じ符号を付してその説
明を省略する。
第2図において、パイロットバルブ51は油圧通路30
および通路44の他にはマニュアルバルブ52およびリ
バースバルブ53に接続されている。ここで、A/Tが
リバースレンジ(R)に切り換えられると、マニュアル
バルブ52からリバースバルブ53にリバース油圧Pr
が供給される。このリバース油圧Prによりリバースバ
ルブ53のピストン54が第2図の右方向に移動し、パ
イロットバルブ51のポー)51aに対する供給油圧P
sによる送油を停止する。前進レンジではリバースバル
ブ53のピストン54はスプリング55の付勢力により
、左方向に移動してパイロットバルブ51のボート51
aに対する送油を確保する。一方、パイロットバルブ5
1のポー)51bには常に供給油圧Psが導入されてい
る。
したがって、リバースレンジ時はポート51bのみから
供給油圧Psが導入され、前進レンジ時、ポー)51a
およびポー)51bの両方から供給油圧PSが導入され
る。すなわち、リバースレンジ時にパイロットバルブ5
1のピストン56に作用する供給油圧Psによる右方向
の力は、前進レンジ時における力より小さくなる。また
、パイロットバルブ51は、レンジによりピストン56
を右方向に押圧する力が変化する以外は前述のパイロッ
トバルブ47と同様に機能して供給油圧Psを調圧する
。したがって、前進レンジ時にリリーフバルブ41に供
給される供給油圧Psが、リバースレンジ時の油圧より
小さくなるように調圧することができ、前進レンジ時に
おけるリリーフ圧をリバースレンジ時におけるリリーフ
圧より低く設定することができる。すなわち、パイロッ
トバルブ51、マニュアルバルブ52およびリバースバ
ルブ53はリリーフバルブ41に接続され、車両の自動
変速機の選択レンジに応じた油圧を供給油圧として出力
する可変油圧出力手段を構成し、該可変油圧出力手段が
、前進レンジ時の出力油圧がリバースレンジ時の出力油
圧より小さくなるように、油圧を出力して、リバースレ
ンジ時のリリーフ圧を前進レンジ時のリリーフ圧より高
くするようにしている。
上述のような第2実施例によれば、リバ−スレンジ時に
おけるリリーフ圧を前進レンジ時のリリース圧より高く
設定しているので、前述の第1実施例の効果に加え、ド
ライブレンジ(D)のみで作用するクラッチパックの最
大圧力を低減することができ、この結果クラッチパック
を軽量化するとともに小型化することができる。
第3図は本発明に係る可変容量ベーンポンプの第3実施
例を示す図であり、この第3実施例においては、第1図
の通路46に代えて通路61を設けている。なお、第3
図において、第1図に示した第1実施例の構成部材と同
一の部材には同し符号を付してその説明は省略する。
第3図において、通路61はオイルパンT内にドレーン
された作動油を導かないでカムリング21の吸入孔21
aの、吸入口近傍に直接導くように設けられている。す
なわち、吐出油圧Paはリリーフバルブ41によりカム
リング21の吸入孔21aの吸入口近傍にドレーンされ
る。
このような第3実施例によれば、リリーフバルブ41に
より吸入孔21aの吸入口近傍に吐出油圧Paをドレー
ンさせているので、ポンプの高回転、高吐出量時に吸入
孔21aの吸入口近傍が負圧になるのを防止することが
でき、キャビテーションを防止するとともにキャビテー
ションノイズを低減することができ、また、ポンプ自体
の耐久性を向上することができる。
また、上述のような構成にすることにより、リリーフバ
ルブ41をポンプ本体に内蔵させることが可能になり、
コントロールバルブを小型化することができる。
なお、第2図に示す前述の第2実施例においても、第3
図に示す第3実施例のように、吐出油圧がリリーフバル
ブ41により吸入孔21aの吸入口近傍にドレーンされ
るようにしてもよい。
(効果) 本発明によれば、吐出油圧が所定の供給油圧に応じて設
定されるリリーフ圧より大きくなったとき、吐出油圧を
リリーフバルブによりドレーンしているので、例えば電
磁弁の作動を制御する電子回路が故障して、ベーンポン
プが最大偏心状態で駆動されて作動油の吐出圧力が過大
にばったとき、すなわち、吐出油圧が上述のリリーフ圧
より大きくなったとき、リリーフバルブにより吐出油圧
をドレーンすることができる。したがって、吐出油圧が
過大になるのを防止することができ、この吐出油圧をラ
イン圧として供給する部品、例えばクラッチパックやブ
レーキあるいはトルクコンバータ部品の破損を防止する
ことができる。
また、リリーフバルブによりカムリングの吸入孔の吸入
口近傍に吐出油圧をドレーンさせるようにした場合、ポ
ンプの高回転”、高吐出量時に吸入孔の吸入口近傍が負
圧になるのを防止することができ、キャビテーションを
防止するとともにキャビテーションノイズを低減するこ
とができ、ポンプ自体の耐久性を向上することができる
。また、リリーフバルブをポンプ本体に内蔵させること
もできる。
サラに、リバースレンジ時におけるリリーフ圧が前進レ
ンジ時のリリーフ圧より高くなるようにした場合、例え
ばドライブレンジ(D)のみで作用するクラッチパック
の最大圧力を低減することができ、この結果クラッチパ
ックを軽量化するとともに小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る可変容量ベーンポンプの第1実施
例の概略全体図、第2図は本発明に係る可変容量ベーン
ポンプの第2実施例の概略全体図、第3図は本発明に係
る可変容量ベーンポンプの第3実施例の概略全体図、第
4図は従来の可変容量ベーンポンプの全体概略図である
。 21・・・・・・カムリング、 21a・・・・・・吸入孔、 21b・・・・・・吐出孔、 22・・−・・・ロータ、 24・・・・・・作動室、 25・・・・・・ベーン、 31・・・・・・電磁弁、 32・・・・・・圧力センサ、 41・・・・・・リリーフバルブ、 42・・・・・・ピストン、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)作動油を吸入する吸入孔と、作動油を吐出する吐
    出孔と、自在に偏心量が変えられるカムリングと、吸入
    孔および吐出孔に連通可能な作動室をカムリングと共に
    画成するロータと、ロータの放射方向に出没することが
    できるようにロータに嵌挿され、カムリングの内周面に
    摺接して作動室を複数の室に分割する複数のベーンと、
    作動室から吐出孔を通して吐出する作動油の吐出油圧を
    検出する圧力センサと、所定の供給油圧を圧力センサの
    検出結果に基づき調圧して制御油圧を出力する電磁弁と
    、を備え、電磁弁から出力された制御油圧に応じてカム
    リングの偏心量を変化させる可変容量ベーンポンプにお
    いて、前記所定の供給油圧および吐出油圧を導入してピ
    ストンを介して互いに対向させ、吐出油圧が所定の供給
    油圧に応じて設定されるリリーフ圧より大きくなったと
    き、ピストンの移動により吐出油圧をドレーンするリリ
    ーフバルブを設けたことを特徴とする可変容量ベーンポ
    ンプ。
  2. (2)前記吐出油圧がリリーフバルブにより吸入孔の吸
    入口近傍にドレーンされることを特徴とする請求項1記
    載の可変容量ベーンポンプ。
  3. (3)前記リリーフバルブに接続され、車両の自動変速
    機の選択レンジに応じた油圧を前記供給油圧として出力
    する可変油圧出力手段を設け、前進レンジ時の出力油圧
    がリバースレンジ時の出力油圧より小さくなるように、
    可変油圧出力手段が油圧を出力して、リバースレンジ時
    のリリーフ圧が前進レンジ時のリリーフ圧より高くなる
    ようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の可
    変容量ベーンポンプ。
JP2300656A 1990-11-05 1990-11-05 可変容量ベーンポンプ Pending JPH04171288A (ja)

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JP2300656A JPH04171288A (ja) 1990-11-05 1990-11-05 可変容量ベーンポンプ

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JP2300656A JPH04171288A (ja) 1990-11-05 1990-11-05 可変容量ベーンポンプ

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