JPH0416726Y2 - - Google Patents

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JPH0416726Y2
JPH0416726Y2 JP1985063696U JP6369685U JPH0416726Y2 JP H0416726 Y2 JPH0416726 Y2 JP H0416726Y2 JP 1985063696 U JP1985063696 U JP 1985063696U JP 6369685 U JP6369685 U JP 6369685U JP H0416726 Y2 JPH0416726 Y2 JP H0416726Y2
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JP
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glass
window
sliding guide
vehicle window
edges
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の利用分野) 本考案は、鉄道車両や乗合自動車などの車両窓
に関するもので、特にその側窓の分野に利用され
るものである。
(従来技術) 第3図乃至第7図は、この種車両窓の従来例を
示すものである。
第3図において、1は車両窓の窓枠で、適宜車
両本体2と一体的に取付けられている。この車両
窓枠1には、後述のフレームレス昇降窓ガラス3
がバランサー4に支持されて所定距離間昇降自
在に嵌装されている。
第4図及び第5図によつて更に後述すると、フ
レームレス昇降窓ガラス3は、その名称のとおり
窓ガラス5を補強する窓枠(窓フレーム)を撤去
して採光面積を多く取るようにした窓ガラスであ
るが、ただ窓ガラス5を昇降操作するための断面
略U字状の手掛部材6(6a……その手掛部)を
窓ガラス5の上端縁に接着剤によつて取付け、ま
た窓ガラス5の下端縁に断面略H字状のガラス受
部材7を取付け、その案内溝7aに沿つてバラン
サー4の案内ローラ4aを滑動せしめるようにし
て窓ガラス5の昇降操作を助勢するようになつて
いると共に、窓ガラス5の左右端縁に断面略コ字
状の窓ガラス摺動案内部材8,8を取付け、車両
窓枠1の案内溝9,9に沿つて昇降案内すると共
に、該案内部材8に植設してあるモケツト10に
よつて両者の水密を保持するようになつている。
このようにフレームレス昇降窓ガラス3は、従
来の窓枠(フレーム)付窓ガラスに比べて採光面
積を多く取ることができ、また外観上の体裁も良
く、しかも幅厚を薄くすることができる利点があ
り、更にはこれらの利点を一層顕著にするために
上記各部材6〜8をできるだけ肉薄、小幅に形成
しており、これがために各部材に固着用の周知の
ビスホールを設けることができず、第6図に示す
ように各部材6〜8は互いに独立してそれぞれ窓
ガラス5に取付けられているにすぎなかつた。特
に窓ガラス5を支持するガラス受部材7は第4図
に示すようにバランサー4の案内ローラ4aを滑
動せしめるための案内溝7aを有するためこの部
分だけはある程度その肉薄化に限界があり、この
ためこのガラス受部材7の両端部が車両窓枠1の
案内溝9,9に嵌合することができず、第6図に
示すようにその対向端縁間にかなりの間隙Sを設
けなければならず、またこのような間隙Sを設け
ても通常の使用にはなんら支障をきたすことがな
かつた。
ところが車両走行途上において窓ガラスの破損
による不慮の事故が発生した場合に、各部材6〜
8は窓ガラス5に取付けられているにすぎないた
め、第7図に示すようにそのガラス受部材7はバ
ランサー4のバランサーアーム4bに付勢されて
車両窓枠1の案内溝9から外れて上方に押し上げ
られ、これに影響されてその他の部材6,8も案
内溝9,9から外れ、これらが車両室内外に飛散
し、被害を拡大する恐れが多分にある。
(考案が解決しようとする問題点) このような事故が発生するのは上記各部材6〜
8が互に独立しているからであり、したがつて各
部材を互いに一体的に連結すれば上記のような事
故を未然に防止できるはずであり、一方フレーム
レス窓ガラス特質を失うことなくこれらを連結し
なければならず、これら両要求を満たすことが本
考案の解決すべき課題である。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために本考案は、第1図
及び第2図に示すように、窓ガラス5の上端縁に
手掛部材10を、下端縁にガラス受部材11を、
そして左右端縁にガラス摺動案内部材12,12
をそれぞれ取付けてなるフレームレス昇降窓ガラ
ス13を車両窓枠1に昇降自在に嵌装してなる車
両窓において、上記各部材10〜12の互の対向
端縁10a〜12aを接着材など14によつて接
着して各部材を四周枠状に一体的に連結し、上記
手掛部材10の両端縁を横向きL状に切り欠い
て、該端縁に水平方向に延びる舌片部15,15
を突設し、該舌片部15,15によつてガラス摺
動案内部材12の上端縁を被覆してなる構成を採
用するものである。
(作用) 上記各部材10〜12は四周枠状に一体的に連
結されることによつてその位置変動が互に規制さ
れ、また各部材の互の対向端面10a〜12a間
を直接接着材など14によつて接着することによ
つて各部材10〜12を肉厚、幅厚にする必要が
ない。
上記各舌片部15により各ガラス摺動案内部材
12の上端縁を被覆することによつて、当該案内
部材12の上端縁が隠蔽される。また手掛部材1
0を各ガラス摺動案内部材12の対向端縁相互を
接着連結する際に、窓ガラス5の上端縁に取付け
た手掛部材10の各舌片部15下面にガラス摺動
案内部材12の端縁を当接させることにより、こ
の舌片部15が位置決め手段として機能し、左右
両ガラス摺動案内部材12,12が定位置に取付
けられる。
(実施例) 強化ガラスまたは半強化ガラスからなる窓ガラ
ス5の上端縁及び下端縁にそれぞれ取付けられる
手掛部材10(10bは手掛部)及びガラス受部
材11の断面構造は第4図に示す従来例と同じで
あり、アルミ材の押出成形によつて形成される
が、従来例と異なつて本実施例にあつては手掛部
材10の両端縁をL状に切り欠いて該端縁に平板
状の舌片部15,15を一体突設し、該舌片部1
5,15によつてガラス摺動案内部材12の上端
縁を被覆するよう適宜接着剤によつて固着され
る。窓ガラス5の左右端縁に取付けられる該ガラ
ス摺動案内部材12の断面構造も第5図に示す従
来例と同じであり、硬質塩化ビニールなどの合成
樹脂材によつて形成され、その外側に水密保持用
のモケツト(図示せず)が一体的に植設される。
そして窓ガラス5の周端縁に取付けられた上記
各部材10〜12の互の対向端縁10a〜12a
間には接着材兼用の弾性シール材、例えば合成ゴ
ムにエポキシ樹脂を混合してなる所謂チオコール
(商品名)あるいはシリコンシーラントなどのパ
テを兼ねた接着材14を塗り込むようにして充填
し、互の対向端縁10a〜12aを接着する。こ
の場合、手掛部材10とガラス摺動案内部材1
2,12の互の対向端縁10a,12a間はほと
んど間隙なく突合わされているため、これらの部
材を窓ガラス5に取付ける前に、予め各端縁10
a,12aに接着材14を塗布しておいてもよい
が、ガラス受部材11とガラス摺動案内部材1
2,12との対向端縁11a,12a間は図示の
ように一般に5.5mm〜10mm程度隙間があるため上
述のように該間隙に塗り込むようにして接着する
ことが好ましい。
このようにして窓ガラス5の周端縁の各部材1
0〜12を四周枠状に一体的に連結してなるもの
であるが、実験の結果5500gの鋼球を3m離れた位
置から振り子式加撃法によつて本実施例からなる
5mm厚の強化窓ガラスに当てたところ、第2図に
示すように窓ガラス5の破損によるも各部材10
〜12の四周枠形状は維持され、車両窓枠からの
脱落は生じなかつた。
(効果) 本考案によれば、車両走行途上において窓ガラ
スが破損してもこの周縁端に取付けられた各部材
は車両窓枠から脱落することがなく、事故の拡大
を未然に防止することができる。
また本考案によれば、ガラス摺動案内部材の上
端縁が手掛部材両端縁に突設した舌片部によつて
被覆されているので、当該案内部材の上端縁がこ
の舌片部により隠蔽されて、外観上の体裁が良く
なると共に、手掛部材とガラス摺動案内部材との
連結にあたつて上記舌片部が位置決め手段として
の役割を果たすことになり、手掛部材とガラス摺
動案内部材との連結作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例たるフレームレス昇
降窓枠の要部を示す正面図、第2図は同使用状態
における破損時の現象を示す正面図、第3図〜第
7図は従来例を示すもので、そのうち第3図は正
面図、第4図は第3図におけるA−A線断面図、
第5図はB−B線断面図、第6図はフレームレス
昇降窓枠の使用状態を示す正面図、第7図は同破
損時の現象を示す正面図である。 1……車両窓枠、5……窓ガラス、10……手
掛部材、10a……その端縁、11……ガラス受
部材、11a……その端縁、12……ガラス摺動
案内部材、12a……その端縁、13……フレー
ムレス昇降窓枠、14……接着材。15……舌片
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 窓ガラスの上端縁に手掛部材を、下端縁にガラ
    ス受部材を、そして左右端縁にガラス摺動案内部
    材をそれぞれ取付けてなるフレームレス昇降窓ガ
    ラスを、車両窓枠に昇降自在に嵌装してなる車両
    窓において、上記各部材の互の対向端縁を接着し
    て各部材を四周枠状に一体的に連結し、上記手掛
    部材の両端縁を横向きL状に切り欠いて、該端縁
    に水平方向に延びる舌片部を突設し、該舌片部に
    よつてガラス摺動案内部材の上端縁を被覆してな
    る車両窓。
JP1985063696U 1985-04-27 1985-04-27 Expired JPH0416726Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985063696U JPH0416726Y2 (ja) 1985-04-27 1985-04-27

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JP1985063696U JPH0416726Y2 (ja) 1985-04-27 1985-04-27

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Publication Number Publication Date
JPS61179022U JPS61179022U (ja) 1986-11-08
JPH0416726Y2 true JPH0416726Y2 (ja) 1992-04-15

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ID=30594089

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JP1985063696U Expired JPH0416726Y2 (ja) 1985-04-27 1985-04-27

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5339928U (ja) * 1976-09-10 1978-04-07

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5339928U (ja) * 1976-09-10 1978-04-07

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Publication number Publication date
JPS61179022U (ja) 1986-11-08

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