JPH04166988A

JPH04166988A - 多画面プロジェクタ

Info

Publication number: JPH04166988A
Application number: JP2295059A
Authority: JP
Inventors: Masayuki Furuya; 雅之古谷; Shunji Nishikawa; 西川　俊次; Masaru Takeshita; 勝竹下
Original assignee: NEC Home Electronics Ltd; Nippon Electric Co Ltd
Current assignee: NEC Home Electronics Ltd; NEC Corp
Priority date: 1990-10-31
Filing date: 1990-10-31
Publication date: 1992-06-12
Anticipated expiration: 2013-10-08
Also published as: JP2809234B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、多画面投射用の複数の投射装置についての
画質調整を簡単化した多画面プロジェクタに関する。

［従来の技術］三管式或は単管式のプロジェクタは、スクリーンの後方
から映像を投射する背面投射型とスクリーンの前方から
映像を投射する前方投射型に大別することかできる。第
６図に示すプロジェクタ１は、スクリーン２の後方に配
置した９基の投射装置３が投射する９個の映像を、スク
リーン２にで分割指定した９個の画面を使って多画面表
示する背面投射型の多画面プロジェクタである。この多
画面プロジェクタ１は、９基の投射装置３の映像を合成
して１枚に表示できるため、多数の観衆を前にした大画
面表示に適しており、博覧会会場などで好評を博してい
る。

［発明が解決しようとする課題］上記従来の多画面プロジエクタ１は、複数の投射装置３
を使用する関係」二、個々の投射装置３の画面間での画
質にばらつきがあってはならず、画質調整を徹底させな
いと大画面の迫力を訴えることができないため、他のプ
ロジェクタ等と比較して画質調整の重要性は特に大であ
る。しかし、この種の多画面プロジェクタ１の画質調整
は、従来、スクリーン２に投射された映像を見て画質の
良しあしを判定する画質判定者と、画質判定者の意見を
聞いて実際に画質を調整する画質調整者の少なくとも一
人を必要としており、しかも画質調整者がまず左から何
番目でかつまた上から何番目かの画面を指定し、その画
面に映像を投射している投射装置３に関する画質を、画
質調整者に声をかけながら指示するといった方法により
行われていた。このため、画質判定と画質調整が別個の
人間により分担されてしまい、お互いの意思疎通か一１
分になされている積もりでも、画質判定者の了解が得ら
れるまでかなりの試行を繰り返さねばならないケースが
多く、画質調整に必要以上に時間かかかってしまったり
、或は十分な時間をかけたにも拘わらず、理想的な画質
には一歩及ばないケースもあるといった課題を抱えてい
た。

特にまた、白バランス調整のように、すべての画面に全
白の映像を映し出しときに、隣接する画面間での調整ず
れが目立つ調整項目とか、或は投射装置ごとのコンバー
ゼンスといった人間の視覚だけでは判断するには相当の
熟練を要する調整項目に関しては、画質判定と画質調整
が一元的に行えないといった制約は大きく、最良の画質
調整法を確立するまでに多くの点で改善余地を残すもの
であった。

［課題を解決するための手段］この発明は、上記課題を解決したものであり、スクリー
ン上で各々が指定された画面位置に映像を投射する複数
の投射装置と、これら複数の投射装置のそれぞれに設け
られ、個々にＩｙえられた個別コード番号又は全部に共
通に与えられた一括コード番号の指定を受けて動作する
画質調整回路と、これら複数の画質調整回路を、対応す
る０；ｊ記個別コード番号により任意指定し又は前記一
括コード番号により全部指定して遠隔的に画質調整指令
を与える画質遠隔調整手段とを具備することを特徴とす
るものである。

［作用］この発明は、多画面投射用の複数の投射装置のそれぞれ
に設けられた複数の画質調整回路を、任意指定又は全部
指定して遠隔的に画質調整指令を与えることにより、も
つとも画質判定しやすい位置から、画質判定と画質調整
が同一人物により効率よく行えるようにする。

［実施例］以下、この発明の実施例について、第１図ないし第５図
を参照して説明する。第１，２図は、それぞれこの発明
の多画面プロジェクタの一実施例を示す概略構成図及び
要部回路図、第３図は、第１．２図に示した画質調整回
路に対する画質調整手段を示すフローチャー１・である
。

第１図に示す多画面プロジェクタ１１は、スクリーン２
の後方に設けた９基の投射装置３から映像を投射する背
面投射型であり、各投射装置３がそれぞれ内蔵する画質
調整回路１２を、第２図に示したように、制御ケーブル
１３を介してスクリーン２横のリモコン受信器１４に縦
列接続しである。リモコン受信器１４は、画質調整者に
よって操作されるリモコン送信器１５からのリモコン指
令を受け、個別コード番号又は一括コード番号により指
定された画質調整回路１２に対し画質調整指令を送り込
む働きをする。ここでは、個別コード番号は、９基の投
射装置３に対し０００１〜１００１までの２進符号を使
って個別に割り振られており、一括コード番号としして
は９基の投射装　−置３のすべてに共通に００００が用
いられる。リモコン送信器１５には、９基の投射装置３
のなかから画質調整対象をコード番号指定する「０」か
ら「９」までの１０個の番号キー１６と、各種の画質調
整項目に対応する調整キー１７が設けられている。この
番号キー１６は、符号５１〜５９に示される第１の画面
〜第９の画面に「１」から１−９」を対応させ、画面全
体をｒ　Ｑ−１に対応させである。

画質調整にさいしては、画質調整者はまずスクリーン２
前方のもっとも画質調整に適した位置に立つ。次に、す
べての投射装置３から一斉に所定の映ｆ象を投射し、ス
クリーン２全体を見渡しながら、個別調整か全体調整か
を選択する。

以下、まず個別調整を優先するものとする。この場合、
第３図のステップ（１０１）に続くステップ（１０２）
において、リモコン送信器１５の番号キー１６のうち番
号「５」が付されたものを押し、画質調整しようとする
投射装置３としてスクリーン２中夫に投射するものを指
定する。このとき、画質調整対象として指定された投射
装置：３に対応する個別コード番号゛データ０１０１は
、リモコン送信器１５からリモコン受信器１４に送られ
、制御ケーブル１３を介してすべての画質調整回路１２
に送り込まれる。ただし、リモコン受信器１４が中継す
る個別コード番号データが、予め割り当てられた個別コ
ード番号データに一致する画質調整回路１２だけが、内
蔵する番号照合回路（図示せず）の照合結果を受けて動
作状態とされる。

こうして、個別コード番号指定した投射装置３に付属す
る画質調整回路１２だけが選択的に動作可能な状態とな
る。そこで、第３図に示すステップ（１０３）において
、まず色の濃さ（カラー）、明るさ（ブライトネス）、
明暗（コントラスト）１色相（ティント）９画質（シャ
ープネス）さらには白バランスやコンバーゼンスといっ
た種々の画質調整項目について、リモコン送信器１５に
設けられた調整キー１７を使って画質調整指令を発する
。そして、中央の画面について−通り画質調整が完了し
たならば、再び同様の個別コード番号指定により、中央
の画面を囲む８個の画面のなかから適当な画面を指定し
、指定した画面について同様の画質調整を施す。

こうして最大９画面まで任意の画面に関する画質調整を
終えた段階で、リモコン指令により画質調整前の状態と
画質調整後の状態とを比較し、画質調整の成果を視覚を
通じて確認する。この場合、多画面表示の場合に特に問
題となる自バランスやコンバーゼンスといった調整項目
については重点的にチエツクするとよい。また、スクリ
ーン２全体を見回してみて、個々の調整内容に偏りが見
られる場合は、調整に偏りのある投射装置３についてだ
け再度画質調整を施すとよい。

こうして、個別調整を終えたあと、個々の調整内容に差
はないものの、例えば全体として画面をもう少し明るく
したいと思うことがある。このような場合は、全体調整
が必要であり、第３図のステップ（１０１）に続くステ
ップ（１０２）において、リモコン送信器１５の番号「
０」がついた番号キー１６を押す。これにより、９基の
投射装置３が一括して調整対象に指定されるやこのため
、ステップ（１１２）に続くステップ（１１３）におい
てなされた画質調整は、全画面に共通に施され、それま
での個別調整の成果の上に立った全体調整が可能である
。

このように、上記多画面プロジェクタ１１は、スクリー
ン２全体を見ながら、９基の投射装置３に固有の画質を
リモコン指令をもって個別調整又は全体調整することが
でき、これにより複数の画面を隅々まで最良と思われる
画質にまで効率ホく・　追い込むことができ、さらにま
た全体の画質を調整するのに最も適した位置から、同一
人物が隣接する画面をじっくりと見比べつつ、個々に或
は全体として理想的な画質調整を行うことができる。

また、上記実施例では、９基の投射装置３の各画質調整
回路１２を制御ケーブル１３をもってシリアルに接続す
る構成としたが、第４図に示したように、複数の画質調
整回路１２をこれと同数の制御ケーブル１８を使ってリ
モコン受信器１４に並列接続するよう構成することもで
きる。この場合、リモコン受信器１４の内部にリモコン
送信器１５により指定された画質調整対象を判別する判
別口路（図示せず）を設けることができ、画質調整対象
が判別した後は、判別した画質調整対象にだけ画質調整
に関するリモコン指令を送り込むようにすることができ
る。従って、前記実施例のように、画質調整回路１２内
に設けた調整対象を判別するための番号照合回路等が不
要となる。

さらにまた、上記実施例では、背面投射型の多画面プロ
ジェクタ１１を例にとったが、この発明は、第５図に示
す前面投射型の多画面プロジェクタ２１にも適用するこ
とができる。

同図に示す多画面プロジェクタ２】は、スクリーン２の
手前側に複数の投射装置３が設置してあり、個々の投射
装置３にはリモコン送信器２２がら直接にリモコン指令
を送信することができるよう、リモコン受信器２３が組
み込んである。すなわち、各投射装置３には、それぞれ
画質調整回路１２に通ずるリモコン受信器２３が接続し
てあり、リモコン受信器２３がリモコン送信器２２から
直接受信したコード番号とリモコン指令に応じて、全体
或は個々の投射装置３に対して画質調整を行うことがで
きる。また、この実施例の場合も、リモコン送信器２２
は無線によりリモコン指令を送信するタイプであるため
、画質調整者は任意の場所から画質調整を行うことがで
きる。

また、上記各実施例において、多画面プロジェクタ１１
或は２１は、９基の投射装置３を用いるものに限らず、
少なくとも２基又はそれ以上の投射装置３を用いるもの
であれば、背面投射型或は前面投射型といった型式のい
がんによらず、すべてに適用することができる。

［発明の効果］以上説明したように、この発明は、スクリーン上に形成
される多画面について、画質調整にもっとも適した位置
から、画質判定と画質調整を同一人物により行うことが
でき、またスクリーン全体を見ながら均一な画質が得ら
れるよう、複数の投射装置に対して個別コード番号を指
定することで個別に或は一括コード番号を指定すること
で一括して画質調整を施し、その上さらに投射装置に固
有の画質の違いをリモコン指令をもってより高度の段階
にまで調整することができるので、複数の画面を隅々ま
で最良と思われる画質にまで追い込むことができ、また
画質遠隔調整手段は、有線或は無線の別によって多少の
差異はあるが、画質調整者にほぼ任意場所での調整を可
能にするため、全体の画質を調整するのに最も適した位
置から、同一人物が隣接する画面をじっくりと見比べ、
個々の画面について理想的な画質調整が可能である等の
優れた効果を奏する。

また、この発明は、画質遠隔調整手段を、複数の投射装
置に共通接続された単一のリモコン受信器と、このリモ
コン受信器に画質調整指令を発するリモコン送信器から
構成することにより、スクリーン横に設置したリモコン
受信器に対してリモコン送信器からのリモコン指令を与
え、スクリーンの陰になって見ることのできない複数の
投射装置の画質調整回路に対して、個々に或は全体に適
切な画質調整を施すことができる等の効果を奏する。

また、この発明は、画質遠隔調整手段を、複数の投射装
置ごとに設けられたリモコン受信器とこれら複数のリモ
コン受信器に画質調整指令を発するリモコン送信器でも
って構成することにより、個々の投射装置の画質調整回
路にリモコン受信器を接続しておくことで、リモコン送
信器から直接的に各画質調整回路にリモコン指令を発す
ることができ、しかも任意の位置から思いのままに画質
調整を行うことができる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１，２図は、それぞれこの発明の多画面プロジェクタ
の一実施例を示す概略構成図及び要部回路図、第３図は
、第１，２図に示した画質調整回路に対する画質調整手
順を示すフローチャート、第４図は、この発明の多画面
プロジェクタの他の実施例を示す要部回路図、第５図は
、この発明の多画面プロジェクタの他の実施例を示す概
略構成図、第６図は、従来の多画面プロジェクタの一例
を示す概略構成図である。２１０．スクリーン、３．、、投射装置、］］、２１．
．．多画面投射装置、１２．、、画質調整回路、１４．
，２３．．．リモコン受信器、■５，２２．．．リモコ
ン送信器。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）スクリーン上で各々が指定された画面位置に映像
を投射する複数の投射装置と、これら複数の投射装置の
それぞれに設けられ、個々に与えられた個別コード番号
又は全部に共通に与えられた一括コード番号の指定を受
けて動作する画質調整回路と、これら複数の画質調整回
路を、対応する前記個別コード番号により任意指定し又
は前記一括コード番号により全部指定して遠隔的に画質
調整指令を与える画質遠隔調整手段とを具備する多画面
プロジェクタ。
（２）前記画質遠隔調整手段は、前記複数の投射装置に
共通に接続された単一のリモコン受信器と、このリモコ
ン受信器に前記個別コード番号又は一括コード番号を対
にして画質調整指令を発するリモコン送信器からなるこ
とを特徴とする請求項１記載の多画面プロジェクタ。
（３）前記画質遠隔調整手段は、前記複数の投射装置ご
とに設けられたリモコン受信器と、これら複数のリモコ
ン受信器に前記個別コード番号又は一括コード番号を対
にして画質調整指令を発するリモコン送信器からなるこ
とを特徴とする請求項１記載の多画面プロジェクタ。