JPH0416582Y2 - - Google Patents

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JPH0416582Y2
JPH0416582Y2 JP3606787U JP3606787U JPH0416582Y2 JP H0416582 Y2 JPH0416582 Y2 JP H0416582Y2 JP 3606787 U JP3606787 U JP 3606787U JP 3606787 U JP3606787 U JP 3606787U JP H0416582 Y2 JPH0416582 Y2 JP H0416582Y2
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troughs
bolt
connecting fitting
trough
hole
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  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電話線や電力線あるいは光フアイバ
ー等の各種ケーブル類およびこれらに係る付帯設
備等を集約し地中に埋設する場合に利用されるキ
ヤブシステムに関するものである。
[従来の技術] 近時、地中の比較的狭いスペースに電話線や電
力線等のケーブル類を集約して収容するためのキ
ヤブシステムの研究開発が推進されている。しか
して、この種のキヤブシステムとしては、上面を
開口させた複数のトラフを配列させてなる溝形の
キヤブ本体と、上端を地表面部分に位置させてこ
のキヤブ本体の上端開口部に蓋着された蓋体とを
具備してなるものが開発されている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、従来のキヤブ本体は、全ての隣接す
るトラフ同士を帯板状の連結金具等により剛接合
している。すなわち、従来のものでは、前記連結
金具の両端を隣接するトラフにそれぞれボルト等
を介して固定し、それらのトラフが相互に移動で
きないように接合するようにしている。
ところが、このようにトラフ同士を剛接合する
際に、隣接するトラフ間に位置ずれがあると、連
結金具の両端部にボルト等を挿通させて固定する
際の作業に手間がかかる場合が少なくない。
また、トラフ同士を剛接合しておくと、地震等
の際に、その接合部分に大きな応力が作用するこ
とになり、前記連結金具や該連結金具の固定部分
が破壊されてトラフ同士に大きな位置ずれが生じ
てしまうという問題を招き易い。
本考案は、このような問題点を有効に解消する
ことを目的としている。
[問題点を解消するための手段] 本考案は、以上のような目的を達成するために
次のような構成を採用したものである。
すなわち、本考案に係るキヤブシステムは、上
面を開口させた複数のトラフを連結金具を介して
連結してなる溝形のキヤブ本体と、上端を地表面
部分に位置させてこのキヤブ本体の上端開口部に
蓋着された蓋体とを具備してなるキヤブシステム
であつて、 前記連結金具の一端側を隣接するトラフの一方
に一本のボルトを用いて止着するとともに、他端
側にトラフの連結方向と直交して設けられその一
端を該連結金具の一側縁に開口させたテーパ形の
切欠孔と、この切欠孔に直交する長孔とを形成
し、該連結金具の他端側を前記切欠孔を通して前
記長孔内に位置させたボルトにより隣接するトラ
フの他方に止着したことを特徴とする。
[作用] このような構成のものであれば、隣接するトラ
フ同士を連結する際は、トラフの一方に一端側を
仮止めした連結金具の他端側を回動させて、隣接
するトラフの他方に切欠孔のテーパ案内作用によ
り、連結金具を掛渡すことができる。すなわち、
トラフの他方に予めボルトを仮止した状態で連結
金具の他端側を回動させることによつて、そのボ
ルトが切欠孔を通つて長孔内に案内されることに
なる。しかる後、仮止めしたボルトを締め付ける
ことによつてトラフの連結が完了する。
そして、連結金具を固定しトラフ同士を連結し
た後に、地震等により各トラフに振動が加わつた
場合には、連結金具の少なくとも他端側が対応す
るトラフに対して長孔によりスライドすることに
なる。すなわち、連結金具の他端側をトラフの他
方に止着しているボルトは、該連結金具の長孔内
に位置しているので、大きな力が加わると、前記
連結金具と前記ボルトとが、締め付けによる摩擦
力に抗して長孔の長手方向に相対変位することに
なる。そのため、この連結金具により接続されて
いるトラフ同士は、一定の範囲内において、水平
方向に異なつた動きをすることが可能となる。そ
のため、連結金具による接合部分に大きな応力が
集中的に作用することがなくなり、連結金具やそ
の周辺部品が破壊されてトラフ同士に大きな位置
ずれが生じるというような不具合を招き難い。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図〜第6図を参照
して説明する。
第1図〜第3図に示すように、このキヤブシス
テムは、地表面近傍に埋設されるキヤブ本体1
と、このキヤブ本体1の上端開口部上に載設した
蓋体2とを具備してなる。
キヤブ本体1は、複数のトラフ3を連結金具4
により連結してなる溝形のものである。トラフ3
は、底版5と両側壁6とを一体に成形してなるプ
レキヤスト製のもので鉄筋コンクリート構造をな
しており、その側壁6には、ケーブル導出口形成
用の凹陥部7や、ケーブル8等を架設するための
棚9等が設けられている。また、各トラフ3の一
方の接合端面3aの内縁側には係合凸部3bが突
設してあるとともに、他方の接合端面3cの内縁
側には係合凹部3dが形成されており、前記係合
凸部3bを隣接するトラフ3の係合凹部3dに係
合させて順次配列させるようになつている。
前記連結金具4は、隣接するトラフ3の側壁6
の外面に添接させた帯板状のもので、その一端4
a側は隣接するトラフ3の一方に支承されている
とともに、他端4b側は隣接するトラフ3の他方
にスライド可能に連設されている。詳述すれば、
連結金具4は、第4図〜第6図に示すように、帯
板状のものであり、その一端4a側には円形のボ
ルト挿通孔10が穿設してあり、このボルト挿通
孔10に対応する一方のトラフ3の側壁6の外面
側には、インサートナツト11が埋設してある。
しかして、この連結金具4の一端4a側は、ボル
ト挿通孔10に挿通させたボルト12を前記イン
サートナツト11に定着することによつて、その
一方のトラフ3に固定されている。
一方、連結金具4の他端4b側には、切欠孔1
3と該切欠孔13に直交する長孔14とを穿設し
てある。切欠孔13は、トラフ3の連結方向と直
交する方向に延びる奥狭形状をなすテーパ状のも
ので、幅広側の一端部13aを連結金具4の一側
縁に開口させている。そして、奥狭形状をなす他
端部に該切欠孔13に直交しキヤブ本体1の長手
方向(トラフ3の連結方向)に延びる前記長孔1
4を穿設してある。
長孔14の長手方向の寸法は、連結金具4が他
方のトラフ3に対してスライドしても前記係合凸
部3bが前記係合凹部3dから脱落しない範囲の
値に設定してある。
上記切欠孔13と長穴14との交差部分15に
対応する他方のトラフ3の側壁6の外面側には、
インサートナツト16が埋設してあり、このイン
サートナツト16に定着されるボルト17によ
り、連結金具4の他端4b側が隣接する他方のト
ラフ3に対してスライド可能に固定されている。
上記ボルト17の頭部と連結金具4との間には、
該ボルト17が前記交差部分15に係合する位置
で連結金具4のボルト17に対する上方への移動
を禁止する位置決め具18を介在させている。
位置決め具18は、第5図及び第6図に示すよ
うに、平板ワツシヤ状のもので、その一端に前記
連結金具4の他側縁に係合する折れ曲り部18a
を形成してあり、他端側に前記ボルト17が貫通
するボルト孔18bを形成している。
しかして、以上のような連結金具4等のよるト
ラフ3同士の連結は、次のようにして行われる。
先ず、第6図に示すように、連結金具4の一端4
a側をボルト12により一方のトラフ3に回動可
能に仮止めするとともに、他方のトラフ3のイン
サートナツト16に位置決め具18を装着したボ
ルト17を螺着しておく。そして、前記連結金具
4をボルト12を中心に回動させ、その他端4b
側を他方のトラフ3の外面と位置決め具18との
遊間に挿入させる。それによつて、前記連結金具
4の切欠孔13に前記ボルト17が圧入され、切
欠孔13のテーパ状内縁13bの案内作用によつ
て該連結金具4が切欠孔13と長孔14との交差
部分15でボルト17に係止されることになる。
次いで、位置決め具18の上部の折れ曲り部1
8aを連結金具4の他側縁(他端4b側の上縁)
に掛止させ後、一端4a側のボルト12および他
端4b側のボルト17を締付けて連結金具4をト
ラフ3の側壁6に固定し、隣接するトラフ3同士
を連結することになる。
なお、以上の説明は、特定のトラフ3と、それ
に隣接するトラフ3との接合部分について説明し
たが、この実施例では、他の全ての接合部分にも
同様な接合構造が採用されている。したがつて、
各トラフ3に着目した場合には、その図中左側の
接合端部における両側壁6の外面に連結金具4が
スライド可能に連設され、図中右側の接合端部に
おける両側壁6の外面に連結金具4が固定される
ようになつている。
一方、蓋体2は、両縁部を前記キヤブ本体1の
上端開口面の内縁側に設けた係止段部1aに係合
させた版状のもので、第1の蓋ブロツク20と第
2の蓋ブロツク21とを交互に配列させてなる。
第1の蓋ブロツク20は、プレキヤスト製の板状
ブロツクであつて鉄筋コンクリート構造をなして
おり、その両接合端面20aは、斜上方に向けて
形成されている。第2の蓋ブロツク21は、プレ
キヤスト製の板状ブロツクであつて鉄筋コンクリ
ート構造をなしており、その接合端面21aは斜
下方に向けて形成されている。そして、第1の蓋
ブロツク20と第2の蓋ブロツク21とを交互に
配列させることによつて、前記接合端面20aと
前記接合端面21aとがそれぞれ当接するように
なつている。
このような構成のものであれば、隣接するトラ
フ3同士を連結する際は、切欠孔13等を設けた
連結金具4の他端4b側を回動させることによ
り、その他端4b側を隣接するトラフ3に装着さ
れたボルト17に係止させて、容易に連結金具4
を隣接するトラフ3間に装着することができる。
そして、連結金具4の固定後において地震等に
より各トラフ3に振動が加わつた場合には、連結
金具4の他端4b側のボルト17が連結金具4の
長孔14内を該長孔14の寸法に対応する範囲内
においてスライドすることになる。そのため、こ
の連結金具4により接続されているトラフト3同
士は、係合凸部3bが係合凹部3dから外れない
範囲内において、水平方向に異なつた動きをする
ことが可能となる。したがつて、連結金具4によ
る接合部分に大きな応力が集中的に作用すること
がなく、その接合部分が破壊されてトラフ3同士
に大きな位置ずれが生じるという不具合を有効に
解消することができる。よつて、地震による被害
を効果的に抑制することが可能であり、高い耐震
性能を得ることができる。
なお、以上の実施例では、全てのトラフを連結
金具によりスライド可能に接合した場合について
説明したが、本考案は必ずしもこのようのものに
限定されるものではなく、例えば、トラフの数個
毎にスライド可能な連結金具で連結し、他の接合
部分は両端固定式の連結金具等により剛結合する
ようにしてもよい。
あるいは、連結金具はトラフの外面に添設する
ものに限定されるものではなく、トラフの内面に
添設したり、一端をコンクリート内に埋設した構
造にする等、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変形が可能である。
また、連結金具のボルトに対する上方への移動
を防止する位置決め具は、例えば、第7図に示さ
れるようなものでもよい。かかる位置決め具18
では、連結金具4の他側縁に係止させる折れ曲り
部18aに平行させて、その他端側に切り欠状の
ボルト孔18bを形成している。そして、連結金
具4の他端4b側をボルト17に係止させた後、
連結金具4とボルト17に螺着された六角ナツト
17aとの間に連結金具4の他端4b側からスラ
イドさせるようにしてボルト孔18にボルト17
を挟持させるとともに、折れ曲り部18aを連結
金具4の他側縁に係止させるようにしてもよい。
なお、前記実施例に相当する箇所には同符号を
付して説明を省略する。
また、蓋体はキヤブ本体の上端開口部の内方に
蓋着した落ち蓋式のものに限らず、側面をキヤブ
本体の側面側に表出させて蓋着する掛け蓋式のも
のでもよい。
[考案の効果] 本考案は、トラフ同士を連結する連結金具にト
ラフの連結方向に直交する切欠孔と連結方向に延
びる長穴とを具備してなるものであるから、キヤ
ブ本体を構成するトラフ同士を連結する際の作業
手間が改善されるとともに、トラフ同士を柔軟に
接続することが可能であり、高い耐震性能を発揮
させることができるキヤブシステムを提供できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本考案の一実施例を示し、
第1図は側面図、第2図は第1図における−
線断面図、第3図は分解斜視図、第4図は連結金
具の正面図、第5図は連結部分を示す断面図、第
6図は連結金具による連結手順を示す斜視図、第
7図は他の実施例を示す斜視図である。 1……キヤブ本体、1a……係止段部、2……
蓋体、3……トラフ、3a……接合端面、3b…
…係合凸部、3c……接合端面、3d……係合凹
部、4……連結金具、4a……一端、4b……他
端、5……底版、6……側壁、7……凹陥部、8
……ケーブル、9……棚、10……ボルト挿通
孔、11……インサートナツトボルト、12……
ボルト、13……切欠孔、13a……幅広側の端
部、13b……テーパ状内縁、14……長孔、1
5……交差部分、16……インサートナツト、1
7……ボルト、18……位置決め具、18a……
折れ曲り部、18b……ボルト孔、20……第1
の蓋ブロツク、20a……接合端面、21……第
2の蓋ブロツク、21a……接合端面、17a…
…六角ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上面を開口させた複数のトラフを連結金具を介
    して連結してなる溝形のキヤブ本体と、上端を地
    表面部分に位置させてこのキヤブ本体の上端開口
    部に蓋着された蓋体とを具備してなるキヤブシス
    テムであつて、 前記連結金具の一端側を隣接するトラフの一方
    に一本のボルトを用いて止着するとともに、他端
    側にトラフの連結方向と直交して設けられその一
    端を該連結金具の一側縁に開口させたテーパ形の
    切欠孔と、この切欠孔に直交する長孔とを形成
    し、該連結金具の他端側を前記切欠孔を通して前
    記長孔内に位置させたボルトにより隣接するトラ
    フの他方に止着したことを特徴とするキヤブシス
    テム。
JP3606787U 1987-03-12 1987-03-12 Expired JPH0416582Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3606787U JPH0416582Y2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3606787U JPH0416582Y2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12

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JPS63146423U JPS63146423U (ja) 1988-09-27
JPH0416582Y2 true JPH0416582Y2 (ja) 1992-04-14

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JPH1014073A (ja) * 1996-06-17 1998-01-16 Adobuansu:Kk 地中配線用管路における電力機器塔の載置枡

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