JPH0416443Y2 - - Google Patents

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JPH0416443Y2
JPH0416443Y2 JP1984119308U JP11930884U JPH0416443Y2 JP H0416443 Y2 JPH0416443 Y2 JP H0416443Y2 JP 1984119308 U JP1984119308 U JP 1984119308U JP 11930884 U JP11930884 U JP 11930884U JP H0416443 Y2 JPH0416443 Y2 JP H0416443Y2
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JP
Japan
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layer
junction
epitaxial growth
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fet
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JP1984119308U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は電界効果トランジスタ等のP形半導体
およびN形半導体から成る半導体装置に関する。
従来の技術 MOS形電界効果トランジスタ(以下、
MOSFETと称す)は絶縁ゲート形であり、ユニ
ボーラデバイスである。この為入力インピーダン
スが大きくドライブ回路を簡単に構成することが
できるとともに、少数キヤリアの蓄積が起らず高
速動作が可能となり、また熱暴走しない等の特徴
を有している。このMOSFETの一例を第3図a
に示す。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら第3図aに示すMOSFETは素子
の高耐圧化にともなつてオン抵抗が著しく増大し
てしまう欠点があつた。そこで第3図aに示す従
来のMOSFETのオン抵抗を低減する為に第3図
bに示すようなFETが用いられている。第3図
bに示すFETは通称COMFET(Conductivity
Modulated Field Effect Transistor)と呼ば
れ、第3図aのFETのドレイン側のN+層をP+
に置き換え、P+層からの少数キヤリアの注入に
よつてN-層の導電率を高めたものである。この
ような構造によれば高電流でオン抵抗が従来の約
1/10に減少し、Siチツプの面積利用率も向上す
る。しかし第3図bに示すFETはターンオフ時
においてN-層に残留する少数キヤリアによつて
フオールタイムが長くなり、また寄生FETのラ
ツチアツプにより最大動作電流が制限される等の
欠点があつた。このような欠点を無くす為に重金
属ドーピングや電子線照射などによりN-層中の
少数キヤリアのライフタイムを低減する方法や、
第3図cに示す如くP+層とN-層の間にN+層を設
けてPNPトランジスタのエミツタ注入効率を低
下させる方法等が用いられている。しかしながら
第3図cに示すFETの構造はP+層とN+層の境界
面においてP+N+接合が形成されてしまう。この
P+N+接合のブレークダウン電圧は非常に小さい
ので、FET素子の逆方向耐圧が小さくなつてし
まう。このようにFET素子の逆方向耐圧が小さ
いと過大な逆電圧印加によつて該素子が破壊され
てしまう。また、過大な逆電圧印加を避ける為に
保護対策を講じる必要があり回路設計も制約され
てしまう。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、前
述した従来のFET素子の優れた特徴を有すると
ともに、逆方向耐圧を大きくしたFET等の半導
体装置を提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 本考案は、縦形PチヤンネルMOSFETのドレ
インN形層にその反対導電層のP形層を付加して
接合を作り、これをアノードとして構成した半導
体装置において、新たに付加されたP形層と、こ
れと接合を作るN形層がそれぞれ不純物濃度の異
なる2つの層からなり、その順序がP+層から成
るシリコンウエハにエピタキシヤル成長させて
P-層を形成し、このP-層にリン拡散又はエピタ
キシヤル成長によつてN+層を形成し、このN+
にエピタキシヤル成長させてN-層を形成したこ
とを特徴としている。
作 用 上記のようにPエミツタとNベースをP+P-N+
N-の4層で構成したので、Pエミツタ、Nベー
ス間はP-N+接合となり、半導体素子の逆方向耐
圧が大きくなる。
実施例 以下、図面を参照しながら本考案の一実施例を
説明する。第1図において第3図cと同一部分は
同一符号を持つて示し、その説明は省略する。前
記P+層とN+層の間にはP-層が設けられている。
J1〜J3は各々接合面を示し、Oは酸化膜を示す。
このように構成された装置において、Pエミツ
タ、Nベース間は接合面J1においてP-N+接合と
なり、従来のP+N+接合に比較してブレークダウ
ン電圧が極めて大きい。この為FETの逆方向耐
圧が非常に大きくなる。また、N+層はPエミツ
タからNベースへのホールの注入を抑制する。
上記のように構成された装置を製造するには、
まず第2図aに示すP+層の基板にP-層をエピタ
キシヤル成長させて第2図bの如く形成する。こ
のP-層の抵抗率および厚さは素子が必要とする
逆方向耐圧に応じて決定する。次に前記P-層に
N+層をリン拡散させて第2図cの如く形成する。
このときの拡散の深さおよび表面濃度はPエミツ
タからの注入効率や素子特性を総合的に検討した
上で最適値に設定する。次に前記N+層にN-層を
エピタキシヤル成長させて第2図dの如く形成す
る。この製造工程以降の製造方法については、通
常のMOSFETの製造方法と同様であるので、そ
の説明は省略する。
尚、前記N+層の形成はリン拡散によるものに
限らずエピタキシヤル成長によつて形成しても良
い。
考案の効果 以上のように本考案によれば、次のような効果
が得られる。すなわち、 (1) Pエミツタ、Nベース間をP-N+接合とした
ので、ブレークダウン電圧が極めて大きくなり
半導体素子の逆方法耐圧が非常に大きくなる。
この為逆電圧印加による素子破壊を防ぐことが
できるばかりで無く、保護対策を講じる必要が
無くなつて回路設計上の制約を受けない。
(2) PエミツタからNベースへホールが注入する
のをN+層によつて抑制することができる。こ
の為素子のターンオフ時にN-層に残留するキ
ヤリアを無くすことができ、これによつて第4
図の実線で示す電流波形のようにフオールタイ
ムを短くすることができる。
(3) 動作抵抗が小さく、且つ安定動作電流範囲が
大きい。
(4) 順方向電圧が印加されたときN-層の空乏層
の伸びはN+層で制限されN-層の厚みは同じ耐
電圧を可能にするために約2/3の厚みです
む。
(5) N+層はN-層に比べライフタイムが小さい。
又ライフタイムをコントロールするために金な
どの重金属を拡散するが、これは高濃度層に集
まるために、より低ライフタイムに制御するこ
とができる。したがつてターンオフ時にN+
で空乏層が拡がるとき、そこでのターンオフが
極めて小さくできるので、第4図に示すように
ターンオフのテイル時間が短くなり、ターンオ
フ時のスイツチング損失を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図a〜第2図dはともに実施例の要部の製造工程
を示す説明図、第3図a〜第3図cはともに従来
の装置の一例を示す断面図、第4図はMOSFET
のターンオフ時の電流、電圧波形図である。 P+……P+層、P-……P-層、N+……N+層、N-
……N-層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 縦形PチヤンネルMOSFETのドレインN形層
    にその反対導電層のP形層を付加して接合を作
    り、これをアノードとして構成した半導体装置に
    おいて、新たに付加されたP形層と、これと接合
    を作るN形層がそれぞれ不純物濃度の異なる2つ
    の層からなり、その順序がP+層から成るシリコ
    ンウエハにエピタキシヤル成長させて形成した
    P-層と、このP-層にリン拡散又はエピタキシヤ
    ル成長によつて形成したN+層と、このN+層にエ
    ピタキシヤル成長させて形成したN-層とを備え
    たことを特徴とする半導体装置。
JP11930884U 1984-07-31 1984-07-31 半導体装置 Granted JPS6134753U (ja)

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JP11930884U JPS6134753U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 半導体装置

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JPS6134753U JPS6134753U (ja) 1986-03-03
JPH0416443Y2 true JPH0416443Y2 (ja) 1992-04-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1218200B (it) * 1988-03-29 1990-04-12 Sgs Thomson Microelectronics Procedimento di fabbricazione di un dispositivo semiconduttore mos di poterza a modulazione di conducibilita' (himos) e dispositivi con esso ottenuti

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4364073A (en) * 1980-03-25 1982-12-14 Rca Corporation Power MOSFET with an anode region
JPS6026151A (ja) * 1983-07-22 1985-02-09 Shinagawa Diecast Kogyo Kk 膜式気化器の加速装置

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