JPH0416389Y2 - - Google Patents

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JPH0416389Y2
JPH0416389Y2 JP1987182117U JP18211787U JPH0416389Y2 JP H0416389 Y2 JPH0416389 Y2 JP H0416389Y2 JP 1987182117 U JP1987182117 U JP 1987182117U JP 18211787 U JP18211787 U JP 18211787U JP H0416389 Y2 JPH0416389 Y2 JP H0416389Y2
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connector
case
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fpc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電気機器に外部機器との電気的接続
を図るため、ケースに固定されるコネクタの取付
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、電気機器として例えば自動車やオート
バイ等の車輌に装備される速度計、回転計等の各
種計器は、ケースの内部に計器本体等を収納固定
すると共に、ケースの裏面には計器本体等と電気
的接続する複数の導電路が印刷形成されたプリン
ト配線板を配設し、このプリント配線板に雌型の
コネクタを固定し、このコネクタに例えば車載用
バツテリーや回転検出センサ等の外部機器より引
き廻された雄型の接続端子を接続することによつ
て、前記計器本体等を駆動させるべく電気的な接
続を成している。そして、前記コネクタは、例え
ば実開昭54−167392号公報に開示されているよう
に、プリント配線板に立設された複数の支持片に
よつて確実に保持され、プリント配線板上に固定
される構成が知られている。
近年、この種のプリント配線板は、煩雑な配線
パターンを整然と成し得、ケースが段差を有する
複雑な外面形状であつても沿わせることができる
と共に薄型化、軽量化に秀れている可撓性フイル
ムに導電路を形成したフレキシブルプリント配線
板(以下、FPCと略称する。)が用いられてい
る。ところでこのFPCには、前記支持片を立設
することができないため、FPCにコネクタを固
定する場合には、第8図及び第9図に示す構成が
提案されている。
すなわち、上面を開口して内部に端子(図示し
ない)を装着したコネクタ1は、平板状の補強体
2を介してFPC3の導電部4裏面に配設し、前
記端子の下端をコネクタ1の底壁及び補強体2を
貫通させて前記導電部4にはんだ付けすることに
よつて、FPC3にコネクタ1を安定的に固定し
ている。そして、ケース5には、2個の取付ボス
6を立設し、FPC3をケース5に沿わせて配設
すると共に、補強体2の両側縁を、取付ボス6に
固定部材7にて締付けてケース5にコネクタ1を
取り付ける。なお、一方の取付ボス6の先端に位
置決めピンを設け、このピンを補強体2の透孔に
圧入係止させてもよい。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、前記従来例では、コネクタ1に
外部機器より引き廻された接続端子を抜き差しす
る際、コネクタ1はケース5に補強体2を介して
両側縁を固定するため、補強体2の両方の固定箇
所を通過する直線を仮に設定した場合、この仮想
の直線に沿う方向(第8図中矢印A方向)に加わ
る力に対して比較的強固であるものの、補強体2
の固定箇所を通過する仮想の直線と交叉する方向
(第9図中矢印B方向)に加わる力に対しては比
較的弱く、傾いたりガタツキを生ずる恐れがあ
り、コネクタへの接続作業性を低下すると共に
FPCの湾曲した折り返し部分に応力が加わつて
損傷を与えることが懸念されていた。
また、前記問題点を考慮してケース5の取付ボ
ス6を増加して補強体2を多数の固定部材にて固
定する場合には、組み付け工数が増加するばかり
でなく、ケース5にコネクタ1を取り付けるため
の広いスペースが必要となり、装置全体が大型化
してしまうという問題を有していた。
〔考案の目的〕
本考案は、前記従来例の問題点に着目して考え
られたものであり、少ないスペースであつても、
組み付け工数を増加することなくコネクタを確実
に保持してFPCの損傷を予防できるコネクタの
取付装置の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記目的を達成するため、ケースに
フレキシブルプリント配線板を配設し、このフレ
キシブルプリント配線板の導電部を折り返し、こ
の導電部の裏面に補強体を介してコネクタを配置
し、前記導電部に前記コネクタの端子を接続し、
前記補強体に取付部を離間形成し、この取付部を
前記ケースに固定すると共に前記コネクタを前記
ケースに前記補強体を介して固定するようにした
コネクタの取付装置において、前記補強体には前
記取付部を通過する仮想の直線を挟んだ両側に前
記ケースに直接もしくは間接的に突き当てる規制
部を設けたものである。
〔作用〕
この考案によれば、コネクタへの外部機器より
引き廻された接続端子の抜き差しの際、抜き差し
方向に正確に沿わない力がコネクタに加わる場
合、ケースと補強体との固定位置に加えてケース
と規制部との突き当て箇所でも受けて、コネクタ
の取付位置を規制する。
〔実施例〕
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもの
であつて、ケース8には段差を有して高面8a及
び低面8bが設けられており、例えばポリエステ
ル等の可撓性フイルムに銅箔等によつて導電路9
が形成され、少なくとも前記導電路9には絶縁性
被膜が施されたFPC10を高面8aに沿うよう
配設し、このFPC10の一部に独立して可撓性
を有する舌片10aを形成し、この舌片10aを
底面8bに沿うよう配設し、前記舌片10a自由
端側の導電路9の絶縁性被膜が除去されて後述す
るコネクタの端子を接続するための導電部11と
して露出する。
外部機器より引き廻された外部端子(図示しな
い)と接続するコネクタ12は、一対の取付部1
2aが設けられ、舌片10aの導電部11の裏面
に板状の補強体13を介して配置され、内部に収
納固定する複数の端子14の下端を導電部11に
電気的接続を図るべくはんだ付けすることによつ
てFPC10に固定される。
前記補強体13は、コネクタ12の底面に当接
する補強面15と、前記端子14を挿通させるよ
うこの補強面15に穿設される貫通孔16と、前
記補強面15の対向する両側縁に互いに離間して
水平方向に延設される取付部17と、仮に両取付
部17を通過する直線を想定した場合(以下、仮
想の直線という)にこの仮想の直線の両側、すな
わちこの実施例では他の対向する両側縁の一方か
ら垂直下方に延設される規制部18と、他方から
垂直上方に延設される連結部19と、この連結部
19に設ける断面逆L字状の係止片20と、前記
連結部19の上端から水平方向に延設される規制
部21及びこの規制部21の適所に少なくとも1
個、この実施例では規制部21の自由端側に穿設
される一対の係止孔22とを有しており、規制部
18、補強面15連結部19及び規制部21が例
えば合成樹脂製等、電気的な絶縁性材料にて一体
形成されている。
以下、前記構造から成るこの実施例の組付作業
について説明する。
まず、コネクタ12は、底面を補強体13の補
強面15に当接させながら貫通孔16に端子14
を挿通し、FPC10の舌片10aの自由端を係
止片20に引つ掛けると共に、前記貫通孔16内
に導電部11が位置するよう前記補強面15の裏
面に当接させ、前記導電部11に端子14をはん
だ付けすることにより、電気的に接続しながら舌
片10aに補強体13を介して固定される。
次に、FPC10は、ケース8の高面8aに配
設されると共に、舌片10aがケース8の段差に
沿わせながら低面8bに配設される。
この後、コネクタ12の受入口を上方に開口さ
せるよう舌片10aを折り返し、補強体13の規
制部18を低面8bに突き当て、規制部21を高
面8a上のFPC10に当接すると共に高面8a
に立設する係合突部23を規制部21の係止孔2
2に圧入し、ケース8に立設する取付ボス8cに
コネクタ12の取付部12a及び補強体13の取
付部17をネジ等の固定部材24にて固定し、組
付作業が完了する。なお、前記係止孔22と係合
突部23は、規制部21とケース8とのどちらに
設けてもよい。
従つて、前記コネクタ12の取付装置は、コネ
クタ12へ外部機器からの接続端子を抜き差しす
る時に加わる力がケース8と補強体13との固定
箇所のみならず規制部18,21による突き当て
箇所、係止箇所でも受けることができ、すなわち
補強体13の規制部18をケース8に当接すると
共に、規制部21を係合突部23に係止孔22を
介して係止するため、コネクタ12に外部からの
接続端子の抜き差し方向に対して異なる方向に力
が加わつてもコネクタ12が傾くことを抑制し、
コネクタ12への接続作業を良好に行うことがで
きると共に、FPC10の舌片10aの折り返し
部分10bにも無理な応力が加わることなく
FPC10の損傷を未然に防ぐことができる。ま
た、補強体13は補強面15と一体に規制部1
8,21が連設されているため、何ら固定部材2
4を増加せずに組付工数を低減し、装置の小型化
を達成できる。
特にこの実施例では、規制部18は舌片10a
の折り返し部分10bを隠蔽し、規制部21はケ
ース10からFPC10が浮き上がることを防ぎ、
外部干渉によるFPC10の破損をより一層良好
に防止することができる。
また、前記実施例では、一方の規制部21をケ
ース8に係止孔22と係合突部23とを係止して
コネクタ12が傾くことを抑えているが、ケース
8の段差面に水平に突き当てるようにしてもよい
(第4図参照)。
また、係止片20を下方に伸長形成してケース
8に突き当てる規制部25を設けてもよく、この
場合、規制部18及び25によつてコネクタ12
を安定的に保つことになり、連結部19の上端に
はFPC10の浮き上がりを抑えるためのフラン
ジ部26を設ければよく(第5図参照)、フラン
ジ部26の自由端側を屈曲形成して当接部27を
設け、FPC10を部分的に抑えるようにするこ
ともできる(第6図参照)。
さらに、平坦的なケース8である場合にも本考
案は適用することができ、すなわち、補強体13
は、補強面15の取付部17を設けない対向する
両側縁からいずれも下方に規制部27,28を延
設し、一方の規制部27をケース8の垂直面に、
他方の規制部28をケース8の水平面にそれぞれ
突き当てることにより、コネクタ12を安定的に
保つことができ、しかも、例えばFPC10が熱
影響等に起因して変形した場合にもケース8から
浮き上がることが予防され、短絡事故等が発生し
にくくできる(第7図参照)。
なお、前記各実施例では、いずれもコネクタ及
び補強体を一体化して固定部材にて複数箇所を固
定しているが、ピンと孔との凹凸嵌合によつて固
定することができると共に、コネクタと補強体と
の固定、補強体とケースとの固定をそれぞれ異な
る箇所にて行つてもよい。
また、FPCは導電部が折り返されているため、
変形して浮き上がつたFPCが、コネクタの端子
の下端に接触して導電路に損傷が生じて短絡事故
が起こらないよう、導電部とこの導電部下方の
FPCとの間に絶縁部材を設けてもよい。
また、規制部は、平板形状以外にも、棒状、櫛
歯状等であつてもよく、ケースの一部に当接して
コネクタを安定的に保つことができるものであれ
ばよい。
〔考案の効果〕
本考案は、ケースにフレキシブルプリント配線
板を配設し、このフレキシブルプリント配線板の
導電部を折り返し、この導電部の裏面に補強体を
介してコネクタを配置し、前記導電部に前記コネ
クタの端子を接続し、前記補強体に取付部を離間
形成し、この取付部を前記ケースに固定すると共
に前記コネクタを前記ケースに前記補強体を介し
て固定するようにしたコネクタの取付装置におい
て、前記補強体には前記取付部を通過する仮想の
直線を挟んだ両側に前記ケースに直接もしくは間
接的に突き当てる規制部を設けたものであり、少
ないスペースであつても、少ない組付工数でコネ
クタを確実に保持し、FPCの損傷を予防するこ
とができる等、極めて実用価値の高いコネクタの
取付装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示す斜視
図、要部断面図、補強体の斜視図、第4図〜第7
図はそれぞれ本考案の他の実施例を示すいずれも
要部断面図、第8図、第9図は従来例を示す正面
図、要部断面図である。 コネクタ……1,12、補強体……2,13、
FPC(フレキシブルプリント配線板)……3,1
0、導電部……4,11、ケース……5,8、舌
片……10a、端子……14、補強面……15、
貫通孔……16、規制部……18,21,25,
27,28、係止片……20、係止孔……22、
係合突部……23。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースにフレキシブルプリント配線板を配設
    し、このフレキシブルプリント配線板の導電部を
    折り返し、この導電部の裏面に補強体を介してコ
    ネクタを配置し、前記導電部に前記コネクタの端
    子を接続し、前記補強体に取付部を離間形成し、
    この取付部を前記ケースに固定すると共に前記コ
    ネクタを前記ケースに前記補強体を介して固定す
    るようにしたコネクタの取付装置において、前記
    補強体には前記取付部を通過する仮想の直線を挟
    んだ両側に前記ケースに直接もしくは間接的に突
    き当てる規制部を設けたことを特徴とするコネク
    タの取付装置。
JP1987182117U 1987-11-30 1987-11-30 Expired JPH0416389Y2 (ja)

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JP5810783B2 (ja) * 2011-09-16 2015-11-11 ヤマハ株式会社 端子部材及び電子機器
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