JPH04153739A - 情報処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、ユーザ定義文字を使用する複数のプロセスを
並行して実行することが可能な情報処理装置に関する。

ここでいうプロセスとは、情報処理装置上で実行される
プログラムを表し、例えば、ワードプロセッシング、表
計算などを行なうソフトウェアが実行されているものを
いう。

［従来の技術］ 従来、１台の情報処理装置で複数のプロセスを並行して
実行する場合は、それらがそれぞれ異なったユーザ定義
文字セットを使用することを想定して、現在出力を表示
しているプロセスに応じて、ユーザ定義文字の文字バタ
ンをプロセスに対応したものに再設定して表示していた
。この操作をユーザ定義文字の復元と呼ぶ。ここに、ユ
ーザ定義文字とは、各プロセスで自由に形状を設定でき
る文字をいい、ある形状を指定された範囲の文字コード
を割り当てると、その文字コードによって、設定した形
状の文字を出力機構を通じて表示することができるもの
である。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、従来技術では多くの文字についてユーザ定義文
字が設定されているとセットの復元に時間がかかるため
、プロセスの切り替えに極めて時間がかかるという欠点
があった。更に、プロセス毎に異なるユーザ定義文字を
使用することは、通常それはと頻繁にはなく、プロセス
毎に異なるユーザ定義文字を使用しない場合、プロセス
の切り替えに応じてユーザ定義文字を復元する作業はた
だ時間がかかるだけで、無駄な処理をすることになる。

そこで本発明は、情報処理装置の使用者（ユーザ）が必
要と判断したときにのみ、ユーザ定義文字の復元を実行
するように指定できることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明の情報処理装置は、単体の情報処理装置が複数箇
のプロセスを並行して実行するプロセス制御機構と、前
記プロセス毎に定義できるユーザ定義文字のセットを含
めて各プロセスの出力を表示する表示機構と、前記プロ
セスの実行を指示するプログラム制御入力機構と、前記
プロセス毎に定義された前記ユーザ定義文字を復元する
処理を実行するか否かを指定するユーザ定義文字復元処
理制御手段と、を有することを特徴とする。

［作用コ 実行する複数のプロセスが、それぞれ異なるユーザ定義
文字を使用すると分かっている場合にのみ、プロセスの
切り替えに応じてユーザ定義文字を復元する処理を動作
させることができる。即ち、普段、ユーザ定義文字を使
用しない場合は、ユーザ定義文字の復元を省略すること
によって、システムへの負担を軽減し、プロセスの切り
替え処理を素早く行なうことができる。一方、複数のプ
ロセスで、異なるユーザ定義文字を使用する場合には、
ユーザ定義文字の復元処理を有効にすることによって、
プロセス毎に異なるユーザ定義文字を、正確に表示する
ことができる。

［実施例コ 第１図は、本発明の実施例で使用する、ユーザ定義文字
を表示する典型的なハードウェアの基本構成を示すブロ
ック図である。このハードウェアの典型的な例としては
、主記憶装置の容量が６４ＯＫＢ以上で、−船釣な１６
ビツトから３２ビツトのＣＰＵを有するパーソナルコン
ピュータが挙げられる。プロセスは、入力装置１より制
御を受け、読み出し専用メモリ２、メインメモリ３を使
用して、中央演算装置４において実行される。ユーザ定
義文字は、プロセスによって文字生成装置８に登録され
る。これを表示する時には、表示用メモリ５に登録した
ユーザ定義文字の文字コードを書き込むと、表示制御装
置６を通じて表示装置７に表示される。ここで、複数の
プロセスが異なるユーザ定義文字セットを使用する場合
には、表示を行なうプロセスに応じたユーザ定義文字の
形状を、文字生成装置８に再登録して、ユーザ定義文字
の形状を切り替える必要がある。

第２図は、本発明の一実施例のブロック図である。ユー
ザ定義文字復元処理制御９は、システムの起動時に、シ
ステムに与えるパラメータの１つとして、ユーザ定義文
字の復元を行なうか否かを指定する。システム起動後は
、プロセス実行制御入力機構１１により、複数プロセス
制御機構１０を通じて、複数のプロセス１３〜１６の実
行を制御し、希望するプロセスの出力を、表示機構１２
により表示する。システムが複数のプロセスを同時に並
行して実行していても、表示機構１２に表示可能なプロ
セスはその中の１つに限られているものとする。この時
、動作するプロセスの間で、使用するユーザ定義文字に
競合関係がなければ、ユーザ定義文字復元処理制御９て
、ユーザ定義文字の復元を行なわないように指定する。

逆に、動作するプロセスの間で、使用するユーザ定義文
字に競合関係が生ずる場合には、ユーザ定義文字復元処
理制御９で、ユーザ定義文字の復元を行なうように指定
する。ここにいうユーザ定義文字の競合とは、異なるプ
ロセスの間で、同一の文字コードに異なる形状の文字を
登録して表示しようとすることをいう。ユーザ定義文字
復元処理制御９は、システムの起動時に１回だけ指定可
能であり、システム終了まで有効である。

第３図は、ユーザ定義文字の登録の処理の流れ図である
。あるプロセスＸによるユーザ定義文字の登録は、第２
図の複数プロセス制御機構によって行なわれる。複数プ
ロセス制御機構では、各プロセスに固有のユーザ定義文
字テーブルを用意している。プロセスＸによるユーザ定
義文字の登録が行なわれる場合には、先ず、プロセスＸ
のユーザ定義文字テーブルに、指定された文字形状を登
録する（３１　Ｓ）。次に、ユーザ定義文字を登録した
ところのプロセスＸが、現在表示中のプロセスであるか
を調べる（３２　Ｓ）。ＹＥＳであれば、文字生成装置
に、指定された文字形状を登録して、表示装置に表示さ
れるようにする（３３Ｓ）。ＮＯであれば、文字生成装
置への登録は行なわない。

以上で、プロセスＸによるユーザ定義文字の登録処理を
終了する。このようにして登録された各プロセスのユー
ザ定義文字テーブルは、後のユーザ定義文字の復元処理
にて参照される。

第４図は、第２図の複数プロセス制御機構の、表示プロ
セスの切り替えに際しての動作を表す流れ図である。プ
ロセス１が表示されており、プロセス１にはユーザ定義
文字が登録されていて、プロセス２には、ユーザ定義文
字が登録されていないとする。このような場合には、第
２図のユーザ定義文字復元処理制御９によって、ユーザ
定義文字の復元を行なうように指定する必要かない。こ
の状態で、ユーザがプロセス実行制御入力機構により、
表示プロセスをプロセス１からプロセス２に切り替える
ように指示したとする。この時、複数プロセス制御機構
は次のような処理を実行する。

先ず、ユーザ定義文字の復元処理が指定されているかを
調べる（４１　Ｓ”）。これは、第２図のユーザ定義文
字復元処理制御９の指定による。ユーザ定義文字の復元
を行なわないように指定されているので（Ｎｏの場合）
、ユーザ定義文字テーブルの登録を省略して、プロセス
２の出力を表示装置に表示する（４３Ｓ）。この登録の
省略によフてプロセスの切り替え処理は、登録する場合
と比較して１０分の１以下で実行できる。

一方、プロセス１とプロセス２との両方でユーザ定義文
字が別々に登録される可能性がある場合は、あらかじめ
ユーザ定義文字復元処理制御９によってユーザ定義文字
の復元を行なうように指定する必要がある。かかる場合
（ＹＥＳの場合）には、文字生成装置８にプロセス２の
ユーザ定義文字テーブルの内容を登録してから（４２Ｓ
）、プロセス２の出力を表示装置に表示する（４３　Ｓ
）ことになる。

以上の結果、表示プロセスの切り替えに伴って、指定し
た場合にのみ次に表示されるプロセスのユーザ定義文字
を復元されることになる。

第５図は、本発明の他の実施例である。この実施例は、
ユーザ定義文字の復元処理を行なうが否かの指示を、プ
ロセス実行の制御と同時に行なえるようにしたものであ
る。システム起動後、プロセス実行制御入力機構１７に
より、複数プロセス制御機構１８を通じて、複数のプロ
セス２０〜２３の実行を制御し、希望するプロセスの出
力を、表示機構１９により表示する。この時、動作する
複数のプロセス間で、別々にユーザ定義文字を登録して
使用するといった競合間係がなければ、プロセス実行制
御入力機構１７によって、ユーザ定義文字の復元を行な
わないように指定する。逆に、動作するプロセスの間で
、使用するユーザ定義文字に競合関係が生ずる場合には
、プロセス実行制御入力機構１７によって、ユーザ定義
文字の復元を行なうように指定する。この実施例では、
情報処理装置の使用中においても、任意な時点でユーザ
定義文字の復元を有効にしたり、無効にしたりてきる利
点がある。この第５図の実施例の複数プロセス制御機構
１８に、第２図のユーザ定義文字復元処理制御９０機能
を作用させると、プロセス実行制御入力機構１７によっ
て、ユーザ定義文字の復元に間する指定を何もしなかっ
た場合の標準の動作を指定するようにすることもできる
。

このユーザ定義文字は個人的に作成された符号とか象形
文字でもかまわない。

［発明の効果コ 以上に述べたように本発明によれば、複数のプロセスを
並行して実行することができる情報処理装置において、
普段、各プロセスで使用するユーザ定義文字セットに競
合関係がない場合は、ユーザ定義文字の復元を省略する
ことができ、これによって、表示機構に表示するプロセ
スの切り替え動作が極めて迅速に行なえるようになる。

また、各プロセスで使用するユーザ定義文字セットに競
合間係がある場合は、ユーザ定義文字の復元をするよう
に指示することによって、プロセスの切り替えに応じて
、表示機構に、各プロセスに対応した正確なユーザ定義
文字セットを表示することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、ユーザ定義文字を表示することができるハー
ドウェアの基本構成を示すブロック図、第２図は、本発
明の一実施例を示すブロック図、第３図は、ユーザ定義
文字を登録する処理の流れ図、第４図は、表示プロセス
を切り替える処理の流れ図、第５図は、ユーザ定義文字
復元処理の制御方式を第２図の実施例と異なる方式に変
更したもののブロック図。 ３．２０ ４．２１ ５．２２ ６．２３ 入力装置 読出し専用メモリ メインメモリ 中央演算装置 表示用メモリ 表示制御装置 表示装置 文字生成装置 ユーザ定義文字復元処理制御 複数プロセス制御機構 プロセス実行制御入力機構 表示機構 （ユーザ定義文字表示可能） ・・・・・・　プロセスド ・・・・・　プロセス２ ・・・・・−プロセス３ ・・・・・・　プロセスｎ ・・・・・・　プロセス実行制御入力機構兼ユーザ定義
文字復元処理制御機構 以　　上 第２図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 単体の情報処理装置が複数箇のプロセスを並行して実行
   するプロセス制御機構と、前記プロセス毎に定義できる
   ユーザ定義文字のセットを含めて各プロセスの出力を表
   示する表示機構と、前記プロセスの実行を指示するプロ
   グラム制御入力機構と、前記プロセス毎に定義された前
   記ユーザ定義文字を復元する処理を実行するか否かを指
   定するユーザ定義文字復元処理制御手段と、を有するこ
   とを特徴とする情報処理装置。