JPH04153604A - 光ファイバケーブルのテンションメンバ被覆除去方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 二産業上の利用分野［ 本発明は、通信用光ファイバケーブルの接続時において
、テンションメンバの抗高張力金属体を光ファイバケー
ブル接続面に固定するため、プラスチック材からなる絶
縁被覆材を抗高張力金属体から容易に除去するための光
ファイバケーブルのテンションメンバ被覆除去方法およ
びその実施に直接使用する装置に間するものである。

；従来の技術： 現在、使用されている通信用光ファイバケーブルの一例
としては、その中心に少なくとも１本の金属を集合した
抗高張力金属体の外周をポリエチレン等からなる絶縁プ
ラスチックで被覆し、この絶縁被覆材外周に多条の光フ
アイバ心線を備え、これらの外周はポリエチレン製のケ
ーブル外被を施している。

これらの光ファイバケーブルの接続は接続面を用いて行
い、光ファイバケーブルを接続面に強固に固定する必要
がある。その固定は、光ファイバケーブル端末部におい
てケーブル外被を除去し、テンションメンバを切断した
後、前記抗高張力金属体外周のポリエチレン製絶縁被覆
材を先端から３〜４１程度除去し、抗高張力金属体で行
わなければならない。この場合の絶縁被覆材除去工具と
しては、被覆を機械的に剥離、除去させるニッパナイフ
等また、熱により溶融除去を行う電気ハンダごて等を応
用した除去工具か使用されている。

π発明が解決しようとする課題］ 前記絶縁被覆材の゛除去にあたり、抗高張力金属体とポ
リエチレン等からなるプラスチック製の絶縁被覆材との
開は、接着剤で強固に接着されているため、機械的に剥
離、除去させるニッパ、ナイフ等では、ポリエチレン製
の絶縁被覆材の硬度と相まって、力と手間かかかり困難
な作業であるとともに、光フアイバ心線に振動、衝撃を
与え光伝送信号に悪影響を与える危険性がある。また、
熱により溶融除去を行う電気ハングごて等を応用した除
去工具では発熱部か露出しているため、その接触により
光フアイバ心線および周辺部を溶融・損傷する危険性が
あった。

こ＼において、本発明は、この従来の欠点を解消する光
ファイバケーブルのテンションメンバ被覆除去方法およ
び装置を提供せんとするものである。

７課題を解決するための手段］ 前記課題の解決は、本発明が次に列挙する新規な特徴的
構成手法と構成手段を採用することにより達成される。

即ち、本発明法の特徴は、光ファイバケーブルにおいて
、１本以上の金属を集合した抗高張力金属体の外周に絶
縁被覆材を被覆構成してなるテンションメンバの先端か
ら所要長障てた部位の前記絶縁被覆材のみを切断し、次
いで一当該切断部位の前記抗高張力金属体と当該抗高張
力金属体の先端間に通電して電気抵抗の高い当該抗高張
力金属体を瞬時に発熱させることにより、少なくとも当
該抗高張力金属体と前記絶縁被覆材間の接着剤を溶Ｍし
接着力と減少させ、引続き、前記切断部から先端側の前
記絶縁被覆材に引抜外力を加えて移動することにより前
記テンションメンバの前記絶縁被覆材を除去してなる光
ファイバケーブルのテンションメンバ被覆除去方法であ
る。

本発明装置の特徴は、光ファイバケーブルにおける１本
以上の金属を集合した抗高張力金属体の外周に絶縁被覆
材を被覆構成してなるテンションメンバと、所要部位の
当該テンションメンバのみを切断する電極刃と、当該電
極刃を前記テンションメンバの軸線方向に移動させる送
り手段と、抗高張力金属体先端に接触する！極と、前記
電極刃と前記４＆俗に電圧を印加する直接通電装置とか
らなる光ファイバケーブルのテンションメンバ被覆除去
装置である。

：作　用二 本発明は、前記のような手法および手段を講じたので、
被覆材の円周方向を切断する該切込用刃部兼直接通電加
熱用電価としての電極刃と、テンションメンバ先端の抗
高張力金属体にも金属電極を接触させ抗高張力金属体を
介した電気回路をルーズ形成する。この抗高張力金属体
に直接通電することにより抗高張力金属体を瞬時に発熱
させ、抗高張力金属体に接触する少なくとも接着剤を、
場合によっては絶縁被覆材をも溶融し接着力を減少させ
ることにより、極めて軽微な引抜き張力で絶縁被覆材を
移動・除去する。そのため、光フアイバ心線に振動−衝
撃を与えず光伝送信号に悪影響を与えない また。直接通電による発熱は抗高張力４ｊＬ属体表面だ
けであり、光フアイバ心線や接続面周辺を熱により溶融
・損傷する危険性はなく安全性に優れていることは言う
までもない。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面について説明する。

第１図（ａ）（ｂ）および第２図（ａ）（ｂ）（ｃ）は
本発明の実施例について説明する図であって、図中１は
ケーブル外被、２はテンションメンバ、３は抗高張力金
属体、４は絶縁被覆材で、ポリエチレン等のプラスチ・
Ｖり材や硬質ゴム等を捩れスプライン状に形成したもの
であり、５は光フアイバ心線、６は上下一対の電極刃、
７は金属電極、８は直接通電装置である。

そこで１本発明装置の実施例は、少なくとも１本の金属
を集合した抗高張力金属体３の外周にポリエチレン等か
らなるプラスチック絶縁被覆材４を被覆した複合材料か
らなる光ファイバケーブルαのテンションメンバ２と、
このテンションメンバ２の絶縁被覆材４の円周方向のみ
を切断する上下を極力６と、この上下電極刃６をテンシ
ョンメンバ２の長手方向に移動させる手段（図示せず）
とを備えるテンションメンバ被覆除去装置Ａにおいて、
該上下を極力６とテンションメンバ２先端の抗高張力金
属体３にも金属電極７を接触させ抗高張力金属体３を介
した電気回路をループ形成し、この抗高張力金属体３に
直接通電するための直接通電装置８を操作することによ
り抗高張力金属体３を瞬時に１２０℃以上に発熱させ、
接触する接着剤（図示せず）や、場合によって絶縁被覆
材４をも溶融し接着力を減少させた後、長手方向に５ｋ
ｌ　ｆ程度の牽引力で該上下を極力６を移動させること
により絶縁被覆材４を除去する手段を具備する。

なお、第３図（ａ）に示すよう、上下電極刃６は側面楔
形を呈し、上下電極刃６か相接近閉鎖して絶縁被覆材４
を切断した時、抗高張力金属体３を嵌通して外周面との
接触性を向上するよう相対刃先６ａ中夫に半円凹弧６ｂ
を対向形成し、第３図（ｂ）（ｃ）に示すよう、金属を
極７は、先端テーパー面９ａ中夫に抗高張力金属体３の
先端を内挿する挿込口１０ａを開設する円筒体９基端を
、中央に円錐接触部１１ａを突出する封塞円板１１で封
鎖した挿込盲孔１０盲端内に抗高張力金属体３先端との
接触抵抗を低減するための円錐接触部１１ａを臨ませて
なる。

しかして、本発明装置の実施例に適用した本発明方法の
実施例は、少なくとも１本の金属を集合した抗高張力金
属体３の外周にプラスチック絶縁被覆材４を被覆した複
合材料からなる光ファイバケーブルαのテンションメン
バ２の先端から長手方向に隔てた位置に該プラスチ・ｌ
り絶縁被覆材４の円周方向１８０度の対向位！に相対し
た２枚の上下電極刃６を互いに上下両側から押しこむこ
とによりプラスチック材からなる絶縁被覆材４のみの円
周方向を切断し、その後、該上下電極刃６を抗高張力金
属体３に接触させ電極とする０次に、テンションメンバ
２先端の抗高張力金属体３にも金属を極７を接触させ抗
高張力金属体３を介した電気回路をループ形成する。こ
の時、抗高張力金属体３は高鋼線で構成されているため
、容易に他の電気回路構成品の電気抵抗を抗高張力金属
体３以下に設定することが可能である。この抗高張力金
属体３を介した電気回路に通電すると、電気抵抗が高い
抗高張力金属体３を瞬時に発熱させることが可能である
。

一方、長さ４■の絶縁被覆材４の抗高張力金属体３温度
による引抜き張力の関係を第４図に示す。

この結果から、抗高張力金属体３温度か上昇すると引抜
き張力は減少し、抗高張力金属体３温度が１２０℃以上
であれば引抜き張力は５　ｋｚ　ｆ以下まで減少するこ
とがわかる。

このように抗高張力金属体３をＴＩＬ接通電加熱し、抗
高張力金属体３と接触する接着剤（図示せず）や、場合
によって絶縁被覆材４をも溶融し接着力を減少させ、上
下１ｆ＃ｉ！刃６を長手方向に移動することにより絶縁
被覆材４を除去するものである。

以下、第１図（ａ）（ｂ）および第２図（ａ）（ｂ）（
ｃ）を参照し、より詳細な具体的段階を追った作業進捗
につき説明する。

光ファイバケーブルαをＷｆｆするためには、第１図（
ａ）に示すように、光ファイバケーブル外被１を除去し
、ケーブル外被１除去際から約１０■でテンションメン
バ２を切断した状態から第１図（ｂ）に示すように、抗
高張力金属体３を接続面（図示せず）に固定できるよう
に絶縁被覆材４を約４■除去した状態とする必要がある
。

そこで、第２図（ａ）に示すように、テンションメンバ
２先端から長手方向に隔てた位置に該プラスチック絶縁
被覆材４の円周方向１８０度の上下位置に相対した２枚
の上下１ｆ極刃６を上下両側から押しこむことによりプ
ラスチック材からなる絶縁被覆材４のみの円周方向を切
断し、その後、上下を掻刃６を抗高張力金属体３に接触
させ上下を掻刃６のいずれか（同図では上側）を電極と
する０次に、テンションメンバ２先端の抗高張力金属体
３にも金属を極７の挿込口１０ａから挿込盲孔１０内に
挿入して円錐接触部１１ａを接触させ抗高張力金属体３
を介した電気回路をループ構成する。直接通電装置８を
操作し、抗高張力金属体３に直接通電することにより電
極刃６と金属電極７間の抗高張力金属体３表面を瞬時に
１２０℃以上に発熱させ、接触する接着剤（図示せず）
や、場合によって絶縁被覆材４をも溶融し接着力を減少
させる。直接通電装置８はｔ流制御部８ａ、通電時間調
節部８ｂ等から構成し、抗高張力金属体３の温度を１３
０℃程度に発熱できる機能とその温度を適宜選定できる
機能を有していれば良い。

つぎに、第２図（ｂ）に示すように、直接通電装置８を
取り外し、該上下電極刃６をテンションメンバ２の長手
先端方向に移動すると５ｍｆ程度の極めて軽微な牽引力
で移動できる。

その結果、第２図（ｃ）に示すように、光フアイバ心線
５に振動、衝撃を与えず光伝送信号に全く悪影響を与え
ずに絶縁被覆材４を除去することができる。

［発明の効果コ 以上説明したように、本発明は、絶縁被覆材の除去にあ
たり、力と手間がかかった困難な作業を簡単で安全に行
えるとともに、光フアイバ心線に振動、衝撃を与えない
ため、光伝送信号に悪影響を与えない、また、発熱部が
抗高張力金属体だけで露出していないため、光フアイバ
心線および周辺部を溶融・損傷する危険性が全くなく絶
縁被覆材を除去できる。

一方、直接通電装置の電気的回路は既存のテンションメ
ンバの導電性構成部品で形成されるもので、回Ｆ＃Ｉ構
成か単純である等価れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）（ｂ）は光ファイバケーブルを接続面を用
いて接続するための絶縁被覆材除去形態図、第２図（ａ
）（ｂ）（ｃ）は本発明の実施例装置による実鉋例方法
の絶縁被覆材除去工程図、第３図（ａ）（ｂ）（ｃ）は
本発明の実施例装置における上下電極刃斜視図と抗高張
力金属体先端に接触させる金属電極の斜視図および中央
縦断面図、第４図は代表的な光ファイバケーブルにおい
て、長さ４１の絶縁被覆材の抗高張力金属体温度による
引抜き張力の相関特性説明図である。 Ａ・・・光ファイバケーブルのテンションメンバ被覆除
去装置 α°・・光ファイバケーブル ト・・ケーブル外被　　　２・・・テンションメンバ３
・・・抗高張力金属体　　４・・・絶縁被覆材う・・・
光フアイバ心線 ６ａ・・・刃先 ７・・・金属電極 ８ａ・・・を流制御部 ９・・・円筒体 １０・・・挿込盲孔 １１・・・封塞円板 ６・・・電極刃 ６ｂ・・・半円凹弧 ８・・・直接通電装置 ８ｂ・・・通電時ｒＷＪ調節部 ９ａ・・・先端テーパー面 １０ａ・・・挿込口 １１ａ・・・円錐接触部 第１図 第２図 第８図 （Ｃ） 第４図 択Ｊｒ７張力金属藤混農（０Ｃ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、光ファイバケーブルにおいて、１本以上の金属を集
   合した抗高張力金属体の外周に絶縁被覆材を被覆構成し
   てなるテンションメンバの先端から所要長隔てた部位の
   前記絶縁被覆材のみを切断し、次いで、当該切断部位の
   前記抗高張力金属体と当該抗高張力金属体の先端間に通
   電して電気抵抗の高い当該抗高張力金属体を瞬時に発熱
   させることにより、少なくとも当該抗高張力金属体と前
   記絶縁被覆材間の接着剤を溶融し接着力を減少させ、引
   続き、前記切断部から先端側の前記絶縁被覆材に引抜外
   力を加えて移動することにより前記テンションメンバの
   前記絶縁被覆材を除去することを特徴とする光ファイバ
   ケーブルのテンションメンバ被覆除去方法 ２、光ファイバケーブルにおける１本以上の金属を集合
   した抗高張力金属体の外周に絶縁被覆材を被覆構成して
   なるテンションメンバと、所要部位の当該テンションメ
   ンバのみを切断する電極刃と、当該電極刃を前記テンシ
   ョンメンバの軸線方向に移動させる送り手段と、前記抗
   高張力金属体先端に接触する金属電極と、前記電極刃と
   前記金属電極に電圧を印加する直接通電装置とからなる
   ことを特徴とする光ファイバケーブルのテンションメン
   バ被覆除去装置