JPH04152507A - インダクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り業上少尉ユ圀団 本発明は、電子回路を構成する際に使用されるインダク
タに関する。

灸未少肢術上課皿 インダクタの中には、絶縁体シート等の平面上に導電体
パターンを形成して製作するものがある。

この場合、インダクタの良好塵Ｑの数値をアップするた
め、渦巻き状の導電体パターンの導体厚みを厚くしてイ
ンダクタの抵抗Ｒを小さくする方法が採用されたり、あ
るいは、絶縁体シート等と導電体パターンとを交互に積
層して前記導電体パターンを直列接続してコイル状にす
ることによりインダクタのインダクタンスＬを大きくす
る方法等が採用されていた。

しかしながら、導電体パターンの導電体厚みを厚くする
方法は、高周波領域（例えば、数１００Ｍｔｌｚ〜数Ｇ
Ｈｚ　）で生ずる表皮効果により電流が導電体パターン
の表面部分に集中して流れるようになるため、抵抗値が
急速に大きくなり、その結果、高周波領域ではインダク
タの良好塵Ｑの改善に限界があった。また、絶縁体シー
ト等と導電体パターンとを交互に積層して前記導電体パ
ターンを直列接続してコイル状にする方法は、各導電体
パターン間に電位差が生じて大きな浮遊容量Ｃが発生し
、この浮遊容量Ｃとコイル状にした導電体パターンのイ
ンダクタンスＬとが共振するため高周波領域では使用で
きないという問題点があった。

そこで、本発明の課題は、高周波領域においても大きな
良好塵Ｑの値を有すると共に、浮遊容量の小さいインダ
クタを提供することにある。

課題壬ｌツＪンビ這が剣泪役 以上の課題を解決するため、本発明に係るインダクタは
、略同形の導電体パターンが絶縁体を介して重なるよう
に積層され、前記導電体パターンがそれぞれコイルを構
成し、かつ、前記各コイルが電気的に並列接続されてい
ることを特徴とする。

作■ 以上の構成において、略同形の導電体パターンからなる
コイルが絶縁層を介して重なり、しかも各コイルが電気
的に並列接続されているため、コイル相互間に電位差が
生じることはなく、電位差による浮遊容量が発生しない
。しかも、導電体パターンの表面積が増加し、高周波領
域で生ずる表皮効果による抵抗値上昇が抑えられ、良好
塵Ｑが向上する。

ス諦■ 以下、本発明に係るインダクタの実施例を添付図面を参
照して説明する。

［第１実施例、第１図〜第４図］ 第１図及び第２図に示すように、インダクタは、絶縁体
シート１の上下面中央部に同形の導電体パターン２．３
が設けられている。

絶縁体シート１には、例えば、厚みが２０μｍ以下のポ
リイミド材等のように誘電率εの低いものを使用し、浮
遊容量の発生を抑止する。

導電体パターン２．３は渦巻き状とされ、絶縁体シート
１を介して重なるように配設されている。

導電体パターン２．３の一方の端部は絶縁体シート１の
上下面左端部に設けた引き出し電極５ａ、　６ａに電気
的に接続し、他方の端部には、絶縁体シート１の上下面
右端部に設けた引き出し電極５ｂ、　６ｂに電気的に接
続している。導電体パターン２．３の渦の中央部から渦
の外へ延在するポリイミド等の絶縁材４にて、導電体パ
ターン２．３の引き出し部分と渦形成部分との絶縁が行
われている。さらに、引き出し電極５ａと６ａとの間及
び５ｂと６ｂとの間が図示しない外部電極にて電気的に
接続される。

これら、導電体パターン２．３及び引き出し電極５ａ、
　５ｂ、　６ａ、　６ｂは、例えばへｇ＋Ａｇ−Ｐｄ等
のペーストを印刷等の手段にて絶縁体シート１の表面に
塗布することによって形成される。

こうして得られたインダクタにおいて、同形の導電体パ
ターン２，３からなるコイルが絶縁体シート１を介して
重なり、しかも各コイルは電気的に並列接続しているた
約、コイル相互間に電位差が生じることなく、電位差に
よる浮遊容量が発生しない。従って、インダクタは、高
周波領域まで共振が生じることなく、優れた周波数特性
が得られる。しかも、コイルを構成する導電体パターン
の表面積が従来のインダクタと比較して増加しており、
高周波領域で生ずる表皮効果による抵抗値上昇が抑えら
れるので、インダクタの良好塵Ｑの改善が著しく向上す
る。

第３図及び第４図において、絶縁体シー）１に厚さが６
μｍのポリイミド材を使用した場合の良好塵Ｑの周波数
特性測定結果を実線１０．１２で示す。

比較のために従来の技術である導電体パターンの導電体
厚みを厚くして良好塵Ｑの改善を図った同一インダクタ
ンス値を有するインダクタを点線１１で示し、絶縁体シ
ート等と導電体パターンとを交互に積層して良好塵Ｑの
改善を図った同一インダクタンス値を有するインダクタ
を点線１３で示す。

［第２実施例、第５図〜第８図］ 第２実施例を製造方法と共に説明する。

まず、第５図に示すように、絶縁体シー）２１の上面中
央部に渦巻き状の導電体パターン２２が印刷等の手段に
て設けられる。さらに、絶縁体シート２１の左端部には
、導電体パターン２２の端部に電気的に接続した引き出
し電極２３が設けられ、右端部には引き出し電極２４が
設けられる。

次に、第６図に示すように、導電体パターン２２をポリ
イミド樹脂等の絶縁膜２５にて被覆する。このとき、導
電体パターン２２の終端部２２ａ及び右側の一部分２２
ｂ、　２２ｃ、　２２ｄ、　２２ｅが絶縁膜２５から露
出するように絶縁膜２５には穴が形成されている。なお
、第７図に示すように、絶縁膜２７にスリブ）　２７ａ
を設定し、前記導電体パターン２２の終端部２２ａ及び
右側の一部分２２ｂ〜２２ｅが絶縁膜２７から露出する
ようにしてもよい。

次に、第８図に示すように、導電体パターン２９ａ、　
２９ｂ、　２９ｃが絶縁膜２５を介して導電体パターン
２２に重なるように印刷等の手段にて塗布される。

このとき、絶縁膜２５から露出している導電体パターン
２２の終端部２２ａ及び右側の一部分２２ｂ〜２２ｅが
それぞれ導電体パターン２９ａ、　２９ｂ、　２９ｃと
電気的に接続される。

こうして得られたインダクタは、２個のコイル、即ち、
導電体パターン２２及び導電体パターン２９ｃの一部か
らなるコイルと導電体パターン２９ａ、　２９ｂ。

２９ｃ及び導電体パターン２２の一部からなるコイルと
を有している。そして、これら２個のコイルは絶縁膜２
５を介して重なっており、かつ、電気的に並列接続して
いる。このインダクタの作用、効果は第１実施例のもの
と同様である。

［他の実施例］ なお、本発明に係るインダクタは、前記実施例に限定す
るものではなく、その要旨の範囲内で種々に変形するこ
とができる。特に、導電体パターンは３個以上を並列接
続する構造であってもよい。

又則辺盆１ 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、略同形
の導電体パターンからなるコイルを絶縁層を介して重ね
、しかもコイルを電気的に並列接続したため、高周波領
域でも浮遊容量が発生せず、しかも表皮効果による抵抗
値上昇もない。そして、各コイルで発生した磁束が相互
に他のコイルと鎖交して良好塵Ｑをアップさせる。従っ
て、高周波領域においても大きな良好塵Ｑの値を有する
と共に、浮遊容量の小さいインダクタが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明に係るインダクタの第１実
施例を示すもので、第１図は導電体パターンを設けた絶
縁体シートを示す平面図、第２図１は絶縁体シートと導
電体パターンとの構成を示す分解斜視図、第３図及び第
４図はそれぞれ良好塵Ｑの周波数特性を示すグラフであ
る。第５図ないし第８図は本発明に係るインダクタの第
２実施例を示すもので、第５図は１層目の導電体パター
ンを設けた絶縁体シートを示す平面図、第６図及び第７
図は絶縁膜塗布後の絶縁体シートを示す平面図、第８図
は２層目の導電体パターンを設けた絶縁体シートを示す
平面図である。 １・・・絶縁体シート、２．３・・・導電体パターン、
２１・・・絶縁体シート、２２・・・導電体パターン、
２５．２７・・・絶縁膜、２９ａ、　２９ｂ、　２９ｃ
・・・導電体パターン。 特許出願人　　株式会社村田製作所

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．略同形の導電体パターンが絶縁体を介して重なるよ
   うに積層され、前記導電体パターンがそれぞれコイルを
   構成し、かつ、前記各コイルが電気的に並列接続されて
   いることを特徴とするインダクタ。