JPH04144569A - 血漿分離器 - Google Patents

血漿分離器

Info

Publication number
JPH04144569A
JPH04144569A JP26787490A JP26787490A JPH04144569A JP H04144569 A JPH04144569 A JP H04144569A JP 26787490 A JP26787490 A JP 26787490A JP 26787490 A JP26787490 A JP 26787490A JP H04144569 A JPH04144569 A JP H04144569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma
blood
flow path
membrane
blood plasma
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26787490A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Murakoshi
正英 村越
Shinichiro Kuroda
黒田 慎一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP26787490A priority Critical patent/JPH04144569A/ja
Publication of JPH04144569A publication Critical patent/JPH04144569A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、血液を血漿と血球成分とに分離する平膜型の
血漿分離器に関する。
〈従来の技術〉 血液を血漿ど血球成分どみこ分離する面子分1’lfc
器は、血漿交換療法や血漿浄化法等の医療分野において
使用されている。
この血漿分離器には、遠心分離器の他に、血液を連続処
理4゛ることができる腸型の血漿分離器があり、この血
漿分離器としては、中空糸型のものど平膜型のものどが
知られている。 平様状の濾過膜を用いる平膜型は、中
空糸濾過膜を用いる中空糸型と比較して膜の選択範囲が
より広範であり、膜性能の安定fiが高く、しかも濾過
膜ジー7、−ルの形状を広範に選べることがら、小型で
品性能の血漿分離器を捉供釘ることができる。
し、かL2ながら、平膜型の血漿分離器では、濾過モジ
ュール構造において最も重要な血液の薄層流路を、高度
に均一かつ安定化させた状態で、しかも装置の小型化を
達成、しながら、濾過膜るこ接して設けることが難しく
、そのためこの問題を解決する方法どして、表面に突起
を有jる流路規制板(平板スペーサ)を濾過膜の一面に
設6づ、突起の高さにより規制さオ]る極めて精度のよ
い厚さの血液流路を形成し、良好な血漿分前能を発揮す
る血漿分離器が提案さねでいる(特開昭57−2585
7号)a また、さらに、nIJ記突起先端の当接により濾過膜が
変形し、血路流路が不規則な形状となることを防止する
ためろこ、濾過膜側に突起を設りl、−構造の血漿分離
器<)提案さノ1でいる(特開昭64 68271号)
6 と(−ろで、このような血漿分離器は、第3図るこ示−
ダように、2枚の濾過膜′ン”1の間に血漿流路形成体
7:3を挟み、その円囲をシールした肌ニーてツト7ど
、流路規制板8どを、突起79を介してダハに積層した
血漿分離用積層体Gをクーシング内に収納1.たもので
、この血漿分離用積層体6 Ll、膜ユニット7に形成
された円形の血漿通過ロア7の外周部において、濾過膜
71の表面どこれi、=隣接する流路規制板8の表面ど
な接着剤9により接着し7てこれらを積層−体化したも
のである。
しかしながら、第3図に示すように、このような接着方
法では、接着剤9の塗布厭が多いど、流路規制板8が硬
質(ブリネル硬度10以上)であるために、血漿通過ロ
ア7付近の濾過膜71おJ、び血漿流路形成体73が圧
縮さゎてつぶれを生じ、血漿の通液性が低下するという
欠点がある。
さらに、血液流路11側では、上記濾過膜のつぶれによ
って、この部分の血液流路の間隙距離が急激に増大する
ため、つぶれ部分15に乱流またはよどみが生じ、血栓
がイ」着し易(なり、その結髪、血液流路11の一部閉
塞およびこれに伴なうヂャネリングの発生を招くという
欠点もある。
また、このような接着方法では、血漿分離用積層体6を
製造するにあたり、接着剤9の接稍回数が多(、製造に
手間と時間かがかるという欠点もある。
なお、膜7ニツトの内部に血液を通ず構成の血漿分離器
(特開平2 60659号)が開示さス1ているが、こ
の血漿分離器では、前記接着方法を適用した場合でも、
接着部N近において、突起が血液流路の間隙距阿を規制
しているt、−め、濾過膜のつぶれによる血液流路およ
び面子流路の閉塞1才生じない。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、膜ユニットの血漿通過ト]イ」近にお
いて、血漿の通液性を良好に維持するとどもに、血液流
路内における血栓の付着を防止す7;rとかできる面子
分雛器を提供すること乙、゛ある。
7課題を解決するための手段〉 J=のような目的は、1記の本発明により達成される。
すなわち、本発明は、血液流入「]、血漿流出口および
血球成分流出1]]が形成されたケーシングと、 血漿流路を形成する血漿流路形成体およびこの血漿流路
形成体の全面を被包する濾過膜で構成され、少なくとも
一ケ所に血漿通過口を有する膜ユニットと、流路規制板
とを、突起を介して交互に、かつ各膜ユニットの血漿通
過口が実質的に同軸上に位置するように積層した血漿分
離用積層体とを有し、 前記ケーシング内に前記血漿分離用積層体を前記各血漿
通過口が前記血漿流出口と連通ずるように収納し、これ
により、前記血液流入口より流入した血液が前記突起に
より規制される前記膜ユニットと前記流路規制板との間
隙に形成された血液流路を通る際に、前記濾過膜により
血漿と血球成分とに分離され、血漿は前記血漿流路およ
び前記血漿通過口を経て前記血漿流出口から流出し、血
球成分は前記血液流路を経て前記血液成分流出口から流
出するよう構成された血漿分離器であって、 前記膜ユニット間に介装された前記流路規制板の前記血
漿通過口に対面する位置に、血漿通過口より開口面積の
大なる開口が形成され、この開口内において、隣接する
前配膜ユニット同士をそれらの血漿通過口の外周部にお
いて接着したことを特徴とする血漿分離器である。
く作用〉 このような構成の血漿分離器では、血漿通過口付近にお
いて、流路規制板と膜ユニットとを接着するのではなく
、流路規制板に形成された開口内において隣接する膜ユ
ニット同士を接着するものであるため、接着剤の塗布量
にかかわらず、血漿通過口付近の濾過膜および血漿流路
形成体かつぶれを生じることがない。
これにより、血漿通過口付近における血漿の通液性が確
保され、また、血液流路側においては、つぶれによる血
液流路の変形(拡大)がないため、乱流やよどみの発生
がなく、血栓の付着が防止される。
また、血漿分離器の製造に関しては、接着剤の塗布回数
が従来の半分程度となるため、製造にかかる手間と時間
が軽減され、歩留りも向上する。
〈実施例〉 以下、本発明の血漿分離器を添付図面に示す好適実施例
に基づいて詳細に説明する。
第1図は、本発明の血漿分離器の構成例を示す分解斜視
図、第2図は、同血漿分離器の断面側面図である。
これらの図に示すように、血漿分離器lは、円筒状のケ
ーシング本体3と、円盤状の蓋体4とで構成されるケー
シング2内に、後述する血漿分離用積層体6を収納した
ものである。
ケーシング本体3の図中上部には、血液が流入する血液
流入口31と、血漿が流出する2つの血漿流出口32.
32が形成され、ケーシング本体3の側部には、血球成
分が流出する血球成分流出口33が形成されている。
ケーシング本体3の図中下端開口には、0リングのよう
なシール部材5を介して蓋体4が液密に嵌入されている
このよりなケーシング2の構成材料としては、ポリプロ
ピレン、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、ポリメチルメタクリレート等の合成樹脂、ガラスあ
るいはステンレス等の金属などが挙げられる。
血漿分離用積層体6は、膜ユニット7と流路規制板8と
を、突起79を介して交互に積層−体化したものである
膜ユニット7は、ケーシング2の内径より若干小さい外
径を有する円盤状の部材であり、2枚の濾過膜71.7
1間に血漿流路形成体73を挟み、その周縁および中央
間ロア5の周縁を融着(熱融着、超音波融着等)または
接着によりシールしたものである。
この膜ユニット7には、膜ユニットを貫通する2つの血
漿通過ロア7が形成されている。
濾過膜71は、無数の細孔が形成された多孔性部材であ
り、血漿は透過するが赤血球、白血球等の血球は実質的
に透過しない性質を有する。
この濾過膜71の構成材料としては、例文。
ば、ポリプロピ1/ン、ポリエチレン等のポリ第1/フ
イン等が挙げられる。
濾過l1I71の細孔径としては、0.3=0.5mm
程度のものが好ましく、また濾過膜71の厚さは、50
〜200戸程度のものが好ましい。
血漿流路形成体73は、通液性を有する材料であり、そ
の内部に血漿流路10が形成され、る。 この血漿流路
形成体73と1.2では、例えばメツシュ、不織布、ス
ポンジ等が挙げられ、その構成材料は、PET、PBT
等のポリエステル等が挙げられる、 また、血漿流路形
成体は、上記メツシュ等を複数枚重ねたものでもよい。
このような血漿流路形成体73により形成される血漿流
路10の厚さ(間隙距離)としては、50〜600戸程
度、特に50〜200ノ川程度が好ましい。
流路規制板8は、濾過膜71との間で血液の流路な規制
するものであり、膜ユニッ:・7と同様、ケーシング2
の内径より若干小さい外径を有する円盤状の板材である
この流路規制板8u1、中央開口85ど、前記膜ユニッ
トの血漿通過ロア7に対面する位置に形成された開口8
7とを有する。 この場合、開口87は、円形、楕円形
、多角形等いかなる形状でもよいが、好ましくは円形ま
たは楕円形であり、より好ましくは円形である。
また、中央間ロア5.85、血幣通過ロア7の形状も円
形であるのが好ましいが、これに限定さA14るもので
はl:ぐい。
このような膜ユニッ)7と流路規制板8とは、交互に積
層され、かつそれらの各中央間ロア5.85、および各
血漿通過ロア7と各開口87が、それぞれ同軸」二に位
置するように配置されている。
さらに、各中央間ロア5.85は、ケーシング2の血液
流入口31と同軸上に、各血漿通過ロア7および各開口
87は、ケ・−シンク2の血漿流出口32と同軸上に位
置するように配置されている。
このような配置により、各血漿通過ロア7および後述す
る接着剤9の内腔よりなる血漿の流路が形成さ、!1、
この流路(ツ′、前記血漿流路形成体73の内部の各血
漿流路lOと血漿流出口32とを接続するものである。
また、膜ユニット7と流路規制板8との間には突起79
が介在しており、この突起79により保持される脱ユニ
ット7ど流路規制板8との間隙が血液流路11となる。
第2図に示す構成例では、突起79は濾過膜71の表面
に形成されている。 これにより、濾過膜が変形1−る
ことなく均一な薄層形状の血液流路11が形成され、優
れた血漿分離能が発揮される。
この突起79は、高さが20−200.川、底部直径が
100 ” 1000 srであり、隣接する突起79
の頂点の間隔が300〜2000P。
突起79の膜表面全体に対する占有面積が3〜・20%
であることが好ましい。 さらに好ましくは、高さが5
0〜100#In、底部直径が200−500凹、突起
79の頂点の間隔が500−1000uFl、突起79
の膜表面全体にり゛)する占有面積が5〜15%である
、突起79の高さは、血液流路の厚さを規定する重要な
因子であり、濾過工学的な見地からみて、突起79の高
さが20p川末渦では、血液流路11の厚さが薄くなり
すぎて、高い圧力損失を生じてしまい、また2 00 
+fflを越えると剪断速度を大ぎくすることができず
、十分な血液濾過が得られない。
なお、各突起79の高さは−・一定であるのが好ましい
が、これに限定されず、血液の流れ方向に沿って高さが
連続的または段階的に変化してもよい。
また、個々の突起79の間隔は、均一かつ安定化した血
液流路11を形成するための重要な因子であり、突起7
9の間隔が300m未潜では、有効膜面積の減少や、過
度の圧力損失増加を引き起こし、逆に2000−を越え
ると、膜の微小なユガミ、タワミが生じて、均一かつ安
定化した血液流路11の確保が困難となり、十分な性能
が得られない。
なお、突起79の分布状態は、濾過膜71の全面にわた
って均一であることが好ましいが、均一な血液の流れを
疎外するものでなければ特に限定されるものではない。
突起79の底部直径は、100−未満では均一な血液流
路1工を支持形成することが難しく、また1000−を
越えると占有面積が大きくなりすぎる。
さらに、突起79の占有面積は、3%未満では均一な血
液流路を支持形成することが難しく、また20%を越え
ると、十分な有効濾過面積を得るためには、血液分離器
が大型化する。
このような突起79の製造方法としては、例えば濾過膜
製造時に、突起パターンを凹版として刻み込んだ金属ロ
ール上にて濾過膜71を製膜させ、膜表面に濾過膜材質
と同一の材質からなる突起を形成させる方法や、突起パ
ターンを凹版として刻みこんだ金属ロールの該凹部内に
樹脂を充填し、これを平滑な濾過膜上に転写する方法、
あるいはスクリーン印刷用版を用い、紫外線あるいは電
子線硬化型樹脂を用いて、平滑な濾過膜上に突起パター
ンを印刷し、その後紫外線あるいは電子線を照射して、
これを硬化させる方法等が挙げられる。
流路規制板8は、高度に均一かつ安定化した薄層状の血
液流路11の形成のためには、硬質のものであることが
好ましい。ここで言う硬質の材質とは、濾過膜表面の突
起79との接触により事実上へこみ等の変形を起こさな
いものを指し、ブリネル硬さ10以上のものが好ましい
。 この範囲のブリネル硬さをもつ材質としては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボ
ネート等が挙げられる。
ここで、ブリネル硬さの測定方法はJISZ2243に
従う。
また、流路規制板8の厚さは、10〜200−1特に2
0〜50μであるのが好ましい。
厚さが10−未満では、均一な血液流路11を支持形成
することが難しく、200μを越えると、血漿分離器が
大型化する。
なお、本発明では、図示と異なり、流路規制板8側に前
記と同様の突起が形成されたものでもよい。
このような各膜ユニット7および流路規制板8は、接着
剤9で接着されることにより接合−体化されている。 
すなわち、流路規制板8の開口87の直径は、血漿通過
ロア7の直径より太き(、膜ユニット7の表面の血漿通
過ロア7の外周部に接着剤9が塗布され、この接着剤9
により、開口87内において隣接する膜ユニット7同士
が接着されている。
このような構成とすることにより、接着剤の塗布量にか
かわらず、血漿通過ロア7付近の濾過膜71および血漿
流路形成体73が圧縮されてつぶれを生じることがない
、 よって、血漿通過ロア7付近における血漿の通液性
が十分に確保され、また、血液流路11側においては、
つぶれによる血液流路11の変形(拡大)がないため、
乱流やよどみの発生がな(、血栓の付着が防止される。
また、血漿分離用積層体6の製造に関しては、接着剤9
の塗布回数が従来の半分程度となるため、製造にかかる
手間と時間が軽減され、歩留まりも向上するという利点
がある。
なお、第2図に示すように、図中最上部の膜ユニット7
とケーシング本体3との間および最下部の膜ユニット7
と蓋体4との間は、それぞれ、血漿通過ロア7の外周部
において、接着剤9により接着されている。
使用される接着剤9としては、特に限定されず、例えば
、ホットメルト系接着剤、イソシアネート系接着剤等が
挙げられるが、そのなかでも特にホットメルト系接着剤
が好ましい。
また、接着剤9の塗布厚(乾燥膜厚)は、前。[1突起
79の高さの1 、5−、’3 、0倍程度、特に1.
7=−2,5倍稈度とするのが好ましい。
また、上記接着剤に代り、両面粘着テープを用いてもよ
い。
中央間ロア5おJ、び85の直径は、1−80mm稈度
、待に3−・・40mm稈度とするのが好ましい、 血路通過r177の直径【91.1−”10m+i1程
度、特に3 ”= 8 mm程度どするのが好ましい。
開[”’l 87の直径乙j、l−80mm稈度、特に
13−・・40mm程度とするのが好まし、い。
また、開[187と血漿通過ロア7との直径の差C」“
、1−” 30 mm稈j度、特に10−=20mm稈
nとするのが好ましい。 直径差が1mm未満では接着
面積が−1−分に確保さオ“Lず、また30mmを超、
ネるど十分な有効濾過面積が得らtl、な(なるからで
ある。
なお、血漿分離用積層体6にj3ける膜ユニット7の積
層数は特に限定さAコないが、1〜100稈度、待に5
 = 50稈度どするのが好にしい。
丁のような血漿分離器1では、血液は次のよ)にl、て
血漿と血球成分とげ分離される。
血?a流入口31よりケーシング2内へ流入した血液は
、ケーシング2の軸方向に流れ、各中央間ロア5および
85を通過するとともに、突起79により規制される血
液流路11内を血漿分離用硝11休6の外周方向に放射
状に広がって10) < 。
血液か・=の血液流路11を通過する間L:、、血漿(
3−)佑過膜71を透過して血漿流路形成体73内献二
人り、一方、赤血球、白血球等の血球成分はljl過膜
71を透過ぜずにそのまま血液流路11を外周方向へ向
けて流21.でゆく。
血漿流路形成体73内に入った血漿は、その血榮流路1
0を名血漿通過ロア7へ向って流れ、さらに各血漿通過
ロア7を通過し、血漿流出[]32から流出すイ)。
一方、血液が血液流路11を流れる間に血球成分は徐々
にi縮され、この濃縮された血球成分は、接着剤9を迂
回してケ・−=−タング2内の外周部に集めらメ′1、
血球成分流出口33より流出する。
〈実験例〉 (本発明例) 1)濾過膜 突起付濾過膜とり、では、平均孔径0.4P、膜厚90
1虚のポリプロピレン性平膜の血液接触面−七に、スク
リーン版を用いて紫外線硬化型樹脂(大日本インク社ツ
ソ、商品名:ダイキュアMV)を所定のパターンにて印
刷し、直ちに該濾過膜に紫外線を照射して、紫外線硬化
型樹脂を膜面上に+′1着硬化させることにより、高さ
80戸、底部直径300ハ、頂部間隔75011Jil
である占有面積の均一な凸部を形成したものを用いた。
2)血漿流路形成体 血漿流路形成体としては、ポリエステル製で目開き29
0胛、厚さ135郡のスクリーンメツシュを2枚重ねて
用いた。
3)膜ユニットの製造 上記2枚の濾過膜の間に上記血漿流路形成体を挟装し、
その外周縁部および中央開口の周縁部を、2+t+mの
幅で超音波融着法(ブランソン製、超音波ウェルダ・−
モデル8700使用)によりシールした。
また、血漿通過口は2箇所に設けた。
tl8、膜、コニットにおりる各所の寸法は、次の通り
である。
外径+102mm 中央間1]径=22ffi旬 血漿通過口径:5111m 4)流路規制板 ブリネル硬さ40のポリカーボネート製板材(厚さ50
−)を基材とし、中央開口およびその両側部に2つの開
口を有する円盤状の流路規制板を作製した。
各所の寸法は、次の通りである。
外径:102mm 中央開口径:22mm 開口径:22mm 5)′血漿分離用積層体の製造 上記膜ユニット(計13個)および流路規制板(計12
枚)を交互に積層し、第1図および第2図に示すように
、流路規制板の開口内において、隣接する膜ユニット同
士をその血漿通過口の外周部にて接着剤接着し、一体化
した。
なお、用いた接着剤は、ホットメルト系接着剤(東亜合
成工業社製: PPET−1009) であり、その塗
布厚(乾燥膜厚)は、2oo、mとした。
6)血漿分離器の製造 血液流入口、血漿流出口および血球成分流出口を有する
ポリカーボネート製のケーシング本体内に、上記血漿分
離用積層体を、血漿流出口と血漿通過口とが一致するよ
うに収納し、シリコーンゴム製のOリングを有するポリ
カーボネート製の蓋体でケーシング本体の下端開口を遮
蔽して、血漿分離器を得た。
(比較例) 第3図に示すように、隣接する膜ユニットおよび流路規
制板を接着剤接着した血漿分離用積層体を用いた以外は
、本発明と同様の血漿分離器を製造した。 なお、この
場合、流路規制板の開口のサイズは、血漿通過口と同サ
イズとした。
上記本発明例および比較例の各血漿分離器を用い、ヘマ
トクリット値40%、温度37℃の抗凝固剤(ACD液
)添加牛血液を毎分50mAの流量で流入させ、この血
液を血漿と血球成分とに分離した。
このような血漿分離を30分間流量を段階的に増しなが
ら行なった後、血漿流出口より流出する血漿の隔膜圧(
Trans Membrane Presser)値を
測定したところ、本発明例の血漿分離器ではTMP値が
安定的に推移したのに対し、比較例の血漿分離器ではT
MP値が全体的に高めに推移し、しかもばらつきがあり
、濾液が十分生成されていないことがわかった。
また、上記血漿分離を行なった後、ケーシング内から血
漿分離用積層体を取り出し、これを切断して血漿通過口
付近の血栓の付着状態を調べたところ、本発明の血漿分
離器では血栓はほとんど付着していなかったのに対し、
比較例の血漿分離器では小量の血栓の付着が認められた
〈発明の効果〉 以上述べたように、本発明の血漿分離器によれば、膜ユ
ニットの血漿通過口付近において、膜ユニットのつぶれ
が生じず、よって血漿の通液性を良好に保つことができ
るとともに、血液流路内における血栓の付着を防止する
ことができる。
また、血漿分離器の製造に関しては、接着剤の塗布回数
が従来に比べ減少するため、製造にかかる手間と時間が
軽減され、歩留まりも向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の血漿分離器の構成例を示す分解斜視
図である。 第2図は、第1図に示す血漿分離器の断面側面図である
。 第3図は、従来の血漿分離器の血漿通過口付近の構造を
示す拡大断面側面図である。 符号の説明 1・・・血漿分離器 2・・・ケーシング 3・・・ケーシング本体 31・・・血液流入口 32・・・血漿流出口 33・・・血球成分流出口 4・・・画体 5・・・シール部材 6・・・血漿分離用積層体 7・・・膜ユニット 71・・・濾過膜 73・・・血漿流路形成体 75・・・中央開口 ア7・・・血漿通過口 ア9・・・突起 8・・・流路規制板 85・・・中央開口 87・・・開口 9・・・接着剤 10・・・血漿流路 13・・・血液流路 15・・・つぶれ部分 願 チル 理 同

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)血液流入口、血漿流出口および血球成分流出口が
    形成されたケーシングと、 血漿流路を形成する血漿流路形成体およびこの血漿流路
    形成体の全面を被包する濾過膜で構成され、少なくとも
    一ケ所に血漿通過口を有する膜ユニットと、流路規制板
    とを、突起を介して交互に、かつ各膜ユニットの血漿通
    過口が実質的に同軸上に位置するように積層した血漿分
    離用積層体とを有し、 前記ケーシング内に前記血漿分離用積層体を前記各血漿
    通過口が前記血漿流出口と連通するように収納し、これ
    により、前記血液流入口より流入した血液が前記突起に
    より規制される前記膜ユニットと前記流路規制板との間
    隙に形成された血液流路を通る際に、前記濾過膜により
    血漿と血球成分とに分離され、血漿は前記血漿流路およ
    び前記血漿通過口を経て前記血漿流出口から流出し、血
    球成分は前記血液流路を経て前記血液成分流出口から流
    出するよう構成された血漿分離器であって、 前記膜ユニット間に介装された前記流路規制板の前記血
    漿通過口に対面する位置に、血漿通過口より開口面積の
    大なる開口が形成され、この開口内において、隣接する
    前記膜ユニット同士をそれらの血漿通過口の外周部にお
    いて接着したことを特徴とする血漿分離器。
JP26787490A 1990-10-05 1990-10-05 血漿分離器 Pending JPH04144569A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26787490A JPH04144569A (ja) 1990-10-05 1990-10-05 血漿分離器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26787490A JPH04144569A (ja) 1990-10-05 1990-10-05 血漿分離器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04144569A true JPH04144569A (ja) 1992-05-19

Family

ID=17450829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26787490A Pending JPH04144569A (ja) 1990-10-05 1990-10-05 血漿分離器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04144569A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011520490A (ja) * 2008-05-14 2011-07-21 ディレクション エ プライオリテス 特に自己輸血装置に適用できる血液の如き複合液体のろ過装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011520490A (ja) * 2008-05-14 2011-07-21 ディレクション エ プライオリテス 特に自己輸血装置に適用できる血液の如き複合液体のろ過装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5868930A (en) Filtration cassette article and filter comprising same
US4631130A (en) Plasma separator
WO1988009200A1 (en) Flat film permeative membrane having protrusions, its production , and bodily fluid filter
AU2005309199A1 (en) Frameless, plate-shaped filtering member
JPH0214721A (ja) 膜アセンブリーのための排液ディスク
JP2004361419A5 (ja)
JPH04144569A (ja) 血漿分離器
JPS5831205B2 (ja) エキタイオヨビ キタイロカソウチ
JPS6372305A (ja) フイルタ−カ−トリツジの濾過膜接着方法
RU2687921C1 (ru) Фильтрующий элемент для разделения и концентрирования жидких сред
JPS6372306A (ja) フイルタ−カ−トリツジ
JPS5850963A (ja) 血漿分離装置
JP2800122B2 (ja) 体液濾過装置
JPS63296804A (ja) 突起付平膜型透過膜およびその製造方法
JPS622823B2 (ja)
JPS6344909A (ja) フイルタ−カ−トリツジ
JPH0260659A (ja) 体液濾過装置
JPH0245063A (ja) 体液濾過装置
JPH01224016A (ja) 白血球分離器
JPS5928966A (ja) 血漿分離装置
JPH01127003A (ja) フィルターカートリッジ
JPH11333263A (ja) 膜エレメントとこれを用いた膜分離装置
JPS6040304B2 (ja) 体液濾過装置
JPH0513455U (ja) 体液濾過装置
US20100179465A1 (en) Blood Filter Device and Method of Producing the Same