JPH04141411A - シート材の製造方法およびその表皮材 - Google Patents

シート材の製造方法およびその表皮材

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JPH04141411A
JPH04141411A JP2265716A JP26571690A JPH04141411A JP H04141411 A JPH04141411 A JP H04141411A JP 2265716 A JP2265716 A JP 2265716A JP 26571690 A JP26571690 A JP 26571690A JP H04141411 A JPH04141411 A JP H04141411A
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JP
Japan
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skin
plastic film
sheet
sheet material
skin material
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JP2265716A
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English (en)
Inventor
Masanobu Higuchi
樋口 政信
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、シート材に関し、特には、家具や車両の座
席部に用いられるシート材の製造方法およびその表皮材
に関する。
(従来の技術) 従来より、ソファや椅子等の家具や車両の座席部等に合
成樹脂シート材が多く用いられている。
しかしながら、このような合成樹脂シート材にあっては
通気性に劣るため、着座した人体の体温を拡散させるた
めの空気の流路が妨げられ、人体から発生する汗等を拡
散させにくくなる。そのため長時間の着座状態で生じた
汗がシート材や着衣に付着して、着座している人に不快
感を感じさせるだけでなく衛生的にも悪影響を与える。
そのため通気性を有する合成樹脂発泡シート材およびそ
の製造方法が種々提案されている。
例えば、特開昭62−184813号に記載のように、
通気性表皮材に多孔性フィルムを積層したシート利を成
形型内に載置し、発泡性合成樹脂を注入して発泡させ該
シーI・材と発泡性合成樹脂とを一体に成形する方法や
、特公昭51−1224号に記載のよう(こ゛、不通気
性フィルムに通気性フィルムど通気性表皮とを積層した
表皮1オに弾性クツシコン材を充填した座席用シート材
等が知られている。
しかしなから、前者の方法では、通気性表皮材に積層さ
れるフィルムか多孔性であるので、積層シー)・の真空
成形時において該シート材を成形型の型面に密着させる
ことか難しく成形か困難であるという問題がある。また
、成形する際に積層シートが延伸され、発泡性合成樹脂
材料を注入した際に延伸され拡大された多孔性フィルム
の孔部から樹脂材料がしみだして、製品の外観を損なう
おそれかある。
また後者においては、表皮材に不通気性フィルムを用い
ているので表皮材を薄くすると使用中にムレか生じやす
い。そのためムレないシートを得るには表皮材の厚みを
ある程度大きくしなければならない。しかしながら表皮
材か厚くなると、表皮にエンボスや型押し等の二次加工
かしにくくなるというデザイン上の制約を生ずる。
(発明が解決しようとする課題) そこで、この発明は、上記した問題点をことごとく解決
することができ、通気性に優れかつ成形性も良好な新規
なシート材の製造方法およびその表皮材を提供すること
を目的とするものである。
(課題を解決しようとする手段) すなわち、この発明は、通気性表皮、通気性ワディング
層および75〜160℃の範囲内の融点を有する不通気
性プラスチックフィルムよりなる表皮材を得る工程と、
前記表皮材の前記プラスチックフィルム側に弾性クッシ
ョン体を形成してシート材を得る工程と、前記シート材
に熱処理温度85〜180℃の加熱温度で加熱加圧して
前記プラスチックフィルムを溶融して孔をあけ、該シー
ト材にJIS:L−1004の試験法による5〜200
 ci/cIIr/秒の通気度を付与することを特徴と
するシート材の製造方法に係わる。
また、通気性表皮、通気性ワディング層および不通気性
プラスチックフィルムよりなり、弾性クッション体に被
覆される表皮材であって、前記不通気性プラスチックフ
ィルムが融点75〜160℃の範囲内の融点を有し加熱
により通気性が付与されていることを特徴とするシート
用表皮材に係わる。
(実施例) 以下添付の図面に従ってこの発明の詳細な説明する。
第1図はこの発明に使用されるシート用表皮材の断面図
、第2図はこの発明によって製造されたシート材の断面
図、第3図はその要部の拡大断面図、第4図ないし第6
図はこの発明に係わるシー1〜材の製造方法を表す断面
図である。
第1図に示したように、この発明に使用されるシート用
表皮材10は、通気性表皮11と通気性ワディング層1
2と不通気性プラスチックフィルム13の積層体とから
構成されている。
上記の構成において、通気性表皮11には繊維を編織し
た布状物、不織布、天然皮革、合成皮革環一般的な座席
シート用表皮材が用いられる。
通気性ワディング層12としては多孔性を有する材質が
用いられ、好ましくは、天然綿、合成綿、羊毛、ポリウ
レタンフォーム等である。この通気性ワディング層12
の厚みは、成形品の種類や材質によっても異なるが、好
ましくは1ffIffI〜15’mmである。
不通気性プラスチックフィルム13としては、フィルム
状態において不通気性であって、好ましい材質としては
、エチレン・酢酸ビニルフィルム、熱可塑性ポリウレタ
ンフィルム、ポリアミドフィルム、MAHフィルム等で
ある。
この発明においては、上記したフィルムのなかでも特定
の範囲の融点を持つプラスチックフィルムが用いられる
。このフィルムはシー)・材成形後に加熱により溶融さ
れて、不規則な孔を多数少じて通気性が付与されるもの
である。すなわち、前記プラスチックフィルム13の融
点としては、75℃〜160℃の範囲である。なお、こ
の融点か75℃より低い場合は使用−Lの耐熱温度に耐
えられず、接着された表皮か剥離するおぞねかある。ま
た、160℃より高い場合においても通気度を満足させ
ることかできないだけてなく加工時に表皮材も変性させ
るおそれかある。
この不通気性プラスチックフィルム13の厚みは、通常
約10μ〜70μの範囲のものか好ましく用いられる。
第2図に第1図によるシート用表皮を用いたシート材の
断面図を示す。
図に示されるように、このシート材20は、前記したシ
ート用表皮材IOと該表皮材IOの内側に一体に形成さ
れた弾性クッション体15とからなる。符号25はフレ
ームである。
第3図に第2図によって表されたシート材20の要部拡
大断面図が示される。
図示したように、シート材20は、前述のシート用表皮
材10と前記シート用表皮41’ I Oの不通気性プ
ラスチックフィルム13側に一体に形成された弾性クッ
ション体15とからなるものであるか、前記不通気性プ
ラスチックフィルムI3は、該シート材20の成形後、
加熱されることにより溶融され孔部14を多数生し、適
度の通気性か付与されている。第3図から理解されるよ
うに、この孔部14によって熱や湿気か流通し、シート
拐20全体の通気性を高めることができるのである。
次に、第4図ないし第6図に従ってこの発明の製造方法
を説明する。
図示したようにこの発明は、表皮材の製造工程とシート
材の成形工程と熱処理工程とからなる。
まず、表皮材の製造工程では、通気性表皮11と通気性
ワディング層12と不通気性プラスチックフィルム13
とを一体に積層して、シート用表皮材10が得られる。
この工程としては、例えば、公知のホットメルト樹脂ま
たは接着剤を塗布したり、あるいはいわゆるフレームラ
ミネーションと呼ばれる、ワディング層の表面部分を加
熱溶融して表皮およびフィルムを圧着し一体化する方法
等が簡便で好適に用いられる。
この表皮材IOは、第4図のように、公知の方法よって
真空成形され所定の形状に賦形される。
この時、前記シート用表皮材10は不通気性プラスチッ
クフィルム13を有するので真空成形型30の型面31
に確実に密着して所定形状に成形される。なおこの真空
成形型30は40℃〜50℃に保温されている。符号3
2は真空吸引孔部である。
次いて、所定形状に成形された表皮材10は、発泡成形
型内で弾性クッション体と一体成形かなされる。
第5図に図示したように、発泡成形型40は下型41と
上型42によってキャビティ45か形成されていて、こ
の下型41の型面に表皮材10かセットされる。そして
、前記キャピテイ45内にクッション体を構成する発泡
ポリウレタン樹脂原液か注入され発泡、硬化されて弾性
クッション体15か一体形成される。
成形後、離型してシート材20か得られる。
次に、第6図に熱処理工程か示される。
前記工程で得られたシー)・材20は、前記弾性クッシ
ョン体15を受は台50側にして載置され、前記シート
用表皮材10側から加熱圧着盤51が押し当てられる。
この加熱圧着盤51は、公知のヒータ装置によって加温
されている。この加熱圧着盤5■の温度は、前記不通気
性プラスチックフィルム13を溶融して不規則な孔を形
成することかできる温度に設定されている。すなわち、
85℃〜180℃の温度範囲である。この温度が85℃
より低い場合には、前記プラスチックフィルム13の溶
融か充分行われないので、孔か開かず目的とする通気度
か得られない。また、180℃より高い場合には、表皮
材10を熱変性させてしまうおそれかある。
この加熱圧着盤51はソリンダ装置55によ−、て前記
シート材20を加圧する。
この孔によって付与される通気度は、JISL−10、
,04の試験法によって5〜200 ci/ctd/秒
に調節されていることか好ましい。
この発明のシート用表皮材か通気度におよほず作用につ
いて詳細に説明するために、加熱圧着前後における通気
度の比較を行った。試験方法はJIS:L−1004に
準する。結果を表1および表2に示す。
・試験片: 50mIn×1 0mmX1 mm 表 (加熱前) (cm3/cm2f/cffl/秒) この表から理解されるように、熱処理工程前では表皮材
あるいはシート材の通気度は0であり、不通気性プラス
チックフィルムの存在によって空気の流通が完全に遮断
されていることがわかる。
なお、表皮とワディング層とを重ね合わせたものはとも
に通気性を有しているので8.6の値を示した。
表 (加熱後) (crt / ad /秒) これに対して、表2は本発明によってシート材に熱処理
を施した後のデータであるが、この表に示されるように
熱処理工程後ではシート材に平均7.7cm/aIr/
秒の通気度が付与された。すなわち不通気性フィルムが
溶融され孔が設けられることによって、通気性表皮とワ
ディング層の有する通気度を90%程度まで維持するこ
とができ、製品の通気性を妨げることがない。
(作用・効果) 以上図示し説明したようにこの発明の製造方法によれば
、75〜160℃の融点を有する不通気性プラスチック
フィルムを用いているので、真空成形時には樹脂液を表
面に滲み出させることなく金型内に密着させることがで
き成形も容易である。
また、このプラスチックフィルムは85℃〜180℃の
温度範囲で加熱加圧されることにより溶融されて多数の
孔が設けられているので、得られたシート材には5〜2
0 Oat/al/秒の高い通気性が付与されており、
成形品の通気性も良好となる。
従って、この発明によれば、長時間着座していても発汗
によってムしたり、シートや衣服に汗が吸着されたりす
ることが防止され、衛生的で、使用者に不快感を感じさ
せることのないシート材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に使用されるシート用表皮材の断面図
、第2図はこの発明によって製造されたシート材の断面
図、第3図はその要部の拡大断面図、第4図ないし第6
図はこの発明に係わるシト材の製造方法を表す断面図で
ある。 10・・・シート用表皮材、11・・・通気性表皮、1
2・・・通気性ワディング層、13・・・不通気性プラ
スチックフィルム、14・・・孔部、15・・・弾性ク
ッション体、20・・・シート材、30・・・・・・真
空成形型、40・・・発泡成形型、51・・・加熱圧着
盤、55・・・シリンダ装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、通気性表皮、通気性ワディング層および75〜16
    0℃の範囲内の融点を有する不通気性プラスチックフィ
    ルムよりなる表皮材を得る工程と、前記表皮材の前記プ
    ラスチックフィルム側に弾性クッション体を形成してシ
    ート材を得る工程と、前記シート材に熱処理温度85〜
    180℃の加熱温度で加熱加圧して前記プラスチックフ
    ィルムを溶融して孔をあけ、該シート材にJIS:L−
    1004の試験法による5〜200cm^3/cm^2
    /秒の通気度を付与することを特徴とするシート材の製
    造方法。 2、通気性表皮、通気性ワディング層および不通気性プ
    ラスチックフィルムよりなり、弾性クッション体に被覆
    される表皮材であって、 前記不通気性プラスチックフィルムが融点75〜160
    ℃の範囲内の融点を有し加熱により通気性が付与されて
    いることを特徴とするシート用表皮材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009004864A1 (ja) * 2007-07-04 2009-01-08 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha 通気性クッション及びその製造方法

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