JPH04135568U - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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JPH04135568U
JPH04135568U JP5271491U JP5271491U JPH04135568U JP H04135568 U JPH04135568 U JP H04135568U JP 5271491 U JP5271491 U JP 5271491U JP 5271491 U JP5271491 U JP 5271491U JP H04135568 U JPH04135568 U JP H04135568U
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Application number
JP5271491U
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English (en)
Inventor
岡田隆夫
Original Assignee
フジテツク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 停電時に使用する自家交流発電機の容量を低
減してエレベータのビル設備費用を軽減させること。 【構成】 インバータ装置の直流電源電圧制御系の前向
き要素に回生電流制限用のリミッタを挿入するととも
に、直流電源電圧が所定値に達すれば発電制動回路を動
作させるように構成するもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エレベータの制御装置に関し、特に停電などにより買電の供給が断 れたときに自家発電機によりエレベータを運転するようにしたものに好適なエレ ベータの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パワーエレクトロニクスやマイクロコンピュータ技術の向上によりイン バータによる誘導電動機の制御が著しく発展してきており、誘導電動機のインバ ータ制御は、誘導電動機の回転速度に対応して、インバータの出力電圧、出力周 波数を制御するため、誘導電動機を効率よく使用することができる。
【0003】 特に、高頻度に加減速を繰り返す交流エレベータでは、大きな省電力効果が得 られる。
【0004】 図2は、このような省エネ型のインバータ制御エレベータを買電のみならず自 家発電機でも運転できる主回路を示す図であり、図中1は3相の商用電源、2は 3相の自家交流発電機、3は商用電源1を使用時に閉成する接点、4は自家交流 発電機2を使用時に閉成する接点で、接点3,4は周知のとおりインターロック がとられており、同時に閉成することがないようになっている。5は整流器で、 3相電圧を整流して直流を得て平滑用コンデンサ6で平滑電圧とした上でインバ ータ装置7に直流電源電圧を供給し、インバータ装置7は、3相の誘導電動機8 に3相電力を供給する。
【0005】 尚、9は鋼車、10はエレベータかご、11はカウンターウェイト、12は主 索であり、13は電力回生用コンバータである。
【0006】 図2において、商用電源1を使用時、全負荷下降あるいは無負荷上昇時におい ては、不平衡荷重により誘導電動機8は電力を回生し、その回生電力を電力回生 用コンバータ13を介して電源母線へ供給する。この母線は無限大の電力吸収能 力を有しており、エレベータは安定に運転制御される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
一方、停電時などで自家交流発電機2が運転されるときは、回生電力の供給を 受けると、発電機負荷として電力を吸収する他の負荷を通常設けていないので、 自家交流発電機2を駆動するエンジン等の原動機の回転数が上昇し、機械系が破 損したり、自家交流発電機2の出力電圧が異常上昇するなどして、整流器5,イ ンバータ装置7を構成する半導体素子の許容電圧を上回り、半導体素子を破壊す るなどの問題を生ずる欠点があった。
【0008】 又、停電時等にエレベータ運転に用いる自家交流発電機について、最大回生電 力を吸収できるような容量のものを準備できればよいが、前述のとおり、電動機 制御技術の進歩によりエレベータの省電力化が図られ、これに伴い比較的大容量 のエレベータが出現している。そしてエレベータが発生する回生電力も増加傾向 にあり、その最大回生電力は、エレベータの仕様によっても異なるが、一般的に 巻上電動機定格容量の1〜1.5倍程度になり、ビル設備の大幅な費用負担が問 題となる。
【0009】 本考案は上記の点に鑑みなされたもので、自家発電機の容量を軽減させるとと もに、回生電力による発電機の異常高電圧の発生を抑制し、半導体素子の破損を 防止することができるエレベータの制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、自家交流発電機と、これに接続され直流電源を得る回生可能な整流 装置と、該直流電源に接続されて誘導電動機を制御し、かつ該誘導電動機のエネ ルギーを直流電源へ回生可能なインバータ装置が主回路に備えられたエレベータ において、該主回路には直流電源の電圧検出装置と、インバータ装置の電流検出 装置と、発電制動装置とを設け、電圧検出装置の出力電圧を第1基準値に制御す る制御系を有し、該制御系の前向き要素には回生電流を制限するリミッタを備え 、電圧検出装置の出力電圧が第2基準値を超えると発電制動装置を作動させるコ ンパレータを有する制御装置を備えるものである。
【0011】
【作用】
以上の如く構成すれば、回生エネルギーが大きい場合には発電制動がきわめて 適切に行われる。
【0012】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示す主回路図であり、図3は本考案による制御装置 のブロック図である。
【0013】 図中、図2と同一符号のものは同一のものを示すが、20はコンデンサ6の端 子電圧,即ち直流電圧20aを検出する電圧検出装置、21は電源電流を検出す る電流検出装置、30は電流検出装置21から得られる電源電流信号21a,特 に回生電流を所定値に制限するとともに、電圧検出装置20から得られる直流電 圧20aを第1基準値E1 に抑制し、さらに直流電圧20aが第2基準値E2 を 超えるようならばトランジスタTrにベース信号を与えて回生電力を抵抗14で 消費させる制御装置である。
【0014】 31は第1基準値E1 と直流電圧20aとを比較し、偏差信号を出力する減算 器、32は電圧調節器、33は電流制限用リミッタ、34は正弦波電流指令信号 34aを出力するサイン変調器、35は正弦波電流指令信号34aと電源電流信 号21aとを比較し、偏差信号を出力する減算器、36は電流調節器、37は第 2基準値E2 と直流電圧20aとを比較し直流電圧20aが第2基準値E2 を超 えるとトランジスタTrをオンさせる発電制動信号37aを出力するヒステリシ ス付コンパレータである。
【0015】 このような構成であれば、エレベータの自家発電運転時において電流制限用リ ミッタ33により負荷からの回生電流を大きく抑えてコンデンサ6への充電を抑 制するとともに、電圧調節器32により直流電圧20aを第1基準値E1 に保持 するように、制御装置30を働かせて電力回生用コンバータ13のトランジスタ を制御する。そして、万一負荷の回生電力が電源回生分よりも大きいと、直流電 圧20aが電力回生用コンバータ13のトランジスタによる制御を行っても除々 に上昇し第1基準値を超え、第2基準値E2 に到達すると、ヒステリシスコンパ レータ37の働きにより、トランジスタTrをオンさせて、オーバー分の回生エ ネルギーを抵抗14で消費させる。このことから、直流電圧20aはもはや第2 基準値より上昇することはない。
【0016】 つまり、全負荷下降や無負荷上昇など不平衡荷重による機械的仕事が誘導電動 機8により電気エネルギーに変換され、このエネルギーがインバータ装置7を介 して直流電力に変換され、又この直流電力が電力回生用コンバータ13によって 自家交流発電機2に回生され、この回生エネルギーが一定量(誘導電動機8の定 格容量の0.7倍程度)を超える(自家交流発電機2の容量により異なる)と、 直流電圧が上昇し、この電圧が基準値を超えた場合に、ヒステリシスコンパレー タ37の出力によりトランジスタTrをオンさせ余分なエネルギーを抵抗14で 消費させるものである。尚、負荷からの回生電力が減少すると、直流電圧20a は除々に減少し始め、トランジスタTrがオフすることにより抵抗14でのエネ ルギー消費がなくなって、最終的には第1基準値まで下降する。
【0017】 したがって、自家交流発電機が吸収する必要のある回生電力を誘導電動機の定 格容量の略0.7倍程度に制限して自家発電機容量の低減をはかることができる とともに、整流器5,インバータ装置7における半導体素子の破損を防止するこ ともできる。
【0018】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、自家交流発電機による誘導電動機の運転 時に回生電力による発電機の異常高電圧の発生を抑制でき、半導体素子の破損を 防止できるとともに、自家交流発電機自体の容量の低減化をはかって設備費用の 軽減を行うことができる。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す主回路図である。
【図2】従来のインバータ制御エレベータの主回路図で
ある。
【図3】本考案による制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
2 自家交流発電機 5 整流器 7 インバータ装置 8 誘導電動機 13 電力回生用コンバータ 14 抵抗 Tr トランジスタ 20 電圧検出装置 20a 直流電圧 21 電流検出装置 21a 電源電流信号 30 制御装置 E1 第1基準値 E2 第2基準値 33 電流制限用リミッタ 37 ヒステリシスコンパレータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自家交流発電機と、これに接続され直流
    電源を得る回生可能な整流装置と、該直流電源に接続さ
    れて誘導電動機を制御し、かつ該誘導電動機のエネルギ
    ーを前記直流電源へ回生可能なインバータ装置が主回路
    に備えられたエレベータにおいて、該主回路には直流電
    源の電圧検出装置と、前記インバータ装置の電流検出装
    置と、発電制動装置とを設け、前記電圧検出装置の出力
    電圧を第1基準値に制御する制御系を有し、該制御系の
    前向き要素には回生電流を制限するリミッタを備え、前
    記電圧検出装置の出力電圧が第2基準値を超えると前記
    発電制動装置を作動させるコンパレータを有する制御装
    置を備えたことを特徴とするエレベータの制御装置。
JP5271491U 1991-06-11 1991-06-11 エレベータの制御装置 Pending JPH04135568U (ja)

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Cited By (2)

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JP2010215365A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Mitsubishi Electric Corp エレベーター制御システム
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