JPH04135058U - 留守番電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポケットベルへのメッセージ転送機能を有す
る留守番電話機を提供する。 【構成】 相手方が電話機のいげたキーを押してトーン
信号を確認すると、中央処理装置１５はポケットベルへ
の転送と判断し、その後入力された番号を記憶部１３に
記憶させる。電話が切れた後、ポケットベルへの転送が
指示されている場合には、中央処理装置１５は直ちに指
定のポケットベルにダイヤルし、記憶した連絡先の番号
をポケットベルに転送する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は予め指定されたポケットベルへのメッセージ伝送機能を有する留守番 電話機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

留守番電話機は、留守中に電話があった場合、マイクロカセットテープレコー ダに相手のメッセージを録音するもので、本人が帰った後、そのテープを聞くこ とによりそのメッセージを確認できる。また、最近は、この留守番電話機にはメ ッセージ転送機能が付加されている。この機能によれば、留守中に緊急の電話が あった場合には、そのメッセージが本人に転送されることから、極めて便利であ る。

【０００３】 図４は従来の留守番電話機におけるメッセージ転送機能を説明するための流れ 図である。すなわち、相手からの電話により着信があると（ステップＳ１）、留 守番電話機は本人が留守である旨のメッセージを相手に送信し（ステップＳ２） 、続いて相手方のメッセージをマイクロカセットテープレコーダに録音する（ス テップＳ３）。そして、相手方により転送キーが押されたかどうか、すなわち転 送処理が必要か否かを判断し（ステップＳ４）、転送処理が必要でない場合（Ｎ ）には処理を終了する。また、転送処理が必要である場合（ステップＳ４；Ｙ） には、記憶部から予め指定された電話番号を読み出して、自動コールを行い（ス テップＳ５）、電話番号を送信する（ステップＳ６）。

【０００４】 ところで、最近、留守番電話機とともにポケットベルが急速に普及している。 このポケットベルにはメッセージ表示機能を有するものが多く、特定の電話機か らのコールによりメッセージが表示される。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、従来の留守番電話機では、上述のようにメッセージ転送機能は 予め指定された電話番号の電話機に対して固定のメッセージを転送できるだけで あった。このため、自宅に緊急な電話があった場合には、この留守番電話機から ポケットベルにはメッセージを転送することができず、本人が帰るまではメッセ ージが伝わらないという問題があった。

【０００６】 本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、ポケットベルに対 するメッセージ転送機能を有し、緊急なメッセージを直ちに本人に連絡すること ができる留守番電話機を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案の留守番電話機は、予め指定されたポケットベルへの転送指令を入力す る転送指示手段と、連絡先の電話番号を入力する電話番号入力手段と、前記転送 指令の有無を判断する判断手段と、前記転送指令があった場合に、前記電話番号 入力手段から入力された電話番号を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶さ れた電話番号を前記ポケットベルに転送するメッセージ転送手段とを具備してい る。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。

【０００９】 図１は本考案の一実施例に係る留守番電話機の概略構成を表すブロック図であ る。また、図２はこの留守番電話機１からメッセージが転送される本人携帯のポ ケットベル２を表している。

【００１０】 留守番電話機１は、公衆回線３を制御する網制御部１１と、この網制御部１１ に接続され、通常会話を行うための受話器１２と、記憶部（メモリ）１３と、相 手方のメッセージを録音するマイクロカセットテープレコーダ１４と、これら各 部の制御を行う中央処理装置（ＣＰＵ）１５とにより構成されている。記憶部１ ３には、本人が携帯しているポケットベル２の番号が予め記憶されるとともに、 図３に示す流れ図に沿った制御プログラムが記憶されている。

【００１１】 次に、図３を参照して本実施例に係る留守番電話機の動作について説明する。

【００１２】 自宅に電話があったとき（ステップＳ１）、中央処理装置１５は次のメッセー ジを相手方に送信する（ステップＳ２）。

【００１３】 「・・・伝言またはポケットベルに転送します。ポケットベルに転送したい方 はプッシュホンのいげたキー（♯）を押した後、相手先の電話番号を入力して下 さい。・・・」

【００１４】 相手方が電話機のいげたキーを押してトーン信号を確認すると（ステップＳ３ ；Ｙ）、中央処理装置１５はポケットベルへの転送と判断し、その後入力された 番号を記憶部１３に記憶させる（ステップＳ４）。いげたキーが押されなかった 場合（ステップＳ３；Ｎ）には、中央処理装置１５は通常の留守番電話機と同様 にマイクロカセットテープレコーダ１４に音声を録音させる（ステップＳ７）。

【００１５】 電話が切れた後、ポケットベルへの転送が指示されている場合には、中央処理 装置１５は直ちに指定のポケットベルにダイヤルし（ステップＳ５）、記憶した 連絡先の番号をポケットベル２に転送する（ステップＳ６）。ポケットベル２で はこの電話番号を表示部２ａに表示する。

【００１６】 このように本実施例の留守番電話機１では、ポケットベル２への転送機能を有 しているので、本人に対して緊急の連絡が必要な場合に極めて有用である。

【００１７】

【考案の効果】

以上説明したように本考案の留守番電話機によれば、予め指定されたポケット ベルへの転送指令を入力する転送指示手段と、連絡先の電話番号を入力する電話 番号入力手段と、前記転送指令の有無を判断する判断手段と、前記転送指令があ った場合に、前記電話番号入力手段から入力された電話番号を記憶する記憶手段 と、この記憶手段に記憶された電話番号を前記ポケットベルに転送するメッセー ジ転送手段とを備えるようにしたので、ポケットベルへの転送機能を付加するこ とができ、本人に対して緊急の連絡が必要な場合に極めて有用である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例に係る留守番電話機の構成を
示すブロック図である。

【図２】ポケットベルを表す正面図である。

【図３】図１の留守番電話機の動作を説明するための流
れ図である。

【図４】従来の留守番電話機の動作を説明するための流
れ図である。

【符号の説明】

１ 留守番電話機 ２ ポケットベル １１ 網制御部 １２ 受話器 １３ 記憶部 １５ 中央処理装置（ＣＰＵ）

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 予め指定されたポケットベルへの転送指
   令を入力する転送指示手段と、連絡先の電話番号を入力
   する電話番号入力手段と、前記転送指令の有無を判断す
   る判断手段と、前記転送指令があった場合に、前記電話
   番号入力手段から入力された電話番号を記憶する記憶手
   段と、この記憶手段に記憶された電話番号を前記ポケッ
   トベルに転送するメッセージ転送手段とを具備したこと
   を特徴とする留守番電話機。