JPH04133927A - エンドレスベルト搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、エンドレスベルトを回動ざけるための搬送装
置に係り、詳しくは、当該ベル１−の蛇行防止手段を有
する搬送装置の改良に関する。

［従来の技術］ 第７図はエンドレスベルトを記録シートの搬送に利用し
たカラー電子写真複写機の一例を示すものでおる。

具体的には、記録シート供給トレイ８ａと定着器１０と
を繋ぐ記録シー１〜８の搬送経路に駆動ロール２を含む
複数のロール２１，２２．・・・でエンドレスベルト１
　（以下、ベル１〜）を張架する一方、電子写゛真プロ
セスによってシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの
各色に対応した１〜ナー像（可視像〉を形成づ−る４組
の可視像形成ユニツｌ−９，９，・・・を上記エンドレ
スベルト１の一側に適宜間隔をおいて配設したものであ
る。各」視像形成ユニツ１〜９，９．・・・は、感光体
ドラム等の静電潜像担持体９１の周囲に帯電器９２、潜
像調き込み手段９３、現像器９４及びクリープ９５を配
置したものであり、各色の画情報に応じた１ヘナー像を
静電潜像担持体９１上に形成し、上記ベルト１によって
搬送される記録シート８に轟該トノーー像を加圧転写す
るようになっている。

従って、供給トレイ８ａから搬出された記録シート８は
、所定のタイミングでベルト１に保持された後、ベルト
１の進行に伴なって各可視像形成ユニット９，９．・・
・から順次各色トナー像の転写を受け、フルカラーのト
ナー像を担持することとなる。そして、トナー像の転写
が終了した記録シート８はベルト１から剥離された後に
定着器１０を経て排出トレイ８ｂ上に送り出され、カラ
ー記録画像の形成が終了する。

尚、第４図中、符号８１は記録シート８を所定のタイミ
ングでベルト１に吸着させるタッキングロール、符号９
６は記録シートを静電潜像担持体９１にニップするため
の押圧ロール、符号８２はベルト１表面の汚れを除去す
るクリーナ、符号７はベルト１に一定の張力を付与する
ための張力調整ロールである。

この様に複数のトナー像を記録シートに多重転写する画
像形成法では邑ズレの無い高品位の記録画像を形成する
前提として、記録シー［・か予め定められた経路上を正
確に搬送されることが重要である。それ故、記録シート
を搬送するベルトには、回動の際に幅方向の移動を生じ
ないことが必要である。

しかし、ベルトの幅方向の移動は、ベル１〜及び各ロー
ルの成形の不完全さ、ベルトを張架するロール群の平行
度等により、これを完全に防止することは実質的に不可
能である。

そこで、従来、この種の画像形成装置では、ロル上にお
けるベルトの幅方向への移動（以下、ベルトウオーク）
を規制し、ベル］・の蛇行を防止する機構が設けられて
いる。

具体的７；ｉ−機構としては、例えば、第５図に示すよ
うに円筒状剛体ロールａの両端にフランジ形状のカイト
部１／ｌ−ｂを固定したものや、第６図に示すようにロ
ールａの外周面の両端部に自由回転するガイドロールＣ
を配設したもの等が提案されている。これらの機構にお
いては、ベルトｄの端面（以下、ベルトエツジ）を上記
ガイド部４Δｂの案内面旧あるいはガイトロールＣの外
周面Ｃ１に当接さｔ！ながらベル１〜ｄの搬送が行われ
るので、ベルトｄは当該案内面ｂ１あるいは外周面Ｃ１
を基準として所定の位置に保持され、ベルトウオークが
防止される。

なお、第５図及び第６図において、符号ｅはロールａの
回転軸ａ１を支持するフレームである。

又、これとは別に、ベルトを積極的に幅方向へ移動させ
、発生したベルトウオークを補正して当該つｔ−り量を
所定の公差内に抑止する所謂アクティブステアリング方
式も提案されている。

具体的には、−のロールを他のロールに対してアライメ
ントが変更可能なステアリングロールとし、このロール
４にベルト１の補正量に応じた角度を与えることによっ
てベルト１を所定の搬送経路に導く仕組みとなっている
。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、前者の手段においては、ベルトウオフを発生さ
せようとする力（以下、寄り力）に抗してベルトを所定
の搬送経路に保持しているため、ベルトエツジには上記
寄り力に抗する反力が作用することとなる。。

そのため、ベルトは幅方向に圧縮されるような力を受け
、ベルト面に皺が発生したり、上記ガイド部材等に当接
するベルトエツジが座屈や破損等のダメージを受は易い
といった問題点が存在する。

又、後者のアクティブステアリング方式においでは、機
械的にロールのアライメントを変更覆るので、ベルトに
無理な張力が作用することもあり、ベルトウＡ−りをス
ムーズに補正することができないといった問題点が存在
する。

本発明は、この様な問題点に鑑みなされたものて゛あり
、その目的とするところは、ベルトエツジにダメージを
与えること無く、ベルトウオークを防止し得るエンドレ
スベルト搬送装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明のエンドレスベルト
搬送装置は、複数のロールによりエンドレスベルトを張
架しこれを搬送するエンドレスへルト搬送装置において
、略コ字状の保持部材に上記ロール群のうちの１のロー
ルを段設すると共に、上記保持部材にはロール軸方向に
沿ってスライド可能に且つ回転自在に支持腕を連結し、
上記保持部材と支持腕とから天秤状のロール懸架手段を
構成する一方、検出手段により出力されたベルトの幅方
向変位信号に基づいて上記支持腕を軸方向に所定量スラ
イドさせる駆動手段を設けたことを特徴とするものであ
る。

このような技術的手段において、上記ロール懸架手段と
しては、恰も、支持腕の保持部（Ａに対する連結位置を
支点とする天秤のように構成され、以下に示す動作を行
なうものであれば、その具体的構成を適宜設計変更して
差支えない。すなわち、支持腕かスライドしてその連結
位置か移動した際に、連結位置を回転中心としたモーメ
ントの釣合いを図るべく、ロールに張架したベルトの張
力分布に応じて保持部材が所定角度傾斜するような動作
である。

また、上記支持腕としては、軸方向にスライド可能に保
持部材と連結され、且つ、連結位置を中心として保持部
材と当該腕との作り出す角度を自由に変更できるもので
おれば、その連結の具体的構造等は適宜設計変更して差
支えない。又、連結腕は必ずしも剛体である必要はなく
、スプリング等の弾性部祠であっても良い。

更に、上記検出手段としては、ベルト端面の変位を検出
するものや、ベルト面に設けられた位置検出マークの変
位を読み取るもの等、その構成を適宜変更して差支えな
い。但し、前者においては、ベルト端面の真直性が検出
値に大きな影響を及ぼすので、より正確にベルトを制御
するという観点からすれば後者の検出手段によるのが好
ましい。

また、上記駆動手段としては、検出手段より出ツクされ
るベルトの変位信号に応じて支持腕を軸方向に沿って移
動できるものであれば、その構造を適宜設計変更して差
支えなく、例えば、回転運動を直線運動に変換するボー
ルスクリューを利用し、スデッピングモータやナーボモ
ータを駆動源として構成することができる。

尚、上記エンドレスベルトとしては、いかなる材質、い
かなる椙−造のものであっても差支えない。

例えば、用紙等の記録シートを搬送する半導電性の静電
吸着ベルト、転写記録装置におけるインク記録媒体、あ
るいは電子写真記録装置におけるベルト状感光体等が挙
げられる。

［作　用］ 上記技術的手段は次のように作用する。

支持腕をロール軸方向に沿って所定量スライドさせるこ
とにより、天秤状のロール懸架手段を構成する保持部材
に作用する回転モーメンｉ〜が変動するので、保持部材
は支持腕の連結位置を中心として回転を生じる。保持部
材が回転するとロールに張架されたベルトは、その幅方
向の張力分布が変動し且つロールの配設角度が変化する
ことからベルトウｔ−りを生じる。そして、所定量のペ
ルトウ４−りが生じると保持部材に作用する回転モーメ
ントが平衡を取り戻すので、保持部材の回転が止まり、
又、ベルトウオークも止まる。従って、検出手段により
検出したベルトの幅方向変位に基づき、駆動手段により
所定の距離だけ支持腕をスライドさせることにより、任
意の方向へ任意の距離だけベル１〜つ４−りが発生し、
ベルトの幅方向の動きをコントロールできる。

［実施例］ 以Ｆ、添付図面に基づいて本発明のエンドレスベルト搬
送装置を詳細に説明する。

第１図及び第２図は本発明のエンドレスベルト搬送装置
の概略構成を示すものであり、第８図に示したカラー画
像形成装置の記録シート搬送機構に適用し得るものであ
る。

具体的には、モーターＨに接続されて矢線方向に回動す
る駆動ロール２と、天秤状のロール懸架手段３に跨設さ
れてベルト１の幅方向の変位を修正するステアリングロ
ール４と、ベルト１の幅方向の変位を検出する検出手段
５と、この検出手段５により出力される制御信号に基づ
き上記ロール懸架手段３を駆動してステアリングロール
４の動きをコントロールする駆動手段６と、ベル１〜１
の搬送に伴なって回転する従動ロール２１．２２と、ベ
ルｊ〜１に一定の張力を付与する張ツノ調整［１−ルア
とによって構成され、上記ロール群によって記録シート
を担持搬送するエンドレスベルト１を張架したものであ
る。

上記ベルト１は記録シートを静電吸着力にて保持・搬送
する環状体であり、第４図に示すように、絶縁性の内層
１１と半導電性の外層１２からなる２層構造を有し、各
層１１．１２の間には一定の間隔で複数の電極１３が平
行に埋設されている。又、上記電極１３はベルトの幅方
向の端部において内層１１上に露出しており、複数のブ
ラシ給電器（図示けず）を露出部１４に１習接させて各
電極１３に通電できる仕組みとなっている。従って、配
列されたブラシ給電器に低電圧及び高電圧を交互に印加
することにより、電極１３．１３・・・の間に電界が形
成されて記録シートを外層１２表面に静電吸着すること
ができるものである。

次に、ステアリングロール４が跨設されたロル懸架手段
３であるが、当該手段３は、回転ベアリングを介してス
テアリングロール４が嵌合する略コ字状の保持部材３１
と、この保持部材３１に枢着してこれを支持する支持腕
３２とから構成され、保持部ｖｊ３１と支持腕３２との
連結点３３を回転中心として略天秤状に形成されている
。又、上記支持腕３２は、ロール４の軸方向に沿って自
在にスライド可能に保持部材３１と連結されており、連
結点３３の左右における保持部材３１の腕の長さを適宜
変更できるようになっている。

一方、上記駆動手段６は、検出手段５によって出力され
るベルト変位信局に基づき所定角度の回転運動を励起す
るステッピングモータ６１と、このモータ６１の回転運
動を直線運動に変換して上記支持腕３２をロール４の軸
方向に沿って駆動するボールねじ６２とから構成されて
いる。

また、上記検出手段５は、ベルト１の一側に配設されて
ベルトエツジとの距離を測定すると共に、測定されたデ
ータに基づいてベルト１の幅方向の変位量を演算・出力
するものであり、ベルトエツジの真直性不良による測定
誤差を排除するため、ベルトエツジの−乃至複数の特定
箇所でのみ測定を行ない、当該箇所における前回の測定
データと今回の測定データとを比較してベルト１の変位
量を演算するようにしている。

そして、このように構成された本実施例の装置にあって
は、検出手段５によって検出されたベルト１の幅方向変
位に基づき、ロール懸架手段３の支持腕３２を駆動手段
６で軸方向に所定量スライドさせることにより、ステア
リングロール４のアライメントが変動してベルトウオー
クが発生し、ベルト１の幅方向の変位を任意にコントロ
ールすることができる。

以下、添付した第３図（Ａ）〜（Ｃ）を用いてベルト変
位の修正される動作を説明する。

先ず、第３図（Ａ）は支持腕３２が保持部＋Ａ３１の軸
方向中央に連結している状態を示すものである。

この状態においてロール４に張架されたベルト１には幅
方向に−様な張力Ｔが作用しており、且つ、支持腕３２
の左右における保持部材３１の長さが共にｐであること
から、支持腕３２の連結点３３を回転中心として保持部
材３１に作用する回転モーメントは釣り合った状態にあ
る。

ここで、第３図（Ｂ）に示すように、支持腕３２をスラ
イドさせて連結点３３の左右の保持部材３１の長さを夫
々ｐ１、ｆ１２とすると回転モーメントの釣合いか崩れ
るので、保持部材３１及びステアリングロール４には矢
線△方向の回転が発生する。

このように保持部材３１が連結点３３を中心として回転
することにより、ステアリングロール４のアライメント
が変わるので、ベルト１は矢線Ｘ方向へペルトウＡ−り
を生じ、又、ベルト１の張力分布はＡ１側で大きくＡ２
側で小さくなる。そして、ベルト１の張力分布が変動す
ることによって、再度、保持部材３１に作用する回転モ
ーメントが釣合い、保持部材３１の回転及びベルトウオ
ークが止まる。

従って、本実施例によれば、駆動手段６で支持腕３２を
所定量スライドさせることによってベルト１を任意の量
だけ幅方向に変位さけ得るので、ベルトエツジにダメー
ジを与えることなくベル１〜１を所定の搬送経路に維持
することができる−しのである。

又、ステアリングロール４に作用する回転モメシトの釣
り合いによってそのアライメントが変動するので、ベル
トに無理な張力が作用することはなく、スムーズにベル
トを所定の搬送経路へ補正し得るものである。

なお、以上説明してきた本実施例のエンドレスベルト搬
送装置においては、説明の簡便化のため必要最低限の構
成についのみ説明したが、必要に応じてベルト周囲にク
リーナ等の補機類を設けても差支えないのは勿論である
。

［発明の効果］ 以上説明してきたように、本発明のエンドレスベルト搬
送装置によれば、発生したベルトの幅方向変位に基づい
てロール懸架手段を構成する支持腕を所定の距離だけス
ライドさせることにより、ベルトの幅方向の動きがコン
トロールされるので、ベルトエツジにダメージを与えこ
となく、且つ、スムーズにベルトを所定の搬送経路に維
持することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のエンドレスベルト搬送装置の第一実施
例を示す平面図、第２図は第一実施例の概略構成を示す
正面図、第３図（Ａ）乃至（Ｃ）は第一実施例に係る装
置の動作を示す説明図、第４図は第一実施例に係るエン
ドレスベルトを示す斜視図、第５図及び第６図はベルト
つｌ−りを防止するための従来の手段を示す図、第７図
は本発明を適用可能なカラー画像形成装置の一例を示す
概略図である。 ［符号説明］ １：エンドレスベルト ３：ロール懸架手段 ４ニステアリングロール ５：検出手段 ６：駆動手段 ３１：保持部材 ３２：支持腕

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数のロールによりエンドレスベルトを張架しこれを搬
   送するエンドレスベルト搬送装置において、 略コ字状の保持部材に上記ロール群のうちの１のロール
   を股設すると共に、上記保持部材にはロール軸方向に沿
   つてスライド可能に且つ回転自在に支持腕を連結し、上
   記保持部材と支持腕とから天秤状のロール懸架手段を構
   成する一方、検出手段により出力されたベルトの幅方向
   変位信号に基づいて上記支持腕を軸方向に所定量スライ
   ドさせる駆動手段を設けたことを特徴とするエンドレス
   ベルト搬送装置。