JPH04132913U - 成形パツド - Google Patents
成形パツドInfo
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- JPH04132913U JPH04132913U JP4839291U JP4839291U JPH04132913U JP H04132913 U JPH04132913 U JP H04132913U JP 4839291 U JP4839291 U JP 4839291U JP 4839291 U JP4839291 U JP 4839291U JP H04132913 U JPH04132913 U JP H04132913U
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形パッドの成形時に可動下型にセットされ
る表皮の端縁付近の垂れ下りを防止する機能を成形パッ
ドに付与する。 【構成】 箱形状の発泡成形体１の開口部１ｃ側の端面
４を被覆する表皮２の端面被覆部３にはこの端面被覆部
３が成形時に添接される成形面８ａを有する可動下型８
の内端に設けた磁石１０に磁着可能で発泡成形体１内に
インサートされた磁着体１１を取付け、成形時に磁着体
１１を磁石１０によって成形面８ａ側へ引き寄せて端面
被覆部３を成形面８ａに押し付ける。
る表皮の端縁付近の垂れ下りを防止する機能を成形パッ
ドに付与する。 【構成】 箱形状の発泡成形体１の開口部１ｃ側の端面
４を被覆する表皮２の端面被覆部３にはこの端面被覆部
３が成形時に添接される成形面８ａを有する可動下型８
の内端に設けた磁石１０に磁着可能で発泡成形体１内に
インサートされた磁着体１１を取付け、成形時に磁着体
１１を磁石１０によって成形面８ａ側へ引き寄せて端面
被覆部３を成形面８ａに押し付ける。
Description
【０００１】
この考案は一体発泡成形された発泡成形体および表皮を有する成形パッドに関
する。
【０００２】
この種の成形パッドを成形するに際し、図６に示すように、成形パッドｐのＰ
ＶＣ表皮ａを、一体発泡成形装置の固定下型ｃの成形面ｃ１と、この固定下型ｃ
の周縁部上に退避可能に載置された可動下型ｄの成形面ｄ１とにセットしてＰＶ
Ｃ表皮ａ内にポリウレタン原液を注入してから、可動上型ｅを下降させて可動上
型ｅの成形面をＰＶＣ表皮ａの内部に突入させ、ＰＶＣ表皮ａおよびポリウレタ
ン発泡成形体ｂを一体発泡成形していた。
【０００３】
上記一体発泡成形装置で成形パッドｐを成形する場合に、ＰＶＣ表皮ａを各下
型ｃ，ｄにセットしたときに可動下型ｄの成形面ｄ１に添接されたＰＶＣ表皮ａ
の端縁ａ１付近が垂れ下ってポリウレタン原液がＰＶＣ表皮ａの外側へ洩出し、
成形パッドｐの品質を低下させる不都合がある。
ＰＶＣ表皮ａの端縁ａ１付近の垂れ下りを無くすためにＰＶＣ表皮ａの端縁ａ
１をこの端縁ａ１の一部が可動下型ｄの上面に接するまで延長した場合には成形
品の取出し後不要部分をカットする必要があるので、工數が増加し、かつ表皮ａ
の歩留りが悪くなる不都合がある。
また、ＰＶＣ表皮ａの端縁ａ１を両面接着テープで可動下型ｄの成形面ｄ１に
仮止めした場合には成形パッドｐを取出すときにＰＶＣ表皮ａが接着部分でポリ
ウレタン発泡成形体ｂから剥離するおそれがある。
本考案は上記問題点を解消することを課題とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本考案の成形パッドは箱形状の発泡成形体の外面を被覆する表皮の端縁付近に
前記発泡成形体の開口部側の端面を被覆するために形成された端面被覆部にはこ
の端面被覆部が成形時に添接される成型面を有する可動下型の内端に設けた磁石
に磁着可能で前記発泡成形体内にインサートされた磁着体を、成形時に前記端面
被覆部を前記成形面に押し付けるために取付けた構成を有する。
【０００５】
箱形状の発泡成形体の外面を被覆する表皮の端縁付近に形成された端面被覆部
を成形時に可動下型の成形面にセットするに際し、前記端面被覆部に取付けられ
た磁着体を、前記可動下型の内端に設けた磁石によって前記成形面側へ引き寄せ
、前記端面被覆部を前記成形面に押し付けて前記端面被覆部が前記成形面に密接
した状態で保持する。
【０００６】
本考案は前記したように構成してあるので、成形パッドの成形に際し、表皮を
セットしたときに表皮の端面被覆部を可動下型の成形面に密接させた状態で保持
することができ、成形パッド自体に成形時の端面被覆部の垂れ下りを防止する機
能を付与して表皮の外側への発泡体原液の洩出を的確に防止し、成形された成形
パッドの品質を良化することができる。
また、表皮の端面被覆部を磁力によって成形面に押し付けるので、成形パッド
の脱型時に端面被覆部が発泡成形体から剥離する不都合を解消することができる
。
【０００７】
次に、本考案の第１実施例を図１〜図３にしたがって説明する。
始めに、成形パッドＰを成形するための一体発泡成形装置について説明すると
、この一体発泡成形装置は成形面７ａが中央部に凹状に形成された固定下型７と
、この固定下型７の周縁上およびその外方への円弧移動可能に支持されて成形時
に固定下型７の４周縁上にそれぞれ載置される４つの可動下型８と、固定下型７
の上方に上下動可能に設置されて横断面がほぼ方形状の成形面９ａを有する可動
上型９とを備えている。
【０００８】
各可動下型８にはその下面の中央部付近から内端にわたって成形面８ａがそれ
ぞれ形成されるとともに、各可動下型８の内端に凹設された切欠き部８ｂにはそ
れぞれ磁石１０が一体状に取付けられ、各成形面８ａの内端付近は磁石１０の下
面によってそれぞれ形成されている。
【０００９】
上記一体発泡成形装置によって成形される成形パッドＰには方形箱形状に成形
されて２対の側壁１ａと、各側壁１ａに連接された底壁１ｂと、各側壁１ａの先
端面間に開口された開口部１ｃとを有する発泡ポリウレタンの発泡成形体１と、
この発泡成形体１にその各側壁１ａの外壁面と底壁１ｂの外壁面とにわたって接
合されて発泡成形体１の外面を被覆するＰＶＣの表皮２とが形成され、表皮２の
端縁付近には発泡成形体１の開口部１ｃの回りの４つの端面４を被覆し、成形時
に可動下型８の成形面８ａに添接される端面被覆部３が形成されて方形枠状に連
接されている。
表皮２の各端面被覆部３の裏面には可動下型８の磁石１０に磁着可能で発泡成
形体１内にインサートされたワイヤ状の磁着体１１が成形時に端面被覆部３を可
動下型８の成形面８ａに押し付けるために各磁石１０にそれぞれ対応して取付け
られている。
【００１０】
固定下型７の４周縁上に各可動下型８を載置した状態で、所定形状に予め成形
された表皮２を各成形面７ａ，８ａに添接してセットすると、磁着体１１が磁石
１０に引き寄せられ、表皮２の端面被覆部３が可動下型８の成形面８ａに押し付
けられて密接し、端面被覆部３の垂れ下がりが阻止される。
【００１１】
この状態で表皮２内にポリウレタン原液を注入して可動上型９を下降させ、ポ
リウレタン原液を発泡させて発泡成形体１を成形し、表皮２を発泡成形体１に接
合して成形パッドＰを一体発泡成形することができる。
【００１２】
続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説明する。
本例では箱形状の発泡成形体１の外面を被覆する表皮２の端縁付近に発泡成形
体１の開口部１ｃの回りの端面４を被覆するために形成された端面被覆部３には
この端面被覆部３が成形時に添接される成型面８ａを有する可動下型８の内端に
設けた磁石１０に磁着可能で発泡成形体１内にインサートされた磁着体１１を、
成形時に端面被覆部３を成形面８ａに押し付けるために取付けてある。
【００１３】
このため、成形パッドＰの成形に際し、表皮２を固定下型７および可動下型８
にセットしたときに表皮２の端面被覆部３を可動下型８の成形面８ａに密接させ
た状態で保持することができ、成形パッドＰ自体に成型時の端面被覆部３の垂れ
下りを防止する機能を付与して表皮２の外側への発泡体原液の洩出を的確に防止
し、成形された成形パッドＰの品質を良化することができる。
【００１４】
また、表皮２の端面被覆部３を磁力によって成形面８ａに押し付けるので、成
形パッドＰの脱型時に端面被覆部３が発泡成形体１から剥離する不都合を解消す
ることができる。
【００１５】
さらに、磁着体１１が発泡成形体１内に埋め込まれているので、成形パッドＰ
の開口縁付近の剛性や形態安定性を良化することができる。
【００１６】
次に、図４，図５に示す本考案の第２実施例では発泡成形体１Ａには１対の厚
肉の側壁１ａＡと、１対の薄肉の側壁１ａＢとが形成され、表皮２Ａの端縁には
厚肉の側壁１ａＡの先端の端面４Ａを被覆する２対の広幅端面被覆部３Ａと、薄
肉の側壁１ａＢの先端の端面を被覆する細幅端面被覆部３Ｂとが形成されている
。
【００１７】
表皮２Ａの両広幅端面被覆部３Ａの裏面には可動下型８の磁石８ａに磁着可能
な型鋼状の磁着体１１Ａが成形時に広幅端面被覆部３Ａを可動型８の成形面８ａ
に押し付けるためにそれぞれ取付けられ、この両磁着体１１Ａは発泡成形体１Ａ
内にインサートされている。
【００１８】
とくに、本例では成形時における広幅端面被覆部３Ａの垂れ下りの防止と同時
に、成形パッドＰを補強して成形パッドＰの強度特性を良化することができる。
【図１】本考案の第１実施例を示す成形パッドの縦断面
図である。
図である。
【図２】同じく、斜視図である。
【図３】成形パッドを成形した状態を示す縦断面図であ
る。
る。
【図４】本考案の第２実施例の成形パッドを成形した状
態を示す縦断面図である。
態を示す縦断面図である。
【図５】第２実施例の成形パッドの斜視図である。
【図６】従来の成形パッドを成形した状態を示す縦断面
図である。
図である。
１，１Ａ 発泡成形体
２，２Ａ 表皮
３，３Ａ 端面被覆部
８ 可動下型
１０ 磁石
１１ 磁着体
Ｐ 成形パッド
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所
Ｂ２９Ｌ 22:00 4Ｆ
31:58 4Ｆ
Claims (1)
- 【請求項１】 箱形状の発泡成形体の外面を被覆する表
皮の端縁付近に前記発泡成形体の開口部側の端面を被覆
するために形成された端面被覆部にはこの端面被覆部が
成形時に添接される成型面を有する可動下型の内端に設
けた磁石に磁着可能で前記発泡成形体内にインサートさ
れた磁着体を、成形時に前記端面被覆部を前記成形面に
押し付けるために取付けたことを特徴とする成形パッ
ド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4839291U JPH04132913U (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 成形パツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4839291U JPH04132913U (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 成形パツド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04132913U true JPH04132913U (ja) | 1992-12-10 |
Family
ID=31926938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4839291U Pending JPH04132913U (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 成形パツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04132913U (ja) |
-
1991
- 1991-05-28 JP JP4839291U patent/JPH04132913U/ja active Pending
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