JPH03584Y2 - - Google Patents

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JPH03584Y2
JPH03584Y2 JP1984061480U JP6148084U JPH03584Y2 JP H03584 Y2 JPH03584 Y2 JP H03584Y2 JP 1984061480 U JP1984061480 U JP 1984061480U JP 6148084 U JP6148084 U JP 6148084U JP H03584 Y2 JPH03584 Y2 JP H03584Y2
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inner cylinder
cap
elastic material
opening
cylinder
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JP1984061480U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、ストラツト・マウントに於けるダ
ストシールキヤツプの取付け構造の改良に関する
ものである。
〔従来技術〕
従来、サスペンシヨン式のストラツト・マウン
トに使用されるキヤツプとしては、例えば実開昭
57−200406号公報や、実開昭58−30051号公報に
開示されているように、ストラツトに内装された
ピストンロツドの上端に、ボールベアリングを覆
うように筒状の内筒が装着され、そして内筒の上
端開口部には、該内筒内に塵や泥等が侵入しない
ようにキヤツプが被嵌されている。
然し乍ら、上記のような従来のキヤツプは、内
筒に対する取付け性確保の為にスリツトが設けら
れていたり、コストダウンを図るために全体を合
成樹脂材により一体的に成形され、内筒内への泥
水等の侵入については特に対策が施されていなか
つた。
この為、例えばストラツト・マウントの上部に
水や泥水等が溜つた状態で走行し、ストラツト・
マウントの変形によつてキヤツプと内筒との間に
隙間ができた場合、この間隙から内筒内に水や泥
水等が侵入してボールベアリングを錆びらせた
り、破損させると言う問題があつた。
更に別の公知技術として実開昭59−10538号公
報、実公昭50−1215号公報の考案が提案されてい
る。
実開昭59−10538号公報に記載された考案は、
ストラツト・サポート部の外筒と内筒との間にゴ
ム層を設け、前記外筒の開口部を全面的に覆うキ
ヤツプをピストンロツドの先端に設けた円柱部材
に嵌合し、この円柱部材にボルトを螺合して固定
したものである。しかし、この構造のストラツ
ト・インシユレーターはピストンロツドの上部に
更に円柱部材を設け、この円柱部材を利用してキ
ヤツプを固定するものであり、このキヤツプが大
型化する上に、このキヤツプに力が作用するので
合成樹脂成形品で製作することが出来ない上に、
ピストンロツドの上端部を複雑な形状に加工する
必要があり、更に部品点数が増加するという問題
がある。また、内筒の端部の内外面に弾性材の層
を形成し、この層の弾性力を利用してキヤツプと
確実に係合してシール性を向上する技術は開示し
ていない。
また、実公昭50−1215号公報に記載された考案
はピストンロツドの上部に下向きに拡開された下
側内殻と、この下側内殻上に積層され、上向きに
拡開された皿状の上側内殻と、これらの上下の内
殻と車体側に固定される外殻との間に弾性体を設
け、前記上側内殻の開口部をキヤツプで閉止した
ものである。
しかし、このストラツト・マウント構造は2個
の上下の内殻が必要である等の点においてかなり
多数の部材を必要とする。そして肝心なことは、
上側内殻とキヤツプとの間にゴムからなる弾性体
の層を形成し、その弾性体に密着する嵌合部を有
するキヤツプを使用していないために耐水性に劣
ると言う問題がある。また、この構造のストラツ
ト・マウントはボールベアリングを介して上下内
殻を設けていないので、前記弾性体に過大な力が
作用し、この弾性体を短時間内に損傷するという
問題がある。
〔考案の目的〕
この考案は、前記従来の装置が内筒内へ泥水が
侵入するという問題点を解消するために得られた
ものであつて、その目的とするところは内筒内に
水や泥水が侵入しないように内筒の上端開口部に
ゴム層を形成し、この開口部に嵌合するキヤツプ
側に前記ゴム層を押圧してシール機能を発揮する
リツプを形成した泥水とダストの侵入を防止する
ことのできるストラツト・マウントに於けるダス
トシールキヤツプの取付け構造を提供するもので
ある。
〔考案の構成〕
前記目的を達成するためのこの考案は、ピスト
ンロツドの先端部に固定したボールベアリングを
介して上端が開口された内筒を支持し、この内筒
と車体側の外筒との間に弾性材を設け、該弾性材
は前記内筒の端部の上面と開口部近傍の内面を覆
つており、更に該開口を閉止するキヤツプは、開
口を閉止するキヤツプ部と前記内筒の内面に形成
した弾性材に嵌合する嵌合部とこの嵌合部の端部
に突出して前記弾性材に押圧密着するリツプ部と
から構成して成るストラツト・マウントに於ける
ダストシールキヤツプの取付け構造である。
即ち、ボールベアリングを介してピストンロツ
ドの端部に支持された内筒の上端部の上面と内面
の一部をこの内筒の外面に固定したゴム層によつ
て被覆したもので、特に内筒の内面に形成したゴ
ム層にキヤツプの嵌合部を嵌合させ、更にこの嵌
合部に設けたリツプによつて前記ゴム層を押圧し
てシールするように構成したものである。
〔考案の実施例〕
以下添付図面に基いて、この考案の実施例を説
明する。
第1図はこの考案を実施したサスペンシヨン式
のストラツト・マウント1の正面図を示し、この
ストラツト・マウント1は、シヨツクアブソーバ
2を内装したストラツト3と、このストラツト3
の下部を支持するロアーアーム4と、シヨツクア
ブソーバ2に設けられたアツパシート5とロアー
シート6との間に取付けられたコイルスプリング
7及びストラツト3の上端に取付けられたマウン
テイングブロツク8とから構成されている。
前記マウンテイングブロツク8は、第2図に示
すようにシヨツクアブソーバ2のピストンロツド
9の上端部にボールベアリング9aを介して内筒
10が装着され、この内筒10の外周面と図示し
ない車体側に固定される外筒11との間には硬質
ゴム等から成る弾性材(インシユレータ)12が
加硫接着されると共に、前記内筒10の上端開口
部10aには、ダストシール用のキヤツプ13が
着脱自在に被嵌されている。
また上記内筒10の上端開口部10aの内周壁
には、第3図に示すように前記内筒10の外周面
に設けられた弾性材(インシユレータ)12を内
筒10の内側に回り込ませて一定の厚さのシール
部12aが形成されている。
また、前記キヤツプ13は、第3図及び第4図
に示すように頭部13aと嵌合部13bとがゴム
材等により一体的に成形され、この嵌合部13b
の外周面には、前記内筒10の開口内周壁に形成
されたシール部12aと常に弾性的に密着するリ
ツプ部14が設けられている。
従つて、第2図に示すように内筒10の上端開
口部10aにキヤツプ13を被嵌した状態では、
内筒10の内周壁に設けたシール部12aとキヤ
ツプ13のリツプ部14とが弾性的に密着するの
で、内筒10内は密閉状態となる。
従つて、車両の走行時にストラツト・マウント
1が変形しても内筒10のシール部12aにキヤ
ツプ13のリツプ部14が追従して常に密着する
ので、内筒10の内周壁とキヤツプ13との間に
は間隙ができず、ストラツト・マウント1の上部
に溜る水や泥水等が内筒10内に侵入するのを有
効に防止出来るものである。
〔考案の効果〕
この考案に係るストラツト・マウントに於ける
ダストシールキヤツプの取付け構造は、ピストン
ロツドの先端部に固定したボールベアリングを介
して上端が開口された内筒を支持し、この内筒と
車体側の外筒との間に弾性材を設け、該弾性材は
前記内筒の端部の上面と開口部近傍の内面を覆つ
ており、更に該開口を閉止するキヤツプは、開口
を閉止するキヤツプ部と前記内筒の内面に形成し
た弾性材に嵌合する嵌合部とこの嵌合部の端部に
突出して前記弾性材に押圧密着するリツプ部とか
ら構成されており、次の効果を奏することができ
る。
キヤツプ嵌合部に設けたリツプ部を内筒の上端
部と内面まで延長して設けた弾性材からなるシー
ル部に圧接するようにしたので、車両の走行時に
ストラツト・マウントが変形しても内筒の上端開
口部に設けられたシール部にキヤツプのリツプ部
が常に追従して密着している。
従つて、内筒の上端開口部とキヤツプとの間に
は間隙ができることを防止でき、ストラツト・マ
ウントに溜まる水や泥水、更には粉塵等が内筒内
に侵入することを防止できる。
その結果、内筒内に収容されているボールベア
リング等を錆付かせたり、破損させたりしてスト
ラツト・マウントの寿命が短縮されることを防止
することができる。
この考案は、従来の弾性材からなるシール部を
内筒の上端部とこの上端の近傍の内面まで延長さ
せ、そしてキヤツプの嵌合部の形状を若干変更し
てリツプを形成するだけで前記効果を奏すること
ができるので、僅かな改良によつて多大の効果を
奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施したストラツト・マウ
ントの正面図、第2図は第1図に於けるマウンテ
イングブロツクの拡大断面図、第3図は第2図の
A部に於ける拡大断面図、第4図はキヤツプの斜
視図である。 1……ストラツト・マウント、9……ピストン
ロツド、10……内筒、10a……開口部、12
……弾性材、12b……シール部、13……キヤ
ツプ、13b……嵌合部、14……リツプ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストンロツドの先端部に固定したボールベア
    リングを介して上端が開口された内筒を支持し、
    この内筒と車体側の外筒との間に弾性材を設け、
    該弾性材は前記内筒の端部の上面と開口部近傍の
    内面を覆つており、更に該開口を閉止するキヤツ
    プは、開口を閉止するキヤツプ部と前記内筒の内
    面に形成した弾性材に嵌合する嵌合部とこの嵌合
    部の端部に突出して前記弾性材に押圧密着するリ
    ツプ部とから構成して成るストラツト・マウント
    に於けるダストシールキヤツプの取付け構造。
JP6148084U 1984-04-27 1984-04-27 ストラツト・マウントに於けるダストシ−ルキヤツプの取付け構造 Granted JPS60173742U (ja)

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JP6148084U JPS60173742U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 ストラツト・マウントに於けるダストシ−ルキヤツプの取付け構造

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JP6148084U JPS60173742U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 ストラツト・マウントに於けるダストシ−ルキヤツプの取付け構造

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JPS60173742U JPS60173742U (ja) 1985-11-18
JPH03584Y2 true JPH03584Y2 (ja) 1991-01-10

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JP6148084U Granted JPS60173742U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 ストラツト・マウントに於けるダストシ−ルキヤツプの取付け構造

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JP4515338B2 (ja) * 2005-06-20 2010-07-28 本田技研工業株式会社 キャップ
KR101299107B1 (ko) * 2011-08-11 2013-08-28 주식회사 만도 인슐레이터 캡 및 그 제조 방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS501215U (ja) * 1973-04-30 1975-01-08
JPS5910538B2 (ja) * 1978-08-07 1984-03-09 株式会社ユアサコーポレーション ニツケル−カドミウムアルカリ蓄電池

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JPS5910538U (ja) * 1982-07-12 1984-01-23 スズキ株式会社 ストラツト・インシユレ−タ−

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JPS60173742U (ja) 1985-11-18

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