JPH04127374A - 対話型パラメトリツク図形処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパラメトリックに図形処理を行なう対話型ＣＡ
Ｄシステムにおいて、表示された図形の形状変更を行な
う時の、図形形状と形状に与えられた変数名、および、
変数値との相互関係の確認方法に関する。

〔従来の技術〕

現在のＣＡＤシステムにおいて作成できるパラメトリッ
ク図形は、その形状や配置、大きさ、各形状要素の接続
関係などを複数の変数の組合わせによって構成されてい
る。従って、ユーザはそれら変数の関係を認識したうえ
で数値を与え、パラメトリック図形を作りあげている。

その後、図形の配置や大きさを変更する場合は、あらか
じめどの変数の値を変更すれば良いかを机上で確認して
おき、該当する変数の値を変えて図形を作っていく。そ
の場合は、その変数の値を変えたことによって与える他
要素への影響も十分考慮する必要がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、従来技術の問題点は、パラメトリック図形の作
成、変更に伴う確認作業の全てをユーザが手作業で行な
わなければならない点にある。

特に、完成したパラメトリック図形を変更しようとする
場合、形状が単純であれば確認作業も容易に進むが、複
雑な形状であった場合は、それを構成している変数式を
、遂−１解析し、変更が必要な変数名を探し出さなけれ
ばならない。また、同一変数を複数の形状要素にわたっ
て定義している場合、その変数の値を変更したために各
要素がどのように変化するかを予想し適切な数値を与え
なければならない。

これらの確認作業は費やす時間も多く、作業も複雑であ
る。本格的なパラメトリック図形の利用率が低い要因の
一つになっている。

本発明の目的はパラメトリック図形の形状と変数名、お
よび、変数値との相互関係を、自動的に目視確認可能な
形に表現することのできる対話型パラメトリック図形処
理方法を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的を達成するために、本発明は図面上に表示した
図形形状に、形状要素を決定している変数名を付随させ
、さらに、変数名と変数値を同一画面上に表示した。

また、同一画面上に表示された変数値が、図形形状のど
の要素と、どの変数名に影響を与えるかを目視確認でき
るようにするために関連する要素と変数名の表示状態を
変更する。

〔作用〕

パラメトリック図形の形状要素と、形状要素を決定して
いる変数名および変数値との関係付けを、同一画面上で
表示状態を変更することにより、利用者が目視確認でき
るので、図形変更で対象外の変数値の変更による誤った
図形変更を防ぐことができる。

〔実施例〕

以下に本発明の実施例を示す。

第１図にパラメトリック図形処理を行なう装置の構成を
示す。データ入力部１より必要なデータを入力し、デー
タ処理部２で計算する。その結果。

作成された図形データおよび寸法データはデータ表示部
４に表示しく第２図）、同時にメモリ３へ格納する。メ
モリには変数名や変数値９図形を構成する変数式なども
格納する。

まず、形状指示による変数名確認方法について第３図を
用いて説明する。初めに確認の対象となる図形データを
メモリ内より取り出し、データ表示部４衷示する（ステ
ップ１００）、これによって、第２図の情報が表示され
る。第２図において、１１はデータ表示部４の画面内の
パラメトリック図形表示領域であり、１２はその画面内
の変数名表示領域である。その中から確認したい要素を
データ入力部より指示する（ステップ１０１）。指示さ
れた要素の種別を調べ（ステップ１０２）、その要素が
形状だった場合はその要素が持っている識別番号と同一
識別番号を持つ変数式をメモリ内より取り出す（ステッ
プ１０３）。その後、変数式の中で使われている変数名
を取り出す（ステップ１０４）。

指示された要素種別が寸法値だった場合は、その要素が
持っている識別番号をキーにしてメモリ内にある寸法デ
ータの中から該当する寸法値管理データを探し出す（ス
テップ１０５）。該当する寸法値管理データを取り出し
くステップ１０６）、さらにその中で定義している変数
名を取り出す（ステップ１０７）。

取り出した変数名を表示するための領域をデータ表示部
内に作成しくステップ１０８）、その中に変数名を表示
して知らせる（ステップ１０９）。

次に、変数名指示による形状確認について第５図を用い
て説明する。初めに確認の対象となる図形データをメモ
リ内より取り出し、データ表示部へ表示する（ステップ
２００）。第４図の情報が、表示される。次に、変数名
表示領域をデータ表示部内へ生成しくステップ２０１）
、その中に先に表示した図形（第４図）と関連のある変
数名をメモリ内より取り出し表示する（ステップ２０２
）。

その中から確認したい変数名をデータ入力部より入力す
る（ステップ２０３）。図形を構成している変数式をメ
モリより取り出し、その中から、指示された変数名と同
一の変数名を使用している変数式を探しくステップ２０
４）、該当する変数式と対応している形状要素の表示色
を変更して知らせる（ステップ２０５）。

最後に変数名指示による寸法値確認について第７図を用
いて説明する。初めに確認の対象となる図形データをメ
モリ内より取り出し、データ表示部へ表示する（ステッ
プ３００）。これによって、第６図の情報が表示される
。次に、変数名表示領域をデータ表示部内に生成しくス
テップ３０１）、その中に先に表示した図形と関連のあ
る変数名をメモリ内より取り出しデータ表示部へ表示す
る（ステップ３０２）。その中から確認したい変数名を
データ入力部より指示する（ステップ３０３）。

現在表示中の寸法情報の中で、指示された変数名と同一
の変数名を定義している寸法情報をメモリ内より探しく
ステップ３０４）、該当する寸法情報と対応している表
示中の寸法線および寸法値の表示色を変更して知らせる
（ステップ３０５）。

〔発明の効果〕

本発明によれば、 （１）パラメトリック図形を構成している変数式と変数
名の関係を全て把握していな（ければ、正しくパラメト
リック図形の作成、変更はできなかったが、本発明によ
りその関連の情報は操作段階で確認できるようになる。

その結果、利用者自身が行っていた確認作業を省略する
ことができる。

（２）ある変数名の値を変更したために与える各形状へ
の影響確認は、（１）と同様、利用者自身が操作の準備
作業として確認作業を行っており、作業途中での確認漏
れや認識の誤りにより不適切な図形となってしまうこと
が多かった。本発明により事前に影響を受ける要素を簡
単に把握することができ、変更作業もスムーズに行なえ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のパラメトリック図形処理装
置のブロック図、第２図は形状指示による変数名確認方
法表示説明図、第３図は形状指示による変数名確認方法
のためのフローチャート、第４図は変数名指示による形
状確認方法表示説明図、第５図は変数名指示による形状
確認方法のためのフローチャート、第６図は変数名指示
による寸法確認方法表示説明図、第７図は変数名指示に
よる寸法確認方法のためのフローチャートである。 １・・・データ入力部、２・・・データ処理部、３・・
・メモリ、４・・・データ表示部、１１−・・・パラメ
１〜リック図形表示領域、１２・・変数名表示領域。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、対話型パラメトリック図形処理方法において、図形
   の形状と前記形状に与えられた変数名および変数値を画
   面に表示し、前記形状と前記変数名および前記変数値と
   の相互関係を目視できるようにしたことを特徴とする対
   話型パラメトリック図形処理方法。 ２、請求項１において、前記画面に表示された前記図形
   の形状要素を入力装置で指定し、前記形状を決定してい
   る変数名と変数値を表示し、表示された変数値の中から
   確認したい変数値を入力装置で指定することを特徴とす
   る対話型パラメトリック図形処理方法。